JP2008163588A - タイトフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】非常に強度の高い断熱折版構造屋根を実現できる断熱折版構造屋根用のタイトフレームを提供すること。
【解決手段】上下方向に長さを有するフレーム主体20の下端に、建築物の母屋3A上に載置固定するための脚部21を設け、このフレーム主体20の上端に、折版屋根材4を馳締めする吊子5を固定するための吊子固定部22を設け、このフレーム主体20に、断熱材1設置用のジョイナー6を接続する接続部23を設け、このフレーム主体20の上部の左右部に、板状の補強フレーム7を突設すると共に、この左右の補強フレーム7の夫々の突出先端部に母屋3A上に載置し得る載置部70を設けて、この左右の補強フレーム7の夫々の載置部70が、脚部21から間隔を置いた母屋3A上の左右位置に載置する構成としたタイトフレーム。
【選択図】図3

Description

本発明は、断熱折版構造屋根の施工に用いるタイトフレームに関するものである。
断熱材1を設置施工して成る断熱折版構造屋根は、折版屋根材4を固定可能であると共に、断熱材1設置用のジョイナー6を接続可能なシステム用タイトフレーム2Aと称されるタイトフレーム2Aを使用して施工される。
具体的には、従来のシステム用タイトフレーム2Aは、図9に示すように、上下方向に長さを有するフレーム主体20の下端に、建築物の母屋3A上に載置固定するための脚部21を設け、このフレーム主体20の上端に、折版屋根材4を馳締めする吊子5を固定するための吊子固定部22を設け(図面では吊子固定部22に吊子5が固定されている場合を図示している。)、このフレーム主体20の前後部に、断熱材1設置用のジョイナー6を接続する接続部23を設けた構造である。
また、このシステム用タイトフレーム2Aを用いた断熱折版構造屋根は、図7に示すように、母屋3A上に、この母屋3Aの長さ方向である左右方向に間隔を置いて複数のタイトフレーム2Aを前記脚部21を介し立設状態に固定し、この間隔を置いて固定された各タイトフレーム2Aの前後部の前記接続部23に断面逆T字形を呈するT形ジョイナー6を接続し、この結果、左右方向に間隔を置いて隣接するジョイナー6間に断熱材1を敷設すると共に、このタイトフレームの上端の吊子固定部22に固定した吊子5に折版屋根材4を馳締めして固定した構造となっている。
豪雪地域では、屋根上に多量に積雪したり、雪下ろしの際に屋根上に人が上がって作業を行うため、折版構造屋根においても簡単に変形することのない高強度が要求される。
本発明は、この要求に応えるべく開発されたもので、非常に強度の高い断熱折版構造屋根を実現できる画期的な断熱折版構造屋根用のタイトフレームを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
断熱材1を設置施工する断熱折版構造屋根に用いるタイトフレーム2であって、上下方向に長さを有するフレーム主体20の下端に、建築物の母屋3Aなどの横材3上に載置固定するための脚部21を設け、このフレーム主体20の上端に、折版屋根材4を馳締めする吊子5を固定するための吊子固定部22を設け、このフレーム主体20に、断熱材1設置用のジョイナー6を接続する接続部23を設けたタイトフレーム2において、前記フレーム主体20の上部の左右部に、板状の補強フレーム7を突設すると共に、この左右の補強フレーム7の夫々の突出先端部に前記横材3上に載置し得る載置部70を設けて、この左右の補強フレーム7の夫々の載置部70が、前記脚部21から間隔を置いた前記横材3上の左右位置に載置する構成としたことを特徴とするタイトフレームに係るものである。
また、前記補強フレーム7は、前記フレーム主体20の上部の左右部より斜め下方へ向けて斜設状態に突設して、この斜設する各補強フレーム7の突出先端部に形成した前記載置部70が、前記脚部21から間隔を置いた前記横材3上の左右位置に載置し得る構成としたことを特徴とする請求項1記載のタイトフレームに係るものである。
また、前記補強フレーム7は、前記フレーム主体20の上部の左右部より斜め下方へ向けて斜設状態に突設すると共に、この斜設する各補強フレーム7が前記折版屋根材4の裏面を支承し得る形状に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のタイトフレームに係るものである。
また、山部17Aの左右部に谷部17Bが隣接する形状であって、前記折版屋根材4の断面形状と略合致する形状の補強フレーム枠17の前記山部17Aを前記フレーム主体20の上部に固定することで、このフレーム主体20の上部の左右部より補強フレーム枠17の左右部が斜め下方へ向けて斜設状態に突設する構成とし、この補強フレーム枠17の左右部を前記折版屋根材4の裏面を支承し得る前記補強フレーム7とすると共に、この補強フレーム枠17の左右部の前記谷部17Bを前記載置部70とした構成としたことを特徴とする請求項3記載のタイトフレームに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、本発明のタイトフレームは、左右の載置部とフレーム主体の脚部との三点でタイトフレームに加わる折版屋根上の荷重を支えることになり、しかも、左右の補強フレームは、強度の高い板状のフレームである上、フレーム主体の上部から突設されているため、例えば、折版屋根上に多量に積雪したり、折版屋根上に人が載ったりすることで加わる大きな荷重によってフレーム主体が左右方向に倒れるように変形しそうになっても、このフレーム主体の上部と脚部から間隔を置いた横材左右位置との間に存するこの各補強フレームがフレーム主体の変形を防止するのでフレーム主体が簡単に変形してしまうことはなく、これにより折版屋根材の変形が防止されて秀れた耐荷重性能を発揮することになる断熱折版構造屋根を施工可能となる極めて実用性に秀れた画期的なタイトフレームとなる。
また、請求項2記載の発明においては、補強フレームによる前記補強作用が一層効果的に発揮されて、極めて秀れた耐荷重性能を発揮する極めて実用性に秀れた構成のタイトフレームとなる。
また、請求項3記載の発明においては、補強フレームが折版屋根材の裏面を支承して折版屋根材の変形を一層効果的に防止することになる極めて実用性に秀れた構成のタイトフレームとなる。
また、請求項4記載の発明においては、補強フレームがフレーム主体の上部の左右部に突設する構成であって、且つこの補強フレームが折版屋根材の裏面を確実に支承する構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成のタイトフレームとなる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
建築物の母屋3Aなどの横材3上にフレーム主体20の下端の脚部21を載置固定すると共に、左右の補強フレーム7の載置部70を横材3上に載置して、横材3上に本発明のタイトフレーム2を立設状態に固定する。
そして、この固定したフレーム主体20の接続部23にジョイナー6を接続し、このジョイナー6を介して例えば横材3上に断熱材1を設置する。
また、フレーム主体20の上端の吊子固定部22に吊子5を固定し、この吊子5に折版屋根材4を馳締めして折版屋根材4をタイトフレーム2に固定して、断熱折版構造屋根を完成する。尚、吊子5は、タイトフレーム2を横材3に固定する前から吊子固定部22に固定してあっても良い。
このようにして完成した断熱折版構造屋根において、本発明のタイトフレーム2は、フレーム主体20上部の左右部から補強フレーム7を突設し、この夫々の補強フレーム7の突出先端部の載置部70が前記脚部21から間隔を置いた横材3上の左右位置に載置しているため、この左右の載置部70とフレーム主体20の脚部21との三点でタイトフレーム2に加わる折版屋根上の荷重を支えることになる。
しかも、この左右の補強フレーム7は、フレーム主体20の上部から突設されているため、例えば、折版屋根上に多量に積雪したり、折版屋根上に人が載ったりすることで加わる大きな荷重によってフレーム主体20が左右方向に倒れるように変形しそうになっても、このフレーム主体20の上部と脚部21から間隔を置いた横材3左右位置との間に存するこの各補強フレーム7がフレーム主体20の変形防止のための筋違の如き機能を発揮することになる。
よって、折版屋根上の大きな荷重によってフレーム主体20が変形しそうになっても、この荷重に抗して補強フレーム7がフレーム主体20を強固に補強することとなり、しかも、板状の補強フレーム7は、線材などで構成する場合に比べて強度が高いため、フレーム主体20が簡単に変形してしまうことがなく、これにより折版屋根材4の変形が良好に防止されて秀れた耐荷重性能を発揮する。
従って、秀れた耐荷重性能を発揮し、特に豪雪地域での使用に適したタイトフレーム2となる。
また、例えば、前記補強フレーム7は、前記フレーム主体20の上部の左右部より斜め下方へ向けて斜設状態に突設して、この斜設する各補強フレーム7の突出先端部に形成した前記載置部70が、前記脚部21から間隔を置いた前記横材3上の左右位置に載置し得る構成とすれば、補強フレーム7がフレーム主体20を支持補強する筋違として確実に機能するので、この補強フレーム7の補強作用が一層効果的に発揮されて、極めて秀れた耐荷重性能を発揮するタイトフレーム2となる。
また、例えば、前記補強フレーム7は、前記フレーム主体20の上部の左右部より斜め下方へ向けて斜設状態に突設すると共に、この斜設する各補強フレーム7が前記折版屋根材4の裏面を支承し得る形状に構成すれば、補強フレーム7が折版屋根材4の裏面を支承することで、この折版屋根材4の変形を一層効果的に防止できることになる。
また、例えば、山部17Aの左右部に谷部17Bが隣接する形状であって、前記折版屋根材4の断面形状と略合致する形状の補強フレーム枠17の前記山部17Aを前記フレーム主体20の上部に固定することで、このフレーム主体20の上部の左右部より補強フレーム枠17の左右部が斜め下方へ向けて斜設状態に突設する構成とし、この補強フレーム枠17の左右部を前記折版屋根材4の裏面を支承し得る前記補強フレーム7とすると共に、この補強フレーム枠17の左右部の前記谷部17Bを前記載置部70とした構成とすれば、補強フレーム7がフレーム主体20の上部の左右部に突設する構成であって、且つこの補強フレーム7が折版屋根材4の裏面を確実に支承する構成を簡易に設計実現可能となる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図4に基づいて説明する。
本実施例は、断熱材1を設置施工する断熱折版構造屋根に用いるタイトフレーム2、即ちシステム用タイトフレームと称されるタイトフレーム2に係るものである。
本実施例のタイトフレーム2は、上下方向に長さを有するフレーム主体20の下端に、建築物の母屋3Aなどの横材3上に載置固定するための脚部21を設け、このフレーム主体20の上端に、折版屋根材4を馳締めする吊子5を固定するための吊子固定部22を設け、このフレーム主体20に、断熱材1設置用のジョイナー6を接続する接続部23を設けている。
具体的には、フレーム主体20は、図1,図2に示すように、一枚の帯状の金属板を採用して構成している。
また、この帯板状のフレーム主体20の下端を略直角に屈曲形成して、この屈曲下板部を、その下面が前記横材3の上面に面接載置した上で溶接などの止着固定手段により固定する前記脚部21としている。
また、このフレーム主体20の上端を略直角に屈曲形成して、この屈曲上板部を、その上面に吊子5を固定する前記吊子固定部22としている。また、この吊子固定部22には、上下方向に貫通する貫通孔22Aを形成し、この貫通孔22Aと吊子固定部22上面に載置した吊子5下部の取付孔5Aとにボルト8を通してナット9止めすることで吊子5を固定できる構成としている。図中符号10は座金である。
また、このフレーム主体20を構成する帯状金属板は、図2の(a),(b)に示すように、下部寄り位置から吊子固定部22を構成する屈曲上板部に至るまでの両側縁を屈曲して強度を高めると共に、脚部21を構成する屈曲下板部の屈曲角部の両側位置を斜めに屈曲して強度を高めている。
また、このフレーム主体20の下部寄りに、フレーム主体20より長さの短い帯状の金属板を、横設状態にしてその中間部を固定して、この横設金属板の両端部がフレーム主体20の板面方向である前後方向に突設するように設け、このフレーム主体20の下部寄りから前後に突設する金属板部位を前記接続部23として、この前後の接続部23にT形ジョイナー6を接続し得るように構成している。
本実施例では、前記フレーム主体20の上部の左右部に、板状の補強フレーム7を突設すると共に、この左右の補強フレーム7の夫々の突出先端部に前記横材3上に載置し得る載置部70を設けて、この左右の補強フレーム7の夫々の載置部70が、前記脚部21から間隔を置いた左右位置の横材3に載置する構成としている。
また、本実施例では、前記補強フレーム7は、前記フレーム主体20の上部の左右部より斜め下方へ向けて斜設状態に突設して、この斜設する各補強フレーム7の突出先端部に形成した前記載置部70が、前記脚部21から間隔を置いた左右位置の前記横材3に載置し得る構成とすると共に、この斜設する各補強フレーム7が前記折版屋根材4の裏面を支承し得る形状に構成している。
具体的には、本実施例では、帯状の金属板を、馳式折版構造屋根に用いるタイトフレームと略同形状に成形した補強フレーム枠17を採用して補強フレーム7を構成した場合である。
即ち、補強フレーム枠17は、山部17Aの左右部に谷部17Bが隣接する形状であって、前記折版屋根材4の断面形状と略合致する形状に形成している。
また、この補強フレーム枠17の山部17Aには、馳式折版構造屋根に用いるタイトフレームと同様に吊子固定用の段差部が形成されると共に、この山部17Aの段差部の下段部にボルト通し孔11を形成しており、この補強フレーム枠17を、山部17Aの下段部に装備する前記吊子5と共に本実施例のタイトフレーム2上端の吊子固定部22に固定し得るように構成している。
この補強フレーム枠17のタイトフレーム2への固定構造について更に具体的に説明すると、タイトフレーム2に対して補強フレーム枠17の左右の谷部17Bがタイトフレーム2の左右方向に存するように補強フレーム枠17を配すると共に、吊子固定部22上面に山部17Aの段差部の下段部の下面を載置し、この山部17Aの下段部の上面に前記吊子5の下部を載置して、貫通孔22Aとボルト通し孔11と取付孔5Aとにボルト8を通し、ナット9止めする構造としている。
このようにしてタイトフレーム2に補強フレーム枠17を固定すると、フレーム主体20の上部の左右部より補強フレーム枠17の左右部が斜め下方へ向けて斜設状態に突設することになるが、本実施例では、この斜設状態に突設する補強フレーム枠17の左右部を前記折版屋根材4の裏面を支承し得る前記補強フレーム7とすると共に、この補強フレーム枠17の左右部の前記谷部17Bを前記載置部70とした構成としている。
次に、本実施例の具体的な使用方法、即ち、断熱折版構造屋根の施工方法について図3,図4に基づいて説明する。
建築物の母屋3Aなどの横材3上に間隔を置いてタイトフレーム2を載置固定する。即ち、のフレーム主体20下端の脚部21を横材3上に載置し固定すると共に、左右の補強フレーム7の載置部70を横材3上に載置する。
このタイトフレーム2のフレーム主体20の下部寄りから前後に突出する前記接続部23に夫々T形ジョイナー6を接続する。
すると、間隔を置いて隣接するタイトフレーム2間の間隔と略同等の間隔を置いてジョイナー6が並設するので、この隣接するジョイナー6の下部の載置片部6Aに板状の断熱材1を敷設状態に設置する。
また、フレーム主体20の上端の吊子固定部22に吊子5を固定し、この吊子5に折版屋根材4を馳締めして折版屋根材4を吊子5を介してタイトフレーム2に固定し、施工完了となる。この吊子5は、タイトフレーム2を横材3上に固定する前に予め吊子固定部22に固定してあっても良い。
尚、本実施例では、補強フレーム枠7及び載置部70を避けるようにして断熱材1を敷設設置した場合を示している。
本実施例のタイトフレーム2は、フレーム主体20上部の左右部から補強フレーム7を突設し、この夫々の補強フレーム7の突出先端部の載置部70が前記脚部21から間隔を置いた左右位置の横材3に載置しているため、図4に示すように、この左右の載置部70とフレーム主体20の脚部21との三点でタイトフレーム2に加わる折版屋根上の荷重を支えることになる。
この左右の補強フレーム7は、フレーム主体20の上部から突設されているため、例えば、折版屋根上に多量に積雪したり、折版屋根上に人が載ったりすることで加わる大きな荷重によってフレーム主体20が左右方向に倒れるように変形しそうになっても、このフレーム主体20の上部と脚部21から間隔を置いた横材3左右位置との間に存するこの各補強フレーム7がフレーム主体20の変形防止のための筋違として機能し、これにより折版屋根上の大きな荷重によってフレーム主体20が変形しそうになっても、この荷重に抗して補強フレーム7がフレーム主体20を強固に補強するのでフレーム主体20が簡単に変形してしまうことがなく、よって折版屋根材4の変形が良好に防止されて秀れた耐荷重性能を発揮する断熱折版構造屋根が実現する。
このように構成した本実施例によれば、既存の馳式折版屋根用のタイトフレームを補強フレーム枠17として流用することも可能である。また、この補強フレーム枠17を新たに製作することも既存の馳式折版屋根用のタイトフレームと同じ製法で容易に行われる。
本発明の具体的な実施例2について図5〜図8に基づいて説明する。
本実施例のタイトフレーム2は、図9に示した従来のタイトフレーム2Aに、補強フレーム7を後付けしたというべき構成である。
具体的には、本実施例のフレーム主体20は、帯状の金属板を採用した二枚の主半体20A・20Bを重合した二枚合わせ構造に構成している。
また、この二枚の主半体20A・20Bの夫々の下端を互いの反対方向に略直角に折曲形成してこの夫々の折曲下板部を脚部21としている。
また、この二枚の主半体20A・20Bの夫々の上端を互いの反対方向に略直角に折曲形成すると共に、この折曲上板部の一方が他方より高くなるように折曲位置を異ならせて構成し、このうち高い位置に存する側の折曲上板部は折版屋根材4を支承し、低い位置に存する側の折曲上板部は前記吊子固定部22として、ボルト8通し用の貫通孔22Aを形成している。この吊子固定部22への吊子5の固定構造は、前記実施例1と同様である。
また、この吊子固定部22を構成する主半体20Bの屈曲上板部の屈曲角部の両側位置を、斜めに屈曲して強度を高めている。
また、二枚の主半体20A・20B間の下部寄りに、フレーム主体20より長さの短い帯状の金属板を挟み込むと共に、この金属板を横設状態にしてその中間部を主半体20A・20Bに固定して、この横設金属板の両端部がフレーム主体20の板面方向である前後方向に突設するように設け、このフレーム主体20の下部寄りから前後に突設する金属板部位を前記接続部23として、この前後の接続部23にT形ジョイナー6を接続し得るように構成している。
また、本実施例の補強フレーム7は、二枚の帯状の金属板を採用した補強板7A・7Bて構成し、この各補強板7A・7Bの夫々の一端をフレーム主体20の上部寄り左右の板面に夫々重合して止着すると共に、この止着した左右の補強板7A・7Bを、下降傾斜状態に斜設し、この斜設する補強板7A・7Bの他端を略水平に屈曲してこの屈曲他端を前記脚部21と同一平面上に存し、且つ前記脚部21から間隔を置いた左右位置の横材3に載置する前記載置部70としている。図中符号12は補強板7A・7Bの他端をフレーム主体20に固定するための固定ボルト、13は固定ボルト12に螺着するナット、14は座金である。
即ち、本実施例は、従来のタイトフレーム2Aに、補強板7A・7Bによる補強フレーム7を付設(後付け)した構造としている。
本実施例のタイトフレーム2の使用方法は、前記実施例1と同様である。尚、本実施例の補強フレーム7は、折版屋根材4の裏面を支承しない構造である。
このように構成した本実施例によれば、既存のタイトフレーム2Aに金属板(補強板7A・7B)を後付けするだけの簡易構造により容易に本発明のタイトフレーム2を構成可能となる。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1の分解斜視図である。 実施例1の使用状態を示す説明斜視図である。 実施例1の使用状態における説明正断面図である。 実施例2を示す斜視図である。 実施例2の分解斜視図である。 実施例2の使用状態を示す説明斜視図である。 実施例2の使用状態における説明正断面図である。 従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 断熱材
2 タイトフレーム
3 横材
3A 母屋
4 折版屋根材
5 吊子
6 ジョイナー
7 補強フレーム
17 補強フレーム枠
17A 山部
17B 谷部
20 フレーム主体
21 脚部
22 吊子固定部
23 接続部
70 載置部

Claims (4)

  1. 断熱材を設置施工する断熱折版構造屋根に用いるタイトフレームであって、上下方向に長さを有するフレーム主体の下端に、建築物の母屋などの横材上に載置固定するための脚部を設け、このフレーム主体の上端に、折版屋根材を馳締めする吊子を固定するための吊子固定部を設け、このフレーム主体に、断熱材設置用のジョイナーを接続する接続部を設けたタイトフレームにおいて、前記フレーム主体の上部の左右部に、板状の補強フレームを突設すると共に、この左右の補強フレームの夫々の突出先端部に前記横材上に載置し得る載置部を設けて、この左右の補強フレームの夫々の載置部が、前記脚部から間隔を置いた前記横材上の左右位置に載置する構成としたことを特徴とするタイトフレーム。
  2. 前記補強フレームは、前記フレーム主体の上部の左右部より斜め下方へ向けて斜設状態に突設して、この斜設する各補強フレームの突出先端部に形成した前記載置部が、前記脚部から間隔を置いた前記横材上の左右位置に載置し得る構成としたことを特徴とする請求項1記載のタイトフレーム。
  3. 前記補強フレームは、前記フレーム主体の上部の左右部より斜め下方へ向けて斜設状態に突設すると共に、この斜設する各補強フレームが前記折版屋根材の裏面を支承し得る形状に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のタイトフレーム。
  4. 山部の左右部に谷部が隣接する形状であって、前記折版屋根材の断面形状と略合致する形状の補強フレーム枠の前記山部を前記フレーム主体の上部に固定することで、このフレーム主体の上部の左右部より補強フレーム枠の左右部が斜め下方へ向けて斜設状態に突設する構成とし、この補強フレーム枠の左右部を前記折版屋根材の裏面を支承し得る前記補強フレームとすると共に、この補強フレーム枠の左右部の前記谷部を前記載置部とした構成としたことを特徴とする請求項3記載のタイトフレーム。
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