JP2008151271A - エンジンのすべり軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】フライホイールの隣接位置のすべり軸受の焼付き防止。
【解決手段】クランクシャフト1は複数のすべり軸受4によってシリンダブロック5に回転自在に軸支されている。クランクシャフト1の一端1Aはシリンダブロック5の外部へ突出されてフライホイール12の中心部に嵌着されている。フライホイール12の外周部に外部ウエイト13が連結されている。また、クランクシャフト1の他端1Bには内部ウエイト14が連結されている。 フライホイール12の隣接位置となるすべり軸受4の摺動面24には、軸方向の一端側(外方側)の領域に傾斜面からなるクラウニングが形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】クランクシャフト1は複数のすべり軸受4によってシリンダブロック5に回転自在に軸支されている。クランクシャフト1の一端1Aはシリンダブロック5の外部へ突出されてフライホイール12の中心部に嵌着されている。フライホイール12の外周部に外部ウエイト13が連結されている。また、クランクシャフト1の他端1Bには内部ウエイト14が連結されている。 フライホイール12の隣接位置となるすべり軸受4の摺動面24には、軸方向の一端側(外方側)の領域に傾斜面からなるクラウニングが形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明はエンジンのすべり軸受に関し、より詳しくは例えばV型多気筒エンジンのクランクシャフトの主軸受として好適なすべり軸受に関する。
自動車用エンジンのクランクシャフトには、その所要位置にカウンタウエイトを設けて釣合いを取るようにしたものがあるが、近年、自動車用エンジンの高出力化と小型軽量化が要望されており、エンジンを小型化するための様々な提案がなされている。例えば、そのような提案の1つとして、図1に示すように、クランクシャフト1の一端を嵌着したフライホイール12の外周部に外部ウエイト13を取り付けるとともに、クランクシャフト1の他端に内部ウエイト14を取り付けることが提案されている。従来、このようにシリンダブロックの内外にアンバランスウエイトを設けたクランクシャフト1は大型トラック用エンジン等に採用されている。
一方で、クランクシャフトを軸支するすべり軸受は高い耐摩耗性や耐焼付性が要求されており、こうした要求に対応するために、例えば摺動面における軸方向の両端側にクラウニング(退没部)を形成したすべり軸受が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2、非特許文献1)。
特開2002−266848号公報
特開平4−54311号公報
2006年11月刊行「自動車技術」Vol.60の第50頁〜第55頁「すべり軸受の鉛フリー化対応技術」
一方で、クランクシャフトを軸支するすべり軸受は高い耐摩耗性や耐焼付性が要求されており、こうした要求に対応するために、例えば摺動面における軸方向の両端側にクラウニング(退没部)を形成したすべり軸受が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2、非特許文献1)。
ところで、上述したようにクランクシャフトの内外に一対のウエイトを設けた構成においては、クランクシャフトを軸支する複数のすべり軸受のうち、フライホイールに最も近い位置のすべり軸受に焼付きや疲労が生じやすいという欠点があった。
本願の発明者が研究した結果、外部ウエイト13がフライホイール12の外周部の一箇所に設けられているために、外部ウエイト13を取り付けたフライホイール12が回転することに伴って、図6に誇張して示すようにフライホイール12の隣接位置のすべり軸受4の外方側となるクランクシャフト1およびフライホイール12が半径方向に撓んで振れ回っていることが判明した。そのために、フライホイール12の隣接位置となるすべり軸受4は、その摺動面における外方側(図6にAで示す箇所)が片当りしてそこが焼付いたり、疲労が発生することが判明した。
なお、上記特許文献1、2に開示されているような軸方向の両端側にクラウニングを設けた軸受を図1に示すクランクシャフトのすべり軸受として採用することも考えられる。しかしながら、その場合には摺動面の軸方向の両端側にクラウニングが存在することで摺動面の負荷容量が低下することになり、かえって摺動面に焼付が生じる虞がある。
本願の発明者が研究した結果、外部ウエイト13がフライホイール12の外周部の一箇所に設けられているために、外部ウエイト13を取り付けたフライホイール12が回転することに伴って、図6に誇張して示すようにフライホイール12の隣接位置のすべり軸受4の外方側となるクランクシャフト1およびフライホイール12が半径方向に撓んで振れ回っていることが判明した。そのために、フライホイール12の隣接位置となるすべり軸受4は、その摺動面における外方側(図6にAで示す箇所)が片当りしてそこが焼付いたり、疲労が発生することが判明した。
なお、上記特許文献1、2に開示されているような軸方向の両端側にクラウニングを設けた軸受を図1に示すクランクシャフトのすべり軸受として採用することも考えられる。しかしながら、その場合には摺動面の軸方向の両端側にクラウニングが存在することで摺動面の負荷容量が低下することになり、かえって摺動面に焼付が生じる虞がある。
上述した事情に鑑み、請求項1に記載した本発明は、複数のクランクジャーナルとそれらの間に設けたクランクピンとを有するクランクシャフトと、シリンダブロックに装着されて上記クランクシャフトのクランクジャーナルを回転自在に軸支する複数のすべり軸受と、上記シリンダブロックの外方に突出させたクランクシャフトの端部に連結されるフライホイールと、このフライホイールに取り付けた第1ウエイトと、上記シリンダブロックの内方側となるクランクシャフトの端部に連結された第2ウエイトとを備えたエンジンにおいて、
上記各すべり軸受は、上方側部材と下方側部材を抱き合わせて全体として円筒状に形成されており、また、上記フライホイールに最も近い位置となるすべり軸受は、その上方側部材と下方側部材の摺動面における第1ウエイト側となる端部側に本来の摺動面よりも退没するクラウニングが形成されているものである。
上記各すべり軸受は、上方側部材と下方側部材を抱き合わせて全体として円筒状に形成されており、また、上記フライホイールに最も近い位置となるすべり軸受は、その上方側部材と下方側部材の摺動面における第1ウエイト側となる端部側に本来の摺動面よりも退没するクラウニングが形成されているものである。
このような構成によれば、上記第1ウエイトに隣接する位置の上記すべり軸受が片当りすることを抑制して、該すべり軸受の摺動面に焼付きや疲労が生じることを良好に防止することができる。
以下、本発明を自動車用エンジンのクランクシャフトの主軸受に用いた実施例について説明すると、図1はV型8気筒の自動車用ディーゼルエンジンにおけるクランクシャフト1とその周辺の構成を簡略化して示したものである。
クランクシャフト1は、円柱状をした複数のクランクジャーナル2と、隣り合う各クランクジャーナル2の間に配置された複数のクランクピン3とを備えており、各クランクジャーナル2は後述するすべり軸受4を介してシリンダブロック5に回転自在に軸支されている。
また、各クランクピン3の外周部にはそれぞれすべり軸受6を介して2本のコンロッド7、8の基部を隣接させて、かつ背中合わせに取り付けている。
クランクシャフト1は、円柱状をした複数のクランクジャーナル2と、隣り合う各クランクジャーナル2の間に配置された複数のクランクピン3とを備えており、各クランクジャーナル2は後述するすべり軸受4を介してシリンダブロック5に回転自在に軸支されている。
また、各クランクピン3の外周部にはそれぞれすべり軸受6を介して2本のコンロッド7、8の基部を隣接させて、かつ背中合わせに取り付けている。
各コンロッド7、8の上端部はピストン11に連結されており、各ピストン11と両コンロッド7、8は図示しない燃焼室での燃料の爆発に伴って往復動されるようになっており、それによりクランクシャフト1が回転されるようになっている。
クランクシャフト1の一端1Aはシリンダブロック5の外方へ突出させてあり、この一端1Aはフライホイール12の中心部に嵌着されている。また、このフライホイール12の外周部の所定箇所には第1ウエイトとしての外部ウエイト13を連結している。
他方、シリンダブロック5内に位置するクランクシャフト1の他端1Bには、上記外部ウエイト13に対してクランクシャフト1の円周方向に180度ずれた位置に第2ウエイトとしての内部ウエイト14を連結している。
クランクシャフト1の一端1Aはシリンダブロック5の外方へ突出させてあり、この一端1Aはフライホイール12の中心部に嵌着されている。また、このフライホイール12の外周部の所定箇所には第1ウエイトとしての外部ウエイト13を連結している。
他方、シリンダブロック5内に位置するクランクシャフト1の他端1Bには、上記外部ウエイト13に対してクランクシャフト1の円周方向に180度ずれた位置に第2ウエイトとしての内部ウエイト14を連結している。
しかして、図2〜図5示すように、各すべり軸受4は、半径方向の断面が円弧状となる上方側部材21と下方側部材22とからなり、それらを抱き合わせて全体として軸方向に短い円筒状に形成されている。なお、図2は下方側部材22の平面図であり、図5は上方側部材21の底面図である。
上方側部材21と下方側部材22は、それらの左右一対の円周方向の端面である突合せ部23が水平となるようにしてシリンダブロック5に装着されており、両部材21、22の内周面からなる摺動面24によってクランクジャーナル2を摺動自在に軸支するようになっている。
また、図5に示すように、上方側部材21の内周面の軸方向中央部には、円周方向全域にわたって潤滑油溝21Aが形成されており、この潤滑油溝21A内の所要位置には半径方向の貫通孔からなる油孔21Bが形成されている。
上方側部材21と下方側部材22は、それらの左右一対の円周方向の端面である突合せ部23が水平となるようにしてシリンダブロック5に装着されており、両部材21、22の内周面からなる摺動面24によってクランクジャーナル2を摺動自在に軸支するようになっている。
また、図5に示すように、上方側部材21の内周面の軸方向中央部には、円周方向全域にわたって潤滑油溝21Aが形成されており、この潤滑油溝21A内の所要位置には半径方向の貫通孔からなる油孔21Bが形成されている。
図1に示した各すべり軸受4は上述した構成を備えているが、本実施例においては、外部ウエイト13を設けたフライホイール12に最も近い位置のすべり軸受4の摺動面24を改良することで、該フライホイール12の隣接位置のすべり軸受4の焼付きや疲労の発生を防止できるようにしたものである。
すなわち、図2〜図3は、フライホイール12の隣接位置となるすべり軸受4の下方側部材22を示したものであり、この下方側部材22における摺動面24(内周面)の軸方向におけるフライホイール12側(図1の右方側)となる領域にクラウニング25を設けている(図2に斜線で示す領域参照)。
このクラウニング25は、図4に示すように、軸方向の一端側(右方側)が低くなる傾斜面から構成されて、本来の摺動面24(内周面)よりも退没している。この傾斜面からなるクラウニング25は、下方側部材22の摺動面24における円周方向の中央部とその前後50°の領域に形成されている(図3参照)。また、傾斜面からなるクラウニング25の軸方向寸法は4.5mmに設定してあり、クラウニング25の深さ(半径方向の最大退没量)は0.005mm(5μm)に設定している。
なお、図4は理解しやすいようにクラウニング25の勾配と深さの関係を誇張して表現してあるが、実際の下方側部材22に設けた傾斜面からなるクラウニング25は肉眼では他の内周面の箇所との違いを認識できない程度の僅かな退没量となっている。
また、上記クラウニング25の幅、深さおよび円周方向の領域等の各寸法は軸受の大きさや片当たりの量に応じて適宜設定することができる。自動車用エンジンの場合は、軸方向寸法は2〜10mm程度、深さは0.001〜0.015mm(1〜15μm)程度、円周方向の領域は30°〜70°程度が好ましい範囲である。
すなわち、図2〜図3は、フライホイール12の隣接位置となるすべり軸受4の下方側部材22を示したものであり、この下方側部材22における摺動面24(内周面)の軸方向におけるフライホイール12側(図1の右方側)となる領域にクラウニング25を設けている(図2に斜線で示す領域参照)。
このクラウニング25は、図4に示すように、軸方向の一端側(右方側)が低くなる傾斜面から構成されて、本来の摺動面24(内周面)よりも退没している。この傾斜面からなるクラウニング25は、下方側部材22の摺動面24における円周方向の中央部とその前後50°の領域に形成されている(図3参照)。また、傾斜面からなるクラウニング25の軸方向寸法は4.5mmに設定してあり、クラウニング25の深さ(半径方向の最大退没量)は0.005mm(5μm)に設定している。
なお、図4は理解しやすいようにクラウニング25の勾配と深さの関係を誇張して表現してあるが、実際の下方側部材22に設けた傾斜面からなるクラウニング25は肉眼では他の内周面の箇所との違いを認識できない程度の僅かな退没量となっている。
また、上記クラウニング25の幅、深さおよび円周方向の領域等の各寸法は軸受の大きさや片当たりの量に応じて適宜設定することができる。自動車用エンジンの場合は、軸方向寸法は2〜10mm程度、深さは0.001〜0.015mm(1〜15μm)程度、円周方向の領域は30°〜70°程度が好ましい範囲である。
また、図5に示すように、上方側部材21の摺動面24についても、軸方向におけるフライホイール12側(図1の右方側)に上記下方側部材22と同様の傾斜面からなるクラウニング25を形成している(斜線で示す箇所参照)。このように、本実施例においては、上方側部材21と下方側部材22の摺動面の対向する箇所にそれぞれ上記クラウニング25を形成している。
このように本実施例においては、クランクシャフト1のクランクジャーナル2を軸支する5個のすべり軸受4のうち、フライホイール12に最も近い位置のすべり軸受4の摺動面24に上述したクラウニング24を形成している。
なお、残りの4箇所のすべり軸受4の摺動面24には、クラウニングを形成する必要は特にはないが、場合によっては内部ウエイト14に最も近い位置となるすべり軸受4の摺動面24の軸方向における内部ウエイト14側(図1の左方側)となる領域にクラウニング25を設けてもよい。
このように本実施例においては、クランクシャフト1のクランクジャーナル2を軸支する5個のすべり軸受4のうち、フライホイール12に最も近い位置のすべり軸受4の摺動面24に上述したクラウニング24を形成している。
なお、残りの4箇所のすべり軸受4の摺動面24には、クラウニングを形成する必要は特にはないが、場合によっては内部ウエイト14に最も近い位置となるすべり軸受4の摺動面24の軸方向における内部ウエイト14側(図1の左方側)となる領域にクラウニング25を設けてもよい。
以上のように構成した本実施例によれば、クランクシャフト1およびそれに設けたフライホイールが高速回転された際において、フライホイール12に外部ウエイト13を設けてあるために、クランクシャフト1の一端1Aがその隣接位置のクランクジャーナル2に対して半径方向に撓んでフライホイール12が振れ回るようになる(図6参照)。
このような状況において、フライホイール12の隣接位置となるすべり軸受4の両部材21、22の摺動面24には上記クラウニング25が形成されているので、クランクジャーナル2とすべり軸受4の摺動面24における軸方向の外方側の領域が片当りすることを抑制することができる。それにより、フライホイール12の隣接位置のすべり軸受4の摺動面24に焼付きが生じることを良好に抑制することができる。
このように、本実施例によれば、図1に示したような外部ウエイト13および内部ウエイト14を設けた構成において、焼付きが生じにくいクランクシャフト1用のすべり軸受4を提供することができる。
このような状況において、フライホイール12の隣接位置となるすべり軸受4の両部材21、22の摺動面24には上記クラウニング25が形成されているので、クランクジャーナル2とすべり軸受4の摺動面24における軸方向の外方側の領域が片当りすることを抑制することができる。それにより、フライホイール12の隣接位置のすべり軸受4の摺動面24に焼付きが生じることを良好に抑制することができる。
このように、本実施例によれば、図1に示したような外部ウエイト13および内部ウエイト14を設けた構成において、焼付きが生じにくいクランクシャフト1用のすべり軸受4を提供することができる。
次に、図7は本発明の第2実施例を示したものである。上記第1実施例においては、すべり軸受4の上方側部材21と下方側部材22の摺動面24における円周方向の所定領域だけにクラウニング25を形成していたが、この第2実施例においては、上方側部材21および下方側部材22の摺動面24における円周方向の全域にわたって図4と同様の断面を有するクラウニング25を形成したものである。なお、この図7においては下方側部材22のみを図示している。
また、図8は本発明の第3実施例を示したものである。この第3実施例においては、すべり軸受4の上方側部材21と下方側部材22の摺動面24における円周方向の中央部とその前後にわたる半円状の領域に図4と同様の断面を有するクラウニング25を形成したものである。なお、図8においては下方側部材22のみを図示している。
また、上記各実施例においては、クラウニング25の断面形状は傾斜面となっていたが、図9に示すように断面が滑らかなR形状のクラウニング25を採用しても良い。
1…クランクシャフト 2…クランクジャーナル
3…クランクピン 4…すべり軸受
12…フライホイール 13…外部ウエイト(第1ウエイト)
14…内部ウエイト(第2ウエイト) 21…上方側部材
22…下方側部材 24…摺動面
25…クラウニング
3…クランクピン 4…すべり軸受
12…フライホイール 13…外部ウエイト(第1ウエイト)
14…内部ウエイト(第2ウエイト) 21…上方側部材
22…下方側部材 24…摺動面
25…クラウニング
Claims (6)
- 複数のクランクジャーナルとそれらの間に設けたクランクピンとを有するクランクシャフトと、シリンダブロックに装着されて上記クランクシャフトのクランクジャーナルを回転自在に軸支する複数のすべり軸受と、上記シリンダブロックの外方に突出させたクランクシャフトの端部に連結されるフライホイールと、このフライホイールに取り付けた第1ウエイトと、上記シリンダブロックの内方側となるクランクシャフトの端部に連結された第2ウエイトとを備えたエンジンにおいて、
上記各すべり軸受は、上方側部材と下方側部材を抱き合わせて全体として円筒状に形成されており、また、上記フライホイールに最も近い位置となるすべり軸受は、その上方側部材と下方側部材の摺動面における第1ウエイト側となる端部側に本来の摺動面よりも退没するクラウニングが形成されていることを特徴とするエンジンのすべり軸受。 - 上記クラウニングは、上記上部側部材および下部側部材における円周方向の全域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのすべり軸受。
- 上記クラウニングは、上記上部側部材および下部側部材における円周方向の中央部とその前後にわたる半円状の所定領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのすべり軸受。
- 上記クラウニングの軸方向の断面は軸方向の端部側が低くなる傾斜面となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジンのすべり軸受。
- 上記クラウニングの軸方向の断面は軸方向の端部側が低くなる滑らかなR形状となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジンのすべり軸受。
- 上記第2ウエイトに最も近い位置となるすべり軸受は、その上方側部材と下方側部材の摺動面における第2ウエイト側となる端部側に本来の摺動面よりも退没するクラウニングが形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のエンジンのすべり軸受。
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