JP2008122566A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】画像データの補正処理によって倍率補正を行う構成において画質ディフェクトの発生を防止することができるようにする。
【解決手段】中間転写体ベルト上に形成されたトナー画像の位置を検知して、基準画像に対する画像の大きさの倍率を演算し(102)、画像データの補正処理による倍率補正を行う(104)。そして、前回のレジコン動作時の温度からの温度変化が3度)以上であると(110)、再びレジコン動作を行って、検知した画像の大きさの倍率を演算して(114)、倍率補正を行い(116)、発光素子の各々からの光ビームのビームギャップを演算する(118)。そして、後端の8番目の光ビームから2番目の光ビームまでについて、ビームギャップのずれが0.5dotより大きい場合に、基準位置から走査開始するように、光ビームの走査開始タイミングの遅延時間を変更する(120〜126)。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に、被走査面上に複数の発光素子からの光ビームを走査させて画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、ポリゴンミラー等を使用して光ビームを走査する走査機構が、レーザプリンタ等の画像形成装置に広く利用されている。この画像形成装置では、装置内の温度変化に応じて、光ビームの主走査の倍率が変化するため、主走査の倍率の変化を検知し、画像の欠陥(画質ディフェクト)が生じないように光ビームの主走査を補正している。
具体的な倍率の変化の検知方法として、複数ビームで走査する構成で、走査開始タイミングを設定するセンサ(以下SOSセンサとする)を用いて先行するビームと後続するビームとの通過時間間隔から倍率の代用特性を算出する方法や、SOSセンサからEOSセンサを通過する時間間隔を計測して検知する方法を用いた画像形成装置が知られている(特許文献1)。この画像形成装置では、倍率の変化に応じて、複数のビームの走査開始タイミングのずれを抑制するように、走査開始タイミングを補正している。
また、倍率の変化に対する補正方法として、倍率の変化に基づき画像データが示す画像に対して画素の挿入又は間引きを行い、画像データの補正処理によって倍率補正を行う方法が知られている。
特開2002−122799
しかしながら、上記の倍率補正を画像処理で行うような構成では、ビームギャップが変動している状態でも、倍率補正によって画素のサイズが変わらないために、ビームギャップを補正することができず、倍率の変動に伴い、主走査方向のビームギャップに変動が生じ、特に、後続する光ビームのビームギャップが大きく変動してしまい、画質ディフェクトが生じてしまう、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、画像データの補正処理によって倍率補正を行う構成において画質ディフェクトの発生を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために第1の発明の画像形成装置は、画像データに応じて光ビームを照射する複数の発光素子を配列した光源と、被走査面上において、前記複数の発光素子の各々から照射された光ビームを主走査方向に走査する光走査手段と、前記光走査手段によって走査された光ビームによって被走査面上に形成される画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算する演算手段と、前記演算手段によって演算した比又は差に基づいて、前記画像の大きさが前記基準値となるように、前記画像データを補正する画像補正手段と、前記演算手段によって演算した比又は差に基づいて、前記複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、前記複数の発光素子からの光ビームによる前記走査開始タイミングの各々を変更するタイミング変更手段とを含んで構成されている。
第1の発明の画像形成装置によれば、光源の複数の発光素子から画像データに応じて光ビームを照射し、光走査手段によって、被走査面上において、複数の発光素子の各々から照射された光ビームを主走査方向に走査し、演算手段によって、光走査手段によって走査された光ビームによって被走査面上に形成される画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算する。
そして、画像補正手段によって、演算手段によって演算した比又は差に基づいて、画像の大きさが基準値となるように、画像データを補正し、また、タイミング変更手段によって、演算手段によって演算した比又は差に基づいて、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングの各々を変更する。
このように、画像の大きさが基準値となるように、画像データを補正すると共に、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングの各々を変更することにより、温度変化によって、主走査の倍率が変化しても、画像の大きさと走査開始位置とを補正することができるため、画像データの補正処理によって画像の大きさを補正する構成において、画質ディフェクトの発生を防止することができる。
第1の発明に係るタイミング変更手段は、演算手段によって演算した比又は差に基づいて、最初に走査開始する特定の光ビームによる走査開始タイミングから特定の光ビーム以外の光ビームの走査開始タイミングまでの遅延時間を決定し、決定された遅延時間だけ、特定の光ビームの走査開始タイミングからずらすように、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングの各々を変更することができる。
第1の発明に係る画像補正手段は、演算手段によって演算した比又は差に基づいて、画像データが示す画像に対して、画素の追加及び画素の削除の少なくとも一方を行うことにより、画像の大きさが基準値となるように、画像データを補正することができる。これによって、画素の追加又は削除を行って、被走査面上に形成される画像の大きさを補正することができる。
第2の発明の画像形成装置は、画像データに応じて光ビームを照射する複数の発光素子を配列した光源と、被走査面上において、前記複数の発光素子の各々から照射された光ビームを主走査方向に走査する光走査手段と、前記光走査手段によって走査された光ビームによって被走査面上に形成される画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算する演算手段と、前記演算手段によって演算した比又は差に基づいて、前記画像の大きさが前記基準値となるように、前記画像データを補正する画像補正手段と、前記画像補正手段による補正内容に基づいて、前記複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、前記複数の発光素子からの光ビームによる前記走査開始タイミングの各々を変更するタイミング変更手段とを含んで構成されている。
第2の発明の画像形成装置によれば、光源の複数の発光素子から画像データに応じて光ビームを照射し、光走査手段によって、被走査面上において、複数の発光素子の各々から照射された光ビームを主走査方向に走査し、演算手段によって、光走査手段によって走査された光ビームによって被走査面上に形成される画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算する。
そして、画像補正手段によって、演算手段によって演算した比又は差に基づいて、画像の大きさが基準値となるように、画像データを補正し、また、タイミング変更手段によって、画像補正手段による補正内容に基づいて、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングの各々を変更する。
このように、画像の大きさが基準値となるように、画像データを補正すると共に、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングの各々を変更することにより、温度変化によって、光ビームの主走査の倍率が変化しても、画像の大きさと走査開始位置とを補正することができるため、画像データの補正処理によって画像の大きさを補正する構成において、画質ディフェクトの発生を防止することができる。
第2の発明に係るタイミング変更手段は、画像補正手段による補正内容に基づいて、最初に走査開始する特定の光ビームによる走査開始タイミングから特定の光ビーム以外の光ビームの走査開始タイミングまでの遅延時間を決定し、決定された遅延時間だけ、特定の光ビームの走査開始タイミングからずらすように、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングの各々を変更することができる。
第2の発明に係る画像補正手段は、演算手段によって演算した倍率に基づいて、画像データが示す画像に対して、画素の追加及び画素の削除の少なくとも一方を行うことにより、画像の大きさが基準値となるように、画像データを補正し、タイミング変更手段は、追加された画素数及び削除された画素数の少なくとも一方に基づいて、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングを変更することができる。これによって、画素の追加又は削除を行って、被走査面上に形成される画像の大きさを補正することができ、また、追加又は削除された画素に合わせて、走査開始タイミングを変更することができる。
上記の画像形成装置は、記録媒体に画像を転写するための中間転写体に、被走査面上に形成された画像を転写する転写手段を更に含み、演算手段は、中間転写体に転写された画像の位置を検知するセンサを備え、センサによって検知された画像の位置に基づいて、画像の大きさを演算し、演算された画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算することができる。これにより、センサを用いて、被走査面上に形成された画像の位置を検知し、画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算することができる。
また、上記の画像形成装置は、自装置内及び自装置外の何れか一方に設けられた温度を検知する温度センサを更に含み、タイミング変更手段は、温度センサによって検知された温度に基づいて、走査開始タイミングの変更を行うことができる。これにより、温度変化が大きくなり、走査開始タイミングの変更が必要となったときに、走査開始タイミングの変更を行うことができるため、効率良く画質ディフェクトの発生を防止することができる。
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、画像の大きさが基準値となるように、画像データを補正すると共に、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングの各々を変更することにより、環境の変化などによって光ビームの主走査の倍率が変化しても、画像の大きさと走査開始位置とを補正することができるため、画像データの補正処理によって画像の大きさを補正する構成において、画質ディフェクトの発生を防止することができる、という効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、カラー画像形成装置に本発明を適用した場合について説明する。
図1に示すように、第1の発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置10には、複数の巻きかけローラ12に張架され、モータ(図示省略)の駆動により矢印A方向に搬送される無端ベルト状の中間転写体ベルト14が設けられている。また、中間転写体ベルト14のベルト搬送方向に沿って、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対応したプリントユニット44C、44M、44Y、44Kが順にタンデム配設されている。なお、以下の説明では、特に区別しない限り、各プリントユニットは同一構成であるので、各色に対応する符号を省略して説明する。
各々のプリントユニット44は、それぞれ図示しない装置本体フレームに回転可能に軸支された感光体ドラム16を有し、各感光体ドラム16の周囲には、そのドラム回転方向(図1の矢印方向)に沿って、感光体ドラム16を一様に帯電させる帯電器20と、感光体ドラム16の周面上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像器22と、中間転写体ベルト14の下面(裏面)に接触し、かつ感光体ドラム16との間に中間転写体ベルト14を狭持するように設けられ、感光体ドラム16の周面上に形成されたトナー像を、中間転写体ベルト14の表面に転写する第1の転写器24と、転写後に感光体ドラム16に残留しているトナーを除去するクリーナ(図示省略)とイレーズランプ(図示省略)とが順に配置されている。また、カラー画像形成装置10には、所望の画像データに基づいて光ビームを各感光体ドラム16に向けて、主走査しながら照射する光走査装置30が設けられている。
すなわち、感光体ドラム16に残留するトナーがクリーナによって除去された後に、除電用のイレーズランプで感光体ドラム16上の電荷が除電され、帯電器20によって帯電された後、光走査装置30によって感光体ドラム16の表面に光ビームが照射されて静電潜像が形成される。そして、光走査装置30によって形成された静電潜像は、現像器22によって現像されて、トナー画像が形成され、第1の転写器24によって中間転写体ベルト14にトナー画像が転写される。
また、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に、各第1の転写器24で各感光体ドラム16上のトナー画像が、中間転写体ベルト14上に重ね合わされてカラーのトナー画像として転写されて、中間転写体ベルト14の矢印A方向の搬送に伴って移動する。
また、感光体ドラム16との接触部よりも中間転写体ベルト14の搬送方向下流側には、対向する2つのローラ26A、26Bからなる第2の転写器26が配設されている。中間転写体ベルト14上に形成されたカラーのトナー画像は、このローラ26A、26Bの間に送り込まれる。また、このローラ26A、26Bの間には、図示しない用紙トレイから取り出された記録用紙90が搬送され、中間転写体ベルト14上に形成されたカラーのトナー画像は、第2の転写器26によって記録用紙90に転写される。
トナー画像が転写された記録用紙90は、加圧ローラ28Aと加熱ローラ28Bとからなる定着器28に搬送されて定着処理が施される。これにより、記録用紙90上のトナー像が定着されて、記録用紙90上に所望の画像が形成される。画像が形成された記録用紙90は装置外へ排出される。
また、カラー画像形成装置10には、装置内の各部を制御するためのコントローラ60が設けられており、コントローラ60には、後述するビームギャップ補正処理ルーチンを実行するためのプログラムが記憶されている。また、コントローラ60は、光走査装置30における光ビームの照射を制御すると共に、光ビームの走査開始タイミングを制御する。
カラー画像形成装置10内の光走査装置30の周辺には、装置内の温度を検知するための温度センサ62が設けられており、温度センサ62から出力される検知信号がコントローラ60に入力される。また、中間転写体ベルト14のプリントユニット44より下流側には、レジコン動作で用いられる画像センサとしてCCDから構成されるMOB(Mark on Belt)センサ64が設けられており、MOBセンサ64を用いて、中間転写体ベルト14上に転写されたトナー画像の主走査方向の位置を検知する。
次に、第1の実施の形態に係る光走査装置30について説明する。光走査装置30は、図3に示すように、主走査方向の異なる位置に配置された8個の発光素子からなるレーザアレイ40を備えている。
図2に示すように、レーザアレイ40から照射される複数の光ビームの光軸上には、集光レンズ46が配設され、この集光レンズ46を通過した光ビームは、走査光学系としてのポリゴンミラー42へ入力される。ポリゴンミラー42は、図示しないポリゴンモータの駆動力で高速に一定速度で図2の矢印D方向へ回転する。
このため、複数の光ビームがポリゴンミラー42の複数の反射面42Aに順次入射し、その反射光は、露光面上の走査速度を補正するfθレンズ48を通過して、感光体ドラム16上に走査される。
LD群の8個の発光素子は、主走査方向に対して所定角度有して斜めになるように配列されている。また、図3に示すように、感光体ドラム16上で、端部の発光素子(先頭の発光素子)から順に、光ビームによる走査開始位置が所定のビームギャップ分(図3の例では78dot)ずれるように、レーザアレイ40の各発光素子の光ビームによる走査開始タイミングがコントローラ60によって制御され、最初に走査開始する先頭の発光素子の光ビームによる走査開始タイミングから、他の発光素子の各々の光ビームによる走査開始タイミングまでの遅延時間を、発光素子毎にずらして制御する。なお、コントローラ60には、この遅延時間が発光素子毎に設定されており、コントローラ60によって、設定されている遅延時間に基づいて、先頭の光ビームの走査開始タイミングから遅延時間だけずらして、各発光素子からの光ビームによる走査を開始させる。また、遅延時間は、光ビームによる書き込みクロックのカウント値として設定される。
次に、本実施の形態に係るカラー画像形成装置10の作用について説明する。カラー画像形成装置10のメイン電源がオンされると、図4に示すビームギャップ補正処理ルーチンがコントローラ60によって実行される。
まず、ステップ100において、装置内の各部で、ウォームアップ処理を実行させ、ステップ102で、レジストレーションコントロール(以下、レジコン)動作を行い、中間転写体ベルト14上にパッチ画像を表すトナー画像を形成し、中間転写体ベルト14上に形成されたトナー画像の主走査方向の大きさを、プリントユニット44の下流側に配したMOBセンサ64によって検知して、基準画像に対する検知した画像の大きさの倍率を演算し、倍率を示す倍率情報を取得する。
そして、ステップ104で、取得された倍率情報に基づいて、画像データの補正処理による倍率補正を行う。例えば、図5に示すように、温度変化によって、予め定められた画像領域(大きさが基準値となる)に対して、画像データに基づいて中間転写体ベルト14上に形成される画像の主走査方向の大きさが広がる(図5の例では、画像の主走査方向の大きさが0.2%広がっている)ため、取得された倍率情報に基づいて、以下のように、画像データの補正処理を行う。
画像データの補正処理では、取得された倍率情報と基準となる倍率とを比較し、1主走査内で画素の追加及び削除の少なくとも一方を1ドット単位で行うことにより倍率を補正する。例えば、1主走査内で画素を追加し、この画素の追加に従って後続の画素を主走査方向にシフトすることにより、画像を拡大するように補正する。または、既定の位置にある画素を削除し、この画素の削除に従って後続の画素を主走査方向と反対方向にシフトすることにより、画像を縮小するように補正する。
上記の画像データの補正処理により、画像データに基づいて中間転写体ベルト14上に形成される画像の主走査方向の大きさが、基準値としての画像領域の大きさとなるように、倍率が補正される。
そして、ステップ106で、スタート信号が入力されたか否かを判定し、ユーザが操作パネル(図示省略)を操作して、画像形成処理を指示したり、ネットワーク(図示省略)を介して印刷ジョブが入力されると、ステップ108で、画像形成処理を起動し、次のステップ110において、温度センサ62からの検知信号を取り込んで、前回のレジコン動作時の温度からの温度変化が所定温度(例えば3度)以上であるか否かを判定し、温度変化が3度未満である場合には、ステップ112へ移行し、印刷対象の画像データに基づいてプリント処理を行い、印刷対象の画像データに応じて光走査装置30から各感光体ドラム16に光ビームを照射して静電潜像を形成し、現像してトナー画像を形成し、中間転写体ベルト14を介して記録用紙90にトナー画像を転写して記録用紙90に画像を印刷し、ステップ106へ戻り、次の画像形成処理の指示によるスタート信号が入力されるか否かを判定する。
一方、ステップ110において、温度変化が3度以上であると判定されると、ステップ114において、再びレジコン動作を行って、MOBセンサ64によって、中間転写体ベルト14上に形成されたパッチ画像を表すトナー画像の位置を検知し、検知された位置に基づいて、画像の大きさを演算し、基準画像の大きさに対する演算された画像の大きさの倍率を演算し、倍率を示す倍率情報を取得する。次のステップ116では、取得した倍率情報に基づいて、印刷対象の画像データが示す画像に対して、画素の挿入又は間引きを行って、倍率補正を行い、印刷対象の画像データに基づいて中間転写体ベルト14上に形成される画像の主走査方向の大きさが基準値になるように、画像データを補正する。
そして、ステップ118では、最初に走査開始する先頭の光ビームの走査開始位置と他の発光素子の各々からの光ビームの走査開始位置との差であるビームギャップを演算する。図6に示すように、n番目の光ビームのビームギャップについて、基準ビームギャップA×n(例えば、78dot×n)からのずれΔLnを以下の式で表わすことができる。
ΔLn=A×(n−1)×(x/100)
ここで、xを演算される倍率(%)とする。なお、Aは、隣り合う発光素子からの光ビームの走査開始の基準位置の間隔である。
次に、ステップ120では、最後に走査開始する後端の光ビームのビームギャップのずれΔL8が0.5dotより大きいか否かを判定し、0.5dot以下である場合には、後端の光ビーム(8番目の光ビーム)の走査開始タイミングの遅延時間を変更せずに、ステップ112へ移行するが、0.5dotより大きい場合には、ステップ122で、後端の光ビームのビームギャップが基準ビームギャップとなり、基準位置から走査開始するように、後端の光ビームの走査開始タイミングの遅延時間D8を変更する。例えば、ステップ118で演算されるΔL8を予め定められた走査速度で除算することにより、遅延時間の変更量cを演算し、予め定められた基準の遅延時間から変更量cを減算した値を、後端の光ビームの走査開始タイミングの遅延時間D8としてコントローラ60に設定する。
次に、ステップ124で同様に、7番目の光ビーム(後端の光ビームより一つ前に走査開始する光ビーム)のビームギャップのずれΔ7が0.5dotより大きいか否かを判定し、0.5dot以下である場合には、7番目の光ビームの走査開始タイミングの遅延時間を変更せずに、ステップ112へ移行するが、0.5dotより大きい場合には、ステップ126で、7番目の光ビームのビームギャップが基準ビームギャップとなり、7番目の光ビームが基準位置から走査開始するように、7番目の光ビームの走査開始タイミングの遅延時間D7を変更する。
また、上記と同様に、6番目の光ビームから2番目の光ビームまでについて、ビームギャップのずれΔLnに基づいて、ずれΔLnが0.5dotより大きい場合に、光ビームの遅延時間Dnを変更し、ステップ112へ移行する。
上記のように、ビームギャップ補正処理ルーチンを実行することにより、温度変化が大きくなる毎に、倍率補正を行うと共に、各光ビームの走査開始タイミングの遅延時間を変更して、画像データに基づいて形成される画像の大きさが基準値になるように画像データを補正し、また、光ビームの走査開始位置が基準位置となるように、先頭の光ビームの走査開始タイミングからの各光ビームの走査開始タイミングの遅延時間を補正する。
また、上記のビームギャップ補正処理ルーチンは、各プリントユニット44に対応するLD群毎に実行し、各プリントユニット44毎に中間転写体ベルと14上に形成されるトナー画像の倍率補正を行うと共に、各光ビームの走査開始タイミングの遅延時間を変更し、各光ビームを基準位置から走査開始する。
以上、説明したように第1の実施の形態に係るカラー画像形成装置によれば、形成される画像の主走査方向の大きさが基準値となるように、画像データが示す画像の画素を挿入又は間引きして画像データを補正すると共に、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、複数の発光素子からの光ビームによる走査開始タイミングの遅延時間を変更することにより、温度変化によって、光ビームの主走査の倍率が変化しても、形成される画像の大きさと走査開始位置とを補正することができるため、画像データの補正処理によって画像の大きさを補正する構成において、画質ディフェクトの発生を防止することができる。
また、レジコン動作で用いられるMOBセンサを用いて、中間転写体ベルト上に形成された画像の位置を検知し、画像の大きさを演算して、基準値に対する比又は差を演算することができるため、画像の大きさを検知するために新たなセンサを設ける必要がなく、また、中間転写体ベルト上に形成されるトナー画像から画像の位置を検知するため、高精度に倍率情報を取得することができる。
また、温度変化が大きくなり、走査開始タイミングの変更が必要となったときに、走査開始タイミングの変更を行うため、効率良く画質ディフェクトの発生を防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、倍率情報を取得し、倍率情報に基づいて、画像データの補正処理を行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、検知された画像の主走査方向の大きさと基準値との差に基づいて、画像データの補正処理を行うようにしてもよい。この場合には、基準値との差に基づいて、各光ビームの走査開始位置の位置ずれを演算し、演算された位置ずれに基づいて、遅延時間を変更するようにすればよい。
また、中間転写体ベルト上に形成されたトナー画像の位置をMOBセンサによって検知して、画像の倍率を演算する場合を例に説明したが、走査装置内部にSOSセンサやEOSセンサを設け、光ビームの走査を検知して、画像の倍率を演算するようにしてもよい。
また、各プリントユニットの感光体ドラムに走査する光レーザを、1つの面発光レーザアレイの複数の発光素子から照射する場合を例に説明したが、感光体ドラム毎に、面発光レーザアレイを設け、4つの面発光レーザアレイから、各々対応する感光体ドラムに対して、光レーザを照射するようにしてもよい。
また、画像データの補正処理による倍率補正において、画素の挿入又は間引きを行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、画像データが示す画像を線形的に伸び縮みさせて、倍率補正を行うようにしてもよい。
また、温度センサを装置内に設けた場合を例に説明したが、装置外に温度センサを設け、装置外の温度に基づいて、ビームギャップの補正を行うようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るカラー画像形成装置について説明する。なお、第1の実施の形態と基本的に同一の構成、作用については、第1の実施の形態と同一符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態に係るカラー画像形成装置では、走査開始タイミングの遅延時間の変更量が、倍率情報に基づいて演算される走査開始位置のずれではなく、倍率補正における挿入又は間引きした画素数に基づいて演算される点が第1の実施の形態と主に異なっている。
倍率補正において追加あるいは削除された画素数を考慮した主走査幅と、基準となる主走査幅とを比較することで、以下のように、走査開始タイミングの遅延時間を演算する。
まず、1主走査内の総画素数からの補正量により倍率誤差を算出する。例えば、倍率誤差がないときに1主走査の総ドット数が28063となる場合、初期値から倍率がずれて1ラインあたりの総画素数が28007ドットとなった際には、56ドット分の画素が減っているため28063ドットに対して0.2%の変動が起きたことになる。
そして、第1の実施例で示した
ΔLn=A×(n−1)×(x/100)
に基づいて、走査開始タイミングの遅延時間を演算する。
上記のように演算された遅延時間を、予め定められた基準の遅延時間に対して変更後の遅延時間として設定する。
なお、カラー画像形成装置の構成や、ビームギャップ補正処理ルーチンの処理の流れは、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、第2の実施の形態に係るカラー画像形成装置によれば、倍率補正で行われた画素の追加又は削除の画素数に基づいて、遅延時間を変更し、走査開始タイミングを変更するため、倍率補正による画像の倍率の変化に合わせて、走査開始タイミングを変更することができ、画質ディフェクトの発生をより防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るカラー画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光走査装置の構成を示す概略図である。 複数の発光素子からの光ビームによる感光体ドラム上の走査開始位置を示すイメージ図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカラー画像形成装置のビームギャップ補正処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 中間転写体ベルト上に形成される画像の主走査方向の大きさが広がった場合を示すイメージ図である。 複数の発光素子からの光ビームのビームギャップのずれを示すイメージ図である。
符号の説明
10 カラー画像形成装置
14 中間転写体ベルト
16 感光体ドラム
22 現像器
24 第1の転写器
26 第2の転写器
30 光走査装置
40 レーザアレイ
42 ポリゴンミラー
44 プリントユニット
60 コントローラ
62 温度センサ
64 MOBセンサ
90 記録用紙

Claims (7)

  1. 画像データに応じて光ビームを照射する複数の発光素子を配列した光源と、
    被走査面上において、前記複数の発光素子の各々から照射された光ビームを主走査方向に走査する光走査手段と、
    前記光走査手段によって走査された光ビームによって被走査面上に形成される画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算する演算手段と、
    前記演算手段によって演算した比又は差に基づいて、前記画像の大きさが前記基準値となるように、前記画像データを補正する画像補正手段と、
    前記演算手段によって演算した比又は差に基づいて、前記複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、前記複数の発光素子からの光ビームによる前記走査開始タイミングの各々を変更するタイミング変更手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記タイミング変更手段は、前記演算手段によって演算した比又は差に基づいて、最初に走査開始する特定の光ビームによる前記走査開始タイミングから前記特定の光ビーム以外の光ビームの走査開始タイミングまでの遅延時間を決定し、前記決定された遅延時間だけ、前記特定の光ビームの走査開始タイミングからずらすように、前記複数の発光素子からの光ビームによる前記走査開始タイミングの各々を変更する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像データに応じて光ビームを照射する複数の発光素子を配列した光源と、
    被走査面上において、前記複数の発光素子の各々から照射された光ビームを主走査方向に走査する光走査手段と、
    前記光走査手段によって走査された光ビームによって被走査面上に形成される画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算する演算手段と、
    前記演算手段によって演算した比又は差に基づいて、前記画像の大きさが前記基準値となるように、前記画像データを補正する画像補正手段と、
    前記画像補正手段による補正内容に基づいて、前記複数の発光素子からの光ビームによる走査開始位置の各々が基準位置となるように、前記複数の発光素子からの光ビームによる前記走査開始タイミングの各々を変更するタイミング変更手段と、
    を含む画像形成装置。
  4. 前記タイミング変更手段は、前記画像補正手段による補正内容に基づいて、最初に走査開始する特定の光ビームによる前記走査開始タイミングから前記特定の光ビーム以外の光ビームの走査開始タイミングまでの遅延時間を決定し、前記決定された遅延時間だけ、前記特定の光ビームの走査開始タイミングからずらすように、前記複数の発光素子からの光ビームによる前記走査開始タイミングの各々を変更する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記画像補正手段は、前記演算手段によって演算した倍率に基づいて、前記画像データが示す画像に対して、画素の追加及び画素の削除の少なくとも一方を行うことにより、前記画像の大きさが前記基準値となるように、前記画像データを補正し、
    前記タイミング変更手段は、前記追加された画素数及び削除された画素数の少なくとも一方に基づいて、前記複数の発光素子からの光ビームによる前記走査開始タイミングを変更する請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 記録媒体に画像を転写するための中間転写体に、前記被走査面上に形成された画像を転写する転写手段を更に含み、
    前記演算手段は、前記中間転写体に転写された画像の位置を検知するセンサを備え、前記センサによって検知された画像の位置に基づいて、画像の大きさを演算し、演算された画像の大きさの基準値に対する比又は差を演算する請求項1〜請求項5の何れか1項記載の画像形成装置。
  7. 自装置内及び自装置外の何れか一方に設けられた温度を検知する温度センサを更に含み、
    前記タイミング変更手段は、前記温度センサによって検知された温度に基づいて、前記走査開始タイミングの変更を行う請求項1〜請求項6の何れか1項記載の画像形成装置。
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