JP2008141971A - 生海苔混合液の粗異物を分離及び/又は除去する装置 - Google Patents

生海苔混合液の粗異物を分離及び/又は除去する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 生海苔の異物分離及び/又は除去を行う際に、分離盤に掃除用のアーム板を摺接回転するため、この分離盤と掃除用のアーム板との間に隙間がなく、分離隙間に絡みついた粗異物を絡み付けることができず、粗異物の離脱及び/又は生海苔の分離隙間から巻き取ることができず、分離隙間が装填された状態であること、分離盤の掃除回数が増加すること、作業者の負担が増加することなどの問題が挙げられる。
【構成】 分離槽内に偏芯した吸入ケーシングを配備し、吸込ケーシングに回転軸を架設し、回転軸の自由端に1条又はN条のリング条の分離隙間を開設した分離盤を架説し、分離盤の海苔混合液注入側に分離隙間に遊嵌する爪を突設した掃除用のアーム板を設け、ケーシングの分離盤側に生海苔の吸入を行う吸入口を配備し、分離槽に海苔混合液の供給口及び異物溜まり部並びに異物排出口を配備する粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、生海苔混合液から、混合液内に混入したロープ、紐、木片等の粗異物を分離及び/又は除去する生海苔の異物分離除去装置に関する。
従来生海苔混合液の異物分離除去については、各種構造の洗浄方式が提案されている。
粗切りされていない長い海苔のまま通過できる隙間(例えば、1.0mm〜2.0mmの隙間「クリアランス」)を設け、この分離された生海苔をタンク(混合液槽)より生海苔タンクに導入するとともに、この隙間を通過しない異物をタンクの底部等に集め、この異物を分離及び/又は除去する洗浄方式が使用に供されている。
最初に、挙げられる文献として、文献(1)は、特開2001−112447の「生海苔の異物除去方法及び装置」が挙げられる。その概要は、海苔混合液を洗浄内に供給し、その混合液を撹拌洗浄した後、固定盤の環状溝と昇降自在に可動する回転盤の環状突条の隙間から、生海苔と水とを上下に減圧吸引することにより、粗異物を生海苔から分離させ、その分離した異物を洗浄槽内から排出する構成であって、前記隙間を可変とし、生海苔の品質に対応して、無段階かつ高精度に調整可能にし、異物の分離を効率的に行うことを意図する。
次に、文献(2)は、特開2002−78465の「生海苔前処理システム及び前処理装置」が挙げられる。その概要は、貯槽から取り出した生海苔を比較的大きい天然固形物及び人口固形物を分離する粗異物分離手段であり、複数の環状溝を同心円状に穿設した固定盤を固定し、この固定盤に対向するように、回転盤を配置し、この一方の固定盤の環状溝を回転盤の環状突条を昇降可能な回転軸に架設し、この環状突条を環状溝に遊嵌することにより、隙間が形成され、この隙間よりも粗異物を円筒槽内へ貯留させ、粗異物の分離及び/又は除去を行う構成であって、合理的かつ高能率で除去及び/又は分離を行うことを意図する。
特開2001−112447 特開2002−78465
文献(1)は、固定盤の環状枠と昇降自在に可動する回転盤の環状突条の隙間を可変にしたため、その隙間を無段階かつ高精度に調整し、生海苔の品質、大きさ等の生育状態に合わせて、異物の分離を効率的に行うこと意図しているが、前記隙間を狭くすると、処理能力が激減する問題点があり、その隙間を例えば、0.3mmから0.15mmというように半分にすると、その処理能力も半減するという問題点があった。また、この問題点を重視するあまり、前記隙間を狭くしないと、その隙間と同等もしくはそれ以下の小さい異物は生海苔と共に、隙間を通過するため、減圧吸引して、異物除去することが行えない。その結果、小エビの足や尾、小貝、網糸屑等の微小異物及び/又は紐、線、樹脂製容器、貝殻等の粗異物等の異物が、乾海苔に混入し、海苔本来の旨味等の品質の低下、海苔製品を廃棄しなくてはならず、海苔を有効利用できず、海苔の流通過程における弊害を引き起こし、またその廃棄をすることにより、ゴミが増加し、昨今の環境問題におけるゴミの廃棄燃焼に伴うオゾン層の破壊、ゴミを下水に流すと河川が赤水で汚染され、腐敗臭により住民に被害が及び、生活用水や飲料用水等のような地球規模の弊害まで招来するという問題点があった。
文献(2)は、(1)と同様な理由により、粗異物を分離及び/又は除去することが行えない、分離盤に掃除用のアーム板を摺接回転するため、この分離盤と掃除用のアーム板との間に隙間がなく、分離隙間に絡みついた粗異物を絡み付けることができず、粗異物の離脱及び/又は生海苔の分離隙間から巻き取ることができず、分離隙間が装填された状態であること、そのため、分離盤の掃除回数が増加すること等が挙げられる。
そして、本発明は、上記に鑑み、(イ)生海苔に付着したロープ、紐、木片等の粗異物を効率的に分離及び/又は除去することで、その海苔混合液の洗浄時間を短縮し、処理能力を向上させ、良質な海苔製品を一般需要者に提供すること、(ロ)分離盤の分離隙間を通過しない粗異物を掃除用のアーム板に絡めることで、分離隙間の目詰まりを防止し、清掃作業を容易にすること、(ハ)分離隙間から効率的に異物を排除することにより、生海苔の廃棄量を減少させることにより、下水を汚染せずに、環境美化を保持すること、(ニ)バッチ式の間欠運転を行うことにより、原料の攪拌タンクから1回分の異物排出を行わずに、混合液の供給口から海水のみが給水されることにより、絡まった粗異物の分離及び/又は除去が可能となること、海苔業者の作業の軽減、海苔管理者の労働時間の軽減を提供すること、(ホ)また、異物を効率的に分離除去できるため、昨今の石油高騰による原油等の燃料を省エネにて、海苔機器を稼動させることができる、などを意図とする。
請求項1の発明は、前述の(イ)〜(ホ)の目的を達成するに最適な生海苔の異物分離除去装置を設け、粗異物を効率的に排出する生海苔の異物分離除去方法を提供することを意図する。
請求項1の発明は、生海苔及び海水の混合液(海苔混合液)を分離槽へ供給し、分離隙間より吸引通過させ、分離隙間より粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置であって、
この分離槽内に偏芯した吸入ケーシングを配備し、この吸込ケーシングに回転軸を架設し、この回転軸の自由端に1条又はN条のリング条の分離隙間を開設した分離盤を架説し、この分離盤の海苔混合液注入側に分離隙間に遊嵌する爪を突設した掃除用のアーム板を設け、このケーシングの分離盤側に生海苔の吸入を行う吸入口を配備し、この分離槽に海苔混合液の供給口及び異物溜まり部並びに異物排出口を配備したことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な掃除用のアーム板の回転速度を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の分離盤及び掃除用のアーム板であって
この掃除用のアーム板は、分離盤に設けられた分離隙間を回転し、この回転速度を、海苔混合液の流速に対し0,5〜1m/秒にし、分離隙間に集積した粗異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な掃除用のアーム板の摺動回転運動を提供することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の分離盤及び掃除用のアーム板であって、
この掃除用のアーム板は、分離盤から少し間隔をおいて取付け、分離盤の上面を摺動回転し、この間隔に集積した異物を絡みつけて、この間隔から粗異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な分離隙間に設けられた集積部を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の分離盤であって、
この分離盤に設けられた分離隙間は、粗異物を通過させずに粗異物を滞留させる集積部を設け、この集積部により容易に粗異物を排出することを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な海苔混合液の供給口を提供することを意図する。
請求項5は、請求項1に記載の海苔混合液の供給口であって、
この海苔混合液の供給口に、3方切り替えコックを連通し、生海苔及び海水の供給を適宜行うことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項6の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な側面蓋を提供することを意図する。
請求項6は、請求項1に記載の分離槽であって、
この分離槽は、蝶番を取付けて開閉自在に装着固定した側面蓋を配備し、この側面蓋を開放することにより、前記分離盤の分離隙間に集積した異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項7の発明は、請求項6の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な透可視性の側面蓋を提供することを意図する。
請求項7は、請求項6の記載の側面蓋であって、
この側面蓋を透明にし、分離盤及び掃除用のアーム板の状況が目視により瞬時に理解できるようにしたことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項1は、生海苔及び海水の混合液(海苔混合液)を分離槽へ供給し、分離隙間より吸引通過させ、分離隙間より粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置であって、
この分離槽内に偏芯した吸入ケーシングを配備し、吸込ケーシングに回転軸を架設し、回転軸の自由端に1条又はN条のリング条の分離隙間を開設した分離盤を架説し、分離盤の海苔混合液注入側に分離隙間に遊嵌する爪を突設した掃除用のアーム板を設け、ケーシングの分離盤側に生海苔の吸入を行う吸入口を配備し、分離槽に海苔混合液の供給口及び異物溜まり部並びに異物排出口を配備したことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項1の発明は、(イ)生海苔に付着したロープ、紐、木片等の粗異物を効率的に分離及び/又は除去することで、その海苔混合液の洗浄時間を短縮し、処理能力を向上させ、良質な海苔製品を一般需要者に提供すること、(ロ)分離盤の分離隙間を通過しない粗異物を掃除用のアーム板に絡めることで、分離隙間の目詰まりを防止し、清掃作業を容易にすること、(ハ)分離隙間から効率的に異物を排除することにより、生海苔の廃棄量を減少させることにより、下水を汚染せずに、環境美化を保持すること、(ニ)バッチ式の間欠運転を行うことにより、原料の攪拌タンクから1回分の異物排出を行わずに、混合液の供給口から海水のみが給水されることにより、絡まった粗異物の分離及び/又は除去が可能となること、海苔業者の作業の軽減、海苔管理者の労働時間の軽減を提供すること、(ホ)また、異物を効率的に分離除去できるため、昨今の石油高騰による原油等の燃料を省エネにて、海苔機器を稼動させることができること等の特徴を有する。
請求項2は、請求項1に記載の分離盤及び掃除用のアーム板であって
この掃除用のアーム板は、分離盤に設けられた分離隙間を回転し、回転速度を、海苔混合液の流速に対し0,5〜1m/秒にし、分離隙間に集積した粗異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な掃除用のアーム板の回転速度を提供できること等の特徴を有する。
請求項3は、掃除用のアーム板は、分離盤から少し隙間を空けて取付け、分離盤を摺動回転することにより、分離隙間に集積した異物を絡みつけて、分離隙間から粗異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な掃除用のアーム板の摺動回転運動を提供できること等の特徴を有する。
請求項4は、請求項1に記載の分離盤であって、
分離盤に設けられた分離隙間は、粗異物を通過させずに粗異物を滞留させる集積部を設け、集積部により容易に粗異物を排出することを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な分離隙間に設けられた集積部を提供できること等の特徴を有する。
請求項5は、請求項1に記載の海苔混合液の供給口であって、
海苔混合液の供給口に、3方切り替えコックを連通し、生海苔及び海水の供給を適宜行うことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な海苔混合液の供給口を提供できること等の特徴を有する。
請求項6は、請求項1に記載の分離槽であって、
分離槽は、蝶番を取付けて開閉自在に装着固定した側面蓋を配備し、側面蓋を開放することにより、前記分離盤の分離隙間に集積した異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項6の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な側面蓋を提供できること等の特徴を有する。
請求項7は、請求項6の記載の側面蓋であって、
側面蓋を透明にし、分離盤及び掃除用のアーム板の状況が目視により瞬時に理解できるようにしたことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置である。
請求項7の発明は、請求項6の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な透可視性の側面蓋を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図1は生海苔の粗異物の分離及び/又は除去を行う装置の全体を示した側面図、図2は図1の正面図、図3は分離盤及び掃除用のアーム板の関係を示した拡大平面図、図4は図3の拡大断面正面図を示す。
図1において、1は、生海苔と海水の混合液(海苔混合液)の粗異物、微細異物等の異物の分離及び/又は除去を行う異物分離除去装置である。その装置1には、ケーシング2を配備してあり、このケーシング2内には、環状の小のケーシング30と、海苔混合液の注入側に設けたリング状開口端31aを備えた大のケーシング31で構成した略筒状の吸入ケーシング3を横向き(一例であるため、限定されない)に配備されている。この吸入ケーシング3に開設した生海苔の吸入を行う吸入口4を配備し、この吸入口4には、吸入用のホース40が接続されている。
さらに、この吸入ケーシング3には、回転軸5が架設されており、この回転軸5の基端5aには、プーリ6が固止されており、このプーリ6に懸架されたベルト7は、回転軸の回転を司るモータ8の出力軸80の基端に固止されたプーリ9に懸架されている。また、この駆動手段は、一例であり、同様な構成であれば、他の駆動手段でも可能であると考えられる。また、回転軸5の自由端5bに1条又はN条のリング条の分離隙間10aを開設した分離盤10を架説する。この分離盤10と大のケーシング31との間には、生海苔の通過を許す分離隙間10aがリング状に形成されている。そして、海苔混合液の注入側にこの分離盤10に対向するように、掃除用のアーム板11を設置する。つまり、注入側から掃除用のアーム板11から分離盤10となる配置である。この掃除用のアーム板11に突設した爪11aは、分離盤10の分離隙間10aに遊嵌するように配備する。
さらに、吸込ケーシング3を大小のケーシング30、31を配備することにより、海苔混合液の吸込の容易化、搬送の容易化、バッチ式の間欠運転を行うことにより、原料の攪拌タンクから1回分の異物排出を行わずに、混合液の供給口から海水のみが給水されることにより、絡まった粗異物の分離及び/又は除去が可能となること、海苔業者の作業の軽減、海苔管理者の労働時間の軽減を提供すること、等が考えられる。
20は、分離槽であり、この分離槽20は、大のケーシング30の略中央から少し上方に偏心した位置に固止しており、このリング状開口端300が分離槽20に突出してあり、生海苔が分離隙間10aに導入される構成であり、この分離槽20の底部20aに異物の溜め部2000を形成する。そして、この溜め部200には、異物排出口201を配備し、この異物排出口には、粗異物の異物排出用のホース202を接続する。また、分離槽20の上側20bには、海苔混合液及び/又は海水供給口を供給する供給口203を配備し、この供給口203にホース204を介して、3方切り替えコック205を接続する。この3方切り替えコック205の一方端には、生海苔供給用のホース206を接続し、他方端には、海水供給用のホース207を接続する。3方切り替えコック205を採用することにより、分離槽20への生海苔及び/又は海水の供給を、個別及び/又は併用して行われることになる。なお、206は、異物排出口201と異物排出用のホース202の間のバルブに接続された開閉用のコックを示す。
なお、分離槽20の開放端側である面には、側面蓋40で密閉されている。この例では、数個の蝶番41を利用して、着脱自在に設けられている。なお、この例においては、蝶番41を示したが、止め具であれば、限定されない。この側面蓋40を取外し可能ですることで、例えば、分離槽20及び/又はケーシング2の内部の清掃と、掃除用のアーム板11及び/又は分離盤10の着脱自在及び/又は交換等を可能とし、清潔な状態を維持できるようにする。
この例には、側面蓋40を透明構造とし、分離槽20の内部の視認及び/又は分離盤10の動き、生海苔及び/又は異物等の動き、分離隙間10aの状態の確認等に役立てることを意図する。
次に、分離盤10及び掃除用のアーム板11の関係について下記に説明する。この分離盤10には、分離隙間10aが1条又はN条にリング形状で設けられている。なお、この分離隙間10aは、例えば、1mm〜1.5mm程度で形成している。この分離隙間10aに遊嵌するように掃除用のアーム板11を突設した爪11aを設ける。この爪11aと分離隙間10aとの間に形成される隙間12から生海苔のみを通過させて、掃除用のアーム板11が分離盤10を摺接しながら回転運動することにより、小エビの足や尾、小貝、網糸屑等の微小異物を分離及び/又は除去する。なお、分離隙間10aに、粗異物を通過させない集積部100aを設け、分離隙間10aから粗異物を排出できるような構成である。
この分離盤10及び掃除用のアーム板11には、回転軸5を中心にして、対向するように配置してあり、この対向における位置関係は、分離盤10に掃除用のアーム板11の爪11aが、摺接する箇所が望ましく、分離盤10の分離隙間10aに集積した粗異物を爪11aが摺接回転することにより、粗異物が除去される。そして、この摺接する箇所で固止するためには、分離盤10と掃除用のアーム板11には、隙間15を設ける必要性は生じる。なお、この両者の位置関係は、海苔混合液の材質等により、適宜変更されると考えられる。
そして、この例における生海苔の異物分離除去装置1の流れを説明する。
この異物分離除去装置1内の生海苔は、センサー(図示しない)により、異物分離除去装置1の分離槽20内に生海苔及び/又は海水の混合液の処理量一回分が供給される。この処理量一回分の供給により、洗浄ONの信号が発信される。このONの信号が発信されると、分離槽20に海苔混合液が投入され、分離槽20に軸支してある回転盤5がモータ8の稼動により、回転する。その回転により、海苔混合液が分離盤10及び/掃除用のアーム板11に導入される。
この選別作業は、タイマー(図示しない)により、30秒〜120秒の間で、制御される。このタイマー制御は、作業者の任意に調節でき、その生海苔の品質、大きさ等の生育状況に応じて、適宜変更できる。
また、このタイマーの停止により、分離盤10に形成された集積部100aに滞留及び/又は集積した粗異物を掃除用のアーム板11が摺接回転することにより、このアーム板11に突設した爪11aに絡みつくようにして、巻き込み、粗異物が分離及び/又は除去される。そして、ここで、粗異物は、前述したように、隙間15の幅により、その大きさ、態様等に応じた粗異物が分離及び/又は除去される。そして、この粗異物を除去した後に、前記分離盤10の分離隙間10aと掃除用のアーム板11の爪11aとで形成される隙間12による微細異物の分離及び/又は除去工程を経た生海苔が吸入用のホース40による吸入が行われる。この吸入用のホース40の吸入は、また前記と同じくタイマー制御により、開始及び/又は停止を行う。そのタイマーの停止により、吸入用のホース40による生海苔の吸引が停止し、異物排出口201による異物及び/又は排水が行われる。
異物排出口201には、前述したように、自動バルブが介設されているので、その排出量及び/又は排出時間をタイマー制御に調整ができる。それから、その自動バルブが閉じて、異物の排出が停止すると、生海苔Aと水の混合液の処理量一回分が供給できる。
図1は生海苔の粗異物の分離及び/又は除去を行う装置の全体を示した側面図 図2は図1の正面図 図3は分離盤及び掃除用のアーム板の関係を示した拡大平面図、 図4は図3の拡大断面正面図
符号の説明
1 異物分離除去装置
2 ケーシング
3 吸入ケーシング
4 吸入口
40 吸入用のホース
5 回転軸
5a 基端
5b 自由端
6 プーリ
7 ベルト
8 モータ
80 出力軸
9 プーリ
10 分離盤
10a 分離隙間
100a 集積部
11 掃除用のアーム板
11a 爪
12 隙間
15 隙間
20 分離槽
20a 底部
20b 上部
2000 溜め部
201 異物排出口
202 異物排出用のホース
203 供給口
204 ホース
205 3方切り替えコック
206 生海苔供給用のホース
207 海水供給用のホース
208 開閉用のコック
30 小のケーシング
31 大のケーシング
31a リング状開口端
40 側面蓋
41 蝶番

Claims (7)

  1. 生海苔及び海水の混合液(海苔混合液)を分離槽へ供給し、分離隙間より吸引通過させ、分離隙間より粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置であって、
    この分離槽内に偏芯した吸入ケーシングを配備し、この吸込ケーシングに回転軸を架設し、この回転軸の自由端に1条又はN条のリング条の分離隙間を開設した分離盤を架説し、この分離盤の海苔混合液注入側に分離隙間に遊嵌する爪を突設した掃除用のアーム板を設け、このケーシングの分離盤側に生海苔の吸入を行う吸入口を配備し、この分離槽に海苔混合液の供給口及び異物溜まり部並びに異物排出口を配備したことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置。
  2. 請求項2は、請求項1に記載の分離盤及び掃除用のアーム板であって
    この掃除用のアーム板は、分離盤に設けられた分離隙間を回転し、この回転速度を、海苔混合液の流速に対し0,5〜1m/秒にし、分離隙間に集積した粗異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置。
  3. 請求項3は、請求項1に記載の分離盤及び掃除用のアーム板であって、
    この掃除用のアーム板は、分離盤から少し間隔をおいて取付け、分離盤の上面を摺動回転し、この間隔に集積した異物を絡みつけて、この間隔から粗異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置。
  4. 請求項4は、請求項1に記載の分離盤であって、
    この分離盤に設けられた分離隙間は、粗異物を通過させずに粗異物を滞留させる集積部を設け、この集積部により容易に粗異物を排出することを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置。
  5. 請求項5は、請求項1に記載の海苔混合液の供給口であって、
    この海苔混合液の供給口に、3方切り替えコックを連通し、生海苔及び海水の供給を適宜行うことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置。
  6. 請求項6は、請求項1に記載の分離槽であって、
    この分離槽は、蝶番を取付けて開閉自在に装着固定した側面蓋を配備し、この側面蓋を開放することにより、前記分離盤の分離隙間に集積した異物を排出できることを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置。
  7. 請求項7は、請求項6の記載の側面蓋であって、
    この側面蓋を透明にし、分離盤及び掃除用のアーム板の状況が目視により瞬時に理解できるようにしたことを特徴とする粗異物を分離及び/又は除去する生海苔異物分離除去装置。
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