JP2008158027A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファインダー表示の電力消費を低減する。
【解決手段】ファインダー視野内に情報を表示する複数の表示器33,47を備えた撮影装置であって、所定の情報を表示する第1の表示器33と、第1の表示器33とは物理的に無関係に情報を表示する表示器であって、所定情報の内の少なくとも一部の情報を共通に表示する第2の表示器47との内のいずれかを、被写体輝度の検出値に応じて選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種情報をファインダー視野内に表示する撮影装置に関する。
撮影レンズによって焦点板上に形成された被写体像を、ペンタプリズム、および撮影光軸に対して互いに異なる角度の2つの光学面を有する複数のプリズムを介してファインダー接眼レンズへ導くとともに、LED光源により照明された透過型液晶により表示されたフォーカスエリアマークを上記プリズムの2つの光学面で反射させて接眼レンズへ導き、被写体像とフォーカスエリアマークを同一のファインダー視野に重ねて表示する、いわゆるスーパーインポーズ表示を行うようにしたファインダー表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ペンタプリズムとスクリーンの間に拡散型液晶表示器を配置し、被写体像と重ね合わせて情報を表示するファインダー装置において、被写体像が暗いときは照明装置により拡散型液晶の両側から液晶層を照明することによって、夜景のような暗い場合でも表示セグメントが明るく見えるようにしたファインダー装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開平11−237659号公報、 特開2001−305539号公報
しかしながら、上述した特許文献1のファインダー表示装置では、視認性はよいが、被写体輝度が高いほどLED光源に流す電流を多くして明るく照明しなければならないため、バッテリーの電力消費が増大するという問題がある。一方、上述した特許文献2のファインダー装置では、拡散型液晶(液晶で表示セグメントを拡散して表示する)を使うものであり、被写体輝度が暗いときに拡散部分を照明するものであるため、上述した文献1のようにLED光を用いるものと比べると表示輝度が余り上がらず、視認性は思わしくないという問題がある。
本発明は、ファインダー視野内に情報を表示する複数の表示手段を備えた撮影装置であって、所定の情報を表示する第1の表示手段と、第1の表示手段とは物理的に無関係に情報を表示する表示手段であって、前記所定情報の内の少なくとも一部の情報を共通に表示する第2の表示手段との内のいずれかを、被写体輝度の検出値に応じて選択する。
本発明によれば、被写体輝度に応じて視認性を低下させることのないファインダー表示手段を選択し、情報を表示することができる。また、このように表示手段を選択できるようにしたことにより、ファインダー表示を行う際に必要以上にバッテリーの電力を消費することもなくなる。
本発明のファインダー表示装置を一眼レフレックス・ディジタルカメラに搭載した一実施の形態を説明する。なお、本発明のファインダー表示装置は、一眼レフレックス・ディジタルカメラに限定されず、各種情報をファインダー視野に重ねて表示するあらゆる種類の撮像装置に適用することができる。
図1は一実施の形態の一眼レフレックス・ディジタルカメラの構成を示し、図2は一実施の形態のカメラの横断面図を示す。なお、図1および図2において、本発明と直接、関係のない機器および回路の図示を省略する。マイクロコンピューター1はCPUやメモリなどの周辺部品を備え、カメラの各種演算と各種シーケンス制御を実行するとともに、後述する制御プログラムを実行してファインダー表示制御を実行する。一実施の形態のカメラはレンズ交換式の例を示し、マイクロコンピューター1は交換レンズに内蔵されるレンズ制御装置(不図示)から開放絞り値、焦点距離、射出瞳などのレンズ情報を入力する。
測光回路2は、測光センサー3により被写体輝度を複数の領域に分割して計測する。露出制御回路4は、測光回路2により検出された被写体輝度と、予め設定された撮像感度とに基づいてシャッター速度と絞り値を演算し、シャッター制御部5と絞り制御部6を制御する。シャッター制御部5は演算結果のシャッター速度となるようにシャッター7を制御し、絞り制御部6は演算結果の絞り値となるように絞り8を制御する。
焦点検出回路11は、カメラボディ底部に配置される焦点検出用センサー12から交換レンズ10の焦点調節状態を示す信号を入力し、位相差検出方式により交換レンズ10のデフォーカス量を検出する。レンズ駆動回路13は検出結果のデフォーカス量にしたがって交換レンズ10のフォーカシングレンズ(不図示)を駆動し、焦点調節を行う。なお、この一実施の形態ではフォーカシングレンズを駆動するモーターを交換レンズ10に内蔵する例を示すが、カメラボディ内に設置してもよい。モード設定回路14は、露出、オートフォーカス、画像などの各種撮影モードを設定する。設定操作部材15はカメラの設定操作を行う操作部材であり、レリーズボタン(不図示)の第1ストロークで閉路する半押しスイッチSW1、レリーズボタンの前述の第1ストロークよりも深い第2ストロークで閉路する全押しスイッチSW2などが含まれる。
温度センサー16は撮像素子17の近傍に配置され、撮像素子17の温度を監視する。撮像素子17はCCDやCMOSなどにより構成され、交換レンズ10により結像された被写体像を撮像して被写体像信号を出力する。A/D変換回路18は撮像素子17から出力される被写体像信号をA/D変換する。タイミング回路19は、撮像素子17の撮像タイミングとA/D変換回路18のA/D変換タイミングを制御する。画像処理制御回路20は、被写体像データに対してホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正、階調調整などの画像処理を行うとともに、各色の被写体像データに対して補間処理を行う。なお、撮像素子17、タイミング回路19、A/D変換回路18、画像処理制御回路20および温度センサー16は、撮像素子17の後方に配置される撮像基板21上に実装される。
SDRAM22は補正後の被写体像データを一時的に記憶し、画像用記録媒体23は被写体像データと撮影データをまとめて各種ファイル形式で記録する。なお、画像記録媒体23にはコンパクトフラッシュやSDカード、スマートメディアなどを用いることができる。背面液晶制御回路24は、カメラボディの背面に設けられた背面液晶モニター25を制御して画像や各種情報を表示する。ファインダー内表示制御回路26はファインダー内透過型液晶表示器27とそのバックライト28を制御し、図3に示すように、ファインダー接眼窓から視認されるファインダー画面29の下方(図3および後述する図4、図5のA)に撮影モード、撮影枚数、シャッター速度、絞り値などの各種撮影情報を表示する。
第1スーパーインポーズ表示制御回路30は、ファインダー光学系のスクリーン31とペンタダハプリズム32との間に配置される第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33を制御し、交換レンズ10によりスクリーン31上に結像される被写体像に、図3および図4に示す21カ所のフォーカスエリアマーク34と、図4に示すクロップ高速参照エリア35を重ね合わせて表示する、すなわちスーパーインポーズ表示する。なお、フォーカスエリアマーク34は交換レンズ10の焦点調節状態を検出するためのエリアであり、クロップ高速参照エリア35は高速連写時の画面の切り出し範囲を示す。第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33による第1スーパーインポーズ表示は、拡散型液晶の表示セグメントにより被写体光を拡散するので、ファインダー接眼窓からファインダー画像を視認したときにエリアマーク34や高速参照エリア35が黒く表示される。第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33では、本実施の形態においては光源を用いた照明を行わないので後述する第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器よりもバッテリーの消費電力が少ない。
なお、図3および図4では、説明のために21カ所のフォーカスエリアマーク34をすべて点灯した場合を示すが、フォーカスエリアマーク34は通常、選択エリアや合焦エリア以外は点灯されないので、ファインダー画面のどこにフォーカスエリアがあるのかを示すために、図3および図4に示すようにスクリーン31上にフォーカスエリアの存在範囲を表す刻線36を表示する。
次に、第2のスーパーインポーズ表示について説明する。ファインダー光学系のペンタダハプリズム32と接眼レンズ40、41、42の間には、ダイクロイックプリズム43、44が配置される。ペンタダハプリズム32とダイクロイックプリズム43、44は互いに接着され、ペンタダハプリズム32とダイクロイックプリズム43の接着面と、ダイクロイックプリズム43と44の接着面は、結像レンズ10の光軸に対して互いに異なる角度の2つの光学面43a、44aを形成する。ダイクロイックプリズム43、44の上部には、投影レンズ45、折り返しミラー46、第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47、照明レンズ48、照明用LED光源49が配置される。なお、ダイクロイックプリズム44の射出面上部にはプリズム51と測光レンズ52が配置され、これらにより被写体光が測光センサー3へ導かれる。
第2スーパーインポーズ表示制御回路50は、ダイクロイックプリズム43、44の上部に配置される第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47と照明用LED光源49を制御し、交換レンズ10によりスクリーン31上に結像される被写体像に、図3および図4に示す21カ所のフォーカスエリアマーク34を重ね合わせて表示する、すなわちスーパーインポーズ表示する。第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47はシャッターの機能を有しており、LED光源49からの赤色光が表示部分を透過して投影レンズ45により拡大され、さらにダイクロイックプリズム43、44の2つの光学面43a、44aにより反射されてペンタダハプリズム32からの被写体像に重ね合わされる。すなわち、フォーカスエリアマーク34が被写体像にスーパーインポーズ表示される。
なお、第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33により表示されるフォーカスエリアマーク34は上述したように黒色で表示され、第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47により表示されるフォーカスエリアマーク34は照明用LED光源49の色(この実施の形態では赤色)で表示される。第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33により表示されるフォーカスエリアマーク34と、第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47により表示されるフォーカスエリアマーク34とは、表示色が異なる以外は同じである。
図2において、交換レンズ10のレンズ群10a〜10fを透過した被写体光は、その一部がメインミラー51により反射されてファインダー光学系へ導かれ、スクリーン31上に結像される。スクリーン31上に結像された被写体像は、ペンタダハプリズム32、ダイクロイックプリズム43、44、接眼レンズ41〜42を透過してファインダー接眼窓へ導かれ、撮影者に視認される。このとき、第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33または第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47によりフォーカスエリアマーク34が被写体像に重ね合わせてスーパーインポーズ表示される。なお、第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33と第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47とは、互いに物理的に無関係に情報を表示する表示器であるが、一部の情報、この一実施の形態ではフォーカスエリアマーク34を共通に表示する。ここで、「物理的に無関係」とは、表示する情報を作成して、両者(表示器33と表示器47)に共通して用いられるファインダー光学系に、その作成された情報を表示させるための構成が互いに独立した構成状態にあることを示す。
第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33と、第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47のどちらでスーパーインポーズ表示を行うかは、測光センサー3と測光回路2により検出された被写体輝度BVに基づいて決定する。被写体輝度BVを予め設定した判定基準値BVoと比較し、被写体輝度BVが判定基準値BVo以上の場合、つまり被写体輝度BVが高く、明るい被写体の場合は第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33を選択する。被写体が明るい場合は、拡散型液晶の表示セグメントにより被写体光を拡散させ、オートフォーカスエリア34を黒色で表示して被写体像に重ね合わせても、明るい被写体像の中に黒色のエリアマーク34が浮き出ることになり、容易に視認することができる。しかもこの場合、拡散型液晶は光源による照明を必要としないので、バッテリーの電力消費が少なくて済む。
一方、被写体輝度BVが判定基準値BVoよりも低い場合、つまり被写体輝度BVが低く、暗い被写体の場合は第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47を選択する。被写体が暗い場合は、拡散型液晶の表示セグメントにより被写体光を拡散させてエリアマーク34を黒色で表示すると、暗い被写体像の中でエリアマーク34を視認するのが困難になり、視認性が悪くなる。そこで、被写体が暗い場合には、透過型液晶の表示セグメントを透過した光で明るくエリアマーク34を表示することによって、暗い被写体像の中でエリアマーク34を容易に視認することができ、視認性が良くなる。しかもこの場合、被写体像が暗いので、LED光源49により透過型液晶を明るく照明しなくてもエリアマーク34を充分に視認できるから、LED光源49に流す電流を少なくすることができ、バッテリーの電力消費を最小に抑制することができる。
なお、第1スーパーインポーズ表示と第2スーパーインポーズ表示とを切り換える切換判定基準値BVoは、種々の輝度の被写体像に対してエリアマーク34を第1と第2のスーパーインポーズ表示しながら視認性を確認し、最適値を決定すればよい。
また、図2において、交換レンズ10のレンズ群10a〜10fを透過した被写体光は、その一部がメインミラー51を透過しサブミラー52により反射されて焦点検出センサー12へ導かれる。焦点検出センサー12は、周知の位相差検出方式によりフォーカスエリアマーク34の位置において交換レンズ10の焦点調節状態、すなわちデフォーカス量を検出する。そして、21カ所のフォーカスエリアの中から所定のアルゴリズムにより最終的にフォーカス検出すべきフォーカスエリアを選択し、図5に示すように選択したフォーカスエリアBを第1または第2のスーパーインポーズにより表示する。
さらに、図2において、撮影時にはメインミラー51とサブミラー52が結像レンズ10の撮影光路から退避され、被写体光はシャッター7、ローパスフィルター53を介して撮像素子17へ導かれ、撮像素子17上に結像される。
図6は一実施の形態の撮像動作を示すフローチャートである。このフローチャートにより、一実施の形態の動作を説明する。マイクロコンピューター1は、ステップ1においてレリーズボタンの半押しスイッチSW1がオンすると撮像動作を開始する。ステップ2で測光回路2により測光を行って被写体輝度BVを検出するとともに、露出制御回路4により露出演算を行ってシャッター速度と絞り値を決定する。
ステップ3において被写体輝度BVを上述した判定基準値BVoと比較する。被写体輝度BVが判定基準値BVo以上で被写体が明るい場合はステップ4へ進み、第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33による表示を選択する。一方、被写体輝度BVが判定基準値BVo未満で被写体が暗い場合はステップ5へ進み、第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47による表示を選択する。ステップ6では選択されたスーパーインポーズ方式でフォーカスエリアマーク34を表示する。
ステップ7でレリーズボタンの全押しスイッチSW2がオンしているか否かを判別し、オンしていればステップ2へ進み、そうでなければステップ9へ進む。全押しスイッチSW2がオンしていない場合は、ステップ9で半押しスイッチSW1がオンしているか否かを判別する。半押しスイッチSW1がオフしている場合は処理を終了し、半押しスイッチSW1がオンしている場合はステップ7へ戻って全押しスイッチSW2のオンを判別する。
全押しスイッチSW2がオンした場合は、ステップ8でメインミラー51とサブミラー52を撮影光路から退避させる(ミラーアップ)とともに、不図示のアクチュエーターにより絞り8を演算結果の絞り値に設定する。続くステップ10でシャッター7の先幕(不図示)の係止を解除して走行させ、シャッター7を開放する。ステップ11において演算結果のシャッター速度に応じた所定時間の経過を待ち、所定時間経過後にステップ12へ進む。ステップ12ではシャッター7の後幕(不図示)の係止を解除して走行させ、シャッター7を遮光状態にする。ステップ13でミラーダウンと絞りリセットを行い、続くステップ14でシャッターチャージを行う。
一方、ステップ10でシャッター7を開放した後、ステップ15〜17の撮像動作が平行して実行される。すなわち、ステップ15で撮像素子17の電荷蓄積を行い、続くステップ16で蓄積電荷を読み出してA/D変換回路18へ転送する。その後、ステップ17で画像処理制御回路20により上述したような各種画像処理を実行する。
このように、一実施の形態によれば、被写体輝度を検出し、被写体輝度に応じて複数のファインダー表示器の中からいずれかを選択するようにした。具体的には、ファインダー表示器として、拡散型液晶により所定の情報を表示する第1スーパーインポーズ表示器33と、透過型液晶を照明部材により照明して第1スーパーインポーズ表示器33とは物理的に無関係に情報を表示する表示器であって、所定の情報の内の一部の情報を共通に表示する第2スーパーインポーズ表示器47とを備え、被写体輝度と予め設定した判定基準値とを比較し、被写体輝度が判定基準値以上のときは第1スーパーインポーズ表示器33を選択し、被写体輝度が判定基準値未満のときは第2スーパーインポーズ表示器47を選択するようにしたので、被写体輝度に応じてバッテリーの電力消費が最小となるファインダー表示器を選択し、情報を表示することができる。
なお、上述した一実施の形態では、被写体輝度BVを予め設定した判定基準値BVoと比較した結果に基づいて第1スーパーインポーズ表示か、または第2スーパーインポーズ表示かを自動選択する例を示した。被写体輝度BVが低く被写体が暗い場合に限って第2スーパーインポーズ表示を選択するので、従来のように被写体輝度がどのような状態にあっても第2スーパーインポーズ表示を行う場合に比べ、透過型液晶を照明する光源の電力消費は低くなる。しかし、第1スーパーインポーズ表示に比べると第2スーパーインポーズ表示は電力を消費するため、カメラのバッテリーの残量が低い場合には、ファインダー画像の中のフォーカスエリアマークを視認できる限り、第1スーパーインポーズ表示を行うことが望ましい。
そこで、バッテリー残量検出回路51(図1参照)によりバッテリー残量を検出し、第1スーパーインポーズ表示か、または第2スーパーインポーズ表示かを選択するための判定基準値BVoを、バッテリー残量に応じて変更する。すなわち、バッテリー残量が予め設定した量以下になったら、バッテリー残量が少なくなるほど被写体輝度の判定基準値BVoを低くし、第1スーパーインポーズ表示が選択されやすくする。これにより、バッテリー残量が少ない場合には、ファインダー画像上のフォーカスエリアマークの視認性が多少低下するものの、バッテリー残量低下により撮影が中断されるのを防止できる。なお、判定基準値BVoは、バッテリー残量に応じて連続的に変えてもよいし、不連続(段階的)に変えてもよい。また、バッテリー残量は、バッテリーの両端電圧を測定し、予め記憶した残量−電圧データを参照して検出すればよい。あるいは、SOC(State of chage)検出装置を設けてより正確なバッテリー残量を検出してもよい。あるいは、バッテリー残量によって、第1のスーパーインポーズ表示と第2のスーパーインポーズ表示の選択基準である判定基準値BVoを変えるのではなく、第2のスーパーインポーズ表示の表示輝度(換言すればLED光源49に流す電流量)を変えるようにしてもよい。例えば、被写体輝度は暗いので第2のスーパーインポーズ表示が選択されているのだが、バッテリー残量が少ないという場合には、第2のスーパーインポーズ表示に使用されるLED光源49へ流す電流を少なくする。この場合において、LED光源49に流す電流の量は、バッテリー残量に応じて連続的に変えてもよいし、段階的(不連続)に変えてもよい。
また、第2スーパーインポーズ表示は、ファインダー画像の中に明るいフォーカスエリアマークが表示されるので、主要被写体画像の視認性が低下することがあり、撮影者によっては第1スーパーインポーズ表示を好む場合がある。そこで、カメラにファインダー画像のスーパーインポーズ表示方式を選択するためのセレクタースイッチ(図1に示す設定操作部材15に含まれる)を設け、上述した一実施の形態の自動選択結果によらず、第1スーパーインポーズ表示と第2スーパーインポーズ表示のいずれかを撮影者が任意に選択可能としてもよい。あるいは、上述した被写体輝度の判定基準値BVoを可変にするための操作部材をカメラに設け、撮影者が任意に設定できるようにしてもよい。
なお、上記実施の形態においては、第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33では、光源を用いた照明を行わないものとして説明したが、前述の特許文献2に記載されているようにLEDなどからなる光源を使って表示できるように構成しておいてもよい。すなわち、この光源からの照明光を拡散型液晶表示器33の端面から入射させて表示器33の液晶層を表示せしめるように構成しておいてもよい。そしてこの場合において、被写体輝度が暗かった場合には、この光源と第1スーパーインポーズ拡散型表示器33とを用いた表示を行うか、あるいは上述したの第2のスーパーインポーズ透過型液晶表示器47を用いた表示を行うか、を選択できるようにしておく。この選択自体は、カメラを使用者が初期設定する際などにおいて、使用者が任意に切り換え設定できるようにしておけばよい。あるいはこの選択を、カメラ側で自動で行うように構成してもよい。例えば上記の光源を用いた第1のスーパーインポーズ表示と第2のスーパーインポーズ表示との間での表示状態(例えばAFエリアなどの、表示されるべき表示要素のコントラストなど)を比較し、視認性がよいとカメラが判断した方(例えばコントラスト値の大きい方)を自動的に選択することが考えられる。あるいはバッテリー残量に鑑みて、バッテリー残量が所定基準量よりも少ないと判断すれば、上記の光源を用いた第1のスーパーインポーズ表示の方を自動選択することも考えられる。また既述したような手法と同様に、この場合の光源(LED)に流す電流も、バッテリー残量によって変えられるようにしておいてもよい。
上述した一実施の形態では、ファインダー視野内に情報を表示する複数の表示手段として、第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33と第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器47を例に上げて説明したが、ファインダー視野内に情報表示する表示手段は上述した一実施の形態の表示手段に限定されない。複数の表示手段の中に、被写体輝度が高い場合に視認可能な表示手段と、被写体輝度が低い場合に視認可能な表示手段とが含まれていればよい。そして、これらの複数の表示手段において、同一の情報を同一の表示形態で表示してもよいし、同一の情報を表示手段ごとにそれぞれ異なる表示形態で表示してもよい。
例えば、ファインダー視野内にフォーカスエリア情報を表示する複数の表示手段として、ファインダー画像にフォーカスエリアマークをスーパーインポーズ表示する第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器33と、ファインダー画面29の下側に撮影情報を表示するファインダー内透過型液晶表示器27およびバックライト28とを組み合わせてもよい。この場合には、後者のファインダー内透過型液晶表示器27に、ファインダー画面を示す枠とその枠内にフォーカスエリア位置を示す“点”を表示したり、あるいは“左”、“右”、“中央”、“上”、“下”などのフォーカスエリア位置を示す文字を表示してもよい。
また、スーパーインポーズ表示する情報は、上述した一実施の形態のフォーカスエリアマークや高速参照エリアに限定されない。さらにまた、複数の表示器により共通に表示する情報は上述したフォーカスエリアマークに限定されない。
一実施の形態のカメラの構成を示す図 一実施の形態のカメラの横断面図 ファインダー画像にフォーカスエリアマークをスーパーインポーズ表示した例を示す図 ファインダー画像にフォーカスエリアマークとクロップ高速参照エリアをスーパーインポーズ表示した例を示す図 ファインダー画像に選択フォーカスエリアマークをスーパーインポーズ表示した例を示す図 一実施の形態の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 マイクロコンピューター
2 測光回路
3 測光センサー
26 ファインダー内表示制御回路
27 ファインダー内透過型液晶表示器
30 第1スーパーインポーズ表示制御回路
33 第1スーパーインポーズ拡散型液晶表示器
47 第2スーパーインポーズ透過型液晶表示器
49 照明用LED光源
50 第2スーパーインポーズ表示制御回路

Claims (10)

  1. ファインダー視野内に情報を表示する複数の表示手段を備えた撮影装置であって、
    所定の情報を表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段とは物理的に無関係に情報を表示する表示手段であって、前記所定の情報の内の少なくとも一部の情報を共通に表示する第2の表示手段と、
    被写体輝度を検出する輝度検出手段と、
    前記輝度検出手段による輝度検出値に応じて前記複数の表示手段の内のいずれかを選択する表示選択手段とを備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1に記載の撮影装置において、
    前記表示選択手段は、前記輝度検出値と予め設定した基準値とを比較し、比較結果に基づいて前記複数の表示手段の内のいずれかを選択することを特徴とする撮影装置。
  3. 請求項2に記載の撮影装置において、
    前記撮影装置に電力を供給するバッテリーの残量を検出する残量検出手段と、
    前記残量検出手段によるバッテリーの残量検出値に応じて前記基準値を変更する基準値変更手段とを備えることを特徴とする撮影装置。
  4. 請求項2に記載の撮影装置において、
    前記基準値を変更するための基準値変更操作部材を備えることを特徴とする撮影装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮影装置において、
    前記複数の表示手段の中からいずれかを選択するための選択操作部材を設け、前記表示選択手段による選択よりも前記選択操作部材による選択を優先させることを特徴とする撮影装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮影装置において、
    前記第1の表示手段は拡散型液晶により情報を表示し、前記第2の表示手段は透過型液晶を照明部材により照明して情報を表示することを特徴とする撮影装置。
  7. 請求項6に記載の撮影装置において、
    前記表示選択手段は、前記輝度検出値が前記基準値以上のときは前記第1の表示手段を選択し、前記輝度検出値が前記基準値未満のときは前記第2の表示手段を選択することを特徴とする撮影装置。
  8. 請求項7に記載の撮影装置において、
    前記第1の表示手段と前記第2の表示手段は、撮影レンズにより結像される被写体像に重ね合わせて情報を表示することを特徴とする撮影装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮影装置において、
    前記複数の表示手段は、前記共通に表示する情報を同一の表示形態で表示することを特徴とする撮影装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮影装置において、
    前記複数の表示手段は、前記共通に表示する情報を互いに異なる表示形態で表示することを特徴とする撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017021310A (ja) * 2015-07-15 2017-01-26 キヤノン株式会社 ファインダー光学系及びそれを有する撮像装置

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