JP2008112025A - 光学シート支持体ならびにこれを用いた液晶ディスプレイ用バックライト、液晶ディスプレイおよび背面投射型ディスプレイ - Google Patents

光学シート支持体ならびにこれを用いた液晶ディスプレイ用バックライト、液晶ディスプレイおよび背面投射型ディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】
従来の樹脂板を使うことなくディスプレイに用いられる光学シートを支持することが可能な支持体であって、かつ、薄く、軽くコンパクト性に優れ、しかも光透過性に優れるとともに部材同士の屈折率差や凸凹を付与したものよりも光拡散性に優れ、コストダウンも図ることができる光学シート支持体を提供する。
【解決手段】
ディスプレイに装備される光学シートの支持体であって、繊維により構成された布帛を有し、前記繊維を構成する単糸の80〜100%が繊維内に光散乱粒子を含み、かつ、略円形の断面形状を有する光学シート支持体とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ディスプレイに用いられる光学シート支持体ならびにそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトなどに関し、詳しくは、特に直下型液晶ディスプレイ用バックライトに好適な光学シート支持体およびそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトなどに関する。
近年、携帯機器をはじめ、テレビ、モニター及びノートパソコンなど、あらゆる用途において様々な原理を応用したディスプレイが用いられている。中でも液晶ディスプレイ(以下、LCDという。)は、携帯機器用の小画面製品から、モニターやテレビなどの大画面製品に至るまで幅広く用いられている。LCDでは、偏光板に挟まれた液晶素子に画面裏側から均一に光を照射するために、面光源であるバックライトを画面裏側に設けることにより画像表示を行っている。
このようなLCDに用いられるバックライトは大きく2種類に分類され、(1)画面の真下に直接単数または複数の蛍光管を並べる直下型と、(2)透明なアクリル板等を加工した導光板を用い、その側面で配置された蛍光管から光線を導光板に入射し、導光板に刻まれた散乱ドットの作用を用いて面状に光線を広げつつ、観察方向に光を取り出すサイドライト型とがある。これらの型式のものは、それぞれの特徴を活かし、直下型は大型化への対応が容易なタイプであり、サイドライト型は小型および薄型化への対応が容易なタイプである。
これらのバックライトには、単に画面裏側から光を入射するだけでなく、画面全体を均一に、しかも明るく光らせることが求められる。このような要求を満たすため、バックライトには、光拡散シート、プリズムシート、又は輝度向上シート(偏光分離シート)などの光学機能性シート(以下、光学シートという。)が組み込まれている。
これら光学シートのうち、光拡散シートは以下のように機能する。たとえば直下型バックライトの場合、蛍光管は画面真下に配置される。そのため、蛍光管の形状に対応した輝度ムラが顕著に現れる。そこで、光散乱性を有する厚さ2〜3mmの光拡散板(光拡散シート)を蛍光管上側に配置して、蛍光管像を遮蔽し、光拡散板から出射する光線の出射分布を均等化させる。この直下型バックライト用の光拡散板には、例えば、メタクリル樹脂などの透明樹脂とシリコーン樹脂粒子などの拡散成分を、射出成形法や押出成形法を用いて練り混んでシート成形した樹脂組成物からなる光拡散板(光拡散シート)等が用いられる(特許文献1参照)。そして、この光拡散板は、さらにその上に積層されるプリズムシートや輝度向上シート(偏光分離シート)等の光学シートを支持する機能も併せ持っている。
しかしながら、厚さ2〜3mmもある光拡散板を用いては、次のような問題があった。(1)液晶ディスプレイは薄型であるのが大きな魅力であるが、厚さが厚くなってしまうこと、(2)直下型に好適な大型化液晶ディスプレイに用いると非常に重くなり、かつ、コストが高くなること、という欠点である。
また、特許文献2には、織物からなる光拡散シートを透明基体からなる樹脂板で支持固定する構造が開示されている。しかしながら、この文献に記載の技術も、樹脂板を用いるために上記問題点は解決されない上に、織物を樹脂板にしわもたるみもなく埋設、挟持、粘着する作業が必要で、さらに、屈折率差による光散乱を利用するため織物と樹脂板との屈折率との関係を最適に選定しなければならないというわずらわしさがあった。さらに、樹脂板の厚み分だけ底上げされた状態で光学シートが支持されることになるので、樹脂板の厚み分だけ光学シートは光源から遠くなってしまう欠点がある。光源から遠くなると、光の強さは弱くなり光学シートを透過する光が弱くなるので液晶ディスプレイバックライトの画面が暗くなってしまうという問題もあった。
また、特許文献3には、織編物の隙間にバインダー樹脂を充填した光拡散シートが開示されている。しかしながら、この文献に記載の光拡散シートは、織物折り目に対応した凸凹がその表面に形成されているものの、光拡拡散効果を得るために、フィルムなどの支持体に貼り合わせられ、さらにそれを別の拡散板で支持して用いられるものである。すなわち、その基本的構造は特許文献2に記載のものとなんら変わるものではないから、特許文献2に記載の技術と同様の問題を有するものであった。
特開平6−73296号公報(請求項1、図1) 特開平8−160205号公報(請求項1、図1) 特開2005−189583号公報(請求項1、図1)
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消し、従来技術のように樹脂板を使うことなくディスプレイに用いられる光学シートを支持することが可能な支持体であって、薄く、軽く、コンパクト性に優れ、しかも光透過性に優れるとともに部材同士の屈折率差や凸凹を付与したものよりも光拡散性に優れ、コストダウンを図ることも可能な光学シート支持体を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明は、次の構成を特徴とするものである。
(1)ディスプレイに装備される光学シートの支持体であって、繊維により構成された布帛を有し、前記繊維を構成する単糸の80〜100%が繊維内に光散乱粒子を含み、かつ、略円形の断面形状を有することを特徴とする光学シート支持体。
(2)前記光散乱粒子が酸化チタンである、前記(1)に記載の光学シート支持体。
(3)前記単糸に含まれる光散乱粒子の含有量が、単糸重量当たり0.001〜0.3wt%の範囲である、前記(1)または(2)に記載の光学シート支持体。
(4)前記布帛を構成する繊維の総繊度が、5〜450dtexの範囲内である、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の光学シート支持体。
(5)前記布帛が、織物である、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の光学シート支持体。
(6)前記布帛の輝度ムラが、50〜350cd/mの範囲内である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の光学シート支持体。
(7)前記布帛に耐紫外線処理がなされている、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の光学シート支持体。
(8)液晶ディスプレイのバックライトに装備されるものである、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の光学シート支持体。
(9)前記(1)〜(8)のいずれかに記載の光学シート支持体を備えている液晶ディスプレイ用バックライト。
(10)前記(9)に記載の液晶ディスプレイバックライトを搭載していることを特徴とする液晶ディスプレイ。
(11)前記(1)〜(8)のいずれかに記載の光学シート支持体を備えていることを特徴とする背面投射型ディスプレイ。
本発明の光学シート支持体によれば、ディスプレイに装備される光学シートを樹脂板ではなく布帛で支持するため光源により近い位置で支持できる。また、本発明の光学シート支持体は、薄くて軽く、かつ、光の透過性に優れ、コンパクト性、また耐衝撃性にも優れており、コストダウンを図ることも可能となる。そして、布帛を構成する繊維の単糸のうち80〜100%が繊維内に光散乱粒子を含み、かつ、略円形の断面形状を有するので、支持体を透過する光量、輝度を高めつつ光拡散性も高め、輝度ムラを抑えることができる。その結果、液晶ディスプレイバックライト、液晶ディスプレイ、背面投射型ディスプレイなどに使用しても、輝度を高めつつ輝度ムラを抑えることができ、さらには軽量かつコンパクトに、そして耐衝撃性に優れ、低価格なものとすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明に係る光学シート支持体は、ディスプレイに装備される光学シートの支持体であり、基本構造として繊維により構成される布帛を有している。すなわち、本発明の光学シート支持体(以下、単に支持体という。)によれば、バックライトなどディスプレイ部材の組み立て時などにおいて、当該ディスプレイに装備される光学シートを樹脂板ではなく、以下に述べる布帛で支持する。その結果、特にディスプレイに装備される光学シートを光源(導光板や反射シートなども含む)により近い位置で支持できる。そして、布帛であるので、薄く、軽く、コンパクト性に優れ、さらに、組み立て時や運搬時に割れることもないので耐衝撃性に優れ、また、コストダウンを図ることも可能となる。
本発明の支持体を構成する布帛においては、繊維を構成する単糸の断面形状が、実質的に略円形であることを特徴とする。そのため、散乱光が少なく直進光が多くなるという特徴と繊維間隙が大きくなり易く光透過性にも優れるという作用効果を有する。
本発明において、単糸の素材としては、ポリメチルメタクリレートやポリアクリロニトリル等のアクリル繊維、ポリエチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン6やナイロン66等のポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン繊維、ポリイミド繊維、ポリアセタール繊維、ポリエーテル繊維、ポリスチレン繊維、ポリカーボネート繊維、ポリエステルアミド繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエーテルエステル繊維、ポリ酢酸ビニル繊維、ポリビニルブチラール繊維、ポリフッ化ビニリデン繊維、エチレン−酢酸ビニル共重合繊維、フッ素樹脂系繊維、及びスチレン−アクリル共重合繊維、アラミド繊維などのいずれの合成繊維を含んでいてもよく、1種類の合成繊維からなっていてもよいし、2種類以上の合成繊維から構成されていてもよい。
しかしながら、吸湿安定性や熱安定性等からポリエステル繊維やポリフェニレンサルファイド繊維、フッ素樹脂系繊維等を好ましく用いることができるが、さらに、汎用性からポリエステル繊維を好ましく用いることができる。
単糸の繊度としては、0.001dtex以上10dtex以下であるのが好ましい。0.001dtex未満であると単糸間での散乱光が多くなり透過光が少なくなりやすく、10dtexを超えると糸が太くなるため繊維を通過する透過光が少なくなりやすいからである。
そして、本発明において布帛を構成する単糸は、実質的に全てが、すなわち80%以上が「略円形断面」であることが必要である。なお、略円形の断面形状を有する繊維の比率の測定は、次のようにして行う。まず、布帛が編み物・織物の場合は、布帛をほぐし、該布帛を構成する繊維の断面を光学顕微鏡や反射型電子顕微鏡で、繊維径が1cm程度に写るように拡大し写真にとる。一方、不織布の場合は、布帛から5mm幅の試料を切り出し(長さは測定装置に依存)、該試料の断面を光学顕微鏡や反射型電子顕微鏡で、繊維径が1cm程度に写るように拡大し写真にとる。これらの写真より繊維各断面の内接円と外接円をとり外接円/内接円の比が1.1以下であれば略円形断面、1.1を越えれば異形断面と判断する。撮影された全断面において作業を繰り返し、略円形断面数/全断面数×100から比率を計算する。
略円形断面の単糸は、例えば吐出口金を真円形状とすることで容易に得られ、吐出口金を変更することで、真円断面の単糸の他、楕円形、扁平円形を有する単糸を容易に得ることができる。
本発明者らは、布帛を構成する単糸の断面形状と光透過性との関係について検討を進め、布帛を構成する繊維がマルチフィラメントの場合には単糸の配列の仕方によって光透過性が大きく影響を受けることを見出した。すなわち、布帛は光源からの光を十分に光学シートに導入する必要があるが、当該布帛を構成するマルチフィラメント繊維の単糸の断面形状が、略円形断面の場合は、単糸の側面が曲面で構成されるので単糸同士を隙間なく配列させることは難しい。すなわち、単糸間に隙間が形成されやすい。よって、光が布帛を透過するときには、単糸内部を透過する光だけでなく、単糸間の隙間部分を透過する光もあり、布帛全体を透過する光の量を多く維持することができる。一方、断面が三角形や四角形等の多角形断面の場合は、隣り合う単糸は、多角形の辺と辺とを平行に沿うように配列するので、単糸間が隙間なく充填されたように配列される。その結果、該布帛を光が透過するときには、光は単糸の中を透過し易いので略円形断面に比べ布帛を透過する光の量が減る傾向にある。
一方、輝度斑を考えると単糸の断面が略円形である場合は、単糸間の隙間部分を通過する光と単糸中を透過する光の輝度差が発生してしまうため、輝度ムラが大きくなりやすい傾向がある。この輝度ムラが少なければ少ないほど、液晶ディスプレイ画面の映りは均一となるが、輝度ムラが大きくなると、明るい部分と暗い部分との差が激しくなるため、液晶ディスプレイ画面の映りが不均一となってしまう点で好ましくない。そこで、本発明においては、光の散乱を増やし表面反射を多くすることにより輝度斑を小さくするために、略円形断面の単糸中に光散乱粒子を含ませることが重要である。これにより単糸内部を透過する光は散乱され周囲の単糸を透過する確率が高くなると共に、単糸表面部分での光散乱効果も大きくなるため、輝度ムラをたとえば50〜350cd/mの範囲内に抑制することができる。
また、本発明の支持体は、実質的に布帛を構成する単糸全て、すなわち80〜100%、好ましくは85〜100%、より好ましくは90〜100%の単糸断面が略円形断面であることが必要である。80%未満であると略円形断面単糸以外の散乱光が大きくなり透過光量の減少を引き起こすとともに繊維間隙が詰まりやすくここでも透過光量が減少を引き起こす。
さらに、構成単糸は、略円形断面糸の散乱光を増加させるために、その内部に光散乱粒子を含んでいることが必要である。光散乱粒子としては、例えば酸化チタンや炭酸カルシウム、さらにはアルミナ、ジルコニアなどのセラミック類などである。
このように単糸に光散乱粒子が含まれていると、単糸内部や単糸表面で光が散乱され、布帛全体としては輝度ムラが改善されるが、一部は反射して液晶ディスプレイの画面と反対の方向に進んでしまい、画面の表示に有効活用できなくなり、結果として透過光量が減少する傾向がある。そこで、光透過性に優れた布帛を得るためには光散乱粒子の含有量が、単糸重量当たり0.001〜0.3wt%の範囲が好ましい。すなわち、0.001wt%未満の場合は光散乱粒子の効果が発揮されず、逆に0.3wt%を超えると散乱光が多くなるため透過光量が減少しやすい。このような観点で言うと、より好ましくは0.01〜0.2wt%の範囲である。
このように布帛を構成する繊維の単糸が光散乱粒子を含んでいることにより、バックライトに用いたときの全光透過量の低下を最小限に抑えかつ輝度斑を改善することができる。
なお、光散乱粒子は、例えば酸化チタンの場合、試料6gを板状に溶融成型し、蛍光X線元素分析装置(堀場製作所社製、MESA−500W型)によりポリマー中のチタン元素量を求め、その測定値より含有量を求める。他の粒子でもCa、Al、Zr等の元素量から粒子含有量が計算できる。
布帛を構成する繊維の単糸数としては、1本のモノフィラメントであってもよいし、2本以上のマルチフィラメントであってもよい。勿論、マルチフィラメントの方がより画面を均一にみせることができるので、好ましい。
本発明の布帛を構成する繊維は、総繊度が5〜450dtexであることが好ましい。総繊度をこの範囲とすることで、織り編み加工による繊維の損傷による毛羽などの発生が少なく、また、出来上がった織り編み物の風合い、目地からの透過光量も少ない布帛となる。
総繊度および単糸繊度はJIS−L1096(1999)に準じ、試料から20cm×20cmの試験片を3枚採取し、1枚につき、タテ糸およびヨコ糸それぞれ25本の糸をほどいてその質量を量り、次の式によって、見かけ繊度を求め、タテ糸およびヨコ糸それぞれ3回の平均値を算出し総繊度とする。さらに、タテ糸およびヨコ糸の1フィラメント構成本数で除した値を単糸繊度とする。
T=(0.2×W)×10
ここで、T:糸の総繊度(dtex)、W:試料25本の質量(mg)である。
上記のような布帛を構成する繊維は、いかなる方法によって製造されてもよいが、例えば略円形断面で酸化チタンを含有する繊維の場合は次のようにして製造できる。ジメチルテレフタル酸、エチレングリコールおよびテトラブチルチタネートを触媒として用い、140℃〜230℃でメタノールを留出しつつエステル交換反応を行った後、さらに、酸化チタン粒子のエチレングリコールスラリーを得られるポリマーに対して例えば0.1重量%添加し、さらに、285℃温度一定の条件下で3時間重合を行い極限粘度[η]が0.65のポリエチレンテレフタレートポリマーを得る。このポリマーを公知の紡糸機を用い290℃で溶融し、軽量ポンプで計量しつつ円形吐出孔径0.23mm、吐出孔長さ0.3mm、吐出孔数36Hの口金から吐出し、冷却しつつ収束性を上げるため油剤を付与して1800m/分で未延伸糸を巻き取る。この未延伸糸を90℃の第1ホットロールと130℃の第2ホットロールを持つ延伸機を用い3.2倍に延伸して総繊度84dtexの略円形断面で酸化チタンを含有する延伸糸が得られる。布帛はこのようにして得られた糸を経糸・緯糸に用いて製織することにより得ればよい。
布帛の形態としては、織物、編物などいかなる構成のものであってもよいが、取り扱い時の寸法安定性のよい織物が好ましい。寸法安定性が悪いと、展張等して固定するときに布帛自体が変形して伸び縮みが発生する。そのため、伸びた部分は繊維の量が少なくなり光の透過量が多くなり、反対に縮んだ部分は繊維の量が多くなり光の透過量が少なくなり、輝度ムラを生じることになる。さらに、支持体の上に光学シートを積層したときには光学シートの重みで支持体自体が伸びてしまい、たるみが生じると、たるんだ部分は光源に近くなるので、他の部分よりも明るくなるなどしてバックライト画面上に輝度ムラが発生してしまう。よって、寸法安定性が良い織物が好ましいのである。
織物の場合の織り組織としては、特に限定されるものではなく、平織り、綾織り、朱子織り等いかなる組織であってもよい。
支持体が織物から構成される場合、その織物のカバーファクターは1200〜2500の範囲内が好ましい。ここで、カバーファクターとは、次式で算出される因子であり、織物を構成する繊維の織り密度の大小を示している。
カバーファクター=
タテ糸密度(本/2.54cm)×(タテ糸繊度(dtex))1/2
+ヨコ糸密度(本/2.54cm)×(ヨコ糸繊度(dtex))1/2
本発明の支持体の場合、カバーファクターが1200よりも小さいと、布帛を構成する繊維の量が少なすぎるので、布帛での光の拡散が小さくなってしまい、輝度ムラが大きくなりすぎる。一方、カバーファクターが2500よりも大きいと、布帛を構成する繊維の量が多すぎて光が十分に透過できず十分な輝度が得られずディスプレイ画面が暗くなり易い。よって、カバーファクターは、1300〜2200の範囲が好ましく、特に1500〜2000が好ましい。
本発明の支持体は、展張して固定する際の張力による寸法変形を小さくするために、布帛の状態で加熱処理し、寸法変化を抑制させるため、ヒートセット等を施すのが好ましい。具体的には、4.9N/5cmの荷重を負荷し、24時間経過後の伸び率(以下、クリープという。)が、布帛の縦方向、横方向ともに10%以下となるようにすることが好ましい。支持体は、布帛の自重と光学シートの重みが加わった状態で長期間使用されるので、クリープが大きいと徐々に伸びてしまい、その結果たるみが生じて上記の通り輝度ムラが発生する。したがって、クリープは10%以下が好ましい。より好ましくは5%以下であり、さらに好ましくは3%以下である。
なお、クリープの測定方法は次の通りである。布帛を長さ30cm、幅5cmの試験片(タテ・ヨコ方向おのおのn=3ずつ)にカットし、つかみ間隔20cmで試験片をつかみ、幅方向にほぼ均一に4.9N/5cmの張力が加わるように荷重を加え、布帛を長さ方向が垂直になるようにつり下げて室温(約25℃)に維持した状態で静かに24時間放置する。24時間後につかみ間隔(L(cm))を測定し、伸び率を下記の式で算出し、タテ、ヨコそれぞれn=3の平均値を算出する。
伸び率(%)=(L(cm)―20(cm))/20(cm)×100
また、支持体は、ディスプレイの光源が点灯している間は光源中に含まれる紫外線に暴露され黄変、強度劣化する場合がある。支持体が黄変すると、黄変した支持体を透過した光の色調も変化してしまいディスプレイで表示される画面の色調も変化してしまう。よって、本発明の支持体は、布帛に耐紫外線処理を施したものであることが好ましい。
耐紫外線処理とは、紫外線吸収剤等の光安定剤を用いて処理することである。光安定剤とは、(1)紫外線の遮蔽、吸収、(2)ハイドロペルオキシドの非ラジカル分解、(3)励起化合物の消光、(4)微量重金属の捕捉、(5)ラジカル捕捉、のいずれか1つ以上の機能を有するものである。具体的な光安定剤としては、例えば、トリアジン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ジベンゾフェノン系化合物、サリチレート系化合物、シアノアクリレート系化合物、オキサニリド系化合物、ホルムアミジン系化合物等の主に紫外線遮蔽、吸収効果を有する紫外線吸収剤、また、フェノール系化合物、リン系化合物、有機銅錯体系化合物、ヒドラジン系化合物等、主にラジカル捕捉の効果がある酸化防止剤、ラジカル捕捉能やハイドロパーオキサイド分解能、金属イオン捕捉能を有するヒンダード・アミン光安定剤等である。光安定剤は特にこれらに限定されるものではなく、布帛を構成する繊維の種類や光安定化処理の加工方法によって選定することができる。また、光安定剤は1種類を用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
光安定剤を付与する方法としては、スプレー法、コーティング法、プリンティング法等、繊維の表面に付与する方法であってもよいし、布帛や繊維の内部に拡散させる方法であってもよい。布帛もしくは繊維内部に拡散する方法としては、光安定剤を含む水溶液に布帛または繊維を浸漬して加熱する浴中染色法、または、光安定剤を含む水溶液に布帛または繊維を浸漬してマングルなどで所定の付着量に絞った後、乾熱処理するパッド・キュア法などを採用できる。なお、光安定剤の付与は、繊維に付与してから布帛を構成する方法、布帛にしてから付与する方法のどちらでも採用することができるが、後者の方が処理の安定性が高く、またコストを抑えることができるので好ましい。
光安定剤を布帛もしくは繊維の内部に拡散させる場合、付与する光安定剤の量は布帛の重量に対し0.1〜5.0重量%、さらに好ましくは0.5〜3.0重量%がよい。0.1重量%よりも少ないと目的とする耐紫外線耐久性が発揮出来ない場合があり、5重量%を越えると繊維の強力が低下する場合があったり、コストアップになったりする場合がある。
スプレー法やコーティング法、プリンティング法等、繊維表面に光安定剤を付与する方法の場合、紫外線吸収剤等の付着量は、布帛の重量に対し、0.1〜10.0重量%、さらに好ましくは0.5〜8.0重量%、さらに好ましくは0.5〜5.0重量%である。0.1重量%よりも少ないと吸尽の場合と同様に目的とする耐紫外線耐久性が発揮出来ない場合があり、10.0重量%を越えると、コストアップになったり、付着した光安定剤によって光の透過が妨げられて輝度が小さくなったりしてしまう場合がある。
また、本発明において、布帛はJIS−L1096(1999)8.19剛軟度A法(45度カンチレバー法)に準じて測定される剛軟度が、タテ方向およびヨコ方向ともに100mm以下であることが好ましい。剛軟度が100mmを越えると、後述する布帛展張時の表面平滑性を維持するために過大な加工張力が必要となるためである。剛軟度はさらに好ましくは70mm以下、さらに好ましくは50mm以下である。
具体的に剛軟度は次のようにして求められる。まず、試料から2cm×15cmの試験片をタテ方向およびヨコ方向それぞれに5枚採取し、一端が45度の斜面を持つ、表面のなめらかな水平台の上に試験片の短辺をスケール基準に合わせて置く。次に、試験片を斜面の方向に緩やかに滑らせて、試験片の一端の中央点が斜面と接したとき他端の位置をスケールによって読む。剛軟度は、試験片が移動した長さ(mm)で示される。なお、本発明においては、それぞれ5枚の表裏を測り、タテ方向およびヨコ方向それぞれの平均値を算出することにより求められる。
本発明において、布帛は、展張固定時などに布帛自体が損傷することを防止するために、引張強力が100N/5cm以上であることも好ましい。光学シートを支持する際には、張力はたとえば50N/5cmあれば十分と考えられる。したがって、引張強力を100N/5cm以上とすることにより展張時などに布帛が破けるなどの問題が発生しなくなり、工程安定化につながる。
引張強力は、JIS−L1096(1999)−8.12.1 A法(ストリップ法)のラベルドストリップ法に則り測定する。すなわち、タテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて、試験片を3枚ずつ採取し、幅の両側から糸を取り除いて幅50mmとし、定速緊張型の試験機にて、つかみ間隔150mm、引張速度200mm/minで試験したときの破断強力を測定し、タテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて平均値を算出し、それを本発明における引張強力とする。
さらに、本発明においては、作業工程での取り扱い性や光透過性を勘案すると、布帛の重量が10g/m以上300g/m以下が好ましい。このときの重量の計算方法は、試料を20cm角に3枚カットして、重さを測定し、3枚の平均値(m(g))を算出する。その値を用いて1m当たりの重さ(M(g/m))を下記式により算出する。
M(g/m)=m(g)/(0.2(m)×0.2(m))
布帛重量が10g/m未満であると軽量性は優れるものの、布帛の剛性がなくなりやすく柔らかすぎるため取り扱い性が悪化する、一方300g/mを越えると光透過性が悪化するため好ましくない。
続いて、本発明の光学シート支持体は、上述したような布帛のほかに、その布帛を展張固定する部材を有していることが好ましい。その結果、ディスプレイにおいて布帛を展張固定することが容易になり、当該展張固定による張力により光学シートを支持することが容易になる。
光学シート支持体における展張固定の方法は、特に限定されるものではないが、例えば枠体を用いた以下の方法を挙げることができる。
(1)枠体が、一方が布帛に固定された少なくとも一対の凹部と凸部とを備え、凹部と凸部とを嵌合させて布帛を固定する。すなわち、例えば凸部を備えた枠体に固定された布帛と凹部を備えた筐体を準備し、凹部と凸部とを嵌合して布帛を固定・展張する。
(2)枠体が、少なくとも一対の凹部と凸部とを備え、凹部と凸部とで布帛を挟持して固定する。すなわち、例えば凸部を備えた枠体と凹部を備えた筐体を準備し、凹部と凸部とで布帛を挟持して展張固定する方法。
(3)接着剤および/または粘着テープを介在させて布帛を枠体に展張固定する方法。
(4)布帛を縫い付けて筐体に展張固定する方法。
(5)枠体に弾性体部を設け、この弾性力により布帛を展張固定する方法。
(6)錘によって布帛を枠体上展張固定する方法。
なお、このとき枠体はもともとディスプレイの部材として装備されてきたものであってもよいし、別部材として取り扱われるものであってもよい。
上記、展張固定する際の展張張力は、10N/5cm以上100N/5cm以下が好ましい。すなわち、布帛5cm幅あたり10N以上100N以下の力を付与しながら展張固定することが好ましい。10N/5cm未満であるとたるみが生じやすく、100N/5cmを越えると布帛がのびてしまうため好ましくない。展張時の張力は例えば布帛の端部を均一に力がかかるように平板等で挟み込み、バネ計りで張力を測定しながら引っ張ることで付与できる。
また、適正張力が適正か否かの判断基準としては、プリズムシートや偏光分離シート等の光学シートを乗せた場合の発光面中心部のたわみ量が上げられる。光学シートを乗せた場合のたわみ量は10mm以下が好ましい。たわみ量が10mmを越えると発光面中心部と端部との光量に差が出てしまい光ムラが生じやすくなるため好ましくない。
以上に述べた本発明の支持体によれば、支持体自体の厚みを薄くできるので、光学シートを光源により近い位置で支持できるとともに、光源から発する光をより強い状態で透過でき、ディスプレイの画面を明るくすることが可能になる。また、厚みが薄いのでコンパクト性に優れ、軽く、かつ、耐衝撃性にも優れて運搬やディスプレイ組み立て工程で割れたりヒビが入ったりといった問題が発生することを防ぐことができる。その結果、大幅なコストダウンを図ることも可能である。そして、布帛を構成する繊維の単糸のうち80〜100%が繊維内に光散乱粒子を含み、かつ、略円形の断面形状を有するので、支持体を透過する光量を高めて輝度を高めつつ輝度ムラも抑えることができる。
次に、本発明の支持体を液晶ディスプレイ用のバックライトとして適用した好ましい構成を図1および図2に例示するが、本発明はこれらの構成に限られるものではない。
図1は、本発明の支持体を液晶ディスプレイのサイドライト型バックライトに組み込んだ場合のバックライトの構成を模式的に示す断面図である。図1において、サイドライト型バックライトは、透明なアクリル板を加工した導光板3と、その側面に配置された1本または複数の線状の蛍光管(光源)5と、導光板3の底面側に配置された反射シート4と、導光板3の表面側に配置された本発明の支持体2と、その支持体2のさらに上部に配置されたプリズムシートや偏光分離シート等の輝度向上シート(光学シート)1とで構成されている。
図2は、本発明の支持体2を液晶ディスプレイの直下型バックライトに組み込んだ場合のバックライトの構成を模式的に示す図である。図2において、直下型バックライトは、反射シート4が敷き詰められた筐体6内部に複数の線状の蛍光管5が配置されており、蛍光管5の上方に本発明の支持体2が配置され、さらにその支持体2の上部にプリズムシートや偏光分離シート等の輝度向上シート(光学シート)1が配置されている。そして、本実施形態においては、支持体2が大きく撓むことを防ぐために支持柱7を設置している。
これら図1や図2で示したバックライトの光学シートの上方に液晶セルを配置することによって、液晶ディスプレイが構成される。
また、上述した本発明の支持体2は、背面投射型ディスプレイにも好ましく用いることができる。
背面投射型ディスプレイは、CRTや液晶パネル等で生成された画像を投影レンズにより背面投射型スクリーンに拡大投影して映像を映し出すディスプレイである。ここで用いられるスクリーンは、投射光を適切に配光して良好な画像認識を可能にする働きを担うものである。スクリーンとして、例えば、拡散粒子を練り混んだ等方的な拡散性を示す拡散板を用いることも可能であるが、投射光は発散的に入射するためにスクリーンの周辺部は外向きの指向性をもち、スクリーン正面方向から観察した場合には中心で明るく周辺が暗く、また斜めから観察した場合には近い方で明るく遠い方で暗くなる等、画面上での輝度ムラが顕著になる。このような輝度ムラを排除するためには、投射レンズ側にフレネルレンズシートを配置するのが一般的であるが、このフレネルレンズシートなどの光学シートを支持するために、本発明の支持体を用いることができる。
フレネルレンズシートは、投射レンズからスクリーンに発散的に入射する投射光をほぼスクリーンに垂直な平行光に変換する働きをする。そのため、スクリーン各部での光の方向をスクリーン面に垂直な方向に変換し、この後に拡散すれば、どのような方向から観察しても画面全体に渡ってほぼ均一な明るさを実現することができる。そして、本発明の支持体でこのフレネルレンズシートに積層すれば、フレネルレンズシートを支持するだけでなく、それを通して平行光となった光を拡散することができる。
なお、従来、フレネルレンズシートを支持し、該シートからの光を拡散する役割は、一般的にレンチキュラーレンズシートが担っていた。レンチキュラーレンズシートは、映像光が入射する平行光を水平方向に拡散し視野角を拡大する異方拡散性を有するシートである。しかしながら、レンチキュラーレンズシートも通常2〜3mm程度の厚みがあり、上記したような課題を有するものであった。したがって、背面投射型ディスプレイにおいて、該レンチキュラーレンズシートの変わりに本発明の支持体を用いれば、上記したような液晶ディスプレイと同様の効果を得ることができる。
以下、本発明について実施例を挙げて説明するが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。なお、本実施例で用いる各種特性の測定方法および総合評価の判断基準は、以下のとおりとした。
(特性の測定方法)
A.全光線透過率
JIS−K−7105(制定年1981年)のA法に則り、全自動直読ヘーズコンピューターHGM−2DP(C光用)(スガ試験機(株)社製)を用いて測定した。
測定手順の概略は以下の通りである。なお、測定装置は、JIS−K−7105の5.5.2(1)項(光線透過率及び全光線反射率測定A法装置)記載の光学的条件を満足する積分球式光線透過率測定装置を用いて測定する。
(1)あらかじめ温度23±2℃、相対湿度50±5%の暗所で48時間以上状態調整した布帛を、50×50mmの大きさの試験片にカットする(試験片の数は3個)。
(2)標準白色板を取り付けて、装置の支持を100に合わせて入射光量を調整する。
(3)標準白色板を取り付けたままで、試験片を取り付けて全光線透過光量(Tt)を測定する。
(4)試験片3個について全光線透過光量を測定し、これらの平均値を求める(小数点1けた目を四捨五入する)。この平均値を、本発明における布帛の全光線透過率とする。
B.光学シート支持体の輝度ムラ
まず、直下型バックライトの蛍光管の上に設置されている拡散板を取り外し、布帛の場合は拡散板と同じ厚さの透明のプラスチックス板を置き、その上に布帛を設置し、また、乳白板の場合は透明のプラスチック板を置かずに設置して、蛍光管を60分間点灯して光源を安定させた。その後、測定サンプル側から輝度測定装置EYSCALE−3((株)アイ・システム社製)を用い、付属のCCDカメラを直下型バックライトの発光面の中心から90cmの地点に、直下型バックライトの面に対して正面となるように設置し、輝度(cd/m)を測定した。測定箇所は、中心点左右にある2本の蛍光管真上2カ所(Lmax)と、さらに測定した2本の蛍光管および隣接する蛍光管との間の輝度3カ所(Lmin)とした。輝度ムラは以下の式から算出され、輝度ムラは値が小さいほど優れる。
輝度ムラ(cd/m)=(Lmaxの平均値)−(Lminの平均値)
C.単糸断面形状
視差走査型顕微鏡にて、単糸の断面形状を観察した。
D.布帛の厚み
シックネスゲージ(押さえ圧0.98N/cm)を用いて測定した。
E.布帛の重さ
試料を20cm角に3枚カットして、重さを測定し、3枚の平均値(m(g))を算出した。その値を用いて1m2当たりの重さ(M(g/m))を下記式により算出した。
M(g/m)=m(g)/(0.2(m)×0.2(m))
F.引張強力
JIS−L1096(1999)−8.12.1 A法(ストリップ法)のラベルドストリップ法に則り、タテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて、試験片を3枚ずつ採取し、幅の両側から糸を取り除いて幅50mmとし、定速緊張型の試験機にて、つかみ間隔150mm、引張速度200mm/minで試験したときの破断強力を測定し、タテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて平均値を算出した。
G.剛軟度
剛軟度は、JIS−L1096(1999)8.19剛軟度A法(45度カンチレバー法)に準じて測定した。すなわち、まず、試料から2cm×15cmの試験片をタテ方向およびヨコ方向それぞれに5枚採取し、一端が45度の斜面を持つ表面のなめらかな水平台の上に試験片の短辺をスケール基準に合わせて置いた。次に、試験片を斜面の方向に緩やかに滑らせて、試験片の一端の中央点が斜面と接したとき他端の位置をスケールによって読んだ。剛軟度は、試験片が移動した長さ(mm)で示され、それぞれ5枚の表裏を測り、タテ方向ヨコ方向それぞれの平均値を算出した。
H.バックライトにおける発光面中心部のたわみ量
発光面中心部のたわみ量は、たわみのない金属棒を中心部の直上に差し渡し金属棒下面と光学フィルムの隙間をノギスで測定した。
I.バックライトの輝度および輝度ムラの目視評価
目視評価は10名が発光面から1mの位置で行い、A(優)、B(良)、C(可)、D(不可)の4段階で輝度及び輝度ムラを観察し、一番多い評価を採択した。なお、同人数の場合は上位の評価を採択した。
J.総合評価
総合評価は、後掲する表1において、支持体の輝度ムラおよび全光線透過率の良否を判断基準とし、下記の基準による三段階表示とした。
○………支持体の輝度ムラが200cd/m以下、かつ全光線透過率が50%以上。
△………支持体の輝度ムラが250cd/m以下、かつ全光線透過率が45%以上。
×………支持体の輝度ムラが300cd/m以下、かつ全光線透過率が40%以上。
<実施例1>
下記構成にて作製した布帛に耐紫外線処理を施し、上記のとおり各種特性を評価した。また、下記のとおり光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラを評価した。
評価結果を表1に示す。
光学シートを良好に支持でき、また、バックライトとしても十分な輝度が得られ、輝度ムラもなかった。
(布帛構成)
1.使用糸:タテ、ヨコ糸 84dtex−36フィラメント、ポリエステル100%フィラメントヤーン(構成単糸の100%が略円形断面)
2.単糸断面形状:略円形
3.酸化チタン量:単糸重量当たり0.2wt%(構成単糸の100%が酸化チタンを含有)
4.織り組織:平織り
5.織り密度:タテ織り密度 110本/インチ(2.54cm)、ヨコ織り密度 85本/インチ(2.54cm)
(耐紫外線処理)
トリアジン系紫外線吸収剤(商品名:CIBAFAST P チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製)を布帛重量対比2重量%と硫酸アンモニウム1.0g/Lとを含む紫外線吸収処理溶液と上記構成の布帛とを、体積比が布帛:水溶液=1:20で浴中染色加工した。処理条件は、130℃で60分浴中染色処理した後に、60℃のお湯で10分間湯洗いし、流水で5分間すすいだ。その後、120℃で3分間乾燥処理した。紫外線吸収剤の付着量は0.8重量%であった。
(光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラ)
図2に示す32インチの直下型バックライトを構成した。布帛は、たるみ、しわ等なく展張して筐体の四辺部分に両面テープにて固定した。続いて、支持体の上に光学シートとして、32インチのプリズムシートと偏光分離シートをのせ、発光面中心部のたわみ量を測定した。
さらに、蛍光灯を点灯し、バックライトの輝度および輝度ムラを目視評価した。
<比較例1>
メタアクリル樹脂100重量部に平均粒径2μmのシリコーン樹脂粒子(トスパール120、GE東芝シリコーン(株)社製)を3重量部添加し、押し出し機を用いて溶融押し出しして、2mm厚の乳白板を得、この乳白板について、上記の各種特性を評価した。また、下記のとおり光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラを評価した。
評価結果を表1に示す。
光学シートを良好に支持できたが、乳白板が重く、作業性が悪かった。また、バックライトとして十分な輝度が得られなかった。なお、本比較例でバックライトとしての輝度の評価結果がDであるにもかかわらず乳白板の全光線透過率が50%であるのは、乳白板が布帛に比べて斜め方向から入射する光を通しやすく、また、全光線透過率が直進光だけでなく斜め方向から入射する光をも測定対象としているためと考えられる。
(光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラ)
図2に示す32インチのバックライトを構成するにあたり、支持体の代わりに乳白板を設置した以外は実施例1と同様に評価した。
<比較例2>
下記のとおり作製した布帛に耐紫外線処理を施し、上記の各種特性を評価した。また、下記のとおり光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラを評価した。
評価結果を表1に示す。
光学シートを良好に支持できたが、バックライトとしては輝度ムラが大きかった。
(布帛構成)
1.使用糸:タテ、ヨコ糸 84dtex−36フィラメント、ポリエステル100%フィラメントヤーン
2.単糸断面形状:略円形断面(構成単糸の100%が略円形断面)
3.酸化チタン量:無し
4.織り組織:平織り
5.織り密度:タテ織り密度 110本/インチ(2.54cm)、ヨコ織り密度 85本/インチ(2.54cm)
(耐紫外線処理)
トリアジン系紫外線吸収剤(商品名:CIBAFAST P チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製)を布帛重量対比2重量%と硫酸アンモニウム1.0g/Lとを含む紫外線吸収処理溶液と上記構成の布帛とを、体積比が布帛:水溶液=1:20で浴中染色加工した。処理条件は、130℃で60分浴中染色処理した後に、60℃のお湯で10分間湯洗いし、流水で5分間すすいだ。その後、120℃で3分間乾燥処理した。紫外線吸収剤の付着量は0.8重量%であった。
(光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラ)
実施例1と同様に評価した。
<比較例3>
下記のとおり作製した布帛に耐紫外線処理を施し、上記の各種特性を評価した。また、下記のとおり光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラを評価した。
評価結果を表1に示す。
光学シートを良好に支持できたが、バックライトとして十分な輝度が得られなかった。
(布帛構成)
1.使用糸:タテ、ヨコ糸 84dtex−36フィラメント、ポリエチレンテレフタレート100%フィラメントヤーン
2.単糸断面形状:三角(構成単糸の100%が三角断面)
3.酸化チタン量:単糸重量当たり0.2wt%(構成単糸の100%が酸化チタンを含有)
4.織り組織:平織り
5.織り密度:タテ織り密度 110本/インチ(2.54cm)、ヨコ織り密度 85本/インチ(2.54cm)
(耐紫外線処理)
トリアジン系紫外線吸収剤(商品名:CIBAFAST P チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製)を布帛重量対比2重量%と硫酸アンモニウム1.0g/Lとを含む紫外線吸収処理溶液と上記構成の布帛とを、体積比が布帛:水溶液=1:20で浴中染色加工した。処理条件は、130℃で60分浴中染色処理した後に、60℃のお湯で10分間湯洗いし、流水で5分間すすいだ。その後、120℃で3分間乾燥処理した。紫外線吸収剤の付着量は0.8重量%であった。
(光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラ)
実施例1と同様に評価した。
<実施例2〜3>
下記のとおり作製した布帛に耐紫外線処理を施し、上記の各種特性を評価した。また、下記のとおり光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラを評価した。
評価結果を表1に示す。
いずれも、光学シートを良好に支持でき、また、バックライトとしても十分な輝度が得られ、輝度ムラもなかった。
(布帛構成)
1.使用糸:表1に記載したように変更した。
2.単糸断面形状:表1に記載したように変更した(いずれも構成単糸の100%が略円形断面)。
3.酸化チタン量:表1に記載したように変更した(いずれも構成単糸の100%が酸化チタンを含有)。
4.織り組織:平織り
5.織り密度:表1に記載したように変更した。
(耐紫外線処理)
トリアジン系紫外線吸収剤(商品名:CIBAFAST P チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製)を布帛重量対比2重量%と硫酸アンモニウム1.0g/Lとを含む紫外線吸収処理溶液と上記構成の布帛とを、体積比が布帛:水溶液=1:20で浴中染色加工した。処理条件は、130℃で60分浴中染色処理した後に、60℃のお湯で10分間湯洗いし、流水で5分間すすいだ。その後、120℃で3分間乾燥処理した。紫外線吸収剤の付着量は0.9重量%であった。
(光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラ)
実施例1と同様に評価した。
<実施例4、比較例4>
酸化チタン量を変更した以外は同様な構成で下記のとおり作製した布帛に耐紫外線処理を施し、上記の各種特性を評価した。また、下記のとおり光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラを評価した。
評価結果を表1に示す。
いずれも光学シートを良好に支持できたが、比較例4はバックライトとして輝度ムラが大きかった。
(布帛構成)
1.使用糸:タテ、ヨコ糸 20dtex−18フィラメント、ポリエチレンテレフタレート100%フィラメントヤーン
2.単糸断面形状:略円形(いずれも構成単糸の100%が略円形断面)
3.酸化チタン量:表1に記載したように変更した(実施例4は構成単糸の100%が酸化チタンを含有)。
4.織り組織:平織り
5.織り密度:タテ織り密度 130本/インチ(2.54cm)、ヨコ織り密度 110本/インチ(2.54cm)
(耐紫外線処理)
トリアジン系紫外線吸収剤(商品名:CIBAFAST P チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製)を布帛重量対比2重量%と硫酸アンモニウム1.0g/Lとを含む紫外線吸収処理溶液と上記構成の布帛とを、体積比が布帛:水溶液=1:20で浴中染色加工した。処理条件は、130℃で60分浴中染色処理した後に、60℃のお湯で10分間湯洗いし、流水で5分間すすいだ。その後、120℃で3分間乾燥処理した。紫外線吸収剤の付着量は0.9重量%であった。
(光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラ)
実施例1と同様に評価した。
Figure 2008112025
<実施例5〜9>
酸化チタン量を変更した以外は同様な構成で下記のとおり作製した布帛に耐紫外線処理を施し、上記の各種特性を評価した。また、下記のとおり光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラを評価した。
評価結果を表2に示す。
いずれも、光学シートを良好に支持でき、また、バックライトとしても十分な輝度が得られ、輝度ムラもなかった。
(布帛構成)
1.使用糸:タテ、ヨコ糸 84dtex−36フィラメント、ポリエステル100%フィラメントヤーン(構成単糸の100%が略円形断面)
2.単糸断面形状:略円形(いずれも構成単糸の100%が略円形断面)
3.酸化チタン量:表2に記載したように変更した。
4.織り組織:平織り
5.織り密度:タテ織り密度 110本/インチ(2.54cm)、ヨコ織り密度 85本/インチ(2.54cm)
(耐紫外線処理)
トリアジン系紫外線吸収剤(商品名:CIBAFAST P チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製)を布帛重量対比2重量%と硫酸アンモニウム1.0g/Lとを含む紫外線吸収処理溶液と上記構成の布帛とを、体積比が布帛:水溶液=1:20で浴中染色加工した。処理条件は、130℃で60分浴中染色処理した後に、60℃のお湯で10分間湯洗いし、流水で5分間すすいだ。その後、120℃で3分間乾燥処理した。紫外線吸収剤の付着量は0.9重量%であった。
(光学シートの支持性およびバックライトにおける発光面中心部のたわみ、輝度、輝度ムラ)
実施例1と同様に評価した。
Figure 2008112025
上記表1、2より、本発明の支持体は従来の樹脂板(乳白板)と同等レベル以上の光学性能を示すことがわかる。
液晶ディスプレイに用いられ、本発明に係る支持体を有するサイドライト型バックライトの模式断面図である。 液晶ディスプレイに用いられ、本発明に係る支持体を有する直下型バックライトの模式断面図である。
符号の説明
1 輝度向上シート(光学シート)
2 光学シート支持体
3 導光板
4 反射シート
5 蛍光管
6 筐体
7 支持柱

Claims (11)

  1. ディスプレイに装備される光学シートの支持体であって、繊維により構成された布帛を有し、前記繊維を構成する単糸の80〜100%が繊維内に光散乱粒子を含み、かつ、略円形の断面形状を有することを特徴とする光学シート支持体。
  2. 前記光散乱粒子が酸化チタンである、請求項1に記載の光学シート支持体。
  3. 前記単糸に含まれる光散乱粒子の含有量が、単糸重量当たり0.001〜0.3wt%の範囲である、請求項1または2に記載の光学シート支持体。
  4. 前記布帛を構成する繊維の総繊度が、5〜450dtexの範囲内である、請求項1〜3のいずれかに記載の光学シート支持体。
  5. 前記布帛が、織物である、請求項1〜4のいずれかに記載の光学シート支持体。
  6. 前記布帛の輝度ムラが、50〜350cd/mの範囲内である、請求項1〜5のいずれかに記載の光学シート支持体。
  7. 前記布帛に耐紫外線処理がなされている、請求項1〜6のいずれかに記載の光学シート支持体。
  8. 液晶ディスプレイのバックライトに装備されるものである、請求項1〜7のいずれかに記載の光学シート支持体。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の光学シート支持体を備えている液晶ディスプレイ用バックライト。
  10. 請求項9に記載の液晶ディスプレイバックライトを搭載していることを特徴とする液晶ディスプレイ。
  11. 請求項1〜8のいずれかに記載の光学シート支持体を備えていることを特徴とする背面投射型ディスプレイ。
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