JP2008137557A - タイヤ舵角表示装置 - Google Patents

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哲 春本
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Abstract

【課題】駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することを課題とする。
【解決手段】自車両において駐車状態が開始されたことを検知し、自車両のタイヤの舵角を示す情報を取得し、取得される駐車状態のタイヤの舵角を示す情報を、駐車状態が開始されたことが検知されたことを条件として自車両に備えられた所定の表示部に表示する。また、自車両の周囲の状況を検知し、検知された周囲の状況が、自車両が発進するにあたり危険な状況であるか否かを判定し、危険な状況であると判定された場合には、舵角を示す情報を所定の表示部に表示し、危険な状況ではないと判定された場合には、舵角を示す情報を所定の表示部に表示しない。
【選択図】 図1

Description

この発明は、タイヤ舵角表示装置に関する。
従来より、駐車(停車)状態のタイヤの舵角が、そのまま車両が発進すると障害物に衝突するおそれのある舵角であるにも関わらず、運転者によって全く認識されていなかったり、運転者によって認識されているタイヤの舵角と著しく異なっていた場合に、運転者によって車両が発進された結果として、車両が障害物に衝突する事態を招くことがある。このような事態を回避するためには、自車両のタイヤの舵角を、車内に備えられたディスプレイ等の表示部に表示する手法を利用することが考えられる。
例えば、特許文献1に開示されている手法では、車両の周辺を監視する装置が、自車両に備えられたカメラで撮影されたタイヤの画像からタイヤの舵角を算出し、算出した舵角から導出したタイヤの予測軌跡とタイヤの画像とを重畳合成して表示するなどしている。また、例えば、特許文献2に開示されている手法では、車両の挙動を運転者に報知するシステムが、自車両のタイヤの回転角速度を検出し、検出した回転角速度と車両の振動に関わる力学モデルとに基づいて車両の挙動を推定し、タイヤの舵角と推定した目標操舵角とを表示するなどしている。
特開2004−201223号公報 特開2006−142982号公報
ところで、上記した従来の技術では、以下に説明するように、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することができないという課題があった。すなわち、特許文献1や特許文献2に開示されている手法では、いずれも、走行状態の車両においてタイヤの舵角を表示することを想定していることから、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を表示する場合には、走行状態(駐車のための走行をしている状態)から駐車(停車)状態までタイヤの舵角を継続して表示し続けることになる。この結果、運転者にはタイヤの舵角が継続して表示し続けられることになるので、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を運転者に特に認識させることは困難であり、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示するものではない。
また、特許文献1や特許文献2に開示されている手法では、いずれも、車両の発進時に、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を表示することもできる。この結果、運転者には車両の発進時にタイヤの舵角が表示されることになるが、通常、車両の発進時は、運転者が認識すべきその他の事項が多いので、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を運転者に特に認識させることは困難であり、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示するものではない。
そこで、この発明は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することが可能なタイヤ舵角表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係るタイヤ舵角表示装置は、自車両において駐車状態が開始されたことを検知する検知手段と、前記自車両のタイヤの舵角を示す情報を取得する舵角取得手段と、前記舵角取得手段によって取得される前記駐車状態のタイヤの舵角を示す情報を、前記検知手段によって前記駐車状態が開始されたことが検知されたことを条件として前記自車両に備えられた所定の表示部に表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、自車両において駐車状態が開始されたことを検知し、自車両のタイヤの舵角を示す情報を取得し、取得される駐車状態のタイヤの舵角を示す情報を、駐車状態が開始されたことが検知されたことを条件として自車両に備えられた所定の表示部に表示するので、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、自車両の周囲の状況を検知し、検知された周囲の状況が、自車両が発進するにあたり危険な状況であるか否かを判定し、危険な状況であると判定された場合には、舵角を示す情報を所定の表示部に表示し、危険な状況ではないと判定された場合には、舵角を示す情報を所定の表示部に表示しないので、上記の効果に加えて、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を、自車両の周囲の状況に応じて表示したり表示しなかったりすることが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、駐車状態のタイヤの舵角として理想と考えられる理想舵角を導出し、導出された理想舵角を示す情報を、取得される舵角を示す情報と重畳して所定の表示部に表示するので、上記の効果に加えて、駐車状態のタイヤの舵角として理想と考えられる舵角を適切なタイミングで表示することが可能になる。
また、請求項4の発明によれば、舵角を示す情報を表示させるか否かを選択させる表示選択画面を所定の表示部に表示し、表示された表示選択画面の選択を所定の表示部において受け付け、舵角を示す情報を表示させるとの選択が受け付けられた場合には、舵角を示す情報を表示し、舵角を示す情報を表示させないとの選択が受け付けられた場合には、舵角を示す情報を表示しないので、上記の効果に加えて、タイヤの舵角を示す情報の表示の要否が、カスタマイズ可能になる。
また、請求項5の発明によれば、舵角を示す情報が所定の舵角を示したことを条件として、所定の表示部に表示していた舵角を示す情報の表示を解除するので、上記の効果に加えて、運転者等によってタイヤの舵角が修正された場合には、タイヤの舵角を示す情報の表示を解除することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るタイヤ舵角表示装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例で用いる主要な用語、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の概要および特徴、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の構成および処理の手順を順に説明し、最後に実施例1の効果を説明する。
[用語の説明]
最初に、以下の実施例で用いる主要な用語を説明する。「タイヤの舵角」とは、ステアリング操作と連動するタイヤの切れ角のことである。「タイヤの舵角」が運転者によって正しく認識されることは一般的に困難であるが、「駐車状態」の「タイヤの舵角」は、運転者によって正しく認識されなければならない。
ここで、「駐車状態」とは、「駐車して車両が停止している状態」もしくは「停車して車両が停止している状態」を含む概念であり、「駐車をするために車両が走行している状態」や、「停車をするために車両が走行している状態」を含まない概念である。例えば、かかる「駐車状態」の「タイヤの舵角」が、そのまま車両が発進すると障害物に衝突するおそれのある舵角であるにも関わらず、運転者によって全く認識されていなかったり、運転者によって認識されているタイヤの舵角と著しく異なっていた場合に、運転者によって車両が発進されると、結果として、車両が障害物に衝突する事態を招くことがある。
このため、上記したように、「駐車状態」の「タイヤの舵角」は、運転者によって正しく認識されなければならないが、周知のように、運転者は、常時多くの情報を認識し、判断しながら運転に従事しなければならない状況にある。したがって、本発明に係る「タイヤ舵角表示装置」が、セーフティ・ファーストの観点も踏まえつつ、どのようなタイミングで「駐車状態」の「タイヤの舵角」を運転者に認識させるかが重要になる。
[実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の概要および特徴]
次に、図1を用いて、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係るタイヤ舵角表示装置は、タイヤの舵角を自車両に備えられた表示部に表示することを概要とし、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することを主たる特徴とする。
この主たる特徴について簡単に説明すると、図1に示すように、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置は、まず、自車両において駐車状態が開始されたことを検知する。例えば、タイヤ舵角表示装置は、図1の(1)に示すように、シフトレバーをPレンジに入れ、かつ、サイドブレーキを引いたことを検知して、駐車状態が開始されたことを検知する。
次に、タイヤ舵角表示装置は、自車両のタイヤの舵角を示す情報を取得する。例えば、タイヤ舵角表示装置は、図1の(2)に示すように、舵角を示す情報として、自車両に備えられたカメラによって撮影されたタイヤの画像を取得する。また、例えば、タイヤ舵角表示装置は、舵角を示す情報として、ステアリングの舵角を検知するステアリング舵角センサに基づく情報を取得する。
続いて、タイヤ舵角表示装置は、駐車状態のタイヤの舵角を示す情報を、駐車状態が開始されたことが検知されたことを条件として、自車両に備えられた所定の表示部に表示する。例えば、タイヤ舵角表示装置は、図1の(3)に示すように、駐車状態のタイヤの舵角を示す情報として、自車両に備えられたカメラによって撮影された駐車状態のタイヤの画像を、自車両に備えられたディスプレイに表示する。
このようなことから、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置は、上記した主たる特徴の通り、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することが可能になる。
[実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の構成]
続いて、図2〜図5を用いて、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の構成を示すブロック図であり、図3は、表示部を説明するための図であり、図4は、駐車状態開始検知部を説明するための図であり、図5は、表示選択画面表示部を説明するための図である。
図2に示すように、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置10は、車両1のCAN(コントロールエリアネットワーク:Control Area Network)2に接続する。ここで、CAN2とは、車両1に敷設されたネットワークのことである。CAN2は、図2に示すように、タイヤ舵角表示装置10の他に、艤装系制御部20や車両系制御部30、図示しないその他の制御部等にも接続され、制御部間や装置間の情報の伝達を行う。なお、図2は、一つのバスから構成されたCAN2を例示するが、本発明はこれに限られるものではなく、用途別の複数のバスから構成されたCAN2にも、本発明を同様に適用することができる。
以下では、まず、本発明に係るタイヤ舵角表示装置10以外の艤装系制御部20、および車両系制御部30から説明する。
艤装系制御部20は、CAN2に接続し、車両1に備えられた電子機器等の制御を行う制御部群であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、ステアリング舵角センサ20aおよびタイヤ用カメラ20bを備える。ステアリング舵角センサ20aは、車両1に備えられたステアリングの舵角を示す情報を取得するセンサである。具体的には、ステアリング舵角センサ20aは、ステアリングの舵角を示す情報を取得し、取得した情報を、後述するタイヤ舵角取得部13bに送信するなどする。タイヤ用カメラ20bは、車両1に備えられたタイヤを撮影するカメラである。具体的には、タイヤ用カメラ20bは、タイヤを撮影し、撮影した画像を、後述するタイヤ舵角取得部13bに送信するなどする。
車両系制御部30は、CAN2に接続し、車両1の動作制御を行う制御部群である。具体的には、車両系制御部30は、エンジンの動作を制御するエンジン制御部、ブレーキの動作を制御するブレーキ制御部等を備える。
次に、本発明に係るタイヤ舵角表示装置10について説明する。実施例1に係るタイヤ舵角表示装置10は、図2に示すように、表示部11と、記憶部12と、制御部13とから主に構成される。
表示部11は、車両1に備えられたディスプレイ等である。具体的には、表示部11は、車両1の運転席と助手席との間などに設置され、制御部13から送信された情報などを表示する。なお、表示部11は、特許請求の範囲に記載の「所定の表示部」に対応する。
例えば、表示部11は、図3に示すような情報を表示する。図3は、後述するタイヤ舵角取得部13bによって送信された「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」を、表示部11がディスプレイに表示した一例を示すものである。図3に示すように、表示部11は、「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」として、タイヤ用カメラ20bによって撮影された駐車状態のタイヤの画像を表示する。
なお、実施例1においては、表示部11が、タイヤ用カメラ20bによって撮影されたタイヤの画像を表示する事例について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、表示部11が、図として描かれたタイヤを表示する事例などにも、本発明を同様に適用することができる。また、実施例1においては、表示部11が、ディスプレイを分割し、タイヤの画像を右半分に表示する事例について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、表示部11が、タイヤの画像を左半分に表示する事例や、ディスプレイを分割せずに全画面に表示する事例にも、本発明を同様に適用することができる。
記憶部12は、制御部13による各種処理に用いるデータを記憶する部である。具体的には、記憶部12は、制御部13において実行されるプログラム等を記憶するなどする。
制御部13は、タイヤ舵角表示装置10を制御して各種処理を実行する部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、駐車状態開始検知部13aと、タイヤ舵角取得部13bと、タイヤ舵角表示部13cと、表示選択画面表示部13dと、表示選択受付部13eとを備える。なお、駐車状態開始検知部13aは、特許請求の範囲に記載の「検知手段」に対応し、タイヤ舵角取得部13bは、特許請求の範囲に記載の「舵角取得手段」に対応し、タイヤ舵角表示部13cは、特許請求の範囲に記載の「表示手段」に対応し、表示選択画面表示部13dは、特許請求の範囲に記載の「表示選択画面表示手段」に対応し、表示選択受付部13eは、特許請求の範囲に記載の「表示選択受付手段」に対応する。
駐車状態開始検知部13aは、車両1において駐車状態が開始されたことを検知する部である。具体的には、駐車状態開始検知部13aは、車両1において駐車状態が開始されたことを検知すると、検知したことを示す情報を、タイヤ舵角取得部13bやタイヤ舵角表示部13cに送信するなどする。
例えば、駐車状態開始検知部13aは、駐車状態が開始されたこととして、図4に示すように、シフトレバーをPレンジにいれ(図4の(A)を参照)、かつ、サイドブレーキを引いたこと(図4の(B)を参照)を検知する。なお、実施例1においては、駐車状態開始検知部13aが、駐車状態が開始されたこととして、シフトレバーをPレンジにいれ、かつ、サイドブレーキを引いたことを検知する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、シフトレバーをニュートラルにいれ、かつ、サイドブレーキを引いたことを検知する手法など、駐車して車両が停止している状態や、停車して車両が停止している状態を検知する手法であれば、具体的に検知する項目はいずれでもよい。
タイヤ舵角取得部13bは、車両1のタイヤの舵角を示す情報を取得する部である。具体的には、タイヤ舵角取得部13bは、駐車状態開始検知部13aから「車両1において駐車状態が開始されたことを検知したことを示す情報」を受信すると、「タイヤの舵角を示す情報」を取得し、取得した「タイヤの舵角を示す情報」をタイヤ舵角表示部13cに送信するなどする。
例えば、タイヤ舵角取得部13bは、「タイヤの舵角を示す情報」として、艤装系制御部20のタイヤ用カメラ20bによって撮影されたタイヤの画像を取得する。また、例えば、タイヤ舵角取得部13bは、「タイヤの舵角を示す情報」として、艤装系制御部20のステアリング舵角センサ20aに基づく情報を取得する。なお、実施例1においては、「タイヤの舵角を示す情報」として、タイヤ舵角取得部13bが、タイヤ用カメラ20bによって撮影されたタイヤの画像や、ステアリング舵角センサ20aに基づく情報を取得する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、「タイヤの舵角を示す情報」として、タイヤ舵角取得部13bが、タイヤに取り付けられたセンサに基づく情報を取得する手法など、具体的な手法はいずれでもよい。
また、実施例1においては、タイヤ舵角取得部13bが、駐車状態開始検知部13aから「車両1において駐車状態が開始されたことを検知したことを示す情報」を受信した後に、「タイヤの舵角を示す情報」を取得する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、タイヤ舵角取得部13bが、常時「タイヤの舵角を示す情報」を取得しており、タイヤ舵角表示部13cから要求を受け付けた際に、「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」をタイヤ舵角表示部13cに送信する手法などにも、本発明を同様に適用することができる。
タイヤ舵角表示部13cは、タイヤ舵角取得部13bによって取得される「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」を、駐車状態開始検知部13aによって駐車状態が開始されたことが検知されたことを条件として表示部11に表示する部である。具体的には、タイヤ舵角表示部13cは、駐車状態開始検知部13aから「車両1において駐車状態が開始されたことを検知したことを示す情報」を受信すると、「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」を表示部11に表示する。
例えば、タイヤ舵角表示部13cは、図3に示すような情報を表示部11に表示する。図3は、表示部11がディスプレイに表示した「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」の一例を示すものである。図3に示すように、タイヤ舵角表示部13cは、「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」として、タイヤ用カメラ20bによって撮影された駐車状態のタイヤの画像を表示する。なお、実施例1においては、タイヤ舵角表示部13cが、タイヤ用カメラ20bによって撮影されたタイヤの画像を表示する事例について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、タイヤ舵角取得部13bが、「タイヤの舵角を示す情報」として、艤装系制御部20のステアリング舵角センサ20aに基づく情報を取得しているような場合には、タイヤ舵角表示部13cが、ステアリング舵角センサ20aに基づく情報を用いて図として描かれたタイヤを表示する事例などにも、本発明を同様に適用することができる。
また、実施例1におけるタイヤ舵角表示部13cは、タイヤ舵角取得部13bによって取得される「舵角を示す情報」が所定の舵角を示したことを条件として、表示部11に表示していた「舵角を示す情報」の表示を解除する。ここで、所定の舵角とは、例えば、タイヤが車両と並行の状態の舵角や、障害物に衝突しない状態の舵角などのことである。すなわち、実施例1におけるタイヤ舵角表示部13cは、運転者等によってタイヤの舵角が修正され、修正されたタイヤの舵角を示す情報がタイヤ舵角取得部13bによって取得されると、取得された「舵角を示す情報」が所定の舵角を示したか否かを判定し、所定の舵角を示したことを条件として、「舵角を示す情報」の表示を解除することになる。
なお、実施例1においては、タイヤ舵角表示部13cが、タイヤ舵角取得部13bによって取得された「舵角を示す情報」が所定の舵角を示したことを条件として、表示部11に表示していた「舵角を示す情報」の表示を解除する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図3に示すような『了解』のアイコンが利用者によってタッチされることなどによって、表示部11に表示していた「舵角を示す情報」の表示を解除する手法などにも、本発明を同様に適用することができる。
表示選択画面表示部13dは、タイヤ舵角表示部13cによって表示される「舵角を示す情報」を表示させるか否かを選択させる表示選択画面を、表示部11に表示する部である。具体的には、表示選択画面表示部13dは、タイヤ舵角表示装置10の初期設定時などに、表示選択画面を表示部11に表示する。
例えば、表示選択画面表示部13dは、図5に示すような情報を表示する。図5は、表示部11がディスプレイに表示した表示選択画面の一例を示すものである。図5に示すように、表示選択画面表示部13dは、「舵角を示す情報」を表示させるか否かを選択させる表示選択画面として、「駐車後の現在タイヤ角映像表示」と問い合わせる文章や、『する』のアイコンおよび『しない』のアイコン等で構成された表示選択画面を、表示部11に表示する。なお、実施例1においては、表示選択画面表示部13dが図5に示すような情報を表示部11に表示する例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、「舵角を示す情報」を表示させるか否かを選択させる表示選択画面であれば、具体的な画面構成はいずれでもよい。
表示選択受付部13eは、表示選択画面表示部13dによって表示された表示選択画面の選択を表示部11において受け付ける部である。具体的には、表示選択受付部13eは、表示選択画面の選択を表示部11において受け付け、「舵角を示す情報」を表示させるとの選択が受け付けられた場合には、「舵角を示す情報」を表示させるとの選択が受け付けられたことを示す情報を、タイヤ舵角表示部13cに送信するなどする。例えば、表示選択受付部13eは、図5に示すような表示選択画面において、『する』のアイコンが利用者によってタッチされることなどによって、選択を受け付ける。
この結果、実施例1におけるタイヤ舵角表示部13cは、表示選択受付部13eによって「舵角を示す情報」を表示させるとの選択が受け付けられた場合には、「舵角を示す情報」を表示部11に表示し、「舵角を示す情報」を表示させないとの選択が受け付けられた場合には、「舵角を示す情報」を表示部11に表示しないことになる。
[実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順]
次に、図6を用いて、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を説明する。図6は、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を示すフローチャートである。なお、実施例1においては、表示選択画面表示部13dによって表示選択画面がすでに表示部11に表示され、表示選択受付部13eによって「舵角を示す情報」を表示させるとの選択がすでに受け付けられた場合を想定する。
まず、タイヤ舵角表示装置10は、駐車状態開始検知部13aにおいて、「車両1において駐車状態が開始されたこと」を検知したか否かを判定する(ステップS601)。検知していない場合には(ステップS601否定)、タイヤ舵角表示装置10は、駐車状態開始検知部13aにおいて、「車両1において駐車状態が開始されたこと」を検知したか否かを判定する処理に戻る。
一方、検知した場合には(ステップS601肯定)、タイヤ舵角表示装置10は、タイヤ舵角取得部13bにおいて、車両1の「タイヤの舵角を示す情報」を取得する(ステップS602)。
続いて、タイヤ舵角表示装置10は、タイヤ舵角表示部13cにおいて、「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」を表示部11に表示する(ステップS603)。
続いて、タイヤ舵角表示装置10は、タイヤ舵角表示部13cにおいて、タイヤ舵角取得部13bによって取得される「舵角を示す情報」が所定の舵角を示したか否かを判定する(ステップS604)。所定の舵角を示していない場合には(ステップS604否定)、タイヤ舵角表示装置10は、タイヤ舵角表示部13cにおいて、タイヤ舵角取得部13bによって取得される「舵角を示す情報」が所定の舵角を示したか否かを判定する処理に戻る。
一方、所定の舵角を示した場合には(ステップS604肯定)、タイヤ舵角表示装置10は、タイヤ舵角表示部13cにおいて、表示部11に表示していた「舵角を示す情報」の表示を解除する(ステップS605)。
こうして、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置10は、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することが可能になる。
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1の発明によれば、自車両において駐車状態が開始されたことを検知し、自車両のタイヤの舵角を示す情報を取得し、取得される駐車状態のタイヤの舵角を示す情報を、駐車状態が開始されたことが検知されたことを条件として自車両に備えられた所定の表示部に表示するので、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することが可能になる。
また、実施例1の発明によれば、舵角を示す情報を表示させるか否かを選択させる表示選択画面を所定の表示部に表示し、表示された表示選択画面の選択を所定の表示部において受け付け、舵角を示す情報を表示させるとの選択が受け付けられた場合には、舵角を示す情報を表示し、舵角を示す情報を表示させないとの選択が受け付けられた場合には、舵角を示す情報を表示しないので、上記の効果に加えて、タイヤの舵角を示す情報の表示の要否が、カスタマイズ可能になる。
また、実施例1の発明によれば、舵角を示す情報が所定の舵角を示したことを条件として、所定の表示部に表示していた舵角を示す情報の表示を解除するので、上記の効果に加えて、運転者等によってタイヤの舵角が修正された場合には、タイヤの舵角を示す情報の表示を解除することが可能になる。
ところで、これまで実施例1として、タイヤ舵角表示装置が、駐車状態が開始されたことを検知したことを条件として、常に「舵角を示す情報」を表示部に表示する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、タイヤ舵角表示装置が、周囲の状況に応じて「舵角を示す情報」を表示部に表示したり表示しなかったりする手法にも、本発明を同様に適用することができる。以下では、実施例2として、周囲の状況に応じて「舵角を示す情報」を表示部に表示したり表示しなかったりする手法について説明する。
[実施例2に係るタイヤ舵角表示装置の構成]
まず、図7を用いて、実施例2に係るタイヤ舵角表示装置の構成を説明する。図7は、実施例2に係るタイヤ舵角表示装置の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、実施例2に係るタイヤ舵角表示装置10は、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置10が備える各部に加え(図2を参照)、制御部13に、状況検知部13fと、状況判定部13gとをさらに備え、艤装系制御部20に、状況検知用センサ20cと、状況検知用カメラ20dとをさらに備える。なお、状況検知部13fは、特許請求の範囲に記載の「状況検知手段」に対応し、状況判定部13gは、特許請求の範囲に記載の「判定手段」に対応する。
状況検知用センサ20cは、車両1の周囲の状況を検知するセンサである。具体的には、状況検知用センサ20cは、車両1の周囲の状況として、障害物の有無等を検知し、検知した情報を、状況検知部13fに送信するなどする。状況検知用カメラ20dは、車両1の周囲の状況を撮影するカメラである。具体的には、状況検知用カメラ20dは、車両1の周囲の状況を撮影し、撮影した画像を、状況検知部13fに送信するなどする。
状況検知部13fは、車両1の周囲の状況を検知する部である。具体的には、状況検知部13fは、艤装系制御部20の状況検知用センサ20cや状況検知用カメラ20dから車両1の周囲の状況に関する情報を受信すると、受信した情報を、状況判定部13gに送信するなどする。
例えば、状況検知部13fは、車両1の周囲の状況として、状況検知用センサ20cから障害物の有無等の情報を受信し、受信した情報を、状況判定部13gに送信するなどする。また、例えば、状況検知部13fは、車両1の周囲の状況として、状況検知用カメラ20dから画像を受信し、受信した画像を、状況判定部13gに送信するなどする。
状況判定部13gは、状況検知部13fによって検知された周囲の状況が、車両1が発進するにあたり危険な状況であるか否かを判定する部である。具体的には、状況判定部13gは、状況検知部13fから障害物の有無等の情報や画像を受信し、受信した情報に基づいて、周囲の状況が車両1が発進するにあたり危険な状況であるか否かを判定し、判定した結果を、タイヤ舵角表示部13cに送信するなどする。
例えば、状況判定部13gは、状況検知部13fから「タイヤの進行方向に障害物が有る」との情報を受信すると、受信した情報に基づいて、周囲の状況が車両1が発進するにあたり危険な状況であると判定し、判定した結果を、タイヤ舵角表示部13cに送信するなどする。また、例えば、状況判定部13gは、状況検知部13fからタイヤの進行方向に壁が撮影されている画像を受信すると、受信した画像に基づいて、周囲の状況が車両1が発進するにあたり危険な状況であると判定し、判定した結果を、タイヤ舵角表示部13cに送信するなどする。
この結果、実施例2におけるタイヤ舵角表示部13cは、状況判定部13gによって危険な状況であると判定された場合には、「舵角を示す情報」を表示部11に表示し、状況判定部13gによって危険な状況ではないと判定された場合には、「舵角を示す情報」を表示部11に表示しないことになる。
[実施例2に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順]
次に、図8を用いて、実施例2に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を説明する。図8は、実施例2に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を示すフローチャートである。なお、実施例2においても、実施例1と同様、表示選択画面表示部13dによって表示選択画面がすでに表示部11に表示され、表示選択受付部13eによって「舵角を示す情報」を表示させるとの選択がすでに受け付けられた場合を想定する。
まず、タイヤ舵角表示装置10は、実施例1と同様、「車両1において駐車状態が開始されたこと」を検知したか否かを判定し、車両1の「タイヤの舵角を示す情報」を取得する(ステップS801〜S802)。
次に、タイヤ舵角表示装置10は、実施例1と異なり、状況検知部13fにおいて、周囲の状況を検知する(ステップS803)。具体的には、タイヤ舵角表示装置10は、状況検知部13fにおいて、車両1の周囲の状況として、状況検知用センサ20cから障害物の有無等の情報を受信したり、状況検知用カメラ20dから画像を受信するなどする。
続いて、タイヤ舵角表示装置10は、実施例1と異なり、状況判定部13gにおいて、周囲の状況が危険な状況であるか否かを判定する(ステップS804)。具体的には、タイヤ舵角表示装置10は、状況判定部13gにおいて、状況検知部13fから障害物の有無等の情報や画像を受信し、受信した情報に基づいて、周囲の状況が車両1が発進するにあたり危険な状況であるか否かを判定する。
判定の結果、危険な状況ではないと判定された場合には(ステップS804否定)、タイヤ舵角表示装置10は、処理を終了する。一方、判定の結果、危険な状況であると判定された場合には(ステップS804肯定)、タイヤ舵角表示装置10は、タイヤ舵角表示部13cにおいて、「舵角を示す情報」を表示部11に表示する(ステップS805)。
その後、タイヤ舵角表示装置10は、実施例1と同様、タイヤ舵角取得部13bによって取得される「舵角を示す情報」が所定の舵角を示したか否かを判定し、所定の舵角を示した場合には、表示部11に表示していた「舵角を示す情報」の表示を解除する(ステップS806〜S807)。
こうして、実施例2に係るタイヤ舵角表示装置10は、実施例1の効果に加えて、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を、自車両の周囲の状況に応じて表示したり表示しなかったりすることが可能になる。
[実施例2の効果]
上記してきたように、実施例2の発明によれば、自車両の周囲の状況を検知し、検知された周囲の状況が、自車両が発進するにあたり危険な状況であるか否かを判定し、危険な状況であると判定された場合には、舵角を示す情報を所定の表示部に表示し、危険な状況ではないと判定された場合には、舵角を示す情報を所定の表示部に表示しないので、実施例1の効果に加えて、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を、自車両の周囲の状況に応じて表示したり表示しなかったりすることが可能になる。
ところで、これまで実施例1および実施例2として、タイヤ舵角表示装置が、駐車状態のタイヤの舵角のみを表示部に表示する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、タイヤ舵角表示装置が、駐車状態のタイヤの舵角と重畳して、理想と考えられるタイヤの舵角を表示部に表示する手法にも、本発明を同様に適用することができる。以下では、実施例3として、駐車状態のタイヤの舵角と重畳して、理想と考えられるタイヤの舵角を表示部に表示する手法について説明する。
[実施例3に係るタイヤ舵角表示装置の構成]
まず、図9〜図11を用いて、実施例3に係るタイヤ舵角表示装置の構成を説明する。図9は、実施例3に係るタイヤ舵角表示装置10の構成を示すブロック図であり、図10は、タイヤ舵角表示部を説明するための図であり、図11は、表示選択画面表示部を説明するための図である。
図9に示すように、実施例3に係るタイヤ舵角表示装置10は、実施例1に係るタイヤ舵角表示装置10が備える各部に加え(図2を参照)、制御部13に、理想舵角導出部13hをさらに備える。なお、理想舵角導出部13hは、特許請求の範囲に記載の「理想舵角導出手段」に対応する。
理想舵角導出部13hは、駐車状態のタイヤの舵角として理想と考えられる理想舵角を導出する部である。具体的には、理想舵角導出部13hは、理想舵角を導出し、導出した理想舵角を示す情報を、タイヤ舵角表示部13cに送信するなどする。例えば、理想舵角導出部13hは、理想舵角として、タイヤが車両と並行の状態の舵角や、障害物に衝突しない状態の舵角などを導出する。
この結果、実施例3におけるタイヤ舵角表示部13cは、理想舵角導出部13hによって導出された「理想舵角を示す情報」を、タイヤ舵角取得部13bによって取得された「舵角を示す情報」と重畳して表示部11に表示することになる。
例えば、タイヤ舵角表示部13cは、図10に示すような情報を表示する。図10は、表示部11がディスプレイに表示した「舵角を示す情報」の一例を示すものである。図10に示すように、実施例3におけるタイヤ舵角表示部13cは、「駐車状態のタイヤの舵角」(図10の(2)を参照)と、「理想と考えられるタイヤの舵角」(図10の(1)を参照)とを重畳して表示部11に表示する。
なお、実施例3における表示選択画面表示部13dは、実施例1と同様、タイヤ舵角表示部13cによって表示される「舵角を示す情報」を表示させるか否かを選択させる表示選択画面を、表示部11に表示するが、実施例1と異なり、図11に示すように、「駐車状態のタイヤの舵角」を表示させるか否かを選択させる選択と(『駐車後の現在タイヤ角映像表示』)、「理想と考えられるタイヤの舵角」を表示させるか否かを選択させる選択とを(『駐車後の理想タイヤ角映像表示』)、個別に表示している。もっとも、実施例3においては、個別に表示する事例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、「舵角を示す情報」を表示させるか否かをまとめて選択させる表示選択画面等、いずれでもよい。
[実施例3に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順]
次に、図12を用いて、実施例3に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を説明する。図12は、実施例3に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を示すフローチャートである。なお、実施例3においては、表示選択画面表示部13dによって表示選択画面がすでに表示部11に表示され、表示選択受付部13eによって「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」と「理想と考えられるタイヤの舵角を示す情報」とを表示させるとの選択がすでに受け付けられた場合を想定する。
まず、タイヤ舵角表示装置10は、実施例1と同様、「車両1において駐車状態が開始されたこと」を検知したか否かを判定し、車両1の「タイヤの舵角を示す情報」を取得する(ステップS1201〜S1202)。
次に、タイヤ舵角表示装置10は、実施例1と異なり、理想舵角導出部13hにおいて、駐車状態のタイヤの舵角として理想と考えられる車両1のタイヤの舵角を導出する(ステップS1203)。具体的には、タイヤ舵角表示装置10は、理想舵角導出部13hにおいて、理想舵角として、タイヤが車両と並行の状態の舵角や、障害物に衝突しない状態の舵角などを導出する。
そして、タイヤ舵角表示装置10は、タイヤ舵角表示部13cにおいて、理想舵角導出部13hによって導出された「舵角を示す情報」を、タイヤ舵角取得部13bによって取得された「舵角を示す情報」と重畳して表示部11に表示する(ステップS1204)。
その後、タイヤ舵角表示装置10は、実施例1と同様、タイヤ舵角取得部13bによって取得される「舵角を示す情報」が所定の舵角を示したか否かを判定し(ステップS1205)、所定の舵角を示した場合には、表示部11に表示していた「駐車状態のタイヤの舵角を示す情報」、及び、「理想のタイヤの舵角を示す情報」の表示を解除する(ステップS1206)。
こうして、実施例3に係るタイヤ舵角表示装置10は、実施例1の効果に加えて、駐車状態のタイヤの舵角として理想と考えられる舵角を適切なタイミングで表示することが可能になる。
[実施例3の効果]
上記してきたように、実施例3によれば、駐車状態のタイヤの舵角として理想と考えられる理想舵角を導出し、導出された理想舵角を示す情報を、取得される舵角を示す情報と重畳して所定の表示部に表示するので、実施例1の効果に加えて、駐車状態のタイヤの舵角として理想と考えられる舵角を適切なタイミングで表示することが可能になる。
さて、これまで実施例1〜3に係るタイヤ舵角表示装置について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例4に係るタイヤ舵角表示装置として、異なる実施例を説明する。
[システム構成等]
上記の実施例1〜3では、タイヤ舵角表示装置が、表示選択画面を所定の表示部に表示し、「舵角を示す情報」を表示させるか否かの選択を受け付ける手法(「舵角を示す情報」の表示の要否がカスタマイズ可能な手法)について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、タイヤ舵角表示装置が、表示選択画面を表示せず、「舵角を示す情報」を表示させるか否かの選択を受け付けない手法にも、本発明を同様に適用することができる。この場合には、タイヤ舵角表示装置において、常に「舵角を示す情報」を表示する運用がなされることが、望ましい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、運転者等によってタイヤの舵角が修正された場合に、表示を自動的に解除)の全部または一部を手動的におこなう(例えば、運転者等によってタイヤの舵角が修正された場合に、運転者によって表示を解除)こともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示(例えば、図2など)の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、本実施例で説明したタイヤ舵角表示方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係るタイヤ舵角表示装置は、タイヤの舵角を自車両に備えられた表示部に表示することに有用であり、特に、駐車(停車)状態のタイヤの舵角を適切なタイミングで表示することに適する。
実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の構成を示すブロック図である。 表示部を説明するための図である。 駐車状態開始検知部を説明するための図である。 表示選択画面表示部を説明するための図である。 実施例1に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2に係るタイヤ舵角表示装置の構成を示すブロック図である。 実施例2に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を示すフローチャートである。 実施例3に係るタイヤ舵角表示装置10の構成を示すブロック図である。 タイヤ舵角表示部を説明するための図である。 表示選択画面表示部を説明するための図である。 実施例3に係るタイヤ舵角表示装置の処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 CAN
10 タイヤ舵角表示装置
11 表示部
12 記憶部
13 制御部
13a 駐車状態開始検知部
13b タイヤ舵角取得部
13c タイヤ舵角表示部
13d 表示選択画面表示部
13e 表示選択受付部
13f 状況検知部
13g 状況判定部
13h 理想舵角導出部
20 艤装系制御部
20a ステアリング舵角センサ
20b タイヤ用カメラ
20c 状況検知用センサ
20d 状況検知用カメラ
30 車両系制御部

Claims (5)

  1. 自車両において駐車状態が開始されたことを検知する検知手段と、
    前記自車両のタイヤの舵角を示す情報を取得する舵角取得手段と、
    前記舵角取得手段によって取得される前記駐車状態のタイヤの舵角を示す情報を、前記検知手段によって前記駐車状態が開始されたことが検知されたことを条件として前記自車両に備えられた所定の表示部に表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするタイヤ舵角表示装置。
  2. 前記自車両の周囲の状況を検知する状況検知手段と、
    前記状況検知手段によって検知された周囲の状況が、前記自車両が発進するにあたり危険な状況であるか否かを判定する判定手段とをさらに備え、
    前記表示手段は、前記判定手段によって危険な状況であると判定された場合には、前記舵角を示す情報を前記所定の表示部に表示し、前記判定手段によって危険な状況ではないと判定された場合には、前記舵角を示す情報を前記所定の表示部に表示しないことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ舵角表示装置。
  3. 前記駐車状態のタイヤの舵角として理想と考えられる理想舵角を導出する理想舵角導出手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記理想舵角導出手段によって導出された前記理想舵角を示す情報を、前記舵角取得手段によって取得される前記舵角を示す情報と重畳して前記所定の表示部に表示することを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ舵角表示装置。
  4. 前記表示手段によって表示される前記舵角を示す情報を表示させるか否かを選択させる表示選択画面を前記所定の表示部に表示する表示選択画面表示手段と、
    前記表示選択画面表示手段によって表示された前記表示選択画面の選択を前記所定の表示部において受け付ける表示選択受付手段とをさらに備え、
    前記表示手段は、前記表示選択受付手段によって前記舵角を示す情報を表示させるとの選択が受け付けられた場合には、当該舵角を示す情報を表示し、前記表示選択受付手段によって前記舵角を示す情報を表示させないとの選択が受け付けられた場合には、当該舵角を示す情報を表示しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のタイヤ舵角表示装置。
  5. 前記表示手段は、前記舵角取得手段によって取得される前記舵角を示す情報が所定の舵角を示したことを条件として、前記所定の表示部に表示していた前記舵角を示す情報の表示を解除することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のタイヤ舵角表示装置。
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