JP2008139195A - 地滑り測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで、しかも、精度良く、一定領域内の地盤の変状を測定することができる地滑り測定方法を提供することを目的としている。
【解決手段】地滑り測定対象領域W内に、複数の測点A1,A2,…A9を設定すると共に、地滑り測定対象領域W内又は領域外に一つ又は複数の不動基点Bを設定する。前記不動基点Bには、前記各測点A1,A2,…A9に向けてレーザー光を発するレーザー距離測定器1及び無線通信装置2を設置する。一つ又は複数の測点A1等に、他の測点A2等との距離を測定するレーザー距離測定器5-1等及び無線通信装置6を設置し、該測点A1等のレーザー距離測定器5-1等により、すべての測点について少なくとも他のいずれか一つの測点との距離を測定する。上記距離測定作業を、所定周期毎に実施し、測定した距離を、無線通信装置により一つのデータ集合部3に入力し、前記各測定距離の時系列的変化に基づき、各測点の変位を求める。
【選択図】図2
【解決手段】地滑り測定対象領域W内に、複数の測点A1,A2,…A9を設定すると共に、地滑り測定対象領域W内又は領域外に一つ又は複数の不動基点Bを設定する。前記不動基点Bには、前記各測点A1,A2,…A9に向けてレーザー光を発するレーザー距離測定器1及び無線通信装置2を設置する。一つ又は複数の測点A1等に、他の測点A2等との距離を測定するレーザー距離測定器5-1等及び無線通信装置6を設置し、該測点A1等のレーザー距離測定器5-1等により、すべての測点について少なくとも他のいずれか一つの測点との距離を測定する。上記距離測定作業を、所定周期毎に実施し、測定した距離を、無線通信装置により一つのデータ集合部3に入力し、前記各測定距離の時系列的変化に基づき、各測点の変位を求める。
【選択図】図2
Description
本発明は、地滑りの状況を面的に測定する地滑り測定方法に関する。
近年、度重なる地震や集中豪雨による地盤災害の経験から、公共機関を中心とし、ハザードマップや災害時の対処マニュアル等が作成されているが、ハザードマップの作成には、地盤に関する最新の正確なデータを得ることが必要である。
たとえば、高速道路沿いの法面等は、速やかに災害危険情報を提供する必要性があり、地盤に関する重要なデータの一つとして、地盤の面的な変状、すなわち、地滑りの情報を得ることが重要となる。
面的に地滑りを測定する従来方法の一つとして、地滑り測定対象領域内に複数の測点を設定し、各測点に、GPS、加速度計及び傾斜計等を内蔵する測定装置を設置し、測点毎に地盤の変位、振動及び傾斜を測定する方法がある。この測定方法を実施する場合、観測者は、年に幾度か、定期的に各測点を巡り、測定記録を収集している(従来例1、特許文献1)。
上記従来例1の測定方法に対し、最近では、地滑り測定対象領域内に複数の測点を設定し、すべての測点を視認可能な箇所に3D計測器を設置し、該3D計測器により各測点の三次元的座標を測定する方法も実施されている。このような測定作業を周期的に行うことにより、各測点の変位を検出し、三次元的な地盤の変化を観測している(従来例2)。
特開2004−45158号公報
従来例1では次のような課題がある。
(1)すべての測点に、GPS、加速度計及び傾斜計等を内蔵する測定装置を設置するために、物品購入費が高価になる。
(1)すべての測点に、GPS、加速度計及び傾斜計等を内蔵する測定装置を設置するために、物品購入費が高価になる。
(2)観測者は各測点を巡って測定記録を収集しなければならないので、定期的にデータを収集する場合、データ収集作業に手間がかかる。
(3)測定装置には加速度計等を作動させるためにバッテリを備えているが、加速度計等は、継続的に作動させる必要があるため、バッテリの消耗が速く、頻繁にバッテリを取り換えなければならず、メンテナンスに手間がかかる。
従来例2では次のような課題がある。
(1)3D計測器は、複数の測点の三次元座標位置を直接測定できるが、非常に高価であり、しかも、計測毎に3D計測器を現地に運送し、設置しなければならず、作業コストも高くなる。ちなみに、大形の3D計測器は数千万円を要する。
(1)3D計測器は、複数の測点の三次元座標位置を直接測定できるが、非常に高価であり、しかも、計測毎に3D計測器を現地に運送し、設置しなければならず、作業コストも高くなる。ちなみに、大形の3D計測器は数千万円を要する。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、地滑りによる地盤の変化を面的に精度良く測定出来ると共に、各測点にバッテリを有する装置を配置していても、バッテリの消耗が少なく、長期間、メンテナンスフリーの状態で測定でき、物品購入コスト、作業コスト及び管理コストを低減できる地滑りの測定方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、地滑り測定対象領域内に、複数の測点を設定すると共に、地滑り測定対象領域内又は該領域外に一つ又は複数の不動基点を設定し、前記不動基点には、前記各測点に向けてレーザー光を発するレーザー距離測定器及び無線通信装置を設置し、前記レーザー距離測定器により不動基点と各測点との距離を測定し、一つ又は複数の測点に、他の測点との距離を測定するレーザー距離測定器及び無線通信装置を設置し、該測点のレーザー距離測定器により、すべての測点について少なくとも他のいずれか一つの測点との距離を測定し、測定した各距離を、無線通信装置により一つのデータ集合部に入力し、前記各測定距離の時系列的変化に基づき、各測点の変位を求めることを特徴としている。
上記方法によると、(1)レーザー光を利用して、不動基点と各測点との距離、並びに各測点間の距離を、定期的に測定し、測定距離の変化により、地滑り測定対象領領域の面的な変化(変状)を求めるので、簡単に、かつ、精度良く地盤の変化を測定できる。
(2)不動基点及び各測点に、レーザー距離測定器及び無線通信装置を設置するので、3D計測器を使用する方法と比べ、物品購入コストを大幅に削減でき、また、各測点に加速度計等を設置する方法と比べても、バッテリ等のエネルギーの消費が少なくて済み、経済的である。
(3)不動基点及び各測点での測定値を、無線通信により一箇所のデータ集合部に集合させるので、観測者が各測点を巡って測定データを収集する必要性はなく、データ収集作業に手間がかからない。
本発明は、上記測定方法において、上記データ集合部を前記不動基点に設けることができる。
上記方法によると、同一場所に不動基点用のレーザー距離測定器及び無線通信装置と、データ集合部を設置できるので、それらの設置作業及びメンテナンスが容易になる。
本発明は、上記方法において、前記不動基点又は前記測点に設置されるレーザー距離測定装置として、縦軸芯回りに所定の角度範囲でレーザー光を発振する装置を設置することができる。
上記方法によると、一台のレーザー距離測定装置により複数の測点との距離を測定することができ、製品コストを一層低減することができる。
図1〜図3は、本発明にかかる地滑り測定方法の一例を示したものであり、これらの図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。
図1は地滑り測定対象領域の一具体例を示しており、高速道路Rに沿って形成された法面を、地滑り測定対象領域Wとしている。この地滑り測定対象領域Wの全域に、概ね均一に分布するように複数の測点A1,A2,…A9を設定すると共に、地滑り測定対象領域W外であって、経験的に地盤が変位しない箇所に、不動基点Bを設定している。不動基点Bは、該実施の形態では一箇所であるが、2箇所以上に設定することも可能である。ただし、一箇所に設定する場合には、一箇所の不動基点Bから、すべての測点A1,A2,…A9が観測可能な箇所に設定される。
図2は図1を平面的に描いた模式図であり、不動基点Bには、すべての測点A1,A2,…A9に向けて距離測定用のレーザー光L1,L2,…L9を発する基点用レーザー距離測定装置1、無線通信装置2及びデータ集合部3を設置している。一方、各測点A1,A2,…A9には、他の任意の測点に対してレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-1, 5-2, 5-3, 5-4, 5-5, 5-6, 5-7, 5-8, 5-9及び無線通信装置6がそれぞれ設置されると共に、前記基点用レーザー距離測定装置1からのレーザー光L1,L2,…L9を反射して不動基点Bのレーザー距離測定装置1に戻す測標体並びに他の測点のレーザー距離測定装置5-1等から発せられるレーザー光を同じレーザー距離測定装置5-1等へと反射する測標体7-1, 7-2, 7-3, 7-4, 7-5, 7-6, 7-7, 7-8, 7-9が設けられている。
図2の例では、各測点A1,A2,…A9には、次のような方向にレーザー光を発する測点用レーザー距離測定装置5-1,5-2,…5-9が設定されている。すなわち、測点A1及び測点A3には、測点A2に向かってレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-1,5-3が設けられている。測点A2には、測点A1、測点A3及び測点A5に向かってレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-2が設けられている。測点A4には、測点A5及び測点A7に向かってレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-4が設けられている。測点A5には、測点A2、測点A4、測点A6及び測点A8に向かってレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-5が設けられている。測点A6には、測点A5及び測点A9に向かってレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-6が設けられている。測点A7には、測点A4及び測点A8に向かってレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-7が設けられている。測点A8には、測点A5, 測点A7及び測点A9に向かってレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-8が設けられている。測点A9には、測点A6及び測点A8に向かってレーザー光を発するレーザー距離測定装置5-8が設けられている。
したがって、図2の測定システムにおいては、不動基点Bのレーザー距離測定装置1により、不動基点Bと、各測点A1,A2,…A9との各距離L1,L2,…L9を測定すると同時に、各測点A1,A2,…A9のレーザー距離測定装置5-1, 5-2,… 5-9により、測点A1A2間の距離L12、測点A2A3間の距離L23, 測点A2A5間の距離L25, 測点A4A5間の距離L45, 測点A5A6間の距離L56, 測点A4A7間の距離L47, 測点A5A8間の距離L58, 測点A6A9間の距離L69, 測点A7A8間の距離L78及び測点A8A9間の距離L89を測定する。しかも、上記各測点間の距離L12、L23,L25,L45,L56,L47,L58,L69,L78,L89は、いずれも互いに対向する測点の両レーザー距離測定装置5-1,5-2…5=9等により二重に測定し、精度を上げている。
図3は、測点間距離の測定の一例として、測点A1A2間の距離L12を測定している状態を略図的に示している。測点A1のレーザー距離測定装置5-1は周知の構造であり、レーザー発振器11と、反射鏡又はプリズム12等から構成されると共にバッテリ13を備えており、レーザー発振器11から発振されるレーザー光は、反射鏡12にて反射して、投光口13から測点A2の測標体7-2に向けて発信され、該測標体7-2で反射して測点A1のレーザー距離測定装置5-1に戻る。これにより、測点A1と測点A2の測標体7-2との距離L12を測定し、無線装置6により、データ集合部13に送信する。図3の構造では、測点A2の測標体7-2は測点A2から一定距離dだけ測点A1寄りに設置されているので、実際の測定値は(L12−d)となるが、この実際の測定値(L12−d)にdを加えることより、測地値L12として無線通信装置6によりデータ集合部3に送信してもよく、また、実際の測定値(L12−d)の状態で、データ集合部3に送信し、データ集合部3又は管理センターなどでL12に補正してもよい。勿論、測標体7-2の設置位置を測点A2の垂直線上に設定して、実質的に測点A1A2間の距離を直接測定することも可能である。
なお、測標体7-2の形状は、たとえば、直径の異なる複数の円柱体を、大径の円柱体か順次積み重ねた形状となっており、設置時には、最も小径の円柱体にレーザー光が衝突するように位置決めし、地盤の変化により測標体7-2が傾いた時には、たとえば次ぎの径の円柱体にレーザー光が衝突することにより、測標体7-2の傾きによる測定距離の狂いを大まかに修正できるようになっている。
一方、測点A2のレーザー距離測定装置5−2から発せられるレーザー光によっても、前記測点A1のレーザー距離測定装置5-1による測定と同様に測点A1A2間の距離L12を測定し、無線通信装置6により、データ集合部3に発信する。このように、測点A1及び測点A2の各レーザー距離測定装置5-1,5-2により、測点A1A2間の距離L12を二重に測定し、測定精度を向上させているのである。
なお、図3では、レーザー距離測定装置5-1、5-2の投光口13と、測標体7-1,7-2の中心とが重なるように見えるが、実際は、異なる位置に設定してあり、相手側のレーザー距離測定装置5-1又は5-2から発せられるレーザー光は、必ず測標体7-2,7-1に衝突して、反射される構成となっている。
前記測点A1A2間以外の測点間距離についても、測点A1A2間の距離の測定と同様に、対向する2つのレーザー距離測定装置によって二重に測定し、それらの測定値をデータ収集部3に無線通信装置6により送信するようになっている。
図2の不動基点Bのレーザー距離測定装置1も測点用のレーザー距離測定装置5-1等と同様な構成なっているが、不動基点Bと各測点A1,A2,…A9との距離L1,L2,…L9の測定については、不動基点Bのレーザー距離測定装置1のみにより行われる。
[地滑り測定対象領域の全体の測定作業]
図1において、地滑り測定対象領域Wの状況及び危険度等により、測定頻度は異なるが、たとえば2〜3ヶ月毎に各距離の測定を行い、測定距離のデータを収集し、該データに基づき、地滑り測定対象領域Wの面点な変位(変状)を観察する。
図1において、地滑り測定対象領域Wの状況及び危険度等により、測定頻度は異なるが、たとえば2〜3ヶ月毎に各距離の測定を行い、測定距離のデータを収集し、該データに基づき、地滑り測定対象領域Wの面点な変位(変状)を観察する。
具体的には、図2において、不動基点Bに設置したレーザー距離測定装置1により、不動基点Bと各測点A1,A2,…A9との距離L1,L2,…L9を測定すると同時に、各測点A1,A2,…A9に設置されたレーザー距離測定装置5-1,5-2,…5-9により、各測点間距離L12,23,…L89を測定し、それらの測定値を、無線通信装置6等によりデータ集合部3に集合し、該データ集合部3からコンピュータ等を備えた管理センター又は研究所等に無線で送信する。
管理センター等では、前記測定した各距離L1,L2,…L9及びL12,L23,…L89の時系列的な変化から、地滑り測定対象領域Wの面的な変状を求め、地滑りの動向を推測する。
[実施の形態の効果]
(1)このように、レーザー光を利用して、不動基点Bと各測点A1,A2,…A9との距離L1,L2,…L9、並びに各測点間の距離L12,23,…L89を定期的に測定し、測定距離の時系列的な変化により、地滑り測定対象領領域の面的な変位(変状)を求めるので、容易に、かつ、精度良く地盤の変化を観察できる。
(1)このように、レーザー光を利用して、不動基点Bと各測点A1,A2,…A9との距離L1,L2,…L9、並びに各測点間の距離L12,23,…L89を定期的に測定し、測定距離の時系列的な変化により、地滑り測定対象領領域の面的な変位(変状)を求めるので、容易に、かつ、精度良く地盤の変化を観察できる。
(2)不動基点B及び各測点A1,A2,…A9には、レーザー距離測定器1,5-1,5-2,…5-9及び無線通信装置2、6を設置するので、3D計測器を使用する方法と比べ、物品購入コストを大幅に削減でき、また、各測点に加速度計等を設置する方法と比べても、バッテリ等のエネルギーの消費が少なくて済み、経済的である。
(3)不動基点B及び各測点A1,A2,…A9での測定値を、無線通信により一箇所のデータ集合部3に集合させるので、観測者が各測点A1,A2,…A9を巡って測定データを収集する必要性はなく、観測作業及びデータ収集作業に手間がかからない。
(4)同一場所に不動基点用のレーザー距離測定器1及び無線通信装置2と、データ集合部3を設置しているので、それらの設置作業及びメンテナンスが容易になる。
[その他の実施の形態]
(1)図4は測点間距離の測定に関し、一方の測点に設置したレーザー距離測定装置のみで測点間距離を測定する例を示している。たとえば、測点A2A3間の距離L23を測定する場合に、測点A3には測標体7-3のみを設置し、測点A2に設置したレーザー距離測定装置5-1のみで測点A2A3の距離L23を測定する。
(1)図4は測点間距離の測定に関し、一方の測点に設置したレーザー距離測定装置のみで測点間距離を測定する例を示している。たとえば、測点A2A3間の距離L23を測定する場合に、測点A3には測標体7-3のみを設置し、測点A2に設置したレーザー距離測定装置5-1のみで測点A2A3の距離L23を測定する。
(2)図5は、レーザー光Tを、縦軸芯O1回りの全方位(360°)に発するレーザー距離測定装置50であり、このようなレーザー距離測定装置50を用いて、不動基点と測点との距離又は測点間の距離を測定することも可能である。図5に示すレーザー距離測定装置50は、円筒状の装置本体54内に、上下にレーザー光線を発振するレーザー発振器51と、該レーザー発振器51から上向きに発振されたレーザー光線を水平なレーザーリングビームBに変換するロッドプリズム(円筒状のリングビーム生成光学素子)52等を内蔵している。装置本体54の上端部には、前記レーザーリングビームBを構成する多数のレーザー光線Tが全方位(360°の範囲)に向けて放射される窓孔53が形成されている。このようなレーザー距離測定装置50を利用することにより、測定が必要な複数の測点間距離又は不動基点と測点間との距離を、一つのレーザー距離測定装置50により測定でき、一層の物品購入費のコストダウンが図れる。なお、図5のレーザー距離測定装置50は、360°の範囲でレーザー光を発するが、たとえば180°、90°又は60°の範囲等、必要に応じて適宜の扇形範囲内でレーザー光を発する構成とすることも可能である。
(3)図1及び図2の実施の形態では、不動基点Bを、地滑り測定対象領域外に設定しているが、地滑り測定対象領域内であっても、経験または観測により、略不動の箇所であれば、不動基点Bを設定することも可能である。
(4)図1及び図2の実施の形態では、不動基点Bを、一箇所に設定しているが、複数箇所に設定することも可能である。この場合は、必ずしも、一つの不動基点によって全測点との距離を測定する必要はなく、複数の不動点により測定する測点を分担することが可能となる。
1 不動基点用のレーザー距離測定装置
2 不動基点用の無線通信装置
3 データ集合部
5-1,5-2,…5-9 測点用のレーザー距離測定装置
6 測点用の無線通信装置
2 不動基点用の無線通信装置
3 データ集合部
5-1,5-2,…5-9 測点用のレーザー距離測定装置
6 測点用の無線通信装置
Claims (3)
- 地滑り測定対象領域内に、複数の測点を設定すると共に、地滑り測定対象領域内又は該領域外に一つ又は複数の不動基点を設定し、
前記不動基点には、前記各測点に向けてレーザー光を発するレーザー距離測定器及び無線通信装置を設置し、前記レーザー距離測定器により不動基点と各測点との距離を測定し、
一つ又は複数の測点に、他の測点との距離を測定するレーザー距離測定器及び無線通信装置を設置し、該測点のレーザー距離測定器により、すべての測点について少なくとも他のいずれか一つの測点との距離を測定し、
測定した各距離を、無線通信装置により一つのデータ集合部に入力し、
前記各測定距離の時系列的変化に基づき、各測点の変位を求めることを特徴とする地滑り測定方法。 - 上記データ集合部は前記不動基点に設けられていることを特徴とする請求項1記載の地滑り測定方法。
- 前記不動基点又は前記測点に設置されたレーザー距離測定装置は、縦軸芯回りに所定の角度範囲でレーザー光を発することを特徴とする請求項1又は2記載の地滑り測定方法。
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