JP2008128281A - 密封装置 - Google Patents

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長シン 于
Katsuyuki Harada
勝之 原田
淑人 ▲高▼田
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Abstract

【課題】密封性を長期間にわたって確保することができる密封装置を提供する。
【解決手段】互いに相対回転する内側部材10と外側部材11との間に構成される環状空間に装着され、内側部材10及び外側部材11のうちの一方の部材11に圧入される環状の芯金4と、この芯金4に固定された弾性部材からなるシール部材5とを備えている。芯金4は、大径円筒部4aとこの大径円筒部4aの軸受内部A側に形成された小径部4b,4cとを有しており、この小径部4b,4cの外周面に固定されたシール部材6dと大径円筒部4aとが一方の部材11に圧入されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに相対回転する内側部材と外側部材との間の環状空間を密封するための密封装置に関する。
自動車の車輪用転がり軸受装置(ハブユニット)は屋外で使用され、多量の水、塵埃等にさらされるため、車輪用転がり軸受装置に用いられる密封装置には、軸受内部に異物を侵入させない密封性が求められる。
従来、車輪用転がり軸受装置に用いられる密封装置として、金属製の芯金の内周部に弾性部材からなるシール部材を被着させたものが知られている。この密封装置は、芯金のみを外側部材(外輪)に圧入させているので、芯金が泥水等に接することで疲労して変形することにより、泥水等が外部側から芯金と外側部材との隙間を通って軸受内部に侵入することが多かった。そこで、外側部材に圧入された芯金に泥水等が直接当たるのを防ぐため、図2に示すような密封装置101が提案されている(特許文献1参照)。
この密封装置101は、外周が外側部材111の内周面111aに嵌着された芯金102と、この芯金102に被着された弾性材製のシール部材103a,103bとを有しており、シール部材103aには、内側部材(図示せず)に接触するシールリップ104が形成されている。ここで、芯金102は、外側部材111の内周面111aに圧入される大径部102aと、この大径部102aの外部側Bに設けられた小径段部102bとを有しており、この小径部102bの外周面に、シール部材103aとは別の弾性材からなるシール部材103bが被着されており、このシール部材103bが外側部材111の内周面111aに圧入されている。
特開2004−251299号公報(図6)
特許文献1に記載された密封装置101によれば、芯金102の大径部102aの外部側Bでシール部材103bを外側部材111に圧入させているので、外側部材111に圧入された大径部102aに直接泥水が当たらず、これにより芯金102と外側部材111との隙間から泥水が侵入するのを防ぐことができる。しかしながら、大径部102aの外部側Bで外側部材111に圧入されたシール部材103bは外気や泥水と接することで劣化し易く、経年劣化に伴う泥水等の侵入を防ぐことが困難であることから、密封性を長期間にわたって確保することができないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、密封性を長期間にわたって確保することができる密封装置を提供することを目的としている。
本発明の密封装置は、互いに相対回転する内側部材と外側部材との間に構成される環状空間に装着され、前記内側部材及び外側部材のうちの一方の部材に圧入される環状の芯金と、この芯金に固定された弾性部材からなるシール部材とを備えた密封装置において、前記芯金は、大径円筒部とこの大径円筒部の軸受内部側に形成された小径部とを有しており、この小径部の外周面に固定された前記シール部材と前記大径円筒部とが前記一方の部材に圧入されていることを特徴としている。
本発明の密封装置によれば、弾性部材からなるシール部材が芯金よりも軸受内部側で外側部材に圧入されているので、外側部材に圧入されたシール部材が外気や泥水に直接接することを防ぐことができ、よって弾性部材の経年老化を抑制することができる。これにより、密封性を長期間にわたって確保することができる。
上記密封装置において、前記シール部材の軸受内部側の角部に面取り部が設けられていることが好ましい。面取り部を設けることで、外側部材への圧入が行い易くなる。
本発明の密封装置によれば、密封性を長期間にわたって確保することができる。
以下、本発明の実施形態を、添付した図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の1つの実施形態に係る密封装置を示す断面説明図である。この密封装置1は、例えば、自動車の車輪が取り付けられる転がり軸受装置(ハブユニット)に用いられるものであり、互いに同心的且つ相対回転自在に配置された内側部材10と外側部材11との間の環状空間に装着されて、軸受内部Aの潤滑剤が外部側Bへ漏れるのを防止し、また、外部側Bから泥水等の異物が軸受内部Aへ侵入するのを防止している。なお、図1に示している密封装置1は、内側部材10と外側部材11との間に装着される前である変形前の自由状態を示している。
この密封装置1は、内側部材10に圧入される側板2と、外側部材11に圧入されるシール本体3とを備えている。
側板2は、内側部材10に圧入される円筒部2aと、この円筒部2aの外部側B端部から径方向外向きに屈曲した環状板部2bとを有する断面略L字状の環状部材である。
シール本体3は、断面略W字形の環状の芯金4と、この芯金4に固定されているシール部材5とで構成されている。
芯金4は、金属(例えば、SPCC)製の環状部材であり、外側部材11に圧入される大径円筒部4aと、この大径円筒部4aの軸受内部A側端部から内側部材10側で且つ軸受内部A側へ屈曲した傾斜部4bと、この傾斜部4bの軸受内部A側端部から前記大径円筒部4aと同心状に形成された小径円筒部4cと、この小径円筒部4cの軸受内部A側の端部から径方向内向きに屈曲した環状板部4dとで構成されている。
シール部材5は、合成ゴム(例えば、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、アクリルゴム(ACM))等の弾性部材からなり、加硫による接着、焼き付け等により芯金4に固定されている。このシール部材5は、本体部6と、主リップ7と、副リップ8と、サイドリップ9とを有している。
本体部6は、芯金4の外部側Bの領域を覆う外部側被覆部6aと、環状板部4dの内周側の領域を覆う内周部6bと、環状板部4dの軸受内部A側の領域を覆う軸受内部側被覆部6cと、傾斜部4b及び小径円筒部4cの外周側の領域を覆う外周部6dとで構成されている。主リップ7は、本体部6の内周部6bから内側部材10側で且つ外部側Bへ延伸しており、副リップ8は、本体部6の内周部6bから内側部材10側で且つ軸受内部A側へ延伸しており、サイドリップ9は、本体部6の外部側被覆部6aの内周側から外部側Bの径方向斜め外向きにスカート状に延伸している。
主リップ7、副リップ8及びサイドリップ9を側板2に組み付けた場合、主リップ7の先端は外部側Bを向いて、副リップ8の先端は軸受内部A側を向いてそれぞれ側板2の円筒部2aの表面に摺接し、これにより軸受内部Aの潤滑剤が外部側Bへ漏れるのを防止している。また、サイドリップ9の先端は、外周側を向いて側板2の環状板部2bの内部側表面に摺接しており、これにより外部側Bから泥水等の異物が軸受内部Aへ侵入するのを防止している。上記外部側被覆部6aのスカート状の内周面と、環状板部2bの外周面が、軸受内部A側から外部側Bに向かって拡がっているため、外部側Bから泥水が侵入したとしても排出されやすい。
ここで、本体部6の外周部6dは、芯金4の大径円筒部4aの軸受内部A側に形成された小径部である傾斜部4b及び小径円筒部4cの外周面にシール部材5が固定された部分であり、この外周部6dと芯金4の大径円筒部4aとが外側部材11に圧入されている。外側部材11に圧入させる芯金4の大径円筒部4aの軸受内部A側に小径部(傾斜部4b及び小径円筒部4c)を設け、この小径部4b、4cの外周面にシール部材5を被着させた外周部6dを外側部材11の内周面11aに圧入しているので、シール部材5である外周部6dに泥水等が直接当たらず、外周部6dの弾性部材の経年老化を抑制することができる。また、外周部6dは、芯金4の大径円筒部4aの外周面4a1よりも大径である大径部6d1を有しているので、シール本体3を外側部材11の内周面11aに圧入した場合、当該大径部6d1が、外側部材11の内周面11aと芯金4(傾斜部4b及び小径円筒部4c)との間で圧縮された状態となり、シール部材5の弾性力により、大径円筒部4aの外周面4a1と外側部材11の内周面11aとの嵌合強度及び密封性を確保することができる。また、外周部6dの軸受内部A側の角部に面取り部6d2が設けられており、シール本体3をこの面取り部6d2側から外側部材11に挿入することで圧入が行い易くなる。
このように構成された密封装置1にあっては、弾性部材からなるシール部材5が芯金4よりも軸受内部A側で外側部材11に圧入されているので、外側部材11に圧入されたシール部材5(本体部6の外周部6d)が外気や泥水に直接接することを防ぐことができ、よって弾性部材の経年老化を抑制することができる。これにより、密封性を長期間にわたって確保することができる。
なお、前記実施の形態においては、側板2を内側部材10に、シール本体3を外側部材11に、それぞれ圧入した場合を示したが、これとは逆に、シール本体3を内側部材10に、側板2を外側部材11にそれぞれ圧入して実施することも可能である。前記実施の形態では小径部として傾斜部4b及び小径円筒部4cを設けているが、その外周面にシール部材5を固定できれば小径部はどのような形状としてもよく、小径円筒部4cを設けることなく傾斜部4bだけを形成させてもよく、また傾斜部4bの代わりに環状板部に設けてその一端部に小径円筒部4cを形成させてもよい。また、本発明において、側板2は必ずしも設ける必要はなく、主リップ7及び副リップ8を直接内側部材10に摺接させることも可能である。リップの数、形状等も適宜変更することができる。
本発明の1つの実施形態に係る密封装置を示す断面説明図である。 従来の密封装置を示す断面説明図である。
符号の説明
1 密封装置
2 側板
3 シール本体
4 芯金
4a 大径円筒部
4b 傾斜部(小径部)
4c 小径円筒部(小径部)
5 シール部材
6 本体部
6d 外周部
6d2 面取り部
10 内側部材
11 外側部材
A 軸受内部
B 外部側

Claims (2)

  1. 互いに相対回転する内側部材と外側部材との間に構成される環状空間に装着され、
    前記内側部材及び外側部材のうちの一方の部材に圧入される環状の芯金と、この芯金に固定された弾性部材からなるシール部材とを備えた密封装置において、
    前記芯金は、大径円筒部とこの大径円筒部の軸受内部側に形成された小径部とを有しており、この小径部の外周面に固定された前記シール部材と前記大径円筒部とが前記一方の部材に圧入されていることを特徴とする密封装置。
  2. 前記シール部材の軸受内部側の角部に面取り部が設けられている請求項1に記載の密封装置。
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