JP2008153881A - カメラモジュール及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化を実現しつつ磁気シールドを確保することが可能なカメラモジュール及び撮像装置を提供する。
【解決手段】端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cを備えるフレキシブル基板6は、接地電位端子接続部6cを含んで配置される接地電位パターン6d(太線で図示)と、端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cの周りを囲むように配置され、台座の端面が取り付けられる台座取り付け部6eと、を有する。台座取り付け部6eは、台座の端面が半田付けされる半田付け領域6f(斜線で図示)と、台座の端面が非導電性接着剤で接着される接着領域6g(一点鎖線で図示)と、を有する。
【選択図】図4
【解決手段】端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cを備えるフレキシブル基板6は、接地電位端子接続部6cを含んで配置される接地電位パターン6d(太線で図示)と、端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cの周りを囲むように配置され、台座の端面が取り付けられる台座取り付け部6eと、を有する。台座取り付け部6eは、台座の端面が半田付けされる半田付け領域6f(斜線で図示)と、台座の端面が非導電性接着剤で接着される接着領域6g(一点鎖線で図示)と、を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば携帯電話機等に搭載されるカメラモジュール及び撮像装置に関するものである。
近年、携帯電話機等にもカメラシステムが搭載されるようになっている。このようなカメラシステムにおいては、マイクロレンズを用いて被写体画像をイメージセンサに結像させるカメラモジュールが広く使用されている。
携帯電話等が小型化されるに伴って、カメラモジュールの更なる小型化が要求されている。
携帯電話等が小型化されるに伴って、カメラモジュールの更なる小型化が要求されている。
小型化を図り、且つ、焦点精度が高いカメラモジュールに関する技術として、特許文献1に該当する技術が従来から知られていた。
特許文献1には、「レンズと、このレンズを支持する鏡筒と、レンズを介して入射された光に基づきセンサ部により撮像し、撮像信号を出力するイメージセンサチップと、窓部を有する配線基板を備えている。ここで、鏡筒は、配線基板の面上に固定されている。そして、イメージセンサチップは、センサ部が配線基板の窓部に位置するように、配線基板の鏡筒が固定された面と反対側の面において固定される。」技術が開示されている。
特許文献1には、「レンズと、このレンズを支持する鏡筒と、レンズを介して入射された光に基づきセンサ部により撮像し、撮像信号を出力するイメージセンサチップと、窓部を有する配線基板を備えている。ここで、鏡筒は、配線基板の面上に固定されている。そして、イメージセンサチップは、センサ部が配線基板の窓部に位置するように、配線基板の鏡筒が固定された面と反対側の面において固定される。」技術が開示されている。
ここで、カメラモジュールを搭載した携帯電話機等において、カメラモジュールの内部で発生した電気ノイズが他の電気機器に悪影響を及ぼしたり、他の電気機器からカメラモジュールに電気ノイズが入力されて悪影響を及ぼしたりすることを防止するための磁気シールドに関する技術が、従来から提案されている。しかしながら、従来から提案されている技術を用いても、カメラモジュールの小型化と磁気シールドの確保を両立することは困難であった。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、小型化を実現しつつ磁気シールドを確保することが可能なカメラモジュール及び撮像装置を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用されるカメラモジュールは、導電性を有し、少なくとも撮像素子を覆う台座と、前記撮像素子への光入射経路に配置される光学部材と、接地電位パターンを有し、前記台座が取り付けられる取り付け領域を有する基板と、を含み、前記接地電位パターンが前記取り付け領域を横切っていることを特徴とするものである。
ここで、前記接地電位パターンの、前記取り付け領域を横切っている部分は、前記台座が前記基板に半田付けされる部分であることを特徴とすることができる。また、前記取り付け領域では、前記接地電位パターンが横切っている部分を除き、非導電性接着剤が用いられることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用されるカメラモジュールは、導電性を有し、少なくとも撮像素子を覆う台座と、前記撮像素子への光入射経路に配置される光学部材と、前記台座が取り付けられる取り付け領域を有し、前記撮像素子と電気的に接続される複数の端子を有し、当該複数の端子の中の一部と電気的に接続される接地電位パターンを有する基板と、を含み、前記取り付け領域は、前記接地電位パターンと電気的に接続される第1領域と当該接地電位パターンと電気的に非接続の第2領域とからなることを特徴とするものである。
前記第1領域では、前記台座が前記基板に半田付けされることを特徴とすることができる。また、前記第2領域では、前記台座が前記基板に非導電性接着剤で固着されることを特徴とすることができる。
更に本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用される撮像装置は、入射光を電気信号に変換して出力する撮像素子と、前記撮像素子への光を前記入射光として透過するカバー部材と、前記撮像素子及び前記カバー部材を保持し、当該撮像素子が出力する前記電気信号が入力され、接地電位パターンを有する基板と、前記入射光を前記撮像素子に集光させるレンズと、前記レンズを保持し、側壁部が前記基板に取り付けられた台座と、前記基板に接続され、当該基板から出力された前記電気信号を処理する信号処理部と、を含み、前記接地電位パターンは、前記台座の前記側壁部を取り付ける前記基板の取り付け領域を横切っていることを特徴とするものである。
本発明によれば、小型化と磁気シールドの確保を両立することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るカメラモジュール1を示す外観斜視図であり、図2は、本実施の形態に係るカメラモジュール1の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、カメラモジュール1は、レンズユニット(光学部品)2と、レンズユニット2を保持する台座(台座マウント)3と、台座3に取り付けられ、レンズユニット2からの光を透過するフィルタ(光学部品)4と、フィルタ4を透過した光を受けて光電変換するセンサ(撮像素子)5と、台座3が取り付けられるフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuit、回路基板)6と、センサ5を台座3に取り付けるための板状のガラスカバー(カバー部材)7(図3参照)と、を備えている。レンズユニット2を台座3に取り付けてなる部品を鏡胴ということがある。また、フレキシブル基板6を含まない状態をカメラモジュール1ということがある。
図1は、本実施の形態に係るカメラモジュール1を示す外観斜視図であり、図2は、本実施の形態に係るカメラモジュール1の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、カメラモジュール1は、レンズユニット(光学部品)2と、レンズユニット2を保持する台座(台座マウント)3と、台座3に取り付けられ、レンズユニット2からの光を透過するフィルタ(光学部品)4と、フィルタ4を透過した光を受けて光電変換するセンサ(撮像素子)5と、台座3が取り付けられるフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuit、回路基板)6と、センサ5を台座3に取り付けるための板状のガラスカバー(カバー部材)7(図3参照)と、を備えている。レンズユニット2を台座3に取り付けてなる部品を鏡胴ということがある。また、フレキシブル基板6を含まない状態をカメラモジュール1ということがある。
台座3は、レンズユニット2が取り付けられる円筒部3aと、フィルタ4及びセンサ5を収容保持するための空間を内部に有する矩形部3bと、が一体に構成されている。また、台座3は、円筒部3aの内部空間と矩形部3bの内部空間とが連続するように構成されている。また、台座3は、内面から延びて内部空間を狭めるように形成されたフランジ部3d(図3参照)を有する。
台座3の円筒部3aにおける内周面には雌めじ3cが形成されている。そして、レンズユニット2の外周面には、この雌めじ3cに対応する雄ねじ2cが形成されている。そして、後述するように、レンズユニット2は、台座3の円筒部3aに螺合して取り付けられる。更に説明すると、台座3の矩形部3bにおける円筒部3aとは反対側の端面(側壁部)3eがフレキシブル基板6と所定の接着剤等で固着される。
台座3の円筒部3aにおける内周面には雌めじ3cが形成されている。そして、レンズユニット2の外周面には、この雌めじ3cに対応する雄ねじ2cが形成されている。そして、後述するように、レンズユニット2は、台座3の円筒部3aに螺合して取り付けられる。更に説明すると、台座3の矩形部3bにおける円筒部3aとは反対側の端面(側壁部)3eがフレキシブル基板6と所定の接着剤等で固着される。
ここで、台座3は、導電性を有するように形成されている。すなわち、台座3は、導電性材料で製造したり、非導電性材料で成形した後に導電性膜を表面に設けて製造したりする。例えば、台座3は、ABS(アクロルニトリル・ブタジエン・スチレン)、ナイロン、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、ポリカーボネイト、ノリルおよび液晶ポリマーなどの非導電性樹脂に、導電性材料としてカーボン、Alおよびマグネシュウムなどの金属フィラーを混入して導電性樹脂としたものを用いることができる。特に、カーボンを樹脂に混入させることにより、台座3の導電性化と共に、台座3を黒色化させて光が反射されないようにすることも考えられる。また、樹脂表面にAlなどの金属膜を蒸着したり、メッキ処理を施したりして、抵抗率を低くすることも考えられる。さらに、導電性樹脂と蒸着膜またはメッキ膜を組み合せて用いることも考えられる。このメッキ膜や蒸着膜は、台座3の表面(外面)または内面のみに形成してもよいが、内面および外面の両方に形成することも考えられる。
図3は、本実施の形態に係るカメラモジュール1の縦断面図である。
レンズユニット2は、図3に示すように、レンズユニット本体のバレル(ホルダ)2aと、バレル2aに保持されるレンズ2bと、を有する。バレル2aの端面には開口部2dが形成されている。レンズ2bは、外光をセンサ5の受光領域に集光させるための光学素子である。すなわち、レンズ2bは、開口部2dからの光(光学画像)が結像してセンサ5に入射するように所定の光学系を形成する。レンズ2bは、単一のレンズ又は複数枚のレンズ群で構成することができる。
レンズユニット2は、図3に示すように、レンズユニット本体のバレル(ホルダ)2aと、バレル2aに保持されるレンズ2bと、を有する。バレル2aの端面には開口部2dが形成されている。レンズ2bは、外光をセンサ5の受光領域に集光させるための光学素子である。すなわち、レンズ2bは、開口部2dからの光(光学画像)が結像してセンサ5に入射するように所定の光学系を形成する。レンズ2bは、単一のレンズ又は複数枚のレンズ群で構成することができる。
ここで、レンズユニット2のバレル2aは、導電性樹脂もしくはステンレス等の金属製筒からなる。また、レンズ2bは、透明導電性薄膜が設けられて導電性化された表面を有する。このような透明導電性薄膜としては、ITO、酸化スズ(SiO2)および酸化亜鉛(ZnO)膜などを用いることができる。これらの透明導電性薄膜は、塗布法やスパッタリング法などによりレンズ2bの表面に成膜することができる。
フィルタ4は、外光の特定の周波数成分を除去するフィルム状の部材であり、本実施の形態では、導電性材料で製造された赤外線除去フィルタ(IRCF:Infrared Cut Filter)を用いている。フィルタ4は、導電性接着剤によりフランジ部3dに取り付けられている。フィルタ4がフランジ部3dに取り付けられると、台座3の内部空間が2つに仕切られる。このフィルタ4は、センサ5の近傍に配置されており、これにより、乱反射の影響を抑制している。
センサ5は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサであり、本実施の形態では、CSP(Chip Scale Package)構造を有するセンサを用いている。センサ5は、レンズユニット2を介して受光領域に入射した光に応じて信号を生成し、出力する。
フレキシブル基板6は、柔軟性、屈曲性及び省スペース性を有する回路基板であり、一般的に、ポリエステル(PET)フィルム上に印刷又はエッチング等により回路が形成されてなる。そして、フレキシブル基板6の一端部に台座3が配置され、フレキシブル基板6の他端部にコネクタ6a(図1又は図2参照)が配置されている。このコネクタ6aは、フレキシブル基板6によってセンサ5と接続されており、図示しない外部機器と電気的に接続する機能を有する。なお、柔軟性を有するフレキシブル基板6の強度を高めるために、図示しない補強板をフレキシブル基板6の台座3に対応する位置に接着剤で固着するように構成することもできる。
また、フレキシブル基板6は、表側(台座取り付け側)に端子接続部(端子)6b及び接地電位端子接続部(端子)6c(図4参照)を有する。付言すると、接続端子部6bは、例えばスルーホール等を用いフレキシブル基板6の裏側に延びて台座3の外に位置するコネクタ6aに電気的に接続されている。また、接地電位端子接続部6c(図4参照)は、台座3の内部から台座3の外へと延びる接地電位パターン6dに接続されている。
また、フレキシブル基板6は、表側(台座取り付け側)に端子接続部(端子)6b及び接地電位端子接続部(端子)6c(図4参照)を有する。付言すると、接続端子部6bは、例えばスルーホール等を用いフレキシブル基板6の裏側に延びて台座3の外に位置するコネクタ6aに電気的に接続されている。また、接地電位端子接続部6c(図4参照)は、台座3の内部から台座3の外へと延びる接地電位パターン6dに接続されている。
ガラスカバー7は、センサ5を台座3に取り付けるための板状部材であり、フィルタ4とセンサ5との間に配置されている。また、ガラスカバー7は、台座3の内周面に所定の接着剤で固着される。
更に説明すると、ガラスカバー7には、センサ5が取り付けられている。すなわち、ガラスカバー7の出射面(図3における下面)側には、配線パターンが予め設けられている。そして、この配線パターンの電極とセンサ5とをつなぐように複数の半田バンプ8が位置している。このように、電極の位置に取り付けられた半田バンプ8により、センサ5は、ガラスカバー7に固定されると共に、ガラスカバー7の電極と電気的に接続されている。
また、ガラスカバー7の出射面側の電極の別の位置には、半田バンプ9が配置されている。この半田バンプ9がフレキシブル基板6の端子接続部6bに取り付けられることで、ガラスカバー7がフレキシブル基板6に半田実装されると、ガラスカバー7とフレキシブル基板6との間の電気的な接続が確保される。
また、ガラスカバー7の出射面側の電極の別の位置には、半田バンプ9が配置されている。この半田バンプ9がフレキシブル基板6の端子接続部6bに取り付けられることで、ガラスカバー7がフレキシブル基板6に半田実装されると、ガラスカバー7とフレキシブル基板6との間の電気的な接続が確保される。
このように構成されたカメラモジュール1は、レンズユニット2の開口部2dからカメラモジュール1の内部に入ってきた光は、レンズ2bにより屈折された後に貫通穴3iを通ってフィルタ4を透過する。そして、フィルタ4を透過する際に光は所定の赤外線が除去され、ガラスカバー7を通ってセンサ5の受光領域に結像して入射される。なお、フィルタ4は、センサ5の近傍に配置されており、これにより、乱反射の影響を抑制している。
そして、センサ5において受光領域に入射された光に応じて信号が生成され、外部に出力される。センサ5から出力された信号は、半田バンプ8を介してガラスカバー7に送られ、ガラスカバー7の配線パターンから半田バンプ9を介してフレキシブル基板6に入力し、フレキシブル基板6のコネクタ6a(図1又は図2参照)から、カメラモジュール1を搭載した例えばモバイル機器に供給される。なお、カメラモジュール1を搭載したモバイル機器における作用については後述する。
そして、センサ5において受光領域に入射された光に応じて信号が生成され、外部に出力される。センサ5から出力された信号は、半田バンプ8を介してガラスカバー7に送られ、ガラスカバー7の配線パターンから半田バンプ9を介してフレキシブル基板6に入力し、フレキシブル基板6のコネクタ6a(図1又は図2参照)から、カメラモジュール1を搭載した例えばモバイル機器に供給される。なお、カメラモジュール1を搭載したモバイル機器における作用については後述する。
また、カメラモジュール1において、バレル2a、レンズ2b及び台座3はいずれも導電性化されている。このため、レンズユニット2を構成するバレル2aとレンズ2bとは互いに電気的に接続され、また、このようなレンズユニット2と台座3とも互いに電気的に接続される。そして、台座3がフレキシブル基板6に取り付けられると、台座3は、フレキシブル基板6の接地電位端子接続部6c(図4参照)及び接地電位パターン6dと電気的に接続される。これにより、カメラモジュール1は、電磁波的にシールドされる。このため、カメラモジュール1で発生する電気ノイズ(電磁波ノイズ)が他の電気機器に入ることを遮断すると共に、電気ノイズが外部からカメラモジュール1に入ってくることを遮断する。したがって、外からの電気ノイズが撮影画像などに影響を与えたりカメラモジュール1の電気ノイズが他の電気機器に影響を及ぼすことを防ぐことができる。
図4は、台座3が取り付けられるフレキシブル基板6の部分を示す平面図である。
図4に示すように、フレキシブル基板6は、半田バンプ9が半田付けされ、センサ5とフレキシブル基板6のコネクタ6a(図1又は図2参照)との間で所定の信号の送受を可能にする端子接続部6bを有する。また、フレキシブル基板6は、半田バンプ9が半田付けされ、センサ5等を接地するための接地電位端子接続部6cを有する。
図4に示すように、フレキシブル基板6は、半田バンプ9が半田付けされ、センサ5とフレキシブル基板6のコネクタ6a(図1又は図2参照)との間で所定の信号の送受を可能にする端子接続部6bを有する。また、フレキシブル基板6は、半田バンプ9が半田付けされ、センサ5等を接地するための接地電位端子接続部6cを有する。
また、フレキシブル基板6は、接地電位端子接続部6cを含んで配置される接地電位パターン6dと、端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cの周りを囲むように配置され、台座3の端面3e(図3参照)が取り付けられる台座取り付け部(取り付け領域)6eと、を有する。なお、接地電位パターン6dは太線で図示されている。
ここで、台座取り付け部6eは、台座3の端面3e(図3参照)が半田付けされる半田付け領域(第1領域)6fと、台座3の端面3e(図3参照)が非導電性接着剤で接着される接着領域(第2領域)6gと、を有する。なお、半田付け領域6fは斜線で図示され、接着領域6gは一点鎖線で図示されている。
更に説明すると、接地電位パターン6dは、台座取り付け部6eで囲まれた範囲から台座取り付け部6eの外に延びている。すなわち、接地電位パターン6dは、台座取り付け部6eを横断する(横切る)ように配置されている。そして、台座取り付け部6eのうち接地電位パターン6dと重複する部分が半田付け領域6fである。
更に説明すると、接地電位パターン6dは、台座取り付け部6eで囲まれた範囲から台座取り付け部6eの外に延びている。すなわち、接地電位パターン6dは、台座取り付け部6eを横断する(横切る)ように配置されている。そして、台座取り付け部6eのうち接地電位パターン6dと重複する部分が半田付け領域6fである。
ここで、本実施の形態についての比較例を説明する。図5は、比較例のフレキシブル基板60を説明するための平面図である。なお、図5は、本実施の形態のフレキシブル基板6を示す図4に対応するものである。
図5に示すように、フレキシブル基板60は、フレキシブル基板6と同様に、端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cを有する。また、フレキシブル基板60は、端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cの周りを囲んで配置され、台座3の端面3e(図3参照)が半田付けで取り付けられる台座取り付け部60eを有する。また、フレキシブル基板60は、台座取り付け部60eが包含されるように配置された接地電位パターン60dを有する。この接地電位パターン60dは、接地電位端子接続部6cを含んで配置される。なお、接地電位パターン60dは太線で図示され、台座取り付け部60eは破線で図示されている。
図5に示すように、フレキシブル基板60は、フレキシブル基板6と同様に、端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cを有する。また、フレキシブル基板60は、端子接続部6b及び接地電位端子接続部6cの周りを囲んで配置され、台座3の端面3e(図3参照)が半田付けで取り付けられる台座取り付け部60eを有する。また、フレキシブル基板60は、台座取り付け部60eが包含されるように配置された接地電位パターン60dを有する。この接地電位パターン60dは、接地電位端子接続部6cを含んで配置される。なお、接地電位パターン60dは太線で図示され、台座取り付け部60eは破線で図示されている。
比較例のフレキシブル基板60では、接地電位パターン60dがすべての端子接続部6bと隣接している。そのため、組み立て時に接触しないように注意する必要があり、作業性の向上を図ることが困難である。したがって、作業性を向上させるためには、接地電位パターン60dと端子接続部6bとの間隔を大きくする必要があり、その結果として、小型化を実現することが困難になり、カメラモジュールの実装面積が大きくなる。
これに対し、本実施の形態のフレキシブル基板6では、接地電位端子接続部6c以外の接続部である端子接続部6bの近傍を避けて接地電位パターン6dを配置している。このため、端子接続部6bの中には、接地電位パターン6dに隣接していないものもあり、端子接続部6bと接地電位パターン6dとの間隔を大きくしなくても、組み立て時の作業性を比較例の場合より向上させることができる。したがって、カメラモジュール1の小型化による実装面積を小さくしつつ組み立て作業性を改善することができる。
これに対し、本実施の形態のフレキシブル基板6では、接地電位端子接続部6c以外の接続部である端子接続部6bの近傍を避けて接地電位パターン6dを配置している。このため、端子接続部6bの中には、接地電位パターン6dに隣接していないものもあり、端子接続部6bと接地電位パターン6dとの間隔を大きくしなくても、組み立て時の作業性を比較例の場合より向上させることができる。したがって、カメラモジュール1の小型化による実装面積を小さくしつつ組み立て作業性を改善することができる。
図6は、カメラモジュール1の組み立て手順を説明するための図である。
図6に示すように、まず、台座3に、レンズユニット2及びフィルタ4を取り付けると共に、センサ5付きのガラスカバー7を接着剤で取り付ける。ガラスカバー7には、半田バンプ9が取り付けられている。
また、台座3の端面3e(図3参照)に非導電性接着剤を塗布する。更に説明すると、台座3の端面3e(図3参照)の全面に非導電性接着剤を塗布するのではなく、端面3e(図3参照)のうちフレキシブル基板6の半田付け領域6f(図4参照)に対応する部分には、非導電性接着剤を塗布しない。言い換えると、フレキシブル基板6の半田付け領域6f(図4参照)に対応する部分を除き、端面3e(図3参照)に非導電性接着剤を塗布する。この非導電性接着剤としては、耐熱性及び熱硬化性を有するものを用いる。
図6に示すように、まず、台座3に、レンズユニット2及びフィルタ4を取り付けると共に、センサ5付きのガラスカバー7を接着剤で取り付ける。ガラスカバー7には、半田バンプ9が取り付けられている。
また、台座3の端面3e(図3参照)に非導電性接着剤を塗布する。更に説明すると、台座3の端面3e(図3参照)の全面に非導電性接着剤を塗布するのではなく、端面3e(図3参照)のうちフレキシブル基板6の半田付け領域6f(図4参照)に対応する部分には、非導電性接着剤を塗布しない。言い換えると、フレキシブル基板6の半田付け領域6f(図4参照)に対応する部分を除き、端面3e(図3参照)に非導電性接着剤を塗布する。この非導電性接着剤としては、耐熱性及び熱硬化性を有するものを用いる。
そのように組み立てられた台座3をフレキシブル基板6に載置する。この場合には、台座3の端面3e(図3参照)のうち非導電性接着剤を塗布した部分がフレキシブル基板6の接着領域6g(図4参照)に載るようにする。言い換えると、台座3の端面3e(図3参照)のうち非導電性接着剤を塗布した部分がフレキシブル基板6の半田付け領域6fに載らないようにする。
その後、リフロー炉に入れられて半田実装される。すなわち、半田バンプ9の各々がフレキシブル基板6の端子接続部6b又は接地電位端子接続部6cに半田付けされる。これにより、センサ5で光電変換された電気信号がフレキシブル基板6に入力されることになる。また、台座3は、半田付け領域6fを介してフレキシブル基板6と電気的に接続される。上述したように、台座3は、バレル2a及びレンズ2bとも電気的に接続されている。このため、カメラモジュール1の全体が磁気シールドされ、電気ノイズによる悪影響を防止することができる。
次に、本実施の形態のカメラモジュール1を備える撮像装置としての携帯電話機100について説明する。なお、本実施の形態のカメラモジュール1は、携帯電話機100のほかに、例えば、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)に搭載されるカメラ、自動車に搭載されるカメラ又は監視カメラ等にも適用することが可能である。
図7は、携帯電話機100の構成を示すブロック図である。図7に示すように、携帯電話機100は、カメラモジュール1からの画像信号に対して画像処理を行う信号処理部の一例としての画像処理プロセッサ(ISP)101と、携帯電話機100における各種制御を行うMPU(Micro Processing Unit)102と、このMPU102にユーザからの指示を与えるための入力キー103と、を備えている。また、携帯電話機100は、例えば発信時および着信時の電話機番号や電池残量状態或いは電波受信状態等を表示するとともに、カメラモジュール1により撮影された被写体を映し出す画像出力手段の一例としての液晶ディスプレイ(LCD)104を備えている。また、携帯電話機100は、携帯電話機100を制御するための各種情報等を記憶するメモリ105と、画像データを記録する記録媒体の一例としてのメモリカード106と、を備えている。
さらに、携帯電話機100は、アンテナ107を介して携帯電話帯や無線LAN(Local Area Network)帯の電波を受信して、携帯電話事業者等が提供するサーバと無線通信を行うRF(Radio Frequency)部108と、通信をするための信号を生成するベースバンド部109と、通話時の音声や着信メロディ等の音を再生するオーディオコーデック部110と、オーディオコーデック部110からの信号に基づき着信鳴動音を出力するためのスピーカ111と、着信を光により通知するためLED112と、を備えている。
また、カメラモジュール1は、例えばIICやSPI等のインターフェースによってMPU102との通信が行われて信号が送受信される。
図7は、携帯電話機100の構成を示すブロック図である。図7に示すように、携帯電話機100は、カメラモジュール1からの画像信号に対して画像処理を行う信号処理部の一例としての画像処理プロセッサ(ISP)101と、携帯電話機100における各種制御を行うMPU(Micro Processing Unit)102と、このMPU102にユーザからの指示を与えるための入力キー103と、を備えている。また、携帯電話機100は、例えば発信時および着信時の電話機番号や電池残量状態或いは電波受信状態等を表示するとともに、カメラモジュール1により撮影された被写体を映し出す画像出力手段の一例としての液晶ディスプレイ(LCD)104を備えている。また、携帯電話機100は、携帯電話機100を制御するための各種情報等を記憶するメモリ105と、画像データを記録する記録媒体の一例としてのメモリカード106と、を備えている。
さらに、携帯電話機100は、アンテナ107を介して携帯電話帯や無線LAN(Local Area Network)帯の電波を受信して、携帯電話事業者等が提供するサーバと無線通信を行うRF(Radio Frequency)部108と、通信をするための信号を生成するベースバンド部109と、通話時の音声や着信メロディ等の音を再生するオーディオコーデック部110と、オーディオコーデック部110からの信号に基づき着信鳴動音を出力するためのスピーカ111と、着信を光により通知するためLED112と、を備えている。
また、カメラモジュール1は、例えばIICやSPI等のインターフェースによってMPU102との通信が行われて信号が送受信される。
携帯電話機100では、入力キー103においてデジタルカメラ使用モードが選択されると、MPU102はカメラモジュール1との通信を開始する。そして、MPU102はカメラモジュール1に制御信号を送信する。すると、カメラモジュール1のレンズユニット2を透過した被写体からの光は、カメラモジュール1のセンサ5によって電気信号に変換され、ISP101で信号処理が施される。ISP101で信号処理された画像信号は、携帯電話機100のメモリ105に一時的に保存され、LCD104にスルー画として表示される。
ところで、被写体の撮影は、入力キー103にあるシャッタボタンで行なわれる。シャッタボタンを押すと、MPU102は、ISP101で処理された画像データをメモリ105に保存する。MPU102には、JPEGやMPEG等の手法による圧縮解凍回路が含まれており、メモリ105に保存された画像データは、MPU102により圧縮処理されてメモリカード106に記録される。また、メモリカード106に記録された画像データをMPU102によって解凍してメモリ105に読み込み、LCD104に再度表示させることも可能である。
なお、MPU102では、入力キー103からの操作により、撮影モードの選択やホワイトバランスや露出、感度等の設定が可能である。また、ISP101で処理された画像データをメモリ105に保存する際に、デジタルズーム処理を行うことも可能である。
なお、MPU102では、入力キー103からの操作により、撮影モードの選択やホワイトバランスや露出、感度等の設定が可能である。また、ISP101で処理された画像データをメモリ105に保存する際に、デジタルズーム処理を行うことも可能である。
1…カメラモジュール、2…レンズユニット、3…台座、4…フィルタ、5…センサ、6…フレキシブル基板、6a…コネクタ、6b…端子接続部、6c…接地電位端子接続部、6d…接地電位パターン、6e…台座取り付け部、6f…半田付け領域、6g…接着領域、7…ガラスカバー、100…携帯電話機
Claims (7)
- 導電性を有し、少なくとも撮像素子を覆う台座と、
前記撮像素子への光入射経路に配置される光学部材と、
接地電位パターンを有し、前記台座が取り付けられる取り付け領域を有する基板と、
を含み、
前記接地電位パターンが前記取り付け領域を横切っていることを特徴とするカメラモジュール。 - 前記接地電位パターンの、前記取り付け領域を横切っている部分は、前記台座が前記基板に半田付けされる部分であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
- 前記取り付け領域では、前記接地電位パターンが横切っている部分を除き、非導電性接着剤が用いられることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
- 導電性を有し、少なくとも撮像素子を覆う台座と、
前記撮像素子への光入射経路に配置される光学部材と、
前記台座が取り付けられる取り付け領域を有し、前記撮像素子と電気的に接続される複数の端子を有し、当該複数の端子の中の一部と電気的に接続される接地電位パターンを有する基板と、
を含み、
前記取り付け領域は、前記接地電位パターンと電気的に接続される第1領域と当該接地電位パターンと電気的に非接続の第2領域とからなることを特徴とするカメラモジュール。 - 前記第1領域では、前記台座が前記基板に半田付けされることを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
- 前記第2領域では、前記台座が前記基板に非導電性接着剤で固着されることを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
- 入射光を電気信号に変換して出力する撮像素子と、
前記撮像素子への光を前記入射光として透過するカバー部材と、
前記撮像素子及び前記カバー部材を保持し、当該撮像素子が出力する前記電気信号が入力され、接地電位パターンを有する基板と、
前記入射光を前記撮像素子に集光させるレンズと、
前記レンズを保持し、側壁部が前記基板に取り付けられた台座と、
前記基板に接続され、当該基板から出力された前記電気信号を処理する信号処理部と、
を含み、
前記接地電位パターンは、前記台座の前記側壁部を取り付ける前記基板の取り付け領域を横切っていることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006338918A JP2008153881A (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | カメラモジュール及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006338918A JP2008153881A (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | カメラモジュール及び撮像装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008153881A true JP2008153881A (ja) | 2008-07-03 |
Family
ID=39655613
Family Applications (1)
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JP2006338918A Withdrawn JP2008153881A (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | カメラモジュール及び撮像装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008153881A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011027853A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Toshiba Corp | カメラモジュールの製造方法 |
JP2011229023A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Fujifilm Corp | 半導体ユニット及び撮像装置 |
JP2013516656A (ja) * | 2010-01-11 | 2013-05-13 | フレクストロニクス エイピー エルエルシー | 成形テープフリップチップ画像装置実装を備えたカメラモジュールおよび製造方法 |
-
2006
- 2006-12-15 JP JP2006338918A patent/JP2008153881A/ja not_active Withdrawn
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