JP2008141830A - 充電制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】MOSFETの入力電極と出力電極のうち、充電する際にバックゲート電極と接続される他方の電極とは異なる一方の電極と、バックゲート電極とを接続させることにより、二次電池から電源へと流れ出す電流を阻止可能な寄生ダイオードを生成する充電制御回路を提供することを目的とする。
【解決手段】電源の電圧が印加される入力電極と二次電池を充電する電圧を出力する出力電極を有し、充電する際にオンするMOSFETの入力電極及び出力電極の電圧を比較する比較回路と、入力電極のほうの電圧が低いときの比較結果に基づいて、入力電極と出力電極のうち二次電池から電源へと流れ出す電流を阻止可能な寄生ダイオードを生成する一方の電極とMOSFETのバックゲート電極とを接続し、入力電極のほうの電圧が高いときの比較結果に基づいて、一方の電極とは異なる他方の電極とバックゲート電極とを接続するスイッチ回路と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電制御回路に関する。
現在、リチウムイオン電池等を充電するための充電器が普及している。この充電器は、図4、図5に示すような、二次電池120の充電を制御するための充電制御回路100を備えているものがある。以下、一例として図4を参照しつつ、充電制御回路100について詳述する。
差動アンプ104は、一方の極性(+)の入力端子に基準電圧Vrefが印加され、他方の極性(−)の入力端子に二次電池120の充電電圧が印加される。差動アンプ104は、二次電池120の充電電圧と基準電圧Vrefとの差を増幅した電圧を出力する。差動アンプ104の出力電圧は、二次電池120の充電電圧と基準電圧Vrefとの差が大きくなるにつれて上昇し、二次電池120の充電電圧と基準電圧Vrefとの差が小さくなるにつれて下降する。npn型トランジスタ105は、差動アンプ104の出力電圧に応じて動作する。例えば、充電電圧が0(V)の二次電池120が、接続端子107、108に接続される場合、当該二次電池120の充電電圧と基準電圧Vrefとの差が最も大きくなり差動アンプ104の出力電圧が上昇する。npn型トランジスタ105は、差動アンプ104の出力電圧に応じて動作し、npn型トランジスタ105の動作に応じてP型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)101が動作する。電源ライン110には、直流電圧(電圧Vcc)が印加される。このため、P型MOSFET101は、ソース電極に電圧Vccが印加され、ドレイン電極から二次電池120を充電するための電圧を出力する。尚、P型MOSFET101のソース電極とバックゲート電極の間には、ソース電極とバックゲート電極とが接続されることにより、アノードがドレイン電極と接続されカソードがバックゲート電極と接続された寄生ダイオード109が生成される。従って、電源ライン110から二次電池120へと流れ出す電流のうち、バックゲート電極からドレイン電極へと流れようとする電流は、寄生ダイオード109で阻止されることとなる。そして、P型MOSFET101と二次電池120との間に順方向に直列接続されるショットキーバリアダイオード102、抵抗103を介して、P型MOSFET101の出力電圧に応じた電圧が二次電池120に印加されることにより、二次電池120が充電されることとなる。
そして、二次電池120が充電されるにつれて、当該二次電池120の充電電圧と基準電圧Vrefとの差が小さくなり、差動アンプ104の出力電圧が下降する。npn型トランジスタ105は、差動アンプ104の出力電圧の下降に伴ってコレクタ電圧が上昇する。P型MOSFET101は、npn型トランジスタ105のコレクタ電圧の上昇に伴って、二次電池120を充電するためのドレイン電極の電圧が下降する。そして、二次電池120の充電電圧が基準電圧Vrefに達したとき、P型MOSFET101のドレイン電極の電圧が最も小さくなり、二次電池120の充電が停止されることとなる。このとき、充電器に対して電源電圧の印加がされなくなった場合、電源ライン110の電圧が二次電池120の充電電圧よりも低い電圧V1(例えば略接地レベル)となる可能性がある。この場合、仮に二次電池120から電源ライン110へと流れ出す電流に対して逆方向の接続となるショットキーバリアダイオード102が備えられていないと、当該電流に対して順方向の接続となる寄生ダイオード109を介して電流が電源ライン110へと流れることとなる。このため、二次電池120の充電電圧は、基準電圧Vrefから下降することとなる。そこで、充電制御回路100においては、図4に示すように、寄生ダイオード109の順方向に対し逆方向の接続となるショットキーバリアダイオード102を、二次電池120と電源ライン110の間に直列接続させ、二次電池120から電源ライン110へと流れ出す電流を阻止している。この結果、二次電池120の充電電圧を下降させることなく、機器(例えば携帯電話)等の負荷に対して二次電池120を用いることが可能となる。尚、図5に示す充電制御回路115は、ショットキーバリアダイオード102に換えてP型MOSFET116を備えたものである。P型MOSFET116は、ゲート電極がP型MOSFET101のゲート電極と接続されることによりP型MOSFET101とともに動作し、ドレイン電極がP型MOSFET101のドレイン電極と接続され、ソース電極が抵抗103と接続され、バックゲート電極がソース電極と接続される。このため、充電制御回路115は、P型MOSFET116のドレイン電極とバックゲート電極との間に寄生ダイオード109の順方向に対し逆方向の接続となる寄生ダイオード117が生成され、npn型トランジスタ105の動作に応じてP型MOSFET101とP型MOSFET116がとともに動作することにより、二次電池120から電源ライン110へと流れ出す電流を阻止している。
特開平6−197468号公報 特開2001−352683号公報 特開2005−80491号公報
しかしながら、従来の充電制御回路100(115)においては、二次電池120から電源ライン110へと流れ出す電流を阻止するために、ショットキーバリアダイオード102やP型MOSFET116を充電制御回路100(115)に備えなければならず、充電制御回路100(115)に係るコストアップや回路面積の拡大等を招く虞があった。
そこで、本発明は、前記課題を解決することが可能な充電制御回路を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための発明は、電源の電圧が印加される入力電極及び二次電池を充電するための電圧を出力する出力電極を有し、前記二次電池を充電する際にオンするMOSFETの前記入力電極及び前記出力電極の電圧を比較する比較回路と、前記入力電極の電圧が前記出力電極の電圧よりも低いときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記入力電極と前記出力電極のうち、前記二次電池から前記電源へと流れ出す電流を阻止可能な寄生ダイオードを生成する側の一方の電極と、前記MOSFETのバックゲート電極と、を接続し、前記入力電極の電圧が前記出力電極の電圧よりも高いときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記入力電極と前記出力電極のうち、前記一方の電極とは異なる他方の電極と、前記バックゲート電極と、を接続するスイッチ回路と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明によれば、入力電極と出力電極のうち、充電する際にバックゲート電極と接続される他方の電極とは異なる一方の電極と、バックゲート電極とを接続させることにより、二次電池から電源へと流れ出す電流を阻止可能な寄生ダイオードを生成することができる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===充電制御回路1の全体構成===
以下、図1を参照しつつ、本発明に係る充電制御回路1の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る充電制御回路1の全体構成の一例を示す回路図である。
充電制御回路1は、P型MOSFET2(MOSFET)、抵抗3、6、差動アンプ4、npn型トランジスタ5、コンパレータ7(比較回路)、スイッチ回路8、接続端子9、10を有する。また、スイッチ回路8は、スイッチ8A(第2スイッチ回路)、スイッチ8B(第1スイッチ回路)を有する。尚、充電制御回路1は、二次電池20を充電する充電器(不図示)の一部を構成するものとして以下説明する。そして、充電器の電源ライン11(電源)には、二次電池20を充電する場合、直流電圧(電圧Vcc)が印加されるものとして説明する。また、充電器の電源ライン11には、充電器に対して電源電圧の印加がされなくなった場合、二次電池20の充電電圧よりも低い電圧V1(例えば略接地レベル)が印加されるものとして説明する。
接続端子9は、二次電池20の正極と接続され、接続端子10は、二次電池20の負極と接続される。
差動アンプ4は、一方の極性(+)の入力端子に基準電圧Vref(予め定められた電圧)が印加され、他方の極性(−)の入力端子が抵抗3の一端及び接続端子9と接続され、出力端子がnpn型トランジスタ5のベース電極と接続される。尚、基準電圧Vrefは、例えば二次電池20が満充電状態のときの充電電圧よりも所定電圧低い電圧である。差動アンプ4は、二次電池20の充電電圧と基準電圧Vrefとの差を増幅した電圧を出力する。差動アンプ4の出力電圧は、二次電池20の充電電圧と基準電圧Vrefとの差が大きくなるにつれて上昇し、二次電池20の充電電圧と基準電圧Vrefとの差が小さくなるにつれて下降する。
npn型トランジスタ5は、ベース電極が差動アンプ4の出力端子と接続され、コレクタ電極がP型MOSFET2のゲート電極及び抵抗6の一端と接続され、エミッタ電極が接地される。npn型トランジスタ5は、差動アンプ4の出力電圧に応じて動作する。
抵抗6は、一端がP型MOSFET2のゲート電極及びnpn型トランジスタ5のコレクタ電極と接続され、他端がP型MOSFET2のバックゲート電極及びスイッチ8Aとスイッチ8Bの接続点と接続される。尚、充電制御回路1は、抵抗6を備えずに、P型MOSFET2のゲート及びnpn型トランジスタ5のコレクタ電極と、P型MOSFET2のバックゲート電極及びスイッチ8Aとスイッチ8Bの接続点との間を、短絡させる構成としても良い。
P型MOSFET2、抵抗3は、電源ライン11と二次電池20との間に直列接続される。P型MOSFET2は、ゲート電極が抵抗6の一端及びnpn型トランジスタ5のコレクタ電極と接続され、ソース電極(他方の電極)が電源ライン11と接続され、ドレイン電極(一方の電極)が抵抗3の他端、コンパレータ7の他方の極性(−)の入力端子及びスイッチ8Bと接続される。また、P型MOSFET2は、バックゲート電極がスイッチ8Aとスイッチ8Bの接続点及び抵抗6の他端と接続される。P型MOSFET2は、npn型トランジスタ5の動作に応じて動作する。そして、P型MOSFET2は、ソース電極に電圧Vccが印加されると、ドレイン電極から二次電池20を充電するための電圧を出力する。尚、本実施形態によれば、充電制御回路1は、P型MOSFET2を構成としているがこれに限るものではなく、N型MOSFET(不図示)を構成として用いても良い。
抵抗3は、一端が差動アンプ4の他方の極性(−)の入力端子及び接続端子9と接続され、他端がP型MOSFET2のドレイン電極、コンパレータ7の他方の極性(−)及びスイッチ8Bと接続される。尚、抵抗3は、二次電池20が充電されているときに、当該抵抗3を流れる電流を不図示の回路で積算するために設けられる。この不図示の回路は、積算した値が所定値に達したときに電源ライン11から二次電池20への充電路を遮断(例えばP型MOSFET2をオフ)するためのものであって、例えば本発明の出願人が既に出願している特開2004−340916号公報に詳細に記載されているため、説明等を省略する。
コンパレータ7は、一方の極性(+)の入力端子が電源ライン11と接続され、他方の極性(−)の入力端子がP型MOSFET2のドレイン電極、スイッチ8B及び抵抗3の他端と接続される。コンパレータ7は、一方の電極(+)の入力端子に印加されるP型MOSFET2のソース電極の電圧と等しい電圧(電圧Vcc及び電圧V1)が、他方の電極(−)の入力端子に印加されるP型MOSFET2のドレイン電極の電圧よりも高いときに、ハイレベル(入力電極の電圧が出力電極の電圧よりも高いときの比較結果)を出力する。また、コンパレータ7は、一方の電極(+)の入力端子に印加されるP型MOSFET2のソース電極の電圧と等しい電圧(電圧Vcc及び電圧V1)が、他方の極性(−)の入力端子に印加されるP型MOSFET2のドレイン電極の電圧よりも低いときに、ローレベル(入力電極の電圧が出力電極の電圧よりも低いときの比較結果)を出力する。尚、コンパレータ7の正電源端子に、例えばレギュレータ(不図示)からの電圧(Vreg)が印加され、コンパレータ7の負電源端子に、接地レベルの電圧(Vss)が印加されている場合、ハイレベルとは、スイッチ8Aを閉じ、スイッチ8Bを開かせるのに十分な略Vregであり、ローレベルとは、スイッチ8Aを開き、スイッチ8Bを閉じさせるのに十分な略Vssである。
スイッチ回路8は、コンパレータ7からのハイレベル及びローレベルに基づいて相補的にスイッチングするスイッチ8A、8Bから構成される。スイッチ8Aは、ハイレベルに基づいて閉じ、電源ライン11とP型MOSFET2のバックゲート電極及び抵抗6の他端との間を短絡させる。また、スイッチ8Aは、ローレベルに基づいて開き、電源ライン11とP型MOSFET2のバックゲート電極及び抵抗6の他端との間を開放させる。スイッチ8Bは、ハイレベルに基づいて開き、P型MOSFET2のバックゲート電極及び抵抗6の他端とP型MOSFET2のドレイン電極との間を開放させる。また、スイッチ8Bは、ローレベルに基づいて閉じ、P型MOSFET2のバックゲート電極及び抵抗6の他端とP型MOSFET2のドレイン電極との間を短絡させる。
尚、充電制御回路1は、集積回路(IC(Integrated Circuit))としても良い。また、充電制御回路1は、コンパレータ7、スイッチ回路8のみを構成とした集積回路としても良いし、それ以外の前記構成の一部も備えた集積回路としても良い。
===充電制御回路1の充電時の動作===
以下、図1を適宜参照しつつ、図2を用いて、本発明に係る充電制御回路1の充電時の動作について説明する。図2は、本発明に係る充電制御回路1の充電時の動作を説明するための回路図である。尚、電源ライン11には、前述したように、二次電池20を充電するための電圧Vccが印加されているものとして説明する。
例えば充電電圧が0(V)の二次電池20が接続端子9、10に接続されると、差動アンプ4の他方の極性(−)の入力端子に0(V)が印加される。このため、二次電池20の充電電圧と基準電圧Vrefとの差が最も大きくなり、差動アンプ4の出力電圧が上昇する。npn型トランジスタ5は、差動アンプの出力電圧に応じて動作する。P型MOSFET2は、npn型トランジスタ5の動作に応じて動作する。
一方、コンパレータ7は、一方の極性(+)の入力端子にP型MOSFET2のソース電極の電圧と等しい電圧Vccが印加され、他方の極性(−)の入力端子にP型MOSFET2のドレイン電極の電圧が印加される。ここで、P型MOSFET2のドレイン電極の電圧は、電圧Vccよりも低い、二次電池20の充電電圧(0(V))+抵抗3の両端の電圧である。このため、コンパレータ7は、一方の極性(+)の入力端子の電圧Vccが、他方の極性(−)の入力端子に印加されるP型MOSFET2のドレイン電極の電圧よりも高いために、ハイレベルを出力する。従って、スイッチ8Aが閉じ、電源ライン11とP型MOSFET2のバックゲート電極及び抵抗6の他端との間が短絡される。また、スイッチ8Bが開き、P型MOSFET2のバックゲート電極及び抵抗6の他端とP型MOSFET2のドレイン電極との間が開放される。このスイッチ8Aが閉じることによる短絡は、P型MOSFET2のバックゲート電極とソース電極とが接続されたことと等価である。このため、P型MOSFET2のバックゲート電極とドレイン電極との間には、図2に示すように、アノードがドレイン電極と接続されカソードがバックゲート電極と接続された寄生ダイオード12が生成される。つまり、電源ライン11から二次電池20へと流れ出す電流に対して逆方向に接続される寄生ダイオード12が生成されることとなる。このため、電源ライン11から流れ出す電流は、P型MOSFET2のソース電極からドレイン電極へと流れる。上述の結果、P型MOSFET2のドレイン電極から、二次電池20を充電するための電圧が出力される。そして、P型MOSFET2のドレイン電極の電圧−抵抗3の電圧が、二次電池20に印加され、二次電池20が充電されることとなる。尚、上述の充電制御回路1の動作は、二次電池20の充電電圧が基準電圧Vrefに達するまで保持されることとなる。
===電源ライン11の電圧が電圧V1へ変化したときの充電制御回路1の動作===
以下、図1、図2を適宜参照しつつ、図3を用いて、電源ライン11の電圧が電圧V1へ変化したときの、本発明に係る充電制御回路1の動作について説明する。図3は、電源ライン11の電圧が電圧V1へ変化したときの、本発明に係る充電制御回路1の動作を説明するための回路図である。
先ず、二次電池20の充電電圧が基準電圧Vrefに達したときの、本発明に係る充電制御回路1の動作について説明する。
差動アンプ4の出力電圧は、二次電池20の充電電圧と基準電圧Vrefとの差が小さくなるにつれて下降する。npn型トランジスタ5は、差動アンプ4の出力電圧の降下に伴ってコレクタ電圧が上昇する。P型MOSFET2は、npn型トランジスタ5のコレクタ電圧の上昇に伴ってドレイン電極の電圧が下降する。そして、二次電池20の充電電圧が基準電圧Vrefに達したとき、P型MOSFET2のドレイン電極の電圧が最も小さくなり、この結果、二次電池20の充電が停止されることとなる。
次に、前述したように充電器に対して電源電圧が印加されなくなり、電源ライン11の電圧が、二次電池20の充電電圧よりも低い電圧V1へ変化したものとする。
コンパレータ7は、一方の極性(+)の入力端子にP型MOSFET2のソース電極の電圧と等しい電圧V1が印加され、他方の極性(−)の入力端子にP型MOSFET2のドレイン電極の電圧が印加される。ここで、P型MOSFET2のドレイン電極の電圧は、電圧V1よりも高い、二次電池20の充電電圧(略基準電圧Vref)+抵抗3の両端の電圧である。このため、コンパレータ7は、一方の極性(+)の入力端子の電圧V1が、他方の極性(−)の入力端子に印加されるP型MOSFET2のドレイン電極の電圧よりも低いために、ローレベルを出力する。このため、スイッチ8Aが開き、電源ライン11とP型MOSFET2のバックゲート電極及び抵抗6の他端との間が開放される。また、スイッチ8Bが閉じ、P型MOSFET2のバックゲート電極及び抵抗6の他端とP型MOSFET2のドレイン電極との間が短絡される。そして、P型MOSFET2のバックゲート電極とドレイン電極とが接続されることにより、P型MOSFET2のソース電極とバックゲート電極との間には、図3に示すように、アノードがソース電極と接続されカソードがバックゲート電極と接続された寄生ダイオード13が生成される。つまり、二次電池20から電源ライン11へと流れ出す電流に対して逆方向に接続される寄生ダイオード13が生成されることとなる。従って、二次電池20から電源ライン11へと流れ出す電流のうち、バックゲート電極からソース電極へ流れようとする電流は、寄生ダイオード13で阻止されることとなる。更に、npn型トランジスタ5のコレクタ電圧が上昇したときのP型MOSFET2の動作と、抵抗6の他端とP型MOSFET2のバックゲート電極との接続とにより、二次電池20から流れ出す電流は、P型MOSFET2を流れることが出来なくなる。この結果、二次電池20から流れ出す電流は電源ライン11へと流れることが出来なくなり、二次電池20の充電電圧は下降されることなく保持されることとなる。
上述した実施形態によれば、ソース電極の電圧がドレイン電極の電圧よりも低いときに二次電池20から電源ライン11へと流れ出す電流を、P型MOSFET2のソース電極とバックゲート電極の間に逆方向に接続される寄生ダイオード13で阻止することが可能となる。この結果、二次電池20から電源ライン11へと電流が流れ出した場合の二次電池20の充電電圧の下降を防止することが可能となる。また、ショットキーバリアダイオード102(図4)や別途P型MOSFET116(図5)を備えることなく、コンパレータ7とスイッチ回路8を備えることのみで二次電池20から電源ライン11へと流れ出す電流を阻止することが可能となり、従来の充電制御回路100(115)に比べ、コストダウンや回路面積の縮小化等を図ることが可能となる。
さらに、コンパレータ7からのハイレベル及びローレベルに基づいて相補的にスイッチングするスイッチ8A及びスイッチ8Bでスイッチ回路8を構成することにより、二次電池20から電源ライン11へと流れ出す電流の阻止と二次電池20の充電を、より確実に行うことが可能となる。
また、ソース電極の電圧がドレイン電極の電圧よりも高いとき、二次電池20の充電電圧が基準電圧Vrefに達するまで充電することが可能となる。また、寄生ダイオード13による二次電池20から電源ライン11に流れ出す電流の阻止に加えて、npn型トランジスタ5のコレクタ電圧が上昇したときのP型MOSFET2の動作により、二次電池20の充電電圧が下降されることを確実に防止することが可能となる。
また、P型MOSFET2を用いた場合、抵抗6の他端とバックゲート電極とを接続させることにより、ソース電極の電圧がドレイン電極の電圧よりも低いとき、npn型トランジスタ5のコレクタ電圧が上昇したときのP型MOSFET2の動作状態を確実に保持させることが可能となる。詳述すると、図4、図5に示す抵抗106のように、抵抗6の他端を電源ライン11と接続させた場合、電源ライン11の電圧が電圧V1となるとき、ソース電極に電圧V1が印加され、ゲート電極に抵抗6の電圧分下降した電圧が印加されることとなる。そして、このときのP型MOSFET2のゲート電極・ソース電極間の電圧がP型MOSFET2を動作させるのに十分な電圧となる場合、二次電池20から電源ライン11へと流れ出す電流を阻止する寄生ダイオード13を生成しているにも関わらず、動作状態のP型MOSFET2のドレイン電極からソース電極へと電流が流れる可能性がある。そこで、抵抗6の他端をバックゲート電極に接続させることにより、npn型トランジスタ5のコレクタ電圧が上昇したときのP型MOSFET2の動作を確実に保持させる。この結果、二次電池20から電源ライン11へと流れ出す電流が、P型MOSFET2を介して流れることを確実に防止することが可能となる。
以上、本発明に係る充電制御回路について説明したが、上記の説明は、本発明の理解を容易とするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。
本発明に係る充電制御回路の全体構成を示す回路図である。 本発明に係る充電制御回路の充電時の動作を示す回路図である。 本発明に係る充電制御回路の、電源ラインの電圧が電圧V1へ変化したときの動作を示す回路図である。 従来の充電制御回路の全体構成を示す回路図である。 従来の充電制御回路の全体構成を示す回路図である。
符号の説明
1 充電制御回路 2 P型MOSFET
3 抵抗 4 差動アンプ
5 npn型トランジスタ 6 抵抗
7 コンパレータ 8 スイッチ回路
9 接続端子 10 接続端子
11 電源ライン 12 寄生ダイオード
13 寄生ダイオード 20 二次電池
100 充電制御回路 101 P型MOSFET
102 ショットキーバリアダイオード 103 抵抗
104 差動アンプ 105 npn型トランジスタ
106 抵抗 107 接続端子
108 接続端子 109 寄生ダイオード
110 電源ライン 115 充電制御回路
116 P型MOSFET 117 寄生ダイオード
120 二次電池

Claims (4)

  1. 電源の電圧が印加される入力電極及び二次電池を充電するための電圧を出力する出力電極を有し、前記二次電池を充電する際にオンするMOSFETの前記入力電極及び前記出力電極の電圧を比較する比較回路と、
    前記入力電極の電圧が前記出力電極の電圧よりも低いときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記入力電極と前記出力電極のうち、前記二次電池から前記電源へと流れ出す電流を阻止可能な寄生ダイオードを生成する側の一方の電極と、前記MOSFETのバックゲート電極と、を接続し、
    前記入力電極の電圧が前記出力電極の電圧よりも高いときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記入力電極と前記出力電極のうち、前記一方の電極とは異なる他方の電極と、前記バックゲート電極と、を接続するスイッチ回路と、を備えた、
    ことを特徴とする充電制御回路。
  2. 前記スイッチ回路は、
    前記一方の電極と前記バックゲート電極とを接続する第1スイッチ回路と、
    前記他方の電極と前記バックゲート電極とを接続する第2スイッチ回路と、からなり、
    前記第1スイッチ回路及び前記第2スイッチ回路は、
    前記比較回路の比較結果に基づいて相補的にスイッチングする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電制御回路。
  3. 前記MOSFETは、
    前記二次電池の充電電圧が予め定められた電圧よりも低いときにオンし、
    前記二次電池の充電電圧が前記予め定められた電圧より高いときにオフする、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充電制御回路。
  4. 前記MOSFETは、P型MOSFETであって、
    前記P型MOSFETの制御電極は、前記バックゲート電極と接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の充電制御回路。
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