JP2008175613A - 地盤挙動の分析方法、装置及びプログラム - Google Patents

地盤挙動の分析方法、装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008175613A
JP2008175613A JP2007007897A JP2007007897A JP2008175613A JP 2008175613 A JP2008175613 A JP 2008175613A JP 2007007897 A JP2007007897 A JP 2007007897A JP 2007007897 A JP2007007897 A JP 2007007897A JP 2008175613 A JP2008175613 A JP 2008175613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
principal component
period
data
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007007897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirosuke Kobayakawa
博亮 小早川
Kouki Tsubono
考樹 坪野
Haruhiko Kuno
春彦 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Research Institute of Electric Power Industry filed Critical Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority to JP2007007897A priority Critical patent/JP2008175613A/ja
Publication of JP2008175613A publication Critical patent/JP2008175613A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

【課題】地盤の全体的な挙動を表現して地盤全体としての健全性を判断することができると共に地盤の部分的な挙動を表現して地盤の部分的な異常も判断することができるようにする。
【解決手段】地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データを用いて主成分分析を行い、主成分分析の結果得られる第一主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての第一主成分の主成分得点を算出し、主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動を分析するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、地盤挙動の分析方法、装置及びプログラムに関する。さらに詳述すると、本発明は、例えば地盤の切り取り斜面や自然斜面の維持管理に適用して好適な地盤挙動の把握及び分析を行う技術に関する。
切り取り斜面や重要構造物周辺の自然斜面の挙動を把握することは、崩壊を事前に予知・予測して設備被害や公衆災害を軽減するための基礎データの整備として重要であると共に、地盤の挙動に基づいて当初設計の確認・変更を行ういわゆる情報化施工においても欠くことができない。地盤の挙動は、主に地表面や地中の変位を種々の機器を用いて計測した結果を分析することによって把握することが通常である。
従来の地盤の変位挙動の監視並びに予測解析を行う装置としては、例えば地盤・構造物挙動監視装置がある(特許文献1)。この地盤・構造物挙動監視装置は、図5に示すように、被監視点に設置されるターゲット101と、監視点から被監視点のターゲット101までの距離並びに水平方向及び鉛直方向の角度を経時的に計測する測距手段102並びに測角手段103と、測距手段102及び測角手段103の測定データから被監視点の各ターゲット101の座標値を算出して経時的な変位挙動の監視を行う監視装置104とを備えるものである。そして、監視装置104は、測距手段102及び測角手段103の測定データから被監視点の座標値を算出し、この座標値データから被監視点ごとの変位挙動を求めると共にこの変位を管理基準値と比較して被監視点ごとの変位レベルを判定する。また、監視装置104は、時系列に蓄積した座標値データを用いて変位挙動の予測解析を行う。
特開平9−21636号
しかしながら、地盤の変位挙動の傾向は地盤周囲の気温変化や地盤の日照状況や地盤の形状等によって地盤ごとに異なるので、計測によって得られる地盤の変位データは計測の時期や地盤によって多様な変動傾向を有する。さらに、地盤の変位データは複数時点のデータであって計測対象地盤内の複数地点のデータであるので多変量データである。このため、特許文献1の地盤・構造物挙動監視装置では、被監視点ごとの変位挙動を求めて被監視点ごとの変位レベルを判定するようにしているので、地盤挙動の分析に困難性を伴うと共に多大な労力を必要とする。また、特許文献1の地盤・構造物挙動監視装置は、地盤の変位挙動を計測した多変量データ相互の関係を容易に把握することができるとは言えず、地盤の全体的な挙動を表現することができる方法とは言い難い。
また、特許文献1の地盤・構造物挙動監視装置では、被監視点ごとの変位を管理基準値と比較するようにしているので被監視点単位でみた場合の地盤の部分的な異常を判断することはできても、地盤の全体的な挙動からみた場合の地盤全体としての健全性を判断することはできない。
そこで、本発明は、地盤挙動の分析に多大な労力を必要とすることなく、地盤の全体的な挙動を表現して地盤全体としての健全性を判断することができ、尚かつ地盤の部分的な挙動を表現して地盤の部分的な異常も判断することができる地盤挙動の分析方法、装置及びプログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の地盤挙動の分析方法は、地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データを用いて主成分分析を行い、主成分分析の結果得られる第一主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての第一主成分の主成分得点を算出し、主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動を分析するようにしている。
また、請求項2記載の地盤挙動の分析方法は、地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データを用いて主成分分析を行うステップと、主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定するステップと、管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出するステップと、管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動の分析を行うステップとを有するようにしている。
また、請求項3記載の地盤挙動の分析装置は、地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データを用いて主成分分析を行う手段と、主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定する手段と、管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出する手段と、管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動の分析を行う手段とを有するようにしている。
また、請求項4記載の地盤挙動の分析プログラムは、地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データ及び前記一定期間とは異なる期間の変位データが記録されたデータベースにアクセス可能なコンピュータに、前記一定期間の変位データを用いて主成分分析を行う処理と、主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定する処理と、管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出する処理と、管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動の分析を行う処理とを行わせるようにしている。
したがって、この地盤挙動の分析方法、装置及びプログラムによると、主成分分析を行って地盤の複数地点且つ複数時点の変位データの集合全体としての状態を表す指標である主成分得点を算出して地盤全体としての総合評価がされるので、地盤の全体的な挙動を表現すると共にこれに基づいて地盤全体としての状態を分析することができる。さらに、地盤に部分的な変位が生じた場合も部分的な現象が反映された主成分得点が算出されて地盤において部分的に生じた現象の評価もされるので、地盤の部分的な挙動を表現すると共にこれに基づいて地盤の部分的な状態を分析することができる。
具体的には、地盤挙動の分析を行う期間の主成分得点が時間的変化の全体の趨勢からみて一旦特異な変動をした後に比較的短期間のうちに全体の趨勢に合った変動に戻る場合には分析対象の地盤に部分的な変位が生じていると考えられる。また、大きくなる向き又は小さくなる向きのどちらか一方の向きの主成分得点の変動が長期間続く場合には分析対象の地盤に全体的な変位が生じていると考えられる。
本発明の地盤挙動の分析方法、装置及びプログラムによれば、変位データの集合全体としての状態を表す指標である主成分得点を算出して地盤全体としての総合評価をするようにしているので、被監視点ごとの変位を求めて被監視点ごとに変位挙動を評価する場合と比べて分析の労力を省力化することができる。また、地盤の複数地点且つ複数時点の変位データ全体を用いて主成分得点を算出して地盤全体としての総合評価がされるので、地盤の全体的な挙動を表現することが可能であり、これに基づく地盤全体としての状態の分析を行って地盤全体としての健全性を判断することができ、地盤の維持管理の精度の向上を図ることができる。さらに、地盤の部分的な現象が反映された主成分得点が算出されて地盤の部分的な評価がされるので、地盤の部分的な挙動を表現することが可能であり、これに基づく地盤の部分としての状態の分析を行って地盤の部分的な異常の有無を判断することができ、この点からも地盤の維持管理の精度の向上を図ることができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に、本発明の地盤挙動の分析方法、装置及びプログラムの実施形態の一例を示す。この地盤挙動の分析方法は、地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データを用いて主成分分析を行い、主成分分析の結果得られる第一主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての第一主成分の主成分得点を計算し、主成分得点の推移に基づいて地盤の全体的な挙動及び部分的な挙動を分析するようにしている。
そして、上記地盤挙動の分析方法は、図1に示すように、地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データの読み込みを行うステップ(S1)と、読み込んだ変位データを用いて主成分分析を行うステップ(S2)と、主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定するステップ(S3)と、管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出するステップ(S4)と、管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の維持管理を行うステップ(S5)とからなる処理構成により実現される。
また、上記地盤挙動の分析方法は、本発明の地盤挙動の分析装置として実現される。本発明の地盤挙動の分析装置は、地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データの読み込みを行う手段と、読み込んだ変位データを用いて主成分分析を行う手段と、主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定する手段と、管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出する手段と、管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の維持管理を行う手段とを有する。
上述の地盤挙動の分析方法並びに地盤挙動の分析装置は、本発明の地盤挙動の分析プログラムをコンピュータ上で実行することによっても実現される。本実施形態では、地盤挙動の分析プログラムをコンピュータ上で実行する場合を例に挙げて説明する。
地盤挙動の分析プログラム17を実行するための本実施形態の地盤挙動の分析装置の全体構成を図2に示す。この地盤挙動の分析装置10は、制御部11、記憶部12、入力部13、表示部14及びメモリ15を備え相互にバス等の信号回線により接続されている。また、地盤挙動の分析装置10にはデータサーバ16が通信回線等により接続されており、その通信回線等を介して相互にデータや制御指令等の信号の送受信(出入力)が行われる。
制御部11は記憶部12に記憶されている地盤挙動の分析プログラム17により地盤挙動の分析装置10全体の制御並びに主成分分析を用いた地盤挙動の分析に係る演算を行うものであり、例えばCPUである。記憶部12は少なくともデータやプログラムを記憶可能な装置であり、例えばハードディスクである。入力部13は少なくとも作業者の命令を制御部11に与えるためのインターフェイスであり、例えばキーボードである。表示部14は制御部11の制御により文字や図形等の表示を行うものであり、例えばディスプレイである。メモリ15は制御部11が各種制御や演算を実行する際の作業領域であるメモリ空間となる。また、データサーバ16は少なくともデータを記憶可能なサーバである。
地盤挙動の分析装置10の制御部11には、地盤挙動の分析プログラム17を実行することにより、地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データの読み込みを行うデータ読込手段11aと、読み込んだ変位データを用いて主成分分析を行う主成分分析実行手段11bと、主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定する基準主成分選定手段11cと、管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出する主成分得点算出手段11dと、管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の維持管理を行う維持管理手段11eとが構成される。
本発明の地盤挙動の分析方法の実行にあたっては、まず、制御部11のデータ読込手段11aは、S2の処理である主成分分析に用いる分析対象の地盤の変位データの読み込みを行う(S1)。
本実施形態では、地盤の変位データとして、観測点から被観測点までの距離データであって複数の被観測点ごとの複数時点の距離データの前の時点の計測値との差分のデータが用いられる。
なお、分析に用いるデータは、連続して計測されているデータの場合には例えば一時間や一日など所定時間内の平均をとることにより複数時点のデータとしても良いし、間隔をあけて計測されているデータの場合にはそのまま複数時点のデータとしても良いし若しくは当該計測間隔よりも長い時間例えば一時間や一日など所定時間内の平均をとることにより複数時点のデータとしても良い。
そして、本実施形態では、観測点から被観測点までの距離データとして、地盤の地表面に相互に間隔をあけて設定された被観測点に標点(ターゲットとも呼ばれる)が設置されると共に、観測点に設置した光波測距儀を用いた光波測量によって得られる標点までの距離データが用いられる。なお、観測点から被観測点までの距離データの計測方法は、光波測量に限定されるものではなく、二地点間の距離を計測できる方法であればどのような方法であっても良い。
また、分析に用いるデータは、地盤地表面の動きのデータである観測点から地盤地表面の被観測点までの距離の差分のデータに限定されるものではなく、地盤の挙動に関するデータであればどのようなデータであっても良い。例えば、地盤内部の動きのデータでも良い。具体的には、地盤に設けられた観測孔内に挿入された傾斜計を用いた地中変化計測によって得られる観測孔の傾斜の差分のデータでも良い。
分析に用いるデータの収集について、被観測点の数や計測期間の長さは、作業者が適宜設定すれば良く、例えば分析対象の地盤の大きさにより被観測点の数を適宜設定したり、データ収集の手間と地盤挙動の分析の重要度や目的とに基づいて計測期間の長さを適宜設定したりすることが考えられる。
なお、被観測点は少なくとも二地点以上あれば良いが、被観測点が設定されていない場所における部分的な地盤の変位は観測できないことになり、また、被観測点の密度が高いほど分析の精度は向上するので、被観測点の設定の密度は高い方が望ましい。また、被観測点は等間隔に設定されるようにしても良いし、不等間隔に設定されるようにしても良い。また、変位データの時点数は被観測点のそれぞれについて少なくとも二時点以上必要である。
本実施形態では、地盤の変位データは地盤の変位データベース18としてデータサーバ16に記憶される。しかしながら、地盤の変位データベース18は、データサーバ16に記憶されていることに限られるものではなく、記憶部12に記憶されているようにしても良いし、MO(Magneto−Optical)ディスクやCD(Compact Disc)等の記憶媒体に記憶されているようにしても良い。なお、地盤の変位データベース18が地盤挙動の分析装置10とは別の記憶媒体に記憶されている場合には、地盤挙動の分析装置10に付属する若しくは接続された当該記憶媒体の読込装置(図示せず)を介して地盤の変位データが読み込まれる。
データ読込手段11aは、データサーバ16に記憶されている地盤の変位データベース18から、S2の処理である主成分分析に用いる一定期間(以下、データ計測期間と呼ぶ)の地盤の変位データを読み込み、読み込んだデータをメモリ15に記憶させる。
地盤の変位データベース18からのデータ計測期間に対応する地盤の変位データの読み込みは、データ計測期間の始期及び終期を地盤挙動の分析プログラム17上に予め規定しておくと共に当該期間内のデータをデータ読込手段11aが読み込むようにしても良いし、データ計測期間の始期及び終期を作業者が指定すると共にこれらから特定される期間内のデータをデータ読込手段11aが読み込むようにしても良い。
作業者がデータ計測期間の始期及び終期を指定する場合には、データ読込手段11aが、S1の処理の段階でデータ計測期間の始期及び終期の指定を要求する内容のメッセージを表示部14に表示し、入力部13を介して入力された作業者の指定の始期及び終期から特定される期間をデータ計測期間として当該期間内のデータを読み込むようにする。
次に、制御部11の主成分分析実行手段11bは、S1の処理で読み込まれてメモリ15に記憶された地盤の変位データを用いて主成分分析を行う(S2)。
主成分分析自体は周知の手法であるのでここでは詳細については省略する(例えば、田中・脇本:多変量統計解析法,現代数学社,1983年)。
本発明における主成分分析の合成変量Zは数式1で表される。
Figure 2008175613
ここに、Z:合成変量,a:重み係数,x:変位データ値,i:観測時点,k:変位データの識別子(本実施形態では標点の番号),p:変位データの個数(ここでは標点の箇所数)。
数式1で表される合成変量zの分散Vは数式2で表される。
Figure 2008175613
ここに、V:分散,z:合成変量,n:観測時点の数,a:重み係数,x:変位データ値,i:観測時点又は変位データの識別子,j:変位データの識別子,p:変位データの個数,sij:aとaとの共分散。また、合成変量z及び変位データ値xの上付線は平均を表す。
そして、主成分を求める問題は、合成変量zの分散V(z)を数式3の制約条件のもとで最大化する問題となる。
Figure 2008175613
この問題は、Lagrangeの未定乗数法により数式4に表す固有値問題となる。なお、λは未定乗数を表す。
Figure 2008175613
数式4より得られる未定乗数λは固有値を示し、固有値(λ,λ,…,λ)は固有ベクトル上の分散値を示す。数式5で表される固有ベクトルは数式1の重み係数aと等しい。そして、分散値の最も大きな固有ベクトルから順に第一主成分,第二主成分,…,第p主成分となる。また、固有ベクトルをもとに計算した合成変量zは主成分得点となる。
Figure 2008175613
主成分分析実行手段11bは、メモリ15から標点ごとの観測時点別の変位データを読み込み、主成分分析を行う。具体的には、標点kごとの観測時点i別の変位データ値xkiを読み込むと共に数式1から4を用いて主成分分析を行い、重み係数a、第P主成分ごとの固有値並びに寄与率を算出する(ただし、P=1,2,…,p)。さらに、数式1を用いて第P主成分ごとの主成分得点を算出する。なお、数式1から4は地盤挙動の分析プログラム17上に予め規定される。
ここで、主成分分析を行う際、標点ごとの観測時点別変位データをそのまま用いるようにしても良いし、観測時点別変位データについての標点別の分散を比べたときに標点別分散の最小値と最大値との差が大きく数式3に示す分散・共分散行列による主成分分析を行うと分散の小さな標点の重みが小さくなる場合には変量の平均値をゼロ、分散を1として標準化した相関行列を用いるようにしても良い。
主成分分析実行手段11bは、主成分分析の結果得られる重み係数a,第P主成分ごとの主成分得点、固有値及び寄与率をメモリ15に記憶させる。
次に、制御部11の基準主成分選定手段11cは、S2の処理でメモリ15に記憶された主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分の選定を行う(S3)。
管理基準主成分の選定は、分析対象の地盤の主要な変位を捉えていることや維持管理の目的や内容に対応した変位を捉えていることを観点にして行う。具体的には、地盤の主要な変位を捉えている主成分を管理基準主成分として選定したり、例えば年間の気温の変動による地盤挙動の分析とそれに基づく対応とを維持管理の目的とする場合には地盤変位の季節変動を捉えている主成分を管理基準主成分として選定したりする。
そして、管理基準主成分の選定は、S2の処理の結果得られる主成分ごとの主成分得点の変動傾向と寄与率の大きさとに基づいて行う。例えば、主成分分析の結果寄与率が最も大きく地盤の変位の多くを捉えている即ち地盤の主要な変位を捉えている第一主成分を管理基準主成分とすることが考えられる。
なお、管理基準主成分は一つに限られるものではなく、複数の主成分を管理基準主成分として選定するようにしても良い。具体的には例えば、地盤の主要な変位を捉えている第一主成分に加えて、主成分得点の変動傾向から地盤が不安定化する一定の向きの変位を捉えていると考えられる主成分或いは地盤変位の季節変動を捉えていると考えられる主成分も管理基準主成分とするようにしても良い。また、第一主成分から順に各主成分の寄与率の累積が例えば五割を超えるまでの範囲の主成分を全て管理基準主成分として選定するようにしても良い。
また、管理基準主成分として第一主成分以外の主成分を選定するようにしても良い。具体的には例えば、主成分得点の変動傾向から、第一主成分は地盤変位の季節変動を捉えていると考えられ、第二主成分は地盤が不安定化する一定の向きの変位を捉えていると考えられる場合には、第二主成分を地盤の安定性管理としての管理基準主成分として選定するようにしても良い。
なお、管理基準主成分の選定は、主成分ごとの寄与率の大きさに基づいて行われるように地盤挙動の分析プログラム17上に予め規定しておいても良いし、作業者がS2の処理の結果を見て行うようにしても良い。作業者がS2の処理の結果を見て管理基準主成分の選定を行う場合には、制御部11の基準主成分選定手段11cがS2の処理の結果と共に管理基準主成分の指定を要求する内容のメッセージを表示部14に表示し、入力部13を介して入力された作業者の指定の主成分を管理基準主成分として用いるようにする。
基準主成分選定手段11cは、主成分ごとに管理基準主成分に選定されたか否かをメモリ15に記憶させる。
次に、制御部11の主成分得点算出手段11dは、S2の処理でメモリ15に記憶された主成分分析の結果及びS3の処理でメモリ15に記憶された管理基準主成分の選定情報に基づいて管理基準主成分の主成分得点の算出を行う(S4)。
具体的には、まず、主成分得点算出手段11dは、データサーバ16に記憶されている地盤の変位データベース18からS5の処理である地盤の維持管理のために地盤挙動の分析を行う期間(以下、分析対象期間と呼ぶ)の地盤の変位データを読み込み、読み込んだデータをメモリ15に記憶させる。
なお、分析対象期間はデータ計測期間とは重複しない範囲で設定される。また、分析対象期間はデータ計測期間より前の期間であっても良いし後の期間であっても良い。具体的には例えば、比較的最近の一定期間をデータ計測期間とすると共に当該期間より前の期間を分析対象期間とすることによって過去の特定の期間における地盤の変位挙動の分析を行うようにしても良いし、過去の一定期間をデータ計測期間とすると共に当該期間より後の期間を分析対象期間とすることによって比較的最近の地盤の変位挙動の分析を行うようにしても良い。
地盤の変位データベース18からの分析対象期間に対応する地盤の変位データの読み込みは、分析対象期間の始期及び終期を地盤挙動の分析プログラム17上に予め規定しておくと共に当該期間内のデータを主成分得点算出手段11dが読み込むようにしても良いし、分析対象期間の始期及び終期を作業者が指定すると共にこれらから特定される期間内のデータを主成分得点算出手段11dが読み込むようにしても良い。
作業者が分析対象期間の始期及び終期を指定する場合には、主成分得点算出手段11dが、S4の処理の段階で分析対象期間の始期及び終期の指定を要求する内容のメッセージを表示部14に表示し、入力部13を介して入力された作業者の指定の始期及び終期から特定される期間を分析対象期間として当該期間内のデータを読み込むようにする。
続いて、主成分得点算出手段11dは、標点kごとの重み係数aをメモリ15から読み込むと共に、分析対象期間の標点kごとの観測時点i別の変位データ値xkiをメモリ15から読み込む。そして、標点kごとの重み係数aと観測時点i別の変位データ値xkiとを用いて数式1により分析対象期間の観測時点i別の管理基準主成分ごとの主成分得点を算出する。なお、主成分得点算出手段11dは、S3の処理でメモリ15に記憶された管理基準主成分の選定情報に基づいていずれの主成分が管理基準主成分に選定されているか判断する。
主成分得点算出手段11dは、算出した分析対象期間の観測時点i別の管理基準主成分ごとの主成分得点をメモリ15に記憶させる。
次に、制御部11の維持管理手段11eは、S4の処理でメモリ15に記憶された管理基準主成分ごとの主成分得点(以下、管理基準主成分得点と呼ぶ)に基づいて分析対象の地盤の維持管理を行う(S5)。
具体的には、維持管理手段11eは、分析対象期間の観測時点i別の管理基準主成分得点をメモリ15から読み込み、それら主成分得点を時系列データの推移としてみたときの特異変化時点若しくは期間を抽出する。
特異変化時点や期間の抽出方法は、管理基準主成分得点を時系列データの推移としてみたときに全体の趨勢から大きく外れて特異な変化を示す時点や期間を特定できる方法であれば良く、例えば、管理基準主成分得点の変化の速度や変化量の絶対値から特定することなどが考えられる。
管理基準主成分得点の変化の速度から特定する場合には、具体的には、所定の期間内に一定量以上の変化が生じて全体の趨勢からみて変化の速度が大きく増加した場合にその時点を特異変化時点と特定したり、更にその変化が継続する場合には特異変化期間と特定したりすることが考えられる。また、管理基準主成分得点の変化量の絶対値から特定する場合には、具体的には、分析対象期間開始時点の管理基準主成分得点を基準値としてこの基準値からの変化量が一定量以上となった場合にその時点を特異変化時点と特定したりすることが考えられる。
なお、管理基準主成分得点の特異変化時点や期間を抽出する指標としては、管理基準主成分得点の変化の速度及び変化量の絶対値の二つの指標を併用するようにしても良いし、どちらか一方の指標のみを用いるようにしても良い。
また、管理基準主成分得点の特異変化時点や期間の抽出は、作業者がS4の処理の結果である管理基準主成分得点の時系列の推移を見て特定するようにしても良い。この場合には、制御部11の維持管理手段11eがS4の処理の結果を表示部14に表示し、この管理基準主成分得点の時系列の推移に基づいて作業者が全体の趨勢から大きく外れて特異な変化を示す時点や期間を特定するようにしても良い。
なお、S3の処理において複数の管理基準主成分が選定された場合には、主成分得点の時系列の推移からみた特異変化時点や期間の抽出は選定された管理基準主成分ごとに行う。
以上のようにして管理基準主成分得点の特異変化時点や期間が抽出される場合には分析対象の地盤に異常が生じていると考えられるので更に詳細な地盤状況の調査を行ったり地盤の安定化のための補強工事を行ったりすることができ、また、特異変化時点や期間が抽出されない場合には分析対象の地盤が安定していることを確認したりすることができ、これにより地盤の維持管理を行うことが可能となる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では、分析対象期間とされた期間に既に収集されたデータを用いて地盤挙動の分析のための主成分得点を算出するようにしているが、これに限られず、最新の地盤の変位データを収集すると共に収集したデータを用いて主成分得点の算出を逐次行うようにしても良い。これにより、ほぼ現在の状況に基づく地盤挙動の分析を行うことが可能となり、地盤の維持管理として異常の早期発見と対応策の検討を行って災害の発生を未然に防ぐ可能性を高めることができる。
本発明を実際の地盤挙動の分析及び維持管理に適用した実施例を図3及び図4を用いて説明する。なお、本実施例では、傾斜地盤を対象とし、その傾斜地盤が一定の向きに変位することによる崩壊防止を目的とする維持管理を想定した。
本実施例では、斜面挙動の分析のためのデータとして、分析対象の地盤を見渡せる位置に固定して設置された光波測距儀並びに地盤地表面全体に間隔をあけて設置された9個の標点を用いた光波測量によって一年四ヶ月に亘り計測された光波測距儀と標点との間の斜距離のデータを用いた。
また、本実施例の斜距離データは一日あたり少なくとも一回の計測を行って収集したデータであり、一日に複数回の計測をしていた場合には一日の平均値を算出して当該日のデータとすることにより日毎のデータとした。そして、日毎の斜距離データを基に前日の計測値との差分を算出してその差分を地盤の変位データとして用いた。
本実施例では、斜距離データを計測した一年四ヶ月のうちの後半一年間をデータ計測期間に設定した(S1)。
そして、データ計測期間として設定した一年間の斜距離の差分データを用いて主成分分析を行い、重み係数、主成分ごとの固有値及び寄与率並びに主成分得点を算出した(S2)。
第二主成分までの固有値、寄与率及び累積寄与率として表1に示す結果が得られた。この結果から、第一主成分の寄与率は7割を超えており、第一主成分によって分析対象の傾斜地盤の主要な変位の傾向は概ね捉えられていると考えられた。
Figure 2008175613
また、データ計測期間における観測時点別の主成分得点については図3に示す結果が得られた。第一主成分得点は時間の経過とともに連続的に増加する傾向を示し、第一主成分は一定の向きへの地盤の連続的な変位を示す成分であると考えられた。また、第二主成分得点は一年を周期として増減を繰り返しており、具体的には気温の上昇に合わせて大きくなる傾向と気温の下降に合わせて小さくなる傾向とが一年を周期として連続しており、第二主成分は季節変動を示す成分であると考えられた。
そして、以上のように、第一主成分が対象地盤の主要な変位の傾向を概ね捉えていると考えられたこと、及び、本実施例は傾斜地盤が一定の向きに変位することによる崩壊防止を維持管理の目的としているところ第一主成分が一定の向きへの地盤の連続的な変位を捉えていると考えられたことから第一主成分を管理基準主成分として選定した(S3)。
続いて、データ計測期間より前の四ヶ月間を分析対象期間に設定して当該四ヶ月間の日毎の変位データを用いて管理基準主成分として選定した第一主成分の主成分得点を数式1によって計算し、図4に示す結果が得られた(S4)。なお、本実施例では利用データの制約上データ計測期間より前の四ヶ月間を分析対象期間に設定したが、傾斜地盤の崩壊防止を目的とする維持管理を行う場合にはデータ計測期間より後の比較的最近のデータを用いて分析を行うことが望ましい。
図4から、分析対象期間における第一主成分の主成分得点は全体の趨勢としては微増しているものの急激な変化が長期間継続するという傾向はないことから、分析対象期間において地盤の変状、すなわち本実施例においては管理基準主成分として選定した第一主成分は地盤の一定の向きへの連続的な変位を表しているので分析対象の傾斜地盤の一定の向きへの変位が急激に進行しているとは考えられなかった。そして、現地における実際の地盤状態の確認においても分析対象期間に地盤の変状が急激に進行したという事実は認められなかった。
この結果から、本発明の方法によれば地盤の全体的な挙動を捉えられることが確認された。
また、地盤の一部が特異な挙動を示した場合の主成分得点の推移を確認するため、一部の標点の位置をずらす操作、及び一部の標点のデータを欠落させる操作を行った。
一部の標点の位置をずらす操作は、具体的には、地盤地表面に設置された9個の標点の中から2〜3個の標点を選んで一旦取り外すと共に元の位置と僅かにずらして再度設置することを一定の期間に亘って繰り返し実施することにより行った。これにより、取り外しと再度設置とが実施された期間において計測値の差分のデータが大きくなり、特定の期間において地盤の一部が大きく変位する状況が模擬された。
また、一部の標点のデータを欠落させる操作は、具体的には、1個の標点の一日分の斜距離データを地盤の変位データベース18から取り除くことにより行った。これにより、データが取り除かれた日に係る計測値の差分のデータが大きくなり、一時的に地盤の一部が大きく変位する状況が模擬された。なお、この操作は二回行った。
そして、一部の標点をずらす操作をした期間に対応する期間が図4においてPd1として示す期間であり、期間Pd1において第一主成分得点はその前後の期間とは不連続な推移を示した。
また、一部の標点のデータを欠落させる操作をした時点(即ち日)に対応する時点が図4においてPt1及びPt2として示す時点であり、時点Pt1及びPt2において第一主成分得点はその前後の期間とは明らかに不連続な変動を示した。
なお、期間Pd1における主成分得点の変動は、本実施例における一部の標点の位置をずらす操作によるもの、すなわち限定的な期間に地盤が部分的に変動したことによるものである。また、時点Pt1及びPt2における主成分得点の変動は、本実施例における一部の標点のデータを欠落させる操作によるもの、すなわち一時的に地盤が部分的に変動したことによるものである。
これらの結果から、本発明の方法によれば地盤の部分的な変位も捉えられることが確認された。
なお、主成分得点が大きくなる向き又は小さくなる向きのどちらか一方の向きに長期間変動を続ける場合、すなわち期間Pd1のような変動が長期間継続する場合には、地盤が全体的に一定の向きに変位し続けていると考えられる。
本発明の地盤挙動の分析方法の実施形態の一例を説明するフローチャートである。 実施形態の地盤挙動の分析方法をプログラムを用いて実施する場合の地盤挙動の分析装置の機能ブロック図である。 実施例のデータ計測期間の主成分得点の推移を示す図である。 実施例の分析対象期間の主成分得点の推移を示す図である。 従来の地盤・構造物挙動監視装置を説明する図である
符号の説明
10 地盤挙動の分析装置
11 制御部
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
15 メモリ
16 データサーバ
17 地盤挙動の分析プログラム
18 地盤の変位データベース

Claims (4)

  1. 地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データを用いて主成分分析を行い、該主成分分析の結果得られる第一主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての第一主成分の主成分得点を算出し、該主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動を分析することを特徴とする地盤挙動の分析方法。
  2. 地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データを用いて主成分分析を行うステップと、前記主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定するステップと、前記管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出するステップと、前記管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動の分析を行うステップとを有することを特徴とする地盤挙動の分析方法。
  3. 地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データを用いて主成分分析を行う手段と、前記主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定する手段と、前記管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出する手段と、前記管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動の分析を行う手段とを有することを特徴とする地盤挙動の分析装置。
  4. 地盤の地表面若しくは地中の複数地点における一定期間の変位データ及び前記一定期間とは異なる期間の変位データが記録されたデータベースにアクセス可能なコンピュータに、前記一定期間の変位データを用いて主成分分析を行う処理と、前記主成分分析の結果に基づいて管理基準主成分を選定する処理と、前記管理基準主成分の重み係数及び前記一定期間とは異なる期間の変位データを用いて前記一定期間とは異なる期間についての管理基準主成分の主成分得点を算出する処理と、前記管理基準主成分の主成分得点の推移に基づいて地盤の挙動の分析を行う処理とを行わせることを特徴とする地盤挙動の分析プログラム。

JP2007007897A 2007-01-17 2007-01-17 地盤挙動の分析方法、装置及びプログラム Pending JP2008175613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007007897A JP2008175613A (ja) 2007-01-17 2007-01-17 地盤挙動の分析方法、装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007007897A JP2008175613A (ja) 2007-01-17 2007-01-17 地盤挙動の分析方法、装置及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008175613A true JP2008175613A (ja) 2008-07-31

Family

ID=39702748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007007897A Pending JP2008175613A (ja) 2007-01-17 2007-01-17 地盤挙動の分析方法、装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008175613A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016164522A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 中国電力株式会社 地盤変位の観測方法、及び情報処理装置
CN116007576A (zh) * 2023-02-14 2023-04-25 成都建工第三建筑工程有限公司 一种基于人工智能分析的道路沉降检测***及方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0921636A (ja) * 1995-07-10 1997-01-21 Shimizu Corp 地盤・建造物挙動監視装置
JP2004020193A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Takayoshi Yamamoto 対象設備を診断する方法、コンピュータプログラム、および対象設備を診断するための装置
JP2005149006A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Toshiba Corp プロセス管理装置
JP2005301582A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Toshiba Corp プロセス管理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0921636A (ja) * 1995-07-10 1997-01-21 Shimizu Corp 地盤・建造物挙動監視装置
JP2004020193A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Takayoshi Yamamoto 対象設備を診断する方法、コンピュータプログラム、および対象設備を診断するための装置
JP2005149006A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Toshiba Corp プロセス管理装置
JP2005301582A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Toshiba Corp プロセス管理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016164522A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 中国電力株式会社 地盤変位の観測方法、及び情報処理装置
CN116007576A (zh) * 2023-02-14 2023-04-25 成都建工第三建筑工程有限公司 一种基于人工智能分析的道路沉降检测***及方法
CN116007576B (zh) * 2023-02-14 2023-06-09 成都建工第三建筑工程有限公司 一种基于人工智能分析的道路沉降检测***及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6414222B2 (ja) 斜面監視システム、斜面安全性解析装置、方法およびプログラム
JP5657209B2 (ja) ノベルティ検出
JP6237774B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP7040851B2 (ja) 異常検知装置、異常検知方法及び異常検知プログラム
JP2014134436A (ja) 建物安全性検証システム及び建物安全検証方法
JP5281475B2 (ja) 常時微動計測に基づく建物の健全性診断法、診断装置及び診断プログラム
JP6835251B2 (ja) 損傷診断装置、損傷診断方法、及び、損傷診断プログラム
JP6164311B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
EP3795975A1 (en) Abnormality sensing apparatus, abnormality sensing method, and abnormality sensing program
CN109784528A (zh) 基于时间序列和支持向量回归的水质预测方法及装置
JP7161591B2 (ja) 特徴量選別方法及び健康状態評価方法
JP6169473B2 (ja) 作業機械の管理装置及び作業機械の異常判定方法
Zeng et al. Automated operational modal analysis using variational Gaussian mixture model
JP2015010927A (ja) 観測値処理装置、観測値処理方法及び観測値処理プログラム
WO2016136213A1 (ja) 土質判定装置、土質判定方法及び土質判定プログラムを記憶する記録媒体
JP6012860B2 (ja) 作業時間推定装置
JP2008146157A (ja) ネットワーク異常判定装置
JP2008175613A (ja) 地盤挙動の分析方法、装置及びプログラム
JP4588424B2 (ja) 揚水試験解析方法及び揚水試験解析用記憶媒体
JP7481976B2 (ja) 異常スコア算出装置、異常スコア算出方法およびプログラム
JP2022082277A (ja) 検知プログラム、検知装置、および検知方法
US10922858B2 (en) Display apparatus, display method, and recording medium
EP2133822A1 (en) A method of stem taper, volume and product breakout prediction
JP2016061573A (ja) 構造物健全度推定装置、構造物健全度推定システム、構造物健全度推定方法、および、コンピュータ・プログラム
Rainieri et al. Accurate damping estimation by automated OMA procedures

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091124

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120619

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02