JP2008123727A - 開閉器および開閉器操作機構 - Google Patents

開閉器および開閉器操作機構 Download PDF

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Abstract

【課題】三位置開閉器操作機構において、小型、簡略で、多回転の出力が要求される接点部に適用できるようにし、さらに自動操作および手動操作時の誤動作を防止する。
【解決手段】開閉器操作機構は、可動端子を駆動する主軸13と、主軸に固定された小歯車14と、操作軸15と、操作軸に固定され小歯車と係合する大歯車16と、キャッチ軸18と、大歯車の突出部17に係脱自在に係止して突出部17を三つの位置で保持し、キャッチ軸に回転自在に配置されるキャッチレバー19a、19bと、キャッチレバーに係脱自在に係止する半円柱状部20a’、20b’を有するラッチピン20a、20bと、ラッチピンに嵌着されたラッチレバーと、ラッチレバーを回転して半円柱状部によるキャッチレバーの係止を解除するトリップコイルと、突出部17と係合することにより大歯車の回転角度範囲を決定するストッパブロック23と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、開閉器およびその操作機構に関し、特に、断路器と接地装置の機能を合わせ持ち、入(閉)、切(開)、接地という三つの位置状態の操作を一つの操作装置で行なう三位置開閉器とその操作機構に関するものである。
接地装置付断路器のように、断路器と接地装置の機能を合わせ持つように構成し、入(閉)、切(開)、接地という三つの位置状態の操作を一つの操作装置で行なうところの三位置開閉器の電動方式操作機構(以下では単に操作機構と記す)としては、例えば特許文献1で示された操作機構が知られている。
特許文献1の三位置開閉器において、電動機と減速機と歯車とゼネバ歯車機構より駆動部が構成され、その出力軸の回転によりリンク機構等を介して断路部のブレードを入位置または切位置あるいは接地位置に回動する。ゼネバ歯車機構のゼネバドライバーはその周囲に歯車と係合する歯車部を有し、側面に鎖錠用円弧部と駆動用ピンよりなり、またゼネバホイールは本体の片側に前記円弧部と係合しうる三つの円弧凹面とこの凹面間に各々設けられた前記ピンが出入りしうる放射方向の二つの溝を備えたものとなっている。
特許文献1の三位置開閉器では、切位置で、ゼネバドライバーの円弧部がゼネバホイールの円弧凹面に係合してゼネバホイールが鎖錠され、ブレードは切位置にある。この状態において、入動作のため電動機を始動すると、歯車によりゼネバドライバーは回転する。ピンが溝に係合する位置にくるとゼネバホイールが回動を開始し、リンク機構とブレードが動作する。さらにゼネバドライバーが回動すると、ピンが溝から離れ、円弧部が円弧凹面に係合し、ゼネバホイールは停止する。また、切位置から接地位置へは、上述の動作と全く逆に行なうものである。
また、特許文献2にも、三位置開閉器の操作機構が開示されている。この場合は、電動機に接続された主軸にウォームが取り付けられ、ウォームホイールを介して動力伝達が行なわれる。
特開平3−133018号公報 特開2000−285768号公報
特許文献1に示す三位置開閉器の操作機構には次のような問題点(1)〜(4)がある。
(1)出力軸の回転角度は360度未満と制限されるため、多回転の回動で駆動される接点を持つ操作機構への適用は困難である。
(2)従来の操作機構の出力を多回転に対応させるためには、出力軸上にさらに増速機構を設ける必要があり、歯車列が多くなり動力伝達効率が低下しさらにコストアップとなる。
(3)自動操作において、入・切・接地位置を検知し電動機をONまたはOFFするスイッチが故障した場合、たとえば入位置から切位置を通過し、接地位置まで動作する危険性があり、従来の操作機構にはその様な故障動作を機械的に防止する装置が設置できない。
(4)手動操作の場合、作業者が切位置を検知することが従来の操作機構では困難であり、たとえば入位置から切位置を通過し、接地位置まで操作してしまう危険がある。また、入位置と接地位置の検知も困難であり、ピンがゼネバホイールの外周に接触するまで操作してしまい、ピンに過大な力が作用し故障の原因となる可能性がある。
また、特許文献2に示す三位置開閉器の操作機構では、電動機に接続された主軸にウォームが取り付けられ、ウォームホイールを介して動力伝達が行なわれるため、これらの回転軸が互いに平行でなく、小型化する上で困難をきたす場合がある。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、小型、簡略で、多回転の出力が要求される接点部に適用でき、さらに自動操作および手動操作時の誤動作を防止するようにした三位置開閉器操作機構およびこれを利用した開閉器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る開閉器操作機構は、断路器と接地装置の機能を合せ持つ開閉器の可動端子を移動させることによって、開閉器を、切状態を中心として入状態および接地状態に任意に移行させうる開閉器に使用されうる開閉器操作機構において、開閉器の可動端子に駆動力を伝達する主軸と、前記主軸の周囲に固定された小歯車と、前記主軸とほぼ平行に配置された操作軸と、前記操作軸に固定され、前記小歯車と係合し、端面で軸方向に突出する突出部を有する大歯車と、前記操作軸とほぼ平行に配置されたキャッチ軸と、前記突出部に係脱自在に係止して前記突出部を三つの位置で保持し、前記キャッチ軸に回転自在に配置される二枚のキャッチレバーと、前記キャッチレバーに係脱自在に係止する半円柱状部を有するラッチピンと、前記ラッチピンに嵌着されたラッチレバーと、前記ラッチレバーを一方向に回転して前記半円柱状部による前記キャッチレバーの係止を解除するトリップコイルと、前記大歯車の前記突出部と係合することにより大歯車の回転角度範囲を決定するストッパブロックと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る開閉器は、切状態を中心として入状態および接地状態に任意に移行しうる可動端子と、この可動端子を駆動する操作機構とを有する開閉器であって、前記操作機構は、前記可動端子に駆動力を伝達する主軸と、前記主軸の周囲に固定された小歯車と、前記主軸とほぼ平行に配置された操作軸と、前記操作軸に固定され、前記小歯車と係合し、端面で軸方向に突出する突出部を有する大歯車と、前記操作軸とほぼ平行に配置されたキャッチ軸と、前記突出部に係脱自在に係止して前記突出部を三つの位置で保持し、前記キャッチ軸に回転自在に配置される二枚のキャッチレバーと、前記キャッチレバーに係脱自在に係止する半円柱状部を有するラッチピンと、前記ラッチピンに嵌着されたラッチレバーと、前記ラッチレバーを一方向に回転して前記半円柱状部による前記キャッチレバーの係止を解除するトリップコイルと、前記大歯車の前記突出部と係合することにより大歯車の回転角度範囲を決定するストッパブロックと、を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、小型、簡略で、誤動作を防止し安価な三位置開閉器操作機構およびこれを利用した開閉器を提供することができる。
[第1の実施の形態]
[構成]
図1〜図8は本発明の第1の実施の形態に係る開閉器操作機構(以下、操作機構と略称する)を示す図であり、図1は、図2に示す操作機構のうち、A−A線矢視断面図である。図3は図2に示す操作機構のうち、B−B線矢視断面図である。図4は図2に示す操作機構のうち、C−C線矢視方向から見たシャッタ板周辺を示す分解図である。図5は図4の側面図である。図6は図2に示す操作機構のうち、C−C線矢視方向から見た溝カムと補助スイッチ周辺を示す分解図である。図7は図2に示す操作機構のうち、C−C線矢視方向から見た溝カムと表示板周辺を示す分解図である。図8は図2に示す操作機構のうち、A−A線矢視方向から見た大歯車とストッパブロック周辺を示す分解図であり、接地状態を示している。
図1と図2および図3は操作機構の切状態を示している。図2において操作機構はまず、駆動力を供給する電動機1と、この電動機1の駆動力を伝達する減速機2を備えている。この減速機2は電動機1と一体構造となっており、減速機2の最終段には主軸13が嵌着されている。また主軸13の周囲には、小歯車14が嵌着されており、主軸13にほぼ水平に配置される操作軸15と操作軸15に嵌着される大歯車16へ駆動力が伝達される。
大歯車16の側面には突出部17が配置されており、操作軸15にほぼ平行に配置されたキャッチ軸18の周囲に回転自由に配置されたキャッチレバー19a、19bの突起状部と係合する。すなわち、図1に示すように突出部17は切状態ではキャッチレバー19a、19bの突起状部19a’と19b’に挟まれるように拘束されており、キャッチレバー19a、19bはそれぞれラッチピン20a、20bの半円柱状部20a’、20b’で係止される。また、キャッチレバー19a、19bはねじりばね21により半円柱状部20a’、20b’での係止を解除する方向に回転力を与えられている。
小歯車14、大歯車16、キャッチレバー19a、19b、ねじりばね21等は、図2に示すように支持板22aと22bの間に配置されており、支持板22bにはストッパブロック23が嵌着されている。
図3に示すように、ラッチピン20a、20b上には、それぞれラッチレバー24a、24bが嵌着されており、トリップコイル25a、25bはプランジャ26a、26bの先端がラッチレバー24a、24bの一部と係合するよう支持板22bに嵌着されている。支持板22bにはリミットスイッチ27a、27bが嵌着されており、ラッチレバー24a、24bの回動による係合離脱によって導通し、電動機1が始動または停止する。ラッチレバー24a、24bにはそれぞれねじりばね24c、24dが取りつけられており、ラッチレバー24a、24bの位置復帰の役割をはたす。
図2において、主軸13と同軸上に手動操作軸28が嵌着されており、手動操作軸28の端部には手動ハンドル29を挿入し手動力を伝える多角形断面をした挿入穴28aが配置されている。また、手動操作軸28上には過度なトルクが手動ハンドル29より主軸13へ伝達されるのを防止するトルクリミッタ30が嵌着されている。
手動操作軸28とほぼ垂直に表面板31が配置されており、表面板31のほぼ中央にハンドル挿入穴31aがある。表面板31の手動操作軸28側には、表面板31に対してスライド自在なシャッタ板32が配置されており、シャッタ板32にはシャッタ板32をスライドさせ位置決めをするための切替えレバー32aが枢着にされている。さらに、シャッタ板32には断路操作用と接地操作用のシャッタ穴32b、32cが配置されている。また、シャッタ板32には突出部32dが配置されており、電磁装置47のプランジャ47aが係脱自在に係止するように配置されている。
図4と図5において、表面板31には切替えレバー32aが挿入され、自動操作、断路操作、接地操作に切替えるための溝31cが配置されている。
図2および図3のプッシュプルケーブル33はシャッタ板32の側面とプッシュプルケーブル33の一端に配置されたピン33aが係合し、さらにプッシュプルケーブル33の他端に配置されたピン33bがプランジャ26aと係合するように配置される。プッシュプルケーブル34も同様にシャッタ板32の側面とプッシュプルケーブル34の一端に配置されたピン34aが係合し、プッシュプルケーブル34の他端に配置されたピン34bがプランジャ26bと係合するように配置される。
図2および図6において、補助スイッチ切替え用溝カム35は操作軸15に嵌着されており、補助スイッチ切替え用カム従動部35a、35bの一端が補助スイッチ切替え用溝カム35と係合しており、他端は補助スイッチ36a、36bにリンク・レバー機構37a、37bで枢着されている。補助スイッチ切替え用溝カム35は三つの半径の異なる同心円溝35c、35d、35eとそれらを滑らかに結ぶ円弧溝35f、35gから構成される。同心円溝35c、35d、35eおよび円弧溝35f、35gには、補助スイッチ切替え用カム従動部35a、35bの突出部35a’と35b’が係合している。
図2および図7において、表示切替え用溝カム38は操作軸15に嵌着されており、表示切替え用カム従動部38aの一端が表示切替え用溝カム38と係合しており、他端は表示板39にリンク・レバー機構40で枢着されている。表示切替え用溝カム38は二つの同心円の溝38b、38cとそれらを滑らかに結ぶ円弧溝から構成される。溝38b、38c等には、表示切替え用カム従動部38aの突出部38a’が係合している。表示板39には入、切、接地の表示文字がほぼ等間隔で配置されており、表示板39を覆うように表面板41が配置されている。表面板41には覗き窓41aが配置されており、覗き窓41aから入、切、接地の表示文字が確認できるようになっている。
図2において、主軸13に連結軸42の一端が嵌着されており、他端にはピニオン43aが嵌着されている。このピニオン43aと係合するラック43bは可動端子44に嵌着されている。可動端子44はピニオン43aの回動により入側固定端子45および接地側固定端子46に係合する。
図8には、ストッパブロック23の内部断面図を示す。ストッパブロック23の内部には弾性体23aとその弾性体23aの両端に接触部23b、23cが配置されている。接触部23b、23cは、ストッパブロック23の内部から飛び出さないように、段差を持つ穴23d内に格納されており、突出部17と接地状態および入状態で係合する。突出部17が接触部23bまたは23cに係合する時に発生する衝撃力を弾性体23aで緩和するとともに、突出部17をある一定の力でキャッチレバー19aまたは19b側に押し出す作用がある。
[作用]
次に、上記のように構成された操作機構の電動機による接地動作と手動による接地動作について、図1〜図16を用いて説明する。図9は図3に対応する図であり、トリップコイル25aが励磁された状態を示している。図10は図1に対応する図であり、接地動作または接地から切状態までの動作途中を示す図である。図11は図1に対応する図であり、接地状態を示している。図12は図4および図9に対応する図であり、シャッタ板32の移動後の状態を示している。図13は図6に対応する図であり、接地動作または接地から切状態までの動作途中を示す図である。図14は図6に対応する図であり、接地状態を示している。図15は図7に対応する図であり、接地動作または接地から切状態までの動作途中を示す図である。図16は図7に対応する図であり、接地状態を示している。
[電動機による接地動作]
まず、図2に示す可動端子44を接地側固定端子46に接触させる動作について説明する。
図3において、図示しない制御装置からの司令によりトリップコイル25aが励磁され、プランジャ26aが左方向に移動する。このプランジャ26aの移動にともない、プランジャ26aの先端がラッチレバー24aと係合し、ラッチレバー24aはラッチピン20aを中心として時計方向に回転する。さらに、ラッチレバー24aは電動機1の起動用リミットスイッチ27aのリミットスイッチレバー27cと係合し、電動機1が起動し回転を始める。この状態を図9に示す。このとき、キャッチレバー19aは、図1の状態からラッチレバー24aが時計方向に回転しているので、ラッチピン20aも同様に時計方向に回転し、半円柱状部20a’とキャッチレバー19aの突起状部19cとの係合がはずれる。
電動機1は前述したようにこの時点で起動されているため、電動機1の回転は小歯車14を介して大歯車16に伝達され、突出部17が図10に示すように操作軸15を中心として反時計方向に回転する。可動端子44は小歯車14と連動して動作するため、接地側固定端子46側に接近する。このときねじりばね21の力により突出部17とキャッチレバー19aの接触状態は保持される。また、トリップコイル25aの励磁は制御装置の司令により電動機1の起動に伴い解除され、ねじりばね24cの力によりラッチピン20aは反時計方向に回転しようとするが、半円柱状部20a’とキャッチレバー19aの弧状部19dが係合するため、リミットスイッチレバー27cとラッチレバー24aの係合は解除されず、電動機1は回転を続け、図11の状態になる。
図11では図2の可動端子44が接地側固定端子46に接触する状態となっており、突出部17がストッパブロック23に係合し、さらにキャッチレバー19aの突起状部19eが突出部17に係合し、続いて半円柱状部20a’と突起状部19cが係合する。この状態になると、ラッチレバー24aが反時計方向に回転しリミットスイッチ27aが切状態となるため電動機1の回転は停止し、電動機1による接地動作が終了する。
接地動作時の図2および図6に示す補助スイッチ切替え用溝カム35と補助スイッチ36a、36bの動作について説明する。図6は切状態であり、接地動作が開始されると補助スイッチ切替え用溝カム35は操作軸15を中心として反時計方向に回転を始める。すると、補助スイッチ切替え用カム従動部35aの突出部35a’は、円弧溝35f(θ1の範囲)および35d(θ2の範囲)に従い移動する。しかし、補助スイッチ切替え用カム従動部35bは係合する溝が同心円溝35eであるため移動しない。この状態を図13に示す。補助スイッチ切替え用カム従動部35aの移動により補助スイッチ36aのリンク・レバー機構37aが回動し、図13の状態となってはじめて補助スイッチ36aがONの状態からOFFの状態となる。すなわち、図6に示すθ1の範囲の円弧溝35fに突出部35a’があると、補助スイッチ36aはONの状態にある。さらに、θ2およびθ3の範囲にあるとOFFの状態となる。図14に接地動作終了時の補助スイッチ切替え用溝カム35と補助スイッチ36a周辺を示す。
接地動作時の図2および図7に示す表示切替え用溝カム38と表示板39の動作について説明する。図7は切状態であり、接地動作が開始されると表示切替え用溝カム38は操作軸15を中心として反時計方向に回転を始める。すると、表示切替え用カム従動部38aの突出部38a’は円弧溝38cに従い移動し、表示切替え用カム従動部38aも移動し、表示板39がリンク・レバー機構40を介して回動する。この状態を図15に示す。図15の状態では、可動端子44はまだ接地側固定端子46に当接していないため、覗き窓41aからは「切」と「接地」の表示文字は見えなくなっている。さらに、接地動作が進み可動端子44が接地側固定端子46に当接すると、覗き窓41aから「接地」の表示文字が見えるまで、表示切替え用カム従動部38aが移動する。図16に接地動作終了時の溝カム38付近の分解図を示す。
[電動機による接地状態からの切動作]
電動機1による接地状態から切状態に至るまでの動作について説明する。この動作は上述した動作とほぼ同一手順により行なわれるため、異なる部分のみを説明する。
まず、接地状態は図11に示すようにキャッチレバー19aの突起状部19eとストッパブロック23の間に突出部17が拘束されている。この状態から接地動作と同様にトリップコイル25aが励磁され、電動機1が接地動作とは逆方向に回転を始め、可動端子44を駆動する。これに伴い突出部17は図11の状態から図1の状態へと移り、キャッチレバー19aと19bに係合し、切動作が終了する。
[電動機による入動作、切動作]
電動機1による入動作および切動作は、既述した接地動作および接地からの切動作より容易に推測できるため、その説明を省略する。
[手動による接地動作]
図2に示す切状態から可動端子44を手動力で駆動し、接地側固定端子46に接触させる動作について説明する。
手動操作を可能とするため、図示しない制御司令部より図2に示す電磁装置47が励磁されプランジャ47aと突出部32dの係合がはずされる。作業員は図2に示す手動ハンドル29を挿入穴28aに挿入するため、図4に示す切替えレバー32aを接地操作位置31bまで移動させる。このときシャッタ板32の一部とプッシュプルケーブル33のピン33aが係合し、もう一方のピン33bがプランジャ26aと係合し、キャッチレバー19aが回動可能状態となる。この状態を図12に示す。図12の状態になるとハンドル挿入穴31aとシャッタ穴32cが重なり、手動ハンドル29を挿入穴28aに挿入できる状態となる。手動ハンドル29により主軸13を回転させる以外は、既述した電動機1による接地動作とほぼ同一であるため説明は省略する。
また、手動による接地状態からの切動作、入・切動作の説明は、電動機1による動作説明と手動による接地動作説明から容易に推測できるため、説明は省略する。
[効果]
以上説明した第1の実施の形態に係る操作機構によれば、次のような効果が得られる。
(1)小歯車14と大歯車16の減速比を自由に選択できるため、図2に示すような多回転の駆動が要求される接点に対して適用できる。また、そのための新たな部品などの追加がないためコストアップとならない。
(2)自動操作の場合、電動機をONまたはOFFするスイッチが故障しても、キャッチレバーおよびストッパブロックで強制的に電動機の回転を止めるため、入位置からいきなり接地位置まで誤動作することがない。
(3)手動動作の場合、大歯車の回転をキャッチレバーおよびストッパブロックで強制的に止めるため、三位置に必ず停止させることができるため、誤動作の防止ができる。
(4)自動操作時には電磁装置とシャッタの突出部は常時係合しており、手動ハンドルの挿入を禁止することができる。手動操作時には外部司令により電磁装置が励磁され、突出部との係合が解除され、シャッタ板を移動させることができる。これにより、自動操作時に間違って作業者が手動ハンドルをハンドル挿入穴に挿入できないため、誤操作を防止することができる。
(5)作業者が手動ハンドルに過度のトルクを負荷した場合、トルクリミッタによりトルク伝達を切り、操作機構各部の破損を防ぐことができる。
(6)突出部がストッパブロックに接触する際の衝撃力を接触部と弾性体により緩和させる。これにより、操作機構部各部に作用する力を緩和させることができるため、部品の破壊を防止することができる。
(7)従来から使用している補助スイッチを用いて、断路動作の入・切と接地動作の接地・切を判別するため、従来並みの信頼性を得ることができ、位置決めに高い精度を要する三位置用補助スイッチを新たに用いなくて済むため、誤動作を防止することができる。
(8)手動操作の場合表示板が操作軸の回転とともに徐々に回動するより、切位置、入位置、接地位置に可動接点が到達するのにあわせて表示板が回動するので、作業者が手動操作を途中で停止することを防止できる。
[第2の実施の形態]
[構成]
図17〜図20は、本発明の第2の実施の形態に係る開閉器操作機構を示す構成図である。本実施の形態に係る操作機構は、前述した第1の実施の形態に係る操作機構において、構成の一部を改良したものに他ならないため、以下では、この改良部分についてのみ説明する。なお、図17は図2に相当する操作機構の構成図を示しており、切状態を示している。また、図18は図17の手動操作に関連する部分のみを示しており、手動ハンドル29を取りつけた状態を示している。図19は図17におけるC−C線矢視方向から見た操作軸周辺の切状態での分解図を示している。
本実施の形態では、手動ハンドル29を挿入し、手動力を伝達するための手段として、第1の実施の形態における表面板31とシャッタ板32および電磁装置47を削除している。そして、その代わりに、手動操作軸28に嵌着した手動操作軸歯車50と、手動操作軸歯車50に係合する第1駆動軸歯車51aと手動ハンドル29の挿入穴51bを持つ第1駆動軸51を配置し、動力伝達手段52により第1駆動軸と同期回転する第2駆動軸53が配置される。第2駆動軸53には挿入穴53aが配置されている。第1駆動軸51と第2駆動軸53は操作軸15をはさんで対向位置に配置されているが、操作軸15からは等距離に配置されていない。
また、図18に示すように、手動ハンドル29を挿入穴53aに挿入する際、手動ハンドル29の円筒部29aと係合する位置にレバー54が配置されている。このレバー54にはプッシュプルケーブル33のピン33aが枢着されており、レバー54の回転とともにピン33aが移動する。このプッシュプルケーブル33の他端には第1の実施の形態と同様にピン33bが配置されている。また、第1駆動軸51の周囲にはレバー55が配置され、ピン34aが枢着されており、その他は第1の実施の形態と同様な構成となっている。
操作軸15の一端にはシャッタ円板56が嵌着されており、図19に示すように、シャッタ円板56には第1挿入溝56aと第2挿入溝56bが配置されている。第1挿入溝56aは、手動ハンドル29を挿入穴51bへ挿入する際に使用し、第2挿入溝56bは、手動ハンドル29を挿入穴53aへ挿入する際に使用する。
第1挿入溝56aと第2挿入溝56bは、操作軸15を中心とする異なる半径の同心円溝56cと56dから構成されており、第1挿入溝56aの両端には円状挿入穴56eと56fを持つ。また、第2挿入溝56bの両端には円状挿入穴56gと56hを持つ。同心円溝56c、56dの溝幅は、手動ハンドル29の円筒部29aの直径より小さく、段差部29bの直径より大きくなっている。また、円状挿入穴56e、56f、56g、56hの直径は、円筒部29aの直径より大きくなっている。すなわち、段差部29bが同心円溝56c、56dの中に入り込むと、手動ハンドル29が抜けなくなる構造をしている。
[電動機による入動作、切動作および接地動作]
電動機1による入動作、切動作および接地動作は、第1の実施の形態で説明した動作と全く同じため、説明を省略する。
[手動による接地動作]
図17に示す切状態から可動端子44を手動力で駆動し、接地側固定端子46に接触させる動作について説明する。ただし、第1の実施の形態で説明した手動による接地動作と同じ動作部分については説明を省略する。
まず、作業員は図17に示す手動ハンドル29を図19に示す第2挿入溝56bの円状挿入穴56gを通して挿入穴53aに挿入する。挿入すると手動ハンドル29の円筒部29aの一部がレバー54の一部と係合し、レバー54が回転する。そして、このレバー54に枢着しているピン33aが図18の上方向に移動し、そのもう一端のピン33bがプランジャ26aに係合する。この状態を図18に示す。
図18の状態になると第1の実施の形態で説明したように、キャッチレバー19aが回動可能状態となり、手動ハンドル29を反時計方向に回転させると、第2駆動軸53から動力伝達手段52と第1駆動軸51を介して主軸13および大歯車16が回転する。また、可動端子44は接地側固定端子46の方向へ移動する。このとき、シャッタ円板56は操作軸15とともに図19の反時計方向に回転し、手動ハンドル29の段差部29bは同心円溝56dにはいり込むため、手動による接地動作完了まで手動ハンドル29を抜くことができない。
接地動作が完了すると、第1の実施の形態で説明したように、大歯車16の回転が拘束されるため、作業者は接地動作が終了したことを確認でき、さらに、円状挿入穴56hが第2駆動軸53の位置まで回動しているため、手動ハンドル29を抜くことができる。この接地状態におけるシャッタ円板56の周辺を図20に示す。図20で挿入穴51bは同心円溝56dにより一部ふさがれているため、接地状態での入・切動作用の挿入穴51bへ手動ハンドル29を挿入することはできない。
手動による接地状態からの切動作、入・切動作の説明は、手動による接地動作説明から容易に推測できるため省略する。
[効果]
本実施の形態に係る操作機構によれば、手動動作の場合、大歯車の回転をキャッチレバーおよびストッパブロックで強制的に止めるため、三位置に必ず停止させることができ、誤動作の防止ができる。また、手動操作途中で手動ハンドルを抜けなくしたため、可動接点の中間停止を防止でき、手動ハンドルによる駆動軸を二つ用意し、シャッタ円板により手動ハンドルの挿入位置を制限するため、たとえば接地状態において断路の入・切動作を行なうことができない。
[第3の実施の形態]
図21は、本発明の第2の実施の形態に係る開閉器操作機構におけるキャッチレバー19a、19bと小歯車14および大歯車16部分のみを示す分解図であり、切状態を示している。この実施の形態に係る操作機構は、基本的に前述した第1の実施の形態に係る操作機構と同一の構成を有しており、二つのキャッチレバー19a、19bを、互いに平行なキャッチ軸18a、18bでそれぞれ支持する構造に特徴を有するものである。
図21に示す第3の実施の形態において、キャッチレバー19aはキャッチ軸18aに枢着されており、ねじりばね21aにより反時計方向の力を受けている。キャッチレバー19bはキャッチ軸18bに枢着されており、ねじりばね21bにより時計方向の力を受けている。突出部17は二つのキャッチレバー19aと19bに挟まれている。
図21において、接地動作でのキャッチレバー19aや突出部17の動作については第1の実施の形態で説明した通りである。
上述したように、第3の実施の形態においては、二つのキャッチレバー19a、19bの支持構造をそれぞれ独自のキャッチ軸18a、18bで支持するため、キャッチレバー19a、19bが重なり合うことがなく、構造も簡素化し、互いの動作がもう一方のキャッチレバーに影響を与えないため、操作機構の動作信頼性を向上させることができ、さらに安いコストで製作できる。
[第4の実施の形態]
図22は本発明の第4の実施の形態として、特に、請求項4に記載の発明を適用した操作機構のシャッタ板32とトリップコイル25a、およびこれらの動作を関連させる機構部分のみを示す分解図である。この実施の形態に係る操作機構は、基本的に前述した第1の実施の形態に係る操作機構と同一の構成を有しており、シャッタ板32の動作によりトリップコイル25aのプランジャ26aを動作させる構造に特徴を有するものである。
図22に示す第3の実施の形態において、レバー57はシャッタ板32の移動に伴いシャッタ板32の一部と係合する位置に配置され、さらにレバー57はシャフト58支持されている。シャフト58のもう一端にはレバー59が嵌着されており、回動に伴いプランジャ26aと係合するように配置されている。
図22において、第1の実施の形態における手動による接地動作で説明したように、作業者がシャッタ板32を右方向に移動すると、シャッタ板32はレバー57と係合し、レバー57はシャフト58の中心を中心として反時計方向に回転する。その回転に伴いレバー59はプランジャ26aと係合し、プランジャ26aを左方向に移動させる。この動作により、キャッチレバー19aの回動が可能となり、接地動作を開始することができる。その他の動作については第1の実施の形態で説明した通りである。
上述したように、第4の実施の形態においては、シャッタ板の動作を構成が簡素なレバー機構を用いて、プランジャに伝えることができるため、操作機構の動作信頼性を向上させることができ、さらに安いコストで製作できる。
本発明の第1の実施の形態に係る操作機構の切状態を示す図であって、図2のA−A線矢視断面図。 図1の操作機構の切状態を示す正面図。 図2の操作機構の切状態を示すB−B線矢視断面図。 図2の操作機構の切状態を示すC−C線矢視方向から見たシャッタ板周辺を示す部分拡大図。 図4のシャッタ板周辺を示す側面図。 図2の操作機構の切状態におけるC−C線矢視方向から見た溝カムと補助スイッチ周辺を示す部分拡大図。 図2の操作機構の切状態におけるC−C線矢視方向から見た溝カムと表示板周辺を示す部分拡大図。 図2の操作機構の切状態におけるA−A線矢視方向から見た大歯車とストッパブロック周辺を示す部分拡大図。 図3に対応する部分のトリップコイル励磁後を示す図。 図1に対応する部分の接地動作または接地から切状態までの動作途中を示す図。 図1に対応する部分の接地状態を示す図。 手動操作における図4および図9に対応する部分を関連付けて示す模式図。 図6に対応する部分の接地動作または接地から切状態までの動作途中を示す図。 図6に対応する部分の接地動作終了後を示す図。 図7に対応する部分の接地動作または接地から切状態までの動作途中を示す図。 図7に対応する部分の接地動作終了後を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る操作機構の切状態を示す正面図。 図17の操作機構の手動操作に関係する部分の部分拡大図。 図17の操作機構のC−C線矢視方向から見た挿入板周辺を示す部分拡大図。 図17に対応する部分の接地動作終了後を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る操作機構の切状態を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る操作機構の切状態を示す部分図。
符号の説明
1 … 電動機
2 … 減速機
13 … 主軸
14 … 小歯車
15 … 操作軸
16 … 大歯車
17 … 突出部
18、18a、18b … キャッチ軸
19a、19b … キャッチレバー
19a’、19b’、19c、19e … 突起状部
19d … 弧状部
20a、20b … ラッチピン
20a’、20b’ … 半円柱状部
21、21a、21b … ねじりばね
22a、22b … 支持板
23 … ストッパブロック
23a … 弾性体
23b、23c … 接触部
23d … 穴
24a、24b … ラッチレバー
24c、24d … ねじりばね
25a、25b … トリップコイル
26a、26b … プランジャ
27a、27b … リミットスイッチ
27c … リミットスイッチレバー
28 … 手動操作軸
28a … 挿入穴
29 … 手動ハンドル
29a … 円筒部
29b … 段差部
30 … トルクリミッタ
31 … 表面板
31a … ハンドル挿入穴
31b … 接地操作位置
31c … 溝
32 … シャッタ板
32a … 切替えレバー
32b、32c … シャッタ穴
32d … 突出部
33 … プッシュプルケーブル
33a、33b … ピン
34 … プッシュプルケーブル
34a、34b … ピン
35 … 補助スイッチ切替え用溝カム
35a、35b … 補助スイッチ切替え用カム従動部
35c、35d、35e … 同心円溝
35f、35g … 円弧溝
35a’、35b’ … 突出部
36a、36b … 補助スイッチ
37a、37b … リンク・レバー機構
38 … 表示切替え用溝カム
38a … 表示切替え用カム従動部
38a’ … 突出部
38b、38c … 溝
39 … 表示板
40 … リンク・レバー機構
41 … 表面板
41a … 覗き窓
42 … 連結軸
43a … ピニオン
43b … ラック
44 … 可動端子
45 … 入側固定端子
46 … 接地側固定端子
47 … 電磁装置
47a … プランジャ
50 … 手動操作軸歯車
51 … 第1駆動軸
51a … 第1駆動軸歯車
51b … 挿入穴
52 … 動力伝達手段
53 … 第2駆動軸
53a … 挿入穴
54 … レバー
55 … レバー
56 … シャッタ円板
56a … 第1挿入溝
56b … 第2挿入溝
56c、56d … 同心円溝
56e、56f、56g、56h … 円状挿入穴
57、59 … レバー
58 … シャフト

Claims (12)

  1. 断路器と接地装置の機能を合せ持つ開閉器の可動端子を移動させることによって、開閉器を、切状態を中心として入状態および接地状態に任意に移行させうる開閉器に使用されうる開閉器操作機構において、
    開閉器の可動端子に駆動力を伝達する主軸と、
    前記主軸の周囲に固定された小歯車と、
    前記主軸とほぼ平行に配置された操作軸と、
    前記操作軸に固定され、前記小歯車と係合し、端面で軸方向に突出する突出部を有する大歯車と、
    前記操作軸とほぼ平行に配置されたキャッチ軸と、
    前記突出部に係脱自在に係止して前記突出部を三つの位置で保持し、前記キャッチ軸に回転自在に配置される二枚のキャッチレバーと、
    前記キャッチレバーに係脱自在に係止する半円柱状部を有するラッチピンと、
    前記ラッチピンに嵌着されたラッチレバーと、
    前記ラッチレバーを一方向に回転して前記半円柱状部による前記キャッチレバーの係止を解除するトリップコイルと、
    前記大歯車の前記突出部と係合することにより大歯車の回転角度範囲を決定するストッパブロックと、
    を有することを特徴とする開閉器操作機構。
  2. 前記キャッチ軸を二つ配置し、前記二枚のキャッチレバーをそれぞれ一つずつ前記キャッチ軸に回転自在に配置したことを特徴とする請求項1に記載の開閉器操作機構。
  3. 前記主軸に嵌着され、手動ハンドルを係合させる手段をもつ手動操作軸と、
    前記手動操作軸にほぼ垂直に配置され、ハンドル挿入穴と操作切り替えレバーの挿入溝を持つ表面板と、
    前記表面板の前記手動操作軸側に配置され、断路操作用と接地操作用のハンドル挿入穴を持ち、前記操作切り替えレバーを回転自由に配置し、前記表面板に対してスライド自在なシャッタ板と、
    前記シャッタ板の側面および前記トリップコイルの軸に係脱自在に配置されたプッシュプルケーブルと、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉器操作機構。
  4. 前記主軸に嵌着され手動ハンドルを係合させる手段を持つ手動操作軸と、
    前記手動操作軸にほぼ垂直に配置され、ハンドル挿入穴と操作切り替えレバーの挿入溝を持つ表面板と、
    前記表面板の前記手動操作軸側に配置され、断路操作用と接地操作用の各ハンドル挿入穴を持ち、前記操作切り替えレバーを回転自由に配置し、前記表面板に対してスライド自在なシャッタ板と、
    前記シャッタ板の側面および前記トリップコイルの軸に係脱自在に配置されたレバー機構と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉器操作機構。
  5. 前記シャッタ板の前記手動操作軸側に突出部を設け、その突出部と係脱自在に配置された電磁装置を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の開閉器操作機構。
  6. 前記主軸に嵌着され手動ハンドルを係合させる手段を持つ手動操作軸と、
    前記手動操作軸に嵌着された手動操作軸歯車と、
    前記手動操作軸にほぼ平行に配置され、手動ハンドルにより駆動される第1駆動軸と、
    前記第1駆動軸に嵌着され、前記手動操作軸歯車と係合する第1駆動軸歯車と、
    前記第1駆動軸にほぼ平行に配置され、前記手動ハンドルにより駆動される第2駆動軸と、
    前記第2駆動軸の回転を前記第1駆動軸に伝える動力伝達手段と、
    前記手動ハンドルに係脱自在に配置されたレバーと、
    前記レバーに回転自在に配置され、前記トリップコイルの軸に係脱自在に配置されたプッシュプルケーブルと、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉器操作機構。
  7. 前記手動操作軸にトルクリミッタを配置したことを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか一項に記載の開閉器操作機構。
  8. 円筒状挿入部に溝をもつ前記手動ハンドルと、
    前記操作軸に嵌着され、前記手動ハンドルを挿入する円弧状穴をもち、前記手動ハンドルの段差部と係合する溝穴をもち、前記操作軸の回転に連動するシャッタ円板と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の開閉器操作機構。
  9. 前記ストッパブロックは、
    内部に前記大歯車の前記突出部が係脱自在に係止するよう配置された接触部と、
    前記接触部の位置保持を行なうよう配置された弾性体を有することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の開閉器操作機構。
  10. 前記操作軸に嵌着された補助スイッチ切替え用溝カムと、前記補助スイッチ切替え用溝カムの周囲に配置された二つの補助スイッチ切替え用カム従動部と、前記操作軸の周囲に配置された補助スイッチと、前記カム従動部と前記補助スイッチとを連結するリンク・レバーと、を具備する補助スイッチ切替え機構を有し、
    前記補助スイッチ切替え用溝カムの溝は三つの異なる同心円とそれらを滑らかに結ぶ円弧から構成され、
    入・切動作では一方の補助スイッチが入・切動作し、接地・切動作では他方の補助スイッチが入・切動作すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の開閉器操作機構。
  11. 前記操作軸に嵌着された表示切替え用溝カムと、前記表示切替え用溝カムの周囲に配置された表示切替え用カム従動部と、前記操作軸の周囲に配置され、接点の三位置を示す表示板と、覗き窓を配置して前記表示板を覆う表面板と、前記表示切替え用カム従動部と前記表示板とを連結するリンク・レバーと、を有する表示切替え機構を有し、
    前記可動端子が入側固定端子から解離するまでに前記表示切替え用カム従動部が変位し、前記表示板の表示が入と切の中間位置まで回動し、前記可動端子が切位置に達する直前に前記表示板の表示が切位置まで回動し、前記可動端子が接地側固定端子から解離するまでに前記表示切替え用カム従動部が変位し、前記表示板の表示が接地と切の中間位置まで回動し、前記可動端子が切位置に達する直前に前記表示板の表示が切位置までに回動するカム溝を有すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の開閉器操作機構。
  12. 切状態を中心として入状態および接地状態に任意に移行しうる可動端子と、この可動端子を駆動する操作機構とを有する開閉器であって、
    前記操作機構は、
    前記可動端子に駆動力を伝達する主軸と、
    前記主軸の周囲に固定された小歯車と、
    前記主軸とほぼ平行に配置された操作軸と、
    前記操作軸に固定され、前記小歯車と係合し、端面で軸方向に突出する突出部を有する大歯車と、
    前記操作軸とほぼ平行に配置されたキャッチ軸と、
    前記突出部に係脱自在に係止して前記突出部を三つの位置で保持し、前記キャッチ軸に回転自在に配置される二枚のキャッチレバーと、
    前記キャッチレバーに係脱自在に係止する半円柱状部を有するラッチピンと、
    前記ラッチピンに嵌着されたラッチレバーと、
    前記ラッチレバーを一方向に回転して前記半円柱状部による前記キャッチレバーの係止を解除するトリップコイルと、
    前記大歯車の前記突出部と係合することにより大歯車の回転角度範囲を決定するストッパブロックと、
    を有すること、を特徴とする開閉器。
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