JP2008159556A - ヒーターランプ - Google Patents

ヒーターランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2008159556A
JP2008159556A JP2006357379A JP2006357379A JP2008159556A JP 2008159556 A JP2008159556 A JP 2008159556A JP 2006357379 A JP2006357379 A JP 2006357379A JP 2006357379 A JP2006357379 A JP 2006357379A JP 2008159556 A JP2008159556 A JP 2008159556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil body
carbon
lead wire
glass tube
quartz glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006357379A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohiro Mihara
清宏 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AUN KK
Original Assignee
AUN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AUN KK filed Critical AUN KK
Priority to JP2006357379A priority Critical patent/JP2008159556A/ja
Publication of JP2008159556A publication Critical patent/JP2008159556A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

【課題】 端子の取り付けが簡単で、しかも取り付けた端子はカーボンコイル体に確実に固定されるようにしたことを目的とする。
【解決手段】 カーボンコイル体2の両端の直線部外周に帯状金属板30を折り曲げ、押し潰して取り付けるとともに、帯状金属板30の一部を直線状に延長して内部リード線31との接続部(舌片36)を形成し、内部リード線31をモリブデン箔32を介して外部リード線33に接続して端子3を構成し、モリブデン箔32の箇所にて石英ガラス管4を加熱圧着して該石英ガラス管4内にカーボンコイル体2を封入するようにした。また帯状金属板30のカーボンコイル体2と接する面に波状の凹凸部37を形成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒーターランプに関するもので、特に発熱体として炭素繊維糸をコイル状に巻き上げたヒーターランプの端子に関する。
従来より、ヒーターランプの発熱体として、棒状の固形カーボンを用いたものやフェルト状カーボンを用いたものが知られている。これらはいずれも石英ガラス管内に固形カーボンまたはフェルト状カーボンを挿入して両端の端子部で石英ガラス管を圧着封止し、端子部へ導通することで固形カーボンまたはフェルト状カーボンを発熱するものである(特許文献1,2)。これらの端子は、固形カーボンの両端にコイル状線材を巻き付けて構成したり、フェルト状カーボンの両端にリード棒の一部を埋設して構成している。
特開2001−35638号公報 特開2002−170653号公報
しかしながら、固形カーボンを用いたものは可撓性がなく、直管以外の各種形状のヒーターランプを製作することができない問題があり、フェルト状カーボンを用いたものは繊維の密度が不均一であって、発熱分布が不均等となって正確な温度コントロールが困難であるほか、同一の仕様を有するものであっても、その特性について電力差が生じるなどの問題がある。
このような問題点に鑑みて、本出願人は炭素繊維糸を複数本撚り合わせてカーボン体とし、このカーボン体をコイル状に形成して発熱体を構成したヒーターランプを平成18年2月27日に特許出願した。本発明は、前記特許出願にかかるヒーターランプの端子の改良に関するもので、端子の取り付けが簡単で、しかも取り付けた端子はカーボンコイル体に確実に固定されるようにしたことを目的とする。
上記のような目的を達成するために、本発明のヒーターランプは、石英ガラス管の内部に炭素繊維糸をコイル状に巻き上げてなるカーボンコイル体を配置したヒーターランプにおいて、前記カーボンコイル体の両端の直線部外周に帯状金属板を折り曲げ、押し潰して取り付けるとともに、前記帯状金属板の一部を直線状に延長して内部リード線との接続部を形成し、前記内部リード線をモリブデン箔を介して外部リード線に接続して端子を構成し、前記モリブデン箔の箇所にて前記石英ガラス管を加熱圧着して該石英ガラス管内に前記カーボンコイル体を封入するようにしたことを特徴とするものである。
また本発明のヒーターランプは、前記帯状金属板がカーボンコイル体と接する面に波状の凹凸部を形成したことを特徴とするものである。
上記構成のヒーターランプによればカーボンコイル体の両端の直線部外周に帯状金属板を折り曲げ、押し潰して取り付けることで端子を構成し、しかもカーボンコイル体に接する帯状金属板の面に波状の凹凸部を形成したので、凸部がカーボンコイル体に食い込み、取り付けた端子はカーボンコイル体に確実に固定される。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態について説明する。
<イ>ヒーターランプ
ヒーターランプ1は、コイル状のカーボンコイル体(発熱体)2、左右の端子3及びこれらを封入する石英ガラス管4等で構成される(図1参照)。カーボンコイル体2は、炭素繊維撚糸20をコイル状に巻き上げたものである。炭素繊維撚糸20は、図4に示すように例えばポリアクリロニトリルを原料とするPAN系炭素繊維素線21を多数束ねて炭素繊維糸22とし、この炭素繊維糸22を複数本撚り合わせて構成される。
<ロ>端子
端子3は、折り曲げ可能な導電性の帯状金属板30、帯状金属板30の一部と接続する内部リード線31、内部リード線31と外部リード線33とを接続するモリブデン箔32とで構成される(図1、図2参照)。帯状金属板30は、図3(B)に示すように両側の垂直部34、舌片36、波状の凹凸部37などが形成されている。
この端子3をカーボンコイル体2に取り付けるには、先ず図3(A)に示すように帯状金属板30を例えばT字形に形成し、両側を垂直に折り曲げるとともに一部に切込み35を入れ、さらに波状の凹凸部37を形成しておく(図3(B))。垂直に折り曲げた箇所の底面38にカーボンコイル体2の直線部2aを載せ、波状凹凸部37がカーボンコイル体2の外周に接するように折り曲げていく(図3(B)、(C))。切込み35を入れたところを折り曲げることで舌片36が形成される。舌片36は特許請求範囲の接続部に相当する。そのまま波状凹凸部37をカーボンコイル体2に押し付けて凸部を食い込ませ、その上に両側の垂直折曲部34をさらに折り曲げながら押し付けて波状凹凸部37を確実にカーボンコイル体2に圧着させる。
その後、舌片36に内部リード線31をスポット溶接8し、内部リード線31の他端をモリブデン箔32にスポット溶接8し、モリブデン箔32に外部リード線33をスポット溶接8して内部リード線31と外部リード線33を接続する(図3(D))。
このようにしてカーボンコイル体2の一端に端子3が取り付けられた状態を図2に示す(図では内部リード線31、モリブデン箔32、外部リード線33の箇所で石英ガラス管4を押しつぶしてカーボンコイル体2を封入している)。この端子3をカーボンコイル体2の左右両端の直線部2aに取り付ける。
このような端子3の帯状金属板30は、プレス加工等で1枚の金属板から製作することができ、また本例のように切込み35を入れることによって、折り曲げたとき内部リード線31に接続するための舌片36が形成されるので便利である。
<ハ>石英ガラス管
石英ガラス管4は、カーボンコイル体2を真空状態または不活性ガス雰囲気中で封入するための密閉容器である。石英ガラス管4は筒状に形成され、内部にカーボンコイル体2を収容するに十分な大きさとなっている。
カーボンコイル体2は、可撓性があって変形自在のため、石英ガラス管4の各種形状に沿って挿着することができ、例えば石英ガラス管4を折り曲げて環状(馬蹄形、楕円形、円形、オメガ形など)、コの字形などに屈曲させ、この屈曲した石英ガラス管4にカーボンコイル体2を挿着し、各種形状のヒーターランプ1を構成することができる。
<ニ>ヒーターランプの製造
先ず、炭素繊維糸22を複数本撚り合わせて炭素繊維撚糸20をつくり、これを液状樹脂等に浸して硬化させた後、コイリングし、所定のコイル径、コイル長を有するカーボンコイル体2をつくっておく。また、図3(B)に示すように折曲部34、切り込み35、舌片36、凹凸部37及び底面38を有する帯状金属板30をつくっておく。
前記したようにカーボンコイル体2の一端の直線部2aを底面38に載せ、凹凸部37がカーボンコイル体2を押し付けるように帯状金属板30を折り曲げ、さらに折曲部34を押し付けてカーボンコイル体2の一端に端子3を取り付ける。舌片36に内部リード線31の一端をスポット溶接8し、他端をモリブデン箔32にスポット溶接8し、モリブデン箔32に外部リード線33をスポット溶接8する。カーボンコイル体2の他端2aも同様にする。
このように左右両端に端子3を取り付けたカーボンコイル体2を、両端開きの石英ガラス管4内に挿入し、石英ガラス管4の両端を加熱プレスし、モリブデン箔32の箇所で圧着封止41する。
外部リード線33を碍子5を介して電気コード6に接続しながら、封止部41を碍子5の溝51に差し込んで(図5)、直管状のヒーターランプ1が製造される。なお図5ではモリブデン箔32、外部リード線33を省略している。内部リード線31と外部リード線33はモリブデン箔32の略中央に接続されているので、カーボンコイル体2と端子3とが中心軸上を一直線に並ぶように配置される。
カーボンコイル体2は、空気中で発熱させると燃えてしまうため、石英ガラス管4の内部を真空にした状態でカーボンコイル体2を収納するか、あるいは石英ガラス管4の内部を不活性ガスで置換する。
<ホ>作用
この端子3を両端に取り付けたヒーターランプ1に通電すると、外部リード線33、モリブデン箔32、内部リード線31、舌片36、帯状金属板30を介してカーボンコイル体2に電流が流れ、カーボンコイル体2が発熱する。カーボンコイル体2が、炭素繊維糸22を複数本撚り合わせた撚糸よりなるため、カーボンコイル体2には電流が均一に流れ、その表面全域において均一に高い発熱効率が得られる。
次に図6に基づき、本発明の他の実施形態を説明する。
本例は、細長い棒状ガラス体7の表面にカーボンコイル体2を巻き付けて発熱体を形成し、その両端のカーボンコイル体2の直線部2aと棒状ガラス体7の小径部7aとを、前記と同様の手順でもって帯状金属板30で押圧し、前記したように凹凸部37がカーボンコイル体2の表面に食い込むようにして端子3を構成している。
このように左右両端に端子3を取り付けた発熱体を、両端開きの石英ガラス管4内に挿入し、モリブデン箔32の箇所で石英ガラス管4を加熱圧着41し、カーボンコイル体2を内蔵したヒーターランプ1を製造する。
棒状ガラス体7を用いた場合は、カーボンコイル体2を石英ガラス管4の中心に配置することができ、カーボンコイル体2が石英ガラス管4の内側に接触したりして石英ガラス管4の温度が局部的に上昇するなどの問題がない。
カーボンコイル体を石英ガラス管に封入したヒーターランプを示す概略図。 カーボンコイル体に端子が取り付けられた状態を示す斜視図。 端子の製造工程を示す概略図。 炭素繊維撚糸を示す斜視図。 石英ガラス管と碍子との関係を示す斜視図。 他のカーボンコイル体を石英ガラス管に封入したヒーターランプを示す概略図。
符号の説明
1・・・・ヒーターランプ
2・・・・カーボンコイル体
3・・・・端子
30・・・帯状金属板
31・・・内部リード線
32・・・モリブデン箔
33・・・外部リード線
34・・・折曲部
35・・・切り込み
36・・・舌片
37・・・凹凸部
38・・・底面
4・・・・石英ガラス管
41・・・封止部
7・・・・棒状ガラス体

Claims (2)

  1. 石英ガラス管の内部に炭素繊維糸をコイル状に巻き上げてなるカーボンコイル体を配置したヒーターランプにおいて、
    前記カーボンコイル体の両端の直線部外周に帯状金属板を折り曲げ、押し潰して取り付けるとともに、前記帯状金属板の一部を直線状に延長して内部リード線との接続部を形成し、
    前記内部リード線をモリブデン箔を介して外部リード線に接続して端子を構成し、
    前記モリブデン箔の箇所にて前記石英ガラス管を加熱圧着して該石英ガラス管内に前記カーボンコイル体を封入するようにしたことを特徴とする、ヒーターランプ。
  2. 請求項1に記載するヒーターランプにおいて、前記帯状金属板がカーボンコイル体と接する面に波状の凹凸部を形成したことを特徴とする、ヒーターランプ。
JP2006357379A 2006-12-25 2006-12-25 ヒーターランプ Pending JP2008159556A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006357379A JP2008159556A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 ヒーターランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006357379A JP2008159556A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 ヒーターランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008159556A true JP2008159556A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39660214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006357379A Pending JP2008159556A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 ヒーターランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008159556A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101006159B1 (ko) * 2009-01-30 2011-01-07 제이씨텍(주) 나노카본히터 고정단자

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101006159B1 (ko) * 2009-01-30 2011-01-07 제이씨텍(주) 나노카본히터 고정단자

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4943677B2 (ja) 炭素ヒータ
US7053539B2 (en) Lamp device
JP4943675B2 (ja) 炭素ヒータ
JP2007234566A (ja) ヒーターランプ
KR20110050769A (ko) 리드선으로 발열체가 지지되는 튜브 전구 발열체
JP2008159556A (ja) ヒーターランプ
JP2007311320A (ja) ヒーターランプの端子
KR100805430B1 (ko) 발열체의 구조 및 그 제조 방법
KR101565330B1 (ko) 탄소발열체를 이용한 이중관 구조의 관상 발열장치가 장착된 전기온수기
JP2007335386A (ja) ヒーターランプの端子
US20160095164A1 (en) Halogen heater
KR101058425B1 (ko) 카본섬유 발열램프
KR200471224Y1 (ko) 탄소히터
KR100928837B1 (ko) 이중관 구조의 탄소사 히터램프
KR101105541B1 (ko) 적외선 전구 및 가열장치
JP3834475B2 (ja) ヒータ
TWI625066B (zh) Surface heater
KR101617447B1 (ko) 냉매가열장치 및 그의 제작방법
JP2004335350A (ja) ヒーター管
KR102654849B1 (ko) 탄소 섬유 발열체
JP2004139769A (ja) 発熱構造体
JP5264998B2 (ja) 放電ランプ用口金を取り付ける方法および放電ランプ
CN2595122Y (zh) 一种新式碳纤维电热管
US20130152382A1 (en) Method for making wave-shaped heating unit
KR100657470B1 (ko) 탄소 히터의 탄소 필라멘트 연결 구조