JP2008169031A - 排紙積載装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】孔版印刷装置では用紙としては腰の強さの異なるものが種々使用されるほか、印刷画像面積の割合や印刷速度等により腰の強さが変化してしまうため、エンドフェンスの衝撃吸収部材のみでは衝撃を吸収しきれず予期しない跳ね返り等が発生してしまい、印刷済みの用紙の位置が正規の排紙揃え状態の位置からずれたまま排紙台上に積載されてしまうことで、排紙揃えが悪化していたという問題点を解決する。
【解決手段】積載用紙後端検知センサ14a,14bは、正規の排紙揃え状態で排紙台11上に積載された積載用紙PAの下に位置しない積載用紙PAの後端位置近傍に配置されると共に、孔版印刷装置1で使用される最小サイズの用紙B5横の用紙幅寸法内であって、かつ、排紙台11における用紙幅方向Xの同一直線上に配置されている。積載用紙後端検知センサ14cは、各センサ14a,14bよりもさらに排紙台11の後端部寄りに配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、排出されるシート、印刷用紙、転写材、記録材等(以下、「用紙」という)を積載する排紙積載装置、およびこれを備えた孔版印刷装置等を含む印刷装置、インキジェット記録装置、複写機、プリンタ、ファクシミリもしくはプロッタ等の機能を備えた画像形成装置またはそれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関する。
画像形成装置の一例である孔版印刷装置に接続されていて、画像形成済みの用紙である印刷済みの用紙(以下、「排紙」ともいう)を積載する排紙積載装置が知られている。この排紙積載装置は、用紙排出方向に排出される画像形成済みの用紙を順次積載する排紙台と、排紙台における用紙排出方向に移動・停止可能、すなわち位置調整可能に設けられ排出された印刷済みの用紙を受け止めて該用紙における用紙排出方向の揃えを行うエンドフェンスと、排紙台における用紙排出方向と直交する用紙幅方向に位置調整可能に、かつ、互いに対向して設けられ、該用紙における用紙幅方向の揃えを行う一対のサイドフェンスとを具備している(例えば、特許文献1および2参照)。エンドフェンスは、用紙の先端部が衝突する際の衝撃エネルギーを吸収することでその衝撃を緩和するための衝撃吸収部材でできた用紙衝突面を備えている。
上記従来の排紙積載装置においては、最初に、エンドフェンスとサイドフェンスとの位置を用紙サイズに合わせて設定して印刷を行っていた。
特開平9−208108号公報 特開平10−59608号公報
しかしながら、取り分け孔版印刷装置で使用される用紙の種類としては、例えばのし紙や更紙等の薄紙から、孔版上質紙や普通紙等の標準紙、例えば画用紙やハガキ等の厚紙までというように用紙の腰の強さの異なるものが種々使用されていて、しかも一般的に数百枚以上というように大量に印刷される。孔版印刷本体側の排紙吸着搬送ユニットから排出される印刷済みの用紙は、エンドフェンスの用紙衝突面に衝突して落下するが、さらには印刷画像面積の割合や印刷速度等により腰の強さが変化してしまうため、エンドフェンスの衝撃吸収部材のみでは衝撃を吸収しきれず予期しない跳ね返りが発生してしまい、用紙の位置が正規の排紙揃え状態の位置からずれたまま排紙台上に積載されてしまうことで、排紙揃えが悪化してしまっていた。
このように従来においては、排紙揃えが悪くなってしまうと、その次の用紙も揃えが悪くなった状態で排紙台上に積載されてしまい、印刷が終了した時にはオペレータやユーザ(以下、「ユーザ」という)が全積載枚数の排紙揃え修正をしなくてはならない状態になっていた。また、上記したように印刷中に排紙揃えが悪化する虞があるため、オペレータは印刷中、常時、待機しなければならないなどの問題もあった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、排紙台上に積載される用紙の後端位置近傍に、エンドフェンスで跳ね返り後の用紙の載置・積載状態を検出する手段を設けることにより、用紙の後端位置ずれを検出し警告をしたり、仕分け装置がある場合にはこれを利用して用紙の後端位置ずれを自動的に修正したり、エンドフェンスの角度調整機構がある場合にはこれを利用してエンドフェンスの角度の再設定を行ったり、あるいは用紙の後端位置ずれ量が大きい場合には印刷を停止させたりすることで、排紙揃えの悪化を未然に抑制することを主な目的とする。
上述した課題を解決すると共に上述した目的を達成するために、各請求項ごとの発明では、以下のような特徴ある手段・構成を採っている。
請求項1記載の発明は、用紙排出方向に排出される画像形成済みの用紙を順次積載する排紙台と、該排紙台における上記用紙排出方向に位置調整可能に設けられたエンドフェンスと、上記排紙台における上記用紙排出方向と直交する用紙幅方向に位置調整可能に、かつ、互いに対向して設けられた一対のサイドフェンスとを具備する排紙積載装置において、上記排紙台上に積載された用紙の後端位置を検知する後端位置検知手段を、該排紙台の所定の位置に配置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の排紙積載装置において、上記後端位置検知手段を複数有していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の排紙積載装置において、上記複数の後端位置検知手段のうちの少なくとも2つを、正規の排紙揃え状態で上記排紙台上に積載された用紙の後端から露出した該用紙の後端位置近傍に配置したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の排紙積載装置において、上記複数の後端位置検知手段のうちの少なくとも2つを、使用される最小サイズの用紙の用紙幅内であって、かつ、上記用紙幅方向のほぼ同一直線上に配置したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の排紙積載装置において、情報を報知する報知手段を有し、上記少なくとも2つの後端位置検知手段によって用紙の後端が検知された場合であって、上記少なくとも2つの後端位置検知手段のうちの1つだけによって検知されたときと、2つによって検知されたときとで、上記報知手段をして異なる報知をさせることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか一つに記載の排紙積載装置において、上記用紙搬出方向に対する上記エンドフェンスの角度を調整可能な角度調整手段を有し、上記少なくとも2つの後端位置検知手段のうちの少なくとも1つによって用紙の後端が検知されたとき、上記角度調整手段をして上記エンドフェンスの角度を調整させることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一つに記載の排紙積載装置において、上記排紙台に積載された用紙を上記用紙搬出方向と反対方向にずらして仕分けを行う仕分け手段を有し、上記少なくとも2つの後端位置検知手段のうちの少なくとも1つによって用紙の後端が検知されたとき、上記仕分け手段をして上記用紙搬出方向と反対方向にずれた用紙の修正を行わせることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項2ないし7の何れか一つに記載の排紙積載装置において、上記複数の後端位置検知手段のうちの少なくとも一つを、上記後端位置近傍よりもさらに後端寄りの位置に配置したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、用紙に画像形成を行う画像形成手段と、画像形成済みの用紙を上記排紙台上に排出する排出手段とを有する画像形成装置において、請求項8記載の排紙積載装置を有し、上記後端寄りの位置に配置した後端位置検知手段によって用紙の後端が検知されたとき、画像形成動作を停止させることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、用紙に画像形成を行う画像形成手段と、画像形成済みの用紙を上記排紙台上に排出する排出手段とを有する画像形成装置において、請求項1ないし7の何れか一つに記載の排紙積載装置を有することを特徴とする。
本発明によれば、上記課題を解決して新規な排紙積載装置およびこれを有する画像形成装置を実現し提供することができる。主な発明の効果を挙げれば、以下のとおりである。
請求項1記載の発明によれば、排紙台上に積載された用紙の後端位置を検知する後端位置検知手段を排紙台の所定の位置に配置したことにより、画像形成動作中に画像形成済みの用紙がエンドフェンスに衝突した際に、その用紙の跳ね返りが大きく排紙台上への排紙揃えが悪化した場合に、その排紙揃えを比較的簡単な構成で検知することができるので、ひいては排紙揃えの悪化を抑制することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、後端位置検知手段を複数有していることにより、排紙台上への排紙揃えが悪化した場合に、その排紙揃え状態をより正確に検知することができる。
請求項3および4記載の発明によれば、上記構成により、排紙台上への排紙揃えが悪化した場合に、その排紙揃え状態を簡単な構成で検知することができる。
請求項5記載の発明によれば、上記構成により、排紙台上への排紙揃えが悪化した場合に、その悪化状態に応じた排紙揃え状態をユーザに適切に知らせることができる。
請求項6記載の発明によれば、用紙搬出方向に対するエンドフェンスの角度を調整可能な角度調整手段を有する用紙積載装置にあっては、少なくとも2つの後端位置検知手段のうちの少なくとも1つによって用紙の後端が検知されたとき、エンドフェンスの角度が自動的に調整されることで、悪化しつつある排紙揃え状態を修正することが可能となり、排紙揃えの悪化を抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、排紙台に積載された用紙を用紙搬出方向と反対方向にずらして仕分けを行う仕分け手段を有する用紙積載装置にあっては、少なくとも2つの後端位置検知手段のうちの少なくとも1つによって用紙の後端が検知されたとき、仕分け手段を利用して用紙搬出方向と反対方向にずれた用紙の修正を行うことができ、排紙揃えの悪化を抑制することができる。
請求項8記載の発明によれば、複数の後端位置検知手段のうちの少なくとも一つを、後端位置近傍よりもさらに後端寄りの位置に配置したことにより、画像形成動作中に画像形成済みの用紙がエンドフェンスに衝突した際に、その用紙の跳ね返りが一層大きく排紙台上への排紙揃えが人為的に修正を要するレベルまで大きくずれて悪化したような排紙揃え状態を検知することが可能となることによって、ひいては排紙積載装置が搭載される画像形成装置による画像形成動作を停止させることが可能となり、排紙揃えの悪化を抑制すると共に用紙の無駄遣いを未然に防止することが可能となる。
請求項9記載の発明によれば、上記構成により、画像形成動作中に画像形成済みの用紙がエンドフェンスに衝突した際に、その用紙の跳ね返りが一層大きく排紙台上への排紙揃えが人為的に修正を要するレベルまで大きくずれて悪化したような排紙揃え状態を検知して、画像形成動作を停止させることで、排紙揃えの悪化を抑制すると共に用紙の無駄遣いを未然に防止することができる画像形成装置を実現し提供することができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項1ないし7の何れか一つに記載の発明の効果を奏する画像形成装置を実現し提供することができる。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図において一対で構成されていて特別に区別して説明する必要がない構成要素は、説明の簡明化を図る上から、その片方を適宜記載することでその説明に代えるものとする。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
(第1の実施形態)
図1ないし図6に、本発明の第1の実施形態を示す。まず、図1を参照して、本発明に係る画像形成装置の一例としてのデジタル感熱式の孔版印刷装置1の概略的な全体構成と共に、その全体動作について簡単に説明した後、本発明の特徴的な排紙積載装置の構成および動作を詳述する。
図1において、符号8は、孔版印刷装置1の骨組みをなすフレーム等を含む装置本体を示す。同図に示すように、装置本体8のほぼ中央にある、符号2で示す部分は多孔性円筒状の版胴を外周部に備えた印刷ドラム101等を有する印刷部を、印刷ドラム101の右側に符号3で示す部分は製版部を、製版部3の下方の符号4で示す部分は給紙部を、印刷ドラム101の左側に符号5で示す部分は排版部5を、印刷部2の左側であって排版部5の下方の符号6で示す部分は排紙部を、製版部3および排版部5の上方にある、符号7で示す部分は画像読取部を、それぞれ示している。以下、この明細書では「版胴」を、印刷ドラムという。
印刷部2は、製版済みのマスタ61をその外周面に巻装する機能を有する印刷ドラム101上の製版済みのマスタ61にインキを供給し、後述する押圧手段により印刷ドラム101に対して給紙部4より給送されてくるシート状記録媒体の一例としての用紙Pを直接的に押し付けて用紙P上に印刷画像を形成する機能を、製版部3は、ロール状に巻かれたマスタ61を製版し給版搬送する機能を、給紙部4は、給紙台51上に積載された用紙Pを印刷部2に給送する機能を、排版部5は、印刷ドラム101の外周面から使用済みのマスタ61を剥ぎ取りこれを排版ボックス74内に排出・排版する機能を、排紙部6は、印刷部2にて印刷された印刷済みの用紙Pを排紙台11に搬送・排出する機能を、画像読取部7は、図示しない原稿載置台上から移送される原稿60の表面の画像を読み取る機能を、それぞれ有する。
次に、孔版印刷装置1の基本的な動作について、その構成を補足しつつ説明する。孔版印刷装置1の動作は、図4に示す制御手段55の制御の下になされる。
先ず、ユーザが、画像読取部7の上部に配置された図示しない原稿載置台に印刷すべき画像を持った原稿60をセットし、図2に示す操作パネル40の製版スタートキー41を押す。この製版スタートキー41の押下に伴い、製版スタート信号が生成されこれがトリガとなって、先ず排版工程が実行される。すなわち、この状態においては、印刷ドラム101の外周面に前回の印刷で使用された使用済みのマスタ61が装着されたまま残っている。印刷ドラム101は、支軸104の周りに回転可能に支持されている。印刷ドラム101は、図示しない駆動機構を介して印刷ドラム駆動手段としてのメインモータ151に連結されていて、メインモータ151によって回転駆動される。
印刷ドラム101が図中矢印Aの方向と反対方向に回転し、印刷ドラム101の外周面に装着されていた使用済みのマスタ61の後端部が排版部5の排版剥離ローラ対71a,71bに近づくと、同ローラ対71a,71bは回転しつつ一方の排版剥離ローラ71bで使用済みのマスタ61の後端部をすくい上げ、排版剥離ローラ対71a,71bの左方に配設された排版コロ対73a,73bと排版剥離ローラ対71a,71bとの間に掛け渡された排版搬送ベルト対72a,72bで構成される排版剥離搬送装置により、使用済みのマスタ61は印刷ドラム101の外周面から漸次剥され矢印方向Y1方向へ搬送されつつ排版ボックス74内へ排出されていわゆる排版が終了する。このとき印刷ドラム101は反時計回り方向への回転を続けている。排出された使用済みのマスタ61は、その後、圧縮板75によって排版ボックス74の内部で圧縮される。
排版工程と並行して、画像読取部7が作動して原稿読み取りが行われる。すなわち、前記原稿載置台に載置された原稿60は、分離ローラ81、前原稿搬送ローラ対82a,82bおよび後原稿搬送ローラ対83a,83bのそれぞれの回転により矢印Y2からY3方向に搬送されつつ露光読み取りに供される。このとき、原稿60が多数枚あるときは、分離ブレード84の作用でその最下部の原稿のみが搬送される。
上側の後原稿搬送ローラ83aは、図示しない原稿搬送用ステッピングモータによって回転駆動される。上側の前原稿搬送ローラ82aは、上側の搬送ローラ83aと搬送ローラ82aとの間に掛け渡されたタイミングベルト(図示せず)を介して上記原稿搬送用ステッピングモータによって回転駆動され、各ローラ82b,83bはそれぞれ従動回転する。
原稿60の画像読み取りは、コンタクトガラス85上を搬送されつつ、蛍光灯86により照明された原稿60の表面からの反射光を、ミラー87で反射させレンズ88を通して、CCD(電荷結合素子等の光電変換素子)からなる画像センサ89に入射させることにより行われる。その画像が読み取られた原稿60は原稿トレイ80A上に排出される。
原稿60の光学情報は画像センサ89で光電変換され、そのアナログの電気信号はアナログ/デジタル(A/D)変換装置(図示せず)に入力されデジタルの画像信号に変換される。このデジタルの画像信号は図示しない画像処理装置で画像処理を施され、こうして画像処理を施された画像信号は、図示しない製版制御部(図示せず)に入力され、サーマルヘッド駆動用の信号を生成されて、サーマルヘッド駆動回路(図示せず)に送信される。
一方、このような原稿走査および画像読み取り動作と並行して、デジタル信号化された画像情報に基づき製版および給版工程が行われる。すなわち前記製版スタート信号がトリガとなって、図示しないマスタ搬送用ステッピングモータが回転駆動されることにより、図示しないマスタ支持部材を介してマスタ61を繰り出し可能にセットされ、芯管61aの周りにロール状に巻かれて形成されたマスタロール61bからマスタ61が引き出される。引き出されたマスタ61は、マスタ61を介してサーマルヘッド91に押し付けられているプラテンローラ92および送りローラ対93a,93bの一定速度の回転により、図中矢印Yで示すマスタ搬送方向でもある副走査方向Yの下流側に搬送される。搬送されるマスタ61に対して、サーマルヘッド91の主走査方向にライン状に並んで配列された多数の微小な発熱素子91aが、前記製版制御部から送られてくるデジタルの画像データ信号に応じて各々選択的に発熱し、発熱した発熱素子91aに接触しているマスタ61の熱可塑性樹脂フィルム部分が加熱溶融穿孔される。このようにして、画像情報に応じたマスタ61の位置選択的な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターンとしてマスタ61に書き込まれる。
画像情報が書き込まれた製版済みのマスタ61の先端は、給版ローラ対94a,94bにより印刷ドラム101の外周部側へ向かって送り出され、図示しない給版ガイド板により進行方向を下方へ変えられ、図1に二点鎖線で示す給版位置に停止状態にある印刷ドラム101の拡開したマスタクランパ102へ向かって垂れ下がる。このとき印刷ドラム101は、排版工程により使用済みのマスタ61を既に除去されている。
そして、装置本体8側に配設されマスタクランパ102を開閉する図示しない開閉装置の作動により、製版済みのマスタ61の先端が一定のタイミングでマスタクランパ102によってクランプ・保持されると、印刷ドラム101は図中矢印A方向(時計回り方向)に回転しつつ外周面に製版済みのマスタ61を徐々に巻き付けていく。製版済みのマスタ61の後端部は、製版完了後にカッタ95により一定の長さに切断されて、一版の製版済みのマスタ61が印刷ドラム101の外周面に完全に巻装された段階で製版および給版工程が終了する。
その後、プラテンローラ92、送りローラ対93a,93bおよび給版ローラ対94a,94bの回転により、切断された上流側の残りのマスタ61の先端が給版ローラ対94a,94bのニップ部に向けて搬送される。こうして搬送されたマスタ61の先端が図示しないマスタ先端検知センサによって検知され、マスタ61の先端が初期位置を占めたと判断されると、プラテンローラ92、送りローラ対93a,93bおよび給版ローラ対94a,94bの回転が停止し、次の製版に備えた製版待機状態になる。マスタ61の初期位置は、例えば、給版ローラ対94a,94bのニップ部で挟持された位置から少し前方にはみ出た位置に予め設定されている。
次いで、印刷工程が開始される。先ず、給紙台51上に積載された用紙Pのうちの最上位の1枚が、給紙コロ111および分離コロ対112a,112bによりレジストローラ対113a,113bに向けて矢印Y4方向(以下、「用紙搬送方向Y4」という)に給送され、さらにレジストローラ対113a,113bにより印刷ドラム101の回転と同期した所定のタイミングで印刷部2における印刷ドラム101とプレスローラ103との間に給送される。このプレスローラ103は、図示しないプレスローラ変位手段により印刷ドラム101の外周面に接離自在になされており、外周面に製版済みのマスタ61が巻装された印刷ドラム101に対して給送されてきた用紙Pを押し付けて印刷画像を用紙P上に形成する押圧手段としての機能を有する。そして、給送されてきた用紙Pが、印刷ドラム101とプレスローラ103との間に挿入されてくると、印刷ドラム101の外周面下方に離間していたプレスローラ103が揺動・上昇されることにより、印刷ドラム101の外周面に巻装されている製版済みのマスタ61に押し付けられる。こうして、印刷ドラム101の多孔部から滲み出たインキの粘性による付着力によって、製版済みのマスタ61が印刷ドラム101の外周面上に密着すると同時に、さらに製版済みのマスタ61の穿孔パターン部からインキが滲み出し、この滲み出たインキが用紙Pの表面に転移されて、印刷画像が形成される。
この時、印刷ドラム101の内周側では、図示しないインキ供給ディストリビュータからインキローラ120とドクターローラ121との間に形成されるインキ溜まり122にインキが供給され、印刷ドラム101の回転方向と同一方向に、かつ、印刷ドラム101の回転速度と同期して回転しながら内周面に転接するインキローラ120により、インキが印刷ドラム101の内周側に供給される。
印刷部2において印刷画像が形成された印刷済みの用紙Pは、排紙部6における排紙剥離爪62により印刷ドラム101から剥がされ、吸引用ファン67の作動による負圧によって吸引されつつ、吸着排紙入口ローラ64および吸着排紙出口ローラ65に掛け渡された無端ベルトからなる搬送ベルト66の反時計回り方向の回転により、矢印Y5で示す印刷済みの用紙Pの排出方向(以下、「用紙排出方向Y5」という)に搬送され、排紙台11上に排出される。
この際、印刷済みの用紙Pは搬送ベルト66の下流側に配設された腰付け手段としてのジャンプ台68により、ほぼU字形に湾曲変形されることで見かけ上の腰の強さを高められ、その印刷済みの用紙Pのほぼ中央部先端が、排紙台11上に起立して設けられたエンドフェンス12に設けられた、図示しない衝撃吸収部材で形成された用紙衝突面に衝突する。この時、印刷済みの用紙Pに付与された衝撃エネルギーは上記衝撃吸収部材によりその大部分が吸収されることにより、エンドフェンス12の用紙衝突面からの跳ね返りが小さくなることで、印刷済みの用紙Pの用紙排出方向Y5の整合・排紙揃えがなされる。
そして、印刷済みの用紙Pは用紙排出方向Y5の左右両側に配設された一対のサイドフェンス13a,13bにより、その印刷済みの用紙Pの両側端を揃えられながら、エンドフェンス12の高さ方向Zの下方に位置する排紙台11の排紙積載面11a上へ整然と排出・積載されることとなる。
このようにして版付け印刷が終了する。版付け印刷(印刷ドラム101外周面上への製版済みのマスタ61を滲み出たインキの粘着力で密着させるための印刷をいう)時の印刷速度は低速度に設定される。版付け印刷終了後、プレスローラ103は印刷ドラム101から離間し、印刷ドラム101は図1においてマスタクランパ102が略真上となる初期位置に復帰して、印刷待機状態となる。
次に、図2に示す操作パネル40の印刷速度設定キー44を押下することにより、所望する印刷速度値(印刷速度レベル1〜5の何れか一つであり、例えば60rpm(枚/分)〜120rpmまで15rpm刻みに設定されている)を設定し、これに前後して同図に示すテンキー43で印刷枚数をセットし、同様に同図に示す印刷スタートキー42を押すと前記版付け印刷と同様の工程で、給紙、印刷および排紙の各工程が設定された印刷速度でセットした印刷枚数分繰り返して行われ、孔版印刷の全工程が終了する。
操作パネル40の構成を補足する。図1において、孔版印刷装置1における画像読取部7の上部には、孔版印刷装置1を操作するための操作パネル40が配置されている。操作パネル40には、原稿画像の画像読み取りから版付け印刷に至る各動作の起動を設定・入力する製版スタートキー41と、テンキー43で設定・入力された印刷枚数の印刷動作の起動を行う印刷スタートキー42と、印刷枚数等を設定・入力するテンキー43とが配置されている。
また、操作パネル40には、例えば印刷速度レベル1〜5の5段階の印刷速度の中から1つの印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定キー44と、印刷速度設定キー44により設定された設定印刷速度を表示するためのLED(発光ダイオード)ランプ群からなる速度表示器45と、テンキー43の押下により設定・入力された印刷枚数等を表示する7セグメントの表示部49Aと、後述する各種警告表示や孔版印刷装置1の操作順序や、マスタ61や用紙Pがジャムしたことを文字表示したりその発生箇所を絵表示したりする液晶表示部49B等とが配置されている。
ここで、液晶表示部49Bは、情報を警告・報知する報知手段として機能する。この報知手段としては、文字表示や絵表示で警告表示する液晶表示部49Bに限らず、LEDの点灯・点滅表示による警告表示や、ブザー吹鳴による警告表示、あるいはこれらの適宜の組合せによるものであってもよい。
次に、図および図3を参照して、排紙部6の細部構成について説明する。排紙部6は、用紙排出方向Y5に排出される印刷画像が転写された印刷済みの用紙Pを順次積載する排紙台11と、印刷ドラム101の外周面に近接自在に設けられ印刷ドラム101上の製版済みのマスタ61から印刷済みの用紙Pを剥離する排紙剥離爪62と、排紙剥離爪62により剥離された印刷済みの用紙Pを吸引しつつ用紙排出方向Y5へ搬送して排紙台11上へ排出する排紙吸着搬送ユニット63と、排紙吸着搬送ユニット63の下流側に配設され排出される印刷済みの用紙Pに対してほぼU字形に湾曲変形させることで見かけ上の腰の強さを高める腰付け手段としての一対のジャンプ台68と、排紙台11における用紙排出方向Y5に移動・停止可能、すなわち位置調整可能に設けられ排出された印刷済みの用紙Pを受け止めて該用紙Pにおける用紙排出方向Y5の排紙揃えを行うエンドフェンス12と、排紙台11における用紙排出方向Y5と直交する用紙幅方向Xに位置調整可能に、かつ、互いに対向して設けられ、印刷済みの用紙Pにおける用紙幅方向Xの排紙揃えを行う一対のサイドフェンス13a,13bとを具備している。
排紙吸着搬送ユニット63は、上記した吸引用ファン67、吸着排紙入口ローラ64、吸着排紙出口ローラ65および搬送ベルト66から主に構成されている。吸着排紙出口ローラ65は、図示しない駆動力伝達手段を介して駆動モータ(図示せず)に連結されており、前記駆動モータによって回転駆動される。
前記駆動モータによる搬送ベルト66の排紙搬送速度は、印刷済みの用紙の排紙台11への排出速度にほぼ等しく、印刷ドラム101の印刷速度に合わせて適宜変更可能となっている。
搬送ベルト66は、吸着排紙入口ローラ64と吸着排紙出口ローラ65との間に用紙幅方向に複数本が分離して掛け渡されている。隣り合う搬送ベルト66の間であって排紙吸着搬送ユニット63の不動部材には、印刷済みの用紙Pの枚数を計数する画像形成枚数計数手段としての排紙センサ69が配置されている。排紙センサ69は、例えば反射型のフォトセンサからなる。
排紙台11は、浅い筺体状をなし、排紙積載面11aを備えた筺体状の排紙台ベース部材と、排紙台ベース部材の底部を覆う蓋状部材とで組み立てられている。排紙台11の排紙台ベース部材および蓋状部材は、例えばABS樹脂(ABS)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート樹脂(PC)等の樹脂で形成されていて、軽量化および安価に寄与している。
排紙台11の排紙台ベース部材(以下、単に「排紙台11」という)には、図1および図3に示すように、一対のサイドフェンス13a,13bとエンドフェンス12とが、それぞれ起立して設けられている。各サイドフェンス13a,13bは、その基端部を排紙台11上に設けられた図示しないステー部材に支持されており、図示しないが、用紙サイズに合わせて排紙台11上を排紙幅方向にそれぞれスライド・移動自在に、かつ、印刷済みの用紙Pが積載される内側に向けてそれぞれ折り畳み自在に設けられている。また、各サイドフェンス13a,13bは、周知のラックアンドピニオン機構によって連結されており、その何れか一方を移動させると他方も連動して同量だけ移動するように構成されている。
エンドフェンス12は、排紙台11上に起立されていて、排紙台11と同一平面となるように固設されたレール部材(図示せず)に用紙排出方向Y5と平行な方向に用紙サイズに合わせてスライド・移動自在に取り付けられている。エンドフェンス12およびサイドフェンス13a,13bは、それぞれ、例えばABS樹脂(ABS)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート樹脂(PC)等の樹脂で一体的に形成されていて、軽量化および安価に寄与している。
図1および図3において、符号10は、本実施形態の排紙積載装置を示す。排紙積載装置10は、上記した排紙台11と、エンドフェンス12と、一対のサイドフェンス13a,13bと、後で詳述する積載用紙後端検知センサ4a,4b,4cとから主に構成されている。本実施形態の排紙積載装置10は、手動排紙台を例にとって説明するが、もちろん公知の自動排紙台を具備する排紙積載装置にも適用可能である。
排紙台11の排紙積載面11aには、排紙積載面11a上に積載される用紙サイズが異なっていても、エンドフェンス12およびサイドフェンス13a,13bが一定の位置に移動できるように、積載される用紙サイズの表示がなされている。なお、公知の自動排紙台にあっては、手動排紙台同様の用紙サイズ位置に、エンドフェンス12およびサイドフェンス13a,13bが用紙サイズ情報により自動で移動するように構成されている。
排紙台11には、排紙積載面11a上に排出・積載された印刷済みの用紙P(以下、「積載用紙PA」ともいう)の後端位置を検知する複数(本実施形態では3個)の後端位置検知手段としての積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cが、それぞれ排紙台11の後述する所定の位置に配置されている。積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cは、それぞれ反射型のフォトセンサからなる。図3、図5および図6等において、丸い形状に示す部分は、反射型のフォトセンサからの出射光および反射光を透過するガラスや透明な樹脂で形成された開口部を示している。
図3は、4種類の用紙サイズA3,B4,A4,B5の積載用紙PAが正規の排紙揃え状態で排紙台11上に排出積載されている様子も示している。以下、説明の都合上、本実施形態の孔版印刷装置1で使用される最小サイズの用紙は、B5横(用紙幅方向Xから見たときの用紙サイズを示す)までであるものとする。
積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cのうちの2つの積載用紙後端検知センサ14a,14bは、正規の排紙揃え状態で排紙台11上に排出積載された積載用紙PAの後端から露出した積載用紙PAの後端位置近傍、換言すれば積載用紙PAの下に位置せず、積載用紙PAによって覆われ隠れない積載用紙PAの後端位置近傍に配置されていて、かつ、孔版印刷装置1で使用される最小サイズの用紙B5横の用紙幅寸法内であって、なおかつ、排紙台11における用紙幅方向Xの同一直線上に配置されている。
図3に示すように、用紙サイズA3,B4,A4,B5の積載用紙PAが正規の排紙揃え状態で排紙台11上に排出積載されているときは、積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cは共にオフ・検知(以下、「オフ」ともいう)状態にある。
積載用紙後端検知センサ14a,14bを、正規の排紙揃え状態で排紙台11上に排出積載された積載用紙PAの後端から用紙排出方向Y5の上流側にどの程度離間した位置に配置するかは、実験を行って適正に設定される。
積載用紙後端検知センサ14cは、2つの積載用紙後端検知センサ14a,14bよりもさらに排紙台11の後端寄りの位置(積載用紙後端検知センサ14a,14bよりも排紙台11の用紙排出方向Y5の上流側の位置)であって、かつ、孔版印刷装置1で使用される用紙サイズの用紙幅方向Xの中央に配置されている。
図4を参照して、孔版印刷装置1の要部の制御構成について説明する。
同図において、制御手段55は、装置本体8の内部に設けられており、CPU56、ROM57、RAM58およびタイマ等を有するマイクロコンピュータを具備して構成されている。制御手段55には、操作パネル40からの各種動作信号(起動や設定に係るオン/オフ信号やデータ信号)が入力される。また、制御手段55には、印刷ドラム101の初期位置(ホームポジション)を検知する図示しないホームポジションセンサからの信号が、排紙積載装置10における積載用紙後端検知センサ14a,14b、14cからの排紙揃え状態に係るオン/オフ信号が、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7等に配設されている図示しないセンサ等からの各種信号がそれぞれ入力される。
制御手段55は、上記入力された各種信号に基づいて、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7の後述する各駆動手段をそれぞれ制御する。すなわち、印刷部2の駆動手段としては、メインモータ151等が挙げられる。製版部3の駆動手段としては、マスタ搬送用ステッピングモータ(図示せず)やカッタモータ(図示せず)等が挙げられる。給紙部4の駆動手段としては、メインモータ151とは独立した駆動手段で給紙コロ111、分離コロ112a、レジストローラ113a,113bを回転駆動するものにあっては、例えばステッピングモータからなる給紙モータ(図示せず)や、例えばステッピングモータからなるレジストモータ(図示せず)等が挙げられる。排版部5の駆動手段としては、排版剥離ローラ71bを揺動させる図示しないソレノイドおよび排版剥離ローラ対71a,71b、排版搬送ベルト対72a,72b、排版剥離コロ対73a,73bを回転駆動する排版モータ(図示せず)等が挙げられる。排紙部6の駆動手段としては、排紙吸着搬送ユニット63の吸着排紙出口ローラ65、搬送ベルト66を回転駆動する排紙モータ(図示せず)、吸着用ファン67等が挙げられる。画像読取部7の駆動手段としては、図示しない原稿搬送用ステッピングモータ等が挙げられる。
また、制御手段55は、入力された各種信号に基づいて、図4にはその図示を省略している操作パネル40の速度表示器45、表示部49A、液晶表示部49Bの動作をそれぞれ制御する機能も有する。
CPU56に入力された上記各種信号は、ROM57に記憶された動作プログラムに基づいて演算処理され、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7を作動制御する各駆動回路にそれぞれ動作・指令信号として出力されるとともに、操作パネル40に表示信号として出力される。
CPU56は、積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cからの出力信号に基づいて、積載用紙後端検知センサ14a,14bによって積載用紙PAの後端が検知された場合であって、積載用紙後端検知センサ14a,14bのうちの1つだけによって検知されたときと、2つの積載用紙後端検知センサ14a,14bによって検知されたときとで、操作パネル40の液晶表示部49Bをして異なる警告表示・報知をさせる第1の制御機能を有する。
また、CPU56は、積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cからの出力信号に基づいて、積載用紙後端検知センサ14a,14bによる積載用紙PAの後端のオン検知に加えて、積載用紙後端検知センサ14cによって積載用紙PAの後端が検知されたとき、画像形成動作である孔版印刷動作を停止させる、すなわち給紙動作、印刷動作および排紙動作が停止するように給紙部4、印刷部2および排紙部6の上記各駆動手段の動作を停止させる第2の制御機能を有する。
ROM57には、孔版印刷装置1の上記各部のモータやソレノイド等のアクチュエータを作動させる複数の動作プログラムが記憶されている。RAM58には、CPU56によってROM57から呼び出された動作プログラムが一時的に書き込まれ、この動作プログラムは操作パネル40からの入力によって書き換えられる。RAM58は、上記各センサやCPU56等から送信されてくる信号を一時記憶する機能も有する(後述の変形例でも同様である)。
次に、上述した孔版印刷装置1の基本的な動作以外の、本実施形態に特有の排紙積載装置10に係る制御動作を説明する。以下説明の簡明化のため、制御手段55のCPU56を単に制御手段55というときがある(後述の変形例でも同様である)。
上述したように用紙サイズに合わせてエンドフェンス12、サイドフェンス13a,13bの位置を設定し印刷を行うが、用紙種類、印刷画像面積の割合や印刷速度等により印刷済みの用紙Pの排出時の衝撃力が強すぎてエンドフェンス12で衝撃吸収が不完全となってしまい、印刷済みの用紙Pの跳ね返り等による排紙揃えが悪化し、さらに悪化したまま排紙台11上に積載されることにより最終的には人為的に修正するレベルまで悪化した排紙揃えとなってしまう。
具体的には図5に示すように、エンドフェンス12での衝撃吸収が不完全となってしまい印刷済みの用紙Pの跳ね返り等により積載用紙PAが正規の排紙揃え位置よりも多少ずれた場合で、かつ、積載用紙後端検知センサ14a,14bの何れか一方がオン(図5に示す排紙揃え状態では積載用紙後端検知センサ14bがオン・検知)となったときには、制御手段55のCPU56によって、操作パネル40の液晶表示部49Bに、「用紙スキュー状態ですので、注意して下さい」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を視認して以降の印刷・排紙動作に注意を払うこととなる。
一方、排紙揃えがさらに悪化した排紙揃えとなってしまったような場合、具体的には図6に示すように、積載用紙後端検知センサ14a,14bが共にオンとなってしまったときには、制御手段55のCPU56によって、操作パネル40の液晶表示部49Bに上述したとは異なる警告表示、「用紙バック状態ですので、排紙揃え状態が異常です」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を視認して以降の印刷・排紙動作を継続する(例えば印刷枚数の残りが少ないような場合)か、それとも一旦停止させて手動で排紙揃えを修正する(例えば印刷枚数の残りが多いような場合)かの判断を行うこととなる。
次に、図6で示したよりもさらにエンドフェンス12での衝撃吸収が不完全となってしまい印刷済みの用紙Pの跳ね返り等により積載用紙PAが正規の排紙揃え位置よりも一層大きくずれ、最終的には人為的に修正するレベルまで悪化してしまったような場合であってユーザが居ないときに、従来では印刷途中で排紙揃えが悪化したまま印刷済みの用紙Pが積載され最悪は排紙ジャム検知等により印刷動作が停止する状態になっていた。
そこで、本実施形態では、人為的に修正を要するレベルまで上記のように排紙揃えが悪化した状態を3つの積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cで検知するものである。すなわち、積載用紙後端検知センサ14a,14bが共にオンであって、積載用紙後端検知センサ14cもオンとなったときには、制御手段55のCPU56によって、給紙動作、印刷動作および排紙動作が自動的に停止されると共に、操作パネル40の液晶表示部49Bに、「排紙揃え状態が異常であるため印刷動作を停止しましたので、排紙の揃え修正を行うと共に必要な点検・再調整等を行って下さい」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を視認して排紙の揃え・修正を行うこととなる。
従って、本実施形態によれば、上述の効果を奏することは言うまでもない。
(第1の実施形態の変形例1)
図7および図8に、第1の実施形態の変形例1を示す。変形例1は、図1ないし図6に示した第1の実施形態の孔版印刷装置1と比較して、排紙積載装置10に代えて、排紙積載装置10Aを用いる点、制御手段55に代えて、制御手段55Aを用いる点が主に相違する。
排紙積載装置10Aは、排紙積載装置10と比較して、排紙台11に積載された積載用紙PAを用紙排出方向Y5と反対方向にずらして仕分けを行う仕分け手段としての仕分け装置30を付設した点のみ相違する。変形例1は、上記相違点以外は、第1の実施形態の孔版印刷装置1と同様である。
仕分け装置30は、特開平10−330019号公報の図1ないし図3に示されている排紙仕分け装置と同様の公知のものである。すなわち、仕分け装置30は、図7に拡大誇張して示すように、排紙台11上に積載された積載用紙PAに進退・接触可能で先端部に積載用紙PAを保持する保持手段としてのピックアップ部25を備えた用紙移動スライダ37と、用紙移動スライダ37を進退可能に支持すると共に昇降可能な移動台35と、移動台35を上下方向Zに昇降させる昇降駆動部32と、用紙移動スライダ37を用紙排出方向Y5およびこれと反対方向に移動させるスライダ進退駆動部36とを具備している。
ピックアップ部25は、排紙台11上の積載用紙PAが設定枚数に達したときその設定枚数目の積載用紙PAを保持するものであり、ピックアップ部25の用紙排出方向Y5側の先端部には、用紙排出方向Y5の下流側に向かうに従い下方に傾斜して排出されてくる印刷済みの用紙Pをエンドフェンス12側に案内するための、用紙に対する摩擦係数の低い材料で形成もしくは被覆された傾斜案内面26と、設定枚数目の積載用紙PAへ食い込むように下方に突出した引っ掛け爪27とが形成されている。ピックアップ部25の中間から後端に至る用紙移動スライダ37の上面部にはラック37aが形成されている。
排紙台11の後端部(図7の左端部)には、仕分け装置ブラケット31が取付け・固定されている。仕分け装置ブラケット31には、上下方向に延びた昇降案内軸34が固設されていて、この昇降案内軸34により、移動台35を上下方向Zに貫通して形成された被案内孔(図示せず)を介して移動台35を上下方向Zに案内するようになっている。
昇降駆動部32は、仕分け装置ブラケット31に固設されたステッピングモータからなる昇降用駆動モータ32Mと、昇降用駆動モータ32Mの出力軸に固設され、移動台35に形成された雌ネジと螺合する雄ネジが形成された昇降駆動軸33とから主に構成されている。スライダ進退駆動部36は、図示しないモータブラケットを介して移動台35に固設されたステッピングモータからなるスライド用駆動モータ36Mと、スライド用駆動モータ36Mの出力軸に固設され、用紙移動スライダ37に形成されたラック37aと噛み合うピニオン38とから主に構成されている。
上記構成のとおり、昇降用駆動モータ32Mを駆動して昇降駆動軸33を回転させると、その回転方向によって移動台35がピックアップ部25を備えた用紙移動スライダ37と共に下降または上昇することとなる。一方、スライド用駆動モータ36Mを駆動してピニオン38を回転させると、その回転方向によってピックアップ部25を備えた用紙移動スライダ37が用紙排出方向Y5またはこれと反対方向にスライドすることとなる。なお、仕分け装置ブラケット31から用紙移動スライダ37のピックアップ部25を突出させた場合に、このピックアップ部25を備えた用紙移動スライダ37の昇降動作を許容するための開口部が仕分け装置ブラケット31に形成されている。
変形例1の制御手段55Aは、図4に示した制御手段55と比較して、CPU56に代えたCPU56Aを用いる点、ROM57に代えたROM57Aを用いる点が相違する。また、変形例1の仕分け装置30を制御する制御構成として、新たに排紙センサ69が図示しない入力ポートを介してCPU56Aに接続されている点、および特開平10−330019号公報の段落「0030」に記載されていると同様の各種センサが図示しない入力ポートを介してCPU56Aに接続されている点も相違する。
特開平10−330019号公報の段落「0030」に記載されていると同様の各種センサは、公知であるためその符号に括弧を付して説明するに留め、図8に示すブロック図においては仕分け装置30に含まれるセンサとして表されている。すなわち、図8に示す制御手段55Aの図示しない入力ポートには、ピックアップ部25が最も排紙台11から離れた図7に示すホームポジション(初期位置)を検出するためのホームポジションセンサ(42)と、ピックアップ部25が最も用紙排出方向Y5に進出した最先端位置に位置する状態を検出する第1のストロークセンサ(43)と、ピックアップ部25が最先端位置から所定距離だけ後退した後退位置に位置する状態を検出する第2のストロークセンサ(44)と、移動台35が最も上部の初期位置に上昇したホームポジション(初期位置)を検出する上限センサ(45)と、ピックアップ部25が排紙台11上の設定枚数目の積載用紙SAに達した状態を検出する用紙センサ(46)とが接続されている。
ホームポジションセンサ(42)と第1のストロークセンサ(43)と第2のストロークセンサ(44)とは、移動台35に設けられ、上限センサ(45)は移動台35に近接した仕分け装置ブラケット31側の図示しない不動部材に設けられ、用紙センサ(46)は、ピックアップ部25が移動台35と共に下降して排紙台11上の最上面の積載用紙PAを検出するようにピックアップ部25における用紙排出方向Y5側の下面等を利用して固設されているものである。
また、制御手段55Aの図示しない出力ポートには、各駆動回路(図示せず)を介して仕分け装置30の昇降用駆動モータ32Mとスライド用駆動モータ36Mとが接続されている。図8に示した制御構成は、上述した相違点以外は図4に示した制御構成と同様である。
制御手段55AのCPU56Aに入力された上記各種信号は、ROM57Aに記憶された動作プログラムに基づいて演算処理され、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、仕分け装置30を作動制御する各駆動回路にそれぞれ動作・指令信号として出力されるとともに、操作パネル40に表示信号として出力される。
CPU56Aは、図4に示したCPU56と同様の第1の制御機能を有する他、次の特有の制御機能を有する。すなわち、CPU56Aは、ホームポジションセンサ(42)、第1のストロークセンサ(43)、第2のストロークセンサ(44)、上限センサ(45)、用紙センサ(46)、排紙センサ69、積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cからの出力信号に基づいて、積載用紙後端検知センサ14a,14bのうちの少なくとも1つによって積載用紙PAの後端が検知されたとき、仕分け装置30のピックアップ部25の鉛直平面部(図7において傾斜案合面26の傾斜の下端と引っ掛け爪27に形成された排紙案内面11aに対してほぼ垂直に形成された平面を指す)が用紙搬出方向Y5と反対方向にずれた積載用紙PAの修正を行うように昇降用駆動モータ32Mおよびスライド用駆動モータ36Mを制御するものである。
また、CPU56Aは、図4に示したCPU56と同様の第2の制御機能を有する。
ROM57Aには、孔版印刷装置1の上記各部のモータやソレノイド等のアクチュエータや、仕分け装置30の各モータ32M,36Mを作動させる複数の動作プログラムが記憶されている。具体的には、ROM57Aには、積載用紙後端検知センサ14a,14bのうちの少なくとも1つによって積載用紙PAの後端が検知されたとき、その積載用紙SAの印刷枚数目に対応してその積載用紙SAが排紙台11の排紙積載面11aから上下方向Zにどの程度の高さ(mm)にあるかの高さ寸法データと、ピックアップ部25の鉛直平面部をその高さまで昇降させるための昇降用駆動モータ32Mに付与するパルス数との関係データが予め格納されている。同様に、ROM57Aには、積載用紙後端検知センサ14a,14bのうちの少なくとも1つによって積載用紙PAの後端が検知されたとき、その積載用紙SAの印刷枚数目に対応してその積載用紙SAを排紙積載面11a上の正規の排紙揃え位置まで移動修正するためのスライド用駆動モータ36Mに付与するパルス数の関係データが予め格納されている。
次に、上述した孔版印刷装置1の基本的な動作以外の、本変形例に特有の排紙積載装置10Aに係る制御動作を説明する。仕分け装置30の本来の仕分け動作は、上記特開平10−330019号公報の段落「0031」ないし「0036」に記載されていると同様であるためその説明を省略する。本変形例の特徴は、仕分け装置30による仕分け動作の一部を利用して排紙揃えの悪化状態を自動的に修正する点にあるため、これに焦点を当てて説明を加えることとする。
上述したように用紙サイズに合わせてエンドフェンス12、サイドフェンス13a,13bの位置を設定し印刷を行うが、用紙種類、印刷画像面積の割合や印刷速度等により印刷済みの用紙Pの排出時の衝撃力が強すぎてエンドフェンス12で衝撃吸収が不完全となってしまい、印刷済みの用紙Pの跳ね返り等による排紙揃えが悪化し、さらに悪化したまま排紙台11上に積載されることにより最終的には人為的に修正するレベルまで悪化した排紙揃えとなってしまう。
具体的には図5および図7に示すように、エンドフェンス12での衝撃吸収が不完全となってしまい印刷済みの用紙Pの跳ね返り等により積載用紙PAが正規の排紙揃え位置よりも多少ずれた場合で、かつ、積載用紙後端検知センサ14a,14bの何れか一方がオンとなったときには、制御手段55AのCPU56Aによって、以下の制御動作がなされる。
すなわち、CPU56Aは、ホームポジションセンサ(42)、上限センサ(45、排紙センサ69、積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cからの出力信号に基づいて、ROM57Aからその積載用紙SAの印刷枚数目に対応してピックアップ部25の鉛直平面部を排紙積載面11aからその高さまで昇降させるための昇降用駆動モータ32Mに付与するパルス数を抽出すると共に、その積載用紙SAの印刷枚数目に対応してその積載用紙SAを排紙積載面11a上の正規の排紙揃え位置まで移動修正するためのスライド用駆動モータ36Mに付与するパルス数を抽出して、昇降用駆動モータ32Mおよびスライド用駆動モータ36Mをそれぞれ制御することにより、ピックアップ部25の鉛直平面部が用紙搬出方向Y5と反対方向にずれた積載用紙PAを自動的に正規の排紙揃え位置に移動修正することで、排紙揃えの悪化が抑制されることとなる。
また、操作パネル40の液晶表示部49Bに、「用紙スキュー状態ですので、自動的に修正しました」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を適宜視認して以降の印刷・排紙動作に注意を払うこととなる。
一方、排紙揃えがさらに悪化した排紙揃えとなってしまったような場合、具体的には図6および図7に示すように、積載用紙後端検知センサ14a,14bが共にオンとなってしまったときにも、制御手段55AのCPU56Aによって、上述したと同様の制御が実行されることにより、ピックアップ部25の鉛直平面部が用紙搬出方向Y5と反対方向にずれた積載用紙PAを自動的に正規の排紙揃え位置に移動修正することで、排紙揃えの悪化が抑制されることとなる。
また、操作パネル40の液晶表示部49Bに上述したとは異なる警告表示、「用紙バック状態で排紙揃え状態が異常であるため、自動的に修正しました」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を適宜視認して以降の印刷・排紙動作を継続することとなる。
次に、図6で示したよりもさらにエンドフェンス12での衝撃吸収が不完全となってしまい印刷済みの用紙Pの跳ね返り等により積載用紙PAが正規の排紙揃え位置よりも大きくずれ、最終的には人為的に修正するレベルまで悪化してしまったような場合、すなわち積載用紙後端検知センサ14a,14bが共にオンであって、積載用紙後端検知センサ14cもオンとなったときには、制御手段55AのCPU56Aによって、第1の実施形態と同様に給紙動作、印刷動作および排紙動作が自動的に停止されると共に、操作パネル40の液晶表示部49Bに、「排紙揃え状態が異常であるため印刷動作を停止しましたので、排紙の揃え修正を行うと共に必要な点検・再調整等を行って下さい」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を視認して排紙の揃え・修正を行うこととなる。
従って、変形例1によれば、上述の効果を奏することは言うまでもない。
(第1の実施形態の変形例2)
図9ないし図11に、第1の実施形態の変形例2を示す。変形例2は、図1ないし図6に示した第1の実施形態の孔版印刷装置1と比較して、排紙積載装置10に代えて、排紙積載装置10Bを用いる点、制御手段55に代えて、制御手段55Bを用いる点が主に相違する。
排紙積載装置10Bは、排紙積載装置10と比較して、エンドフェンス12に代えて、図9および図10に示すエンドフェンス15を用いる点、エンドフェンス15に付設され、用紙搬出方向Y5または排紙積載面11aに対するエンドフェンス15の起立角度を調整可能な角度調整手段としての角度調整機構183および回転機構184を有する点のみ相違する。変形例2は、上記相違点以外は、第1の実施形態の孔版印刷装置1と同様である。
エンドフェンス15は、図9および図10に示すように、水平断面が長方形状のエンドフェンス本体16、排紙台11上の図示しないエンドフェンス位置調整機構のスライダに取り付けるためのエンドフェンスブラケット178、角度調整機構183および回転機構184等を有している。
エンドフェンス本体16には、用紙サイズに対応してハッチングで表示される衝撃吸収部材16A(例えば大きい用紙サイズ:A3〜B5)、16B(例えば大きい用紙サイズ:A3〜B5)、16C(例えば小さい用紙サイズ:葉書、封筒等)、16D(例えば小さい用紙サイズ:葉書、封筒等)が設けられている。
また、衝撃吸収部材16B、16Dは、薄紙に対応した弾性率(高硬度)を有しており、薄紙を排出したときの衝突時の衝撃吸収性を高め、衝突時の衝撃により用紙が撓んで用紙の落下が不安定になることを抑制する。これに対し、衝撃吸収部材16A、16Cは、厚紙、標準紙に対応した、薄紙対応の弾性率よりも高い弾性率(低硬度)を有し、同様の落下不安定抑制機能を有している。薄紙対応の弾性率では衝撃力が強すぎて衝撃吸収が不完全となってしまい、用紙の跳ね返り等による排紙揃えの悪化を促してしまうからである。
ここでの「衝撃吸収部材」は、エンドフェンス本体16に対して別体として付加する構成は勿論のこと、エンドフェンス本体16の各面の表層自体を処理して衝撃吸収性を与えた場合も含む概念である。例えば、エンドフェンス本体16をゴム質系材料で構成し、各面を処理して弾性率を異ならせる場合等も含む。
標準サイズよりも小さいサイズ(葉書、封筒等)対応時のエンドフェンス本体16は回転基準ブラケット110の位置(延長ブラケット117の位置)よりも前(用紙排出方向Y5の上流側)に衝撃吸収部材16Cまたは16Dが位置するようになってしまうため、衝撃吸収部材16C,16Dは回転基準ブラケット110との位置の差を補うため下方に延長している。
図9および図10に示すように、本変形例では、角度調整機構183と回転機構184とを有していて、エンドフェンス本体16の回転と角度調整を自動化したことを特徴としている。
図9および図10に示すように、エンドフェンス本体16の下部から下に延びて形成された延長ブラケット117には、回転基準ブラケット110が取付け・固定されている。エンドフェンスブラケット178と回転基準ブラケット110とは、エンドフェンスブラケット178に一体形成された垂直片178aを介してピン116で回動可能に連結されている。従って、エンドフェンス本体16は、エンドフェンスブラケット178に対し、ピン116と後述する角度調整軸154の軸部154bとの2点支持となっている。
角度調整機構183は、角度調整ブラケット153、角度調整軸154、ステッピングモータ155等を有している。回転基準ブラケット110の裏面側には、角度調整ブラケット153が取り付けられている。角度調整ブラケット153は、金属板を断面ほぼS字形状に折り曲げて形成されていて、取付部153aを有しており、この取付部153aを回転基準ブラケット110の裏面にネジ止め、接着等の適宜の方法によって固定されている。
角度調整ブラケット153の上面153bには、出力軸にピニオン155aを固設されたステッピングモータ155が取り付けられており、上面153bと平行な中面153cには、角度調整軸154を回転自在に支持する軸受153dが、平面部153eには窓部153fが、下面153gには角度調整軸154が貫通する図示しない穴部が、それぞれ設けられている。
角度調整軸154は、外周面に雄ネジを形成されたネジ部154aと、ネジ部154aが螺合する雌ネジを形成された軸部154bとを有しており、ネジ部154aを角度調整ブラケット153の軸受153dに支持された状態で軸部154bの先端をエンドフェンスブラケット178の上面に当接させている。
ネジ部154aの上端部には、ピニオン155aに噛み合うギヤ156が、軸部154bの上端部には、窓部153fに嵌入する指標158がそれぞれ一体的に設けられている。また平面部153eには、指標158の初期位置を検知するホームポジションセンサ159が設けられている。
上述の構成より、ステッピングモータ155を駆動させてその回転駆動力をピニオン155a、ギヤ156を介して角度調整軸154に伝達させ、ネジ部154aを軸部154bにネジ込むことによって角度調整軸154を上下方向Zに上下動させ、ネジ部154aの軸部154bへのネジ込み量を小さくすると、エンドフェンス本体16が図10において時計回り方向に傾き、ネジ部154aの軸部154bへのネジ込み量を大きくするとエンドフェンス本体16が図10において反時計回り方向に傾く。
従って、例えば図9および図10に示す位置にエンドフェンス本体16が位置するときに指標158がホームポジションセンサ159に検知されるように設定し、ステッピングモータ155を駆動させることにより、エンドフェンス本体16の角度・位置を制御することができる。
回転機構184は、エンドフェンス本体16に固定されたステッピングモータ130と、ステッピングモータ130の回転軸に固定された駆動ギヤ131と、回転基準ブラケット110に固定された、上面にフランジを有するスリット付軸132と、スリット付軸132のフランジ上面に一体に形成された、駆動ギヤ131と噛み合う小径の固定ギヤ133と、エンドフェンス本体16に固定され、スリット付軸132のスリットを検知して基準位置を検知する位置センサ134等を有している。
ステッピングモータ130の駆動ギヤ131は、固定ギヤ133の回りを自転しながら公転し、これによりエンドフェンス本体16の回転がなされる。エンドフェンス本体16の回転に伴って位置センサ134も回転し、スリット付軸132のフランジに形成された図示しないスリットを検知することにより基準位置検知が可能となる。
エンドフェンス本体16の衝撃吸収部材16A〜16Dを用紙情報に基づいて自動的に切り換えるときは、上述した用紙サイズに対応した制御とする。本変形例では、特にエンドフェンス15の角度調整機構183を利用するものであることにより、説明の簡明化を図るため図11に示すブロック図からは回転機構184の図示を省略すると共に、その動作説明も上述した内容程度に留める。
変形例2の制御手段55Bは、図4に示した制御手段55と比較して、CPU56に代えたCPU56Bを用いる点、ROM57に代えたROM57Bを用いる点が相違する。また、図11に示す制御手段55Bの図示しない入力ポートには、ホームポジションセンサ159が接続されている。
また、制御手段55Bの図示しない出力ポートには、駆動回路(図示せず)を介して角度調整機構183のステッピングモータ155が接続されている。図11に示した制御構成は、上述した相違点以外は図4に示した制御構成と同様である。
制御手段55BのCPU56Bに入力された上記各種信号は、ROM57Bに記憶された動作プログラムに基づいて演算処理され、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、角度調整機構183を作動制御する各駆動回路にそれぞれ動作・指令信号として出力されるとともに、操作パネル40に表示信号として出力される。
CPU56Bは、図4に示したCPU56と同様の第1の制御機能を有する他、次の特有の制御機能を有する。すなわち、CPU56Bは、ホームポジションセンサ159、積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cからの出力信号に基づいて、積載用紙後端検知センサ14a,14bのうちの少なくとも1つによって積載用紙PAの後端が検知されたとき、印刷済みの用紙Pの衝撃エネルギー(衝突力)を吸収できる位置・角度にエンドフェンス15の角度調整を行うようにステッピングモータ155を制御するものである。
また、CPU56Bは、図4に示したCPU56と同様の第2の制御機能を有する。
ROM57Bには、孔版印刷装置1の上記各部のモータやソレノイド等のアクチュエータや、角度調整機構183のステッピングモータ155を作動させる複数の動作プログラムが記憶されている。
すなわち、エンドフェンス15におけるエンドフェンス本体16の角度に係るステッピングモータ155に付与するパルス数は、孔版印刷装置1の印刷速度に比例して変化する排紙吸着搬送ユニット63の排紙速度に対応して設けられており、例えば印刷速度レベル1〜5(60rpm(枚/分)〜120rpm)に対応した排紙速度1〜5に対応した位置・角度にそれぞれ自動的に位置決めすべく設定されている。例えば、図10に示す位置・角度をエンドフェンス15のホームポジションとした場合、排紙速度1〜5に対応して、同図において反時計回り方向に徐々にその位置・角度を変えた位置・角度に設定されている。
さらに具体的には、エンドフェンス本体16の傾きは、印刷済みの用紙Pがエンドフェンス本体16に衝突したときの衝撃吸収の度合いに関係し、ホームポジションである図9および図10に示すようにエンドフェンス本体16が最も用紙排出方向Y5の上流側に位置するときは衝撃の吸収の度合いが少なく、同図において反時計回り方向に徐々にその角度を変えて、エンドフェンス本体16が最も用紙排出方向Y5の下流側に位置するときは衝撃の吸収が多い。
このことから、排紙吸着搬送ユニット63の排紙速度が最も低速である第1速の場合には、エンドフェンス本体16を例えばホームポジションである図10に示す位置に位置決めさせることで、衝撃が吸収されすぎてしまうことで落下の際に印刷済みの用紙Pが先端から落下しなくなることに起因する排紙揃えの悪化の発生を、適度に衝撃を吸収することにより防止することができる。
また、排紙吸着搬送ユニット63の排紙速度が最も高速である第5速の場合には、エンドフェンス本体16を図10に示す位置・角度から反時計回り方向に位置決めさせることで、衝撃が吸収されずに印刷済みの用紙Pが跳ね返ったり撓んだりしてしまうことに起因する排紙揃えの悪化を、確実に衝撃を吸収することにより防止することができる。
次に、上述した孔版印刷装置1の基本的な動作以外の、本変形例に特有の排紙積載装置10Bに係る制御動作を説明する。本変形例の特徴は、エンドフェンス15の角度調整機構183を利用して排紙揃えの悪化状態を自動的に修正する点にあるため、これに焦点を当てて説明を加えることとする。
上述したように用紙サイズに合わせてエンドフェンス15、サイドフェンス13a,13bの位置を設定し印刷を行うが、用紙種類、印刷画像面積の割合や印刷速度等により印刷済みの用紙Pの排出時の衝撃力が強すぎてエンドフェンス15で衝撃吸収が不完全となってしまい、印刷済みの用紙Pの跳ね返り等による排紙揃えが悪化し、さらに悪化したまま排紙台11上に積載されることにより最終的には人為的に修正するレベルまで悪化した排紙揃えとなってしまう。
具体的には図5および図7に示すように、エンドフェンス15での衝撃吸収が不完全となってしまい印刷済みの用紙Pの跳ね返り等により積載用紙PAが正規の排紙揃え位置よりも多少ずれた場合で、かつ、積載用紙後端検知センサ14a,14bの何れか一方がオンとなったときには、制御手段55BのCPU56Bによって、以下の制御動作がなされる。
すなわち、CPU56Bは、ホームポジションセンサ159、積載用紙後端検知センサ14a,14b,14cからの出力信号に基づいて、積載用紙後端検知センサ14a,14bのうちの少なくとも1つによって積載用紙PAの後端が検知されたとき、ROM57Bから印刷済みの用紙Pの衝撃エネルギー(衝突力)を吸収できる位置・角度にエンドフェンス15の角度調整を行うためのステッピングモータ155に付与するパルス数を抽出して、ステッピングモータ155を制御することにより、印刷済みの用紙Pの衝撃エネルギーを吸収できる位置・角度に、具体的には図10において反時計回り方向に予め設定された角度分のエンドフェンス15の角度調整を自動的に行うことで、排紙揃えの悪化が抑制されることとなる。
また、操作パネル40の液晶表示部49Bに、「用紙スキュー状態ですので、自動的に修正しました」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を適宜視認して以降の印刷・排紙動作に注意を払うこととなる。
一方、排紙揃えがさらに悪化した排紙揃えとなってしまったような場合、具体的には図6および図7に示すように、積載用紙後端検知センサ14a,14bが共にオンとなってしまったときにも、制御手段55BのCPU56Bによって、上述したと同様の制御が実行されることにより、印刷済みの用紙Pの衝撃エネルギーを吸収できる位置・角度にエンドフェンス15の角度調整を自動的に行うことで、排紙揃えの悪化が抑制されることとなる。
また、操作パネル40の液晶表示部49Bに上述したとは異なる警告表示、「用紙バック状態で排紙揃え状態が異常であるため、自動的に修正しました」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を適宜視認して以降の印刷・排紙動作を継続することとなる。
次に、図6を借りて説明するよりもさらにエンドフェンス15での衝撃吸収が不完全となってしまい印刷済みの用紙Pの跳ね返り等により積載用紙PAが正規の排紙揃え位置よりも大きくずれ、最終的には人為的に修正するレベルまで悪化してしまったような場合、すなわち積載用紙後端検知センサ14a,14bが共にオンであって、積載用紙後端検知センサ14cもオンとなったときには、制御手段55BのCPU56Bによって、第1の実施形態および変形例1と同様に給紙動作、印刷動作および排紙動作が自動的に停止されると共に、操作パネル40の液晶表示部49Bに、「排紙揃え状態が異常であるため印刷動作を停止しましたので、排紙の揃え修正を行うと共に必要な点検・再調整等を行って下さい」という旨の警告表示がなされる。ユーザは、液晶表示部49Bになされた上記警告表示を視認して排紙の揃え・修正を行うこととなる。
従って、変形例2によれば、上述の効果を奏することは言うまでもない。エンドフェンス15の角度調整機構183は、これに限らず、エンドフェンスの角度を自動的に変更・設定できるものならば全ての角度調整手段を利用することができる。
本発明の実施形態および変形例は、上述したように孔版印刷装置1に適用した場合であったが、これに限らず、孔版印刷装置1以外の印刷装置や、インキジェット記録装置、プリンタ、プロッタ、複写機もしくはファクシミリ等の機能を備えた画像形成装置またはそれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に備えられる排出シート積載装置(排紙積載装置)等にも適用できる。
シート・シート状記録媒体は、用紙Pに限らず、例えばコート紙等の特殊紙や、OHPシートなどを含み、これを使用して印刷や画像形成を行ってもよい。
なお、以下の用語を上位概念用語で言い替えることが可能である。すなわち、用紙排出方向をシート排出方向と、用紙をシートと、排紙台を排出シート積載台と、用紙幅方向をシート幅方向と、排紙積載装置を排出シート積載装置というようにである。
以上述べたとおり、本発明を実施例を含む特定の実施形態や変形例等について説明したが、本発明は、上述した実施形態や変形例等に限定されるものではなく、これらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
本発明の第1の実施形態を示す排紙積載装置を備えた孔版印刷装置全体の正面図である。 第1の実施形態等に用いられる操作パネルの平面図である。 第1の実施形態における排紙積載装置の要部を示す平面図である。 第1の実施形態における孔版印刷装置の要部の制御構成を示すブロック図である。 第1の実施形態等における3つの積載用紙後端検知センサのうちの1つによって積載用紙のスキュー状態をオン検知した状態を示す平面図である。 第1の実施形態等における3つの積載用紙後端検知センサのうちの2つによって積載用紙のバック状態をオン検知した状態を示す平面図である。 変形例1の排紙積載装置における仕分け装置周りを示す概略的な正面図である。 変形例1における孔版印刷装置の要部の制御構成を示すブロック図である。 変形例2の排紙積載装置におけるエンドフェンスおよびその角度調整機構等を示す図であって、(a)は要部の断面図、(b)は(a)の断面図である。 図9(b)におけるエンドフェンスの角度調整機構等の拡大断面図である。 変形例2おける孔版印刷装置の要部の制御構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 孔版印刷装置(印刷装置・画像形成装置)
2 印刷部(画像形成手段)
4 給紙部
6 排紙部(排出手段)
10,10A,10B 排紙積載装置
11 排紙台
11a 排紙積載面
14a,14b,14c 積載用紙後端検知センサ(後端位置検知手段)
12、15 エンドフェンス
13a,13b 一対のサイドフェンス
30 仕分け装置(仕分け手段)
32M 昇降用駆動モータ(仕分け手段の第1の駆動手段)
36M スライド用駆動モータ(仕分け手段の第2の駆動手段)
40 操作パネル(操作部)
49B 液晶表示部(報知手段・表示手段)
55,55A,55B 制御手段
56,56A,56B CPU
61 マスタ
183 角度調整機構(角度調整手段)
P 用紙(シート・シート状記録媒体)
PA 積載用紙
Y5 用紙排出方向
X 用紙幅方向
Z 高さ方向・上下方向

Claims (10)

  1. 用紙排出方向に排出される画像形成済みの用紙を順次積載する排紙台と、該排紙台における上記用紙排出方向に位置調整可能に設けられたエンドフェンスと、上記排紙台における上記用紙排出方向と直交する用紙幅方向に位置調整可能に、かつ、互いに対向して設けられた一対のサイドフェンスとを具備する排紙積載装置において、
    上記排紙台上に積載された用紙の後端位置を検知する後端位置検知手段を、該排紙台の所定の位置に配置したことを特徴とする排紙積載装置。
  2. 請求項1記載の排紙積載装置において、
    上記後端位置検知手段を複数有していることを特徴とする排紙積載装置。
  3. 請求項2記載の排紙積載装置において、
    上記複数の後端位置検知手段のうちの少なくとも2つを、正規の排紙揃え状態で上記排紙台上に積載された用紙の後端から露出した該用紙の後端位置近傍に配置したことを特徴とする排紙積載装置。
  4. 請求項3記載の排紙積載装置において、
    上記複数の後端位置検知手段のうちの少なくとも2つを、使用される最小サイズの用紙の用紙幅内であって、かつ、上記用紙幅方向のほぼ同一直線上に配置したことを特徴とする排紙積載装置。
  5. 請求項4記載の排紙積載装置において、
    情報を報知する報知手段を有し、
    上記少なくとも2つの後端位置検知手段によって用紙の後端が検知された場合であって、上記少なくとも2つの後端位置検知手段のうちの1つだけによって検知されたときと、2つによって検知されたときとで、上記報知手段をして異なる報知をさせることを特徴とする排紙積載装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一つに記載の排紙積載装置において、
    上記用紙搬出方向に対する上記エンドフェンスの角度を調整可能な角度調整手段を有し、
    上記少なくとも2つの後端位置検知手段のうちの少なくとも1つによって用紙の後端が検知されたとき、上記角度調整手段をして上記エンドフェンスの角度を調整させることを特徴とする排紙積載装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一つに記載の排紙積載装置において、
    上記排紙台に積載された用紙を上記用紙搬出方向と反対方向にずらして仕分けを行う仕分け手段を有し、
    上記少なくとも2つの後端位置検知手段のうちの少なくとも1つによって用紙の後端が検知されたとき、上記仕分け手段をして上記用紙搬出方向と反対方向にずれた用紙の修正を行わせることを特徴とする排紙積載装置。
  8. 請求項2ないし7の何れか一つに記載の排紙積載装置において、
    上記複数の後端位置検知手段のうちの少なくとも一つを、上記後端位置近傍よりもさらに後端寄りの位置に配置したことを特徴とする排紙積載装置。
  9. 用紙に画像形成を行う画像形成手段と、画像形成済みの用紙を上記排紙台上に排出する排出手段とを有する画像形成装置において、
    請求項8記載の排紙積載装置を有し、上記後端寄りの位置に配置した後端位置検知手段によって用紙の後端が検知されたとき、画像形成動作を停止させることを特徴とする画像形成装置。
  10. 用紙に画像形成を行う画像形成手段と、画像形成済みの用紙を上記排紙台上に排出する排出手段とを有する画像形成装置において、
    請求項1ないし7の何れか一つに記載の排紙積載装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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