JP2008125844A - 前面透明板の取付け構造及び遊技機 - Google Patents

前面透明板の取付け構造及び遊技機 Download PDF

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Abstract


【課題】装飾枠をこじ開けたり装飾枠と他の枠体との隙間から針金等を侵入させても遊技盤面へのアクセスができず、装飾枠を開放して行われる不正遊技を効果的に防止し得る前面透明板の取付け構造及びその構造を有する遊技機を提供すること。
【解決手段】この前面透明板10の取付け構造は、遊技盤6に対して前面開閉可能に軸支されるとともに遊技盤6の前面周囲を装飾する装飾部材32を保持する装飾枠12と協働して遊技盤6の前面を覆い、遊技盤6に対する視認性を確保する前面透明板10の取付け構造であって、前面透明板10が装飾枠12から独立して遊技盤6に対して前面開閉可能に軸支されるとともに、前面透明板10の開放を防止するための係止爪8aが遊技盤6又は遊技盤6を保持する機枠8のいずれかに設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、前面透明板の取付け構造及び遊技機に係り、特に、パチンコ機等の遊技機において装飾枠を開放して行われる不正遊技を効果的に防止し得る前面透明板の取付け構造等に関する。
パチンコ機等の弾球遊技機では、弾球された球が遊技盤面上を流下して、その流下の過程で球が遊技盤面上のゲージ(釘ともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技盤面上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機は、機器全体が複数の枠により囲まれるように構成されて、球の円滑な流下、遊技者による不正遊技防止、パチンコホールへの設置性の向上、メンテナンス性の向上、遊技の演出等様々な機能を実現している。
具体的には、筐体枠がパチンコ機全体の主に上下面及び左右側面を囲むように構成されている。この筐体枠は、一般に木材又は樹脂等で形成された枠体であって、全体として略直方体形状を呈してその前後面部分が大きく開口して略筒状とされ、例えて言えば「四角筒」様形状とされている。
そして、その筐体枠の前方、すなわち、遊技者側には機枠が配置されている。この機枠は、遊技盤を保持するための枠体であって、筐体枠に対して開閉及び施錠可能に揺動軸支されている。さらに、この機枠はその裏面側に景品球払出し装置、入賞球処理装置、球の各種通路を含む裏機構盤を保持している。
機枠のさらに前方には装飾枠が配置されている。この装飾枠は遊技者に直接対向する位置に配置された枠体であって、一般に、中央近傍に遊技盤を視認するための開口が形成されてその開口部分に例えば前面ガラス等の透明板を保持している。さらに装飾枠は前面ガラスの周囲に、遊技を演出するための造作物や色彩・模様が付されるとともに電飾用ランプや効果音発生用スピーカ等が設けられた装飾部材を保持している。
これらの枠体は、単独で又は協働して外部からの不正遊技を防止する機能を発揮している。すなわち、装飾枠及び前面ガラスが協働して遊技盤の前面を覆い、前面からの不正を防止している。そして、各枠体(筐体枠、機枠、装飾枠。)が協働してパチンコ機の左右側面及び上面を囲み、左右側面及び上面からの不正を防止している。
このような装飾枠や前面ガラスの取付け構造には、例えば特許文献1〜2に開示のものがある。この特許文献1には、一側端を支点として揺動開閉可能なガラス枠に対し、前面ガラスを横からスライドして挿入する構造が開示されている。また、特許文献2には、前面枠に係合離脱可能なガラス枠が開示されている。
特開2002−035350号公報 特開2003−190548号公報
しかしながら、装飾枠を勝手に開放したり、装飾枠と機枠(又は筐体枠。)との隙間から針金等を侵入させることにより、遊技盤面上の球を不正に入賞口に誘導したり入賞装置を不正に作動させたりする不正遊技が行われる場合がある。このような不正遊技が行われると、パチンコホールが不利益を被るのみならず、他の遊技者も安心して遊技を行うことができなくなる。
つまり、パチンコホールにとっては、不正遊技者による不正な景品球獲得による損害、装飾枠のこじ開けによるパチンコ機の破損、不正監視のための店員の増強等の多大な不利益が発生する場合がある。一方、他の遊技者にとっては、不正遊技者による不正景品球獲得に起因する自己の景品球数の減少、不正遊技者と間違われる虞に対する心理的不安等の不当な不利益が発生する可能性がある。
したがって、装飾枠をこじ開けたり隙間から針金等を侵入させても遊技盤面へのアクセスができず、不正遊技が殆ど不可能な構造やその構造を有するパチンコ機が必要とされていた。
しかし、上記特許文献1に開示のものでは、ガラス枠(装飾枠に相当。)に前面ガラスがスライド挿入され、ガラス枠とともに前面ガラスが開閉するので、ガラス枠を開放して遊技盤面に不正アクセスする不正遊技を阻止することができない。また、特許文献2に開示のものでは、ガラス枠が前面枠(装飾枠に相当。)に対して係合離脱可能となっているが、通常の遊技時においてガラス枠は前面枠側に係止されているので、やはり上記不正遊技を阻止する能力に欠ける。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、装飾枠をこじ開けたり装飾枠と他の枠体との隙間から針金等を侵入させても遊技盤面へのアクセスができず、装飾枠を開放して行われる不正遊技を効果的に防止し得る前面透明板の取付け構造及びその構造を有する遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての前面透明板の取付け構造は、遊技盤に対して前面開閉可能に軸支されるとともに遊技盤の前面周囲を装飾する装飾部材を保持する装飾枠と協働して遊技盤の前面を覆い、遊技盤に対する視認性を確保する前面透明板の取付け構造であって、前面透明板が装飾枠から独立して遊技盤に対して前面開閉可能に軸支されるとともに、前面透明板の開放を防止するための係止爪が遊技盤又は遊技盤を保持する機枠のいずれかに設けられていることを特徴とする。
前面透明板が装飾枠から独立して遊技盤に対して前面開閉可能に軸支されており、その開放を防止する係止爪が遊技盤又は機枠に設けられているので、例え遊技者が不正に装飾枠を開放した場合でも、前面透明板は遊技盤に対して閉鎖状態を維持することができる。したがって、装飾枠を不正に開放されても、装飾枠と他の枠体との隙間から針金等が侵入されても、遊技者が遊技盤に不正にアクセスすることはできない。
ここで、前面又は前方とは、遊技機から見て遊技者側の方向を意味する。「前面透明板が装飾枠から独立して」とは、前面透明板の開閉が装飾枠の開閉に影響されないことを意味する。すなわち、装飾枠が開放となっても、前面透明板が閉鎖状態を維持することができる状態を言う。また、前面透明板は一般にはガラスを材料とするが、遊技者の前面からの遊技盤面へのアクセスを防止する機能と遊技者の視認性を確保する機能とを満足すればよく、例えば透明樹脂を材料としてもよい。
前面透明板が、その幅方向一側面近傍に回転軸を有する第1リンク部材と、その幅方向他側面近傍に遊技盤の盤面に沿って移動する移動端を有する第2リンク部材とによって保持され、第1リンク部材と第2リンク部材とが、前面透明板の幅方向中央近傍で回転可能に連結されていてもよい。これにより、前面透明板を開放するときは各リンク部材が折り畳まれるように動作して前面透明板が遊技盤の前方に直立する。単純なリンク構造によって前面透明板の開閉を実現できるので、構造が簡単になってスペース設計上の自由度を増すことができる上に、部品コスト低減にも寄与することができる。開閉に伴う前面透明板の回転モーメントを小さくすることもできるので、開閉動作がスムーズになる上に、他の部材と衝突した場合の損壊を最小限に低減することができる。
装飾枠の軸支部の位置と第1リンク部材の回転軸の位置とが、相互に遊技盤の幅方向における反対側であってもよい。軸支部や回転軸は、装飾枠や前面透明板を動作可能に保持する部分であるので、複数の部品や高い強度の部品が必要である。しかし、それぞれを遊技盤の幅方向における反対側(すなわち、左右反対側。)に配置すれば、相互の部品どうしが干渉することもなく、配置スペースに余裕が生まれ、設計の自由度が増す。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、遊技機全体を囲む筐体枠と、球による遊技を演出する遊技盤と、遊技盤を保持し、筐体枠に対して前面開閉可能に軸支された機枠と、遊技盤に対して一定距離離間して配置された前面透明板と、前面透明板を取り付けるための上記の取付け構造と、遊技盤の前面周囲を装飾する装飾部材を保持し、筐体枠の前方に配置されて前面開閉可能とされた装飾枠と、球を貯留する貯留皿と、を有することを特徴とする。
この遊技機は上記の前面透明板の取付け構造を有しており、装飾枠の不正開放や隙間からの針金等の侵入による不正遊技を効果的に阻止することができるので、パチンコホールの経営者や店員が安心して遊技を提供することができる。この遊技機をパチンコホールに設置することにより、不正遊技を試みる遊技者をパチンコホールから遠ざけることができ、結果的に他の遊技者も安心して遊技を行うことができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、装飾枠を遊技盤から開放させた状態であっても前面透明板を遊技盤に対して閉鎖状態に維持することができる。したがって、装飾枠をこじ開けたり装飾枠と他の枠体との隙間から針金等を侵入させたりしても遊技盤面へ不正にアクセスすることができないので、装飾枠を開放して行われる不正遊技を効果的に防止することができる。結果として、パチンコホールの経営者や店員が安心して遊技を提供することができるとともに、遊技者が安心して遊技を行うことができる。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る前面透明板の取付け構造を有する遊技機としてのパチンコ機2の外観を示す外観斜視図である。パチンコ機2は、筐体枠4、遊技盤(遊技装置体)6、機枠8、前面透明板10、装飾枠12、ヒンジ部18、上皿(貯留皿)14を有して構成されている。パチンコ機2は、さらに、球発射装置(図示せず。)、発射ハンドル16を有している。
パチンコ機2は、組合せ式パチンコ機、封入循環式パチンコ機等を含む。また、遊技機としてはパチンコ機の他に、遊技媒体としてコインを使用するパチスロ機やスロットマシン、各種ゲーム機やアーケードマシン等が概念できる。
筐体枠4は、このパチンコ機2全体を囲むための枠体であり、全体として略直方体形状を呈してその前後面部分が大きく開口して略筒状とされている。筐体枠4の材料としては木材や樹脂が用いられる場合もあるが、本実施の形態1においては、筐体枠4の材料としてアルミニウムが用いられている。
この筐体枠4は、全体をダイキャスト等により一体成形することももちろん可能である。しかしながら、上面4a、下面4b、左側面4c、右側面4dをそれぞれ押出成形によって形成し、それぞれの端部を連結して筐体枠4とすれば、より一層部品コストを低減することができる。
この筐体枠4の前方(すなわち、遊技者側。)から見て左側面4c側には機枠8及び装飾枠12を揺動軸支するためのヒンジ部(軸支部)18が設けられている。例えば、左側面4cに近い側の上面4a及び下面4bに軸孔4gが形成されたブラケット4fが取り付けられ、その軸孔4gに機枠8や装飾枠12の支持軸が嵌合されて前面開閉可能とされている。
遊技盤6は、このパチンコ機2において、遊技媒体としての球20による遊技を演出するためのものである。遊技盤6はレール部材22を有している。このレール部材22が遊技盤面6aを略円形状に囲み、それにより遊技領域6bの周囲が画定されている。レール部材22は、例えば板金材料等の薄板材料によって構成される場合もあるが、本実施の形態1においては、レール部材22は樹脂成形による部材であり、例えばその飾り部22aに遊技を演出するための装飾図柄が施され、その球案内部22bが球20を遊技領域6bに向けて導くように構成されている。
その遊技領域6b内には多数のゲージ24、入賞口26、図柄表示装置28、アウト口30、その他の各種役物が配置されている。図示しない球発射装置により球20が遊技領域6b内の上部に向けて発射されると、球20がゲージ24に衝突してその流下方向を変えつつ遊技領域6b内を流下するようになっている。その流下の途中で、あるものは入賞口26に入賞して景品球払出しの契機となり、あるものは図柄表示装置28による図柄変動遊技開始の契機となり、また、あるものはいずれの入賞口26にも入賞せずにアウト口30からパチンコ機2の外部へと排出される。このように、遊技領域6b内を球20が流下する際に、様々な遊技が演出されるようになっている。
遊技盤6の裏面側には入賞口26に入賞した入賞球やアウト口30に流入したアウト球を排出するための球通路、図柄表示装置28の図柄表示制御を行う図柄表示制御基板(図示せず。)、各種役物の動作制御を行う役物制御基板が配置されるが詳細は省略する。
機枠8は、遊技盤6を保持するための枠体であり、その中央近傍に遊技盤6を取り付けるための取付け開口が形成されている。取付け開口の周囲に遊技盤6を着脱可能に取り付けるための取付け部を有し、機枠8は遊技盤6の周囲を囲むように構成されている。その機枠8は、筐体枠4の前面側に配置されてヒンジ部18において筐体枠4に軸支され、筐体枠4に対して前面開閉可能に揺動軸支されている。機枠8は、樹脂又は金属によって形成され、その裏面側には裏機構盤(図示せず。)が配置される。その裏機構盤には、入賞球を計数して排出処理する入賞球処理装置(図示せず。)、景品球を計数して払い出す景品球払出し装置(図示せず。)等が配置されている。
前面透明板10は、遊技盤6に対して一定距離離間して配置された透明板である。前面透明板10は透明平板で形成され、遊技盤6との間に球20が流下する流下空間(流下路)を形成する機能、遊技者が前面透明板10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤面6aに不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。そのため、前面透明板10の素材としては一般にガラスが使用されるが、もちろん透明アクリル等の樹脂材料が使用されてもよい。
この前面透明板10の取付け構造について図2を用いて説明する。図2(a),図2(b)は、この前面透明板10の取付け構造の概略構造を示す斜視図である。
この取付け構造においては、前面透明板10は、装飾枠12から独立して遊技盤6に対して前面開閉可能に軸支されている。すなわち、図1に示すように装飾枠12が開放状態であっても、前面透明板10は遊技盤6に対して閉鎖状態を維持することができるようになっている。この状態において、遊技盤6が有するレール部材22に設けられた係止爪8aによって前面透明板10を係止保持することにより、前面透明板10の開放が防止される。したがって、例え遊技者が不正に装飾枠12をこじ開けても前面透明板10を開放することができず、遊技盤面6aへ不正アクセスできないようになっている。
この係止爪8aは、もちろん遊技に支障のない取付け位置が選択されれば、遊技盤6に直接設けられていてもよい。この前面透明板10の閉鎖状態において、特にその右側面10d側が遊技盤6、機枠8又はレール部材22のいずれかと密着するように構成されていれば、針金等の異物による遊技盤面6aへの不正アクセスも有効に防止することができる。
前面透明板10の上面10aには、第1リンク部材9が取り付けられている。この第1リンク部材9は、前面透明板10を直接的に保持するためのリンク部材であり、例えば金属製又は樹脂製のステー部材であってもよい。第1リンク部材9は、その一端部9aが前面透明板10の右側面10d近傍で回転軸9bを中心として回転可能に軸支されている。そして、第1リンク部材9の他端部9cは前面透明板10の幅方向中央近傍で第2リンク部材11と連結されている。ここで前面透明板10の幅方向は前面透明板10の左右方向を意味し、左側面10cと右側面10dとを結ぶ方向(図2(a)中の矢印X方向。)である。
第2リンク部材11は、前面透明板10を間接的に、すなわち第1リンク部材9を介して保持するためのリンク部材であり、例えば金属製又は樹脂製のステー部材であってもよい。第2リンク部材11の一端部11aは、第1リンク部材9の他端部9cと回転可能に連結されている。そして第2リンク部材11の他端部(移動端)11bは、前面透明板10の右側面10d近傍に配置されている。
その他端部11bは、飾り部22aに取り付けられたガイド部材13のガイド孔13aに遊嵌され、遊技盤面6aに沿ってその幅方向にスライド移動可能とされている。したがって、係止爪8aの係止を解除し、第2リンク部材11の他端部11bを右側面10d側へとスライド移動させると、図2(b)に示すように前面透明板10の左側面10cが回転軸9bを中心に回転しつつ遊技盤6の右側へと移動し、直立するように開放状態となる。
この前面透明板10の取付け構造においては、前面透明板10及び第1、第2リンク部材9,11によって開閉構造が構成されており、構造が簡単で部品数も少なく、各部品の重量も軽量であるので、スペース設計上の自由度を増大させることができる。しかも、ヒンジ部18の位置と回転軸9bの位置とが相互に遊技盤6の幅方向における反対側となっているので、部品相互の干渉の虞が殆どなく、スペース設計上の自由度を更に増大させることができる。
装飾枠12は、遊技盤6の前面周囲を囲んで装飾する装飾部材32を保持するための枠体である。本実施の形態1においては、装飾枠12は、機枠8の前方に配置されてヒンジ部18において機枠8とともに筐体枠4に軸支され、筐体枠4に対して前面開閉可能に揺動軸支されている。その装飾枠12は、例えば樹脂によって形成され、その中央部には遊技者が前面透明板10に臨むため開口部が形成されている。開口部の周囲には、パチンコ機2を装飾するための造形物や電飾用ランプ等が付された装飾部材32が取り付けられ、パチンコ機2の遊技演出に寄与している。
この装飾枠12は、施錠装置1によって筐体枠4と閉鎖状態に施錠可能となっている。閉鎖状態においては、装飾枠12が前面透明板10と協働して遊技盤6の前面側を覆うようになっている。それにより、遊技盤面6a上の球20の流下路が形成されるとともに遊技者が前面から遊技盤6へとアクセスできないようになっている。
上皿14は、球20を球発射装置に導くべく貯留するためのもので、下皿15とともに遊技者の持ち球を貯留する機能を有する。上皿14は、パチンコ機2の前面であって遊技盤6の下方、すなわち、装飾枠12の下方部分に配置され、下皿15は、その上皿14のさらに下方に配置されている。本実施の形態1においては、上皿14と下皿15とを別々に構成しているが、もちろん上皿14と下皿15とが一体となって1つの貯留皿が構成されていてもよい。
上皿14は、景品球としてパチンコ機2から払い出された球20を受け取る機能や、その球20を球供給装置(いわゆる整流器、図示せず。)を介して球発射装置に導くべく貯留する機能を有している。また、球20が多量となって上皿14に貯留し切れなくなった場合や遊技者が遊技を終了する場合に、球排出ボタン14bによって下皿15へと球20を排出することができるようになっている。
図示しない球発射装置は、遊技媒体としての球(パチンコ球)20を遊技領域6bの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。球発射装置は、例えば発射位置に送り出された球20を遊技領域6bに向けて弾球する発射杆、その発射杆を駆動して弾球往復動を行わせる発射モータ、発射杆を付勢して弾球のための力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠8に取り付けられている。
発射ハンドル16は、球発射装置による弾球強度を調整するためのハンドルであって、遊技者が手で操作するためのものである。例えば、パチンコ機2の前面下部右側に配置されて略円筒形状を呈しており、円筒周面に沿ってその強度調整杆16aが回転可能となっている。遊技者は、発射ハンドル16を手で保持しつつ、強度調整杆16aを回転させることにより、球20の発射強度を調整することができるようになっている。
なお、本実施の形態1においては、遊技機としてのパチンコ機2について説明したが、もちろん上述のように、遊技機としてはパチスロ機やスロットマシン、各種ゲーム機やアーケードマシン等が概念できる。ここで、パチスロ機やスロットマシンの場合は、コインが遊技媒体に相当し、回胴体が遊技装置体に相当する。
また、本実施の形態1においては、回転軸9bを前面透明板10の右側面10d近傍(ヒンジ部18と反対側。)に配置し、移動端としての他端部11bを前面透明板10の左側面10c近傍に配置している。しかしながら、設計上の都合に応じて回転軸9bを前面透明板10の左側面10c近傍(ヒンジ部18と同側。)に配置し、移動端としての他端部11bを前面透明板10の右側面10d近傍に配置してももちろんよい。
[実施の形態2]
図3(a),(b)は、本発明の実施の形態2に係る前面透明板10の取付け構造の概略構造を示す斜視図である。この実施の形態2においては、前面透明板10の上面10aに第2リンク部材11が取り付けられ、第2リンク部材11が前面透明板10を直接的に保持している。そして、第2リンク部材11の一端部11aに第1リンク部材9が回転可能に連結され、第1リンク部材9が第2リンク部材11を介して前面透明板10を保持している。
このように構成することで、図3(a)に示す閉鎖状態から図3(b)に示す開放状態に移行する際に、前面透明板10の左側面10cが右側面10dの後方に潜り込むように移動する。前面透明板10の回転に伴ってその重心も左から右へと移動(図3(b)中矢印Y方向。)するので、開閉動作の際の前面透明板10の回転モーメントが小さくなり、開閉動作がスムーズになる上に、他の部材と衝突した場合の損壊を最小限に低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
本発明の実施の形態1に係る前面透明板の取付け構造を有するパチンコ機の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る前面透明板の取付け構造の概略構造を示す斜視図であって、(a)は前面透明板の閉鎖状態を示し、(b)は前面透明板の開放状態を示す。 本発明の実施の形態2に係る前面透明板の取付け構造の概略構造を示す斜視図であって、(a)は前面透明板の閉鎖状態を示し、(b)は前面透明板の開放状態を示す。
符号の説明
X,Y:方向
1:施錠装置
2:パチンコ機(遊技機)
4:筐体枠
4a:上面
4b:下面
4c:左側面
4d:右側面
4f:ブラケット
4g:軸孔
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
6b:遊技領域
8:機枠
8a:係止爪
9:第1リンク部材
9a:一端部
9b:回転軸
9c:他端部
10:前面透明板
10a:上面
10c:左側面
10d:右側面
11:第2リンク部材
11a:一端部
11b:他端部(移動端)
12:装飾枠
13:ガイド部材
13a:ガイド孔
14:上皿(貯留皿)
14b:球排出ボタン
15:下皿
16:発射ハンドル
16a:強度調整杆
18:ヒンジ部(軸支部)
20:球(遊技媒体)
22:レール部材
22a:飾り部
22b:球案内部
24:ゲージ
26:入賞口
28:図柄表示装置
30:アウト口
32:装飾部材

Claims (4)

  1. 遊技盤に対して前面開閉可能に軸支されるとともに該遊技盤の前面周囲を装飾する装飾部材を保持する装飾枠と協働して前記遊技盤の前面を覆い、前記遊技盤に対する視認性を確保する前面透明板の取付け構造であって、
    該前面透明板が前記装飾枠から独立して前記遊技盤に対して前面開閉可能に軸支されるとともに、
    該前面透明板の開放を防止するための係止爪が前記遊技盤又は該遊技盤を保持する機枠のいずれかに設けられている前面透明板の取付け構造。
  2. 前記前面透明板が、
    その幅方向一側面近傍に回転軸を有する第1リンク部材と、
    その幅方向他側面近傍に前記遊技盤の盤面に沿って移動する移動端を有する第2リンク部材とによって保持され、
    前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とが、前記前面透明板の幅方向中央近傍で回転可能に連結されている請求項1に記載の前面透明板の取付け構造。
  3. 前記装飾枠の軸支部の位置と前記第1リンク部材の回転軸の位置とが、相互に前記遊技盤の幅方向における反対側である請求項2に記載の前面透明板の取付け構造。
  4. 遊技機全体を囲む筐体枠と、
    球による遊技を演出する前記遊技盤と、
    該遊技盤を保持し、前記筐体枠に対して前面開閉可能に軸支された機枠と、
    前記遊技盤に対して一定距離離間して配置された前面透明板と、
    該前面透明板を取り付けるための請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の取付け構造と、
    前記遊技盤の前面周囲を装飾する装飾部材を保持し、前記筐体枠の前方に配置されて前面開閉可能とされた装飾枠と、
    前記球を貯留する貯留皿と、を有する遊技機。
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