JP2008170841A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】観察者に対して逆視領域が発生するのを防止することが可能な電気光学装置を提供する。
【解決手段】電気光学装置は、立体画像表示を行うことのできる画像表示装置であり、表示パネルと、センサと、制御部と、を備える。表示パネルは、例えば、液晶表示パネルであり、右目用の単位画像と左目用の単位画像とを所定方向に交互となる表示位置に表示することにより、観察者に対し立体画像を表示する。センサは、観察者の視点位置の表示パネルの所定の軸に対する回転角を検知する。制御部は、回転角に基づいて、表示パネルにおける、右目用の単位画像の表示位置と左目用の単位画像の表示位置とを入れ替えることを可能とする。このようにすることで、電気光学装置は、観察者に対して逆視領域が発生するのを防止することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、各種情報の表示に用いて好適な電気光学装置及び電子機器に関する。
電気光学装置の例として、観察者に対し、3次元の立体画像を表示する画像表示装置が知られている。このような表示装置の1つの方式として、視差バリア(パララックスバリア)方式の画像表示装置がある。この画像表示装置は、例えば液晶表示パネルと、当該液晶表示パネルの表示面の観察者側に備えられた視差バリアを備える。視差バリアの所定の位置には、互いに隣接する画素電極に対応してスリットが配置されている。観察者に3次元の立体画像を提供する場合には、観察者の左目に左目用の画像が入射するとともに、観察者の右目に右目用の画像が入射するように、視差バリアの開口部が形成されている。観察者は、右目用の画像と左目用の画像を脳内で合成することにより、立体的な画像であると認識する。
このような画像表示装置では、観察者に対する表示画面の角度を変えていくと、正しく立体画像に見える領域(正視領域)と正しく立体画像に見えない領域(逆視領域)とが、観察者に対して交互に発生することが分かる。正視領域とは、右目用の画像が観察者の右目に、左目用の画像が観察者の左目に入射する領域のことをいう。逆視領域とは、右目用の画像が観察者の左目に、左目用の画像が観察者の右目に入射する領域のことをいう。そのため、観察者は、逆視領域では、表示画面上の画像を見ると、飛び出して見えるべきものが、逆に引っ込んで見えてしまう。
逆視領域の発生領域を減らすために、最近では、視点数を増加させた画像表示装置が提案されている。また、下記の特許文献1には、観察者の頭部に位置センサを取り付けることで、観察者の視点位置を求め、当該視点位置に対応した立体画像を表示する画像表示装置が記載されている。
特開平8−328170号公報
しかしながら、視点数を増加させた画像表示装置では、逆視領域の発生領域を減らすことはできるものの、画像の解像度は低下してしまう。また、視点数を増加させた画像表示装置であっても、逆視領域の発生を完全に防ぐことはできない。また、上記の特許文献1に記載の画像表示装置では、観察者に対して逆視領域の発生を防止することができるものの、画像表示装置本体の他に、観察者に位置センサを取り付ける必要があるため、観察者からすると非常に煩わしいものとなる。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、立体画像を表示することのできる電気光学装置において、観察者に位置センサを取り付けることなく、観察者に対して逆視領域が発生するのを防止することが可能な電気光学装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、電気光学装置は、右目用の画像のサブ画素単位の画像である右目用の単位画像と、左目用の画像のサブ画素単位の画像である左目用の単位画像とを所定方向に交互となる表示位置に表示することにより、観察者に対し立体画像を表示する表示パネルと、前記観察者の視点位置の前記表示パネルの所定の軸に対する回転角を検知するセンサと、前記回転角に基づいて、前記表示パネルにおける、前記右目用の単位画像の表示位置と前記左目用の単位画像の表示位置とを入れ替えることを可能とする制御部と、を備える。
上記の電気光学装置は、立体画像表示を行うことのできる画像表示装置であり、表示パネルと、センサと、制御部と、を備える。前記表示パネルは、例えば、液晶表示パネルであり、右目用の単位画像と左目用の単位画像とを所定方向に交互となる表示位置に表示することにより、観察者に対し立体画像を表示する。ここで、単位画像とは、サブ画素単位で表示される画像のことを示す。前記センサは、前記観察者の視点位置の前記表示パネルの所定の軸に対する回転角を検知する。前記制御部は、前記回転角に基づいて、前記表示パネルにおける、前記右目用の単位画像の表示位置と前記左目用の単位画像の表示位置とを入れ替えることを可能とする。このようにすることで、電気光学装置は、観察者に対して逆視領域が発生するのを防止することができる。また、この電気光学装置では、観察者に位置センサを取り付ける必要もない。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記表示パネルは、1番目からN番目(Nは3以上の自然数)まで順番に並んだ各視点から見た画像のサブ画素単位の画像である単位画像を、1番目からN番目まで順番に並べて表示することにより、前記観察者に対し前記立体画像を表示し、前記制御部は、前記センサによって検知された前記回転角に基づいて、前記表示パネルにおける、1番目の視点から見た画像の単位画像の表示位置とN番目の視点から見た画像の単位画像の表示位置とを入れ替える。このようにすることで、3つ以上の複数の視点の表示画像から構成される電気光学装置においても、観察者に対して逆視領域が発生するのを防止することができる。
上記の電気光学装置の好適な実施例は、前記制御部によって、前記表示パネルにおける、前記単位画像の表示位置の入れ替えをおこなう前記回転角は、前記観察者の視点位置が前記立体画像を正しく認識できない逆視領域に位置していると前記制御部が判定した回転角である。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記制御部は、前記回転角の大きさに応じて、前記観察者に対し表示する立体画像を異ならせる。このようにすることで、回転角に応じて表示画像を異ならせる電気光学装置において、逆視領域が発生することによる観察者が感じる違和感を抑えることができる。
本発明の他の観点では、上記の電気光学装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器を構成することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[画像表示装置]
図1は、各実施形態に係る画像表示装置100の断面図である。各実施形態に係る画像表示装置100は、視差バリア方式の画像表示装置であり、観察者11に立体画像を表示する立体画像表示を行うことができる。
図1に示すように、各実施形態に係る画像表示装置100は、主に、視差バリア9と、液晶表示パネル20と、照明装置10より構成される。
液晶表示パネル20は、基板1、2がシール材3を介して貼り合わされてなる構造を有し、基板1、2の間には、液晶4が封入されてなる。基板1の内面上には、1ドットのサブ画素SGa、SGb毎に画素電極5が形成されており、基板2の内面上には、カラーフィルタたるRGBの各色の着色層6及び対向電極7が形成されている。RGBの各色の着色層6は、画素電極5に対応する位置に形成され、対向電極7は、基板2の全面に形成されている。
液晶表示パネル20の背面側には、照明装置10が設置される。照明装置10は、液晶表示パネル20に光を透過することにより照明する。なお、液晶表示パネル20と照明装置10の間には、下偏光板12bが配置される。
液晶表示パネル20の光の出射面側には、視差バリア9が配置される。視差バリア9は、所定の間隔でスリット9Sが設けられているパネルである。視差バリア9は、スリット9Sの設けられている部分のみが光を透過する透過領域として機能し、それ以外の部分は光を透過しない遮光領域として機能する。視差バリア9は、例えば、2枚の基板の間に液晶を挟持してなる構成を有し、当該液晶の配向を制御することで、スリット9Sとして機能する透過領域と、光を透過しない遮光領域とを形成する。スリット9Sは、液晶表示パネル20における互いに隣接する着色層6又は画素電極5の間に対応して位置している。なお、視差バリア9の光の出射面側には、上偏光板12aが配置される。
照明装置10より出射した光は、液晶表示パネル20に入射し、着色層6を透過した後、液晶表示パネル20より出射する。液晶表示パネル20より出射した光は、スリット9Sを通して、観察者11の左目11a、観察者11の右目11bに夫々入射する。
図1に示す画像表示装置100において、観察者11の左目11aに入射する光が透過するRGBの着色層6を着色層Rca、Gca、Bcaとして示し、観察者11の右目11bに入射する光が透過するRGBの着色層6を着色層Rcb、Gcb、Bcbとして示す。従って、各色の着色層Rca、Gca、Bcaを有するサブ画素SGaは夫々、観察者11の左目11aに入射する光が透過するRGBの各色のサブ画素を示し、各色の着色層Rcb、Gcb、Bcbを有するサブ画素SGbは夫々、観察者11の右目11bに入射する光が透過するRGBの各色のサブ画素を示す。
例えば、破線で示すように、着色層Gcaを透過した光は、着色層Gca、Bcbの間に対応して位置しているスリット9Sを通過することにより、観察者11の左目11aに入射する。一方、着色層Bcbを透過した光は、当該スリット9Sを通過した後、観察者11の右目11bに入射する。
次に液晶表示パネル20の駆動回路の構成について述べる。図2は、各実施形態に係る画像表示装置100における液晶表示パネル20の平面図である。図1に示した画像表示装置100における液晶表示パネル20は、図2に示す液晶表示パネル20の平面図の切断線A−A´に沿った断面図であり、駆動回路の図示を省略した図である。なお、図2では、紙面縦方向(列方向)をY方向と、また、紙面横方向(行方向)をX方向と規定する。
基板1の内面上には、複数の走査線24、複数のデータ線25がマトリクス状に配置されており、各走査線24と各データ線25の交点にはTFT素子(Thin film Diode)などのスイッチング素子26が設けられている。画素電極5は、スイッチング素子26と電気的に接続されている。
正確には、基板1は、X方向及びY方向に対し、基板2よりも外側に張り出してなる領域を有している。基板1のX方向に張り出してなる領域の内面上には、走査線駆動回路21が配置され、基板1のY方向に張り出してなる領域の内面上には、データ線駆動回路22が配置されている。
S1、S2、S3・・・、Sn(n:自然数)で示す各データ線25は、Y方向に対し延在すると共に、X方向に対し一定の間隔で配置されている。各データ線25の一端は、データ線駆動回路22と電気的に接続されている。また、データ線駆動回路22は、FPC23と配線32を介して電気的に接続されている。FPC23は、制御部40と電気的に接続されており、データ線駆動回路22は、FPC23を介して、当該制御部40からの制御信号を受信する。データ線駆動回路22は、当該制御信号を基に、S1、S2、S3・・・、Snで示す各データ線25に対し、データ信号を供給する。
G1、G2、G3・・・、Gm(m:自然数)で示す各走査線24は、X方向に対し延在すると共に、Y方向に対し一定の間隔で配置されている。各走査線24の一端は、走査線駆動回路21と電気的に接続されている。また、走査線駆動回路21は、配線33と電気的に接続され、配線33は、制御部40と電気的に接続されている。走査線駆動回路21は、配線33を介して、当該制御部40からの制御信号を受信する。走査線駆動回路21は、当該制御信号を基に、G1、G2、G3・・・、Gmで示す各走査線24に対し、走査信号を順次供給する。
対向電極7は、COMで示す配線34を介して、データ線駆動回路22と電気的に接続されている。データ線駆動回路22は、外部の制御部40からの制御信号を基に、配線34を介して駆動信号を供給することにより、対向電極7を駆動する。
走査線駆動回路21は、制御部40からの制御信号を基に、G1、G2、G3・・・、Gmの順に走査線24を順次排他的に選択すると共に、選択した走査線24には、走査信号を供給する。そして、データ線駆動回路22は、制御部40からの制御信号を基に、選択された走査線24に対応する位置に存在する画素電極5に対し、表示内容に応じたデータ信号を、各データ線25を介して供給する。これにより、当該画素電極5に電位が印加され、当該画素電極5と対向電極7の間の液晶4の液晶分子の配向状態が、非表示状態または中間表示状態に切り替えられ、液晶表示パネル20に所望の画像を表示することができる。即ち、制御部40は、制御信号を走査線駆動回路21、データ線駆動回路22に供給することで、複数の走査線24及び複数のデータ線25に供給する走査信号及びデータ信号を制御することができ、所望の画像を液晶表示パネル20に表示することができる。
サブ画素SGaとサブ画素SGbは、X方向及びY方向について交互に設定される。従って、観察者11の左目11aに表示するための画像は、サブ画素SGaにおける画素電極5と対向電極7の間の液晶4の液晶分子の配向状態が切り替えられることにより表示され、観察者11の右目11bに表示するための画像は、サブ画素SGbにおける画素電極5と対向電極7の間の液晶4の液晶分子の配向状態が切り替えられることにより表示される。
図3は、画像表示装置100の駆動回路の制御手段を示す模式図である。画像表示装置100は、制御手段として、制御部40の他に、センサ41と、記憶部42と、表示情報出力源43と、を更に備える。
表示情報出力源43は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、図示しないタイミングジェネレータによって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号を、制御部40に供給するように構成されている。
センサ41は、観察者11の視点位置の液晶表示パネル20の所定の軸に対する回転角を検知するためのものである。具体的には、センサ41は、加速度センサやジャイロセンサなどから構成される。液晶表示パネル20が回転する場合において、加速度センサは、回転軸の方向を検知し、ジャイロセンサは、当該回転軸に対する回転角を検知する。センサ41は、制御部40に対し、これらの検知信号を供給する。
制御部40は、表示画像出力源43からの画像信号を基にして、制御信号を生成した後、液晶表示パネル20に対し、即ち、液晶表示パネル20における走査線駆動回路21とデータ線駆動回路22とに対し、生成した当該制御信号を供給する。また、制御部40は、センサ41からの検知信号を基に、液晶表示パネル20の所定の軸に対する回転角を算出する。記憶部42は、例えば、メモリであり、制御部40と接続されている。
(合成画像の構成)
次に、各実施形態に係る画像表示装置100によって表示される合成画像について説明する。図4は、左目用の画像Aと右目用の画像Bを合成した合成画像Cを作成するときの模式図である。ここで、左目用の画像Aは、観察者11の左目11aに対し表示する画像を示し、右目用の画像Bは、観察者11の右目11bに対し表示する画像を示す。合成画像Cは、画像Aと画像Bを合成した画像であり、各実施形態に係る画像表示装置100における液晶表示パネル20の表示画面に表示される画像である。観察者11は、左目用の画像Aと右目用の画像Bを脳内で合成することにより、立体画像を認識することができる。
画像Aは、単位画像Ra11〜Ba26が組み合わさった画像である。ここで、単位画像とは、サブ画素単位で表示される画像のことを示す。単位画像における英字部Ra、Ga、Baは、RGBの夫々のサブ画素SGaに表示される画像であることを示す。即ち、英字部がRaで示される単位画像は、Rの1つのサブ画素SGaに表示される画像を示し、英字部がGaで示される単位画像は、Gの1つのサブ画素SGaに表示される画像を示し、英字部がBaで示される単位画像は、Bの1つのサブ画素SGaに表示される画像を示す。以下では、このような左目用の画像の単位画像のことを単に「左目用の単位画像」と称することもある。
画像Bは、単位画像Rb11〜Bb26が組み合わさった画像である。単位画像における英字部Rb、Gb、Bbは、RGBの夫々のサブ画素SGbに表示される画像であることを示す。即ち、英字部がRbで示される単位画像は、Rの1つのサブ画素SGbに表示される画像を示し、英字部がGbで示される単位画像は、Gの1つのサブ画素SGbに表示される画像を示し、英字部がBbで示される単位画像は、Bの1つのサブ画素SGbに表示される画像を示す。以下では、このような右目用の画像の単位画像のことを単に「右目用の単位画像」と称することもある。
制御部40は、画像Aと画像Bより合成画像Cを作成する際、画像Aの単位画像と画像Bの単位画像を、サブ画素SGaとサブ画素SGbの夫々に対応するように合成する。即ち、先に述べたように、サブ画素SGaとサブ画素SGbは、液晶表示パネル20上でX方向及びY方向について交互に設定されるので、制御部40は、図4に示すように、画像Aの単位画像と画像Bの単位画像をサブ画素SGaとサブ画素SGbに対応して交互に合成する。
具体的には、制御部40は、画像Aと画像Bより合成画像Cを作成する際、画像A、Bの夫々の複数の所定の行の単位画像を、合成画像Cを構成する単位画像として用いる。図4に示す例では、画像Aの単位画像Ra11〜Ba16、画像Bの単位画像Rb11〜Bb16が、合成画像Cを構成する単位画像として用いられるとする。画像A、Bの当該複数の所定の行以外の行にある単位画像は、合成画像Cを構成する単位画像としては用いられない。従って、画像Aの単位画像Ra21〜Ba26、画像Bの単位画像Rb21〜Bb26は、合成画像Cを構成する単位画像としては用いられない。
制御部40は、図4に示す合成画像Cより分かるように、画像Aの単位画像Ra11〜Ba16、画像Bの単位画像Rb11〜Bb16をサブ画素SGaとサブ画素SGbに対応して交互に配置することにより、合成画像Cを合成する。
制御部40は、このようにして合成された合成画像Cにおける各単位画像の階調値を基に各サブ画素SGa、SGbの画素電極5に印加する電位を決定し、制御信号として走査線駆動回路21及びデータ線駆動回路22に供給する。
このようにして、図4に示す合成画像Cが画像表示装置100の液晶表示パネル20に表示される。図4に示す合成画像C上には、視差バリア9のスリット9Sの位置も破線で示す。観察者11の左目11aは、合成画像Cを、スリット9Sを通して見た場合には、単位画像Ra11、Ga12、Ba13、Ra14、Ga15、Ba16のみを見ることができる。一方、観察者11の右目11bは、合成画像Cを、スリット9Sを通して見た場合には、スリット9Sを通して、単位画像Rb11、Gb12、Bb13、Rb14、Gb15、Bb16のみを見ることができる。
観察者11は、左目で見た単位画像Ra11、Ga12、Ba13、Ra14、Ga15、Ba16と、右目で見た単位画像Rb11、Gb12、Bb13、Rb14、Gb15、Bb16とを脳内で合成することにより、立体画像を認識することができる。
以上に述べた画像表示装置100の構成を基に、以下では、本発明の各実施形態について、具体的に説明する。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について説明する。図5は、第1実施形態に係る画像表示装置100の模式図である。
図5では、液晶表示パネル20は、簡略化して図示されている。以下の説明では、液晶表示パネル20を、このように簡略化して示すこととする。図5に図示した液晶表示パネル20では、「a」は、左目用の単位画像が表示画面に表示されることを示し、「b」は、右目用の単位画像が表示画面に表示されることを示す。「a」、「b」が記載されている1つのマス目は夫々、サブ画素SGa、サブ画素SGbを示している。
図5に示すように、サブ画素SGa、SGbを出射した光は、視差バリア9のスリット9Sを透過して、観察者11に向けて出射する。ここで、観察者11は、視差バリア9より距離Lenだけ離れた位置にいるとする。図5において、「領域a」とは、視差バリア9より法線方向に距離Lenだけ離れた位置において、左目用の単位画像が映し出される範囲を示し、「領域b」とは、視差バリア9より法線方向に距離Lenだけ離れた位置において、右目用の単位画像が映し出される範囲を示している。
図5の実線で示すように、観察者11の左目11aが「領域a」にあり、観察者11の右目11bが「領域b」にあるとすると、観察者11の左目11aには、左目用の単位画像が入射し、観察者11の右目11bには、右目用の単位画像が入射することとなる。従って、観察者11は、液晶表示パネル20に表示された表示画像を、立体画像として正しく認識することができる。この場合、観察者11は、いわゆる正視領域にいるという。
一方、図5の波線で示すように、観察者11の左目11axが「領域b」にあり、観察者11の右目11bxが「領域a」にあるとすると、観察者11の左目11axには、右目用の単位画像が入射することとなり、観察者11の右目11bxには、左目用の単位画像が入射することとなる。このとき、観察者11は、液晶表示パネル20に表示された表示画像を見ると、飛び出して見えるべきものが、逆に引っ込んで見えてしまうこととなり、当該表示画像を、立体画像として正しく認識することができない。この場合、観察者11は、いわゆる逆視領域にいるという。
図5に示すように、左目用の単位画像と右目用の単位画像とが、液晶表示パネル20に交互に表示される場合には、正視領域と逆視領域は交互に発生する。
図5の実線で示すように、観察者11は、視差バリア9の中央の点Cpから法線方向に距離Lenだけ離れた位置にいる場合には、観察者11は、正視領域にいることとなる。ここで、観察者11の位置を固定して、画像表示装置100を、点Cpを中心として回転させる場合を考える。
図6は、画像表示装置100を、点Cpを中心として所定の回転角αだけ回転させたときの模式図である。そのため、視差バリア9の中央の点Cpから法線方向に伸びた軸Polが、点Cpを中心として回転角αで回転して位置P0から位置P1へと移動している。図6では、観察者11の左目11aは「領域b」にあり、観察者11の右目11bは「領域a」にある。つまり、観察者11の左目11aには、右目用の単位画像が入射することとなり、観察者11の右目11bには、左目用の単位画像が入射することとなる。従って、このとき、観察者11は、逆視領域にいることとなり、表示画像を、立体画像として正しく認識することができない。
このように、観察者11の位置を固定して、画像表示装置100を、点Cpを中心として回転させた場合には、正視領域と逆視領域とが、観察者11に対して交互に発生することとなる。具体的には、例えば2.2インチのQVGA(Quarter Video Graphics Array)の液晶表示パネルの場合には、回転角αが8〜9[°]変化する毎に、正視領域と逆視領域とが、観察者11に対して交互に発生する。また、正視領域と逆視領域とが交互に発生する回転角αは、液晶表示パネルの画素数や画面サイズが変わった際に変化する可能性がある。
そこで、第1実施形態に係る画像表示装置100では、制御部40は、液晶表示パネル20の回転角αに基づいて、液晶表示パネル20における、右目用の単位画像の表示位置と左目の単位画像の表示位置とを入れ替えることを可能とされている。
図7は、図6と同様、画像表示装置100を、点Cpを中心として回転角αだけ回転させたときの模式図である。図6と異なる点は、液晶表示パネル20における、左目用の単位画像の表示位置と右目用の単位画像の表示位置とが、制御部40によって、入れ替えられていることである。このとき、観察者11の左目11aは「領域a」にあり、観察者11の右目11bは「領域b」にある。つまり、観察者11の左目11aには、左目用の単位画像が入射し、観察者11の右目11bには、右目用の単位画像が入射することとなる。従って、この場合には、図6の場合と異なり、観察者11は、正視領域にいることとなり、表示画像を、立体画像として正しく認識することができる。
次に、第1実施形態に係る画像表示装置100の制御方法について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部40は、液晶表示パネル20の回転角を、センサ41からの検知信号を基に算出する(ステップS11)。次に、制御部40は、観察者11が逆視領域にいるか否かについて、算出した回転角を基に判定する(ステップS12)。具体的には、観察者11に対して逆視領域が発生する回転角の範囲が、予め実験などで求められ、記憶部42にマップとして記録されている。制御部40は、算出した回転角を基に、記憶部42に記録されているマップを用いて、観察者11が逆視領域にいるか否かについて判定する。
制御部40は、ステップ12において、観察者11が逆視領域にいないと判定した場合には(ステップS12:No)、ステップS14に進む。制御部40は、ステップ12において、観察者11が逆視領域にいると判定した場合には(ステップS12:Yes)、表示画像出力源43からの画像信号を基に、液晶表示パネル20における、左目用の単位画像の位置と右目用の単位画像の位置を入れ替えた制御信号を生成する(ステップ13)。ステップ14において、制御部40が、制御信号を液晶表示パネル20へ供給することで、画像が液晶表示パネル20に表示され、処理は終了する。
以上に述べたようにすることで、第1実施形態に係る画像表示装置100は、当該画像表示装置100を回転させた場合においても、観察者11は常に正視領域にいることとなる。つまり、第1実施形態に係る画像表示装置100は、観察者11に対する逆視領域の発生を防止することができる。また、第1実施形態に係る画像表示装置100では、観察者11に位置センサを取り付ける必要もない。
[第2実施形態]
次に、第1実施形態では、2つの視点から構成される表示画像を用いて観察者に立体画像を認識させる画像表示装置に対し、本発明を適用する例について述べたが、第2実施形態では、3つ以上の複数の視点から構成される表示画像を用いて観察者に立体画像を認識させる画像表示装置に対し、本発明を適用する場合について述べる。
図9は、4つの複数の視点から構成される表示画像を作成する例を示す模式図である。具体的には、4つのカメラCa1〜Ca4を用いて、対象物Objを撮影し、撮影された対象物Objの画像を立体画像として表示する例を示している。
図10は、第2実施形態に係る画像表示装置100の模式図である。図10の液晶表示パネル20において、「1」、「2」、「3」、「4」は夫々、図9に示した例で言うと、カメラCa1で撮影された画像の単位画像、カメラCa2で撮影された画像の単位画像、カメラCa3で撮影された画像の単位画像、カメラCa4で撮影された画像の単位画像を示している。また、図10では、「1」、「2」、「3」、「4」で示す単位画像が表示されるサブ画素を夫々、サブ画素SG1、SG2、SG3、SG4とする。
図10に示すように、サブ画素SG1、SG2、SG3、SG4を出射した光は、視差バリア9のスリット9Sを透過して、観察者11に向けて出射する。図10において、「領域1」は、視差バリア9より法線方向に距離Lenだけ離れた位置において、「1」で示す単位画像が映し出される範囲を示している。「領域2」は、視差バリア9より法線方向に距離Lenだけ離れた位置において、「2」で示す単位画像が映し出される範囲を示している。「領域3」は、視差バリア9より法線方向に距離Lenだけ離れた位置において、「3」で示す単位画像が映し出される範囲を示している。「領域4」は、視差バリア9より法線方向に距離Lenだけ離れた位置において、「4」で示す単位画像が映し出される範囲を示している。
図10の実線で示すように、観察者11の左目11aが「領域3」にあり、観察者11の右目11bが「領域2」にある場合、観察者11は、図9に示す例でいうと、カメラCa3の位置に左目11aが位置しているとし、カメラCa2の位置に右目11bが位置しているとして、対象物Objを見たときの画像を見ることとなる。従って、このとき、観察者11は、液晶表示パネル20に表示された表示画像を、立体画像として正しく認識することができる。即ち、観察者11は、正視領域にいることとなる。
観察者11の左目11aが「領域2」にあり、観察者11の右目11bが「領域1」にある場合や、観察者11の左目11aが「領域4」にあり、観察者11の右目11bが「領域3」にある場合にも、同様にして、観察者11は、液晶表示パネル20に表示された表示画像を、立体画像として正しく認識することができる。即ち、観察者11は、正視領域にいることとなる。
正確には、「1」で示す単位画像が右目用の単位画像として機能する場合には、「2」〜「4」で示す単位画像が左目用の単位画像として機能する。「2」で示す単位画像が右目用の単位画像として機能する場合には、「3」及び「4」で示す単位画像が左目用の単位画像として機能する。「3」で示す単位画像が右目用の単位画像として機能する場合には、「4」で示す単位画像が左目用の単位画像として機能する。つまり、図9で示す例でいうと、カメラCa1〜Ca4の並び順と、観察者11の右目11aと観察者11の左目11bの並び順とが対応する場合には、観察者11は、液晶表示パネル20に表示された表示画像を、立体画像として正しく認識することができる。
このような3つ以上の複数の視点の表示画像から構成される画像表示装置では、先に述べた第1実施形態に係る画像表示装置100(図5)と比較して、図10に示すように、正視領域の範囲を拡げることができる。
一方、図10の破線で示すように、観察者11の左目11axが「領域1」にあり、観察者11の右目11bxが「領域4」にある場合、カメラCa1とカメラCa4の並び順に対し、観察者11の右目11axと観察者11の左目11bxの並び順が対応してない。このとき、観察者11の左目11axは、右目用の単位画像である「1」を見ることとなり、観察者11の右目11bxは、左目用の単位画像である「4」で示す画像を見ることとなる。そのため、観察者11は、液晶表示パネル20に表示された表示画像を、立体画像として正しく認識することができない。即ち、観察者11は、逆視領域にいることとなる。
このように、3つ以上の複数の視点の表示画像から構成される画像表示装置では、正視領域の範囲を拡げることができるものの、逆視領域を完全になくすことはできない。
図10において、観察者11は、視差バリア9の中央の点Cpから法線方向に距離Lenだけ離れた位置にいる場合には、観察者11は、先に述べたように正視領域にいることとなる。ここで、観察者11の位置を固定して、画像表示装置100を、点Cpを中心として回転させる場合を考える。
図11は、画像表示装置100を、点Cpを中心として所定の回転角βだけ回転させたときの模式図である。そのため、視差バリア9の中央の点Cpから法線方向に伸びた軸Polが、点Cpを中心として回転角βで回転して位置P0から位置P2へと移動している。このとき、観察者11の左目11aは「領域1」にあり、観察者11の右目11bは「領域4」にある。従って、このとき、観察者11は、逆視領域にいることとなる。
そこで、第2実施形態に係る画像表示装置100においても、制御部40は、液晶表示パネル20の回転角βに基づいて、液晶表示パネル20における、右目用の単位画像の表示位置と左目用の単位画像の表示位置とを入れ替えることを可能とされている。以下に具体的に述べる。
図12は、図11と同様、画像表示装置100を、点Cpを中心として回転角βだけ回転させたときの模式図である。図11と異なる点は、液晶表示パネル20に表示される、「4」で示す単位画像の表示位置と「1」で示す単位画像の表示位置とが入れ替わっていることである。このとき、観察者11の左目11aは「領域4」にあり、観察者11の右目11bは「領域1」にある。従って、観察者11は、正視領域にいることとなり、表示画像を、立体画像として正しく認識することができる。
次に、第2実施形態に係る画像表示装置100の制御方法について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS21からステップS22までの処理は、第1実施形態において説明した図8に示すフローチャートにおけるステップS11からステップS12までの処理と同様の処理である。
ステップS23において、制御部40は、表示画像出力源43からの画像信号を基にして、液晶表示パネル20における、「1」で示す単位画像の表示位置と「4」で示す単位画像の表示位置を入れ替えた制御信号を生成する(ステップS23)。ステップS24において、制御部40が、制御信号を液晶表示パネル20へ供給することで、画像が液晶表示パネル20に表示され、処理は終了する。このようにすることで、画像表示装置100を回転させた場合において、観察者11は常に正視領域にいることとなる。従って、第2実施形態に係る画像表示装置100においても、観察者11に対する逆視領域の発生を防止することができる。
なお、第2実施形態では、画像表示装置100は、4つの視点の表示画像から構成され、「1」〜「4」まで順番に並んだ4個の視点からみた単位画像を並べて表示することにより観察者に対し立体画像を表示するとしているが、これに限られないのは言うまでもない。画像表示装置100が、N個(N:3以上の自然数)の視点の表示画像から構成される場合、即ち、液晶表示パネル20は、1番目からN番目(Nは3以上の自然数)まで順番に並んだ各視点からみた画像の単位画像(これらの単位画像を夫々、「1」〜「N」で示す単位画像とする。)を、1番目からN番目まで順番に並べて表示することにより、観察者に対し立体画像を表示するとしてもよい。この場合、制御部40は、観察者11が逆視領域(観察者11の左目11aに「1」で示す単位画像が入射し、観察者11の右目11bに「N」で示す単位画像が入射する場合)にいると判定した場合には、「1」で示す単位画像と「N」で示す単位画像を入れ替えることにより、当該観察者11に対する逆視領域の発生を防止することができる。
以上に述べたようにすることで、3つ以上の複数の視点の表示画像から構成される第2実施形態に係る画像表示装置100においても、当該画像表示装置100を回転させた場合において、当該観察者11に対する逆視領域の発生を防止することができる。
[応用例]
次に、本発明の応用例について説明する。図14は、応用例に係る画像表示装置の表示例を示す模式図である。応用例に係る画像表示装置では、当該画像表示装置の回転角に応じて、観察者に対し表示する立体画像を異ならせる。
図14では、画像表示装置100の回転角に応じて表示画像が変化する一例を示している。観察者11が、画像表示装置100の表示画面を正面から見た場合には、画像50が示される。画像50は、一例として人間の顔を正面から見たときの画像を示している。
観察者11の位置を固定して、画像表示装置100をRa方向に回転させると、画像表示装置100に表示される画像は、画像50から画像50dへ、画像50dから画像50eへ、画像50eから画像50fへ、と段階的に変化する。画像50fは、人間の顔を右側面から見たときの画像である。
一方、観察者11の位置を固定して、画像表示装置100をLa方向に回転させると、画像表示装置100に表示される画像は、画像50から画像50gへ、画像50gから画像50hへ、画像50hから画像50iへと段階的に変化する。画像50iは、人間の顔を左側面から見たときの画像である。応用例に係る画像表示装置100は、以上に述べたような表示の仕方をすることによって、表示画像が変化し、立体表示を行うことによる臨場感を増すことができる。
このような画像表示装置においても、逆視領域が発生すると、回転角の変化に応じて、周期的に立体画像として認識できない部分が発生する。そのため、観察者は、回転角の変化に応じて表示画像が変化しても、周期的に立体画像として正しく認識できない部分が発生するために、違和感を覚えることとなる。
そこで、応用例に係る画像表示装置100の制御方法について、図15に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部40は、液晶表示パネル20の回転角を、センサ41からの検知信号を基に算出する(ステップS31)。そして、制御部40は、算出した回転角に対応する画像を取得する(ステップS32)。具体的には、回転角と当該回転角に対応する画像の識別情報が記憶部42にマップとして記録されており、制御部40は、算出した回転角に対応する画像の識別情報を得る。制御部40は、当該識別情報を基に、表示画像出力源43より、算出した回転角に対応する画像(左目用の画像、右目用の画像)の画像信号を受信する。
ステップS33からステップS35までの処理は、第1実施形態において説明した図8に示すフローチャートにおけるステップS12からステップS14までの処理と同様の処理である。
以上に述べたようにすることで、応用例に係る画像表示装置100においても、当該画像表示装置100を回転させた場合において、当該観察者11に対する逆視領域の発生を防止することができる。即ち、回転角に応じて表示画像を異ならせる画像表示装置100において、逆視領域が発生することにより観察者が感じる違和感を抑えることができる。
[変形例]
上述した各実施形態では、画像表示装置100は、視差バリア9の中央の点Cpを中心として回転するとしているが、これに限られるものではなく、代わりに、他の任意の軸を中心として回転するとしてもよいのは言うまでもない。
上述した各実施形態に係る画像表示装置100としては、視差バリア方式の画像表示装置が用いられるとしているがこれに限られるものではなく、他の種類の立体画像を表示することのできる画像表示装置、例えば、レンチキュラレンズを用いた画像表示装置が用いられるとしてもよい。
[電子機器]
次に、上述した各実施形態に係る画像表示装置100を適用可能な電子機器の具体例について図16を参照して説明する。
まず、各実施形態に係る画像表示装置100を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図16(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る画像表示装置100を適用した表示部713とを備えている。
続いて、各実施形態に係る画像表示装置100を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図16(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明に係る画像表示装置100を適用した表示部724を備える。
なお、各実施形態に係る画像表示装置100を適用可能な電子機器としては、図16(a)に示したパーソナルコンピュータや図16(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
各実施形態に係る画像表示装置の断面図である。 各実施形態に係る画像表示装置における液晶表示パネルの平面図である。 画像表示装置の駆動回路の制御手段を示す模式図 2つの画像から合成画像を作成するときの模式図である。 第1実施形態に係る画像表示装置の模式図である。 第1実施形態に係る画像表示装置の模式図である。 第1実施形態に係る画像表示装置の模式図である。 第1実施形態に係る画像表示装置の制御方法を示すフローチャート。 複数の視点から構成される表示画像を作成する例を示す模式図である。 第2実施形態に係る画像表示装置の模式図である。 第2実施形態に係る画像表示装置の模式図である。 第2実施形態に係る画像表示装置の模式図である。 第2実施形態に係る画像表示装置の制御方法を示すフローチャート。 応用例に係る画像表示装置の表示例を示す模式図である。 応用例に係る画像表示装置の制御方法を示すフローチャート。 本発明の画像表示装置を適用した電子機器の例である。
符号の説明
9 視差バリア、 10 照明装置、 11 観察者、 20 液晶表示パネル、 40 制御部、 100 画像表示装置

Claims (5)

  1. 右目用の画像のサブ画素単位の画像である右目用の単位画像と、左目用の画像のサブ画素単位の画像である左目用の単位画像とを所定方向に交互となる表示位置に表示することにより、観察者に対し立体画像を表示する表示パネルと、
    前記観察者の視点位置の前記表示パネルの所定の軸に対する回転角を検知するセンサと、
    前記回転角に基づいて、前記表示パネルにおける、前記右目用の単位画像の表示位置と前記左目用の単位画像の表示位置とを入れ替えることを可能とする制御部と、を備えることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記表示パネルは、1番目からN番目(Nは3以上の自然数)まで順番に並んだ各視点から見た画像のサブ画素単位の画像である単位画像を、1番目からN番目まで順番に並べて表示することにより、前記観察者に対し前記立体画像を表示し、
    前記制御部は、前記センサによって検知された前記回転角に基づいて、前記表示パネルにおける、1番目の視点から見た画像の単位画像の表示位置とN番目の視点から見た画像の単位画像の表示位置とを入れ替え可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記制御部によって、前記表示パネルにおける、前記単位画像の表示位置の入れ替えをおこなう前記回転角は、前記観察者の視点位置が前記立体画像を正しく認識できない逆視領域に位置していると前記制御部が判定した回転角であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記制御部は、前記観察者に対し表示する立体画像を、前記回転角の大きさに応じて、異ならせることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器。
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