JP2008118489A - ファクシミリ配信システム及びファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ配信システム及びファクシミリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】二次元コードを使用することによりファクシミリの受信側の処理効率を向上させる。
【解決手段】本発明に係るFAX配信システム100によれば、FAX装置1において、送信先の氏名情報を二次元コードに変換してFAXの1ページ目データに埋め込んで受信側のFAX装置2に送信し、FAX装置2において、1ページ目データの二次元コードをデコードし、デコードの結果得られた送信先の氏名情報に基づいて受信した画像データを配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信側のファクシミリ装置で送信先を示す文字情報等を二次元コードに変換して送信するファクシミリ配信システム及びファクシミリ装置に関する。
従来、水平方向及び垂直方向の二次元方向に情報を持つ二次元コードを取り扱うファクシミリ装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、受信したファクシミリデータに関する通信情報を二次元コードに変換し、受信したファクシミリデータを二次元コードとともに印刷するファクシミリ装置が記載されている。
また、特許文献2には、受信した電子メールのヘッダ情報や本文情報を二次元コードに変換し、電子メールの添付ファイルの余白等に二次元コードを配置して印刷するファクシミリ装置が記載されている。
また、特許文献3には、ファクシミリデータを送信する際に、画像データに二次元コードが含まれる場合は、その二次元コードを文字情報に変換し、変換した文字情報に送信先アドレスを含む場合は、その送信先アドレスに基づいてファクシミリデータを送信するファクシミリ装置が記載されている。
特開2006−80811号公報 特開2006−80812号公報 特開2006−115021号公報
ところで、受信したファクシミリは、仕分け作業を行い、あて先として指定されている人物に届ける必要がある。従来、この仕分け作業は、オペレータが行っている。また、OCRにより受信したファクシミリデータの特定領域を読み取って文字列を解釈し、その文字列に応じた出力先(ファクシミリやプリンタなど)に出力するものもある。
しかしながら、オペレータによる仕分け作業は煩雑であり、仕分けミスが起こる場合もあった。また、OCRによる文字認識により仕分けを行う場合には、受信側においてあて先の文字を読み取る位置(用紙の端部からの距離)が予め決められているが、例えば、送信側と受信側の余白の設定が一致しない場合や、送信先においてあて先を配置する位置が固定ではない場合(例えば、ファクシミリ送信する帳票や文書、送付状のフォームによりあて先を配置する位置が異なる場合)等、送信側であて先を配置した位置と受信側で文字を読み取る位置とがずれてしまった場合、受信側であて先を読み取れないという問題があった。
また、受信したファクシミリに記載されている内容をオペレータがデータベースファイルに登録する場合があるが、このような場合、印刷出力されたファクシミリの文字が読みにくいと作業効率が落ちるという問題があった。また、入力ミスが発生する可能性もあった。
また、受信したファクシミリがそのまま放置されると、機密書類が送信された場合に情報が漏洩するという問題があった。
上述の特許文献1〜3には、二次元コードを取り扱うファクシミリ装置が記載されているが、いずれにおいても上述の問題点を解決することはできない。
本発明の課題は、二次元コードを使用することによりファクシミリの受信側の処理効率を向上させることである。
本発明のファクシミリ配信システムは、送信先を示す文字情報を二次元コードに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された二次元コードを送信対象の画像データに埋め込む二次元コード埋込手段と、前記二次元コード埋込手段により二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、を有する第1のファクシミリ装置と、前記第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードして前記送信先を示す文字情報を取得するデコード手段と、前記デコード手段により取得された文字情報が示す送信先に前記受信した画像データを配信する配信手段と、を有する第2のファクシミリ装置と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明のファクシミリ配信システムは、送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段により変換された二次元コードを埋め込んだ画像データを作成する画像データ作成手段と、前記画像データ作成手段により作成された前記二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、を有する第1のファクシミリ装置と、前記第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードして前記帳票データを取得するデコード手段と、前記デコード手段により取得された前記帳票データに基づいて所定の処理を実行する処理実行手段と、を有する第2のファクシミリ装置と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明のファクシミリ装置は、送信先を示す文字情報を二次元コードに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された二次元コードを送信対象の画像データに埋め込む二次元コード埋込手段と、前記二次元コード埋込手段により二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データから二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードするデコード手段と、前記デコード手段によりデコードされた二次元コードが送信先を示す文字情報である場合に、当該送信先に応じて前記受信した画像データを配信する配信手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明のファクシミリ装置は、送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段により変換された二次元コードを埋め込んだ画像データを作成する画像データ作成手段と、前記画像データ作成手段により作成された前記二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードするデコード手段と、前記デコード手段によりデコードされた二次元コードが帳票データである場合に、当該帳票データに基づいて所定の処理を実行する処理実行手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明のファクシミリ配信システムによれば、第1のファクシミリ装置から送信した画像データには、送信先を示す文字情報を表す二次元コードが埋め込まれており、第2のファクシミリ装置においては、第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信すると、受信した画像データに埋め込まれた二次元コードをデコードし、得られた文字情報に基づいて受信した画像データを自動的に配信するので、従来のように、受信したファクシミリ文書の氏名等のあて先を見てオペレータがファクシミリ文書の仕分け作業を行う必要がなくなり、ファクシミリ受信時の処理効率を向上させることができる。また、オペレータによる仕分けミスを防止することができる。
また、本発明のファクシミリ配信システムによれば、第1のファクシミリ装置は、送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換し、この二次元コードが埋め込まれた画像データを作成して送信し、第2のファクシミリ装置は、第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信すると、受信された画像データに埋め込まれた二次元コードをデコードし、得られた帳票データに基づいて所定の処理を実行する。従って、従来のように、オペレータが受信されたファクシミリ文書の帳票を見ながら、処理を実行するためのパラメータとなるデータを入力する作業が不要となるので、処理効率を向上することが可能となるとともに、人件費の節約、人的ミスの防止を図ることが可能となる。また、受信した帳票の内容が二次元コードとなっており、一見しただけでは内容がわからないため、情報漏洩を防ぐことができる。
本発明のファクシミリ装置によれば、送信する画像データに送信先を示す文字情報を表す二次元コードを埋め込んで送信することができる。また、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信すると、受信した画像データに埋め込まれた二次元コードをデコードし、得られた文字情報に基づいて受信した画像データを自動的に配信するので、従来のように、受信したファクシミリ文書の氏名等のあて先を見てオペレータがファクシミリ文書の仕分け作業を行う必要がなくなり、ファクシミリ受信時の処理効率を向上させることができる。また、オペレータによる仕分けミスを防止することができる。
また、本発明のファクシミリ装置によれば、送信する画像データに送信対象となる帳票の帳票データを示す二次元コードを埋め込んで送信することができる。また、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信すると、受信された画像データに埋め込まれた二次元コードをデコードし、得られた帳票データに基づいて所定の処理を実行する。従って、従来のように、オペレータが受信されたファクシミリ文書の帳票を見ながら、処理を実行するためのパラメータとなるデータを入力する作業が不要となるので、処理効率を向上することが可能となるとともに、人件費の節約、人的ミスの防止を図ることが可能となる。また、受信した帳票の内容が二次元コードとなっており、一見しただけでは内容がわからないため、情報漏洩を防ぐことができる。
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態におけるファクシミリ(以下、FAXとする)配信システム100の全体構成を示す図である。図1に示すように、FAX配信システム100は、第1のファクシミリ装置としてのFAX装置1と第2のファクシミリ装置としてのFAX装置2とが通信ネットワークN1を介してデータ送受信可能に接続されて構成されている。通信ネットワークN1は、電話回線、ISDN(Integrated Services Digital Network )回線、インターネット等が適用可能である。また、FAX装置2は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークN2を介してPC(Personal Computer)3、プリンタ4、FAX5等に接続されている。各装置の台数は特に限定されない。
以下の実施形態1〜3においては、FAX装置1を送信側、FAX装置2を受信側として説明する。
図2は、FAX装置1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、FAX装置1は、CPU11、入力装置12、表示装置13、FAX送受信部14、RAM15、記憶装置16、印刷装置17等を備えて構成され、各部はバス18を介して接続されている。
CPU(Central Processing Unit )11は、記憶装置16に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM15内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従ってFAX装置1の各部、各装置を制御する。また、CPU11は、記憶装置16に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、読み出されたプログラムとの協働により、各種処理を実行する。
入力装置12は、文字/英数字入力キー、カーソルキー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポインティングデバイスであるマウスと、を備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号としてCPU11に出力する。
表示装置13は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU11から入力される各種指示に従って、各種画面を表示する。
FAX送受信部14は、FAXモデム、ターミナルアダプタ、またはルーター等によって構成され、電話回線、ISDN回線等の通信ネットワークN1を介して外部機器とFAXの画像データ等の送受信を行う。
RAM(Random Access Memory)15は、CPU11により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各処理において処理中のデータ、処理結果などを一時的に格納するワークエリアを形成する。
記憶装置16は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、CPU11で実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各種データ等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
本実施形態1において、記憶装置16は、図2に示すように、帳票アプリケーション161、FAXドライバ162、FAX送受信部14を制御するためのソフトウエアであるFAX言語モニタ163等を記憶している。これらのソフトウエアには、プログラムやプログラムの実行に使用するデータ(ファイル)が含まれる。例えば、FAX言語モニタ163は、FAX送信対象の画像データに送信先を示す二次元コードを埋め込むか否かを示す情報、及び二次元コードを埋め込む場合に、画像データにおいて二次元コードを埋め込む位置(座標)の情報を格納する環境ファイルを有している。なお、本実施形態1においては、二次元コードを埋め込む位置として、送信対象の1枚目の画像データのヘッダ領域又はフッタ領域内で設定可能となっている。
二次元コードとしては、QR(Quick Response)コード(QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標)、PDF417(PDF417はシンボルテクノロジー社の登録商標)、DataMatrixコード(DataMatrixコードはデータマトリックス社の登録商標)、Maxiコード(MaxiコードはUSP社の登録商標)等があり、何れを適用してもよい。
印刷装置17は、CPU11の制御に従って、入力された画像データに基づく印刷出力処理を行う。印刷方式は、電子写真方式、インクジェット方式等、何れを採用してもよい。
図3は、FAX装置2の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、FAX装置2は、CPU21、入力装置22、表示装置23、FAX送受信部24、RAM25、記憶装置26、印刷装置27、LAN通信部28等を備えて構成され、各部はバス29を介して接続されている。
FAX装置2のCPU21、入力装置22、表示装置23、FAX送受信部24、RAM25、記憶装置26、印刷装置27の構成は、図2のFAX装置1のCPU11、入力装置12、表示装置13、FAX送受信部14、RAM15、記憶装置16、印刷装置17と略同様の構成である。
記憶装置26に記憶されている帳票アプリケーション261、FAXドライバ262、FAX言語モニタ263は、帳票アプリケーション161、FAXドライバ162、FAX言語モニタ163と同様のソフトウエアであり、双方とも、送信側及び受信側における処理に対応するプログラムが含まれる。
また、記憶装置26は、配信定義ファイル264、配信先情報ファイル265を記憶している。配信定義ファイル264は、図4(a)に示すように、FAX送信先の氏名を示す文字情報と、その送信先に対応する配信先情報(例えば、配信先PC3の電子メールアドレス、プリンタ4の識別情報、FAX5のFAX番号等)が対応付けて記憶されているファイルである。配信先情報ファイル265は、図4(b)に示すように、受信したFAXの画像データの配信先が決定された際に、決定された配信先情報、及び受信時にFAXモデムにより得られる情報(送信者番号、受信者番号(受信したFAX番号)、Fcode等)を格納するためのファイルである。
LAN通信部28は、NIC(Network Interface Card)等により構成され、通信ネットワークN2に接続されたPC3、プリンタ4、FAX5等の外部装置との通信制御を行う。
FAX装置2のその他の構成はFAX装置1で説明したのと同様であるので説明を省略する。
次に、本実施形態における動作について説明する。
まず、送信側の動作について説明する。
図5は、CPU11により実行されるFAX送信処理を示すフローチャートである。当該処理は、FAX装置1の入力装置12により、FAX送信対象の帳票ファイルが指定され、当該帳票ファイルのFAX送信指示が入力された際に、CPU11と記憶装置16に記憶されたFAX送信処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実行される処理である。ここで、帳票ファイルは、帳票アプリケーション161により作成されたファイルであり、記憶装置16に記憶されており、入力装置12のマウス等によりクリックされることにより指定されると、指定されたファイルはRAM15に展開される。
入力装置12により指定された帳票ファイルのFAX送信指示が指定されると、まず、帳票アプリケーション161に含まれるアプリケーション側FAX処理プログラムが読み出され、読み出されたプログラムに従ってアプリケーション側FAX処理が実行される(ステップS1)。アプリケーション側FAX処理においては、送信先のFAX番号、氏名等を設定するための設定画面が表示装置13に表示され、当該設定画面からFAX番号、氏名等の文字情報からなる設定データが入力されると、入力された設定データがRAM15に記憶される。そして、送信対象として指定された帳票ファイルのデータ(帳票の各項目及び対応して入力された入力データ)、帳票のレイアウト情報及び入力された設定データに基づいて、FAXドライバ162に対し、描画命令(文字描画、線描画、色指定等)、設定データ格納命令等の各種命令が出力される。
帳票アプリケーション161のアプリケーション側FAX処理からFAXドライバ162に各種命令が出力されると、FAXドライバ162のFAXドライバ処理プログラムが読み出され、読み出されたプログラムに従ってFAXドライバ処理が実行される(ステップS2)。
図6は、ステップS2において実行されるFAXドライバ処理を示すフローチャートである。当該処理は、アプリケーション側FAX処理からの命令が入力される毎に実行される処理である。
まず、アプリケーション側FAX処理からの命令に応じて描画する画像データや設定データの格納を行うためのデータファイルが既にRAM15にオープンされているか(開かれているか)否かが判断され、データファイルが既にRAM15にオープンされていると判断されると(ステップS101;YES)、処理はステップS103に移行する。データファイルが未だRAM15にオープンされていないと判断されると(ステップS101;NO)、RAM15に、アプリケーション側FAX処理からの命令に応じて描画する画像データや設定データの格納を行うためのデータファイルが作成されてオープンされ(ステップ102)、処理はステップS103に移行する。
ステップS103においては、アプリケーション側FAX処理から入力された命令が描画命令であるか否かが判断され、描画命令であると判断されると(ステップS103;YES)、描画命令に従って、1ページ分の画像データ(ビットマップ形式)がデータファイルに描画される(ステップS104)。一方、アプリケーション側FAX処理から入力された命令が描画命令ではなく、設定データの格納命令であると判断されると(ステップS103;NO)、送信元のFAX番号、氏名等の設定データがデータファイルの所定領域(例えば、ヘッダ部)に格納される(ステップS105)。
図7は、CPU11においてFAXドライバ162のFAXドライバ処理により作成されるデータファイルの一例を示す。図7に示すように、FAXドライバ処理により、FAXの送信先のFAX番号、氏名等の設定データ、送信対象として指定された帳票ファイルの各ページの画像データ(1ページ目データ、2ページ目データ、・・・、最終ページ目データ)が書き込まれたデータファイルが作成される。
図5のステップS2のFAXドライバ処理によりデータファイルが作成されると、FAX言語モニタ163のFAX言語モニタ処理プログラムが読み出され、読み出されたプログラムに従ってFAX言語モニタ処理が実行される(ステップS3)。
図8は、ステップS3において実行されるFAX言語モニタ処理を示すフローチャートである。
FAX言語モニタ処理においては、まず、ステップS2で作成されたデータファイルから送信先のFAX番号が取得され、FAX送受信部14により当該FAX番号にダイアルされ、当該FAX番号のFAX装置(ここでは、FAX装置2とする)に接続される(ステップS201)。
次いで、FAX言語モニタ163の環境ファイルが読み出され(ステップS202)、相手先(送信先)を示す二次元コードを埋め込む設定がなされているか否かが判断される(ステップS203)。環境ファイルに送信先を示す二次元コードを埋め込む設定がなされていないと判断されると(ステップS203;NO)、処理はステップS208に移行し、FAX送受信部14により1ページ目データが送信される。
環境ファイルにおいて二次元コードを埋め込む設定がなされていると判断されると(ステップS203;YES)、ステップS2で作成されたデータファイルから送信先の氏名を示す文字情報(氏名情報)が取得され(ステップS204)、取得された氏名情報が二次元コードに変換される(ステップS205、変換手段)。次いで、データファイルから1ページ目データがRAM15に読み出され(ステップS206)、1ページ目データの、環境ファイルで設定されている位置に二次元コードが埋め込まれ(ステップS207、二次元コード埋込手段)、FAX送受信部14により1ページ目データが送信される(ステップS208、送信手段)。
1ページ目データの送信が終了すると、最終ページまでの送信が終了したか否かが判断され、最終ページまでの送信が終了していないと判断されると(ステップS209;NO)、次ページ目データが読み出されてFAX送受信部14により送信され(ステップS210)、
処理はステップS209に戻る。最終ページまでの送信が終了したと判断されると(ステップS209;YES)、本処理は終了する。
図9は、上記FAX言語モニタ処理において送信されるFAXの画像データの一例を示す図である。図9に示すように、上述のFAX言語モニタ処理においては、送信対象の1ページ目データに、送信先の氏名を示す二次元コードが埋め込まれて一連の画像データが送信される。なお、本実施形態1においては1ページ目データのみに送信先を示す二次元コードを埋め込むこととしたが、送信する全ページに二次元コードを埋め込むようにしてもよい。また、帳票ファイルに送付状のページを差し込み、送付状のページに二次元コードを埋め込むようにしてもよい。
次に、受信側の動作について説明する。
図10は、受信側のFAX装置2のCPU21により実行されるFAX受信処理を示すフローチャートである。当該処理は、CPU21と記憶装置26に記憶されたFAX受信処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実行される処理である。
FAX送受信部24により、FAX装置1から送信された画像データが受信されると(ステップS11)、1ページ目データが抽出され(ステップS12)、1ページ目データのヘッダ・フッタ領域から二次元コードの検索が行われる(ステップS13、検索手段)。検索の結果、二次元コードが検索された場合(ステップS14;YES)、検索された二次元コードがデコードされる(ステップS15、デコード手段)。そして、配信定義ファイル264が検索され、デコードにより得られた情報に対応する配信先情報(例えば、配信先PC3の電子メールアドレス、プリンタ4の識別情報、FAX5のFAX番号等)が配信定義ファイル264から検索された場合(ステップS16;YES)、検索された配信先情報が配信先情報ファイル265に格納され(ステップS18)、配信先情報に従って、受信された画像データがLAN通信部28により配信され(ステップS19、配信手段)、本処理は終了する。
一方、1ページ目データのヘッダ・フッタ領域から二次元コードが検索されなかった場合(ステップS14;NO)、又は、二次元コードをデコードすることにより得られた情報に対応する配信先情報が配信定義ファイル264に格納されていなかった場合(ステップS16;NO)、FAX送受信部24のFAXモデムにより取得される情報(例えば、Fcode、FAXID等)の指定に応じて配信先が決定され、決定された配信先の配信先情報が配信先情報ファイル265に格納され(ステップS17)、配信先情報に従って、受信されたFAXデータがLAN通信部28により配信され(ステップS19)、本処理は終了する。なお、Fcode、FAXIDによる振り分けでは、これらの情報により指定されたFAX5(例えば、部署毎のFAX等)に対する配信が行われるが、送信先の氏名毎に配信することはできず、また、送信先の氏名毎にメールアドレスやプリンタに配信することはできない。
このように、実施形態1のFAX配信システム100によれば、送信側のFAX装置1において、送信先の氏名情報を二次元コードに変換してFAXの1ページ目データに埋め込んで受信側のFAX装置2に送信し、FAX装置2において、1ページ目データの二次元コードをデコードし、デコードの結果得られた送信先の氏名情報に基づいて受信した画像データを配信する。従って、受信したFAXのあて先を見てオペレータがFAXの仕分け作業を行う必要がなくなり、FAX受信時の処理効率を向上させることができ、オペレータによる仕分けミスを防止することができる。また、文字認識によりFAXに含まれるあて先を文字認識するときのように、送信側と受信側であて先の情報を配置する位置が一致しないことにより受信側であて先を示す文字が読み取れず、仕分け処理が停滞するといった不具合を防止することができる。
なお、上記実施形態1においては、FAX装置1を送信側、FAX装置2を受信側として説明したが、FAX装置1及びFAX装置2は、実施形態1で説明した送信側及び受信側の双方の構成及び機能を備えたFAX装置であってもよい。即ち、FAX装置1もFAX装置2も図5に示すFAX送信処理と、図10に示すFAX受信処理の両方の処理を実行するFAX装置として構成してもよい。
また、FAX装置1及び2は、光源、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換器等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像を読み取り、読み取った画像をA/D変換により画像データに変換することにより送信対象の画像データを作成する読取装置を備える構成としてもよい。この場合、入力装置12によりFAX番号及び氏名情報を入力可能な構成とし、入力されたFAX番号及び氏名情報と読取装置により送信対象の原稿を読み取って得られた画像データとに基づいて、FAX言語モニタ処理により、氏名情報を二次元コードに変換し原稿の画像データにその二次元コードを埋め込むようにすることで、紙の原稿をFAX送信する場合においても、送信先を示す氏名情報の二次元コードを画像に埋め込んで送信することが可能となる。
また、FAXの送信対象としては、帳票ファイルに限らず、文書ファイル等であってもよい。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2について説明する。
実施形態2においては、FAXの送信先の氏名情報のみならず、帳票アプリケーション161で作成された帳票ファイルの内容を示す帳票データに基づき二次元コードを作成し、二次元コードを画像データとして送信するものである。
実施形態2の構成は、実施形態1で説明したのと略同様であるので説明を省略し、実施形態2の動作について説明する。
まず、送信側の動作について説明する。
送信側のFAX装置1の入力装置12により、FAX送信対象の帳票ファイルが指定され、当該帳票ファイルのFAX送信指示が入力されると、CPU11によりFAX送信処理が実行される。FAX送信処理は、実施形態1で図4を用いて説明したのと同様であるが、ステップS1におけるアプリケーション側FAX処理の内容が実施形態1とは異なるので、当該処理について説明する。
図11は、実施形態2におけるアプリケーション側FAX処理(アプリケーション側FAX処理Bとする)を示すフローチャートである。
まず、送信先のFAX番号、氏名等を設定するための設定画面が表示装置13に表示され、当該設定画面からFAX番号、氏名等の設定データが入力されると、入力された設定データがRAM15に記憶される(ステップS301)。次いで、指定された帳票ファイルの内容を示す帳票データ、具体的には、帳票名称と、各入力項目及び対応する入力データとが二次元コードに変換される(ステップS302、データ変換手段)。
ここで、帳票アプリケーション161においては、例えば、図12に示す帳票入力フォーム画面が表示装置13に表示可能であり、当該帳票入力フォーム画面から入力されたデータが帳票ファイルに格納される。図12における入力欄F1は、「商品名」フィールドであり、当該フィールドから入力されたデータは、帳票ファイルにおいて「商品名」項目と対応付けて格納される。入力欄F2は、「数量」フィールドであり、当該フィールドから入力されたデータは、帳票ファイルにおいて入力欄F1で格納された商品名の商品に対する「数量」項目と対応付けて格納される。同様に入力欄F3は、「商品名」フィールドであり、当該フィールドから入力されたデータは、帳票ファイルにおいて「商品名」項目と対応付けて格納される。入力欄F4は、「数量」フィールドであり、当該フィールドから入力されたデータは、帳票ファイルにおいて入力欄F3で格納された商品名の商品に対する「数量」項目と対応付けて格納される。入力欄F5は、「依頼者名」フィールドであり、当該フィールドから入力されたデータは「依頼者名」項目と対応付けて格納される。帳票名称は、帳票ファイル名として管理されている。ステップS302においては、指定された帳票ファイルの帳票名称、各入力項目(商品名、数量、依頼者名)及びその入力項目に対応する入力データが二次元コードに変換される。なお、対応する商品名と数量(例えば、図12の牛乳と2)は一の発注に関する内容であるのでこれらの情報はまとめて二次元コードに変換される。
二次元コードが作成されると、作成された二次元コード及び入力された設定データに基づいて、FAXドライバ162に対し、二次元コードの描画命令、設定データ格納命令等の各種命令が出力される(ステップS303)。
帳票アプリケーション161のアプリケーション側FAX処理からFAXドライバ162に各種命令が出力されると、実施形態1で説明したように、FAXドライバ162が読み出され、読み出されたFAXドライバ162との協働により図6に示したFAXドライバ処理が実行され、各種命令に従って、データファイルが作成される。ここで、図6のステップS104においては帳票アプリケーション161からの描画命令に従って、帳票の帳票名称、入力項目及び対応する入力データを示す二次元コードが描画されることにより二次元コードの画像データ(ページデータ)が作成され、データファイルに格納される(画像データ作成手段)。FAXドライバ処理によりデータファイルが作成されると、FAX言語モニタ163のプログラムが読み出され、読み出されたプログラムに従ってFAX言語モニタ処理が実行され、帳票アプリケーション161で設定された送信先のFAX番号に画像データが送信される。
従来、帳票ファイルのデータをFAXで送信する場合には、図13(a)に示すように、帳票の各項目の入力データだけでなく、帳票レイアウト情報に基づき帳票の罫線や囲みのフォーム部分を描画して画像データを作成して送信していた。そのため、複数ページとなり送信枚数がかさんでしまう場合があった。本実施形態2においては、図13(b)に示すように、帳票に入力された各項目のデータを含む二次元コードを作成し、二次元コードを配置した画像データを作成して送信するので、FAX送信枚数を節約することが可能となる。
次に、受信側の動作について説明する。
受信側のFAX装置2の動作は、実施形態1で説明したFAX受信処理と同様である。即ち、FAXの画像データが受信されると、1ページ目データが抽出され、1ページ目データのヘッダ・フッタ領域から二次元コードの検索が行われ、二次元コードが検索された場合、検索された二次元コードがデコードされる。そして、配信定義ファイル264が検索され、デコードにより得られた情報に対応する配信先情報が配信定義ファイル264から検索された場合、検索された配信先情報がRAM25に格納され、配信先情報に従って、受信された画像データがLAN通信部28により配信される。一方、1ページ目データのヘッダ・フッタ領域から二次元コードが検索されなかった場合、又は、二次元コードをデコードすることにより得られた情報に対応する配信先情報が配信定義ファイル264に格納されていなかった場合、FAX送受信部24のFAXモデムにより取得される情報の指定に応じて配信先が決定され、決定された配信先の配信先情報がRAM25に格納され、配信先情報に従って、受信された画像データがLAN通信部28により配信され、本処理は終了する。
このように、実施形態2のFAX配信システム100によれば、FAX装置1において、送信対象の帳票の内容を示す帳票データを二次元コードに変換して画像データを作成し、その画像データに送信先の氏名情報を示す二次元コードを埋め込んでFAX装置2に送信する。従って、従来のように帳票の罫線や囲みのフォーム部分を描画した画像データをFAX送信する場合に比べ、送信枚数を節約することができる。また、受信側において、受信した画像データが印刷出力されたまま放置されても、内容が一見しただけではわからないため、情報漏洩を防ぐことができる。
なお、受信した二次元コードは、二次元コードの読み取り装置を使用して解読することが可能である。
また、上記実施形態2においては、FAX装置1を送信側、FAX装置2を受信側として説明したが、FAX装置1及びFAX装置2は、実施形態2で説明した送信側及び受信側の双方の構成及び機能を備えたFAX装置であってもよい。即ち、FAX装置1もFAX装置2も実施形態2で説明したFAX送信処理と、FAX受信処理の両方の処理を実行するFAX装置として構成してもよい。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について説明する。
まず、構成を説明する。
図14は、実施形態3におけるFAX配信システム100の全体構成を示す図である。図14に示すように、実施形態3のFAX配信システム100においては、通信ネットワークN2に発注伝票DB(Data Base)6及び在庫管理DB7等が接続されている。発注伝票DB6は、LAN通信部、発注伝票データベースファイルが記憶されたHDD等の記憶部、通信ネットワークN2からの外部装置の制御に応じて発注伝票データベースファイルを更新したり読み書きを行ったりする制御部等を備えた記憶装置である。在庫管理DB7は、LAN通信部、在庫管理データベースファイルが記憶されたHDD等の記憶部、通信ネットワークN2からの外部装置の制御に応じて在庫管理データベースファイルを更新したり読み書きを行ったりする制御部等を備えた記憶装置である。その他のFAX配信システム100の構成は、実施形態1で説明したものと同様である。
また、FAX配信システム100を構成する個々の装置の構成は実施形態1で説明したのと略同様であるので、相違点について説明する。
受信側のFAX装置2の記憶装置26は、更に、図15に示す実行処理定義ファイル266を格納している。また、受信された画像データを記憶するための受信データ記憶部267(図示せず)を有している。
図15は、実行処理定義ファイル266の一例を示す図である。実行処理定義ファイル266は、帳票名称に、当該帳票名称を含む帳票データの二次元コードが埋め込まれた画像データが受信された際に実行される処理プログラム名、処理の実行において使用されるデータベースファイル名(データベース名)及び処理の実行において使用されるキー文字列(例えば、データベースファイルの登録すべき項目名等)が対応付けて記憶されている。
その他の各装置の構成は、実施形態1で説明したのと同様であるので説明を省略する。
次に、実施形態3の動作について説明する。
送信側のFAX装置1の動作は、実施形態2で説明したのと略同様であるが、FAX言語モニタ処理においては、図8のステップS202からステップS207の処理を省略し、FAX送受信部14のFAXドライバにより設定データのFAX番号にダイヤルが行われ、データファイルの各ページのデータが順次送信される。その他の送信側の動作は実施形態2で説明したのと同様であるので説明を省略する。
受信側のFAX装置2においては、FAX受信実行処理、印刷・プレビュー処理が実行される。
図16は、受信側のFAX装置2のCPU21により実行されるFAX受信実行処理を示すフローチャートである。当該処理は、CPU21と記憶装置26に記憶されたFAX受信実行処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実行される処理である。
FAX送受信部24により画像データが受信されると(ステップS21)、受信された画像データが記憶装置26の受信データ記憶部267に記憶されるとともに(ステップS22)、RAM25にオープン(展開)される(ステップS23)。次いで、受信されたデータから二次元コードの検索が行われ(ステップS24、検索手段)、検索の結果、二次元コードが検索されなかった場合(ステップS25;NO)、本処理は終了する。
一方、検索の結果、受信されたデータから二次元コードが検索された場合(ステップS25;YES)、検索された二次元コードがデコードされる(ステップS26、デコード手段)。デコードの結果、帳票名称を示すデータが取得された場合(ステップS27;YES)、受信されたデータが帳票データであると判断され、実行処理定義ファイル266が参照され、取得された帳票名称に対応した処理プログラム名、データベース名、キー文字列(例えば、データベースファイルの登録すべき項目名等)等の処理情報が取得され(ステップS28)、取得された情報により指定された処理プログラムがRAM25に読み出されて指定されたデータベースファイルを使用した処理が実行される(ステップS29、処理実行手段)。
図17は、図16のステップS29において実行される処理の一例としてのデータベース登録処理を示すフローチャートである。
まず、LAN通信部28により、ステップS28で取得された情報に含まれるデータベース名により指定されたデータベースファイルを格納したDB(例えば、発注伝票DB6等)に接続され(ステップS401)、指定されたデータベースファイルのオープンが指示される(ステップS402)。次いで、受信された画像データから検索された二次元コードをデコードすることにより得られた情報のうち、まだデータベースファイルへの登録が行われていない登録すべき情報が存在するか否かが判断され、存在する場合は(ステップS403;YES)、接続されたDBに対し、この登録されていない情報のレコードの登録及びデータベースファイルの更新が指示され(ステップS404)、処理はステップS403に戻る。例えば、デコードされた情報にキー文字列により示される項目に対応する入力データが含まれているか否かが判断され、キー文字列により示される項目に対応する入力データが含まれている場合、この入力データがデータベースファイルのキー文字列に対応するフィールドに登録され、データベースファイルが更新される。二次元コードをデコードすることにより得られた登録すべき情報がデータベースファイルに登録されデータベースファイルが更新されると(ステップS403;NO)、データベースファイルのクローズがDBに対して指示され(ステップS405)、本処理は終了する。
上記FAX受信実行処理により、受信された画像データ内の二次元コードをデコードし、デコードにより取得されたデータを受信された画像データの二次元コードに含まれる帳票名称に応じたデータベースファイルに自動的に登録し、データベースファイルを更新するので、受信側で、受信したFAXの画像データを印刷出力し、印刷出力された内容を手入力によりデータベースファイルに登録し更新する場合に比べ、人件費の節約、人的ミスの防止を図ることが可能となる。
なお、上記FAX受信実行処理においては、実行する処理として、受信したデータのデータベースファイルへの登録更新を行う場合を例にとり説明したが、実行する処理としては、これに限定されず、例えば、受信したデータをデータベースファイルに登録した結果に基づいて日次、月次の発注の集計処理を行ったり、受信したデータを在庫管理データベースファイルに登録して在庫管理表等を出力したりしてもよい。
次に、受信されたデータを印刷またはプレビューする場合の動作について説明する。
図18は、受信側のFAX装置2のCPU21により実行される印刷・プレビュー処理を示すフローチャートである。当該処理は、入力装置22からの印刷またはプレビュー指示に応じて、CPU21と記憶装置26に記憶された印刷・プレビュー処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実行される処理である。当該処理の実行により制御手段が実現される。
まず、受信データ記憶部267に記憶されているFAX受信された画像データがRAM25にオープン(展開)される(ステップS31)。次いで、表示装置23に、帳票を展開して印刷又はプレビューをするか否かを問い合わせるメッセージ及び指示ボタンが表示され、入力装置22により帳票を展開して印刷又はプレビューを行う指示が入力されると(ステップS32;YES)、受信データから二次元コードの検索が行われる(ステップS33、検索手段)。検索の結果、二次元コードが検索されると(ステップS34;YES)、検索された二次元コードがデコードされる(ステップS35、デコード手段)。
デコードの結果、帳票名称を示すデータが取得された場合(ステップS36;YES)、デコードにより取得されたデータが図19に示すような一時ファイル(データファイル)へ格納され(ステップS37)、帳票アプリケーション261が起動される(ステップS38)。次いで、帳票アプリケーション261に対しデータの受け渡しが行われ、帳票アプリケーション261により帳票内の可変レコード(商品、数量、依頼者等の項目に対応する入力データ(文字))が帳票レイアウトの所定の位置に埋め込まれて帳票出力用フォーマットのページ毎の画像データが作成される(ステップS39)。
帳票アプリケーション261へのデータ受け渡し方法としては、例えば、起動引数(例えば、帳票アプリ.exe、帳票名称、データファイル名、出力名(“Display”又は“プリンタ名”))を使用して行うことができる。帳票アプリケーション261は、引数により与えられた情報により、対象の帳票のレイアウト情報を取得し、帳票内の可変レコード(商品、数量、依頼者の項目に対応する入力データ)をデータファイルから帳票レイアウトの所定の位置に埋め込んで帳票の出力用フォーマットの画像データを作成する。
帳票出力用のページ毎の画像データが作成されると、プレビューが指示されている場合は、作成された画像データに基づいて、受信された二次元コードにより示される情報が埋め込まれた帳票の画像が1ページずつ表示装置23に表示され、印刷が指示されている場合は、作成された画像データに基づいて、受信された二次元コードにより示される情報が埋め込まれた帳票の画像が印刷装置27により1ページずつ印刷出力され(ステップS40)、本処理は終了する。
図20は、ステップS40で表示装置23に表示される画面、或いは印刷装置27により出力される帳票の一例を示す図である。図20に示すように、ユーザにより入力装置22を介して「帳票を展開して印刷又はプレビューをする」ことが指示された場合は、送信元が作成した帳票を復元して表示するので、受信側において送信元が作成した帳票を閲覧、確認することが可能となる。
一方、入力装置22により帳票を展開して印刷・プレビューを行わない指示が入力された場合(ステップS32;NO)、又は受信された二次元コードのデコードの結果、帳票名称を示すデータが取得されなかった場合(ステップS36;NO)、プレビューが指示されている場合は、受信された画像データに基づいて表示装置23において二次元コードの画像が表示出力され、印刷が指示されている場合は、受信された二次元コードの画像データに基づいて、印刷装置27により二次元コードの画像が印刷出力され(ステップS41)、本処理は終了する。
上記印刷・プレビュー処理により、ユーザからの指示に応じて、受信した画像データに含まれる二次元コードをデコードして得られたデータを帳票レイアウトの所定の位置に埋め込んでプレビュー表示又は印刷出力するので、受信側において送信側が作成した帳票を帳票フォーマットの形態で閲覧、確認することが可能である。
なお、上記実施形態3において、発注伝票DB6、在庫管理DB7はFAX装置2に接続された外部装置として説明したが、FAX装置2の内部に備える構成としてもよい。また、印刷・プレビュー処理においては、帳票の画像データ又は二次元コードの画像データをFAX装置2の印刷装置27により印刷したり、表示装置23により表示したりするものとして説明したが、LAN通信部28により帳票の画像データ又は二次元コードの画像データをプリンタ4に送信し、プリンタ4に画像データの印刷出力を行わせたり、これらの画像データをPC3に送信し、PC3の表示画面上に表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態3においては、FAX装置1を送信側、FAX装置2を受信側として説明したが、FAX装置1及びFAX装置2は、実施形態3で説明した送信側及び受信側の双方の構成及び機能を備えたFAX装置であってもよい。即ち、FAX装置1もFAX装置2も実施形態3で説明したFAX送信処理と、FAX受信実行処理、印刷・プレビュー処理の全ての処理を実行するFAX装置として構成してもよい。
以上、実施形態1〜3で説明してきたように、本発明に係るファクシミリ配信システムは、送信先を示す文字情報を二次元コードに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された二次元コードを送信対象の画像データに埋め込む二次元コード埋込手段と、前記二次元コード埋込手段により二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、を有する第1のファクシミリ装置と、前記第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードして前記送信先を示す文字情報を取得するデコード手段と、前記デコード手段により取得された文字情報が示す送信先に前記受信した画像データを配信する配信手段と、を有する第2のファクシミリ装置と、を備えたことを特徴としている。
このように、第1のファクシミリ装置から送信した画像データには、送信先を示す文字情報を表す二次元コードが埋め込まれており、第2のファクシミリ装置においては、第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信すると、受信した画像データに埋め込まれた二次元コードをデコードし、得られた文字情報に基づいて受信した画像データを自動的に配信するので、従来のように、受信したファクシミリ文書の氏名等のあて先を見てオペレータがファクシミリ文書の仕分け作業を行う必要がなくなり、ファクシミリ受信時の処理効率を向上させることができる。また、オペレータによる仕分けミスを防止することができる。
また、前記第1のファクシミリ装置は、送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段により変換された二次元コードに基づいて画像データを作成する画像データ作成手段と、を有し、前記第1のファクシミリ装置の前記二次元コード埋め込み手段は、前記変換手段により変換された送信先を示す二次元コードを前記画像データ作成手段により作成された画像データに埋め込むことが好ましい。このように構成することにより、従来のように帳票の罫線や囲みのフォーム部分を描画した画像データをファクシミリ送信する場合に比べ、送信枚数を節約することができる。また、受信側において、受信した画像データが印刷出力されたまま放置されても、内容が一見しただけではわからないため、情報漏洩を防ぐことができる。
また、本発明に係るファクシミリ配信システムは、送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段により変換された二次元コードを埋め込んだ画像データを作成する画像データ作成手段と、前記画像データ作成手段により作成された前記二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、を有する第1のファクシミリ装置と、前記第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードして前記帳票データを取得するデコード手段と、前記デコード手段により取得された前記帳票データに基づいて所定の処理を実行する処理実行手段と、を有する第2のファクシミリ装置と、を備えたことを特徴としている。
このように、第1のファクシミリ装置は、送信対象となる帳票の入力項目及び対応する入力データを二次元コードに変換し、この二次元コードが埋め込まれた画像データを作成して送信し、第2のファクシミリ装置は、第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信すると、受信された画像データに埋め込まれた二次元コードをデコードし、得られた帳票データに基づいて所定の処理を実行するので、従来のように、オペレータが受信されたファクシミリ文書の帳票を見ながら処理を実行するためのパラメータとなるデータを入力する作業が不要となるので、処理効率を向上することが可能となるとともに、人件費の節約、人的ミスの防止を図ることが可能となる。また、受信した帳票の内容が二次元コードとなっており、一見しただけでは内容がわからないため、情報漏洩を防ぐことができる。
前記処理実行手段は、前記デコード手段により取得された前記帳票データに基づいて、記憶装置に記憶されているファイルを更新させるものであることが好ましい。
また、前記帳票データは、前記送信対象の帳票の入力項目及び入力データを含み、前記第2のファクシミリ装置は、前記デコード手段により取得された前記帳票データに含まれる入力項目及び入力データに基づいて、当該入力データを前記送信対象の帳票の帳票レイアウトの所定の位置に埋め込んで表示手段にプレビュー表示させる制御手段を備えることが好ましい。このように構成することにより、第2のファクシミリ装置において、送信側が作成した帳票を帳票フォーマットの形態で閲覧、確認することが可能となる。
また、前記帳票データは、前記送信対象の帳票の入力項目及び入力データを含み、前記第2のファクシミリ装置は、前記デコード手段により取得された前記帳票データに含まれる入力項目及び入力データに基づいて、当該入力データを前記送信対象の帳票の帳票レイアウトの所定の位置に埋め込んで印刷装置に印刷させる制御手段を備えることが好ましい。このように構成することにより、第2のファクシミリ装置において、送信側が作成した帳票を帳票フォーマットの形態で印刷出力することが可能となる。
また、本発明のファクシミリ装置は、送信先を示す文字情報を二次元コードに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された二次元コードを送信対象の画像データに埋め込む二次元コード埋込手段と、前記二次元コード埋込手段により二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データから二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードするデコード手段と、前記デコード手段によりデコードされた二次元コードが送信先を示す文字情報である場合に、当該送信先に応じて前記受信した画像データを配信する配信手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明のファクシミリ装置は、送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段により変換された二次元コードを埋め込んだ画像データを作成する画像データ作成手段と、前記画像データ作成手段により作成された前記二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードするデコード手段と、前記デコード手段によりデコードされた二次元コードが帳票データである場合に、当該帳票データに基づいて所定の処理を実行する処理実行手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明のファクシミリ装置によれば、送信する画像データに送信先を示す文字情報を表す二次元コードを埋め込んで送信することができる。また、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信すると、受信した画像データに埋め込まれた二次元コードをデコードし、得られた文字情報に基づいて受信した画像データを自動的に配信するので、従来のように、受信したファクシミリ文書の氏名等のあて先を見てオペレータがファクシミリ文書の仕分け作業を行う必要がなくなり、ファクシミリ受信時の処理効率を向上させることができる。また、オペレータによる仕分けミスを防止することができる。
また、本発明のファクシミリ装置によれば、送信する画像データに帳票データを示す二次元コードを埋め込んで送信することができる。また、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信すると、受信された画像データに埋め込まれた二次元コードをデコードし、得られた帳票データに基づいて所定の処理を実行する。従って、従来のように、オペレータが受信されたファクシミリ文書の帳票を見ながら、処理を実行するためのパラメータとなるデータを入力する作業が不要となるので、処理効率を向上することが可能となるとともに、人件費の節約、人的ミスの防止を図ることが可能となる。また、受信した帳票の内容が二次元コードとなっており、一見しただけでは内容がわからないため、情報漏洩を防ぐことができる。
なお、ファクシミリ配信システムとしては、上述した実施形態に限るものではなく、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係るFAX配信システム100の全体構成を示す図である。 図1のFAX装置1の機能的構成を示すブロック図である。 図1のFAX装置2の機能的構成を示すブロック図である。 (a)は、図3の配信定義ファイル264のデータ格納例を示す図、(b)は、図3の配信先情報ファイル265のデータ格納例を示す図である。 図2のCPU11により実行されるFAX送信処理を示すフローチャートである。 図2のCPU11により実行されるFAXドライバ処理を示すフローチャートである。 図6のFAXドライバ処理により作成されるデータファイルの一例を示す図である。 図2のCPU11により実行されるFAX言語モニタ処理を示すフローチャートである。 図8のFAX言語モニタ処理において送信されるFAXの一例を示す図である。 図3のCPU21により実行されるFAX受信処理を示すフローチャートである。 図2のCPU11により実行されるアプリケーション側FAX処理Bを示すフローチャートである。 図2の表示装置13に表示される帳票フォーム画面の一例を示す図である。 (a)は、従来において帳票をFAX送信する場合の送信画像を模式化して示す図、(b)は、実施形態2において帳票をFAX送信する場合の送信画像を模式化して示す図である。 実施形態3におけるFAX配信システム100の全体構成を示す図である。 図3の記憶装置26に格納される実行処理定義ファイル266のデータ格納例を示す図である。 図3のCPU21により実行されるFAX受信実行処理を示すフローチャートである。 図3のCPU21により実行されるデータベース登録処理を示すフローチャートである。 図3のCPU21により実行される印刷・プレビュー処理を示すフローチャートである。 図18の印刷・プレビュー処理において作成される一時ファイルの一例を示す図である。 図18のステップS40で表示装置23に表示される画面、或いは印刷装置27により出力される帳票の一例を示す図である。
符号の説明
1 FAX装置
11 CPU
12 入力装置
13 表示装置
14 FAX送受信部
15 RAM
16 記憶装置
161 帳票アプリケーション
162 FAXドライバ
163 FAX言語モニタ
17 印刷装置
18 バス
2 FAX装置
21 CPU
22 入力装置
23 表示装置
24 FAX送受信部
25 RAM
26 記憶装置
261 帳票アプリケーション
262 FAXドライバ
263 FAX言語モニタ
264 配信定義ファイル
265 配信先情報ファイル
266 実行処理定義ファイル
267 受信データ記憶部
27 印刷装置
28 LAN通信部
29 バス
3 PC
4 プリンタ
5 FAX

Claims (8)

  1. 送信先を示す文字情報を二次元コードに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された二次元コードを送信対象の画像データに埋め込む二次元コード埋込手段と、前記二次元コード埋込手段により二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、を有する第1のファクシミリ装置と、
    前記第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードして前記送信先を示す文字情報を取得するデコード手段と、前記デコード手段により取得された文字情報が示す送信先に前記受信した画像データを配信する配信手段と、を有する第2のファクシミリ装置と、
    を備えたことを特徴とするファクシミリ配信システム。
  2. 前記第1のファクシミリ装置は、送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段により変換された二次元コードに基づいて画像データを作成する画像データ作成手段と、を有し、前記第1のファクシミリ装置の前記二次元コード埋込手段は、前記変換手段により変換された送信先を示す二次元コードを前記画像データ作成手段により作成された画像データに埋め込むことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ配信システム。
  3. 送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段により変換された二次元コードを埋め込んだ画像データを作成する画像データ作成手段と、前記画像データ作成手段により作成された前記二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、を有する第1のファクシミリ装置と、
    前記第1のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードして前記帳票データを取得するデコード手段と、前記デコード手段により取得された前記帳票データに基づいて所定の処理を実行する処理実行手段と、を有する第2のファクシミリ装置と、
    を備えたことを特徴とするファクシミリ配信システム。
  4. 前記処理実行手段は、前記デコード手段により取得された前記帳票データに基づいて、記憶装置に記憶されているファイルを更新させることを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ配信システム。
  5. 前記帳票データは、前記送信対象の帳票の入力項目及び入力データを含み、
    前記第2のファクシミリ装置は、前記デコード手段により取得された前記帳票データに含まれる入力項目及び入力データに基づいて、当該入力データを前記送信対象の帳票の帳票レイアウトの所定の位置に埋め込んで表示手段にプレビュー表示させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ配信システム。
  6. 前記帳票データは、前記送信対象の帳票の入力項目及び入力データを含み、
    前記第2のファクシミリ装置は、前記デコード手段により取得された前記帳票データに含まれる入力項目及び入力データに基づいて、当該入力データを前記送信対象の帳票の帳票レイアウトの所定の位置に埋め込んで印刷装置に印刷させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ配信システム。
  7. 送信先を示す文字情報を二次元コードに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された二次元コードを送信対象の画像データに埋め込む二次元コード埋込手段と、
    前記二次元コード埋込手段により二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、
    他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、
    前記受信した画像データから二次元コードを検索する検索手段と、
    前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードするデコード手段と、
    前記デコード手段によりデコードされた二次元コードが送信先を示す文字情報である場合に、当該送信先に応じて前記受信した画像データを配信する配信手段と、
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 送信対象となる帳票の帳票データを二次元コードに変換するデータ変換手段と、
    前記データ変換手段により変換された二次元コードを埋め込んだ画像データを作成する画像データ作成手段と、
    前記画像データ作成手段により作成された前記二次元コードが埋め込まれた画像データを送信する送信手段と、
    他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信する受信手段と、
    前記受信した画像データに含まれる二次元コードを検索する検索手段と、
    前記検索手段により二次元コードが検索された場合に、その検索された二次元コードをデコードするデコード手段と、
    前記デコード手段によりデコードされた二次元コードが帳票データである場合に、当該帳票データに基づいて所定の処理を実行する処理実行手段と、
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104008613A (zh) * 2014-05-28 2014-08-27 王冬良 一种基于二维码应用的智能末端配送***
CN104217315A (zh) * 2014-09-09 2014-12-17 福建升腾资讯有限公司 一种基于二维码扫码控制智能快件箱的方法

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CN104008613A (zh) * 2014-05-28 2014-08-27 王冬良 一种基于二维码应用的智能末端配送***
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