JP2008122333A - 自動分析装置及びその方法 - Google Patents
自動分析装置及びその方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008122333A JP2008122333A JP2006309360A JP2006309360A JP2008122333A JP 2008122333 A JP2008122333 A JP 2008122333A JP 2006309360 A JP2006309360 A JP 2006309360A JP 2006309360 A JP2006309360 A JP 2006309360A JP 2008122333 A JP2008122333 A JP 2008122333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- reagent
- concentration
- calibration curve
- analysis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
【解決手段】検体試料の検体量の増量又は減量に応じて検量線定数の試薬ブランクを補正し、この試薬ブランク補正値Eb′と検量線定数K10と反応液の吸光度データExとに基づいて分析項目の濃度を算出する。
【効果】検体試料の増量又は減量に係わらず低濃度から高濃度までの測定範囲で高精度に成分濃度を分析できる自動分析装置及びその方法を提供できる。
【選択図】図1
Description
図1は自動分析装置の構成図を示す。分析部1は、試薬庫2と、ディスクサンプラ3と、反応機構4とを有する。試薬庫2は、環状の試薬ラック5に複数の試薬ボトル6が収納されている。複数の試薬ボトル6には、それぞれ複数の分析項目毎の各試薬が収容されている。この試薬庫2は、図示しない駆動部により回転移動する。
ディスクサンプラ3は、円板状に形成され、複数の試料容器7が設けられている。これら試料容器7内には、それぞれ一般患者等の被検体から採取された血液や尿等の検体試料が収容されている。ディスクサンプラ3は、図示しない駆動部により回転移動する。
測光ユニット21は、反応容器12内に注入された検体試料と試薬との混合液に光を照射し、この混合液を透過した光を受光し、混合液の吸光度の測定信号を出力する。
データ入力部38は、測光ユニット21から出力される反応容器12内の混合液の吸光度の測定信号を入力し、デジタルの測定信号に変換する。
分析項目記憶部33には、検体試料に対して分析を必要とする複数の分析項目の情報と、これら分析項目毎に使用される各試薬の名称や試薬量などの試薬に関する情報と、標準検査時に必要とする標準検体量と、再検査時に必要とする標準検体量となどの分析項目のパラメータに関する情報が記憶されている。
具体的に試薬ブランク補正部40は、試薬ブランクの反応液量Vbtと、標準検査又は再検査により増量又は減量した検体試料の反応液量Vxtとの比(Vbt/Vxt)を求め、この比(Vbt/Vxt)と試薬ブランクの吸光度データEbとを乗算して試薬ブランク補正値Eb′、
Eb′=(Vbt/Vxt)×Eb …(1)
を算出する。試薬ブランクの反応液量Vbtは、予め設定された試料と試薬とを混合した液量である。標準検査又は再検査により増量又は減量した検体試料の反応液量Vxtは、検体試料と試薬とを混合した液量である。
なお、試薬ブランク値BLK10の吸光度データEbは、例えば水を収容した反応容器12に対して光を照射し、その透過光を受光して測光ユニット21から出力された測定信号に基づいて求められる。試薬ブランク値BLK10は、例えば水を用いて求めると「0」である。
試薬ブランク補正部40は、各分析項目毎でかつ標準検査又は再検査毎に、各検量線の試薬ブランク補正値Eb′を算出する。
Cx=Df×K10×(Ex−Eb′) …(2)
を算出する。Dfは容量を補正(試料の量の違いによる希釈倍率の違いを試薬ブランクの量に合わせて補正)する理論係数(希釈倍率係数)である。
Cx={[(Cs−Cb)/(Es−Eb)]×(Ex−Eb′)+Cb}×Df …(3)
ここで、Csは標準試料の表示値、Cbは試薬ブランクの濃度、Esは標準試料の吸光度データを表す。
報知部35は、濃度算出部41により算出された成分濃度Cxを報知するもので、印刷部42と、表示部43とを有する。印刷部42は、例えばプリンタ等から成り、成分濃度Cxを例えば印刷用紙等の記録媒体に報告書形式で印刷して出力する。
表示部43は、例えば液晶ディスプレイ等から成り、成分濃度Cxを液晶ディスプレイの表示画面に報告書形式で表示出力する。又、表示部43は、操作部36に対して操作された内容、例えば検体試料毎に標準検査又は再検査のいずれであるかの選択や、複数の分析項目の中から必要とする分析項目の選択等の設定画面を表示する。
図6は試薬ブランク/キャリブレータの検体量の設定画面62の一例を示す。この設定画面62には、各検体試料の名称及びその濃度を設定するための各欄63と、各検体試料の検体量を設定するための各欄64とを有する。
図7は検量線表示画面65の一例を示す。この検量線表示画面65には、分析項目に応じた例えば検量線Q10が表示される。
表示部43の表示画面には、図4に示すような標準/再検査及び分析項目の設定画面50が表示される。この設定画面50において標準検査の選択設定タッチボタン51と、検体試料の検査に必要な分析項目の選択設定タッチボタン54がタッチ操作されると、これら選択設定タッチボタン51と選択設定タッチボタン54とは、それぞれ表示色が変化し、選択されたことを表示する。
次に、測光ユニット21は、反応容器12内に注入された検体試料と試薬との混合液に光を照射し、この混合液を透過した光を受光し、混合液の吸光度の測定信号を出力する。データ入力部38は、測光ユニット21から出力される反応容器12内の混合液の吸光度の測定信号を入力し、デジタルの測定信号に変換する。
この試薬ブランク補正値Eb′は、例えば再検査時における標準検体量よりも検体量を増量した再検検体量に応じ、例えば図3に示すように検量線定数K10を変えずに検量線Q10を図3の図面上で平行移動するときの移動量に相当する。なお、検体量が一般の標準検査で必要な標準検体量であれば、試薬ブランク補正値Eb′は、略「0」である。しかるに、試薬ブランク補正値Eb′は、検体量の増量又は減量に応じた値になる。
次に、報知部35における印刷部42は、濃度算出部41により算出された成分濃度Cxを例えば印刷用紙等の記録媒体に報告書形式で印刷して出力する。又、表示部43は、濃度Cxを例えば液晶ディスプレイの表示画面に報告書形式で表示出力する。
例えば、上記一実施の形態において検量線Q10等は、直線として説明しているが、これに限らず、多点を繋いだ曲線等から成る検量線についても適用可能である。このような多点から成る検量線は、試薬ブランク補正値Eb′を用いて曲線の曲率を維持した状態で検量線を平行移動すればよい。
Claims (10)
- 被検体から採取された検体試料に対する複数の分析項目毎に前記検体試料の検体量の増量又は減量を可能とし、前記検体試料と前記分析項目に応じた前記試薬とから反応液を生成し、前記反応液の吸光度データと前記試薬に応じた検量線定数とに基づいて前記分析項目の濃度を算出する自動分析装置において、
前記検体試料の前記検体量の増量又は減量に応じて前記検量線定数の試薬ブランクを補正する補正手段と、
前記補正手段により補正された前記試薬ブランクの補正値と前記検量線定数と前記反応液の前記吸光度データとに基づいて前記分析項目の前記濃度を算出する濃度算出手段と、
を具備したことを特徴とする自動分析装置。 - 前記検体試料の検体量は、前記複数の分析項目毎に標準検体量又は再検査に必要な再検検体量に設定され、
前記補正手段は、前記標準検体量又は前記再検査に必要な前記再検検体量のいずれか一方の増量又は減量に応じて前記検量線定数の前記試薬ブランクを補正する、
ことを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。 - 前記補正手段は、前記試薬ブランクの反応液量と前記増量又は前記減量した前記検体試料の反応液量との比を求め、この比と前記試薬ブランクの前記吸光度データとを乗算して前記試薬ブランク補正値を算出することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
- 前記補正手段は、前記検体試料に対する標準検査又は再検査であっても前記検体試料の前記検体量に応じて前記検量線定数の試薬ブランクを補正することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
- 前記補正手段は、前記各分析項目毎でかつ標準検査又は再検査毎に前記試薬ブランク補正値を算出することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
- 前記濃度算出手段は、前記反応液の前記吸光度データと前記試薬ブランク補正値との差分を求め、この差分と前記検量線定数とを乗算して前記濃度を算出することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
- 前記濃度算出手段は、前記各分析項目毎でかつ標準検査又は再検査毎に前記濃度を算出することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
- 前記濃度算出手段により算出された前記濃度を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
- 前記検体試料毎に前記標準検査又は前記再検査のいずれであるかの選択と、前記複数の分析項目の中から必要とする前記分析項目の選択とを少なくとも行う操作部を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
- 被検体から採取された検体試料に対する複数の分析項目毎に前記検体試料の検体量の増量又は減量を可能とし、前記検体試料と前記分析項目に応じた前記試薬とから反応液を生成し、前記反応液の吸光度データと前記試薬に応じた検量線定数とに基づいて前記分析項目の濃度を算出する自動分析方法において、
前記検体試料の前記検体量の増量又は減量に応じて前記検量線定数の試薬ブランクを補正し、
前記補正された前記試薬ブランクの補正値と前記検量線定数と前記反応液の前記吸光度データとに基づいて前記分析項目の前記濃度を算出する、
ことを特徴とする自動分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309360A JP2008122333A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 自動分析装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309360A JP2008122333A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 自動分析装置及びその方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012129213A Division JP2012163580A (ja) | 2012-06-06 | 2012-06-06 | 自動分析装置及びその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008122333A true JP2008122333A (ja) | 2008-05-29 |
JP2008122333A5 JP2008122333A5 (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=39507229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006309360A Pending JP2008122333A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 自動分析装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008122333A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013024783A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Toshiba Corp | 自動分析装置 |
WO2013035444A1 (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-14 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置 |
JP2015021952A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置および分析方法 |
JP2016020845A (ja) * | 2014-07-14 | 2016-02-04 | 株式会社東芝 | 自動分析装置 |
CN110609002A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-12-24 | 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 | 一种干扰检测方法及样本分析仪 |
CN116106574A (zh) * | 2023-04-12 | 2023-05-12 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 样本检测装置及其控制方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6361959A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-18 | Shimadzu Corp | 自動分析装置 |
JPS6388463A (ja) * | 1986-10-01 | 1988-04-19 | Hitachi Ltd | 自動希釈機能付き自動分析装置 |
JPS63238561A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-04 | Shimadzu Corp | 自動生化学分析装置 |
JPS6443761A (en) * | 1987-08-11 | 1989-02-16 | Shimadzu Corp | Automatic analysis apparatus |
JPH06289031A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Shimadzu Corp | 生化学分析方法及び装置 |
-
2006
- 2006-11-15 JP JP2006309360A patent/JP2008122333A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6361959A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-18 | Shimadzu Corp | 自動分析装置 |
JPS6388463A (ja) * | 1986-10-01 | 1988-04-19 | Hitachi Ltd | 自動希釈機能付き自動分析装置 |
JPS63238561A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-04 | Shimadzu Corp | 自動生化学分析装置 |
JPS6443761A (en) * | 1987-08-11 | 1989-02-16 | Shimadzu Corp | Automatic analysis apparatus |
JPH06289031A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Shimadzu Corp | 生化学分析方法及び装置 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013024783A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Toshiba Corp | 自動分析装置 |
WO2013035444A1 (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-14 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置 |
US9389240B2 (en) | 2011-09-06 | 2016-07-12 | Hitachi High-Technologies Corporation | Automatic analyzer |
JP2015021952A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置および分析方法 |
JP2016020845A (ja) * | 2014-07-14 | 2016-02-04 | 株式会社東芝 | 自動分析装置 |
CN110609002A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-12-24 | 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 | 一种干扰检测方法及样本分析仪 |
CN110609002B (zh) * | 2018-12-29 | 2024-05-31 | 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 | 一种干扰检测方法及样本分析仪 |
CN116106574A (zh) * | 2023-04-12 | 2023-05-12 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 样本检测装置及其控制方法 |
CN116106574B (zh) * | 2023-04-12 | 2023-09-08 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 样本检测装置及其控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9151703B2 (en) | Sample analyzer and a sample analyzing method | |
JP4448769B2 (ja) | 自動分析装置 | |
US20130011298A1 (en) | Sample analyzer and storage medium | |
JP2006275962A (ja) | 自動分析装置 | |
JP2008122333A (ja) | 自動分析装置及びその方法 | |
JP2008145334A (ja) | 自動分析装置及びその試薬容器を移動する方法 | |
JP2010060522A (ja) | 自動分析装置 | |
US11965903B2 (en) | Automated analyzer and method of controlling automated analyzer | |
JP2008076342A (ja) | 自動分析装置 | |
JP2009281802A (ja) | 自動分析装置および検体検索システム | |
JP2008224243A (ja) | 分析装置 | |
JP6039940B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP2012163580A (ja) | 自動分析装置及びその方法 | |
JP2009128317A (ja) | 自動分析装置 | |
JP4843360B2 (ja) | 自動分析装置及びその検量線作成方法 | |
JP2009047638A (ja) | 自動分析装置 | |
JP5506189B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP3866754B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP7237569B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP2000321281A (ja) | 自動分析装置 | |
JP5839849B2 (ja) | 自動分析装置 | |
US20240192245A1 (en) | Automatic analysis device and abnormality detection method | |
JP2005207897A (ja) | 自動分析装置 | |
JP5185026B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP4909519B2 (ja) | 自動分析装置及びその出力方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091110 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20110803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110823 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20111024 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20120306 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130527 |