JP2008125108A - 無線通信端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部が互いに開いた状態で内部無線通信を行う場合、シールド板305、315にて開口部304、314をそれぞれ塞ぐとともに、回路基板301、304の端部を露出させ、回路基板301、304の端部を介して、内部無線通信用アンテナ302、312間で電波のやり取りを行うとともに、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部が互いに閉じた状態で内部無線通信を行う場合、シールド板305、315にて回路基板301、304の端部をそれぞれ塞ぐとともに、開口部304、314を露出させ、開口部304、314を介して、内部無線通信用アンテナ302、312間で電波のやり取りを行う。
【選択図】図6
Description
そこで、本発明の目的は、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係の変化に対応しつつ、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を低減させることが可能なアンテナ装置および無線通信端末を提供することである。
また、本発明の一態様に係るアンテナ装置によれば、前記放射器は前記回路基板内に埋め込まれ、前記グランド層は前記放射器の上下のいずれか少なくとも一方に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係るアンテナ装置によれば、前記放射器は、前記回路基板に設けられた配線パターンの一部から構成されることを特徴とする。
これにより、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係が変化した場合においても、第1および第2の内部無線通信用アンテナ間の通信効率を劣化させることなく、シールドが必要な部分を効率よくシールドすることが可能となる。このため、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係の変化に対応しつつ、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を低減させることが可能となる。
これにより、データ伝送量を考慮してシールド層の開口面積を設定することができ、第1および第2の内部無線通信用アンテナ間の通信効率を劣化させることなく、シールド効果を向上させることができる。
これにより、携帯電話にクラムシェル構造が採用された場合においても、携帯電話の筐体間のデータ伝送を無線で安定して行うことが可能となる。このため、携帯電話に搭載される表示部の高解像度化に対応して、筐体間でやり取りされるデータ量が増大した場合においても、連結部の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となる。この結果、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
これにより、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を抑制しつつ、内部無線通信を安定して行うことが可能となる。このため、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、法規制の制約内で、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送を無線で行うことが可能となり、連結部の構成を複雑化させることなく、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係を変化させることが可能となる。
図1は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図、図2は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図である。
図1および図2において、第1筐体部1の表面には、操作ボタン4が配置されるとともに、第1筐体部1の下端にはマイク5が設けられ、第1筐体部1の上端には外部無線通信用アンテナ6が取り付けられている。また、第2筐体部2の表面には、表示体8が設けられるとともに、第2筐体部2の上端にはスピーカ9が設けられている。また、第2筐体部2の裏面には、表示体11および撮像素子12が設けられている。なお、表示体8、11としては、例えば、液晶表示パネル、有機ELパネルまたはプラズマディスプレイパネルなどを用いることができる。また、撮像素子12としては、CCDまたはCMOSセンサなどを用いることができる。また、第1筐体部1および第2筐体部2には、第1筐体部1と第2筐体部2との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ7、10がそれぞれ設けられている。
また、内部無線通信用アンテナ7、10を第1筐体部1および第2筐体部2にそれぞれ設けることにより、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ6を介して第1筐体部1に取り込まれた画像データや音声データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2に送り、表示体8に画像を表示させたり、スピーカ9から音声を出力させたりすることができる。また、撮像素子12にて撮像された撮像データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2から第1筐体部1に送り、外部無線通信用アンテナ6を介して外部に送出させることができる。
図3において、第1筐体部21の表面には、操作ボタン24が配置されるとともに、第1筐体部21の下端にはマイク25が設けられ、第1筐体部21の上端には外部無線通信用アンテナ26が取り付けられている。また、第2筐体部22の表面には、表示体28が設けられるとともに、第2筐体部22の上端にはスピーカ29が設けられている。また、第1筐体部21および第2筐体部22には、第1筐体部21と第2筐体部22との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ27、30がそれぞれ設けられている。
図4は、本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の内部構成を示す斜視図である。
図4において、第1筐体部101内には回路基板104が搭載され、第2筐体部102内には回路基板108が搭載されている。なお、回路基板104、108としては、多層プリント基板、ビルドアップ配線基板または多層フレキシブル基板などを用いることができる。そして、回路基板104、108には、電子部品105、109がそれぞれ実装されている。なお、電子部品105、109としては、例えば、ICチップ、コンデンサ、コイル、抵抗、水晶振動子またはコネクタなどを挙げることができる。また、回路基板104には、外部無線通信用アンテナ106が取り付けられるとともに、回路基板104、108には、内部無線通信用アンテナ107、110がそれぞれ設けられている。
図5は、図1の無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
これにより、配線パターンを回路基板104、108にそれぞれ形成する時に、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108にそれぞれ一括して形成することが可能となり、工程増を伴うことなく、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108にそれぞれ埋め込むことが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、内部無線通信用アンテナ107、110のシールド効果を向上させることが可能となるとともに、内部無線通信用アンテナ107、110の小型化を図ることが可能となる。
図6および図7において、回路基板301、311には、内部無線通信用アンテナ302、312がそれぞれ埋め込まれている。また、回路基板301には、内部無線通信用アンテナ302の上下に配置されるようにして、グランド層303a、303bがそれぞれ形成されている。また、回路基板311には、内部無線通信用アンテナ315の上下に配置されるようにして、グランド層313a、313bがそれぞれ形成されている。ここで、回路基板301、304は、互いに開閉可能な筐体部にそれぞれ搭載することができる。
図8は、本発明の第3実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示す断面図である。
そして、図8(c)に示すように、第1筐体部411と第2筐体部412とを互いに開くと、フレキシブル板417がヒンジ413の外側を迂回することなく、フレキシブル板417がシールド板416を第1筐体部411の方向に押し出し、シールド板416が内部無線通信用アンテナ414上に挿入される。この結果、内部無線通信用アンテナ414から上方に放射される電波をシールド板416にて遮蔽しつつ、第1筐体部411と第2筐体部412とが互いに開いた状態で、内部無線通信用アンテナ414、415間で電波のやり取りを行うことができる。
図9(a)において、第1筐体部511と第2筐体部512はヒンジ513を介して連結され、第1筐体部511と第2筐体部512とは互いに開閉可能なように構成されている。そして、第1筐体部511には、外部無線通信用アンテナ516および内部無線通信用アンテナ514が搭載され、第2筐体部512には、内部無線通信用アンテナ515a、515bが搭載されている。
図10において、第1筐体部511には、外部無線通信用アンテナ516、無線部602、ベースバンド信号処理部603、制御部604、RAM605、ROM606、送受信部607および内部無線通信用アンテナ514が設けられている。
また、第2筐体部512には、内部無線通信用アンテナ515a、515b、送受信部621、カメラ623、液晶表示部624、付加装置625、開閉状態検出部627にて検出された開閉状態に基づいて内部無線通信用アンテナ515a、515bの切り替えを行うスイッチ626および第1筐体部511と第2筐体部512との間の開閉状態を検出する開閉状態検出部627が設けられている。
Claims (9)
- 回路基板と、
前記回路基板に設けられた放射器と、
前記回路基板に形成され、前記放射器から放射される電波をシールドするシールド層と、
前記放射器が前記シールド層から露出するように前記シールド層に形成された開口部と、
前記開口部を塞ぐように移動可能なシールド部材とを備えることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記放射器は前記回路基板内に埋め込まれ、前記グランド層は前記放射器の上下のいずれか少なくとも一方に配置されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
- 前記放射器は、前記回路基板に設けられた配線パターンの一部から構成されることを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ装置。
- 第1筐体部と、
前記第1筐体部に連結された第2筐体部と、
前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、
前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、
前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信の制御を主として司る外部無線通信制御部と、
前記第2筐体部に搭載された表示部と、
前記第1筐体部に搭載された第1回路基板と、
前記第1回路基板に設けられた第1の内部無線通信用アンテナと、
前記第1回路基板に形成され、前記第1の内部無線通信用アンテナから放射される電波をシールドする第1グランド層と、
前記第2筐体部に搭載された第2回路基板と、
前記第2回路基板に設けられた第2の内部無線通信用アンテナと、
前記第2回路基板に形成され、前記第2の内部無線通信用アンテナから放射される電波をシールドする第2グランド層と、
前記第1筐体部に搭載され、前記第1の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第1の内部無線通信制御部と、
前記第2筐体部に搭載され、前記第2の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第2の内部無線通信制御部と、
前記第1および第2グランド層にそれぞれ形成され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第1の位置関係に対応して配置された第1および第2開口部と、
前記第1および第2グランド層にそれぞれ形成され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第2の位置関係に対応して配置された第3および第4開口部とを備えることを特徴とする無線通信端末。 - 前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を検出する位置関係検出手段と、
前記位置関係検出手段にて検出された位置関係に基づいて、前記第1および第2開口部または前記第3および第4開口部をシールドするシールド板とをさらに備えることを特徴とする請求項4記載の無線通信端末。 - 前記第1の位置関係は、前記第1筐体部と前記第2筐体部とを互いに開いた時に対応し、前記第2の位置関係は、前記第1筐体部と前記第2筐体部とを互いに閉じた時に対応し、前記第1および第2開口部の開口面積は、前記第3および第4開口部の開口面積よりもそれぞれ大きいことを特徴とする請求項4または5載の無線通信端末。
- 第1筐体部と、
前記第1筐体部に連結された第2筐体部と、
前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、
前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、
前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信の制御を主として司る外部無線通信制御部と、
前記第2筐体部に搭載された表示部と、
前記第1筐体部に搭載された第1の内部無線通信用アンテナと、
前記第2筐体部に搭載され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第1の位置関係に対応して配置された第2の内部無線通信用アンテナと、
前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第2の位置関係に対応して配置された第3の内部無線通信用アンテナと、
前記第1筐体部に搭載され、前記第1または第3の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第1の内部無線通信制御部と、
前記第2筐体部に搭載され、前記第2または第3の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第2の内部無線通信制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。 - 前記無線通信端末は携帯電話であることを特徴とする請求項4から7のいずれか1項記載の無線通信端末。
- 前記内部無線通信は、微弱無線またはUWB無線の近距離無線であることを特徴とする請求項4から8のいずれか1項記載の無線通信端末。
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