JP2008145714A - シミュレータ制御情報作成方法、及び、シミュレータ制御情報作成システム、プログラム、並びに、作成された制御情報により駆動されるシミュレータ - Google Patents

シミュレータ制御情報作成方法、及び、シミュレータ制御情報作成システム、プログラム、並びに、作成された制御情報により駆動されるシミュレータ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明はシミュレータに音響に応じた振動を与えるシミュレータ制御情報作成方法、及び、シミュレータ制御情報作成システム、プログラム、並びに、作成された制御情報により駆動されるシミュレータに関し、音響に応じた振動の設定を設計者の意図するように、かつ、容易に行えるシミュレータ制御情報作成方法、及び、シミュレータ制御情報作成システム、プログラム、並びに、作成された制御情報により駆動されるシミュレータを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、擬似体験者が搭乗する搭乗部と、該搭乗部を駆動する駆動手段とを有するシミュレータを制御する制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成方法であって、制御情報を生成する制御情報生成手順と、音響情報に応じた振動情報を生成する振動情報生成手順と、振動情報生成手順で生成された振動情報を制御情報生成手順で生成された制御情報に付加する振動情報付加手順とを有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明はシミュレータ制御情報設定方法、及び、シミュレータ制御情報設定プログラム、並びに、それにより制御情報が設定されたシミュレータに係り、特に、シミュレータに音響に応じた振動を与えるシミュレータ制御情報設定方法、及び、シミュレータ制御情報設定プログラム、並びに、それにより制御情報が設定されたシミュレータに関する。
シミュレータとして、模擬車両などに運転者が乗り、シミュレーション画面を見ながらカーレースやラリーを行うものがある(例えば、特許文献1、2参照)。運転者がコースを選択してシミュレーションを開始すると、経路に沿って予め組込まれたプログラムによってシミュレーションが進行し、車両の衝突、ジャンプ、スリップ等の種々の事象が発生する。この事象に対応して模擬車両の動きが制御される。このとき、車両の進行に伴って衝突、横滑り、ジャンプ等の事象が発生する。そして、事象に対応して予め作成された模擬車両の動きの制御データがメモリのテーブルから読出されて模擬車両の制御機構に与えられる。これによって、模擬車両が衝突、加速、スリップ等の動きを示し、運転者にシミュレーションの臨場感を与える。
このとき、さらに臨場感を与えるために、衝撃音などに合わせて衝撃振動を与えるようにしている。
搭乗部に衝突などの衝撃振動を与える場合には、衝撃映像に合わせて衝撃音をスピーカから発生させている。このとき、このような振動については、開発者が手作業によりアクチュエータの動きを場面に合わせて振動波形を作成していた。
したがって、6軸制御などを行うと、一つの衝撃音に合わせて6軸の振動波形を各々作成していた。このため、手間がかかり、コンテンツの作成が容易に行えなかった。このため、コンテンツの交換などが容易に行えなかった。
また、搭乗者によって操縦可能な搭乗部では、パターン化された複数の制御データとフラグとを対応させ、操作に応じてフラグを順次羅列し、フラグの並びに応じて制御データを合成して、搭乗部の制御データを作成していた(例えば、特許文献3参照)
特開平11−313983号公報 特開2003−66825号公報 特許3823265号公報
しかるに、従来のシミュレータの音響情報に応じた振動を設計者の意図するようにシミュレータ制御情報に重畳することはできなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、音響に応じた振動の設定を設計者の意図するように、かつ、容易に行えるシミュレータ制御情報作成方法、及び、シミュレータ制御情報作成システム、プログラム、並びに、作成された制御情報により駆動されるシミュレータを提供することを目的とする。
本発明は、擬似体験者が搭乗する搭乗部と、該搭乗部を駆動する駆動手段とを有するシミュレータを制御する制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成方法であって、制御情報を生成する制御情報生成手順と、音響情報に応じた振動情報を生成する振動情報生成手順と、振動情報生成手順で生成された振動情報を制御情報生成手順で生成された制御情報に付加する振動情報付加手順とを有することを特徴とする。
音響情報生成手順は、音響情報の低域成分を抽出する低域成分抽出手順と、低域成分抽出手順で抽出された低域成分の振幅を調整する振幅調整手順とを有することを特徴とする。
制御情報生成手順は、搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、入力手順で入力された搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手順と、姿勢情報生成手順で生成された姿勢情報を、駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手順とを有し、振動情報付加手順は姿勢情報生成手順で生成された姿勢情報に振動情報生成手順で生成された振動情報を付加することを特徴とする。
制御情報生成手順は、搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、入力手順で入力された搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手順と、姿勢情報生成手順で生成された姿勢情報を、駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手順とを有し、振動情報付加手順は変換手順で変換された駆動情報に振動情報生成手順で生成された振動情報を付加することを特徴とする。
振動情報が付加された制御情報が駆動手段の駆動範囲を超えるときにエラー通知を行うエラー通知手順を有することを特徴とする。
駆動手段は、複数軸アクチュエータであり、変換手順は姿勢情報に基づいて逆運動学により駆動情報として複数軸アクチュエータのそれぞれのアクチュエータ長情報を生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記のシミュレータ制御情報生成方法により生成された制御情報に基づいて擬似体験者が搭乗する搭乗部が駆動されることを特徴とするシミュレータである。
本発明によれば、擬似体験者が搭乗する搭乗部を駆動する駆動手段とを有するシミュレータを制御する制御情報を入力手段の操作に基づいて生成する際に、入力手段の操作に基づいて制御情報を生成し、音響情報に応じた振動情報を生成し、振動情報を制御情報に付加することにより、音響情報に応じた振動を制御情報に付加できるため、搭乗部に搭乗する擬似体験者に対して音響情報に応じた振動も体感させることができ、臨場感を向上させることができる。このとき、音響情報から自動的に制御情報を生成できるため、制御情報の生成を容易に行える。
図1は本発明の一実施例のシステム構成図を示す。
本実施例のシミュレータ制御情報生成システム100は、処理装置111、ファイル装置112、キーボード113、マウス114、インタフェース回路115、表示制御回路116、表示装置117、可換式ディスク記憶装置118、通信回路119、バス120などを含む構成とされている。
処理装置111は、ファイル装置112にインストールされたシミュレータ制御情報生成プログラムを実行し、シミュレータを制御するための制御情報を生成する。
ファイル装置112は、ハードディスクドライブなどから構成されており、シミュレータ制御情報生成プログラムがインストールされるプログラムファイル121、及び、シミュレータ制御情報がファイルされるデータファイル122などから構成されている。
キーボード113、及び、マウス114は、ユーザにより操作される入力装置であり、シミュレータの搭乗部の姿勢情報(姿勢データ)などを入力したり、各種コマンドを入力したりするのに用いられる。
なお、姿勢データは、例えば、シミュレータの搭乗部の姿勢に関するデータであり、搭乗部のピッチデータ、ロールデータ、ヨーデータ、ヒーブデータ、サージデータ、スゥエイデータなどのデータからなる。
ピッチデータは、搭乗部のピッチの大きさの情報である。ロールデータは、搭乗部のロールの大きさを示すデータである。ヨーデータは、搭乗部のヨーの大きさを示すデータである。ヒーブデータは、搭乗部の上下方向の変位の大きさを示す情報である。サージデータは、搭乗部の前後方法の変位の大きさを示す情報である。スゥエイデータは、搭乗部の左右方向の変位の大きさを示すデータである。
キーボード113、及び、マウス114は、インタフェース回路115により接続されている。インタフェース回路115は、キーボード113、及び、マウス114とバス120とのインタフェースを取っている。
表示装置117は、CRT、LCDかどから構成されており、表示制御回路116を介してバス120に接続されており、上記各姿勢情報の時間変化をグラフィック表示したり、搭乗部の姿勢をグラフィック表示したりする。
可換式ディスク記憶装置118は、例えば、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RWなどの可換式ディスク記憶装置から構成されており、シミュレータ制御情報生成プログラムをファイル装置112のプログラムファイル121にインストールしたり、シミュレータにシミュレータ制御情報を移植する際に、データファイル122に記憶されたシミュレータ制御情報を持ち出す際に記憶したりするために用いられる。
通信回路119はネットワークとの通信を行うために用いられており、サーバから、シミュレータ制御情報生成プログラムをファイル装置112のプログラムファイル121にインストールするときやデータファイル122に記憶されたシミュレータ制御情報を、ネットワークを介してシミュレータに移植するときなどに用いられる。
次にシミュレータ制御情報生成プログラムについて説明する。
図2はシミュレータ制御情報生成プログラムの処理フローチャートを示す。
処理装置111は、まず、ステップS1−1においてユーザのキーボード113やマウス114の操作によって姿勢軸及び時間範囲が選択させる。これによって、姿勢情報を入力すべき、姿勢軸及びその時間範囲が設定される。なお、姿勢軸は、シミュレータの被体験者が搭乗する搭乗部の姿勢の位置を指定するための項目であり、前出の姿勢データに対応して上記ピッチ、ロール、ヨー、ヒーブ、サージ、スゥエイなどがある。また、時間範囲は、選択された姿勢軸の姿勢を制御する時間の範囲を指定するための情報である。
次に、処理装置111は、ステップS1−2において選択された姿勢軸に対して時間範囲内でユーザのキーボード113やマウス114の操作によって姿勢情報をポイント入力させる。
処理装置111は、ステップS1−3においてポイント入力された姿勢情報を、ユーザのキーボード113やマウス114の操作によって指定された方法によってライン補間する。ライン補間することにより姿勢が連続的に変化するように姿勢情報が自動的に生成される。ライン補間方法としては、例えば、直線によるリニア補間、ベジェ曲線によるベジェ補間などがある。
次に処理装置111は、ステップS1−4においてライン補間された姿勢情報に対してユーザのキーボード113やマウス114の操作によって指定された方法によって波形変形を行う。波形変形は、例えば、スケーリング、スムージングなどである。
処理装置111は、ステップS1−5において姿勢データ生成処理を実行し、ユーザのキーボード113やマウス114の操作によって設定された姿勢情報に基づいて姿勢データを生成する。
図3は姿勢データ生成処理の処理フローチャートを示す。
処理装置111は、姿勢データ生成処理において、まず、ステップS2−1において指定された波形変形により姿勢データが生成される。処理装置111は、ステップS2−2において音響振動を付加する場合には、まず、ステップS2−3においてユーザのキーボード113やマウス114の操作によって指定されたPCMオーディオデータを入力する。PCMデータは、シミュレーションシステムの駆動時に用いられる音響データから抽出される。
次に処理装置111は、ステップS2−4において入力されたPCMオーディオデータを平均化処理する。例えば、加算するサウンドデータのサンプリングレートをB〔data/sec〕、その長さをt〔sec〕とすると、そのデータ配列bは、n=0からn=(B×t)までの配列となる。
このとき、加算されるサウンドデータから変換したモーションデータのデータ配列aは、モーションのフレームレートA〔data/sec〕より
m=0からm{B×t−(B×t)(modA)}/A(=mmax)までの配列となり、このモーションデータ配列のあるm番目のデータamは、平均するサウンドデータのデータ数
s={B−B(modA)}/A
を用いて、
Figure 2008145714
と表せる。
なお、平均化処理としては、他に移動平均、加重平均などを適用してもよい。上記ステップS2−4での平均化処理によって、ローパスフィルタを通し、高周波成分を除去したような処理が行われる。これによって、搭乗部を揺動可能な周波数成分でデータが抽出される。抽出されたデータが音響成分に応じた音響振動データとして用いられる。
なお、ここで言う、音響データは、映像の中で体験者が乗っている乗り物から体験者に伝わってくる、衝撃音や振動音であり、例えば、地響き、踏みならした音、地面とタイヤとで発生される音、ぶつかったときの衝撃、エンジン音、流木なあたる音、攻撃された振動などの音響から構成されるものである。
本実施例では、上記のように特定部位だけでなくライド全体の動きに対して、音響信号を足し込んでいくので、実際に、ライドが衝撃を受けた等の表現を行うことができ、いわゆる、ボディーソニックなどとは区別した振動を与えることができる。
次に処理装置111は、ステップS2−5において振幅調整処理を実行する。振幅調整処理は、平均化処理で抽出された音響振動データのダイナミックレンジが所定範囲内となるように調整する。
図4は音響波形とそれから作成される音響振動波形の波形図、図5は音響振動波形の周波数特性図を示す。図4において実線が音響振動波形、破線は音響波形を示す。
図4に示すように音響振動波形は、音響波形から高周波成分が除去された波形となり、図5に斜線で示すように周波数が、例えば、60Hz以内の周波数特性となる。また、図4に示すように振幅が+3000〜−3000の範囲内に調整された波形となり、図5に斜線で示すようにダイナミックレンジが制限された周波数特性を示す。
処理装置111は、ステップS2−6において音響振動波形データを姿勢データに付加する。なお、音響振動データを付加する姿勢データは、例えば、ピッチ、ロール、ヨー、ヒーブ、サージ、スゥエイのうちからユーザが決定するようにする。また、すべての姿勢データに自動的に付加するようにしてもよい。さらに、ピッチ、ロール、ヨー、ヒーブ、サージ、スゥエイのうちの予め設定した所定のデータに自動的に付加するようにしてもよい。
また、ステップS2−2で音響振動を付加しない場合には、ステップS2−3〜S2−6の処理は行わずに、姿勢データ生成処理を終了する。
処理装置111は、ステップS1−5において音響振動データが付加された姿勢データを生成すると、ステップS1−6において生成された姿勢データを逆運動学の理論を用いて6軸サーボバルブ油圧アクチュエータを構成する6つのアクチュエータの各アクチュエータ長データに変換する。
図6は姿勢データを6軸のアクチュエータ長さに変換したときの一例の波形図を示す。
図6(A)はピッチの波形、図6(B)ロールの波形、図6(C)はヨーの波形、図6(D)はヒーブの波形、図6(E)はサージの波形、図6(F)はスゥエイの波形、図6(G)〜(L)はアクチュエータ長さの波形を示す。
図6(A)〜(F)に示すように指定された姿勢データは、逆運動学の理論によって、例えば、図6(G)〜(L)に示すアクチュエータ長さのように変換される。
次に、処理装置111は、ステップS1−7においてアクチュエータ長データを取得すると、ステップS1−8でアクチュエータ長データに対してエラーチェックを行う。エラーチェックは、各アクチュエータ長データが予め設定された範囲内になるか否かをチェックする。設定範囲は、駆動されるアクチュエータの伸縮長の範囲が設定されている。
処理装置111は、ステップS1−9においてエラーが発生した場合には、アクチュエータ長データがそのデータにより駆動されるアクチュエータの伸縮長の範囲を超えていると判断され、ユーザに対してエラー表示などを行い、ステップS1−1に戻って処理を続ける。
また、処理装置111は、ステップS1−9においてエラーが発生しなければ、6軸全てのアクチュエータ長データがそのデータにより駆動されるアクチュエータの伸縮長の範囲内になると判断して、ステップS1−10において生成されたアクチュエータ長データをシミュレータのモーションデータとしてデータファイル122に登録する。
以上によって、ユーザの希望する搭乗部の制御情報が生成される。
なお、本実施例では、姿勢情報に音響情報に基づいて生成された振動情報を付加するようにしたが、アクチュエータ長データに音響情報に基づいて生成された振動情報を付加するようにしてもよい。
シミュレータ制御情報生成システム100により上記のようにして生成されたモーションデータは、例えば、可換式ディスク記憶装置118により可換式ディスク123に記憶されて、シミュレータシステムに登録される。なお、ネットワークを介してシミュレータシステムに登録するようにしてもよい。
次に、シミュレータ制御情報生成システム100により生成されたモーションデータにより駆動されるシミュレータシステムについて説明する。
図7はシミュレータシステムの斜視図、図8はシミュレータシステムの平面図、図9は音響システムの配置図を示す。
シミュレーションシステム1は、擬似体験者が搭乗部2に搭乗する領域である第1ステージ3とこの搭乗部2に乗った体験者に対して仮想体験をさせる主要な領域である第2ステージ4とに、壁5によって分割され、これら第1ステージ3と第2ステージ4との間に開閉可能なクローズ手段である両開きの自動ドアー6を設けている。
この自動ドアー6は開閉制御信号によって開閉されるようになっている。また、第1ステージ3の天井には照明7が固定されており、これら照明7は照明点滅制御信号により点滅するようになっている。
また、このシミュレーションシステム1では、搭乗部2は例えば、車両、ボートなど体験者が搭乗可能な座席を有する乗り物の形状に構成されており、この搭乗部2は移動手段により第1ステージ3と第2ステージ4との間を移動できるようになっている。この移動手段は、例えば、第1ステージ3と第2ステージ4との間に敷設したレールと、このレール上を油圧モータ等で移動する車両とからなる走行装置で構成したり、あるいは、第1ステージ3と第2ステージ4との間を設けた平坦な床面と、この床面を油圧モータ等で移動する台車とからなる走行装置で構成したりしてもよい。
この走行装置の上には、挙動適用手段である6軸サーボ油圧アクチュエータが搭載されている。このアクチュエータの上には搭乗部2が固定されており、このアクチュエータによって搭乗部2には、ロール、ピッチ、ヨー、スゥエイ(左右)、ヒーブ(上下)サージ(前後)などの挙動が個々にあるいはそれらを複合した状態で与えられるようになっている。
また、第2ステージ4には、正面中央が奥で、左右が手前に突出した形状の巨大な半円筒状(R状)のスクリーン8が設けられており、このスクリーン8には、スクリーン8の手前の天井の中央、左、右に設けられた3つのビデオプロジェクタ9a,9b,9cから映像が投影されるようになっている。
この第2ステージ4のスクリーン8の図示左側には、機械室10が設けられており、この第2ステージ4と機械室10とは壁11で仕切られており、これら第2ステージ4と機械室10との間には音響等が漏れないドアーDRが設けられている。なお、符号12a〜12fはこのシミュレーションシステム1を設置する建物の柱である。
また、機械室10には、各種の制御を行う制御手段としてのコンピュータ装置13と、音響を供給すると音響発生手段及び映像を供給するビデオ映像発生手段としてのオーディオビジュアル機器14と、6軸油圧アクチュエータ51a〜51fに油圧を供給する油圧ユニット15が設けられている。また、スクリーン8の上方から搭乗部を臨むように風を供給する送風機16が設けられている。
第1ステージ3は、高床式の乗降床17が設けられており、この乗降床17により体験者は搭乗部2への乗降が簡単になる。この乗降床17には、図示のように、階段18a、18bがそれぞれ設けられており、体験者の乗降床17への上り下りを容易にしている。また、乗降床17の上で、自動ドアー6の図示左端には、操作パネル19が設けられている。この操作パネル19には、各種指令をコンピュータ装置13に与える操作スイッチや、非常時にアクチュエータを緊急停止させる緊急停止スイッチ等が設けられた操作盤と、第2ステージ4における搭乗部2の動作状況やその搭乗部2に載っている体験者の状態を監視するための監視モニタとが設けられている。
また、搭乗部2には、例えば、シート20が3列にわたって設けられている。シート20は、例えば、ベンチシートから構成されており、例えば、一列に4人の体験者が搭乗できるようになっており、3列で合計12人の体験者が搭乗できるようになっている。
このシミュレーションシステム1では、ステレオ音響回路が4系統とモノラル音響1系統(SP9,10、セリフ用)設けられており、各系統のスピーカSP1〜SP10が各部にそれぞれ配置されている。まず、シミュレーションの効果音響を与える2系統のステレオ音響回路のスピーカSP1〜SP4については次のように配置されている。1系統のスピーカSP1,SP2は、スピーカSP1がスクリーン8の裏側天井に、スピーカSP2が壁5側天井に配置されている。また、1系統のスピーカSP3,SP4は、スピーカSP3がスクリーン8の前の図示左側床面に、スピーカSP4がスクリーン8の前の図示右側床面に、それぞれ配置されている。
また、1系統のステレオ音響回路のスピーカSP5,6は、スピーカSP5が図9に示すように第1ステージ3の乗降床14の下前に、スピーカSP6が図9に示すように第1ステージ3の乗降床14の下後に、それぞれ配置されている。
さらに、1系統のステレオ音響回路のスピーカSP7,8は、スピーカSP7が図9に示すように第2ステージ4の左端天井に、スピーカSP8が図9に示すように第1ステージ3の乗降床14の左端下に、それぞれ配置されている。
また、1系統のステレオ音響回路のスピーカSP9,10は、体験者の座席の前にそれぞれ設けられている。コンピュータ装置13によって制御されるのは、スピーカSP1〜SP4と、セリフ用のSP9,10である。
図10はシミュレータシステムのシステム構成図を示す。
コンピュータ装置13は、コンピュータシステムから構成されており、シミュレーションの進行を統括的に処理し、各種機器をシミュレーションの進行に合わせて制御する。このコンピュータ装置13は、図示しないが各種の処理や制御をプログラムに従って処理をする中央処理装置(CPU)を備え、かつ、このCPUの制御下に動作する音源制御ボード、デジタル/アナログ(DA)変換器を備えている。また、コンピュータ装置13には、同期信号入力ポート31、シリアルポート32、音響出力ポート33、アナログ出力ポート34、入出力ポート35、その他ポート36、37が設けられている。
同期信号入力ポート31、シリアルポート32及び音響出力ポート33には、オーディオビジュアル機器14が接続されている。アナログ出力ポート34及び入出力ポート35の一部には、油圧ユニット15が接続されている。また、入出力ポート35には、操作パネル19、照明7、送風機16がそれぞれ接続されている。その他ポート36にはキーボード39が、その他ポート37にはモニタ40が接続されている。
オーディオビジュアル機器14は、同期信号発生回路40、ビデオプレーヤ41a〜41c、スキャンコンバータ42a〜42cと、オーディオプレーヤ43と、パワーアンプ44とから構成されている。
同期信号発生回路40は、垂直同期(V SYNC )信号と、複合同期(COMPSIT SYNC)信号を出力する。
同期信号発生回路40は、コンピュータ装置13の同期信号入力ポート31に接続されており、垂直同期信号を同期信号入力ポート31に供給する。また、同期信号発生回路40はビデオプレーヤ41a〜41cの同期入力端子に接続されており、各ビデオプレーヤ41a〜41cに複合同期信号を供給する。
ビデオプレーヤ41a〜41cは、コンピュータ装置13のシリアルポート32に接続されており、コンピュータ装置13からの制御信号と同期信号発生回路40からの複合同期信号とを基に各ビデオプレーヤ41a〜41cで再生する画像の同期が取れるようになっている。
ビデオプレーヤ41a〜41cはスキャンコンバータ42a〜42cに接続されており、再生した画像信号をスキャンコンバータ42a〜42cに供給する。スキャンコンバータ42a〜42cは、ビデオプレーヤ41a〜41cからの画像信号をビデオプロジェクタ9a,9b,9cが駆動できる画像信号に変換する。スキャンコンバータ42a〜42cで変換した画像信号はビデオプロジェクタ9a,9b,9cに供給される。なお、スキャンコンバータ42a〜42cは、走査線を目立たなくする作用(走査線によるちらつきを低減する)を持っている。
また、オーディオビジュアル機器14のオーディオプレーヤ43はコンピュータ装置13の音響出力ポート33に接続されており、音響出力ポート33からの音響再生制御信号により音響信号を再生する。
オーディオプレーヤ43で再生された音響信号は、パワーアンプ44に供給される。パワーアンプ44は、オーディオプレーヤ43からの音響信号を電力増幅してスピーカSPに供給する。なお、オーディオプレーヤ43、パワーアンプ44は、ステレオ再生回路が各々3系統、設けられている。
油圧ユニット15は、7チャンネルサーボアンプ51、6軸油圧アクチュエータ52、走行装置油圧アクチュエータ53と、モーションベース制御盤54とから構成されている。
サーボアンプ51は、コンピュータ装置13のアナログ出力ポート34に接続されており、6軸油圧アクチュエータ52、油圧モータ53をコンピュータ装置13からの指示に基づいて駆動制御する。
ファイル装置70には、シミュレータ制御情報生成システム100で生成されたモーションデータが記憶されている。
図11は6軸駆動機構の模式図を示す。
6軸駆動機構は、ベース61に前出の6軸油圧アクチュエータ51a〜51fを介して搭乗部2が搭載される揺動部62が接続された揺動可能に取り付けられた構成とされている。
6軸油圧アクチュエータ51a〜51fは、シミュレータ制御情報生成システム100により生成されたモーションデータを構成するアクチュエータ長データによって指定されたアクチュエータ長となるように駆動されて、姿勢データに応じたロール、ピッチ、ヨー、スゥエイ(左右)、ヒーブ(上下)サージ(前後)となるように揺動部62が3次元的に変位する。
また、モーショベース制御盤54は、コンピュータ装置13の入出力ポート35に接続されており、コンピュータ装置13にサーボユニットの状態情報、すなわち、搭乗部2の状態情報を与える。コンピュータ装置13は、このモーションベース制御盤54から状態情報を得て、サーボアンプ51に制御命令を与えることで、6軸油圧アクチュエータ52,走行装置油圧アクチュエータ53を制御している。
また、油圧ユニット15は、緊急停止装置30から電力が供給されている。緊急停止装置30は、エリアセンサからの検出信号、あるいは、操作パネル19の緊急停止スイッチの操作により緊急停止信号が入力されると、電源から油圧ユニット15への電力の供給を停止するようになっている。油圧ユニット15は、電力の供給がなくなると6軸油圧アクチュエータ52、走行装置油圧アクチュエータ53への作動油の供給ができなくなり、これにより搭乗部2が緊急停止する。
次にコンピュータ装置13の動作を説明する。
図12はコンピュータ装置13の処理フローチャートを示す。
まず、第1ステージ3の停止位置に停止した搭乗部2に体験者が乗り込む。このときには、照明7は点灯した状態になっている。搭乗部2に体験者が乗り込んでスタートできる状態になると、例えば、インストラクタ(アテンダ)等が操作パネル19のスタートボタンを押下する。
コンピュータ装置13は、ステップS3−1において操作パネル19のスタートボタンが押下されると、ステップS3−2においてスタート処理として、照明7を消灯し、走行装置油圧アクチュエータ52を制御して、搭乗部2を第2ステージ4に移動させる。
次にコンピュータ装置13は、ステップS3−3においてビデオプレーヤ41a〜41c、及び、オーディオプレーヤ43、並びに、送風機16を起動し、シミュレーションを開始する。これにより、スクリーン8にはシミュレーション画面(体感映像)が表示されており、当該画面に応じた音響と風等の体感媒体が体験者に与えられることになる。
また、コンピュータ装置13は、ステップS3−4においてファイル装置70からモーションデータを読み出し、ステップS3−5において読み出したモーションデータにより6軸油圧アクチュエータ52を駆動して、搭乗部2の姿勢を制御する。このとき、シミュレータ制御情報生成システム100で姿勢データに付加された音響振動データによって搭乗部2が音響に同期して振動する。
これによって搭乗部2に搭乗した体験者により一層リアルな仮想体験を与えることが可能となる。
コンピュータ装置13は、ステップS3−6においてシミュレーションが終了すると、ステップS3−5で、搭乗部2を第1ステージ3に動作させ、照明7を点灯する。
そして、搭乗部2に搭乗していた体験者は、搭乗部2から降りて、階段18bを通って第1ステージ3から退場する。
以上により、オーディオプレーヤ43で再生される音響に同期して、搭乗部2が振動する。このとき、搭乗部2の振動は、オーディオプレーヤ43で再生される音響データそのものから生成されるため、より臨場感のある振動が得られる。
なお、本実施例では、6軸アクチュエータとして油圧アクチュエータを用いた例について説明したが、これに限定されるものではなく、6軸アクチュエータとしてサーボモータなどの電気モータを用いて電気的に駆動するようにしてもよい。
また、本実施例では、シミュレータ制御情報生成システム100とシミュレータシステムとを別にした構成について説明したが、これらを一体化してシステム化してもよい。
また、本実施例のシミュレータ制御情報生成システム100では、入力装置としてキーボード113、及び、マウス114を用いたが、これに代わり、図11で示すような構成の6軸モーションプラットホーム構造の模型(簡易模型)の6本の足にポテンショメータなどのセンサを取り付け、各部の動きを検出し、センサの出力信号を、インタフェースを介してシミュレータ制御情報生成システム100に入力することによって、モーションデータを作成するようにしてもよい。
この場合、図11に示すような6軸モーションプラットホーム構造の簡易模型を手に持ち、簡模型を動かしたい姿勢とする。これによって、センサが6本の足の長さを検出し、シミュレータ制御情報生成システム100に取り込むことにより、姿勢が決定される。
このような6軸モーションプラットホーム構造の簡易模型を用いて入力を行うことによって、動き全体を視覚的に確認しながらモーションデータを作成できるため、直感的に動きを把握でき、入力が容易となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形例が考えられることは言うまでもない。
なお、本実施例は以下の発明を含む。
(付記1)擬似体験者が搭乗する搭乗部と、該搭乗部を駆動する駆動手段とを有するシミュレータを制御する制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成方法であって、
前記制御情報を生成する制御情報生成手順と、
音響情報に応じた振動情報を生成する振動情報生成手順と、
前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を前記制御情報生成手順で生成された前記制御情報に付加する振動情報付加手順とを有することを特徴とするシミュレータ制御情報生成方法。
(付記2)前記音響情報生成手順は、前記音響情報の低域成分を抽出する低域成分抽出手順と、
前記低域成分抽出手順で抽出された低域成分の振幅を調整する振幅調整手順とを有することを特徴とする付記1記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記3)前記制御情報生成手順は、前記搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、
前記入力手順で入力された前記搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手順と、
前記姿勢情報生成手順で生成された前記姿勢情報を、前記駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手順とを有し、
前記振動情報付加手順は、前記姿勢情報生成手順で生成された姿勢情報に前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を付加することを特徴とする付記1又は2記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記4)前記制御情報生成手順は、前記搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、
前記入力手順で入力された前記搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手順と、
前記姿勢情報生成手順で生成された前記姿勢情報を、前記駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手順とを有し、
前記振動情報付加手順は、前記変換手順で変換された前記駆動情報に前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を付加することを特徴とする付記1又は2記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記5)前記振動情報が付加された前記制御情報が前記駆動手段の駆動範囲を超えるときにエラー通知を行うエラー通知手順を有することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記6)前記入力手順は、前記姿勢情報として前記搭乗部のピッチ、ヨー、ロール、ヒーブ、サージ、スウェイの情報を入力することを特徴とする付記3又は4記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記7)前記駆動手段は、複数軸アクチュエータであり、
前記変換手順は、前記姿勢情報に基づいて逆運動学により前記駆動情報として前記複数軸アクチュエータのそれぞれのアクチュエータ長情報を生成することを特徴とする付記3又は4記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記8)疑似体験者が搭乗する搭乗部と、前記擬似体験者に対し映像を表示する表示部と、前記表示部に表示される映像に対応する音響を出力する音響出力部と、前記搭乗部と該映像の変化に対応して駆動する駆動部とを有するシミュレータの前記駆動部を駆動するための制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成方法であって、
前記音響のうち、前記搭乗部に対して伝えられる振動の発生に関連する振動関連音響から低域成分を抽出し、平均化し、前記搭乗部を駆動する駆動部の駆動信号に加えることを特徴とするシミュレータ制御情報生成方法。
(付記9)擬似体験者が搭乗する搭乗部と、該搭乗部を駆動する駆動手段とを有するシミュレータを制御する制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成システムであって、
前記制御情報を生成する制御情報生成手段と、
音響情報に応じた振動情報を生成する振動情報生成手段と、
前記振動情報生成手段で生成された前記振動情報を前記制御情報生成手段で生成された前記制御情報に付加する振動情報付加手段とを有することを特徴とするシミュレータ制御情報生成システム。
(付記10)前記音響情報生成手段は、前記音響情報の低域成分を抽出する低域成分抽出手段と、
前記低域成分抽出手段で抽出された低域成分の振幅を調整する振幅調整手段とを有することを特徴とする付記9記載のシミュレータ制御情報生成システム。
(付記11)前記制御情報生成手段は、前記搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、
前記入力手順で入力された前記搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手段と、
前記姿勢情報生成手段で生成された前記姿勢情報を、前記駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手段とを有し、
前記振動情報付加手段は、前記姿勢情報生成手段で生成された姿勢情報に前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を付加することを特徴とする付記9又は10記載のシミュレータ制御情報生成システム。
(付記12)前記制御情報生成手段は、前記搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手段と、
前記姿勢情報生成手段で生成された前記姿勢情報を、前記駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手段とを有し、
前記振動情報付加手段は、前記変換手段で変換された前記駆動情報に前記振動情報生成手段で生成された前記振動情報を付加することを特徴とする付記9又は10記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記13)前記振動情報が付加された前記制御情報が前記駆動手段の駆動範囲を超えるときにエラー通知を行うエラー通知手順を有することを特徴とする付記9乃至12のいずれか一項記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記14)前記姿勢情報生成手段は、前記姿勢情報として前記搭乗部のピッチ、ヨー、ロール、ヒーブ、サージ、スウェイの情報が入力されることを特徴とする付記11又は12記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記15)前記駆動手段は、複数軸アクチュエータであり、
前記変換手段は、前記姿勢情報に基づいて逆運動学により前記駆動情報として前記複数軸アクチュエータのそれぞれのアクチュエータ長情報を生成することを特徴とする付記11又は12記載のシミュレータ制御情報生成システム。
(付記16)疑似体験者が搭乗する搭乗部と、前記擬似体験者に対し映像を表示する表示部と、前記表示部に表示される映像に対応する音響を出力する音響出力部と、前記搭乗部と該映像の変化に対応して駆動する駆動部とを有するシミュレータの前記駆動部を駆動するための制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成システムであって、
前記音響のうち、前記搭乗部に対して伝えられる振動の発生に関連する振動関連音響から低域成分の信号を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された信号を平均化する平均化手段と、
前記平均化手段で平均化された信号を前記搭乗部を駆動する駆動部の駆動信号に加える加算手段とを有することを特徴とするシミュレータ制御情報生成システム。
(付記17)コンピュータに、
擬似体験者が搭乗する搭乗部を駆動する駆動手段を制御する制御情報を生成する制御情報生成手順と、
音響情報に応じた振動情報を生成する振動情報生成手順と、
前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を前記制御情報生成手順で生成された前記制御情報に付加する振動情報付加手順とを実行させることを特徴とするコンピュータに読み取り可能なシミュレータ制御情報生成プログラム。
(付記18)前記音響情報生成手順は、前記音響情報の低域成分を抽出する低域成分抽出手順と、
前記低域成分抽出手順で抽出された低域成分の振幅を調整する振幅調整手順とを有することを特徴とする付記17に記載のシミュレータ制御情報生成プログラム。
(付記19)前記制御情報生成手順は、前記搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、
前記入力手順で入力された前記搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手順と、
前記姿勢情報生成手順で生成された前記姿勢情報を、前記駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手順とを有し、
前記振動情報付加手順は、前記姿勢情報生成手順で生成された姿勢情報に前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を付加することを特徴とする付記17又は18記載のシミュレータ制御情報生成プログラム。
(付記20)前記制御情報生成手順は、前記搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、
前記入力手順で入力された前記搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手順と、
前記姿勢情報生成手順で生成された前記姿勢情報を、前記駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手順とを有し、
前記振動情報付加手順は、前記変換手順で変換された前記駆動情報に前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を付加することを特徴とする付記17又は18記載のシミュレータ制御情報生成プログラム。
(付記21)前記振動情報が付加された前記制御情報が前記駆動手段の駆動範囲を超えるときにエラー通知を行うエラー通知手順を有することを特徴とする付記17乃至20のいずれか一項記載のシミュレータ制御情報生成プログラム。
(付記22)前記入力手順は、前記姿勢情報として前記搭乗部のピッチ、ヨー、ロール、ヒーブ、サージ、スウェイの情報が入力されることを特徴とする付記19又は20記載のシミュレータ制御情報生成プログラム。
(付記23)前記駆動手段は、複数軸アクチュエータであり、
前記変換手順は、前記姿勢情報に基づいて逆運動学により前記駆動情報として前記複数軸アクチュエータのそれぞれのアクチュエータ長情報を生成することを特徴とする付記19又は20記載のシミュレータ制御情報生成方法。
(付記24)コンピュータに、
疑似体験者が搭乗する搭乗部と、前記擬似体験者に対し映像を表示する表示部と、前記表示部に表示される映像に対応する音響を出力する音響出力部と、前記搭乗部と該映像の変化に対応して駆動する駆動部とを有するシミュレータの前記駆動部を駆動するための制御情報を生成させるとき、前記音響のうち、前記搭乗部に対して伝えられる振動の発生に関連する振動関連音響から低域成分の信号を抽出する抽出手順と、
前記抽出手段で抽出された信号を平均化する平均化手順と、
前記平均化手段で平均化された信号を前記搭乗部を駆動する駆動部の駆動信号に加える加算手順とを実行させることを特徴とするコンピュータに読み取り可能なシミュレータ制御情報生成プログラム。
本発明の一実施例のシステム構成図である。 シミュレータ制御情報生成プログラムの処理フローチャートである。 姿勢データ生成処理の処理フローチャートである。 音響波形とそれから作成される音響振動波形の波形図である。 音響振動波形の周波数特性図である。 姿勢データを6軸のアクチュエータ長さに変換したときの一例の波形図である。 シミュレータシステムの斜視図である。 シミュレータシステムの平面図である。 音響システムの配置図である。 シミュレータシステムのシステム構成図である。 6軸駆動機構の模式図である。 コンピュータ装置13の処理フローチャートである。
符号の説明
100 シミュレータ制御情報生成システム、111 処理装置、112 ファイル装置
113 キーボード、114 マウス、115 インタフェース回路、116 表示装置
117 表示制御回路、118 可換式ディスク記憶装置、119 通信回路、
120 バス

Claims (13)

  1. 擬似体験者が搭乗する搭乗部と、該搭乗部を駆動する駆動手段とを有するシミュレータを制御する制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成方法であって、
    前記制御情報を生成する制御情報生成手順と、
    音響情報に応じた振動情報を生成する振動情報生成手順と、
    前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を前記制御情報生成手順で生成された前記制御情報に付加する振動情報付加手順とを有することを特徴とするシミュレータ制御情報生成方法。
  2. 前記音響情報生成手順は、前記音響情報の低域成分を抽出する低域成分抽出手順と、
    前記低域成分抽出手順で抽出された低域成分の振幅を調整する振幅調整手順とを有することを特徴とする請求項1記載のシミュレータ制御情報生成方法。
  3. 前記制御情報生成手順は、前記搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、
    前記入力手順で入力された前記搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手順と、
    前記姿勢情報生成手順で生成された前記姿勢情報を、前記駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手順とを有し、
    前記振動情報付加手順は、前記姿勢情報生成手順で生成された姿勢情報に前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を付加することを特徴とする請求項1又は2記載のシミュレータ制御情報生成方法。
  4. 前記制御情報生成手順は、前記搭乗部の姿勢を入力する入力手順と、
    前記入力手順で入力された前記搭乗部の姿勢に応じた姿勢情報を生成する姿勢情報生成手順と、
    前記姿勢情報生成手順で生成された前記姿勢情報を、前記駆動手段を駆動する駆動情報に変換する変換手順とを有し、
    前記振動情報付加手順は、前記変換手順で変換された前記駆動情報に前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を付加することを特徴とする請求項1又は2記載のシミュレータ制御情報生成方法。
  5. 前記振動情報が付加された前記制御情報が前記駆動手段の駆動範囲を超えるときにエラー通知を行うエラー通知手順を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載のシミュレータ制御情報生成方法。
  6. 前記駆動手段は、複数軸アクチュエータであり、
    前記変換手順は、前記姿勢情報に基づいて逆運動学により前記駆動情報として前記複数軸アクチュエータのそれぞれのアクチュエータ長情報を生成することを特徴とする請求項3又は4記載のシミュレータ制御情報生成方法。
  7. 疑似体験者が搭乗する搭乗部と、前記擬似体験者に対し映像を表示する表示部と、前記表示部に表示される映像に対応する音響を出力する音響出力部と、前記搭乗部と該映像の変化に対応して駆動する駆動部とを有するシミュレータの前記駆動部を駆動するための制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成方法であって、
    前記音響のうち、前記搭乗部に対して伝えられる振動の発生に関連する振動関連音響から低域成分を抽出し、平均化し、前記搭乗部を駆動する駆動部の駆動信号に加えることを特徴とするシミュレータ制御情報生成方法。
  8. 擬似体験者が搭乗する搭乗部と、該搭乗部を駆動する駆動手段とを有するシミュレータを制御する制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成システムであって、
    前記制御情報を生成する制御情報生成手段と、
    音響情報に応じた振動情報を生成する振動情報生成手段と、
    前記振動情報生成手段で生成された前記振動情報を前記制御情報生成手段で生成された前記制御情報に付加する振動情報付加手段とを有することを特徴とするシミュレータ制御情報生成システム。
  9. 前記音響情報生成手段は、前記音響情報の低域成分を抽出する低域成分抽出手段と、
    前記低域成分抽出手段で抽出された低域成分の振幅を調整する振幅調整手段とを有することを特徴とする請求項8記載のシミュレータ制御情報生成システム。
  10. 疑似体験者が搭乗する搭乗部と、前記擬似体験者に対し映像を表示する表示部と、前記表示部に表示される映像に対応する音響を出力する音響出力部と、前記搭乗部と該映像の変化に対応して駆動する駆動部とを有するシミュレータの前記駆動部を駆動するための制御情報を生成するシミュレータ制御情報生成システムであって、
    前記音響のうち、前記搭乗部に対して伝えられる振動の発生に関連する振動関連音響から低域成分の信号を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された信号を平均化する平均化手段と、
    前記平均化手段で平均化された信号を前記搭乗部を駆動する駆動部の駆動信号に加える加算手段とを有することを特徴とするシミュレータ制御情報生成システム。
  11. コンピュータに、
    擬似体験者が搭乗する搭乗部を駆動する駆動手段を制御する制御情報を生成する制御情報生成手順と、
    音響情報に応じた振動情報を生成する振動情報生成手順と、
    前記振動情報生成手順で生成された前記振動情報を前記制御情報生成手順で生成された前記制御情報に付加する振動情報付加手順とを実行させることを特徴とするコンピュータに読み取り可能なシミュレータ制御情報生成プログラム。
  12. 前記音響情報生成手順は、前記音響情報の低域成分を抽出する低域成分抽出手順と、
    前記低域成分抽出手順で抽出された低域成分の振幅を調整する振幅調整手順とを有することを特徴とする請求項11記載のシミュレータ制御情報生成プログラム。
  13. コンピュータに、
    疑似体験者が搭乗する搭乗部と、前記擬似体験者に対し映像を表示する表示部と、前記表示部に表示される映像に対応する音響を出力する音響出力部と、前記搭乗部と該映像の変化に対応して駆動する駆動部とを有するシミュレータの前記駆動部を駆動するための制御情報を生成させるとき、前記音響のうち、前記搭乗部に対して伝えられる振動の発生に関連する振動関連音響から低域成分の信号を抽出する抽出手順と、
    前記抽出手段で抽出された信号を平均化する平均化手順と、
    前記平均化手段で平均化された信号を前記搭乗部を駆動する駆動部の駆動信号に加える加算手順とを実行させることを特徴とするコンピュータに読み取り可能なシミュレータ制御情報生成プログラム。
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