JP2008139489A - 顕微鏡装置 - Google Patents

顕微鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008139489A
JP2008139489A JP2006324603A JP2006324603A JP2008139489A JP 2008139489 A JP2008139489 A JP 2008139489A JP 2006324603 A JP2006324603 A JP 2006324603A JP 2006324603 A JP2006324603 A JP 2006324603A JP 2008139489 A JP2008139489 A JP 2008139489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
time
growth environment
imaging
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006324603A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Yonetani
信彦 米谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2006324603A priority Critical patent/JP2008139489A/ja
Publication of JP2008139489A publication Critical patent/JP2008139489A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

【課題】 被観察物の像を繰り返し撮像して複数の画像を生成する撮像部を備えた顕微鏡装置において、タイムラプス撮影時の生育環境の変化を容易に把握可能とすること。
【解決手段】 被観察物の生育環境を示す値を測定するセンサと、被観察物の特定領域を繰り返し異なる時点で撮像して複数の画像を生成する撮像部と、撮像部により繰り返し撮像を行った各時点での画像を記録するとともに、各時点の撮像開始前及び終了後の少なくとも一方の所定期間におけるセンサによる測定結果を画像に関連付けて記録する記録部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被観察物の像を繰り返し撮像して複数の画像を生成する撮像部を備えた顕微鏡装置に関する。
培養容器の培地等の環境を制御しながら、培地で成育中の培養細胞を拡大撮影する顕微鏡システムが実用化されている(特許文献1などを参照)。この顕微鏡システムでは、培養細胞に生じる緩やかな時間変化を視覚的に捉えるため、タイムラプス撮影が有効である(特許文献2などを参照)。
このような顕微鏡システムにおいて、特に、長時間に亘って上述したタイムラプス撮影を行う場合には、生育環境の変化を正しく把握する必要がある。
特開2005−326495号公報 特開2006−220904号公報
しかし、上述した顕微鏡システムでは、タイムラプス撮影時の生育環境の変化を把握する方法についての技術はなく、ユーザが、その都度手作業で生育環境の測定や、該当するデータの参照を行っていた。
本発明の顕微鏡装置は、被観察物の像を繰り返し撮像して複数の画像を生成する撮像部を備えた顕微鏡装置において、タイムラプス撮影時の生育環境の変化を容易に把握可能とすることを目的とする。
本発明の顕微鏡装置は、被観察物の生育環境を示す値を測定するセンサと、前記被観察物の特定領域を繰り返し異なる時点で撮像して複数の画像を生成する撮像部と、前記撮像部により繰り返し撮像を行った前記各時点での画像を記録するとともに、前記各時点の前記撮像開始前及び終了後の少なくとも一方の所定期間における前記センサによる測定結果を前記画像に関連付けて記録する記録部とを備える。
なお、好ましくは、前記記録部に記録された情報に基づいて、前記測定結果に基づく前記生育環境を示す値の変化を、前記撮像部の撮像開始前後の時間を示す情報とともに表示する表示部を備えても良い。
また、好ましくは、前記センサは、前記生育環境を示す値として、温度、湿度、炭素ガス濃度、pHのうち少なくとも1つを測定しても良い。
本発明の顕微鏡装置によれば、被観察物の像を繰り返し撮像して複数の画像を生成する撮像部を備えた顕微鏡装置において、タイムラプス撮影時の生育環境の変化を容易に把握可能とすることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の顕微鏡装置1の構成図である。図1に示すように、顕微鏡装置1は、装置本体10と、コンピュータ170と、モニタ160と、入力器180とを備える。装置本体10には、顕微鏡部150と、透過照明部40と、冷却カメラ300と、励起用光源70と、光ファイバ7とが備えられる。
顕微鏡部150には、ステージ23と、対物レンズ部27と、蛍光フィルタ部34と、結像レンズ部38と、偏向ミラー452と、フィールドレンズ411と、コレクタレンズ41とが備えられ、透過照明部40には、透過照明用光源47と、フィールドレンズ44と、偏向ミラー45とが備えられる。
ステージ23には、透明な培養容器20を収めたチャンバ100が載置される。培養容器20は培地で満たされており、蛍光物質で標識された培養細胞がその培地内で生育している。その培養細胞をチャンバ100の外側から観察するため、チャンバ100の底面の一部aと、チャンバ100の上面の一部bとはそれぞれ透明部になっている。ここでは簡単のため、培養容器20の上面が開放されている場合を説明するが、必要があれば培養容器20の上面は培養容器20と同質の蓋で覆われる。
対物レンズ部27には、図1のX方向に亘り複数種類の対物レンズが装着されており、対物レンズ部27が不図示の機構によりX方向へ駆動されると、装置本体10の光路に配置される対物レンズの種類が切り替わる。この切り替えはコンピュータ170の制御下で行われる。
蛍光フィルタ部34には、図1のX方向に亘り複数種類のフィルタブロックが装着されており、蛍光フィルタ部34が不図示の機構によりX方向へ駆動されると、装置本体10の光路に配置されるフィルタブロックの種類が切り替わる。この切り替えもコンピュータ170の制御下で行われる。
コンピュータ170は、光路に配置される対物レンズの種類と、光路に配置されるフィルタブロックの種類との組み合わせを、装置本体10に設定されるべき観察方法に応じて切り替える。以下では、この切り替えによって装置本体10の観察方法が位相差観察と2種類の蛍光観察との間で切り替わるのものとする。
このうち位相差観察と蛍光観察との間では、光路に配置されるフィルタブロックの種類と、光路に配置されうる対物レンズの種類との双方が異なり、2種対の蛍光観察の間では、光路に配置されるフィルタブロックの種類のみが異なる。また、位相差観察と蛍光観察との間では、照明方法も異なる。
コンピュータ170は、位相差観察時には、透過照明部40の光路を有効とするべく透過照明用光源47をオンし、蛍光観察時には、落射照明部の光路(励起用光源70、光ファイバ7、コレクタレンズ41、フィールドレンズ411、偏向ミラー452、蛍光フィルタ部34、対物レンズ部27を順に経由する光路)を有効とするべく、励起用光源70をオンする。なお、透過照明用光源47がオンされるときに励起用光源70はオフされ、励起用光源70がオンされるときに透過照明用光源47はオフされる。
位相差観察時、透過照明用光源47から射出した光は、フィールドレンズ44、偏向ミラー45、チャンバ100の透明部bを介して培養容器20の中の観察ポイントcを照明する。その観察ポイントcを透過した光は、培養容器20の底面、チャンバ100の透明部a、対物レンズ部27、蛍光フィルタ部34、結像レンズ38を介して冷却カメラ300の受光面に達し、観察ポイントcの位相差像を形成する。この状態で冷却カメラ300が駆動されると、位相差像が撮像され、画像データが生成される。この画像データ(位相差画像の画像データ)は、コンピュータ170へ取り込まれる。
蛍光観察時、励起用光源70から射出した光は、光ファイバ7、コレクタレンズ41、フィールドレンズ411、偏向ミラー452,蛍光フィルタ部34、対物レンズ部27、チャンバ100の透明部a、培養容器20の底面を介して培養容器20の中の観察ポイントcを照明する。これによって、観察ポイントcに存在する蛍光物質が励起され、蛍光を発する。この蛍光は、培養容器20の底面、チャンバ100の透明部a、対物レンズ部27、蛍光フィルタ部34、結像レンズ38を介して冷却カメラ130の受光面に達し、観察ポイントcの蛍光像を形成する。この状態で冷却カメラ300が駆動されると、蛍光像が撮像され、画像データが生成される。この画像データ(蛍光画像の画像データ)は、コンピュータ170へ取り込まれる。
なお、コンピュータ170は、ステージ23のXY座標及び対物レンズ部27のZ座標を制御することにより、培養容器20における観察ポイントcのXYZ座標を制御する。
また、チャンバ100には、不図示のシリコーンチューブを介して不図示の加湿器が接続されており、チャンバ100の内部の湿度及びCO2濃度は、予め決められた値の近傍にそれぞれ制御される。また、チャンバ100の周辺の雰囲気は、不図示の熱交換器によって適度に循環され、それによってチャンバ100の内部温度も予め決められた値の近傍に制御される。このようなチャンバ100の内部の湿度、CO2濃度、温度は、センサ151により測定される。そして、センサ151による測定結果は、コンピュータ170へ取り込まれる。その一方で、冷却カメラ300は装置本体10との他の部分とは別の筐体に収められており、チャンバ100の内部温度に拘わらず装置本体10の外気温度と同程度に保たれる。
次に、タイムラプス撮影に関するコンピュータ170の動作を説明する。
コンピュータ170には、観察用のプログラムがインストールされており、コンピュータ170はそのプログラムに従って動作するものとする。ユーザからコンピュータ170への情報入力は、何れも入力器180を介して行われるものとする。
図2は、コンピュータ170の動作フローチャートである。図2に示すとおり、最初にコンピュータ170は、装置本体10の観察方法を位相差観察(正確には低倍率の位相差観察)に設定し、その状態でバードビュー画像の画像データを取得し、それをモニタ160へ表示する(ステップS11)。バードビュー画像とは、培養容器20の比較的広い領域の画像である。
バードビュー画像の画像データを取得するに当たって、コンピュータ170は、培養容器20における観察ポイントcをXY方向へ移動させながら位相差画像の画像データを繰り返し取得し、取得された複数の画像データを1枚の画像の画像データに合成する。個々の画像データは、所謂タイル画像の画像データであり、合成後の画像データがバードビュー画像の画像データである。
ユーザは、モニタ160に表示されたバードビュー画像を観察しながら、タイムラプス撮影の条件(インターバル、ラウンド数、観察ポイント、観察方法など)を決定する。
コンピュータ170は、ユーザから条件が入力されると(ステップS11YES)、その条件が書き込まれたレシピを作成する(ステップS13)。レシピの格納先は、例えばコンピュータ170のハードディスクである。以下、レシピに書き込まれたインターバル、ラウンド数、観察ポイント、観察方法をそれぞれ「指定インターバル」、「指定ラウンド数」、「指定ポイント」、「指定観察方法」と称す。
その後、コンピュータ170は、ユーザからタイムラプス撮影の開始指示が入力されると(ステップS14)、タイムラプス撮影を開始する(ステップS15)。
タイムラプス撮影では、コンピュータ170は、培養容器20の観察ポイントcを指定ポイントに一致させると共に、装置本体10の観察方法を指定観察方法に設定し、その状態で画像データを取得する。指定観察方法が3種類であった場合は、装置本体10の観察方法を3種類の指定観察方法の間で切り替えながら3種類の画像データを連続的に取得する。これによって、第1ラウンドの撮影が終了する。
その後、コンピュータ170は、第1ラウンドの撮影開始時刻から指定インターバルだけ待機時間をおき、第2ラウンドの撮影を開始する。第2ラウンドの撮影方法は、第1ラウンドのそれと同じである。
さらに、以下の撮影は、実行済みのラウンド数が指定ラウンド数に達するまで(ステップS18YESとなるまで)繰り返される。
さて、タイムラプス撮影の期間中(ステップS18NOとなる期間中)、コンピュータ170は、装置本体10から取り込んだ画像データを図3に示すとおり実施経過ファイルへ逐次蓄積する。この実施経過ファイルの格納先は、例えばコンピュータ170のハードディスクである。
また、タイムラプス撮影の期間中(ステップS18NOとなる期間中)、コンピュータ170は、培養容器20の生育環境(チャンバ100の内部の湿度、CO2濃度、温度)を監視し、撮影タイミングであると判定されると(ステップS16YES)、その時点でのセンサ151による測定結果を、該当タイミングで生成した画像データと関連付けて実施経過ファイルへ書き込む(ステップS17)。なお、センサ151による測定は、タイムラプス撮影の期間中(ステップS18NOとなる期間中)だけでなく、タイムラプス撮影の開始前及び終了後の所定時間中は、同様に行われるものとする。
さらに、コンピュータ170は、タイムラプス撮影の期間中又はタイムラプス撮影の終了後にユーザから確認指示が入力されると、その時点における実施経過ファイルの内容を参照し、それに基づき以下に説明する実施経過確認用画面をモニタ160へ表示する。
図4A及び図4Bは、実施経過確認用画面を示す図である。図4Aに示すとおり、実施経過確認用画面には、表示領域101,102,103,104と、再生コントロール部105と、状態表示領域106と、測定結果表示領域107とが配置される。
表示領域101は、位相差画像の動画像が表示されるべき領域であり、表示領域102は、2種類の蛍光画像の一方(第1の蛍光画像)の動画像が表示されるべき領域であり、表示領域103は、2種類の蛍光画像の他方(第2の蛍光画像)の動画像が表示されるべき領域である。また、表示領域104は、位相差画像と蛍光画像との合成画像の動画像が表示されるべき領域である。
動画像の表示に先立ち、コンピュータ170は、各ラウンドで取得された3種類の画像データを実施経過ファイル(図3参照)から読み出し、このうち位相差画像の画像データの各フレームを時系列順に連結して位相差画像の動画像ファイルを作成し、第1の蛍光画像の画像データの各フレームを時系列順に連結して第1の蛍光画像の動画像ファイルを作成し、第2の蛍光画像の画像データの各フレームを時系列順に連結して第2の蛍光画像の動画像ファイルを作成する。また、コンピュータ170は、位相差画像の画像データと蛍光画像の画像データとをフレーム毎に合成し、合成後の各フレームを時系列順に連結して合成画像の動画像ファイルを作成する。これら4種類の動画像ファイルの格納先は、例えばコンピュータ170のハードディスクである。
動画像の表示にあたり、コンピュータ170は、作成された4種類の動画像ファイルを同時並列的に読み出し、4種類の動画像を4つの表示領域101,102,103,104へ個別に表示するための動画像信号を生成し、それを生成順にモニタ160へ送出する。以下、この動画像ファイルの読み出、動画像信号の生成、及び動画像信号の送出からなるコンピュータ170の一連の処理を「動画像ファイルの再生」という。
図4Bに示す再生コントロール部105は、動画像ファイルの再生に関する指示をユーザがコンピュータへ入力するためのGUI画像である。
図4Bは、再生コントロール部105の拡大図である。図4Bに示すとおり再生コントロール部105には、停止ボタン52、スキップボタン53、再生ボタン54、早送りボタン55、生育環境変化グラフ呼び出しボタン56(詳細は後述する)、タイムライン50などが配置される。
ユーザが再生ボタン54を選択すると、動画像ファイルの再生画開始され、表示領域101,102,103,104に対する動画像の表示が開始される。また、ユーザが停止ボタン52を選択すると、表示領域101,102,103,104に表示されている動画像が静止する。
動画像ファイルにおける再生箇所は、タイムライン50に反映される。ライムライン50の左端(1)は動画像ファイルの先頭(タイムラプス撮影の開始時点)を示し、タイムライン50の右端(2)は動画像ファイルの後尾(タイムラプス撮影の終了時点)を示す。なお、タイムラプス撮影が終了していないときには、タイムライン50の右端(2)は現時点を示す。このタイムライン50上にスラーダーバー60が配置され、動画像ファイルにおける再生箇所は、スラーダーバー60の左右方向の位置によってリアルタイムで表される。
このスラーダーバー60の左右方向の位置は、ユーザによって自由に変更することが可能である。スラーダーバー60の左右方向の位置が変化すると、動画像ファイルにおける再生箇所もそれに応じて変化する。
状態表示領域106は、現在の生育環境の状態が表示されるべき領域である。また、測定結果表示領域107は、予め定められた生育環境及びセンサ151による最近の測定結果が表示されるべき領域である。図4Aでは、生育環境の一例として、温度情報を表示する例を示す。コンピュータ170は、センサ151から取り込んだ測定結果と予め定められた生育環境とを比較して現在の生育環境の状態を状態表示領域106に表示する。図4Aの例では、安定した状態である「Stable」を表示している。なお、コンピュータ170は、センサ151から取り込んだ測定結果と予め定められた生育環境とを比較して、現在の生育環境の状態が好ましくないと判定した場合には、不安定な状態である「Unstable」を状態表示領域106に表示する他に、不図示のランプなどを点滅させたり、不図示のスピーカなどにより警告音を発しても良い。また、タイムライン50上にも、警告マークなどを表示すると良い。
また、ユーザが生育環境変化グラフ呼び出しボタン56選択すると、コンピュータ170は実施経過ファイルからセンサ151による測定結果を読み出して、生育環境変化グラフを実施経過確認用画面(図4参照)とは別のウィンドウでモニタ160へ表示する。図5は、生育環境変化グラフ確認用画面を示す図である。図5に示すとおり、生育環境変化グラフ確認用画面には、グラフ表示領域110と、レンジコントロール部111と、スクロールバー112と、ウィンドウクローズボタン113とが配置される。
グラフ表示領域110は、タイムラプス撮影の期間中における生育環境の変化を示すグラフが表示されるべき領域である。なお、グラフ上において、タイムラプス撮影の期間に該当する部分(110−1参照)の色を変えるなどして、タイムラプス撮影期間をユーザが確認可能な表示を行う。また、生育環境の変化を示すグラフは、タイムラプス撮影の期間に加えて、タイムラプス撮影の期間の前と後との所定期間における生育環境の変化も表示することにより、タイムラプス撮影の開始前及び終了後に亘って、タイムラプス撮影が正しい生育環境下で実施されたものであるかどうかを検証することができる。
レンジコントロール部111及びスクロールバー112は、グラフ表示領域110に表示されるべきグラフの表示形態を調整するための指示を、ユーザがコンピュータへ入力するためのGUI画像である。また、ウィンドウクローズボタン113は、図5に示す生育環境変化グラフ確認用画面を閉じるための指示を、ユーザがコンピュータへ入力するためのGUI画像である。
さらに、グラフ表示領域110をGUI画像とし、グラフ上の任意の位置をユーザが選択すると、対応する画像をモニタ16へ表示する構成としても良い。このような構成とすることにより、ユーザは、生育環境の変化を確認しながら、その時点で生成した画像を簡単に呼び出すことができる。また、グラフ表示領域110上において、上述した「Unstable」な状態を検出した時点に何らかのマークを表示しておくと良い。
また、上述した動画像ファイルの再生中に、動画像の近傍又は動画像に重畳して生育環境を示す値をデジタル表示する構成としても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、被観察物の生育環境を示す値を測定するセンサと、被観察物の特定領域を繰り返し異なる時点で撮像して複数の画像を生成する撮像部と、撮像部により繰り返し撮像を行った各時点での画像を記録するとともに、各時点の撮像開始前及び終了後の少なくとも一方の所定期間におけるセンサによる測定結果を画像に関連付けて記録する記録部とを備える。したがって、被観察物の像を繰り返し撮像して複数の画像を生成する撮像部を備えた顕微鏡装置において、タイムラプス撮影時の生育環境の変化を容易に把握可能とすることができる。
また、本実施形態によれば、記録部に記録された情報に基づいて、測定結果に基づく生育環境を示す値の変化を、撮像部の撮像開始前後の時間を示す情報とともに表示する表示部を備える。したがって、ユーザは、表示部を目視することにより、タイムラプス撮影が正しい生育環境下で実施されたものであるかどうかを容易に検証することができる。
なお、本実施形態では、生育環境の一例として、温度情報を用いて一連の説明を行ったが、湿度、炭素ガス濃度、pH等についても同様である。また、本実施形態では、チャンバ100内の湿度、CO2濃度、温度をセンサ151により測定する例を示したが、培養容器20の内部にセンサを配置して培地の温度などをさらに測定しても良い。また、本実施形態では、チャンバ100内にセンサ151を備える例を示した(図1参照)が、チャンバ100の外にセンサを配置しても良い。また、顕微鏡装置1の外部にセンサを配置しても良い。
また、本実施形態では、図5に示した生育環境変化グラフ確認用画面において、タイムラプス撮影の期間に加えて、タイムラプス撮影の期間の前と後との所定期間における生育環境の変化も表示する例を示したが、タイムラプス撮影の期間に加えて、タイムラプス撮影の期間の前と後との何れかの所定期間における生育環境の変化のみを表示しても良い。
顕微鏡装置1の構成図である。 コンピュータ170の動作フローチャートである。 実施経過ファイルを説明する図である。 実施経過確認用画面を示すである。 生育環境変化グラフ確認用画面を示す図である。
符号の説明
1…顕微鏡装置,10…装置本体,170…コンピュータ,160…モニタ,180…入力器,150…顕微鏡部,300…冷却カメラ,151…センサ

Claims (3)

  1. 被観察物の生育環境を示す値を測定するセンサと、
    前記被観察物の特定領域を繰り返し異なる時点で撮像して複数の画像を生成する撮像部と、
    前記撮像部により繰り返し撮像を行った前記各時点での画像を記録するとともに、前記各時点の前記撮像開始前及び終了後の少なくとも一方の所定期間における前記センサによる測定結果を前記画像に関連付けて記録する記録部と
    を備えたことを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡装置において、
    前記記録部に記録された情報に基づいて、前記測定結果に基づく前記生育環境を示す値の変化を、前記撮像部の撮像開始前後の時間を示す情報とともに表示する表示部を備えた
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  3. 請求項1に記載の顕微鏡装置において、
    前記センサは、前記生育環境を示す値として、温度、湿度、炭素ガス濃度、pHのうち少なくとも1つを測定する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
JP2006324603A 2006-11-30 2006-11-30 顕微鏡装置 Withdrawn JP2008139489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006324603A JP2008139489A (ja) 2006-11-30 2006-11-30 顕微鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006324603A JP2008139489A (ja) 2006-11-30 2006-11-30 顕微鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008139489A true JP2008139489A (ja) 2008-06-19

Family

ID=39601030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006324603A Withdrawn JP2008139489A (ja) 2006-11-30 2006-11-30 顕微鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008139489A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018128437A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社トプコン 測量装置、及び測量システム
WO2018207264A1 (ja) * 2017-05-09 2018-11-15 オリンパス株式会社 画像再生装置及び観察システム
CN113470185A (zh) * 2021-06-28 2021-10-01 平湖莱顿光学仪器制造有限公司 一种呈现三维显微图像的方法与设备
CN113469865A (zh) * 2021-06-28 2021-10-01 平湖莱顿光学仪器制造有限公司 一种获取显微图像的方法与设备

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018128437A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社トプコン 測量装置、及び測量システム
JP7355470B2 (ja) 2017-02-10 2023-10-03 株式会社トプコン 測量装置、及び測量システム
WO2018207264A1 (ja) * 2017-05-09 2018-11-15 オリンパス株式会社 画像再生装置及び観察システム
US11194145B2 (en) 2017-05-09 2021-12-07 Olympus Corporation Image reproducing device and observation system for selecting images using tag information attached in accordance with information that operation is performed on sample and input when at least one of images is acquired
CN113470185A (zh) * 2021-06-28 2021-10-01 平湖莱顿光学仪器制造有限公司 一种呈现三维显微图像的方法与设备
CN113469865A (zh) * 2021-06-28 2021-10-01 平湖莱顿光学仪器制造有限公司 一种获取显微图像的方法与设备
CN113470185B (zh) * 2021-06-28 2024-03-12 平湖莱顿光学仪器制造有限公司 一种呈现三维显微图像的方法与设备
CN113469865B (zh) * 2021-06-28 2024-04-19 平湖莱顿光学仪器制造有限公司 一种获取显微图像的方法与设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4893275B2 (ja) 顕微鏡装置
JP2008139487A (ja) 顕微鏡装置
JP4973162B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム及び観察システム
JP4954800B2 (ja) 顕微鏡撮像システム
EP1691230B2 (en) Photo-micrographing device and its control method
JP5039355B2 (ja) 自動培養装置
WO2009081832A1 (ja) タイムラプス画像の画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理装置
JP4930508B2 (ja) 顕微鏡装置
US8014579B2 (en) Microscope system and method for synthesizing microscopic images
WO2007142339A1 (ja) 観察装置および観察方法
JP2007114742A (ja) 観察装置
JP2008139489A (ja) 顕微鏡装置
JP5466976B2 (ja) 顕微鏡システム、観察画像の表示方法、プログラム
JP5115552B2 (ja) 観察装置および波長制限フィルタ
WO2010117052A1 (ja) 生体試料観察装置
JP2007328134A (ja) 観察装置、および観察プログラム
JP2008003331A (ja) 顕微鏡装置
JP4563693B2 (ja) 顕微鏡撮影装置、明るさ調整方法および明るさ調整プログラム
JP5034328B2 (ja) 観察装置、および観察プログラム
JP2006038977A (ja) 光学顕微鏡システムおよびこれを用いた試料動画像生成方法
JP2009036808A (ja) 観察装置
JP6473130B2 (ja) デジタルパソロジーのためのメカニカルステージおよび病理診断システム
JP4820458B2 (ja) 顕微鏡システム、顕微鏡システムの動作制御方法および動作制御プログラムを記録した記録媒体
JP2009027948A (ja) 培養装置
JP2009169235A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100202