JP2008145643A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来は表示装置のコントラスト比を改善するため、エリアを細かく分割して分割領域を増やせば増やすほど、LED駆動回路を増やさなければならず、回路構成が複雑になりコストがかかる。
【解決手段】液晶パネル1とバックライト3との間に、高分子分散型液晶板2を挟み込む構造とし、高分子分散型液晶板2の全領域を複数個のエリアに分割し、各分割エリアに離間対向する液晶パネル1の複数個の表示画素の階調レベルの分布に応じて、その分割エリアの光透過率を制御する。高分子分散型液晶板2は、偏光板や配向板を用いることなく、少ない電力でより光利用効率の良い、光シャッターを実現することができる。このため、簡単な回路構成で表示画面のコントラスト比を高めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は液晶表示装置に係り、特にカラーテレビ、パソコンモニタ等に用いられる、表示画面のコントラスト比を高めた液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、薄型のディスプレイとして急速に普及が進んでいる。現在の液晶表示装置の多くは、液晶パネル面に照射する光源(バックライト)の光を、液晶パネルにおいて遮断させたり、透過させたりすることによって表示を行う。液晶パネルに映像を表示させるときは、映像信号に応じて、個々の画素毎に液晶の印加電圧を変化させる。すると、加えた電圧に応じて液晶分子の向き(配向)が変化する。この配向変化を利用して、光の透過率を画素毎に変化させて、液晶パネルに映像を表示させる。
バックライトの光源には、主として冷陰極管(cold-cathode fluorescent lamp;CCFL)が用いられている。通常のCCFL光源は、点灯/消灯を頻繁に繰り返すと寿命が短くなってしまうため、液晶パネルの表示画像が明るい画面であろうと、暗い画面であろうと、表示内容に関わりなく一定量の光を放出するように、持続的に点灯させて用いる。
明表示の輝度を暗表示の輝度で割った値を、コントラスト(またはコントラスト比)といい、表示品位の一つの指標として用いられる。特に暗室で測定を行ったコントラストは、暗所コントラストという。この暗所コントラストに関しては、液晶表示装置は、完全な黒を表示することが難しく限界がある。これは、バックライトの光を液晶パネルが遮蔽しきれないためである。
主な原因として挙げられるのは、偏光フィルタの偏光度が完全に100%ではないことと、液晶層やカラーフィルタ等により偏光が若干解消されるため、視野角によっては表示光が漏れてきてそれが見えるためである。このため、液晶表示装置で映画などの暗い画面を映すと、光漏れによる「黒浮き」が起きてしまい、「引き締まった黒」の表現が難しくなり、暗いシーンでは黒の階調表現が低下してしまう課題がある。
図6は、従来の液晶表示装置のパネル発光輝度の一例を示す図である。横軸は、階調レベルであり、図には「5」、「55」、「105」、「155」、「205」、「255」を示している。縦軸は、発光輝度レベルである。バックライトはこれまで述べたように、階調レベルが低い「5」の場合であっても、階調レベルが高い「255」の場合であっても、一定量の光を放出して、発光輝度を持続させている。破線Iは、液晶表示装置に本来発光させたい輝度である。横軸の階調レベル「5」〜「255」に比例して、しかも縦軸の発光輝度レベルが最大限の範囲で変化している。一方、灰色の棒グラフIIは、液晶表示装置が実際に発光する輝度である。この縦軸の発光輝度レベルは横軸の階調レベル「5」〜「255」に比例こそするが、階調レベルが低い「5」の場合で、最小レベルまで沈みきっていない。これは、階調レベルが低くなるほど、図6に矢印で示すように遮光量が大きくなり、光漏れによる「黒浮き」が起きてしまっているからである。
この課題に対して、映像信号に合わせてバックライトを制御してダイナミックに明るさを変更することにより、コントラストを増大させると同時に、消費電力を低減させる、様々な解決方法が提案されている。
例えば、少なくとも二つの分割領域を有する液晶表示パネルと、前記液晶パネルの分割領域別で光を照射する、少なくとも一つの発光ダイオードを含めた光発生部と、前記液晶表示パネルの分割領域各々のピーク階調値によって、前記発光ダイオードによって発生される光の輝度を制御する駆動部とを備えることにより、局部的な輝度制御及び色特性制御ができる液晶表示装置の駆動装置及びその方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また別の方法として、複数の走査電極と、バックライトとを有する受動型の液晶表示装置に於いて、前記走査電極の内所望の少なくとも1つの走査電極を選択し、該走査電極が走査されるタイミングに同期した同期信号を作成する同期信号作成手段と、複数フレームにわたって前記バックライトを常時点灯させる手段と、複数フレームにわたって前記バックライトを前記同期信号に同期して点灯あるいは消灯させる手段とを備えることにより、強調部分の液晶の光学的コントラスト比を通常表示の時よりもより向上させて、所望の領域を強調表示する液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに別の方法として、液晶パネルに照射する照明光を発する光源となるLED(発光ダイオード)を、液晶パネルの複数の分割領域に対して少なくとも1つずつ配置すると共に、LED制御回路は、映像信号に応じて、少なくとも照明光が必要とされる画素領域にのみ照明光が照射されるよう、バックライトパネルにおけるLEDを分割領域単位で駆動制御し、照明する必要のない画素領域に対しては基本的に照明光を照射せず、照明に必要とされる消費電力を低減させる手段とを備えることにより、照明に必要とされる消費電力を低減させる映像表示装置及び映像表示装置における照明制御方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−338857号公報 特開2004−309937号公報 特開2001−142409号公報
しかるに、特許文献1記載の従来の液晶表示装置は、局部的に輝度が制御できるだけでなく、局部的な色温度・色座標を制御することができるが、表示装置のコントラスト比を改善するため、エリアを細かく分割して分割領域を増やせば増やすほど、LED駆動回路を増やさなければならず、回路構成が複雑になりコストがかかってしまう。
また、特許文献2記載の従来の液晶表示装置は、バックライトの点灯あるいは消灯を制御することによって、通常表示の時よりも高いコントラスト比で所望の領域を強調表示することができるが、この液晶表示装置は、走査電極の内所望の少なくとも1つの走査電極を選択し、該走査電極が走査されるタイミングに同期した同期信号を作成する同期信号作成手段と、複数フレームにわたって前記バックライトを常時点灯させる手段と、複数フレームにわたって前記バックライトを前記同期信号に同期して点灯あるいは消灯させる手段とを有することが必要である。
更に、特許文献3記載の従来の液晶表示装置は、発光手段を分割領域単位で駆動制御するので、照明する必要のない画素領域に対しては照明光を照射せず、照明に必要とされる消費電力を低減することができるが、特許文献1と同様に、表示装置の画質を改善するため、エリアを細かく分割して分割領域を増やせば増やすほど、LED駆動回路を増やさなければならず、回路構成が複雑になりコストがかかってしまう。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、簡単な回路構成で表示画面のコントラスト比を高めることを可能にした、高品位な液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は規則的に配列されたN個(Nは3以上の自然数)の表示画素により入力映像信号を表示する液晶パネルと、液晶パネルを背面から照明するバックライトとを備えた液晶表示装置において、表面の全領域がM個(MはNより小なる2以上の自然数)に分割された分割エリアを有する、バックライトから液晶パネルに到る照明光の光路中に設置された高分子分散型液晶パネルと、高分子分散型液晶パネルの分割エリア毎に、その分割エリアに離間対向する液晶パネルの分割エリア内のL個(LはNより小なる1以上の自然数)の表示画素で表示される入力映像信号の階調レベルの分布に応じて、分割エリアの光透過率を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
この発明では、液晶パネルとバックライトとの間に、高分子分散型液晶パネルを挟み込む構造とし、高分子分散型液晶パネルの表面の全領域をM個のエリアに分割し、各分割エリアに離間対向する液晶パネルの分割エリア内のL個の表示画素の階調レベルの分布に応じてその分割エリアの光透過率を制御する。
また、上記の目的を達成するため、上記の高分子分散型液晶パネルのM個の分割エリアのそれぞれは、マトリクス状に配線された複数本の電極のうち、縦方向電極及び横方向電極の交点でそれぞれ1本ずつ結線されており、上記の制御手段は、複数本の縦方向電極及び複数本の横方向電極の一方の複数本の電極に入力映像信号に同期して選択信号を時分割的に、かつ、巡回的に供給すると共に、他方の複数本の電極にL個の表示画素で表示される入力映像信号の階調レベルの分布に応じた光透過率制御信号を同時に供給することにより、M個の分割エリアの各光透過率を時分割駆動で制御する手段であることを特徴とする。
本発明によれば、偏光板や配向板を用いることなく、少ない電力でより光利用効率の良い、光シャッターを実現することができる高分子分散型液晶パネルの表面の全領域をM個のエリアに分割し、各分割エリアに離間対向する液晶パネルの分割エリア内のL個の表示画素の階調レベルの分布に応じてその分割エリアの光透過率を制御した照明光を液晶パネルに照射するようにしたため、簡単な回路構成で表示画面のコントラスト比を高めることができ、高品位な液晶表示装置を実現することができる。
また、本発明によれば、高分子分散型液晶パネルの各分割エリアは、時分割駆動されて光透過率が制御されるため、構造が簡単であり、製作コストを抑えて安価に構成することができる。
次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる液晶表示装置の一実施の形態の動作説明図を示す。従来の液晶表示装置は、液晶パネル1と、液晶パネル1の下部に設けられたバックライト3とからなり、バックライト3から液晶パネル1に入射された光量を制御して画像表示を行う仕組みである。本実施の形態ではこれに加えて、図1に示すように、液晶パネル1とバックライト3との間に、高分子分散型液晶板2を挟み込む構造として、光透過率を2段階で制御する構成である。また、高分子分散型液晶板2は、その全領域が縦方向及び横方向の2次元的に複数のエリアに分割されている(図1では図示の便宜上、縦方向に3つ、横方向に3つの計9つのエリアに分割されている。)。
図1に示された白い矢印は、矢印方向が光の進行方向を、矢印の長さが光量を示している。バックライト3から出た白い矢印は全て同じ長さ、すなわちすべて同一光量である。高分子分散型液晶板2では、光透過率を分割エリア毎に変えているため、白い矢印の長さはそれぞれ異なっている。図1では高分子分散型液晶板2の光透過率が高い分割エリアを白色で示し、光透過率が低くなるにつれて分割エリアを濃い色で示している。図1の例では、高分子分散型液晶板2の分割エリアの光透過率は3種類としている。
この高分子分散型液晶板2は、高分子材料中に液晶粒子を均一に分散させて作成した材料で構成されており、光散乱と透明の二つの状態を利用するので偏光板を必要としない平板部材である。この高分子分散型液晶板2は、電場をかけない場合には、分散した液晶の配向ベクトルが異なった方向を向いているため、界面で光が散乱することで不透明な白色状態を作り出す。一方、高分子分散型液晶板2に電場を加えると、液晶の配向ベクトルが一致して光に対する高分子材料と液晶の屈折率がほぼ等しくなり、光が非散乱状態となり光を透過させる透明状態になる。
従来の液晶パネルでは、偏光板と配向板という仕組みを用いるために、構造上、入射する光の量が減少するという問題点があったが、本実施の形態では高分子分散型液晶板2は、偏光板や配向板を用いていないために、少ない電力でより光利用効率の良い、光シャッターを実現することができる。
図2は本発明になる液晶表示装置の一実施の形態の回路構成を示すブロック図である。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図2において、図1に示したように液晶パネル1の背面には高分子分散型液晶板2が配置され高分子分散型液晶板2の背面にはバックライト3が配置される。バックライトはバックライト駆動回路20で駆動する。
液晶パネル1の水平方向の画素を駆動するために、ソースドライバ14が備えられる。ソースドライバ14からは、画像表示データを示した信号S1、S2、S3、・・・が液晶パネル1へ送られる。また、液晶パネル1の垂直方向の画素を駆動するために、ゲートドライバ15が備えられる。ゲートドライバ15からは、ライン走査位置を示した信号G1、G2、G3、・・・が液晶パネル1へ送られる。液晶パネル制御回路16は、ソースドライバ14とゲートドライバ15の制御を行う。
映像信号処理回路11は、ビデオ入力からの映像信号をパネル表示用のデータに変換するための信号処理を行うための回路である。映像信号処理回路11から出力された信号は、メモリ12に送られる。メモリ12は、画像1フレーム分を順次保存する。メモリ12から読み出されたデータは、液晶パネル制御回路16を介して、ソースドライバ14へ送られると共に、制御信号発生回路13にも送られる。制御信号発生回路13は、液晶パネル制御回路16、高分子分散型液晶板制御回路19、バックライト駆動回路20の制御を行う。
また、メモリ12から送られた画像1フレーム分のデータを基に、高分子分散型液晶板2の分割エリア毎の光透過率を制御信号発生回路13で決めて、高分子分散型液晶板制御回路19を介して、カラムドライバ17へ信号を送っている。
高分子分散型液晶板2の水平方向の分割エリア(分割領域)を駆動するために、カラムドライバ17が備えられる。カラムドライバ17からは、光透過率を示した信号C1、C2、C3、C4、C5が高分子分散型液晶板2へ送られる。高分子分散型液晶板2の垂直方向の分割エリアを駆動するために、ロウドライバ18が備えられる。ロウドライバ18からは、ライン走査位置を示した信号R1、R2、R3が高分子分散型液晶板2へ送られる。高分子分散型液晶板制御回路19は、カラムドライバ17とロウドライバ18の制御を行う。
ここで、高分子分散型液晶板2は図2の例では、その全領域が3行5列のマトリクス状に配列された全部で15個のエリアに分割されており、それら15個の分割エリアの各々はカラムドライバ17からの5本の縦方向電極とロウドライバ18からの3本の横方向電極との交点でそれぞれ別々に結線されている。また、ロウドライバ18からR1、R2、R3、R1、・・・の順で、時分割的に、かつ、巡回的に順番に信号が3本の横方向電極に出力されると共に、1本の横方向電極に信号R1、R2又はR3が入力されている状態では、その行に対応した分割エリアの光透過率を制御するための信号C1、C2、C3、C4、C5がカラムドライバ17から5本の縦方向電極に同時に印加される。このようにして、上記の15個の分割エリアは各行の5個の分割エリアずつその光透過率が時分割的に、かつ、巡回的に1フレーム周期で互いに独立に、液晶パネル1で表示される映像信号に同期してパッシブマトリクス駆動方式で制御される。
ここで、高分子分散型液晶板2の15個の分割エリアの各々は、液晶パネル1の複数個の表示画素からなる画素群に対応した位置に設けられており、対応して設けられた複数個の表示画素により表示される階調レベル分布に対応した光透過率になるように、信号C1、C2、C3、C4、C5により互いに独立して制御される。
すなわち、制御信号発生回路13はメモリ12からの画像1フレーム分のデータに基づき、高分子分散型液晶板2の各分割エリア毎に、その分割エリアに離間対向して設けられている液晶パネル1の分割エリア内の複数個の表示画素すべての階調レベルをヒストグラムにとり(階調レベル毎にその階調レベルの画素数の分布をとり)、その分割エリア内の表示画素の階調レベルのヒストグラムから階調レベルの分布を調べ、各階調レベル毎の画素数をランク分けして所定の基準値と比較するなどの所定のアルゴリズムに従いその分布が全体的に暗いという判定結果を得たときは光透過率を下げ、全体的に明るいという判定結果を得たときは光透過率を上げるような信号を生成して高分子分散型液晶板制御回路19を介してカラムドライバ17に供給して信号C1、C2、C3、C4、C5を出力させると共に、高分子分散型液晶板制御回路19を介してロウドライバ18には1フレーム周期で高分子分散型液晶板の各分割エリアをライン毎に選択させる信号を出力する。
図3は本発明になる液晶表示装置の一実施の形態における液晶パネルの断面図を示す。同図中、図1及び図2と同一構成部分には同一符号を付してある。図3において、液晶パネル1は、画像表示側である図面上部から、偏光板30、ガラス基板31、カラーフィルタ32、共通電極33、配向膜34、それから、配向膜36、TFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)アレイ37、ガラス基板38、偏光板39と積層される。
液晶層35は、配向膜34と配向膜36の間に充填されて、共通電極33とTFTアレイ37により、電圧が印加されて光透過率が制御される。さらに偏光板39の下には、高分子分散型液晶板2を備えており、ここでも光透過率が制御される。液晶パネル1と高分子分散型液晶板2の2枚により、バックライト3から入射された光量を制御して画像表示を行う。
図4は本発明になる液晶表示装置の一実施の形態のパネル発光輝度を示す図である。横軸は、階調レベルであり、同図には「5」、「55」、「105」、「155」、「205」、「255」が示されている。縦軸は、発光輝度レベルである。図4に点線IIIで示したバックライトとは、本実施の形態の高分子分散型液晶板2とバックライト3を組み合わせたものによる発光輝度レベル対階調レベル特性を示す。この特性IIIから分かるように、バックライト(高分子分散型液晶板2とバックライト3を組み合わせたもの)により、階調レベル(ここでは、前述したように、高分子分散型液晶板2の複数の分割エリアのうち各分割エリアに対応した液晶パネル1の複数個の表示画素の各階調レベルの分布が示す階調レベル)が低い「5」の場合は高分子分散型液晶板2の光透過率を低くして、バックライトの光量(発光輝度レベル)を落とし、上記の階調レベルが高い「255」の場合は高分子分散型液晶板2の光透過率を高くしてバックライトの光量(発光輝度レベル)を上げて、発光輝度を変化させている。
また、図4中の破線IVは、液晶表示装置に本来発光させたい輝度である。横軸の階調レベル「5」〜「255」に比例して、しかも縦軸の発光輝度レベルが最大限の範囲で変化している。一方、灰色の棒グラフVは、液晶表示装置が実際に発光する輝度である。横軸に示す階調レベル「5」〜「255」に比例して、縦軸に示す発光輝度レベルは最大限の範囲で変化しており、階調レベルが低い「5」の場合でも、最小レベルまで正確に発光しているのが分かる。これは、階調レベルが低くなっても、図4に矢印で示すように遮光量が正確であり、光漏れによる「黒浮き」を防止しているからである。
図5は本発明になる液晶表示装置の一実施の形態の液晶パネルのマトリクス構成図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。図5において、液晶パネル1には複数個の表示画素52がm行n列の2次元マトリクス状に配列されており、ソースドライバ14のn個の出力端子の各々は同じ列に並ぶm個の表示画素52に、ソース線54、TFT53のドレイン・ソースを介して接続されている。また、ゲートドライバ15のm個の出力端子の各々は同じ行(ライン)に並ぶn個の表示画素52に対応して設けられたTFT53のゲートにゲート線51を介して接続されている。
これにより、第1ラインを走査する場合、ゲートドライバ15から第1ラインに印加される走査信号G1の電圧をハイレベルとし、かつ、ゲートドライバ15から第2、第3、第4、・・・、第mラインに印加される走査信号G2、G3、G4、・・・、Gmの電圧をローレベルとする。このときソースドライバ14から第1ラインの映像信号に対応するデータ信号S1、S2、S3、S4、S5、S6、・・・、Snの電圧を出力する。
ゲート線51は、ゲートドライバの走査信号G1、G2、G3、G4、・・・、Gmを配線し、ソース線54は、ソースドライバのデータ信号S1、S2、S3、S4、S5、S6、・・・、Snを配線し、それぞれTFT53を介して、表示画素52のうち第1ラインだけにデータ電圧が加えられる。白抜きの画素は表示がオンであることを示し、黒色の画素は表示がオフであることを示す。同様に、第2ライン、第3ライン、・・・とゲートドライバ15が図5中、上から下方向に順番に走査し、ソースドライバ14から走査ラインに対応した映像信号を出力すれば、液晶パネル1内のすべての画素をアクティブマトリクス駆動方式で走査できる。
このように、本実施の形態によれば、液晶パネル1とバックライト3との間に、高分子分散型液晶板2を挟み込む構造とし、高分子分散型液晶板2の全領域を複数個のエリアに分割し、各分割エリアに離間対向する液晶パネル1の複数個の表示画素の階調レベルの分布に応じてその分割エリアの光透過率を制御するようにしたため、偏光板や配向板を用いることなく、少ない電力でより光利用効率の良い、光シャッターを実現することができ、簡単な回路構成で表示画面のコントラスト比を高めることができる。また、高分子分散型液晶板2の各分割エリアは、パッシブマトリクス駆動方式で駆動されて光透過率が制御されるため、構造が簡単であり、製作コストを抑えて安価に構成することができる。
本発明の液晶表示装置の一実施の形態の動作説明図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態の回路構成を示すブロック図である。 液晶表示装置の一実施の形態における液晶パネルの断面図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態のパネル発光輝度を示す図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態の液晶パネルのマトリクス構成図である。 従来の液晶表示装置のパネル発光輝度の一例を示す図である。
符号の説明
1 液晶パネル
2 高分子分散型液晶板
3 バックライト
11 映像信号処理回路
12 メモリ
13 制御信号発生回路
14 ソースドライバ
15 ゲートドライバ
16 液晶パネル制御回路
17 カラムドライバ
18 ロウドライバ
19 高分子分散型液晶板制御回路
20 バックライト駆動回路
30 偏光板
31 ガラス基板
32 カラーフィルタ
33 共通電極
34 配向膜
35 液晶層
36 配向膜
37 TFTアレイ
38 ガラス基板
39 偏光板
51 ゲート線
52 表示画素
53 TFT
54 ソース線

Claims (2)

  1. 規則的に配列されたN個(Nは3以上の自然数)の表示画素により入力映像信号を表示する液晶パネルと、前記液晶パネルを背面から照明するバックライトとを備えた液晶表示装置において、
    表面の全領域がM個(MはNより小なる2以上の自然数)に分割された分割エリアを有する、前記バックライトから前記液晶パネルに到る照明光の光路中に設置された高分子分散型液晶パネルと、
    前記高分子分散型液晶パネルの前記分割エリア毎に、その分割エリアに離間対向する前記液晶パネルの分割エリア内のL個(LはNより小なる1以上の自然数)の前記表示画素で表示される前記入力映像信号の階調レベルの分布に応じて、前記分割エリアの光透過率を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記高分子分散型液晶パネルの前記M個の分割エリアのそれぞれは、マトリクス状に配線された複数本の電極のうち、縦方向電極及び横方向電極の交点でそれぞれ1本ずつ結線されており、
    前記制御手段は、複数本の前記縦方向電極及び複数本の前記横方向電極の一方の複数本の電極に前記入力映像信号に同期して選択信号を時分割的に、かつ、巡回的に供給すると共に、他方の複数本の電極に前記L個の前記表示画素で表示される前記入力映像信号の階調レベルの分布に応じた光透過率制御信号を同時に供給することにより、前記M個の分割エリアの各光透過率を時分割駆動で制御する手段であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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