JP2008180963A - 回折光学素子及びそれを有する光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回折格子の格子面へ蒸着される反射防止膜の膜厚が不均一であっても、高い回折効率が得られる回折光学素子を得ること。
【解決手段】 鋸歯状の格子面を備えた回折格子を有する透過型の回折光学素子において、前記格子面には反射防止膜が蒸着されており、該反射防止膜の膜厚が一定であるとして算出される参照面と前記格子面の任意の位置との間隔をDb、前記回折格子の屈折率をNb、前記格子面の格子の頂点における前記反射防止膜の膜厚をD、前記反射防止膜の任意の位置における膜厚をDx、前記反射防止膜の屈折率をNc、波長をλ、回折次数をmとしたとき、
│(Nb−1)×Db−(Nc−1)×(D−Dx)│<mλ/5
を満足するように前記格子面の形状を前記参照面の形状とは異ならせたことを特徴とする回折光学素子。
【選択図】図4

Description

本発明は回折光学素子に関し、特に複数の波長あるいは帯域光で使用するのに好適な回折光学素子及びそれを用いた光学系に関する。
光学系の色収差を低減する方法として光学系の一部に回折光学素子を設ける方法が知られている(非特許文献1,特許文献1〜3)。
回折光学素子を光学系に用いるときには使用波長域全域において設計次数の光線の回折効率が十分に高いことが望ましい。設計次数とは異なる回折次数を持つ光線はフレア光になってしまうためである。
また、回折光学素子の表面における反射光がフレア光となることを防ぐために、回折格子の表面(格子面)には反射防止膜が蒸着される。しかし、回折格子の格子面に反射防止膜が不均一に付着すると、回折格子の凹凸パターンが変形して回折効率が低下してしまう。
このような回折格子の凹凸パターンの変形を補正するようにした回折光学素子の製造方法が知られている(特許文献4)。特許文献4では回折格子の型(凹凸パターン)を予め理想形状(設計形状)より歪ませておくことにより、膜を蒸着した後に回折格子の型形状が理想形状となるようにしている。
SPIE Vol.1354 International Lens Design Conference (1990) 特開平4−213421号公報 特開平6−324262号公報 米国特許第5044706号 特開平11−48355号公報
回折光学素子を光学系に用いると、特に空気と接している回折格子の表面から反射光が生じて、ゴースト光やフレア光となり画像を劣化させる。このため多くの回折光学素子では回折格子の格子面に反射防止膜を蒸着している。このとき、回折効率の低下を防ぐためには、格子面に反射防止膜を均一に蒸着することが必要である。
一般に、反射防止膜は、蒸着機を用いて回折格子の格子面に蒸着される。このとき、回折格子の谷部が蒸着機の蒸着源に対して影になることで、回折格子の谷部の膜厚が薄くなり、膜厚が不均一となる。特に、曲率半径が小さいレンズ面に回折格子が設けられる場合は、格子面全体に反射防止膜を均一に蒸着するのが困難である。
特許文献4では回折格子の保護膜が不均一になることを想定して、凹凸パターンに保護膜を形成した後の最終的な形状が理想形状となるように凹凸パターンを決定している。
しかし、反射防止膜の屈折率は、回折格子の屈折率とは異なるため、反射防止膜を蒸着した最終的な形状が理想形状であるとしても、透過型の回折光学素子においては、屈折率の違いによって光路長が設計からずれてしまい、回折効率が低下してしまう。
本発明は、回折格子の格子面への反射防止膜の蒸着が不均一であっても、高い回折効率が得られる回折光学素子を提供することを目的とする。
鋸歯状の格子面を備えた回折格子を有する透過型の回折光学素子において、前記格子面には反射防止膜が蒸着されており、該反射防止膜の膜厚が一定であるとして算出される参照面と前記格子面の任意の位置との間隔をDb、前記回折格子の屈折率をNb、前記格子面の格子の頂点における前記反射防止膜の膜厚をD、前記格子面の任意の位置における前記反射防止膜の膜厚をDx、前記反射防止膜の屈折率をNc、波長をλ、回折次数をmとしたとき、
│(Nb−1)×Db−(Nc−1)×(D−Dx)│<mλ/5
を満足するように前記格子面の形状を前記参照面の形状とは異ならせたことを特徴とする。
反射防止膜の膜厚が不均一であっても、高い回折効率が得られる透過型の回折光学素子を得ることができる。
図1は回折光学素子の正面図である。1は透過型の回折光学素子であり、2は格子部2aが輪帯状に形成されている回折格子である。回折格子2は、格子部2aのピッチを細かくすることで光学的パワーを強くすることができる。また、格子部2aのピッチを輪帯の位置により変化させることで非球面効果を得ることもできる。Laは光軸である。
図2は回折光学素子1の断面図である。3、4は共にレンズである。5は第1の回折格子であり、レンズ3に設けられている。6は第2の回折格子であり、レンズ4に設けられている。一般に、回折格子5、6はUV硬化樹脂で形成されており、成形用の型を使用したレプリカ成型により製造される。7は空気層である。
図7は、従来の設計方法にて形成した第1の回折格子10および第2の回折格子11の説明図である。10bは第1の回折格子10の格子部10aの壁面、11bは第2の回折格子11の格子部11aの壁面である。10cは格子部10aの谷部、11cは格子部11aの谷部である。10dは格子部10aの頂点、11dは格子部11aの頂点である。105は入射光線である。12は空気層である。
図15は反射防止膜を回折格子に蒸着するための蒸着機191の概略図である。図7に示す第1の回折格子10および第2の回折格子11に反射防止膜を蒸着する場合には、格子部10a、11bが蒸着源に対向するように配置される。5は第1の回折格子10や第2の回折格子11などの蒸着対象物である。192は蒸着源、193は蒸着対象物を固定する蒸着笠、194は蒸着笠193の回転軸である。
蒸着源192は回転軸194から離れた位置に配置されており、通常の蒸着対象物5においては、蒸着笠193が回転して蒸着対象物の位置が変わることにより膜厚が均一化される。しかしながら、回折格子の表面(格子面)に蒸着を行う場合には、格子部による影の部分が蒸着笠193の回転によって伸びたり縮んだりするため、格子面の広い範囲で膜厚が不均一になる。特に、格子部の谷部10c、11cでは蒸着源192に対して影になるために蒸着膜の膜厚が薄くなる。
図6は、第1の回折格子10に反射防止膜を蒸着するときの拡大説明図である。83は反射防止膜を構成するコーティング材料の第1の回折格子10への入射方向である。このように、格子部10aの谷部10cが頂点10dの影になりコーティング材料が付着しにくい。
図3は、従来の設計方法にて形成した格子部10aの壁面10b付近の拡大図であって、反射防止膜が不均一に蒸着されている状態を示している。31は反射防止膜である。格子部10aの谷部10cに近づくにつれて反射防止膜31の膜厚が薄くなり、谷部10c付近においては全く反射防止膜31が付着しない部分34が存在する。10eは格子面である。
このような回折格子は、格子面の凹凸パターンが理想形状(設計形状)から変形してしまっているため、回折効率が低下して、不要回折光によるゴースト光が発生してしまう。
図5は回折格子10の回折効率の説明図である。ほぼ100%の回折効率を示している曲線72は、反射防止膜が均一の膜厚で蒸着されたときの回折効率である。これに対して曲線71は、膜厚が300nmの反射防止膜が幅8μmにわたって不均一な膜厚で蒸着されたときの回折効率である。反射防止膜の膜厚が不均一であることによって、曲線71の短波長側で87%、長波長側で94%程度に回折効率が低下する。
そこで、本発明の実施例にかかる回折光学素子1は、鋸歯状の格子部5a、5bを有する第1の回折格子5および第2の回折格子6をそれぞれレンズ3およびレンズ4上に形成した透過型の回折光学素子であって、以下に説明される特徴を有する。
図4は本発明の実施例1にかかる回折光学素子1の格子部5aの拡大説明図である。格子部5aの格子面5eには反射防止膜41が蒸着されている。5fは壁面5b付近の補正部であって、反射防止膜41が回折格子の格子面5eに均一な膜厚で蒸着されるとして設計される参照面(破線で図示されている)とは格子面5eの形状を異ならせている部分である。格子面5eの参照面に対する距離Dbは、頂点5dから谷部5cに向かって減少し、谷部5cの近傍(壁面5bの近傍)で増大する。
これは、蒸着される反射防止膜の不均一な膜厚を予め補正するように、格子面5eの形状を谷部5cに近づくにつれて変形させて補正部5fを形成したものである。格子面5eの形状を、回折格子5の材料の屈折率を考慮して変化させることにより、不均一な膜厚により生じる光路長の誤差を正確に補正することができる。
具体的には、以下の条件式を満足するように格子面5eの形状を参照面の形状と異ならせて補正するのがよい。
│(Nb−1)×Db−(Nc−1)×(D−Dx)│<mλ/5
なお、反射防止膜の膜厚が一定であるとして算出される参照面と格子面の任意の位置との間隔をDbとする。回折格子5の屈折率をNbとする。頂点5dにおける反射防止膜41の膜厚をDとする。反射防止膜41の任意の位置における膜厚をDxとする。反射防止膜41の屈折率をNcとする。波長をλ、回折次数をmとする。
反射防止膜41の屈折率Ncは格子部5aの材料の屈折率Nbより高いため、補正部5fの頂点近傍の厚さは、反射防止膜41の膜厚Dよりも厚くなっている。
また、反射防止膜41は頂点5dから途中までは、蒸着時に頂点5dの影になる影響がほとんどないため、ほぼ一定の膜厚Dとなり、途中から谷部5cに向けて徐々に膜厚Dxが減少する。
数式2において、左辺が0の時に回折効率が最大となるが、式の範囲を超えると、回折効率が低下し、フレアが生じるためよくない。
本実施例においては、第1の回折格子5と第2の回折格子6を有する積層型の回折光学素子について説明したが、回折格子が一つである単層型の回折光学素子に本発明を適用することもできる。
図8は本発明の実施例2の回折光学素子の説明図である。111は第1の回折格子、112は第2の回折格子である。113は第1の回折格子111の格子部111aの格子面である。114は第2の回折格子112の格子部112aの格子面である。117は回折光学素子1の空気層である。115は第1の回折格子111の格子部111aの一部を変形させた補正部であり、116は第2の回折格子112の格子部112aの一部を変形させた補正部である。
本実施例の回折光学素子は、広い波長域にわたり良好な回折効率を得ることができる積層型の回折光学素子であって、空気層117と接する回折格子111、112の格子面113、114に対して反射防止膜を蒸着する必要がある。回折効率の低下を防ぐために、実施例1と同様に、第1の回折格子111および第2の回折格子112の谷部の格子面を予め変形している。
本実施例では、谷部111c、112cが浅くなる方向に補正しており、型加工の上で有利であることを特徴としている。この理由を回折光学素子の製造過程に基づいて説明する。
図13及び図14は回折光学素子のレプリカ成形による製造過程の説明図である。
図13において161は紫外線光源(UV光源)である。162は第1の回折格子111の材料である第1のUV硬化樹脂である。163は回折格子111を成型するための金型である。
164は回折格子111の谷部111c、165は回折格子111の頂点111dに対応している。UV硬化樹脂162の滴下装置により回折格子111の金型163上に未硬化状態のUV硬化樹脂162を滴下し、回折格子111のベースガラス(基板)を、基板表面をカップリング処理した上でUV硬化樹脂162に押し付ける。これにより未硬化のUV硬化樹脂162を平坦化する。この状態で高圧水銀ランプ等の紫外線光源161により、紫外線を照射することでUV硬化樹脂162を硬化させる。
図14は図13において、金型163とUV硬化樹脂162の離型後の第1の回折格子111の状態を示した説明図である。111cは第1の回折格子111の格子部111aの谷部である。111dは第1の回折格子111の格子部111aの頂点である。
回折格子111用の金型163は、回折格子111の谷部111cが浅くなる方向に変形されている。つまり、金型163は、格子部111aの頂点163dを低くする方向へ変形されている。
一般に、金型はダイヤモンドバイトの切削加工により加工されるため、金型の格子部163aの頂点163dを低くする加工はダイヤモンドバイトと金型の干渉の問題も無く比較的容易である。逆に、金型163の谷部163cを加工することにより回折効率を補正する方法も考えられる。しかしながら、この方法は型加工を行う上では金型を掘り込む方向に加工する必要があり、ダイヤモンドバイトと金型の干渉により、掘り込める深さ及び角度に制限が生じ、加工が比較的困難となる。
図10は本発明の実施例3の説明図である。図10において131は第1の回折格子、132は第2の回折格子である。131cは第1の回折格子131の格子部131aの谷部、132cは格子部132aの谷部、131dは格子部131aの頂点、132dは格子部132aの頂点である。
第1の回折格子131においては谷部131cも頂点(山部)131dのいずれについても格子部132aの格子面の形状は設計値(参照面の形状)から変更していない。
一方、第2の回折格子132は、その谷部132cと頂点132dのいずれについても格子形状を変形させている。頂点132dはより高くする方向に変形させ、谷部132cはより深くする方向に変形させている。
本実施例では、第1の回折格子131において反射防止膜の膜厚が不均一になっているところを、第2の回折格子132において、第1の回折格子131により生じる補正を含めて予め補正していることを特徴としている。
すなわち、第1の回折格子131の谷部131cの反射防止膜が薄くなることにより生じる光路長の誤差を第2の回折格子132の頂点132dを高くすることで補正し、回折効率の低下を良好に補正している。本実施例によれば、一方の金型を加工するだけで補正することができるため有効である。
図9は本発明の実施例4の説明図である。121は実施例4の回折格子の成型用いられる金型である。122は金型121の変形部分、123は金型121の変形部分122の幅、124は金型121の変形部分の高さである。
実施例4においては、回折格子の格子部の谷部を浅くする方向に補正するため、金型121の格子部121aの頂点122を取り除く方向に加工する。
図11は輪帯番号に対する格子部の変形部分の幅123の変化を示すグラフである。なお、輪帯番号は、回折格子の格子部の内側の輪帯から外側の輪帯に向かって増加する。
図12は輪帯番号に対する金型の頂点の高さ124の変形量を示すグラフである。
図11、図12に示したように輪帯番号が増加するにしたがって変形部分の幅123と変形部分の高さ124の変形量のいずれも増加している。これは、回折格子の格子部の輪帯番号が増加するにしたがって、蒸着時における格子部の影が増加し、反射防止膜の膜厚の誤差が増加することによる。
また、回折格子の基板(レンズ等)の曲率半径と蒸着機の配置によっては、光軸付近の膜厚が厚く、光軸から離れるに従って薄くなる場合もある。このような場合には格子部の谷部に発生する膜厚の誤差は光軸から離れるに従って小さくなる。このような場合には、光軸から離れるに従って補正する厚みを薄くすればよい。
以上のように、各実施例の回折光学素子では、格子面上にコーティング材料(反射防止膜)を蒸着している。そして反射防止膜の膜厚の誤差を補正するように、予め回折格子の格子面(特に、格子部の頂点又は谷部)の形状を膜厚の誤差により生じる光路長差に基づいて参照面の形状から変形させている。
このときの変形は反射防止膜の屈折率及び膜厚の誤差から算出される光路差が補正される形状としている。
また、回折光学素子の光軸から周辺に向けて発生した反射防止膜による膜厚分布の変化分を補正する方向に格子部の谷部の形状を変形させている。
例えば、形状の補正は格子部の谷部の格子厚を厚くなる方向に補正している。
又、このとき補正形状は光軸中心から周辺に向けて、輪帯が外側に行くに従って、補正量を増している。
回折光学素子が積層型の回折格子であるときは、一方の回折格子の反射防止膜の膜厚が不均一であることに対して、他方の回折格子の格子面の形状を変形させても良い。
各実施例の回折光学素子は、このように透過型の回折光学素子において、反射防止膜の膜厚がの不均一であることにより生じる光路差を、予め格子面の形状を補正しておくことによって使用波長全域において良好な回折効率を得ている。
本発明にかかる回折光学素子を備えた光学系は、回折光学素子の高い回折効率によりフレアが生じにくい点で有用である。
本発明の実施例1の要部概略図 本発明の実施例1の要部断面図 従来の回折格子の壁面付近の拡大図 本発明の実施例1の壁面付近の拡大図 回折効率を比較する説明図 反射防止膜の蒸着における拡大図 積層型の回折光学素子の断面図 本発明の実施例2の説明図 本発明の実施例4の説明図 本発明の実施例3の説明図 本発明の実施例4の格子部の変形幅の説明図 本発明の実施例4の格子部の変形高さの説明図 回折格子の製造過程の説明図 回折格子の製造過程の説明図 蒸着機の要部概略図
符号の説明
1 回折光学素子
2 回折格子
2a 格子部
3 基板
4 基板
5 第1の回折格子
6 第2の回折格子
7 空気層
5a、6a 格子部
5b、6b 壁面
5c、6c 谷部
5d、6d 頂点
5e、6e 格子面
31、41、51、61 反射防止膜
141 回折光学素子
142 基板
144 回折格子
144a 格子部
191 蒸着機
192 蒸着源
193 蒸着笠
194 回転軸

Claims (2)

  1. 鋸歯状の格子面を備えた回折格子を有する透過型の回折光学素子において、前記格子面には反射防止膜が蒸着されており、該反射防止膜の膜厚が一定であるとして算出される参照面と前記格子面の任意の位置との間隔をDb、前記回折格子の屈折率をNb、前記格子面の格子の頂点における前記反射防止膜の膜厚をD、前記格子面の任意の位置における前記反射防止膜の膜厚をDx、前記反射防止膜の屈折率をNc、波長をλ、回折次数をmとしたとき、
    │(Nb−1)×Db−(Nc−1)×(D−Dx)│<mλ/5
    を満足するように前記格子面の形状を前記参照面の形状とは異ならせたことを特徴とする回折光学素子。
  2. 請求項1の回折光学素子を有する光学系。
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