JP2008110499A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データを保存することができる画像形成装置において、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体に内蔵された記憶媒体にドキュメントデータを保存することができる画像形成装置において、記憶媒体に形成されたフォルダに保存可能なレベルを特定する保存許可レベルを設定する保存許可レベル設定手段と、保存許可レベルをフォルダから読み出す保存許可レベル抽出手段(S2)と、ドキュメントデータを画像形成装置本体に受信するドキュメントデータ受信手段と、ドキュメントデータからデータのレベルを特定する情報レベル属性を読み出す情報レベル属性抽出手段(S4)と、情報レベル属性と保存許可レベルとを比較するレベル比較手段(S5)と、を備え、レベル比較手段の結果により、フォルダへのドキュメントデータの保存可否を判別可能に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
近年、複合機などの画像形成装置には、その内部にハードディスクなどの記憶媒体が内蔵されており、大量のデータが蓄積できるようになっている。また、そのデータは利用者毎や利用者のグループ毎に設定されたフォルダに保存されると共に、それぞれのフォルダはパスワードなどの識別認証機能によりアクセス制御されている。利用者は自身または自身の所属するグループのフォルダであれば、識別認証を行うことによって当該フォルダ内にアクセスでき、そのフォルダ内に種々のデータを保存することができる。
また、ドキュメントの識別情報を読み取る識別情報読取手段と、識別情報によって指定される動作要件を選択する動作要件選択手段と、動作要件選択手段によって選択された1つ以上の動作要件に従って所定動作の実行を制御する動作制御手段とを有する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−152260号公報
ところで、従来の技術においては、複合機の識別認証を行えば、どのような機密レベルのデータでも複合機のフォルダ内に保存することが可能であった。このことは便利であるようにも思えるが、複合機に内蔵されたハードディスクはサーバのような情報機器と比較すると、自動的にバックアップを行う機能などが無いため、情報を蓄積する装置としての信頼性は高いとはいえないと共に、パスワードを悪用して当該データの利用者以外の者にアクセスされる虞があった。
また、特許文献1においては、識別情報を読み取ることにより、印刷、コピー、FAXなどの所定動作を選択・制限することはできるが、複合機のフォルダ内にデータを保存することは可能であったため、複合機内に機密情報などを長期保存することは、その情報の可用性に対してのリスクが存在するという問題があった。
そこで、本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、データを保存することができる画像形成装置において、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、画像形成装置本体に内蔵された記憶媒体にドキュメントデータを保存することができる画像形成装置において、前記記憶媒体に形成されたフォルダに保存可能なレベルを特定する保存許可レベルを設定する保存許可レベル設定手段と、前記保存許可レベルを前記フォルダから読み出す保存許可レベル抽出手段と、前記ドキュメントデータを前記画像形成装置本体に受信するドキュメントデータ受信手段と、前記ドキュメントデータからデータのレベルを特定する情報レベル属性を読み出す情報レベル属性抽出手段と、前記情報レベル属性と前記保存許可レベルとを比較するレベル比較手段と、を備え、該レベル比較手段の結果により、前記フォルダへの前記ドキュメントデータの保存可否を判別可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、ある情報レベル属性のドキュメントデータは、ある保存許可レベル以上のフォルダにのみ保存することが可能であり、ある保存許可レベルより低い保存許可レベルのフォルダには保存されることがなくなる。
請求項2に記載した発明は、前記情報レベル属性が、前記ドキュメントデータに電子透かしにより埋め込まれていることを特徴とする。
このように構成することで、ドキュメントデータの保存場所が移動された場合やドキュメントデータ形式が変更された場合でも情報レベル属性は有効なままであると共に、情報レベル属性の改竄が困難になる。
請求項3に記載した発明は、前記レベル比較手段の結果により前記ドキュメントデータを前記フォルダに保存できない場合に、警告がなされることを特徴とする。
このように構成することで、利用者にドキュメントデータの情報レベル属性が保存しようとするフォルダの保存許可レベルを超えていることを知らせることができる。
請求項4に記載した発明は、前記レベル比較手段の結果により前記ドキュメントデータを前記フォルダに保存できない場合に、管理者の管理端末に通知可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、利用者が許可されないフォルダやドキュメントデータにアクセスしたことを管理者が知ることができる。
請求項5に記載した発明は、前記フォルダが複数形成されており、利用者毎にアクセス可能なフォルダを選定可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、利用者によってアクセスできるフォルダを限定することができる。
請求項6に記載した発明は、前記保存許可レベル設定手段が、前記フォルダ毎に設定可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、フォルダ毎に保存可能なドキュメントデータを限定することができる。
請求項7に記載した発明は、前記保存許可レベルは、少なくとも2段階設定可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、フォルダの保存許可レベルを複数のレベルから選定することができる。
請求項8に記載した発明は、前記情報レベル属性は、少なくとも2段階設定可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、ドキュメントデータの情報レベル属性を複数のレベルから選定することができる。
請求項1に記載した発明によれば、ある情報レベル属性以上のドキュメントデータは、ある保存許可レベル以上のフォルダにのみ保存することが可能であり、ある保存許可レベルより低い保存許可レベルのフォルダには保存されることがなくなるため、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、ドキュメントデータの保存場所が移動された場合やドキュメントデータ形式が変更された場合でも情報レベル属性は有効なままであると共に、情報レベル属性の改竄が困難になるため、ドキュメントデータの管理をより確実に行うことができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、利用者にドキュメントデータの情報レベル属性が保存しようとするフォルダの保存許可レベルを超えていることを知らせることができるため、機密情報などの重要情報を容易に画像形成装置内に保存することを防ぐことができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、利用者が許可されないフォルダやドキュメントデータにアクセスしたことを管理者が知ることができるため、管理者が確実に管理をすることができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、利用者によってアクセスできるフォルダを限定することができるため、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、フォルダ毎に保存可能なドキュメントデータを限定することができるため、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
請求項7に記載した発明によれば、フォルダの保存許可レベルを複数のレベルから選定することができるため、機密情報などの重要情報を保存するフォルダとその他の情報を保存するフォルダとを区分することができ、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
請求項8に記載した発明によれば、ドキュメントデータの情報レベル属性を複数のレベルから選定することができるため、機密情報などの重要情報の情報レベル属性とその他の情報の情報レベル属性とを区分することができ、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
次に、本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、画像形成装置を複合機に搭載した場合の説明を行う。
図1及び図2に示すように、複合機1は、画像記憶部21、画像処理部23、印刷部25及び制御部27等を備えた複合機本体3が下部に形成されている。複合機本体3の上部手前側に複合機1の各種操作を実行するための操作部5と、タッチパネル7が表面に配置された表示部9とが備えられた操作表示装置11が構成され、複合機本体3の上部で操作表示装置11以外の部分には、原稿画像を自動的に給紙するための自動原稿送り装置(ADF)13aと、原稿画像を読み取るためのスキャナ部13bとを備えた画像読取部13が構成されている。
図3に示すように、操作表示装置11は、複合機1を利用者が操作するためのものであり、操作部5と表示部9とから構成されている。操作部5は、利用者による各種の操作指示を受け付け、当該操作指示内容を制御部27に出力する複数のボタン15で構成されたものである。ボタン15は、複写動作等を起動するスタートキー15a、コピー枚数等を設定するテンキー15b、初期設定画面を起動等する複数のファンクションキー15c等から構成されている。
表示部9には、透明電極で構成されているタッチパネル7が表面に配置されている。表示部9は、カラー又はモノクロ液晶ディスプレイ(LCD)で構成されており、制御部27から入力された表示指示に基づいて各種画像、文字、図形等で各種情報を表示するとともに、利用者が表示部9に表示された機能キーに触れることによってタッチパネル7が機能し、入力された操作指示を制御部27に出力する。
図2に戻り、利用者は操作表示装置11を使用して、例えば複写の開始指示や利用者のユーザIDおよびパスワードの入力を行う。操作表示装置11のスタートキー15aを押下することで複写開始指示を受け付けた場合には、複写開始指示を制御部27に送信するように構成されている。
また、操作表示装置11は、タッチパネル7やテンキー15bにより利用者のユーザIDおよびパスワードの入力を受け付けた場合には、制御部27にユーザIDおよびパスワードを送信するように構成されている。操作表示装置11は、ユーザIDおよびパスワードが一致して制御部27から使用許可指示を受信した場合には、操作表示装置11の操作を有効にすることにより利用者に複合機1の使用を許可する。一方、操作表示装置11は、ユーザIDおよびパスワードが一致せず制御部27から使用不許可指示を受信した場合には、再度ユーザIDおよびパスワードを入力する画面を表示し、それ以外の操作を無効にすることにより、利用者に複合機1の使用を許可しないように構成されている。
画像読取部13は、自動原稿送り装置(ADF)13aとスキャナ部13bとを備えている。このような画像読取部13は、制御部27による制御の下に、ADF13aから供給された原稿がガラス面上に送られ、複合機本体3に内蔵されたスキャナ部13bにて原稿の画像を順次読み取り、原稿画像の色彩を示すカラー画像データを画像記憶部21に出力する。画像読取部13は、制御部27から指示を受けた場合に、画像の読み取りを開始するように構成されている。
画像記憶部21は、ハードディスク等の外部記憶装置及び半導体メモリのうち少なくともいずれか一つから構成されており、画像読取部13から入力された原稿画像のカラー画像データを記憶する。この画像記憶部21は、制御部27による制御の下に、読み取られた原稿画像のカラー画像データの書き込みを行うと共に、当該カラー画像データを読み出して画像処理部23に出力する。
画像処理部23は、制御部27による制御の下に、画像記憶部21から入力されたカラー画像データを印刷用のデータに画像変換して印刷部25に出力する。
印刷部25は、制御部27による制御の下に、印刷紙を搬送しつつ当該印刷紙にトナーを付着させることにより、上記カラー画像データに基づいて原稿画像を印刷紙上に出力する印刷手段である。
制御部27は、操作部5或いは表示部9のタッチパネル7から入力される操作指示、内部メモリに記憶された制御プログラム及び各種制御用データ等に基づいて、複合機1の全体動作を制御するものである。即ち、制御部27は、上記操作指示、制御プログラム及び各種制御用データ等に基づいて制御演算を行うCPU(Central Processing Unit)27a、制御プログラムが内蔵されたROM(Read Only Memory)27b、各種制御用データを保存するRAM(Random Access Memory)27c及び他の各部(つまり操作部5、表示部9、画像読取部13、画像記憶部21、画像処理部23、及び印刷部25)とのデータ授受を行う各種入出力インタフェース回線等から構成されており、上記他の各部を統括的に制御することによって、画像読取部13が読み取った原稿画像を印刷部25より印刷することなどが可能となる。
ここで、制御部27は利用者毎のユーザIDとパスワードの組をRAM27cに記憶しておくように構成されている。制御部27が、操作表示装置11から利用者のユーザIDおよびパスワードを受信すると、CPU27aからの指示により受信したユーザIDおよびパスワードの組がRAM27cに記憶されているか否かをチェックし、記憶されていたならば使用許可指示を操作表示装置11に送信するように構成されている。一方、受信したユーザIDおよびパスワードの組がRAM27cに記憶されてなかった場合には、CPU27aは使用不許可指示を操作表示装置11に送信するように構成されている。
また、利用者のユーザIDおよびパスワードの組により、複合機1に内蔵されたハードディスク41に作成される複数のフォルダ43の内、アクセス可能なフォルダ43を限定することができるように構成されている。
また、制御部27は、操作表示装置11から複写開始指示を受信した場合に、画像読取部13を動作させる制御を行うように構成されている。
更に、制御部27は、画像読取部13により読み取られ、画像記憶部21に記憶された画像データおよびドキュメントデータ81に埋め込まれている電子透かし情報を抽出可能に構成されている。また、CPU27aにおいて、読み取られた電子透かし情報から情報レベル属性を抽出することができるように構成されている。ここで、ドキュメントデータ81は、複合機1と図示しないLANケーブルなどによりネットワーク接続されているサーバやパーソナルコンピュータ(PC)のハードディスクに保存されているデータファイルである。
また、制御部27において電子透かし情報を画像記憶部21に記憶されている画像データおよびドキュメントデータ81に埋め込むことができるように構成されている。埋め込むことができる電子透かし情報の中には情報レベル属性が含まれている。
複合機1に内蔵されたハードディスク41には各種データが保存できるように構成されている。また、各種データは、ハードディスク41内に作成された複数のフォルダ43の内のいずれかに保存できるようになっており、データを整理しやすくすることができると共に、ある一つのフォルダ43にアクセスできる利用者を限定することで特定のドキュメントデータ81は特定の利用者にしか見ることができないように構成されている。
また、フォルダ43には保存許可レベルを設定可能に構成されている。保存許可レベルは、フォルダ43毎に設定することができ、2段階以上のレベルから選定するように構成されている。保存許可レベルは、操作表示装置11より入力すると、制御部27のCPU27aに受信され、RAM27cに保存されるように構成されている。そして、RAM27cに保存許可レベルの情報が保存されると、ハードディスク41内のフォルダ43にその保存許可レベルが対応して設定されるように構成されている。
ここで、利用者によって、設定可能な保存許可レベルを限定することができる。例えば、会社の機密情報などを扱う部署の担当者は、機密情報を保存することができる保存許可レベルをフォルダ43に選択することができるが、それ以外の担当者はフォルダ43に機密情報を保存することができる保存許可レベルを選択することができないように構成されている。また、このような設定は管理者のみが設定できるように構成されている。
また、ドキュメントデータ81には情報レベル属性を設定可能に構成されている。情報レベル属性は、ドキュメントデータ81毎に設定することができる。情報レベル属性を操作表示装置11より入力すると、制御部27のCPU27aに受信され、ドキュメントデータ81に設定されるように構成されている。情報レベル属性は、2段階以上のレベルから選定するように構成されている。ここで、CPU27aにおいてROM27bに記憶されているプログラムを実行させることにより、電子透かし情報をドキュメントデータ81に埋め込むことで情報レベル属性を設定することができるように構成されている。
なお、保存許可レベルおよび情報レベル属性は、操作表示装置11より入力することで設定されるだけでなく、図示しないネットワークを介して接続されているPCなどからも設定できる。また、情報レベル属性は、ドキュメントデータ81をPCで作成した際に、予め設定しておくこともできる。
利用者がドキュメントデータ81をフォルダ43に保存する際には、指定されたフォルダ43の情報を制御部27が認識し、RAM27cに保存されているフォルダ43の情報の中から保存許可レベルを抽出して、レベル認証するためにCPU27aに送信するように構成されている。また、指定されたドキュメントデータ81の情報を制御部27が認識し、その情報の中から情報レベル属性を抽出して、レベル認証するためにCPU27aに送信するように構成されている。
そして、CPU27aにおいてROM27bに記憶されているプログラムを実行させることにより、保存許可レベルと情報レベル属性とを比較するように構成されている。保存許可レベルより情報レベル属性の方が高い場合には、フォルダ43にドキュメントデータ81を保存することができないように構成され、情報レベル属性が保存許可レベル以下であった場合には、フォルダ43にドキュメントデータ81を保存することができるように構成されている。
フォルダ43にドキュメントデータ81を保存できる場合には、制御部27の指示のもと、ハードディスク41のフォルダ43にドキュメントデータ81の情報を送信して保存されるように構成されており、保存終了後に操作表示装置11の表示部9にその旨が表示される。
フォルダ43にドキュメントデータ81が保存できない場合には、制御部27から操作表示装置11にその旨が送信され、表示部9に表示される。また、フォルダ43にドキュメントデータ81が保存できない場合には、管理者のPCにもネットワークを介してその旨通知されるように構成されている。
具体的に説明をすると、フォルダにはA(機密情報)、B(社外秘)、C(一般)の3つの保存許可レベルが設定可能に構成されており、ドキュメントデータにはa(機密情報)、b(社外秘)、c(一般)の3つの情報レベル属性が設定可能に構成されると想定する。
あるドキュメントデータに情報レベル属性としてaレベルを設定すると、そのドキュメントデータは、保存許可レベルAのフォルダには保存可能であるが、BまたはCのフォルダには保存できないようになる。
同じく、別のドキュメントデータに情報レベル属性としてbレベルを設定すると、そのドキュメントデータは、保存許可レベルAまたはBのフォルダには保存可能であるが、Cのフォルダには保存できないようになる。
次に、複合機1にドキュメントデータ81を保存する際の処理の流れを図4のフローチャートに基づいて説明をする。
図4に示すように、S1では利用者が操作表示装置11を操作して、ドキュメントデータ81を保存したいフォルダ43を指定する。このとき、フォルダ43へアクセスするための認証許可を得るために、ユーザIDおよびパスワードを操作部5から入力する。認証許可が得られないとフォルダ43を指定することはできない。
S2では、指定したフォルダ43の情報が表示部9に表示され、利用者がそのフォルダ43の保存許可レベルを確認する。また、制御部27においてRAM27cに保存されているフォルダ43の情報の中から保存許可レベルを抽出し(保存許可レベル抽出手段)、その情報をCPU27aに送信する。
S3では、利用者が保存したいドキュメントデータ81を操作表示装置11にて選択(入力)し、S4へと進む。
S4では、保存したいドキュメントデータ81の情報(電子透かし情報)が制御部27において認識され、その情報の中からドキュメントデータ81の情報レベル属性を抽出して(情報レベル属性抽出手段)、その情報をCPU27aに送信する。このときドキュメントデータ81の情報レベル属性を表示部9に表示するようにしてもよい。
S5では、CPU27aの指示においてROM27bに記憶されているプログラムを実行させることにより、抽出した情報レベル属性と保存許可レベルとを比較する(レベル比較手段)。保存許可レベルが情報レベル属性以上のレベルであればS6へ進み、保存許可レベルが情報レベル属性より低いレベルであればS7へと進む。
S6では、制御部27の指示のもと、ドキュメントデータ81をフォルダ43に保存した後、処理を終了する。このとき、表示部9にその旨を表示するようにしてもよい。
S7では、ドキュメントデータ81がフォルダ43に保存することができないと判定し、S8へと進む。
S8では、制御部27の指示のもと、ドキュメントデータ81がフォルダ43に保存することができない旨を警告として表示部9に表示した後に処理を終了する。また、警告は音声や警告音により行ってもよい。同時に管理者のPCにその旨を送信する。
したがって、本実施形態では、ドキュメントデータ81に情報レベル属性を設定できるようにし、フォルダ43に保存許可レベルを設定できるようにしたため、ドキュメントデータ81を複合機1に内蔵されているハードディスク41に保存する際に、情報レベル属性と保存許可レベルとを比較してドキュメントデータ81の保存可否を判定できるようになった。したがって、機密情報などの重要データをむやみにフォルダ43内に保存することを防ぐことができ、重要情報の可用性のリスクを下げることができると共に、重要情報の滅失リスクを減少させることができる。
また、ドキュメントデータ81に情報レベル属性を電子透かしにより埋め込むようにしたため、ドキュメントデータ81の保存場所が移動された場合やドキュメントデータ形式が変更された場合でも情報レベル属性は有効なままであると共に、情報レベル属性の改竄が困難になり、ドキュメントデータ81の管理をより確実に行うことができる効果がある。更に、電子透かしを埋め込むことにより、スキャンしたデータだけでなく、複合機1以外からのデータも保存可否の判定をすることができる。
また、ドキュメントデータ81がフォルダ43に保存できない場合には、利用者に対して表示部9に表示することにより警告をするようにしたため、利用者にドキュメントデータ81の情報レベル属性が保存しようとするフォルダ43の保存許可レベルを超えていることを明確に知らせることができ、機密情報などの重要情報を安易にハードディスク41内に保存することを防ぐことができる効果がある。
また、ドキュメントデータ81がフォルダ43に保存できない場合には、管理者のPCにネットワークを介してその旨を通知するようにしたため、利用者が許可されないフォルダ43やドキュメントデータ81にアクセスしたことを管理者が知ることができ、管理者が不正アクセス状況などを把握して、確実に管理をすることができる効果がある。
また、ハードディスク41内にフォルダ43が複数作成されている場合に、利用者に応じてアクセス可能なフォルダ43を限定できるようにしたため、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
また、保存許可レベルはフォルダ43毎に設定できるようにしたため、フォルダ43毎に保存可能なドキュメントデータ81を限定することができ、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
また、保存許可レベルを2段階以上設定できるようにしたため、機密情報などの重要情報を保存するフォルダ43とその他の情報を保存するフォルダ43とを区分することができ、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
また、情報レベル属性を2段階以上設定できるようにしたため、機密情報などの重要情報のドキュメントデータ81とその他の情報のドキュメントデータ81とを区分することができ、機密情報などの重要情報の可用性のリスクを下げることができる効果がある。
尚、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。すなわち、本実施形態で挙げた具体的な方法などは一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態において、記憶媒体にハードディスクを採用した場合の説明をしたが、メモリーカードなど略同等の機能を有するものであればよい。
本発明の実施形態における複合機の概略斜視図である。 本発明の実施形態における複合機のブロック図である。 本発明の実施形態における操作表示装置の斜視図である。 本発明の実施形態における複合機にデータを保存する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…複合機(画像形成装置) 41…ハードディスク(記憶媒体) 43…フォルダ S2…保存許可レベル抽出手段 S4…情報レベル属性抽出手段 S5…レベル比較手段 81…ドキュメントデータ

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体に内蔵された記憶媒体にドキュメントデータを保存することができる画像形成装置において、
    前記記憶媒体に形成されたフォルダに保存可能なレベルを特定する保存許可レベルを設定する保存許可レベル設定手段と、
    前記保存許可レベルを前記フォルダから読み出す保存許可レベル抽出手段と、
    前記ドキュメントデータを前記画像形成装置本体に受信するドキュメントデータ受信手段と、
    前記ドキュメントデータからデータのレベルを特定する情報レベル属性を読み出す情報レベル属性抽出手段と、
    前記情報レベル属性と前記保存許可レベルとを比較するレベル比較手段と、を備え、
    該レベル比較手段の結果により、前記フォルダへの前記ドキュメントデータの保存可否を判別可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記情報レベル属性が、前記ドキュメントデータに電子透かしにより埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記レベル比較手段の結果により前記ドキュメントデータを前記フォルダに保存できない場合に、警告がなされることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記レベル比較手段の結果により前記ドキュメントデータを前記フォルダに保存できない場合に、管理者の管理端末に通知可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記フォルダが複数形成されており、利用者毎にアクセス可能なフォルダを選定可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記保存許可レベル設定手段が、前記フォルダ毎に設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記保存許可レベルは、少なくとも2段階設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記情報レベル属性は、少なくとも2段階設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
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