JP2008119271A - 内視鏡、内視鏡の湾曲部、および、内視鏡の挿入部の製造方法 - Google Patents

内視鏡、内視鏡の湾曲部、および、内視鏡の挿入部の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ブレードの端部処理を容易に行うことができるとともに、ブレードの端部にほつれが生じることを防止することが可能な内視鏡の湾曲部および内視鏡を提供する。
【解決手段】 内視鏡は、腔内の形状に伴って変形された状態で前記腔内に挿入される挿入部と、この挿入部の基端部に設けられた操作部とを備えている。前記挿入部の少なくとも一部に、筒状に編まれ前記湾曲管の外周に配設されたブレード44と、前記ブレードの外側に配設された外皮とを備えている。そして、内視鏡は、前記ブレードの長さに比べて短く前記ブレードの少なくとも一端の内側に挿入される筒状部62と、前記筒状部の一端から延出され前記ブレードの端部を前記筒状部の外周面との間で挟持するフランジ部64aとを有するキャップ60aをさらに備えている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、挿入部の少なくとも一部にブレードを有する内視鏡、内視鏡の湾曲部、および、内視鏡の挿入部の製造方法に関する。
従来、内視鏡の湾曲部に用いられるブレードの先端は、例えば特許文献1に開示されているように、以下のような処理が行われている。まず、湾曲部の先端の湾曲コマにブレードを半田付けする。そして、そのブレードの先端を滑らかにするために余分な部分を切断する。次に、その切断面をグラインダーで研磨する。その後、再度半田付けを行う。
また、特許文献2に開示されているように、湾曲部のブレードの両端にリングを取り付け、そのリングを湾曲部の両端に設けられた節輪に接着や半田等により固定する方法もある。
特開平5−23290号公報 特開平4−357921号公報
内視鏡の湾曲部に用いられるブレードを特許文献1に開示されているように処理する場合、ブレードの末端処理に多くの工数がかかる。また、このような工程は機械による自動化が困難であり、組み立て工数が多くなる原因になっている。
また、特許文献2に開示された方法でも、接着や半田付け工程が必要であり、また、ブレードの両端の切断部が露出することがあるので、ブレードを構成する金網がほつれることがあり、また、ブレードの表面に凹凸ができる場合があるという問題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ブレードの端部処理を容易に行うことができるとともに、ブレードの端部にほつれが生じることを防止することが可能な内視鏡、内視鏡の湾曲部、および、内視鏡の挿入部の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡は、腔内の形状に伴って変形された状態で前記腔内に挿入される挿入部と、この挿入部の基端部に設けられた操作部とを備えている。前記挿入部の少なくとも一部に、筒状に編まれたブレードと、前記ブレードの外側に配設された外皮とを備えている。そして、内視鏡は、前記ブレードの一端部および他端部のうち、少なくとも一方の端部を覆うキャップをさらに備えていることを特徴とする。
ブレードの一端部および他端部のうちの少なくとも一方をキャップで覆うことによって、ブレードの端部に生じるほつれを防止することができる。このため、内視鏡の挿入部の製造時に、ブレードの扱いを容易に行うことができる。端部にキャップを配置したブレードは、挿入部の湾曲部および蛇管部の少なくとも一方に用いることができる。
また、前記キャップは、前記ブレードの長さに比べて短く形成され、前記ブレードの内側または外側に配置される筒状部と、前記筒状部の一端に設けられ、前記ブレードの前記端部を前記筒状部との間で挟持するフランジ部とを備えていることが好適である。
筒状部とフランジ部との間にブレードの端部を挟持することによって、ブレードの端部のほつれを防止することができる。
また、前記フランジ部は、前記筒状部の一端で折り曲げられたときに前記筒状部の外周面または内周面に沿うように、複数に分割されていることが好適である。
このため、複数に分割されたフランジ部を筒状部に向かって折り曲げる際に、折り曲げ易く、皺が生じ難い。また、筒状部の大きな変形を防止することができる。
また前記ブレードの内側または外側に配設される際、前記フランジ部が設けられた一端とは反対側の他端の外周面側または内周面側に、前記ブレードの内側または外側に配設される際の引っ掛かりを防止する面取部を備えていることが好適である。
このため、筒状部をブレードの内側に挿入する際、引っ掛かりを極力防止した状態で簡単に挿入することができる。
また、前記挿入部は、先端硬質部と、この先端硬質部の基端部に設けられ前記ブレードおよび少なくとも前記先端硬質部に近接する側に前記キャップを有する湾曲部とを備え、前記キャップは、前記ブレードの端部を挟持した状態の外周面に、前記湾曲部の先端部に配設される先端硬質部に連結するための第1の係合部を備え、前記先端硬質部は、前記第1の係合部に係合される第2の係合部を備えていることが好適である。
このため、製造時に湾曲部と先端硬質部とを容易に係合して固定することができる。
また、前記挿入部は、湾曲部と、この湾曲部の基端部と前記操作部との間に配設された硬性または軟性のチューブ体とを備え、前記湾曲部は、前記ブレードと、少なくとも前記チューブ体に近接する側に前記キャップとを有し、前記キャップは、前記筒状部の外周面との間で前記ブレードの端部を挟持した状態の外周面に、前記キャップと前記湾曲部の基端部に配設されるチューブ体とを連結するための第3の係合部を備え、前記チューブ体は、前記第3の係合部に係合される第4の係合部を備えていることが好適である。
このため、製造時に湾曲部とチューブ体とを容易に係合して固定することができる。
上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡の湾曲部は、複数の湾曲コマを有する管状の湾曲管と、筒状に編まれ前記湾曲管の外周に配設されたブレードと、前記ブレードの外側に配設された外皮とを備えている。そして、湾曲部は、前記ブレードの一端部および他端部のうち、少なくとも一方の端部を覆うキャップを備えていることを特徴とする。
キャップによってブレードの端部のほつれを防止することができるとともに、ブレードの端部に予めキャップを取り付けておけば、内視鏡の挿入部の湾曲部の製造時に、ブレードの扱いを容易に行うことができる。
また、前記キャップは、前記ブレードの長さに比べて短く形成され、前記ブレードの内側または外側に配置される筒状部と、前記筒状部の一端に設けられ、前記ブレードの前記端部を前記筒状部との間で挟持するフランジ部とを備えていることが好適である。
筒状部とフランジ部との間にブレードの端部を挟持することによって、ブレードの端部のほつれを防止することができる。
また、前記フランジ部は、前記筒状部の一端で折り曲げられたときに前記筒状部の外周面または内周面に沿うように、複数に分割されていることが好適である。
このため、キャップのフランジ部と筒状部との間でブレードの端部を挟持する際に、折り曲げ易く、フランジ部に皺がより難い。また、筒状部の大きな変形を防止することができる。
また、前記キャップは、前記湾曲管の先端に固定され、前記ブレードの端部を挟持した状態の外周面に、前記キャップを、前記湾曲部の先端側に配設される先端硬質部に結合するための係合部を備えていることが好適である。
キャップによって、湾曲部と先端硬質部とを係合して接続することができる。このため、組み立てを簡単に行うことができる。
また、前記筒状部は、前記ブレードの内側または外側に配設される際、前記フランジ部が設けられた一端とは反対側の他端の外周面側または内周面側に、前記ブレードの内側または外側に配設される際の引っ掛かりを防止する面取部を備えていることが好適である。
ブレードの端部にキャップを挿入する際に、面取部によって引っ掛かりを極力防止した状態で挿入することができるので、組み立て性を向上させることができる。
また、前記筒状部は、前記フランジ部が設けられた一端の内周面側に、前記湾曲管が前記筒状部の内側に挿入される際の引っ掛かりを防止する面取部を備えていることが好適である。
キャップの筒状部の内側に湾曲管を挿入する際に、面取部によって引っ掛かりを極力防止した状態で挿入することができるので、組み立て性を向上させることができる。
また、上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡の挿入部の製造方法は、筒状のブレードの一端部および他端部のうち、少なくとも一方の端部の内側または外側に、前記ブレードの長さよりも短い長さのキャップの筒状部を配置する第1の工程と、前記筒状部の一端に設けられたフランジ部と前記筒状部との間で前記ブレードの端部を挟持する第2の工程と、前記ブレードの外側に外皮を配設する第3の工程とを具備することを特徴とする。
第1の工程および第2の工程でブレードの端部にキャップを挟持した状態を作り出すので、ブレードの端部のほつれを防止することができる。ブレードの端部をキャップによって隠すことができるので、ブレードの端部の面倒な処理を必要としないので、組み立てが容易である。
また、前記第2の工程では、前記フランジ部で前記ブレードの端部を挟持するとともにカシメる工程をさらに具備することが好適である。
このため、ブレードにキャップを確実に固定することができる。
また、前記第2の工程では、前記フランジ部で前記ブレードの端部を挟持するとともにカシメる際に、前記筒状部の、前記フランジ部が設けられた一端の内周面側に面取部を形成する工程をさらに具備することが好適である。
このように、1つの工程で面取部を作成することができるので、工数を維持したままにすることができ、かつ、例えば湾曲部を作成する際や、各種のケーブル等を挿通させる際に、面取部によって引っ掛かりを防止することができる。
この発明によれば、ブレードの端部処理を容易に行うことができるとともに、ブレードの端部にほつれが生じることを防止することが可能な内視鏡、内視鏡の湾曲部、および、内視鏡の挿入部の製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
第1の実施の形態について図1から図6を用いて説明する。
図1に示すように、内視鏡10は、細長い挿入部12と、この挿入部12の基端部に設けられた操作部14とを備えている。
操作部14は、把持部22aを有する操作部本体22と、挿入部12の基端部に設けられる折れ止め24とを備えている。操作部本体22には、挿入部12の後述する湾曲部34を上下方向に湾曲させる第1の湾曲操作ノブ26aと、左右方向に湾曲させる第2の湾曲操作ノブ26bとを備えている。これら第1の湾曲操作ノブ26aおよび第2の湾曲操作ノブ26bは、それぞれ湾曲部34の湾曲管42の先端に連結される操作ワイヤに連結されている。なお、第1の湾曲操作ノブ26aおよび第2の湾曲操作ノブ26bには、第1の湾曲操作ノブ26aおよび第2の湾曲操作ノブ26bを回動させた状態で固定するための固定レバー28a,28bが配設されている。
挿入部12は、先端硬質部32と、湾曲部34と、蛇管部(チューブ体)36とを備えている。このうち、湾曲部34は操作部14の第1の湾曲操作ノブ26aおよび第2の湾曲操作ノブ26bによる回動操作によって所望の方向に湾曲される。
図2に示すように、湾曲部34は、複数の湾曲コマ42aが枢支部42bによって連接されて形成される湾曲管42と、湾曲管42を覆うブレード44と、ブレード44の外周を覆う外皮46とを備えている。ブレード44は、例えばステンレス鋼材等の金属材料や、アラミド繊維等の樹脂材料の繊維を網状に編成して形成された網状の管状体である。このブレード44は、湾曲管42を保護するために設けられている。そして、外皮46は、耐熱、耐磨耗性および熱溶着性に優れる熱可塑性エラストマーなどにより形成されている。
各湾曲コマ42aの内側には、操作ワイヤ(図示せず)が挿通されるワイヤガイド部(図示せず)が形成されている。このような操作ワイヤの軸方向の牽引操作によって、各湾曲コマがワイヤガイド部を介して力を受ける。そうすると、湾曲コマ42aが隣接する湾曲コマ42aに対して枢支部42bを介して回動する。したがって、湾曲管42が所望の方向に湾曲する。
図3に示すように、蛇管部36は、フレックス52と、ブレード54と、外皮56とを有する軟性のチューブ体に形成されている。フレックス52は、例えばステンレス鋼材等の金属材料の帯状板を螺旋状に巻回した螺旋状の管状体である。ブレード54は、例えばステンレス鋼材等の金属材料や、アラミド繊維等の樹脂材料の繊維を網状に編成して形成された網状の管状体である。このブレード54はフレックス52の外周に被覆されている。このように被覆されたブレード54によって、フレックス52の捩れを防止することができる。
ブレード54の外周面には、樹脂材料製の外皮56が被覆されている。外皮56は、耐熱、耐磨耗性および熱溶着性に優れる熱可塑性エラストマーで管状に形成されている。
ブレード54と外皮56とは、例えば熱硬化型ポリウレタン樹脂や、湿気硬化型ポリウレタン樹脂等の接着剤により一体的に固着されている。
図4および図5に示すように、湾曲部34や蛇管部36のブレード44,54の先端や基端には、それぞれキャップ60aが固定されている。このキャップ60aは、例えば、真鍮やアルミニウムなどの金属材で形成されている。
なお、ここでは、説明を簡略化するため、湾曲部34に設けられるブレード44の先端(一端)にキャップ60aを装着する場合について説明する。ブレード44の基端(他端)にキャップ60aを装着する場合や、蛇管部36に設けられるブレード54の先端や基端にキャップ60aを装着する場合も同様である。
図4および図5(A)に示すように、キャップ60aは、円筒状などの筒状部62と、この筒状部62の一端に形成されたフランジ部(延出部)64aとを備えている。このフランジ部64aは、筒状部62の軸方向に対して直交する方向に形成されている。筒状部62の軸方向の長さは、ブレード44の軸方向の長さよりも十分短く、例えば、1つの湾曲コマ42aの枢支部42b間の長さよりも短く、かつ、フランジ部64aの突出長よりも長く形成されている。また、キャップ60aの筒状部62の外径は、湾曲コマ42aを覆うブレード44の内径よりも僅かに小さく形成されている。また、キャップ60の厚みは0.2mmから0.5mm程度の範囲が強度の点および成形性の点で好ましく、特に、0.3mm程度であることが好ましい。
次に、このようなキャップ60aをブレード44に取り付ける際の作用について説明する。
図5(A)に示すように、ブレード44の一端にキャップ60aの筒状部62を挿入する。このとき、図5(B)に示すように、フランジ部64aに対してブレード44の一端を当接させる。図5(C)に示すように、この状態を維持しながらフランジ部64aをプレス(P)して筒状部62の中心軸に向かって折り返す。このとき、フランジ部64aを均等にプレスする。そして、図5(D)に示すように、フランジ部64aをさらに押圧してつぶす(カシメる)。すなわち、ブレード44の一端にキャップ60aを固定する。このため、ブレード44の一端(ブレード44の端面およびこの端面に続く内周面と外周面)は、キャップ60aによって覆われて固定された状態となる。
なお、ブレード44の他端にも同様にキャップ60aを装着する。
そして、図6(A)に示すように、キャップ60aを取り付けたブレード44の内側に湾曲管42を挿入する。図6(B)に示すように、湾曲管42の最も先端の湾曲コマ42aの外周面と、キャップ60aの筒状部62の内周面とを、例えばレーザ光を照射することにより溶着(レーザ溶接)する。または、これらの間を接着、超音波振動を用いた圧着、キャップ60aのさらなる変形によるカシメなどによって固定する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
ブレード44,54の一端および他端をキャップ60aで固定したので、簡単な作業でブレード44,54の端部をそれぞれ覆うことができる。したがって、ブレード44,54の一端および他端のほつれをキャップ60aによって防止することができる。
なお、この実施の形態では、湾曲部34のブレード44および蛇管部36のブレード54の一端および他端の両方にキャップ60aが固定されることについて説明したが、一端のみ、または、他端のみにキャップ60aが固定されていることも好適である。キャップ60aが固定されない端部には、例えば従来の固定方法が使用される。
また、この実施の形態では、挿入部12に蛇管部36を有するとして説明したが、蛇管部36の代わりに樹脂材あるいは金属材により形成された硬性のチューブ体を用いることも好適である。このようにチューブ体が硬性である場合、そのチューブ体にブレード54が設けられる必要はない。
ところで、図7(B)および図7(C)に示すように、キャップ60aが湾曲部34のブレード44の一端および他端に固定された状態で、キャップ60aのフランジ部64aの外周面には、突起(第1の係合部)66aが形成されていることが好適である。この突起66aは、フランジ部64aがプレスされる前に形成されていても、プレスされる際に形成されるものでも良い。図7(A)および図7(B)には、内周面に凹部68aを有する型Dによるプレスによりフランジ部64aの外周面に突起66aが形成される状態を示す。
そして、図8および図9に示すように、この突起66aは、先端硬質部32の本体部材32aの基端部の内周面に形成された凹部(第2の係合部)32bに係合可能である。
同様に、キャップ60aがブレード44の他端に固定された状態で、キャップ60aのフランジ部64aの外周面には、突起(第3の係合部)66aが形成されていることが好適である。この突起66aは、図9に示すように、蛇管部36の先端の口金36aの内周面に形成された凹部(第4の係合部)36bに係合可能である。
したがって、ブレード44の先端および基端に固定されたキャップ60aに形成した突起66aによって、先端硬質部32や蛇管部36と湾曲部34とを連結することができる。このため、内視鏡10の挿入部12の組み立てを容易化することができるとともに、その工数を大きく削減することができる。
なお、図7(C)には、キャップ60aのフランジ部64aの外周面に、型Dによるプレスにより凹部(第1の係合部)66bが形成される状態を示す。このため、先端硬質部32の内周面や蛇管部36の先端の口金(図示せず)の内周面に突起(第2の係合部)が形成されている場合には、これらの間で係合可能である。したがって、同様に、内視鏡10の挿入部12の組み立てを容易化することができるとともに、その工数を大きく削減することができる。
次に、第2の実施の形態について図10および図11を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の作用を有する部材には主に同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図10に示すように、キャップ60bは、筒状部62と、この筒状部62の一端にフランジ状に形成されブレード44の一端が挿入される溝部(フランジ部)64bとを備えている。この溝部64bは、ブレード44の一端が挿入されるように、フランジ状の一部が筒状部62の外周面に沿うような折り返し部分を筒状部62の外側に有することによって形成されている。
さらに、図11(A)に示すように、筒状部62の他端の外周面側には、ブレード44の内側(内部)にキャップ60bの筒状部62を挿入する際の引っ掛かりを防止するための面取部Cが形成されている。このため、このような面取部Cによってブレード44の一端にキャップ60bの筒状部62を挿入する際、引っ掛けることを極力防止することができる。
このようなキャップ60bをブレード44に取り付ける際の作用について説明する。
図11(A)および図11(B)に示すように、ブレード44の一端にキャップ60bの筒状部62を挿入する。このとき、溝部64bに対してブレード44の一端を当接させる。図11(C)に示すように、この状態を維持しながら溝部64bをプレス(P)する。このとき、溝部64bの外側(折り返し部分)を筒状部62の中心軸に向かって均等にプレスする。そして、溝部64bをさらに押圧してつぶす(カシメる)。すなわち、ブレード44の一端にキャップ60bを固定する。このため、ブレード44の一端(ブレード44の端面およびこの端面に続く内周面と外周面)は、簡単な作業により、キャップ60bによって覆われて固定された状態となる。したがって、ブレード44の一端のほつれも防止することができる。
なお、溝部64bをプレスする際、筒状部62の一端の内周面側に型Dを配置して行う。このとき、型Dの斜面となった形状によって、面取部Cが形成される。このため、湾曲管42を筒状部62の内側に挿入する際、引っ掛かりを極力防止した状態で容易に挿入することができる。
また、この実施の形態に係る溝部64bは、後からプレスして変形させることによってブレード44の端部を覆うようにしたことについて説明したが、例えばプラスチック材などにより、溝部64bの外周面(折り返し部分)を形成する部分が筒状部62の外周面を筒状部62の中心軸方向に付勢するようにした、板バネ状に形成されていることも好適である。この場合、その板バネ状の部分の付勢力に抗してブレード44を嵌め込むと、溝部64bによってブレード44の端部を簡単な作業で覆うことができる。
次に、第3の実施の形態について図12および図13を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図12(A)および図12(B)に示すように、第1の実施の形態で説明したフランジ部64aには、筒状部62の中心軸に向かって切り込み70が入れられている。すなわち、フランジ部64aは、羽部70aを備えている。なお、以下、フランジ部に符号64cを付して説明する。
図12(A)に示す状態は、切り込み70によって分離されたフランジ部64c(羽部70a)が筒状部62の一端の外周面から側方に延出された状態を示す。すなわち、フランジ部64cには、筒状部62の中心軸に向かって切り込み70が入れられている。そして、その切り込み70は、筒状部62の一端の外周面には到達していない。
図12(B)に示す状態は、切り込み70によって分離されたフランジ部64cが筒状部62の一端の端面から一旦軸方向に延出された後、直ぐに側方に延出された状態を示す。すなわち、フランジ部64cは、切り込み70によって筒状部62の一端を少しだけ切断している。このため、図12(A)に示す状態よりもフランジ部64cを折り曲げ易くすることができる。
また、図12(A)および図12(B)に示すように、複数の羽部70aを有するようにフランジ部64cが分離されているので、キャップ60cの筒状部62に対してフランジ部64cをプレスして折り曲げる際に、そのフランジ部64cに皺が形成されることを防止することができる。
そして、図12(A)および図12(B)に示すフランジ部64cをプレスすると、図13に示すように、ブレード44の端部の全体を覆うことができる。したがって、簡単な作業でブレード44のほつれを防止することができる。
また、キャップ60cは、例えば図13に示す状態にプラスチック材で形成されていることも好適である。この場合、フランジ部64cが板バネ状に形成されていれば、ブレード44をバネ力に抗して筒状部62とフランジ部64cとの間に挿入するだけでブレード44の端部を覆うことができる。
次に、第4の実施の形態について図14から図16を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図14(A)から図14(C)に示すように、キャップ60dは、筒状部62と、この筒状部62の一端に径方向内方に突出するフランジ部64dとを備えている。筒状部62の内径は、ブレード44の外径よりも僅かに大きく形成されている。フランジ部64dには、筒状部62の中心軸に向かって切り込み70が入れられている。すなわち、フランジ部64dは、複数の羽部70bに分割されている。
さらに、フランジ部64dの複数の羽部70bのうちの筒状部62の中心側の端部の縁部は、後述するようにプレスされたときに、羽部70b同士が重なることを防止するように、切り取られている。このため、図15(B)に示すように、フランジ部64dがプレスされたときに、羽部70b同士が重なって厚みが増すことを防止することができるとともに、隣接する羽部70bと協働して、略V字型の切り欠き部66cが形成される。すなわち、各切り欠き部66cは、複数の羽部70bのうちの隣接する羽部70b間の切り込み70に繋げられた状態で形成されている。
このようなキャップ60dをブレード44に取り付ける際の作用について説明する。
図14(A)および図14(B)に示すように、キャップ60dの筒状部62の内側にブレード44の一端を挿入する。このとき、フランジ部64dの羽部70bに対してブレード44の一端を当接させる。この状態を維持しながらフランジ部64dの羽部70bをプレス(P)して筒状部62の内側に折り曲げる。このとき、羽部70bを筒状部62の内周面に向かって均等にプレスする。そして、羽部70bをさらに押圧してつぶす(カシメる)。すなわち、ブレード44の一端にキャップ60dを固定する。このため、ブレード44の一端(ブレード44の端面およびこの端面に続く内周面と外周面)は、簡単な作業により、キャップ60dによって覆われた状態となる。したがって、ブレード44の一端のほつれを防止することができる。
なお、この実施の形態では、フランジ部64dがキャップ60dの筒状部62の一端で径方向内方に突出するものとして説明したが、筒状部62の一端のフランジ部64dが筒状部62の径方向内方ではなく、始めからやや他端側に折り曲げられていることも好適である。この場合、フランジ部64dをプレスする力を径方向内方に形成されている場合よりも小さくした状態で、キャップ60dをブレード44の端部に固定することができる。
ところで、図15(A)および図15(B)に示すように、湾曲管42の湾曲コマ42aのうち、最も先端の湾曲コマ42aの先端には、所定の間隔をおいて突出部42cが形成されている。すなわち、これら突出部42cは最も先端の湾曲コマ42aの先端面からさらに先端側に向かって突出されている。そして、これら突出部42cは、筒状部62と略同様の肉厚で、例えば三角形状や台形状に形成されている。すなわち、この湾曲コマ42aの先端は、所定のギザギザ状に形成されている。
図15(B)に示すように、この湾曲管42の先端は、ブレード44の内側に配設されるときに、突出部42cがキャップ60dのフランジ部64dの切り欠き部66cに嵌合される状態に配設される。そして、キャップ60dのフランジ部64dの切り欠き部66cと湾曲管42の最も先端の湾曲コマ42aの突出部42cとは、例えば接着や溶接などにより固定される。したがって、キャップ60dと湾曲管42とが固定される。ここで、キャップ60dにはブレード44が固定されているので、湾曲管42とブレード44との間も固定されていることになる。
このとき、第1から第3の実施の形態で説明したキャップ60a,60b,60cのように、ブレード44の外側にキャップ60a,60b,60cのフランジ部64a,64b,64cを配置する場合(図5、図11、図13等参照)に比べて、フランジ部64dの厚さ分だけ外径を減少させることができる。このため、湾曲部34や蛇管部36の外径をより細径化することができる。
なお、図示しないが、第1の実施の形態で説明した面取部C(図11(A)参照)とは反対側の、筒状部62の他端の内周面側には、ブレード44の外側(外部)にキャップ60bの筒状部62を挿入する際の引っ掛かりを防止するための面取部C(図11(A)参照)が形成されている。このため、このような面取部Cによってブレード44の一端にキャップ60bの筒状部62を配設する際、引っ掛けることを極力防止することができる。
その他、フランジ部64dの羽部70bをプレスする際、筒状部62の一端の内周面側に型Dを配置して行う。このとき、型Dの斜面となった形状によって、面取部Cが形成される。このため、湾曲管42を筒状部62の内側に挿入する際、引っ掛かりを極力防止した状態で容易に挿入することができる。
なお、この実施の形態に係るフランジ部64dは、後からプレスして変形させることによってブレード44の端部を覆うようにしたことについて説明したが、例えばプラスチック材などにより、フランジ部64dを形成する羽部70bが筒状部62の内周面を筒状部62の径方向外方に付勢するようにした、板バネ状に形成されていることも好適である。この場合、その板バネ状の羽部70bの付勢力に抗してブレード44を嵌め込むと、フランジ部64dによってブレード44の端部を簡単な作業で覆うことができる。
なお、最も基端の湾曲コマ42aの基端も、最も先端の湾曲コマ42aの先端と同様に三角形状や台形状の突出部が形成されていることが好適である。また、フレックス52(図3参照)の先端や基端も同様に形成されていることが好適である。
図16に示すように、この実施の形態におけるキャップ60dは、始めから筒状のものだけでなく、細長い板状の部材を筒状に丸めたものを用いることも好適である。このため、板状の部材が丸められて筒状部62が形成されると、スリット62aが形成される。
このように細長い板状に形成されたキャップ60dは、丸められる前に、予め切り込み70や切り欠き部66cが形成されていることが好適である。このため、フランジ部64dの羽部70bを容易に形成することができる。したがって、キャップ60dを容易に形成することができる。
また、この実施の形態で説明した筒状部62の外周面に型D,D(図7(A)および図7(B)参照)で突起66aや凹部66bを形成することによって、第1の実施の形態と同様に、先端硬質部32との係合を可能にすることも好適である。
なお、上述した第1から第4の実施の形態では、キャップ60a,60b,60c,60dの筒状部62の長さを、最も先端の湾曲コマ42aとこの湾曲コマ42aに隣接する湾曲コマ42aとの枢支部42bの外側を覆うことを防止する長さに形成されるように図示した。その他、最も先端の湾曲コマ42aの枢支部42bの外側を覆うことが可能な長さにしても良い。すなわち、キャップ60a,60b,60c,60dの筒状部62の長さを、最も先端の1つの湾曲コマ42aの基端からさらに基端側に延出しても良く、2つの湾曲コマ42aの外側を覆うような長さにしても良い。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡を示す概略図。 第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部を示す概略的な縦断面図。 第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の蛇管部を示す概略的な縦断面図。 第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部および蛇管部に配設されるブレードの端部に配設されるキャップを示す概略図。 (A)はブレードの一端に図4に示すキャップを挿入しようとする状態を示す概略的な縦断面図、(B)はブレードの一端にキャップの筒状部を挿入した状態を示す概略的な縦断面図、(C)は(B)に示すキャップのフランジ部を折り曲げた状態を示す概略図、(D)はキャップのフランジ部と筒状部との間にブレードの端部を挟持した状態を示す概略図。 (A)はブレードの端部にキャップを固定した状態のブレードの内側に湾曲管を配設した状態を示す概略的な縦断面図、(B)は湾曲管の先端の湾曲コマとキャップとを接着した状態を示す概略的な縦断面図。 (A)はキャップのフランジ部を折り曲げた状態を示す概略図、(B)は型Dでフランジ部をプレスするとともに、その型Dでフランジ部の外周面に突起を形成した状態を示す概略図、(C)は型Dでフランジ部をプレスするとともに、その型Dでフランジ部の外周面に凹部を形成した状態を示す概略図。 (A)は図7(B)に示すキャップの突起に、凹部を有する先端硬質部を嵌合させる直前の状態を示す概略図、(B)は(A)に示すキャップの突起と先端硬質部の凹部とを嵌合させた状態を示す概略的な断面図。 ブレードの先端のキャップに先端硬質部を装着し、ブレードの基端のキャップに蛇管部の口金を装着する状態を示す概略的な斜視図。 第2の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部および蛇管部に配設されるブレードの端部に配設されるキャップを示す概略図。 (A)はブレードの一端に図4に示すキャップを挿入しようとする状態を示す概略的な縦断面図、(B)はブレードの一端にキャップの筒状部を挿入した状態を示す概略的な縦断面図、(C)は(B)に示すキャップの溝部をプレスしてキャップの溝部と筒状部との間にブレードの端部を挟持した状態を示す概略図。 (A)および(B)は、第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部および蛇管部に配設されるブレードの端部に配設されるキャップを示す概略図。 第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部のキャップのフランジ部と筒状部との間にブレードの端部を固定した状態を示す概略図。 (A)は第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部や蛇管部に配設されるブレードの端部にキャップを配設しようとする、ブレードとキャップとが分離した状態を示す概略図、(B)はブレードの端部にキャップのフランジ部の羽部を当接させた状態を示す概略図、(C)はブレードの端部をキャップの筒状部の内周面とフランジ部の羽部との間に固定した状態を示す概略図。 (A)は第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部に配設されるキャップの羽部間の切り欠き部に湾曲部の湾曲管のうちの最も先端の湾曲コマの先端に形成された突出部を嵌合しようとする状態を示す概略図、(B)はキャップの羽部間の切り欠き部に湾曲部の湾曲管のうちの最も先端の湾曲コマの先端の突出部を嵌合させる直前の状態を示す概略図。 第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部や蛇管部に配設されるブレードの端部に配設されるキャップを示す概略図。
符号の説明
44…ブレード、60a…キャップ、62…筒状部、64a…フランジ部

Claims (15)

  1. 腔内の形状に伴って変形された状態で前記腔内に挿入される挿入部と、この挿入部の基端部に設けられた操作部とを具備する内視鏡であって、
    前記挿入部の少なくとも一部に、筒状に編まれたブレードと、前記ブレードの外側に配設された外皮とを具備する内視鏡において、
    前記ブレードの一端部および他端部のうち、少なくとも一方の端部を覆うキャップをさらに具備することを特徴とする内視鏡。
  2. 前記キャップは、
    前記ブレードの長さに比べて短く形成され、前記ブレードの内側または外側に配置される筒状部と、
    前記筒状部の一端に設けられ、前記ブレードの前記端部を前記筒状部との間で挟持するフランジ部と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記フランジ部は、前記筒状部の一端で折り曲げられたときに前記筒状部の外周面または内周面に沿うように、複数に分割されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記筒状部は、前記ブレードの内側または外側に配設される際、前記フランジ部が設けられた一端とは反対側の他端の外周面側または内周面側に、前記ブレードの内側または外側に配設される際の引っ掛かりを防止する面取部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  5. 前記挿入部は、先端硬質部と、この先端硬質部の基端部に設けられ前記ブレードおよび少なくとも前記先端硬質部に近接する側に前記キャップを有する湾曲部とを備え、
    前記キャップは、前記ブレードの端部を挟持した状態の外周面に、前記湾曲部の先端部に配設される先端硬質部に連結するための第1の係合部を備え、
    前記先端硬質部は、前記第1の係合部に係合される第2の係合部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  6. 前記挿入部は、湾曲部と、この湾曲部の基端部と前記操作部との間に配設された硬性または軟性のチューブ体とを備え、
    前記湾曲部は、前記ブレードと、少なくとも前記チューブ体に近接する側に前記キャップとを有し、
    前記キャップは、前記筒状部の外周面との間で前記ブレードの端部を挟持した状態の外周面に、前記キャップと前記湾曲部の基端部に配設されるチューブ体とを連結するための第3の係合部を備え、
    前記チューブ体は、前記第3の係合部に係合される第4の係合部を備えていることを特徴とする請求項2もしくは請求項5に記載の内視鏡。
  7. 複数の湾曲コマを有する管状の湾曲管と、
    筒状に編まれ前記湾曲管の外周に配設されたブレードと、
    前記ブレードの外側に配設された外皮と
    を具備する内視鏡の湾曲部において、
    前記ブレードの一端部および他端部のうち、少なくとも一方の端部を覆うキャップをさらに具備することを特徴とする内視鏡の湾曲部。
  8. 前記キャップは、
    前記ブレードの長さに比べて短く形成され、前記ブレードの内側または外側に配置される筒状部と、
    前記筒状部の一端に設けられ、前記ブレードの前記端部を前記筒状部との間で挟持するフランジ部と
    を備えていることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡の湾曲部。
  9. 前記フランジ部は、前記筒状部の一端で折り曲げられたときに前記筒状部の外周面または内周面に沿うように、複数に分割されていることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡の湾曲部。
  10. 前記キャップは、前記湾曲管の先端に固定され、前記ブレードの端部を挟持した状態の外周面に、前記キャップを、前記湾曲部の先端側に配設される先端硬質部に結合するための係合部を備えていることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡の湾曲部。
  11. 前記筒状部は、前記ブレードの内側または外側に配設される際、前記フランジ部が設けられた一端とは反対側の他端の外周面側または内周面側に、前記ブレードの内側または外側に配設される際の引っ掛かりを防止する面取部を備えていることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡の湾曲部。
  12. 前記筒状部は、前記フランジ部が設けられた一端の内周面側に、前記湾曲管が前記筒状部の内側に挿入される際の引っ掛かりを防止する面取部を備えていることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡の湾曲部。
  13. 筒状のブレードの一端部および他端部のうち、少なくとも一方の端部の内側または外側に、前記ブレードの長さよりも短い長さのキャップの筒状部を配置する第1の工程と、
    前記筒状部の一端に設けられたフランジ部と前記筒状部との間で前記ブレードの端部を挟持する第2の工程と、
    前記ブレードの外側に外皮を配設する第3の工程と
    を具備することを特徴とする内視鏡の挿入部の製造方法。
  14. 前記第2の工程では、前記フランジ部で前記ブレードの端部を挟持するとともにカシメる工程をさらに具備することを特徴とする請求項13に記載の製造方法。
  15. 前記第2の工程では、前記フランジ部で前記ブレードの端部を挟持するとともにカシメる際に、前記筒状部の、前記フランジ部が設けられた一端の内周面側に面取部を形成する工程をさらに具備することを特徴とする請求項14に記載の製造方法。
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CN105286774A (zh) * 2015-11-30 2016-02-03 浙江异札特机械科技有限公司 新型的肠镜插管
CN105310640A (zh) * 2015-11-30 2016-02-10 浙江异札特机械科技有限公司 改良结构的胃镜插管

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