JP2008174818A - 基板保持装置およびメッキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メッキ装置に用いられる基板保持装置において、矩形の基板の主面上に設定された矩形のメッキ対象領域の周囲に当接する枠状当接部と基板との間の密閉性を向上する。
【解決手段】基板保持装置2は、基板9の対象面91上のメッキ対象領域の周囲に矩形の枠状のシール部222を介して当接する枠状当接部22、対象面91の外縁部に形成される電極パターン95に当接する接触子23、枠状当接部22から外側に広がり、基板9の外側にて基板9側に屈曲する接触子収容部24、および、基板9を枠状当接部22に向けて押圧する押圧部25を備える。押圧部25の基板9側の面には、シール部222に向かって突出する矩形の枠状の弾性体であって当該矩形の各辺の中央から端部に向かって突出量が漸次減少する弾性部252が設けられる。これにより、シール部222に作用する圧力が不均一となることが抑制され、枠状当接部22と基板9との間の密閉性が向上する。
【選択図】図3

Description

本発明は、メッキ装置において基板を保持する基板保持装置、および、当該基板保持装置を有するメッキ装置に関する。
従来より、円板状の基板にメッキを行うメッキ装置が用いられており、一般的なメッキ装置では、メッキ槽内に保持されるメッキ液中に基板が浸漬され、基板上のメッキ対象領域とメッキ液中の電極との間に電圧を付与することにより、基板上にメッキが行われる。また、特許文献1の図12では、メッキの対象面が下方を向く円板状の半導体基板(ウエハ)の周囲を囲みつつ対象面の外縁部近傍を下方から支持するウエハホルダが開示されており、ウエハホルダでは、対象面の外縁部に接触するカソード電極、および、カソード電極よりも内側にてメッキ対象領域を囲む環状のシール部が設けられ、ウエハの対象面とは反対側の主面をシール部に向けて押圧することにより、ウエハホルダをウエハと共にメッキ液中に浸漬してウエハにメッキを行う際に、メッキ液がカソード電極に接触してカソード電極がメッキされることが防止される。特許文献1では、ウエハを回転しつつメッキを行うメッキ装置も開示されている。
なお、特許文献2では、亜鉛塩を含む電解浴にテンプレート化合物を混合しておき、この電解浴中で酸化亜鉛薄膜をカソード電析にて形成し、形成された酸化亜鉛薄膜からテンプレート化合物を脱着することにより多数の空隙を有する酸化亜鉛薄膜を得る技術が開示されている。
特開2002−161395号公報 特開2004−6235号公報
ところで、近年では、色素増感型の太陽電池等の製造において、矩形の基板に対してメッキが行われる。この場合に、上記ウエハホルダのように対象面を下方に向けて基板を保持するときには、矩形のメッキ対象領域の周囲に矩形の枠状のシール部を介して当接する枠状当接部が必要となる。しかしながら、枠状当接部において角部間の部位の中央近傍における変形に対する剛性は角部におけるものよりも低くなる(すなわち、撓み易くなる)ことにより、基板の対象面とは反対側の主面をシール部に向けて押圧しつつ基板を保持する際に、シール部に作用する圧力が不均一となってしまう。その結果、枠状当接部と基板との間の密閉性が低下し、メッキを行う際に、枠状当接部と基板との間からメッキ液が染み込んで、メッキ対象領域外の領域や接触子がメッキされてしまう場合がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、矩形の枠状のシール部に作用する圧力が不均一となることを抑制して、枠状当接部と基板との間の密閉性を向上し、メッキを行う際にメッキ対象領域外の領域や接触子がメッキされてしまうことを防止することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、メッキ装置において基板を保持する基板保持装置であって、矩形の基板の第1主面上に設定された矩形のメッキ対象領域の周囲に、矩形の枠状のシール部を介して当接する枠状当接部と、前記第1主面上の前記シール部の外側の領域であって前記メッキ対象領域と電気的に接続された領域に当接する接触子と、前記枠状当接部から外側に広がり、さらに前記基板の外側において前記第1主面とは反対の第2主面側へと伸びることにより、前記枠状当接部および前記基板と共に前記接触子を内部に収容する空間を形成する接触子収容部と、前記第2主面に対向する対向面から前記基板を間に挟みつつ前記シール部に向かって突出する矩形の枠状の弾性体であって前記矩形の各辺の中央から端部に向かって前記対向面からの突出量が漸次減少する弾性部を有し、前記弾性部を介して前記基板を前記枠状当接部に向けて押圧する押圧部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板保持装置であって、前記シール部が、前記枠状当接部から分離可能なシート状の弾性部材である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の基板保持装置であって、前記第1主面上に透明導電膜が形成されており、前記シール部の外側において前記メッキ対象領域と電気的に接続された前記領域が、前記基板の外縁部のほぼ全周に沿って前記透明導電膜上に金属により形成された電極パターンであり、前記接触子が、ほぼ全周に亘って前記電極パターンに当接する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の基板保持装置であって、前記接触子において、前記電極パターンに当接する部位が櫛形である。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の基板保持装置であって、前記基板が、前記シール部と当接する領域上に絶縁性のマスクパターンを有する。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の基板保持装置であって、前記シール部の各角部が円弧状となっており、前記各角部の曲率半径が、1ミリメートル以上であり、かつ、角部間の直線部の長さの1/2以下である。
請求項7に記載の発明は、メッキ装置であって、メッキ液を貯溜するメッキ槽と、前記メッキ液中に浸漬される請求項1ないし6のいずれかに記載の基板保持装置と、前記基板保持装置に保持される基板の主面に垂直な中心軸を中心として前記基板保持装置を回転する回転機構と、前記メッキ液中に配置される電極と、前記電極と前記基板保持装置の前記接触子との間に電圧を付与して前記基板にメッキを行う電源部とを備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のメッキ装置であって、前記メッキ液中に所定の気体を供給する気体供給部と、前記メッキ液中に設けられるとともに、前記電源部から所定の基準電位が付与される基準電極とをさらに備える。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のメッキ装置であって、前記メッキ液が少なくとも亜鉛イオンを含み、前記気体が酸素を含む。
請求項10に記載の発明は、請求項7ないし9のいずれかに記載のメッキ装置であって、前記中心軸と鉛直方向とのなす角が5度以上45度以下である。
本発明によれば、矩形の枠状のシール部に作用する圧力が不均一となることを抑制することができ、これにより、枠状当接部と基板との間の密閉性を向上して、メッキを行う際にメッキ対象領域外の領域や接触子がメッキされてしまうことを防止することができる。
また、請求項3の発明では、メッキにて形成される膜の厚さのばらつきを低減することでき、請求項4の発明では、接触子から基板に作用する力を低減することができ、請求項5の発明では、万一、枠状当接部と基板との間にメッキ液が僅かに染み込んだ場合であっても、メッキ対象領域の外部がメッキされることを防止することができる。
また、請求項9の発明では、基板上に酸化亜鉛の膜を形成することができ、請求項10の発明では、基板のメッキ対象領域近傍から気体を除去して、基板上に均一な膜を形成することができる。
図1は本発明の一の実施の形態に係る枚様式のメッキ装置1の構成を示す図であり、図2はメッキ装置1の本体10の外観を示す斜視図である。メッキ装置1は、例えば、ITO膜(酸化インジウムスズ膜)やFTO膜(フッ素ドープ酸化スズ膜)等の透明な導電層を有する透明なガラス基板9(以下、単に「基板9」という。)に光電層である酸化亜鉛の薄膜(実際には、多数の空隙を有する薄膜)を形成するためのものであり、光電層が形成された基板9には、後続の工程にて対極導電層を有する対極基板が対向して設けられ、2つの基板間に電解液が注入されて電荷輸送層が形成されることにより色素増感型太陽電池が製造される。
図1のメッキ装置1は、塩化亜鉛およびテンプレート化合物(典型的には色素)を含むメッキ液を貯溜するメッキ槽4(電析槽とも呼ばれる。)、矩形の基板9を保持するとともにメッキ液中に浸漬される基板保持装置2、基板保持装置2に保持される基板9の中心を通るとともに主面に垂直な中心軸J1を中心として基板保持装置2を回転する回転機構3、メッキ液中に配置される対向電極51および基準電極52、基板9に形成された後述の電極パターン並びに対向電極51および基準電極52のそれぞれに電位を付与する電源部5、メッキ液中に導入管61を介して酸素を供給する(いわゆる、酸素バブリングを行う)酸素供給部6、並びに、メッキ装置1の各構成要素を制御する制御部7を備える。
回転機構3は、中心軸J1を中心として回転するモータ31、基板保持装置2に接続されるとともに金属にて形成される軸部33、および、モータ31と軸部33との間に設けられるスリップリング32を備える。スリップリング32は電源部5に接続されており、メッキ装置1では基板9をメッキする際に、基板保持装置2を回転しつつ、スリップリング32、軸部33および基板保持装置2を介して基板9の電極パターンに電位を付与することが可能とされる。メッキ装置1では、回転機構3の中心軸J1と鉛直方向(メッキ液の液面に垂直な方向)とのなす角は5度以上45度以下とされる。
メッキ槽4には供給管411が設けられ、供給管411にはフィルタ414が設けられる。また、供給管411はポンプ412を介してメッキ液タンク413に接続される。メッキ液タンク413にはメッキ液が貯溜されており、ポンプ412を駆動することによりフィルタ414にてメッキ液中の不要物や気泡を除去しつつメッキ液タンク413からメッキ槽4内にメッキ液が供給され、メッキ槽4にて一定量のメッキ液が貯溜される。実際には、供給管411からのメッキ液は、メッキ槽4内に配置される基板9の主面(後述の対象面91)に向けて噴き出されており、当該主面にメッキ液の噴流が衝突する。メッキ槽4にはポンプ415に接続される排出管416も設けられており、必要に応じてポンプ415によりメッキ槽4内のメッキ液がメッキ液タンク413に戻される。
実際には、メッキ槽4は、図2に示す本体10が有する箱状の外装カバー部11内に配置される。外装カバー部11の正面には扉部12が設けられており、メッキ装置1にて基板9を回転しつつメッキが行われている際には、扉部12は閉じられる。メッキ時に仮に扉部12が開放されると、回転機構3のモータ31への電力の供給や各電極への電位の付与が遮断される。なお、図2では、回転機構3の一部を二点鎖線にて図示している。また、外装カバー部11内にはアーム131を昇降する昇降機構13が設けられる。メッキ装置1では、基板保持装置2が取り付けられた回転機構3が、基板保持装置2をメッキ槽4側に向けてアーム131に固定されることにより、基板保持装置2に保持される基板9のメッキ液中への浸漬、および、基板9のメッキ液からの取り出しが行われる。また、外装カバー部11の上面には外装カバー部11内を排気するためのダクト用の開口111が設けられており、メッキが行われる際に発生するガスが排気されるとともに、モータ31からの排熱による外装カバー部11内の温度上昇が抑制される。外装カバー部11の側面にはモータ31の回転数等を表示する表示部14が設けられる。
図3は、基板保持装置2を示す図であり、図3では、矩形の基板9の一の辺に垂直かつ主面に沿う方向から見た場合の基板保持装置2を示し、基板保持装置2の一部(後述の保持部本体21)のみを中心軸J1を含む面における断面にて示している。また、図3では中心軸J1を上下方向に向けて基板保持装置2を図示している。
基板保持装置2は、その側面が中心軸J1に沿って伸びる矩形の筒状となる孔部211を有するとともに、中心軸J1に垂直な断面が矩形の枠状となる中空の保持部本体21を備える。保持部本体21には、貫通する孔部211の図3中の下側の縁近傍から中心軸J1側に突出するフランジ部210が設けられ、フランジ部210は、図3中の上側から孔部211内へと嵌め込まれる基板9の下側の主面91(後述するように、メッキ装置1にてメッキ対象となる主面であり、以下、「対象面91」という。)に当接する。孔部211には基板9の上方から直方体の押圧部25が挿入され、基板9の対象面91とは反対側の主面92が押圧部25により押圧される。以下の説明では、基板9の対象面91とは反対側の主面92を被押圧面92と呼ぶ。
押圧部25は支持板26を介して軸部33に接続され、支持板26は保持部本体21にねじ止めされて固定される。保持部本体21の矩形の枠状の上面212には、外縁部(中心軸J1とは反対側)にてOリング27(リップシール等の他のシール部材であってもよい。)が設けられており、支持板26が保持部本体21に固定された状態では、Oリング27により支持板26と保持部本体21との間が密閉される。
図4は、図3中の上方から下方を向いて見た孔部211の内部を示す図であり、図5は図3中のフランジ部210近傍を拡大して示す断面図である。図4では、二点鎖線にて仮想的に基板9の外形を示しており、図5では、押圧部25の図示を省略している。
図4および図5に示すように、フランジ部210には、中心軸J1に垂直な矩形の枠状面221を基板9側に有する枠状当接部22が設けられ、基板9の対象面91は、枠状面221上に設けられる矩形の枠状であって、枠状当接部22から分離可能なシート状の弾性部材(例えば、EPDMゴム(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)により形成される部材)であるシール部222を介して枠状当接部22に当接する。なお、枠状面221上に矩形の枠状の溝が形成され、シール部222が当該溝に嵌め込まれることにより枠状当接部22にて保持されてもよい。
また、枠状当接部22の外側には、例えばバネ鋼を金、白金、パラジウム等の貴金属にて被覆することにより形成される板バネ状の複数の接触子23が設けられ、各接触子23では枠状当接部22側の部位が基板9側へと屈曲している。図4に示すように、本実施の形態では、枠状面221の各直線部(すなわち、角部間の部位)の外側に、当該直線部に沿う方向に長い接触子23が設けられる。図5に示すように、枠状当接部22の内周面223(中心軸J1側の面)は、基板9から離れるに従って(すなわち、下側に向かうに従って)外側へと広がる傾斜面とされる。枠状当接部22の下部には、枠状当接部22から外側へと広がり、さらに基板9の外側において対象面91とは反対の被押圧面92側へと伸びる接触子収容部24が設けられ、枠状当接部22、接触子収容部24および基板9により接触子23を内部に収容する空間が形成される。
本実施の形態では、枠状当接部22および接触子収容部24は、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂や、塩化ビニル、ポリプロピレン、PEEK(ポリエーテル・エーテル・ケトン)等の耐薬品性を有する材料にて一体的に形成される。また、既述のように、接触子23は貴金属にて被覆されていることにより、後述するメッキ処理において、万一、接触子23がメッキされた場合であっても、接触子23、枠状当接部22および接触子収容部24にて構築される保持部本体21の全体を所定の薬品に浸漬させることにより、メッキにて付着した材料を除去することが可能とされる。
図6は基板9の対象面91を示す図である。既述のように、基板9の外形は矩形とされており、例えば、一辺が100ミリメートル(mm)の正方形とされる。実際には、図5に示すように、基板9の対象面91は、基板9の本体に形成されるITO等の透明導電膜93(図5中にて太い実線にて示す。)の表面とされており、図6中に細い実線の矩形にて示すように、対象面91上には矩形のメッキ対象領域94が設定されている。また、透明導電膜93(対象面91)上には、基板9の外縁部の全周に沿ってメッキ対象領域94を囲むように電極パターン95(図6中にて平行斜線を付して示す。)が形成される。電極パターン95は、数マイクロメートル(μm)の厚さの銅等の金属にて形成されており、対象面91上のメッキ対象領域94は透明導電膜93を介して電極パターン95に電気的に接続される。電極パターン95の幅は例えば2mmとされるが、図6では図示の都合上、電極パターン95の幅を実際よりも広く示している。
基板9が基板保持装置2にて保持された状態では、図3の押圧部25により基板9が枠状当接部22に向けて押圧されることにより、枠状当接部22が図6に示すメッキ対象領域94の周囲にシール部222(図6中に二点鎖線にて示す。)を介して当接する。また、図4および図5に示す各接触子23の先端は、対象面91上のシール部222の外側における矩形の枠状の領域である電極パターン95の直線部に当接する。接触子23は、回転機構3の軸部33およびスリップリング32を介して電源部5に接続されており(図1参照)、後述するメッキ処理の際には、電源部5が対向電極51と接触子23との間に電圧を付与することにより、対向電極51と作用電極となるメッキ対象領域94との間にて電位差を形成して基板9のメッキ対象領域94上にメッキを行うことが可能となる。
図7は押圧部25の枠状当接部22側の面を示す図である。既述のように押圧部25は直方体とされ、図3および図7に示すように、基板9の被押圧面92に対向する矩形の面251(以下、「対向面251」という。)は中心軸J1に垂直に広がっている。押圧部25には、対向面251から突出する矩形の枠状の弾性体(例えば、ゴム等)である弾性部252が設けられる。押圧部25が保持部本体21の孔部211に挿入された状態では、弾性部252は基板9を間に挟んで枠状当接部22の枠状面221上のシール部222に正確に対向し、弾性部252を介して基板9が枠状当接部22に向けて押圧される。以下の説明では、対向面251上において弾性部252が存在する矩形の枠状領域の直線部である帯状の要素を1つの辺と捉えて、基板9を挟んでシール部222に対向する当該枠状領域を対向矩形と呼ぶ。
シール部222に向かって突出する弾性部252は、図3に示すように対向矩形の各辺の中央において突出量が最も大きくなる山型とされ、対向矩形の辺の中央と端部との間において、弾性部252の枠状当接部22側の面は対向面251に対して傾斜している。既述のように、弾性部252は基板9およびシール部222を挟んで枠状面221に対向するため、仮に枠状当接部22にて変形(撓み)が生じないとすると、対向矩形の辺の中央において最大の圧力が基板9を介してシール部222に作用し、辺の端部にて最小の圧力がシール部222に作用する。実際には、対向矩形の辺の中央に対応する枠状当接部22の部位では変形に対する剛性が低く(変形が発生し易く)、対向矩形の辺の端部に対応する枠状当接部22の部位では変形に対する剛性が高く(変形が発生しにくく)なっているが、図3の基板保持装置2の弾性部252では、対向矩形の辺の中央から端部に向かって対向面251からの突出量が漸次減少することにより、矩形の枠状のシール部222に作用する圧力がほぼ均等となるようにされている。
メッキ装置1にてメッキを行う際には、まず、基板9が、対象面91を枠状当接部22側に向けた状態で保持部本体21の孔部211に中心軸J1に沿って嵌め込まれる(図3参照)。このとき、孔部211の中心軸J1に垂直な断面形状が基板9の外形よりも微小量だけ大きくされていることにより、基板9を孔部211に嵌め込むのみで(いわゆる、基板9の落とし込みのみで)、対象面91上のメッキ対象領域94が枠状当接部22の内側に精度よく配置される(位置決めされる)。続いて、押圧部25が孔部211内に挿入されるとともに、支持板26が保持部本体21に固定されることにより、押圧部25により基板9が枠状当接部22に向けて押圧される。
以上の作業により基板9が基板保持装置2にて保持されると、基板保持装置2が回転機構3の軸部33に固定され、回転機構3が図2に示すアーム131に取り付けられる。そして、制御部7が昇降機構13を駆動することにより、図1に示すように、基板保持装置2がメッキ液中に浸漬される。このとき、基板9の対象面91の全体がメッキ液中に浸漬されるのみであり、基板保持装置2の全体がメッキ液に浸かる訳ではない。
基板9の対象面91がメッキ液中に浸漬されると、回転機構3による基板保持装置2の回転が開始される。また、電源部5により、基準電極52に所定の基準電位が付与され、対向電極51に基準電位との差が所定値となる電位が付与され、接触子23にも基準電位との差が所定値となる電位が付与される。基準電極52、対向電極51および接触子23への電位の付与が予め設定された時間だけ継続され、基板9の矩形のメッキ対象領域94に酸化亜鉛の薄膜が形成される。このとき、メッキ装置1では、酸素バブリングによりメッキ液中の溶存酸素が常に一定かつ飽和状態に保たれる。また、枠状当接部22の内周面223が傾斜面とされるとともに、基板9の法線(または、中心軸J1)が鉛直方向に対して傾斜した状態で基板保持装置2がメッキ液中に浸漬されることにより、基板9のメッキ対象領域94近傍から気泡が除去される(すなわち、メッキ対象領域94近傍にて気泡が滞留することが防止される)。その結果、好ましい膜質(組成)の均一な膜を基板9上に形成することができる。また、メッキ途上における各種条件の調整が制御部7により自動化されることにより、複数の基板9にメッキを施す場合であっても、形成される膜の膜質や厚さあるいは厚さの均一性等の再現性の高いプロセスが実現される。
基板9への酸化亜鉛の薄膜の形成が完了すると、昇降機構13により基板保持装置2がメッキ液中から取り出され、基板保持装置2が回転機構3から取り外される。そして、基板保持装置2を分解することにより、基板9が取り出される。酸化亜鉛層が形成された基板9は、必要に応じて、酸化亜鉛層からテンプレート化合物が脱着され、多孔質の酸化亜鉛層が形成される。
ところで、図8に示すように、押圧部991の弾性部が省略された比較例の基板保持装置99において、平坦な対向面992にて基板9の被押圧面92を押圧する場合には、既述のように、対向矩形の辺の中央に対応する枠状当接部993の部位では変形が発生し易く、端部に対応する枠状当接部993の部位では変形が発生しにくいため、矩形の枠状のシール部994(図8中にて太線にて示す。)に作用する圧力は、対向矩形の辺の中央に対応する部位では低くなり、端部に対応する部位では高くなる(すなわち、シール部994に作用する圧力が不均一となる。)。したがって、メッキ装置にて基板9にメッキを行う際に、枠状当接部993と基板9との間からメッキ液が進入して(染み込んで)、メッキ対象領域の外部の領域や接触子995がメッキされてしまう場合がある。
これに対し、図3の基板保持装置2の弾性部252では、対向矩形の辺の中央から端部に向かって対向面251からの突出量が漸次減少することにより、矩形の枠状のシール部222に作用する圧力が不均一となることを抑制することができ、これにより、枠状当接部22と基板9との間の密閉性を向上して、メッキを行う際にメッキ対象領域94外の領域や接触子23がメッキされてしまうことを防止することができる。また、基板9の対象面91上において電極パターン95が基板9の外縁部の全周に沿って金属により形成され、複数の接触子23がほぼ全周に沿って電極パターン95に当接することにより、メッキ対象領域94内における電位のばらつきを抑制して、メッキにて形成される膜の厚さのばらつきを低減する(すなわち、膜の厚さの分布を向上する)ことが実現される。
図9は接触子の他の例を示す図であり、図9では1つの接触子23aのみを図示している。図9の接触子23aでは、基板9の電極パターン95に当接する部位が櫛形にされており、基板9が基板保持装置2にて保持される際における電極パターン95と接触子23aとの接触面積が、図4の接触子23を用いる場合に比べておよそ1/2に低減される。これにより、接触子23aから基板9に作用する力を低減することができ、枠状当接部22と基板9との間の密閉性をさらに向上することが実現される。なお、電極パターン95の電気抵抗は透明導電膜93に比べて十分に低いため、メッキにて形成される膜の厚さのばらつきが増大することはない。後述の図10の基板9に対する処理、または、図11の枠状当接部22aを有する基板保持装置2において図9の接触子23aが用いられてもよい。
また、図10に示すように、メッキが行われる前の基板9の対象面91において、メッキ対象領域94と電極パターン95との間の矩形の枠状の領域上に絶縁性の材料(例えば、レジストフィルム)にてマスクパターン96が形成されてもよい。図10では、電極パターン95およびマスクパターン96に互いに異なる平行斜線を付している。
図10に示す基板9が基板保持装置2にて保持される際にはマスクパターン96がシール部222(図10中にて二点鎖線にて示す。)に当接する。そして、基板保持装置2と共に基板9がメッキ液中に浸漬されてメッキが行われ、メッキ後には、基板9上のマスクパターン96が除去される。その結果、メッキを行う際に、万一、枠状当接部22と基板9との間にメッキ液が僅かに染み込んでしまった場合でも、基板9がシール部222と当接する領域上にマスクパターン96を有することにより、メッキ対象領域94の外部がメッキされることを防止することができる。後述の図11の枠状当接部22aを有する基板保持装置2において図10の基板9が保持されてもよい。
図11は枠状当接部の他の例を示す図であり、図4に対応する図である。図11の枠状当接部22aでは、各角部が円弧状とされ、これに合わせて、シート状の弾性部材であるシール部222aの各角部C1も円弧状とされる。実際には、シール部222aの角部C1の曲率半径(図11中にて符号R1を付す矢印にて示すように、シール部222aの幅の中央を示す中心線B1における曲率半径)は、角部C1間の直線部A1の長さ(図11中にて符号L1を付す矢印にて示す。)の1/2以下(好ましくは、1/3以下)とされる。また、シール部222aの製造上の理由により、角部C1の曲率半径は1mm以上とされる。図11の枠状当接部22aを有する基板保持装置2では、押圧部25における対向矩形も同様に円弧状の角部を有するものとされる。
以上の構成により、基板保持装置2では、対向矩形の辺の中央に対応する枠状当接部22aの部位における(変形に対する)剛性と、対向矩形の辺の端部(円弧状の角部)に対応する枠状当接部22aの部位における剛性との差が小さくなり、弾性部252において、対向矩形の辺の中央における突出量と端部における突出量との差を比較的小さくしつつ、枠状当接部22aと基板9との間の密閉性を向上することができる。なお、この場合も、基板9(図11中に二点鎖線にて示す。)上のメッキ対象領域94は矩形であるとみなされ、シール部222aおよび弾性部252も矩形の枠状とみなされる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
図3の押圧部25では、対向矩形の辺の中央と端部との間において、弾性部252の枠状当接部22側の面が対向面251に対して傾斜しているが、弾性部252において、対向矩形の辺の中央から端部に向かって対向面251からの突出量が漸次減少するのであるならば、例えば、枠状当接部22側の面が、対向面251に平行な複数の面要素の集合であり、対向矩形の辺の中央から端部に向かって面要素と対向面251との間の距離が漸次減小する階段状とされてもよい。また、押圧部25の対向面が、例えば弾性部252と同様に矩形の枠状の面であってもよい。
基板保持装置2では、シール部222が枠状当接部22から分離可能なシート状の弾性部材とされるが、例えば、シール部としてリップシールやOリング等の他のパッキンが用いられてもよい。この場合に、枠状面221上において内縁部および外縁部にシール用の2つの枠状の部材をそれぞれ設けて、基板9と枠状当接部22との間の密閉性がさらに向上されてもよい。また、枠状当接部22の枠状面221に微細な溝を形成したり、枠状当接部22の基板9側の部位を、中心軸J1を含む面における断面がC字状となるように形成する(すなわち、リップシールと枠状当接部とが一体的となった構造とされる。)等してシール部が枠状当接部22と一体的に形成されてもよく、この場合、基板保持装置2の部品点数を少なくすることができる。
メッキ液は塩化亜鉛を含むものには限定されず、他の種類のメッキ液が用いられてもよい。ただし、基板9上に酸化亜鉛の膜を形成する場合には、少なくとも亜鉛イオンを含むメッキ液を用いる必要があり、この場合に、メッキ液が酸素を含まないときには、酸素供給部6によるメッキ液への酸素の供給が必要となる。また、基板9上に形成する膜の種類によっては、使用するメッキ液の種類に合わせてメッキ液に酸素以外の気体が供給されてもよい。
基板9の対象面91上において、必ずしもメッキ対象領域94の全体にメッキによる一様な膜が形成される必要はなく、メッキの際にメッキ液が接するとともにその外形が矩形とされるのであるならば、例えば、メッキ対象領域内において絶縁材料によるパターンが形成されていてもよい。この場合、当該パターンの領域にはメッキによる膜が形成されない。また、電極パターン95は、必ずしも基板9の外縁部の全周に沿って一連の枠状として形成される必要はなく、基板9の外縁部のほぼ全周に沿って形成されるのであるならば、基板9の角部の近傍等にて省略されていてもよい。さらに、基板9上に形成される膜の厚さのばらつきの許容範囲によっては、基板9の外縁部の一部においてのみ電極パターンが形成されてもよい。
メッキ装置の設計によっては、基板保持装置2にて保持される基板9の対象面91が上方や水平方向を向くようにして、基板保持装置2および基板9がメッキ液中に浸漬されてもよい。基板保持装置2では、枠状当接部22と基板9との間にて高い密閉性が確保されていることにより、メッキ液中にて基板9がどのような向きで保持される場合であっても、メッキを行う際にメッキ対象領域94外の領域や接触子23がメッキされてしまうことを防止することができる。
色素増感型太陽電池の製造に用いられる基板9は必ずしもガラスの基板である必要はなく、例えば、透明な樹脂にて形成される基板であってもよい。また、基板保持装置2を有するメッキ装置は他の用途に用いられてもよく、メッキ装置では、半導体基板やプリント配線基板等、様々な種類の基板を処理の対象物とすることが可能である。
メッキ装置の構成を示す図である。 メッキ装置の本体の外観を示す斜視図である。 基板保持装置を示す図である。 保持部本体の孔部の内部を示す図である。 フランジ部近傍を拡大して示す断面図である。 基板の対象面を示す図である。 押圧部の対向面を示す図である。 比較例の基板保持装置を示す図である。 接触子の他の例を示す図である。 マスクパターンが形成された基板の対象面を示す図である。 枠状当接部の他の例を示す図である。
符号の説明
1 メッキ装置
2 基板保持装置
3 回転機構
4 メッキ槽
5 電源部
6 酸素供給部
9 基板
22,22a 枠状当接部
23,23a 接触子
24 接触子収容部
25 押圧部
51 対向電極
52 基準電極
91 対象面
92 被押圧面
93 透明導電膜
94 メッキ対象領域
95 電極パターン
96 マスクパターン
222,222a シール部
251 対向面
252 弾性部
A1 直線部
C1 角部
J1 中心軸

Claims (10)

  1. メッキ装置において基板を保持する基板保持装置であって、
    矩形の基板の第1主面上に設定された矩形のメッキ対象領域の周囲に、矩形の枠状のシール部を介して当接する枠状当接部と、
    前記第1主面上の前記シール部の外側の領域であって前記メッキ対象領域と電気的に接続された領域に当接する接触子と、
    前記枠状当接部から外側に広がり、さらに前記基板の外側において前記第1主面とは反対の第2主面側へと伸びることにより、前記枠状当接部および前記基板と共に前記接触子を内部に収容する空間を形成する接触子収容部と、
    前記第2主面に対向する対向面から前記基板を間に挟みつつ前記シール部に向かって突出する矩形の枠状の弾性体であって前記矩形の各辺の中央から端部に向かって前記対向面からの突出量が漸次減少する弾性部を有し、前記弾性部を介して前記基板を前記枠状当接部に向けて押圧する押圧部と、
    を備えることを特徴とする基板保持装置。
  2. 請求項1に記載の基板保持装置であって、
    前記シール部が、前記枠状当接部から分離可能なシート状の弾性部材であることを特徴とする基板保持装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板保持装置であって、
    前記第1主面上に透明導電膜が形成されており、
    前記シール部の外側において前記メッキ対象領域と電気的に接続された前記領域が、前記基板の外縁部のほぼ全周に沿って前記透明導電膜上に金属により形成された電極パターンであり、
    前記接触子が、ほぼ全周に亘って前記電極パターンに当接することを特徴とする基板保持装置。
  4. 請求項3に記載の基板保持装置であって、
    前記接触子において、前記電極パターンに当接する部位が櫛形であることを特徴とする基板保持装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板保持装置であって、
    前記基板が、前記シール部と当接する領域上に絶縁性のマスクパターンを有することを特徴とする基板保持装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の基板保持装置であって、
    前記シール部の各角部が円弧状となっており、前記各角部の曲率半径が、1ミリメートル以上であり、かつ、角部間の直線部の長さの1/2以下であることを特徴とする基板保持装置。
  7. メッキ装置であって、
    メッキ液を貯溜するメッキ槽と、
    前記メッキ液中に浸漬される請求項1ないし6のいずれかに記載の基板保持装置と、
    前記基板保持装置に保持される基板の主面に垂直な中心軸を中心として前記基板保持装置を回転する回転機構と、
    前記メッキ液中に配置される電極と、
    前記電極と前記基板保持装置の前記接触子との間に電圧を付与して前記基板にメッキを行う電源部と、
    を備えることを特徴とするメッキ装置。
  8. 請求項7に記載のメッキ装置であって、
    前記メッキ液中に所定の気体を供給する気体供給部と、
    前記メッキ液中に設けられるとともに、前記電源部から所定の基準電位が付与される基準電極と、
    をさらに備えることを特徴とするメッキ装置。
  9. 請求項8に記載のメッキ装置であって、
    前記メッキ液が少なくとも亜鉛イオンを含み、前記気体が酸素を含むことを特徴とするメッキ装置。
  10. 請求項7ないし9のいずれかに記載のメッキ装置であって、
    前記中心軸と鉛直方向とのなす角が5度以上45度以下であることを特徴とするメッキ装置。
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