JP2008155949A - 内容物添加パック及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で防汚性に優れているとともに、混注物を容器内に簡単且つ衛生的に混注することができる内容物添加パックを提供する。
【解決手段】弾性変形が容易なパック本体2内に栓体3が固着されて混注物Mを収容する収容空間aが画成され、前記栓体3は、パック本体2と一体に形成されたタブ4の内部に密封されている。使用に際しては、タブ4を脆弱に作られているパック本体2のと境界部分5から切り離して取り除き、栓体3に設けられている係合部3Bを飲料水等の液体が入った容器の口部に装着した後、パック本体2の底壁2Aを指で押すことによって収容空間aの内圧を上昇させると、その圧力で脆弱に作られている栓体底部3Bの封止部材3Cが破断して開口され、パック本体2内の混注物Mが容器内の液体に混注される。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉体・液体等の添加物を収容し、使用直前に輸液や飲料水等の液体が充填されている容器の口部に装着して添加物を容器内に混注するための内容物添加パック、及びその製造方法に関する。
従来、ミネラルウォータなどの液体を充填したペットボトル等の容器に装着する蓋の内側に、容器内と隔離して緑茶やサプリメント、ビタミン剤等の添加物を収容する収容部を設けて、収容部内の添加物を使用直前に容器内に混注するようにした蓋やキャップの提案が種々なされている。
例えば、特許文献1に記載されているキャップは、飲料水を充填した容器を密封するキャップの裏面に筒形の周壁を突出して設け、その周壁の内部に顆粒状の食味材を入れ、前記周壁の開口部を開口可能な蓋体で閉じておき、飲用の直前に飲料水と食味材とを混合するものである。また、特許文献2に記載されている収容部付きキャップは、容器の口部に装着可能な容器装着部と、前記容器への装着時に、この容器内に連通する開口部を液体可溶性シール材により塞いだ収容部として機能する凹所を有しており、前記凹所には、溶媒である水に溶融する溶質としての調味料、薬、スポーツ飲料或は洗剤等を収容したものであって、この収容部付きキャップは、水を充填した容器に装着し、容器を振って水を液体可溶性シール材に接触させることによって、これを溶かすことで、凹所内に収容されている溶質を、容器内の水に溶かすことができるようになっている。
また、特許文献3に記載されている蓋体は、ペットボトル等の口部に挿入する筒状下部収容部と前記筒状下部収容部の上部に設けられた蛇腹状上部収容部と、上端が蛇腹状上部収容部の内底部に固定されこれらの収容部内に収容された蓋切開部とを備えており、蛇腹状上部収容部の上端をこれを覆っている保護カバーの上から指等で押し下げると、蓋切開部の下端に設けられた切開刃が筒状下部収容部の下端開口部に設けられている耐水性仕切り蓋を切開して、これらの収容部内に収容されているお茶の粉等の飲料添加物が、飲料水の入ったペットボトル内に押し出されるようになっている。さらに、特許文献4に記載されているボトルキャップは、ボトルの口部に挿入する外筒を備えた親キャップと、その外筒に挿入して原料収納部となる内筒を備えた子キャップと、その内筒の下端開口を封止する底蓋とから構成されており、親キャップをボトルの口部に被せるとともに、子キャップを親キャップの外筒に螺合させることにより、該外筒の上端開口とともにボトルの口部を封止でき、また子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回すことにより、底蓋が親キャップの外筒によって内筒から脱落され、内筒内の原料がボトル内に放出されるようになっている。
特開2002−114259号公報 実開平5−68881号公報 特開2006−131283号公報 特開2005−88997号公報
前述した特許文献1に記載されているキャップは、容器内の飲料水に顆粒状の食味材を混注する際に、キャップを下向きにすると食味材が直ぐに落下する構造であるため、食味材を容器の外に誤ってこぼしてしまう恐れがあるとともに、食味材を容器内に落下させる際に、キャップ内に一部が残ってしまう恐れがあった。また、特許文献2に記載されている収容部付きキャップは、溶質の収容部となっている凹所の開口部を液体可溶性シール材により塞いでいるため、収容部には液体を入れられない問題があった。また、特許文献3に記載されている蓋体は、筒状下部収容部と蛇腹状上部収容部の中に切開刃を有する蓋切開部を収容しているため、飲料添加物を収容するスペースが少なくなり、また、蓋体の部品点数が多く、構造が複雑であるため、製造コストが高くなる問題があった。さらに、特許文献4に記載されているボトルキャップは、構造が複雑で製造コストが高くなるとともに、前述した特許文献1のものと同様に、内筒内の原料をボトル内に放出する際に、内筒に原料の一部が残ってしまう恐れがあった。
そして、前述したこれらの特許文献に記載されているキャップや蓋体は、何れも容器を密封するためのキャップとして構成され、内容物を充填した容器に装着され容器と一体に流通するものであり、容器と切り離して、添加物を別途収容した混注用プレフィルドパック単独として流通するものではなかった。従って、これら従来の添加物収納付きキャップは、予めその商品の特定された添加物しか収容されておらず、消費者が好みに応じて添加物を選択することはできなかった。近年健康志向の高まりで、飲料の分野でも単に既定の味覚あるいは機能性のみでなく、個々人に応じた味覚や機能性が選択できる機能志向食品の実現が求められている。一方、輸液等の医療用容器においても、従来特定の成分を有する輸液が充填され、患者に応じて成分を調整する場合は、別途処方された成分を容器内に注入しなければならず、取扱いが面倒であると共に熟練を要するなどの問題点があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術における問題を解消し、内容物が充填されている容器とは別途に流通可能で、例えば消費者が好みに応じた栄養補強飲料を調合できるように添加物を選択して、飲む直前に容器に簡単に装着して混注することができ、また医療用容器の場合は患者に応じて例えば輸液に高濃度ビタミンや微量薬効成分を使用直前に容器に装着して簡単に添加できる内容物添加パックを提供し、且つ前記混注用パックを無菌状態で製造を可能にする内容物添加パックの製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成する請求項1の発明に係る内容物添加パックは、一体形成された、弾性変形容易な周壁を有するパック本体と、前記パック本体の周壁端部の内周面に固着されて、前記パック本体内部に混注物の収容空間を画成する栓体と、前記パック本体の前記周壁端部と連続して一体形成され、前記栓体を内部に密封するタブとを備え、前記栓体には、パック本体を外側から押して前記収容空間の内圧を上昇させることにより開口される封止部材が設けられているとともに、混注物を混注する容器の口部に装着するための係合部が設けられ、少なくとも、前記タブとパック本体の前記周壁端部との境界部分は、使用時に破断分離可能に形成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の内容物添加パックにおいて、前記封止部材は、前記栓体の表面に刻設されたスコアによりその輪郭を画成されて前記栓体の一部として形成され、収容空間の内圧上昇により前記スコアが破断されて前記封止部材が開口されることを特徴とするものである。また、請求項3の発明は、請求項1記載の内容物添加パックにおいて、前記封止部材が前記栓体に予め形成されている開口部を封止するヒートシール材であることを特徴とするものである。さらに、請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の内容物添加パックにおいて、前記パック本体の周壁が蛇腹構造を有していることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明に係る内容物添加パックの製造方法は、ダイヘッドから下方に押し出されたパリソンに対して、パック本体成形用の第1金型を型締めする第1の工程と、ダイヘッド上方からパリソン内部を通して前記第1金型までブローノズル及び充填ノズルを下降させる第2の工程と、前記ブローノズルを介して第1金型内に空気若しくは不活性ガスを吹き込んでパック本体をブロー成形する第3の工程と、ブロー成形されたパック本体内に前記充填ノズルを介して混注物を充填する第4の工程と、前記第1金型から前記ブローノズル及び前記充填ノズルを前記ダイヘッド上方へ退避させる第5の工程と、前記ダイヘッド上方からパリソン内部を通して前記栓体を下端に保持したインサータを下降させ、前記栓体を第1金型の上面に位置させる第6の工程と、前記第1金型の上面に隣接した位置でパリソンに対してヒートシール用の第2金型を型締めし、パック本体の周壁上端部内周面と栓体外周面との間をヒートシールする第7の工程と、栓体を残して前記インサータを前記ダイヘッド上方へ退避させる第8の工程と、前記第2金型上面に隣接した位置でパリソンに対して左右両側から一対に分割されたタブ成形用の第3金型を型締めして、栓体を内部に密封するタブを成形する第9の工程と、前記第1金型、前記第2金型、及び、前記第3金型を型開きして、完成した混注用プレフィルドパックを取り出す第10の工程を有することを特徴とするものである。また、請求項6の発明は、請求項5に記載の内容物添加パックの製造方法において、ダイヘッド上方が無菌的に制御された無菌ボックスで覆われ、ボックス内部にブローノズル、充填ノズル及びインサータを配置し、前記ブローノズル、充填ノズル及びインサータを、ダイヘッドの中央に形成された開口部を通じて昇降させることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、容器の口部に装着する栓体をパック本体と一体に形成されているタブの内部に密封しているため、使用する直前まで、栓体が外部に露出することはなく、また、容器本体の底部を指で押すだけで自動的に封止部材を開口させて容器内へ容器本体内の混注物を混注することができる。そして、本発明の内容物添加パックは、封止部材を指で触れたり、混注物を容器の外にこぼして周囲を汚す恐れがないため、混注物を衛生的且つ容易に容器内の液体に混注することができる。また、使用直前までタブにより栓体の露出部分が汚染や損傷から保護されるため、プレフィルドパック単体で商品化することが可能であるとともに、構造が極めて簡単であるため、製造コストを安くできる。
従って、本発明の内容物添加パックによれば、内容物の異なるものを多品種用意しておくことによって、使用時に選択して、例えばミネラルウォータ等が充填されているPETボトル等の容器に装着して混注することによって、好みの飲料を得ることができ、混注後は容器から取り外して該容器に元々装着されていたキャップを装着することによって、通常のPETボトル飲料と同様にリシール可能な容器詰め飲料を得ることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1の発明の上記効果に加え、封止部材を栓体の一部として一体成形することができるため、構造が簡単で生産性を向上することができる。また、請求項3記載の発明によれば、封止部材にヒートシール材を用い、これを栓体の開口部の周縁にヒートシールするため、封止部材を容易に開封することができる。さらに、請求項4記載の発明によれば、パック本体の周壁が蛇腹構造を有しているため、底壁を押した場合に、周壁が容易に変形し、混注物をパック本体内からよりスムーズに排出することができる。
また、請求項5記載の発明によれば、前述した請求項1乃至4に記載した発明に係る内容物添加パックを、少なくともパック本体の製造から内容物の充填密封まで行うことができ、内容物を外気に触れさせることなく充填可能であり、効率的且つ衛生的に製造することができる。さらに、請求項6記載の発明によれば、前述した請求項1乃至4に記載した発明に係る内容物添加パックを、より無菌度の高い無菌充填内容物添加パックとすることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る内容物添加パックの1実施形態を示す断面図であって、同図に示す内容物添加パック1は、弾性変形が容易な柔軟な樹脂材料で形成されているパック本体2を有している。前記パック本体2は、底壁2Aと周壁2Bとを有しており、この周壁2Bの底壁2Aと反対側に位置する端部の内周面には、硬質樹脂製の栓体3がその外周面をヒートシールされて固着されている。この栓体3とパック本体2の底壁2Aならびに周壁2Bによって、パック本体2の内部に収容空間aが形成されており、この収容空間a内に、混注物Mが収容されている。
また、図1において、パック本体2の周壁2Bの上方には、栓体3を内部に密封するタブ4が連続してパック本体2と一体に形成されている。周壁2Bとタブ4の境界部分5の外周面には、図示は省略しているが環状のスコアが刻設されていて、この部分が他の部分よりも脆弱になっており、使用時において、この部分でタブ4をパック本体2から容易に切断分離できるようになっている。
同図に示すように、本実施形態においては、栓体3はねじ蓋状に形成されていて、パック本体2の周壁2Bの端面開口部を閉塞している底部3Aと、円筒状の係合部3Bから構成されている。前記係合部3Bの内周には、ペットボトル等の容器の口部に形成されている雄ねじに適合する雌ねじが形成されており、また、底部3Aの収容空間aに面する側には、円周溝状のスコアSが刻設され、このスコアSによって画成される円形の封止部材3Cは、その周囲よりも厚みが薄く脆弱に形成されている。該スコアは、後述するように混注時に封止部材の一部が底部3Aと連接して残り、容器本体内に混入しないように、円形の一部が欠けた状態で形成されている。
図2は、前述したように構成されている内容物添加パック1の使用方法を説明したものであって、内容物添加パック1を使用する場合には、同図に示すように、先ずタブ4をパック本体2から手で引きちぎって分離する。次いで、タブ4を取り除いたパック本体2を、向きを上下反転させて、ミネラルウォータ等が充填され、開口したペットボトル等の容器bの口部nの外周面に形成されている雄ねじに、前述した栓体3の係合部3Bの内周面に形成されている雌ねじを螺合して、パック本体2を倒立状態で容器bの口部nに取り付ける。
次に、この状態で、パック本体2の底壁2Aを指で押し下げて、パック本体2を弾性変形させると、収容空間a内の内圧が上昇して、図1に示す、栓体3の底壁3AのスコアSが破断され、その結果、封止部材3Cが開口されて、パック本体2に収容されていた混注物Mは、容器b内へ排出される。
パック本体2内の混注物Mを空にした後、指を離すとパック本体2はその弾性によって原形に復帰する。この状態で容器bを振ることによって、容器内のミネラルウォータ等に混注された混注物Mを均一に混ぜ合わせることができる。
なお、本実施形態のものにおいては、栓体3の係合部3Bは、ねじ蓋が適用される容器に対応させたものであるが、本発明は、これに限定するものではなく、単に押し込んで封栓する構造の容器に用いる場合には、係合部を単に容器の口部に嵌め込む構造としてもよい。
図3は、本発明に係る内容物添加パックの別の実施形態を示す断面図であって、同図に示す内容物添加パック11は、パック本体12の周壁12Bとタブ14との境界部分15よりも栓体13の係合部13Bの上端がタブ14側まで侵入しており、前記境界部分15において、栓体13の係合部13Bの外周面に環状のスコアS2が形成されている。また、パック本体12の周壁12Bとタブ14との境界部分15は、前記スコアS2内に陥入してこの部分が他の部分よりも脆弱に形成されている。本実施形態の内容物添加パック11は、タブ14を切り離す時に、栓体13の係合部13BのスコアS2の部分が切断されて、栓体13の一部がタブ14とともに分離される。
本実施形態のものにおいては、タブ14を指で引きちぎる際に、タブ14側に侵入している栓体13の係合部13Bの上端部分が、その外周面でタブ14が潰れないように内側から支えるので、前述した図1に示す内容物添加パック1より、タブ14の切り離しをより容易に行うことができるようになっている。なお、本実施形態の内容物添加パック11の他の部分の構造や機能については、前述した内容物添加パック1と同様であるため説明は省略する。
図4は、本発明に係る内容物添加パックのさらに別の実施形態を示す断面図であって、同図に示す内容物添加パック21は、栓体23の構造のみが前述した図1に示した内容物添加パック1の栓体3と構造が異なるものであり、他の部分の構造や使用方法は同じである。
栓体23は、その底部23Aの中央部分に貫通孔26が形成されていて、この貫通孔26は、封止部材としての円板状のヒートシール材23Cによってヒートシールされて封緘されている。このヒートシール材23Cは、パック本体22の底壁22Aを押すことにより、収容空間a内の内圧が上昇すると、点線で示す状態に栓体23の底部23Aから剥離して貫通孔26が開口するようになっている。
図5は、本発明に係る内容物添加パックのさらに別の実施形態を示す断面図であって、同図に示す内容物添加パック31は、前述した図4に示す内容物添加パック21と、パック本体32の構造が相違するのみで、他の部分は同一構造になっている。
本実施形態のものにおいては、パック本体32の周壁32Bは、混注物Mの収容空間aを包囲している部分が蛇腹構造になっていて、底壁32Aを押した場合に、周壁32Bの蛇腹構造の部分が容易に変形するため、混注物Mをよりパック本体32内からスムーズに排出することができる。
次に、図面に基づいて、前述した内容物添加パック1の製造方法について説明する。図6及び図7は、前述した図1に示す内容物添加パック1の製造工程を説明する図であって、図6の(A)に示すように、工程の開始時には、図示しないダイヘッドから下方に吐出されるパリソンPの通過位置の左右両側で、パック本体成形用の第1の金型D1、ヒートシール用の第2金型D2、及びタブ成形用の第3金型D3がそれぞれ左右の対に分割されて型開きされた状態で待機している。これらの金型D1、D2、D3は、図示していない駆動制御機構によって、それぞれ独立して型締めと型開きの動作が可能となっているとともに、ダイヘッドから下方に吐出されるパリソンPの移動に同期して一体的に昇降駆動されるようになっている。
次に、同図(B)に示すように、第1の金型D1が型締めされ、この際、金型D1の下方のパリソンは切断分離される。次いで、同図(C)のように、ダイヘッドの上方より、前記ダイヘッドの中央に形成されている開口部を貫通し、さらにパリソンPの内部を通して、ブローノズルBと充填ノズルFが第1の金型D1まで下降する。ここで、ブローノズルBと充填ノズルFは、一体に昇降する同軸構造の2重管によって構成されていて、内側の管が充填ノズルF、外側の管と内側の管の環状の隙間がブローノズルBとして機能するようになっている。
次いで、同図(D)に示すように、ブローノズルBから第1金型D1内に無菌状態の圧空または窒素ガス等の不活性ガスが吹き込まれ、第1金型D1内で、パック本体2がブロー成形され、これに続いて同図(E)に示すように、充填ノズルFから混注物Mが前記パック本体2の中に充填される。こうして、混注物Mの充填が完了した後、ブローノズルBと充填ノズルFは、ダイヘッド上方まで上昇して退避し、その後、図7の(F)に示すように、下端に栓体3を保持したインサータIがダイヘッド上方からパリソンPの内部を下降して、栓体3を閉じた状態の第1金型D1の上面に位置させる。
この状態で、同図(G)に示すように、左右一対のヒートシール用の第2金型D2が型締めされて、パック本体2の周壁の上端部内周面と栓体3の外周面との間が第2金型D2によって加圧されてヒートシールされる。ヒートシールが完了した後、インサータIは、栓体3を残したまま、ダイヘッド上方まで上昇退避する。尚、この際、第2金型D2の加圧面に凸状の環状突起を設けることにより、該部により加圧されたシール部が局所的に薄肉化して、前述したように、パック本体2の周壁2Bとタブ4の境界部分5の外周面に環状のスコアが刻設され、この部分でタブ4をパック本体2から容易に切断分離可能となる。
次いで、同図(H)に示すように、タブ成形用の第3金型D3が型締めされる。この型締め動作によって、パリソンPの第3金型D3内に閉じこめられた部分が、第3金型D3の上方に露出している部分から切断分離される。この時、パリソンPが第三金型D3の上方で切断分離する際に、パリソンPの下端部を閉口状態とするのが、前記パリソンP内の無菌状態を保持することが可能となる点で好ましい。その後、同図(I)に示すように、第3金型D3の側方に設けられている排気通路Vを介して第3金型D3内の空気が吸引されて排除され、パック本体2の上方に連続したタブ4が真空成形される。その後、第1金型、第2金型、第3金型が同時に型開きされて、同図(J)に示すように完成した内容物添加パック1が取り出される。
なお、ここでは、図1に示す内容物添加パック1の製造工程について説明したが、前述した図3乃至図5に示す内容物添加パック11、21、31においても、金型を異なった形状のものと交換するだけで同様の製造工程によって製造することが可能である。
また、ダイヘッドHの上方は、図8に示すように無菌的に制御された無菌ボックスXで覆われ、無菌ボックス内部にはブローノズルB、充填ノズルF及びインサータIが配置され、前記ブローノズルB、充填ノズルF及びインサータIが、ダイヘッドHの中央に形成された開口部を通じて図示しないがそれぞれ公知の駆動手段で昇降できるようになっている。
このように、ダイヘッド上方に無菌ボックスを設置し、前記ブローノズル、充填ノズル及びインサータが移動、格納される空間を無菌的に制御することにより、パリソン及び容器内部の原理的汚染を排除することが可能となる。さらに、予め成形されて供給される栓体を殺菌洗浄して供給することによって、より高無菌度の無菌充填内容物添加パックを得ることができる。
本発明の内容物添加パックならびに、内容物添加パックの製造方法は、ミネラルウォータやお茶、ジュース、スポーツドリンク等の飲料、栄養ドリンク、輸液等の医薬品等、幅広い分野に利用可能である。そして、本発明の内容物添加パックが適用される容器は、PETボトル等の合成樹脂製ボトル、金属製ボトル、ガラス製や陶磁器製ボトル、あるいはパウチ等種々の容器に適用でき、特に機能性飲料用添加パックあるいは医療用添加パックとして新しい利用可能性がある。
本発明に係る内容物添加パックの1実施形態を示す断面図である。 図1に示す内容物添加パックの使用方法の説明図である。 本発明に係る内容物添加パックの別の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る内容物添加パックのさらに別の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る内容物添加パックのさらに別の実施形態を示す断面図である。 図1に示す内容物添加パックの製造工程の前半部分の説明図である。 図1に示す内容物添加パックの製造工程の後半部分の説明図である。 内容物添加パックの製造工程におけるダイヘッド上方の無菌ボックスの概略図である。
符号の説明
1、11、21、31 内容物添加パック
2、12、22、32 パック本体
2A、12A、22A、32A 底壁
2B、12B、22B、32B 周壁
3、13、23、33 栓体
3A、13A、23A、33A 底部
3B、13B、23B、33B 係合部
3C、13C、23C、33C 封止部材
5、15、25、35 境界部分
S、S2 スコア a 収容空間
M 混注物 b 容器
n 口部 P パリソン
D1 第1金型 D2 第2金型
D3 第3金型 B ブローノズル
F 充填ノズル I インサータ
V 排気通路 H ダイヘッド
X 無菌ボックス

Claims (6)

  1. 一体形成された、弾性変形容易な周壁を有するパック本体と、
    前記パック本体の周壁端部の内周面に固着されて、前記パック本体内部に混注物の収容空間を画成する栓体と、
    前記パック本体の前記周壁端部と連続して一体形成され、前記栓体を内部に密封するタブとを備え、
    前記栓体には、パック本体を外側から押して前記収容空間の内圧を上昇させることにより開口される封止部材が設けられているとともに、混注物を混注する容器の口部に装着するための係合部が設けられ、少なくとも、前記タブとパック本体の前記周壁端部との境界部分は、使用時に破断分離可能に形成されていることを特徴とする内容物添加パック。
  2. 前記封止部材は、前記栓体の表面に刻設されたスコアによりその輪郭を画成されて前記栓体の一部として形成され、収容空間の内圧上昇により前記スコアが破断されて前記封止部材が開口されることを特徴とする請求項1に記載の内容物添加パック。
  3. 前記封止部材が前記栓体に予め形成されている開口部を封止するヒートシール材であることを特徴とする請求項1記載の内容物添加パック。
  4. 前記パック本体の周壁が蛇腹構造を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の内容物添加パック。
  5. ダイヘッドから下方に押し出されたパリソンに対して、パック本体成形用の第1金型を型締めする第1の工程と、
    ダイヘッド上方からパリソン内部を通して前記第1金型までブローノズル及び充填ノズルを下降させる第2の工程と、
    前記ブローノズルを介して第1金型内に空気若しくは不活性ガスを吹き込んでパック本体をブロー成形する第3の工程と、
    ブロー成形されたパック本体内に前記充填ノズルを介して混注物を充填する第4の工程と、
    前記第1金型から前記ブローノズル及び前記充填ノズルを前記ダイヘッド上方へ退避させる第5の工程と、
    前記ダイヘッド上方からパリソン内部を通して前記栓体を下端に保持したインサータを下降させ、前記栓体を第1金型の上面に位置させる第6の工程と、
    前記第1金型の上面に隣接した位置でパリソンに対してヒートシール用の第2金型を型締めし、パック本体の周壁上端部内周面と栓体外周面との間をヒートシールする第7の工程と、
    栓体を残して前記インサータを前記ダイヘッド上方へ退避させる第8の工程と、
    前記第2金型上面に隣接した位置でパリソンに対して左右両側から一対に分割されたタブ成形用の第3金型を型締めして、栓体を内部に密封するタブを成形する第9の工程と、
    前記第1金型、前記第2金型、及び、前記第3金型を型開きして、完成した混注用プレフィルドパックを取り出す第10の工程を有することを特徴とする内容物添加パックの製造方法。
  6. 前記ダイヘッド上方が無菌的に制御された無菌ボックスで覆われ、ボックス内部にブローノズル、充填ノズル及びインサータを配置し、前記ブローノズル、充填ノズル及びインサータを、ダイヘッドの中央に形成された開口部を通じて昇降させることを特徴とする請求項5に記載の内容物添加パックの製造方法。
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