JP2008167543A - 充電制御装置、携帯端末装置、および充電制御方法 - Google Patents

充電制御装置、携帯端末装置、および充電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
定常的に二次電池への過充電を防止することが可能な充電制御装置を提供する。
【解決手段】
二次電池300へ電力を供給する外部電源200を検出する外部電源検出部101と、二次電池300の電圧を検出する二次電池電圧検出部102と、外部電源検出部101によって外部電源200が検出され、かつ、外部電源200が検出された場合に用いられる所定の充電判定電圧よりも二次電池300の電圧が高い場合、外部電源200から二次電池300への充電を禁止する充電制御部103とを有する構成とすることで、定常的に二次電池への過充電を防止することができ、電池寿命を延ばすことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は二次電池への充電を制御する充電制御装置、携帯端末装置、および充電制御方法に関する。
二次電池への充電においては、一般に充電器に電池がセットされると充電を開始し、満充電となった状態で充電を終了する。図6は従来の充電システムの概要図である。従来の充電システムは、外部電源601、充電FET(Field Effect Transistor)602、抵抗603、二次電池604、および充電制御部605を備えるものである。この充電システムにおいては、外部電源601が印加されたとき、また、二次電池604の電圧が所定の閾値を下回ったときに必ず二次電池604への充電を開始するように充電制御部605が制御を行っている。
また、充電器に二次電池がセットされても、すぐに充電を開始しないようにするために、二次電池の温度をサーミスタとA/D変換器および電池温度計算部を介して検出するとともに、二次電池の急速充電終了後の経過時間を計測するタイマを儲け、充電装置に二次電池がセットされたとき検出された電池温度が所定値以上で、かつタイマにより計測された経過時間が所定値未満の場合には急速充電を禁止する充電制御部を有する二次電池の充電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−102339号公報
しかしながら、特許文献1に記載された二次電池の充電装置は、温度検出により温度異常時についてのみ過充電を防ごうとするものであるため、二次電池の温度が正常値である場合には定常的に過充電を防止することができないものである。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、定常的に二次電池への過充電を防止することのできる充電制御装置、携帯端末装置、および充電制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の充電制御装置は、二次電池へ電力を供給する外部電源を検出する外部電源検出部と、前記二次電池の電圧を検出する二次電池電圧検出部と、前記外部電源検出部によって外部電源が検出され、かつ、前記外部電源が検出された場合に用いられる所定の充電判定電圧よりも前記二次電池の電圧が高い場合、前記外部電源から前記二次電池への充電を禁止する充電制御部とを有する構成としている。
この構成によれば、定常的に二次電池への過充電を防止することができ、電池寿命を延ばすことができる。
また、本発明の第2の充電制御装置は、前記充電制御部が、前記外部電源検出部によって外部電源が検出された場合、提示部に前記外部電源が検出された旨を提示させる構成としている。
この構成により、例えば外部電源が接続されたにもかかわらず実際には充電を行わない場合であっても、外部電源が接続されたことをユーザに知らせることが可能である。
また、本発明の第3の充電制御装置は、前記充電制御部が、前記外部電源検出部によって外部電源が検出されてから所定時間が経過した場合、または、前記二次電池の電圧が前記充電判定電圧よりも低い所定の充電再起動電圧よりも低い場合の少なくとも一方が満たされた場合、前記外部電源から前記二次電池への充電を行う構成としている。
この構成により、例えば外部電源接続時に充電を行わなかった場合であっても、一定期間後もしくは残電池量が不足してきた場合には充電を行うことができ、必要な電力を常に確保することが可能である。
また、本発明の第4の充電制御装置は、前記二次電池への充電を完了するための充電完了電圧を設定する充電完了電圧設定部を有し、前記充電制御部が、前記二次電池への充電を前記充電完了電圧になるまで行う構成としている。
この構成により、希望する充電完了電圧をユーザにより柔軟に設定することで常に満充電まで充電を行うことを防止することができ、電池寿命を延長することが可能である。
また、本発明の第5の充電制御装置は、前記充電制御部がいずれの制御を実施するかを示す制御モードを指定する制御モード指定部を有し、前記充電制御部が、前記制御モードに基づいて制御を行う構成としている。
この構成により、希望する制御モードをユーザにより柔軟に設定することで、様々な充電制御を行うことができ、ユーザの置かれた環境に合わせた快適な充電を行うことができる。
また、本発明の第1の携帯端末装置は、上記いずれかの充電制御装置を有する構成としている。
この構成により、定常的に二次電池への過充電を防止することができ、電池寿命を延ばすことのできる携帯端末装置を提供できる。
また、本発明の第1の充電制御方法は、二次電池への充電を制御する充電制御装置において、前記二次電池へ電力を供給する外部電源を検出する外部電源検出ステップと、前記二次電池の電圧を検出するステップと、前記外部電源検出ステップにおいて外部電源が検出され、かつ、前記二次電池の電圧が所定の充電判定電圧よりも高い場合、前記外部電源から前記二次電池への充電を禁止する制御するステップとを有する方法としている。
この方法により、定常的に二次電池への過充電を防止することができ、電池寿命を延ばすことができる。
本発明によれば、定常的に二次電池への過充電を防止することができ、電池寿命を延ばすことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は充電制御装置100の構成を示すブロック図である。充電制御装置100は、外部電源検出部101、二次電池電圧検出部102、充電制御部103、入力部104、LED105、および通信部106を有する。尚、携帯電話などの携帯端末装置に充電制御装置100を搭載することも可能である。
また、入力部104は、「充電完了電圧設定部」および「制御モード指定部」としての機能を有する。また、LED105は「提示部」の一例である。
外部電源検出部101は、二次電池300へ電力を供給する外部電源(例えば100Vの商用交流電源など)200によって印加されているか否かを検出する。外部電源200の印加の検出は、例えば外部電源電圧を逐次検出することにより行う。二次電池電圧検出部102は、リチウムイオン二次電池などの二次電池300のその時点における電圧を検出する。充電制御部103は、外部電源200から二次電池300への電力供給を行う際に各種制御を行うものであり、機能の詳細は後述する。入力部104は、充電を行うユーザが任意に各種設定を行うために各種情報を入力するものであり、例えばタッチパネルやキーボードなどである。入力部104は、二次電池300への充電を完了するための充電完了電圧や、充電に関する制御モード(なるべく消費電力を小さくして充電制御装置100を動作させる電池エコモード、二次電池スタミナモード等)の設定などの情報を入力する。LED105は、所定の条件を満たす場合に発光する発光体である。通信部106は、USBなどの有線を介する有線信号を利用して他の通信機器との間で充電を行うための通信を行い、また、赤外線などの無線信号を利用して他の通信機器との間で充電を行うための通信を行う。
次に、充電制御部103が行う電圧値を用いた充電制御について説明する。
図2は充電制御部103が行う二次電池電圧に基づく充電制御方法を説明するための図である。尚、図2における「LED点灯」は実際に充電中であるか否かにかかわらずLED105が点灯中であるか否かを示しており、「ON」はLED105が点灯中、「OFF」はLED105が消灯中であることを示す。
外部電源検出部101が外部電源200により外部電源電圧が印加されていることを検出すると、充電制御部103は、外部電源電圧が印加されたときに用いる所定の充電判定電圧(VM)よりも二次電池電圧が低い場合には、外部電源200から二次電池300へ充電を行う(時間a1を参照)。この充電は充電完了電圧(VH)となるまで(時間a2になるまで)行われる。また、充電が行われている期間は、充電を行っていることを認識することができるように、充電制御部103がLED105を発光するように制御する。
尚、充電判定電圧とは、外部電源200の印加を外部電源検出部101が新たに検出した場合に、二次電池300への充電を行うか否かを判定するための閾値である。充電判定電圧よりも二次電池電圧が高ければ充電が行われず、二次電池電圧が低ければ充電が行われる。
二次電池300の使用などにより再び二次電池電圧が所定の充電再起動電圧(VL)よりも低下した場合には、二次電池電圧が充電再起動電圧よりも低くなる時点で充電制御部103が再び充電を開始する(時間a3を参照)。この再充電は充電完了電圧となるまで(時間a4になるまで)行われる。
尚、充電再起動電圧とは、充電完了後においても外部電源200の印加が継続して行われていることを外部電源検出部101が検出した場合に、二次電池300への充電を行うか否かを判定するための閾値である。充電判定電圧よりも二次電池電圧が高ければ充電が行われず、二次電池電圧が低ければ充電が行われる。
外部電源の印加を一旦中断し(時間a5を参照)、その後外部電源200による印加を外部電源検出部101が検出した場合であって、その時点における二次電池電圧の高さが充電判定電圧よりも高くかつ充電完了電圧よりも低い場合、つまり図2におけるC1内の矢印に挟まれた範囲に二次電池電圧がある場合には、充電制御部103は外部電源200から二次電池300への充電を行わないように制御する(時間a6を参照)。また、外部電源検出部101が外部電源200の印加を検出した時間a6から時間a7までの所定時間(例えば10秒間など)の期間は、充電制御部103がLED105を発光するように制御する(図2のC2内参照)。尚、前述した充電中であることを示すLED105の発光と、二次電池300への充電は行わないが外部電源200の印加を検出したことを示すLED105との違いを認識させるため、例えばLED105の発光色を変えることができる。さらにLED105の発色に限られず、音声などでユーザに状態を知らせるようにすることもできる。
外部電源200の印加を一旦中断し(時間a8を参照)、その後外部電源200による印加を外部電源検出部101が検出した場合であって、その時点における二次電池電圧の高さが所定の充電再起動電圧よりも低い場合には、充電制御部103は外部電源200から二次電池300への充電を行う(時間a9を参照)。この充電は二次電池電圧が充電完了電圧となるまで(時間a10となるまで)行われる。
このように、例えば外部電源200が二次電池300への充電を行うために充電用機器に装着された場合であっても、その時点における二次電池電圧が充電完了電圧よりも低く充電判定電圧よりも高い場合には、外部電源300が印加されても充電をしない構成となっているため、外部電源200が装着される度に毎回充電される場合と比して格段に過充電を防止することが可能である。
また、例えば外部電源200が充電を行うために充電用機器に装着された場合、充電を行うか否かにかかわらずLED105が点灯しユーザに対して外部電源200が装着された旨を表示することが可能である。
次に、充電制御部103が行う図1に図示しないタイマーを用いた充電制御について説明する。図3は充電制御部103が行うタイマーに基づく充電制御方法を説明するための図である。タイマーを用いた充電制御においては、先に説明した閾値である充電判定電圧は考慮しておらず、充電再起動電圧が充電判定電圧としての役割も有している。尚、充電制御部103は時間管理を行うタイマー機能を有している。
また、図3における「LED点灯」は実際に充電中であるか否かにかかわらずLED105が点灯中であるか否かを示しており、「ON」はLED105が点灯中、「OFF」はLED105が消灯中であることを示す。また、「充電モード」は実際に充電中であるか否かを示しており、「ON」は充電中、「OFF」は充電中ではないことを示す。
外部電源検出部101が外部電源200により外部電源が印加されていることを検出すると、充電制御部103は、所定の充電再起動電圧よりも二次電池電圧が低い場合には、外部電源200から二次電池300へ充電を行う(時間b1を参照)。この充電は充電完了電圧となるまで(時間b2になるまで)行われる。また、充電が行われている期間は、充電を行っていることをユーザに認識させるため、充電制御部103がLED105を発光するように制御する。
外部電源200の印加を一旦中断し(時間b3を参照)、その後外部電源200による印加を外部電源検出部101が検出した場合であって、その時点における二次電池電圧の高さが充電再起動電圧よりも高くかつ充電完了電圧よりも低い場合には、充電制御部103は外部電源から二次電池への充電を行わないように制御する(時間b4、C3を参照)。また、外部電源検出部101が外部電源200の印加を検出した時間b4から時間b5までの所定時間(例えば10秒間など)のT2期間は、外部電源200の印加を検出したことをユーザに認識させるため、充電制御部103がLED105を発光するように制御する。T2期間の経過は、充電制御部103が時間の計測を行うことにより監視している。尚、前述した充電中であることを示すLED105の発光と、二次電池300への充電は行わないが外部電源200の印加を検出したことを示すLED105との違いを認識させるため、例えばLED105の発光色を変えることができる。
外部電源200の印加を外部電源検出部101が検出した時間b4を経過時間計測の開始時点として、充電制御部103が経過時間の計測を行う。充電制御部103が、外部電源の印加開始から所定のT1期間(例えば24時間など)を経過したことを認識すると、その時点における二次電池電圧が充電再起動電圧より高い場合であっても充電を開始する(時間b6、C4を参照)。ここでは、外部電源200の印加開始時点が時間b4から時間b6までの期間がT1期間に相当する。この充電は二次電池電圧が充電完了電圧となるまで(時間b7になるまで)充電を行われる。
尚、T1期間とは、二次電池への充電は行われないが外部電源200の印加を検出した時点から、もしくは二次電池300への充電完了時点から、二次電池電圧の高さにかかわらず次回の充電を開始するまでの所定期間である。尚、充電制御部103は、T1期間の経過時間の計測中に二次電池300への充電が開始されると経過時間の計測をリセットする。
二次電池300の使用などにより再び二次電池電圧が所定の充電再起動電圧よりも低下した場合には、外部電源200の印加開始時点(時間b7)からT1期間経過時点、つまり時間b9となる以前であっても、充電制御部103は外部電源200から二次電池300への充電を行う(時間b8、C5を参照)。この充電は二次電池電圧が充電完了電圧となるまで(時間b10になるまで)行われる。
二次電池200への充電が完了した時間b10を経過時間計測の開始時点として、充電制御部103が経過時間の計測を行う。T1期間の終了時点である時間b11における二次電池電圧は充電再起動電圧よりも高いが、充電制御部103は外部電源200から二次電池300への充電を行う(C6を参照)。
このように、外部電源200が印加されてから所定期間内であり、二次電池200のその時点における電圧が充電再起動電圧以上である場合には、充電制御部103が充電を行わないように制御することが可能であり、定常的に過充電を防止することが可能である。また、外部電源200が印加されてから一定時間以上充電されない状態が継続した場合には、二次電池200のその時点における電圧にかかわらず充電制御部103が外部電源200から二次電池300へ充電を行うことが可能である。また、外部電源200が印加されてから所定期間内であっても、二次電池200のその時点における電圧が充電再起動電圧を下回っている場合には、充電制御部103が外部電源200から二次電池300へ充電を行うことが可能である。
次に、充電完了電圧のユーザによる設定について説明する。
充電完了電圧を変更する際の手順であるが、まず、充電を行うユーザの指示により入力部104が希望する充電完了電圧(希望電圧)を入力すると、充電制御部103が入力された希望電圧を認識する。充電制御部103は、その時点における充電完了電圧を認識した希望電圧へ変更する。
ここで、各充電完了電圧による時間電圧特性を図4(a)に示す。図4(a)において、曲線401の特性は、電池容量の100%まで充電を行う(満充電を行う)充電完了電圧が充電完了電圧Aの場合の特性であり、例えば充電完了電圧Aは4.2Vである。また、曲線402の特性は、電池容量の90%程度まで充電を行う充電完了電圧が充電完了電圧Bの場合の特性であり、例えば充電完了電圧Bは4.1Vである。曲線401と曲線402とにおいて、0Vから充電完了電圧までの充電時間の差はほとんど相違ない。
しかし、図4(b)に示すように、充電回数に基づくサイクル数に対する電池容量の特性は、サイクル数が大きくなるほど、充電完了電圧Aと設定した場合(曲線403に相当)に比して充電完了電圧Bと設定した場合(曲線404に相当)の電池容量の減少が少ない傾向にある。これは、充電完了電圧Bの場合においては充電時に満充電電圧よりも常に低い電圧状態で充電を終了するためである。図4(b)は各充電完了電圧によるサイクル数容量特性である。充電完了電圧として充電完了電圧Bを選択することで、電池の寿命をさらに延長することができる。例えば充電完了電圧Aを4.2V、充電完了電圧Bを4.1Vとすると、二次電池300の寿命はおおよそ1.3倍となる。
このように、異なる充電完了電圧をユーザの希望通りに選択することが可能である。例えば、通常時には充電完了電圧Bを選択し、充電作業を一定期間行うことができない状況下では充電完了電圧Aを選択するなど、状況に応じて柔軟に充電完了電圧を選択することができ、十分な電池容量を確保しつつ、二次電池300の寿命を延ばすこともできる。尚、充電完了電圧は、充電完了電圧Aおよび充電完了電圧Bの2種類に限られるものではなく、これ以上の種類があってもよい。
また、ユーザによる充電完了電圧の設定ではなく、様々な充電条件(例えば、図示しないUSBによる充電、非接触充電などの外部の充電条件)に基づいて、充電完了電圧を設定することもできる。これは、例えばUSBによって接続された充電源である外部電源200や無線通信により通信接続可能な外部電源200から送られる充電完了電圧の情報を含む充電信号を通信部106によって受信し、外部電源検出部101がこの充電信号を検出し、充電制御部103が、この充電信号に基づいて充電完了電圧を変更することで実現できる。
次に、ここまで説明してきた充電制御装置100の各動作を、ユーザの指示による入力部104の入力に基づいて、充電制御装置100がユーザの希望する制御モードで動作する場合について説明する。
例えば、図2に示したような電圧値を用いた充電制御を行うようにユーザの指示により入力部104が入力し、これに基づいて充電制御部103が電圧値を用いた充電制御を行うという制御モードに移行する。また、入力部104による入力がなければ充電制御部103がこの制御モードに移行しないようにすることができる。
また、例えば充電しない場合であっても外部電源印加時にLED105を一定時間点灯させるようにユーザの指示により入力部104が入力し、これに基づいて充電制御部103が充電しない場合であっても外部電源印加時にLED105を一定時間点灯させるという制御モードに移行する。また、入力部104による入力がなければ充電制御部103がこの制御モードに移行しないようにすることができる。
また、例えば、図3に示したようなタイマーを用いた充電制御を行うようにユーザの指示により入力部104が入力し、これに基づいて充電制御部103がタイマーを用いた充電制御を行うという制御モードに移行する。また、入力部104による入力がなければ充電制御部103がこの制御モードに移行しないようにすることができる。
また、例えば充電完了電圧をユーザによって設定するようにユーザの指示により入力部104が入力し、これに基づいて充電制御部103がユーザの指示による充電完了電圧の設定を行うという制御モードに移行する。また、入力部104による入力がなければ充電制御部103がこの制御モードに移行しないようにすることができる。
このように、ユーザの希望する制御モードを指定することで、希望する制御モードで
充電制御装置100が動作することが可能である。特に、電圧値やタイマーを用いた充電制御、充電完了電圧の変更を可能とする制御モードを電池エコモードや電池スタミナモード等としてあらかじめ充電制御装置100において登録しておくことにより、より効率的に過充電を防止することが可能となる。
次に、上記に説明した充電制御装置100の動作についてまとめて説明する。
図5は充電制御装置100の動作の一例を説明するための図である。図5においては、充電制御装置100の一部の構成部位のみ記載されており、図5に示されていない構成部位が充電制御装置100に含まれないことを示すものではない。また、図中の「充電制御」は充電制御部103の一部の動作を示すものであり、充電制御部103のすべての動作を示すものではない。また、充電制御部103は、OR回路520、530およびタイマー540、550を有する。
まず、外部電源検出部101が外部電源印加を検出する(ステップS501)と、二次電池電圧検出部102が二次電池電圧を検出する。外部電源検出部101が外部電源印加を検出しない場合(ステップS502)には、処理を終了する。
充電制御部103は、図2に示した電圧値を用いた充電制御を行う際には二次電池電圧が充電判定電圧以下であるか否か、また図3に示したタイマーを用いた充電制御を行う際には二次電池電圧が充電再起動電圧以下であるか否かを判定し、二次電池電圧が充電判定電圧以下もしくは充電再起動電圧以下である場合に充電を開始し、OR回路520へ第1の充電信号を送る(ステップS503)。
一方、図2に示した電圧値に基づく充電制御を行う場合であって二次電池電圧が充電判定電圧以上の場合には、処理が終了する(ステップS504)。また、図3に示したタイマーに基づく充電制御を行う場合であって二次電池電圧が充電再起動電圧以上の場合には、信号制御部103がT1期間の時間計測を開始するための信号をタイマー540へ送り(ステップS505)、タイマー540はT1期間の時間計測を開始し、また充電制御部103がT2期間の時間計測を開始するための信号をタイマー550へ送り(ステップS506)、タイマー550はT2期間の時間計測を開始する。タイマー550はT2期間の計測開始からT2期間の経過を検知するまでOR回路530へ第1の発光信号を送る(ステップS507)。
タイマー540はT1期間の経過を検知すると、OR回路520へ第2の充電信号を送る(ステップS508)。OR回路520は、第1の充電信号または第2の充電信号のいずれかが入力されると充電の開始を指示する充電開始信号を送信する(ステップS509)。充電制御部103は充電開始信号に基づいて、充電FET560、抵抗570を介して外部電源200から二次電池300への充電を開始する。この充電は、充電開始信号の送信が終了されるまで継続される。
充電制御部103は、充電開始信号が検出される期間においては充電中であることをユーザへ知らせるための充電中表示信号(第2の発光信号)をOR回路530へ送る(ステップS510)。OR回路530は、第1の発光信号または第2の発光信号のいずれかが入力されるとLED105の発光の開始を指示するLED発光信号を送信する(ステップS511)。充電制御部103はLED発光信号に基づいて、LED105の発光を行う。この発光は、LED発光信号の送信がされるまで継続される。
また、ユーザ設定による充電完了電圧の選択においては、ユーザの指示により入力部104が希望する充電完了電圧(ここでは、充電完了電圧Aもしくは充電完了電圧B)の入力を行い、入力部104が充電制御部103へ入力された充電完了電圧に関する希望電圧信号を送信する(ステップS512)。さらに、図示はしないが、様々な充電条件(USBによる充電、非接触充電などの外部の充電条件)に基づいて、充電完了電圧を設定することも可能である。
このような充電制御装置100によれば、二次電池300へ電力を供給する外部電源200を検出する外部電源検出部101と、二次電池300の電圧を検出する二次電池電圧検出部102と、外部電源検出部101によって外部電源200が検出され、かつ、外部電源200が検出された場合に用いられる所定の充電判定電圧よりも二次電池300の電圧が高い場合、外部電源200から二次電池300への充電を禁止する充電制御部103とを有する構成とすることで、定常的に二次電池への過充電を防止することができ、電池寿命を延ばすことができる。
本発明は、定常的に二次電池への過充電を防止することができる充電制御装置、携帯端末装置等に有用である。
本発明の実施形態における充電制御装置の構成を示すブロック図 本発明の実施形態における充電制御部が行う二次電池電圧に基づく充電制御方法を説明するための図 本発明の実施形態における充電制御部が行うタイマーに基づく充電制御方法を説明するための図 (a)本発明の実施形態における各充電完了電圧による時間電圧特性(b)各充電完了電圧によるサイクル数容量特性 本発明の実施形態における充電制御装置の動作の一例を説明するための図 従来の充電システムの概要図
符号の説明
100 充電制御装置
101 外部電源検出部
102 二次電池電圧検出部
103 充電制御部
104 入力部
105 LED
106 通信部
200 外部電源
300 二次電池
520、530 OR回路
540、550 タイマー
560 充電FET
570 抵抗
601 外部電源
602 充電FET
603 抵抗
604 二次電池
605 充電制御部

Claims (7)

  1. 二次電池へ電力を供給する外部電源を検出する外部電源検出部と、
    前記二次電池の電圧を検出する二次電池電圧検出部と、
    前記外部電源検出部によって外部電源が検出され、かつ、前記外部電源が検出された場合に用いられる所定の充電判定電圧よりも前記二次電池の電圧が高い場合、前記外部電源から前記二次電池への充電を禁止する充電制御部と
    を有する充電制御装置。
  2. 請求項1に記載の充電制御装置であって、
    前記充電制御部は、前記外部電源検出部によって外部電源が検出された場合、提示部に前記外部電源が検出された旨を提示させる充電制御装置。
  3. 請求項1に記載の充電制御装置であって、
    前記充電制御部は、前記外部電源検出部によって外部電源が検出されてから所定時間が経過した場合、または、前記二次電池の電圧が前記充電判定電圧よりも低い所定の充電再起動電圧よりも低い場合の少なくとも一方が満たされた場合、前記外部電源から前記二次電池への充電を行う充電制御装置。
  4. 請求項1に記載の充電制御装置であって、
    前記二次電池への充電を完了するための充電完了電圧を設定する充電完了電圧設定部を有し、
    前記充電制御部は、前記二次電池への充電を前記充電完了電圧になるまで行う充電制御装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の充電制御装置であって、
    前記充電制御部がいずれの制御を実施するかを示す制御モードを指定する制御モード指定部を有し、
    前記充電制御部は、前記制御モードに基づいて制御を行う充電制御装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の充電制御装置を有する携帯端末装置。
  7. 二次電池への充電を制御する充電制御装置において、
    前記二次電池へ電力を供給する外部電源を検出する外部電源検出ステップと、
    前記二次電池の電圧を検出するステップと、
    前記外部電源検出ステップにおいて外部電源が検出され、かつ、前記二次電池の電圧が所定の充電判定電圧よりも高い場合、前記外部電源から前記二次電池への充電を禁止する制御するステップと
    を有する充電制御方法。
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