JP2008109789A - 制御装置およびそのパラメータの処理方法 - Google Patents
制御装置およびそのパラメータの処理方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】制御装置本体、端子台のどちらの交換を行った場合でもパラメータの設定を不要とし、そのどちらの場合でも返却時に異常解析を可能にするインバータ装置、サーボ装置などの制御装置およびそのパラメータの処理方法を提供する。
【解決手段】端子台5が交換可能なように制御装置本体1から取り外せる構成にしたうえEEPROMを端子台5と制御装置本体1それぞれに搭載し、それぞれのEEPROM3、6に保持した端子台IDを比較することによりパラメータなどデータの復元方法を判別する。さらに、それぞれのEEPROM3、6は、運転中の様々な時系列データであるトレースデータを記憶する。
【選択図】図1
【解決手段】端子台5が交換可能なように制御装置本体1から取り外せる構成にしたうえEEPROMを端子台5と制御装置本体1それぞれに搭載し、それぞれのEEPROM3、6に保持した端子台IDを比較することによりパラメータなどデータの復元方法を判別する。さらに、それぞれのEEPROM3、6は、運転中の様々な時系列データであるトレースデータを記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明は、インバータ装置、サーボ装置などの制御装置およびそのパラメータの処理方法に関する。
従来、インバータ装置、サーボ装置などの制御装置のパラメータは、制御装置本体に搭載されたEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)にパラメータを記憶させていた。したがって、制御装置本体を交換する場合、外部機器と接続している各種端子を外して制御装置本体を交換し、パラメータを最初から設定し直す必要があった。
この解決策として、制御装置の端子台を本体から取り外せる構成にしたうえEEPROMをその端子台に搭載することで、制御装置交換時に外部機器と接続している各種端子を外さずに制御装置本体を交換でき、パラメータも設定し直す必要がない方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この解決策として、制御装置の端子台を本体から取り外せる構成にしたうえEEPROMをその端子台に搭載することで、制御装置交換時に外部機器と接続している各種端子を外さずに制御装置本体を交換でき、パラメータも設定し直す必要がない方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図3は、従来技術を示す制御装置の構成図である。
図3において、102は制御装置本体、103はケース、104は制御装置の端子台、106は接続端子、108、118はインタフェースすなわちI/O、110はEEPROMなどの不揮発性メモリ、112はメモリ部、114はキースイッチ、116はLED、120はバッテリ、122は論理処理部すなわちCPU、124はROM、126はSRAMである。
以下、図3を用いて従来技術における制御装置の構成について説明する。
制御装置本体102はケース103内に収納され、また、端子台104はケース103の外壁にネジ等で取り付けられており、かつ、制御装置本体102と端子台104はケース103内において互いに電気的に接続されている。さらに、制御装置本体102は、ケース103から単独に取り出して交換できるようになっている。
端子台104は、外部装置、各種センサ、およびモータ等が接続される多数の接続端子106を備えるとともに、制御装置の設定パラメータが記憶されるEEPROM110が設けられている。
一方、制御装置本体102、各接続端子106を介して信号を入出力するインタフェース108を備えるとともに、メモリ部112、キースイッチ114、LED116、インタフェース118、バッテリ120、およびCPU122を有している。
メモリ部112は、CPU122の実行手順が記憶されたROM124、モータなどの被制御機器を制御するための各種のデータが記憶されるSRAM126からなり、バッテリ120でバックアップされている。
また、キースイッチ114は、制御装置の設定パラメータを入力するものであり、LED116はCPU122の演算結果等が表示されるようになっている。
CPU122は、制御装置本体102内の各部を制御するとともに、SRAM126とEEPROM110の相互間で制御装置の設定パラメータを転送、記憶するように構成されている。
特開平7−160303号公報
図3において、102は制御装置本体、103はケース、104は制御装置の端子台、106は接続端子、108、118はインタフェースすなわちI/O、110はEEPROMなどの不揮発性メモリ、112はメモリ部、114はキースイッチ、116はLED、120はバッテリ、122は論理処理部すなわちCPU、124はROM、126はSRAMである。
以下、図3を用いて従来技術における制御装置の構成について説明する。
制御装置本体102はケース103内に収納され、また、端子台104はケース103の外壁にネジ等で取り付けられており、かつ、制御装置本体102と端子台104はケース103内において互いに電気的に接続されている。さらに、制御装置本体102は、ケース103から単独に取り出して交換できるようになっている。
端子台104は、外部装置、各種センサ、およびモータ等が接続される多数の接続端子106を備えるとともに、制御装置の設定パラメータが記憶されるEEPROM110が設けられている。
一方、制御装置本体102、各接続端子106を介して信号を入出力するインタフェース108を備えるとともに、メモリ部112、キースイッチ114、LED116、インタフェース118、バッテリ120、およびCPU122を有している。
メモリ部112は、CPU122の実行手順が記憶されたROM124、モータなどの被制御機器を制御するための各種のデータが記憶されるSRAM126からなり、バッテリ120でバックアップされている。
また、キースイッチ114は、制御装置の設定パラメータを入力するものであり、LED116はCPU122の演算結果等が表示されるようになっている。
CPU122は、制御装置本体102内の各部を制御するとともに、SRAM126とEEPROM110の相互間で制御装置の設定パラメータを転送、記憶するように構成されている。
ところが従来技術では、何らかの不具合が発生して制御装置本体の交換を行った場合、製造元へ返却された制御装置本体だけでは制御機器のパラメータの設定値が不明なため異常解析が困難な場合があった。また、制御装置の端子台の交換を行った場合は設定したパラメータを最初から設定し直さなければならないという問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、制御装置本体または端子台のどちらの交換を行った場合でもパラメータの設定を不要にし、制御装置本体または端子台のどちらの交換を行った場合でも返却品の異常解析を可能にするインバータ装置、サーボ装置などの制御装置およびそのパラメータの処理方法を提供することを目的としている。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、制御装置本体または端子台のどちらの交換を行った場合でもパラメータの設定を不要にし、制御装置本体または端子台のどちらの交換を行った場合でも返却品の異常解析を可能にするインバータ装置、サーボ装置などの制御装置およびそのパラメータの処理方法を提供することを目的としている。
上記問題を解決するため、本発明は、次のようにしたのである。
請求項1に記載の発明は、外部機器に接続するための端子台を制御装置本体から取り外し可能に備え、CPUとパラメータの設定、表示、エラーの表示を行うパラメータ設定器を有する制御装置において、前記端子台は、予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータを記憶する第1のEEPROMを有し、前記制御装置本体は、前記パラメータ、および前記端子台IDを記憶する第2のEEPROMと、予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリと、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明は、外部機器に接続するための端子台を制御装置本体から取り外し可能に備え、CPUとパラメータの設定、表示、エラーの表示を行うパラメータ設定器を有する制御装置において、前記端子台は、予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータを記憶する第1のEEPROMを有し、前記制御装置本体は、前記パラメータ、および前記端子台IDを記憶する第2のEEPROMと、予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリと、を有することを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御装置において、前記CPUは、前記第1および前記第2のEEPROMに記憶している前記端子台IDに基づいて、前記第1または前記第2のEEPROMの前記パラメータを書き換えることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の制御装置において、前記CPUは、前記第1のEEPROMと前記第2のEEPROMの書き込まれている内容を比較し、前記第1のEEPROMには前記パラメータが記憶されておらず前記端子台IDのみ書き込まれており、前記第2のEEPROMにはなにも書き込まれていないと判断した場合には、前記第1のEEPROMに書き込まれた前記端子台IDに見合ったパラメータを前記FLASHメモリより読み出して前記第1のEEPROMに書き込み、次に、前記第1のEEPROMのデータをすべて前記第2のEEPROMに書き込み、前記第2のEEPROMにはなにも書き込まれておらず、前記第1のEEPROMに前記パラメータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROMに記憶されている情報をすべて前記第2のEEPROMに書き込み、前記第2のEEPROMに前記パラメータおよび前記端子台IDが記憶されており、前記第1のEEPROMには前記端子台IDのみ書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROMの前記端子台IDと前記第2のEEPROMに書き込まれている前記端子台IDを比較し、一致していれば前記第2のEEPROMの情報をすべて前記第1のEEPROMに書き込み、一方、不一致であれば前記パラメータ設定器にエラーを表示し、前記第1、2のEEPROMに前記パラメータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1、2のEEPROMの前記端子台IDを比較し、前記端子台IDが不一致であれば前記第1のEEPROMに書き込まれている情報をすべて前記第2のEEPROMに書き込み、前記端子台IDが一致していれば、次に前記パラメータ同士を比較し、前記パラメータが不一致であれば、どちらのEEPROMに書き込まれている前記パラメータを上書きするのかを前記パラメータ設定器による設定に従って選択し、前記パラメータを書き込むことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、外部機器に接続するための端子台を制御装置本体から取り外し可能に備え、CPUとパラメータの設定、表示、エラーの表示を行うパラメータ設定器を有する制御装置において、前記端子台は、予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータおよび運転中の様々な時系列データであるトレースデータを記憶する第1のEEPROMを有し、前記制御装置本体は、前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDを記憶する第2のEEPROMと、予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリと、を有することを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の制御装置において、前記CPUは、前記第1および前記第2のEEPROMに記憶している前記端子台IDに基づいて、前記第1または前記第2のEEPROMの前記パラメータおよび前記トレースデータを書き換えることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の制御装置において、前記CPUは、前記第1のEEPROMと前記第2のEEPROMの書き込まれている内容を比較し、前記第1のEEPROMには前記パラメータおよび前記トレースデータは記憶されておらず前記端子台IDのみ書き込まれており、前記第2のEEPROMにはなにも書き込まれていないと判断した場合には、前記第1のEEPROMに書き込まれた前記端子台IDに見合ったパラメータを前記FLASHメモリより読み出して前記第1のEEPROMに書き込み、次に、前記第1のEEPROMのデータをすべて前記第2のEEPROMに書き込み、前記第2のEEPROMにはなにも書き込まれておらず、前記第1のEEPROMに前記パラメータ、前記トレースデータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROMに記憶されている情報をすべて前記第2のEEPROMに書き込み、前記第2のEEPROMに前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDが記憶されており、前記第1のEEPROMには前記端子台IDのみ書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROMの前記端子台IDと前記第2のEEPROMに書き込まれている前記端子台IDを比較し、一致していれば前記第2のEEPROMの情報をすべて前記第1のEEPROMに書き込み、一方、不一致であれば前記パラメータ設定器にエラーを表示し、前記第1、2のEEPROMに前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1、2のEEPROMの前記端子台IDを比較し、前記端子台IDが不一致であれば前記第1のEEPROMに書き込まれている情報をすべて前記第2のEEPROMに書き込み、前記端子台IDが一致していれば、次に前記パラメータ同士を比較し、前記パラメータが不一致であれば、どちらのEEPROMに書き込まれている前記パラメータおよび前記トレースデータを上書きするのかを前記パラメータ設定器による設定に従って選択し、前記パラメータと前記トレースデータを書き込むことを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6に記載の制御装置において、前記制御装置は、モータを駆動制御するインバータ装置であることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6に記載の制御装置において、前記制御装置は、サーボモータを駆動制御するサーボ装置であることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、外部機器に接続するための端子台を制御装置本体から取り外し可能に備えた制御装置のパラメータの処理方法において、前記端子台を、予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータを記憶する第1のEEPROMを有する構成とし、前記制御装置本体を、前記パラメータおよび前記端子台IDを記憶する第2のEEPROMと、予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリと、を有する構成とし、前記第1のEEPROMと前記第2のEEPROMの書き込まれている内容を比較するステップと、前記第1のEEPROMには前記パラメータは記憶されておらず前記端子台IDのみ書き込まれており、前記第2のEEPROMにはなにも書き込まれていないと判断した場合には、前記第1のEEPROMに書き込まれた前記端子台IDに見合ったパラメータを前記FLASHメモリより読み出して前記第1のEEPROMに書き込み、次に、前記第1のEEPROMのデータをすべて前記第2のEEPROMに書き込むステップと、前記第2のEEPROMにはなにも書き込まれておらず、前記第1のEEPROMに前記パラメータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROMに記憶されている情報をすべて前記第2のEEPROMに書き込むステップと、前記第2のEEPROMに前記パラメータおよび前記端子台IDが記憶されており、前記第1のEEPROMには前記端子台IDのみ書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROMの前記端子台IDと前記第2のEEPROMに書き込まれている前記端子台IDを比較し、一致していれば前記第2のEEPROMの情報をすべて前記第1のEEPROMに書き込み、一方、不一致であればエラーを表示して前記端子台の変更を促すステップと、前記第1、2のEEPROMに前記パラメータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1、2のEEPROMの前記端子台IDを比較し、前記端子台IDが不一致であれば前記第1のEEPROMに書き込まれている情報をすべて前記第2のEEPROMに書き込み、前記端子台IDが一致していれば、次に前記パラメータ同士を比較し、前記パラメータが不一致であればどちらのEEPROMに書き込まれている前記パラメータを上書きするのかを選択して前記パラメータを書き込むステップと、を有することを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、外部機器に接続するための端子台を制御装置本体から取り外し可能に備えた制御装置のパラメータの処理方法において、前記端子台を、予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータおよび運転中の様々な時系列データであるトレースデータを記憶する第1のEEPROMを有する構成とし、前記制御装置本体を、前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDを記憶する第2のEEPROMと、予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリと、を有する構成とし、前記第1のEEPROMと前記第2のEEPROMの書き込まれている内容を比較するステップと、前記第1のEEPROMには前記パラメータおよび前記トレースデータは記憶されておらず前記端子台IDのみ書き込まれており、前記第2のEEPROMにはなにも書き込まれていないと判断した場合には、前記第1のEEPROMに書き込まれた前記端子台IDに見合ったパラメータを前記FLASHメモリより読み出して前記第1のEEPROMに書き込み、次に、前記第1のEEPROMのデータをすべて前記第2のEEPROMに書き込むステップと、前記第2のEEPROMにはなにも書き込まれておらず、前記第1のEEPROMに前記パラメータ、前記トレースデータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROMに記憶されている情報をすべて前記第2のEEPROMに書き込むステップと、前記第2のEEPROMに前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDが記憶されており、前記第1のEEPROMには前記端子台IDのみ書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROMの前記端子台IDと前記第2のEEPROMに書き込まれている前記端子台IDを比較し、一致していれば前記第2のEEPROMの情報をすべて前記第1のEEPROMに書き込み、一方、不一致であればエラーを表示して前記端子台の変更を促すステップと、前記第1、2のEEPROMに前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1、2のEEPROMの前記端子台IDを比較し、前記端子台IDが不一致であれば前記第1のEEPROMに書き込まれている情報をすべて前記第2のEEPROMに書き込み、前記端子台IDが一致していれば、次に前記パラメータ同士を比較し、前記パラメータが不一致であればどちらのEEPROMに書き込まれている前記パラメータおよび前記トレースデータを上書きするのかを選択して前記パラメータと前記トレースデータを書き込むステップと、を有することを特徴としている。
請求項1乃至3に記載の発明によると、交換の際に外部機器と接続している各種端子を外さずに制御装置本体のみ交換でき、パラメータの設定を不要とする制御装置が得られる。また、端子台の交換であってもパラメータの設定を不要とする制御装置が得られる。
また、請求項4乃至6に記載の発明によると、パラメータだけでなくトレースデータも記憶するため、不具合発生時に製造元へ返却されたものが端子台であっても制御装置本体であっても製造元で異常解析を行うことが出来る制御装置が得られる。
また、請求項7に記載の発明によると、請求項1乃至6に記載の発明の特徴を備えたインバータ装置が得られる。
また、請求項8に記載の発明によると、請求項1乃至6に記載の発明の特徴を備えたサーボ装置が得られる。
また、請求項9に記載の発明によると、交換の際に外部機器と接続している各種端子を外さずに制御装置本体のみ交換でき、パラメータの設定を不要とする制御装置のパラメータの処理方法が得られる。また、端子台の交換であってもパラメータの設定を不要とする制御装置のパラメータの処理方法が得られる。
また、請求項10に記載の発明によると、交換の際に外部機器と接続している各種端子を外さずに制御装置本体のみ交換でき、パラメータの設定を不要とする制御装置のパラメータの処理方法が得られる。また、端子台の交換であってもパラメータの設定を不要とする制御装置のパラメータの処理方法が得られる。さらに、パラメータだけでなくトレースデータも記憶するため、不具合発生時に製造元へ返却されたものが端子台であっても制御装置本体であっても製造元で異常解析を行うことが出来る制御装置のパラメータの処理方法が得られる。
以下、本発明の方法の具体的実施例について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明を示す制御装置の構成図である。
図1において、1はインバータ装置、サーボ装置などの制御装置本体、2はCPU、3、6はEEPROM、4、15はシリアル接続、5は端子台、7〜13は接続端子、14はI/Oエクスパンダ、16はFLASHメモリ、17はパラメータ設定器である。
本発明が従来技術である図3と相違する点は以下のとおりである。
すなわち、本発明の制御装置は、EEPROMを端子台5と制御装置本体1それぞれに搭載し、制御装置の機種判別用の端子台IDと制御用のパラメータをそれぞれのEEPROM3、6に保持し、それぞれのEEPROM3、6に保持した端子台IDを比較することによりパラメータなどデータの復元方法を判別するようにしている点である。さらに、本発明の制御装置は、パラメータだけでなくトレースデータも、端子台5上のEEPROM3および制御装置本体1上のEEPROM6に記憶するようにしている点である。
図1において、1はインバータ装置、サーボ装置などの制御装置本体、2はCPU、3、6はEEPROM、4、15はシリアル接続、5は端子台、7〜13は接続端子、14はI/Oエクスパンダ、16はFLASHメモリ、17はパラメータ設定器である。
本発明が従来技術である図3と相違する点は以下のとおりである。
すなわち、本発明の制御装置は、EEPROMを端子台5と制御装置本体1それぞれに搭載し、制御装置の機種判別用の端子台IDと制御用のパラメータをそれぞれのEEPROM3、6に保持し、それぞれのEEPROM3、6に保持した端子台IDを比較することによりパラメータなどデータの復元方法を判別するようにしている点である。さらに、本発明の制御装置は、パラメータだけでなくトレースデータも、端子台5上のEEPROM3および制御装置本体1上のEEPROM6に記憶するようにしている点である。
以下、図1を用いて本実施例における制御装置の詳細構成について説明する。
制御装置は、従来技術である図3と同様に、パラメータを記憶するEEPROM3を内蔵した端子台5を、制御装置本体1から取り外し可能に備える構成にしている。
制御装置本体1は、制御装置を制御するためのCPU2、パラメータの設定、表示、エラーの表示を行うパラメータ設定器17、FLASHメモリ16、およびEEPROM6、を有している。一方、端子台5は、外部機器、各種センサ、モータなどの被制御機器と接続するための接続端子7〜13、端子情報とシリアル情報とを変換するI/Oエクスパンダ14、および前述のEEPROM3を有している。
制御装置本体1上のEEPROM6は、パラメータ、運転中の様々な時系列データであるトレースデータ、および機種判別用の端子台IDを記憶する。一方、端子台5上のEEPROM3は、端子台5製造時に機種判別用の端子台IDが書き込まれおり、この端子台IDのほかにEEPROM6と同様、パラメータおよびトレースデータを記憶する。
また、FLASHメモリ16は、制御プログラムおよび初期化に必要なデータ、すなわち各種端子台IDとそれに対応するパラメータなどを記憶している。
EEPROM6とCPU2は、シリアル接続4で接続されている。また、EEPROM3、CPU2、I/Oエクスパンダ14は、シリアル接続15で接続されている。このように、制御装置本体1と端子台5は、シリアル接続15のみで接続されているため物理的に切り離しが可能である。
制御装置は、従来技術である図3と同様に、パラメータを記憶するEEPROM3を内蔵した端子台5を、制御装置本体1から取り外し可能に備える構成にしている。
制御装置本体1は、制御装置を制御するためのCPU2、パラメータの設定、表示、エラーの表示を行うパラメータ設定器17、FLASHメモリ16、およびEEPROM6、を有している。一方、端子台5は、外部機器、各種センサ、モータなどの被制御機器と接続するための接続端子7〜13、端子情報とシリアル情報とを変換するI/Oエクスパンダ14、および前述のEEPROM3を有している。
制御装置本体1上のEEPROM6は、パラメータ、運転中の様々な時系列データであるトレースデータ、および機種判別用の端子台IDを記憶する。一方、端子台5上のEEPROM3は、端子台5製造時に機種判別用の端子台IDが書き込まれおり、この端子台IDのほかにEEPROM6と同様、パラメータおよびトレースデータを記憶する。
また、FLASHメモリ16は、制御プログラムおよび初期化に必要なデータ、すなわち各種端子台IDとそれに対応するパラメータなどを記憶している。
EEPROM6とCPU2は、シリアル接続4で接続されている。また、EEPROM3、CPU2、I/Oエクスパンダ14は、シリアル接続15で接続されている。このように、制御装置本体1と端子台5は、シリアル接続15のみで接続されているため物理的に切り離しが可能である。
図2は、本発明を示す制御装置のパラメータの処理方法についての説明図、すなわち、制御装置本体1と端子台5の組み合わせによるパラメータの処理方法について説明した図である。
以下、図2を用いて本実施例における制御装置におけるパラメータの処理方法、すなわち、制御装置本体1や端子台5交換時のパラメータ復元の方法について説明する。
制御装置本体1や端子台5を交換する場合、制御装置本体1と端子台5の組み合わせは図2に示すように4通り存在する。以下、各組み合わせについて説明する。
以下、図2を用いて本実施例における制御装置におけるパラメータの処理方法、すなわち、制御装置本体1や端子台5交換時のパラメータ復元の方法について説明する。
制御装置本体1や端子台5を交換する場合、制御装置本体1と端子台5の組み合わせは図2に示すように4通り存在する。以下、各組み合わせについて説明する。
先ず、制御装置本体1と端子台5が両方とも新品の場合について、パラメータの処理方法を説明する。
この場合、端子台5上のEEPROM3にはパラメータおよびトレースデータはいずれも記憶されておらず、端子台IDのみ製造時に書き込まれている。一方、制御装置本体1上のEEPROM6にはなにも書き込まれていない。
この状態ではパラメータ設定がなされていないため制御装置は正常に動作しない。よって初期化操作を行う必要がある。初期化操作時は、先ず、端子台5上のEEPROM3に書き込まれた端子台IDに見合ったパラメータを制御装置本体1上のFLASHメモリ16より読み出して端子台上5のEEPROM3に書き込み、次にEEPROM3のデータをすべて制御装置本体1上のEEPROM6に書き込む。
この場合、端子台5上のEEPROM3にはパラメータおよびトレースデータはいずれも記憶されておらず、端子台IDのみ製造時に書き込まれている。一方、制御装置本体1上のEEPROM6にはなにも書き込まれていない。
この状態ではパラメータ設定がなされていないため制御装置は正常に動作しない。よって初期化操作を行う必要がある。初期化操作時は、先ず、端子台5上のEEPROM3に書き込まれた端子台IDに見合ったパラメータを制御装置本体1上のFLASHメモリ16より読み出して端子台上5のEEPROM3に書き込み、次にEEPROM3のデータをすべて制御装置本体1上のEEPROM6に書き込む。
次に、制御装置本体1のみ新品で端子台5が既存品の場合について、パラメータの処理方法を説明する。
この場合、制御装置本体1上のEEPROM6にはなにも書き込まれていないため、端子台5上のEEPROM3の情報をすべて制御装置本体上1のEEPROM6に書き込む。
この場合、制御装置本体1上のEEPROM6にはなにも書き込まれていないため、端子台5上のEEPROM3の情報をすべて制御装置本体上1のEEPROM6に書き込む。
次に、端子台5のみ新品で制御装置本体1が既存品の場合について、パラメータの処理方法を説明する。
この場合、制御装置本体1上のEEPROM6には取り替え前の端子台IDが書き込まれているため、その端子台IDと端子台5上のEEPROM3に書き込まれている端子台IDを比較し、一致していれば制御装置本体1上のEEPROM6の情報をすべて端子台5上のEEPROM3に書き込む。一方、端子台IDが不一致であれば端子台5上に書き込まれている機種が違っているのでパラメータ設定器17にエラーを表示して端子台5の変更を促す。なお、この状態で初期化操作をすると、先ず、端子台5上のEEPROM3に書き込まれている端子台IDに見合ったパラメータを制御装置本体1上のFLASHメモリ16より読み出して端子台5上のEEPROM3に書き込み、次に、EEPROM3のデータをすべて制御装置本体1上のEEPROM6に書き込む。
この場合、制御装置本体1上のEEPROM6には取り替え前の端子台IDが書き込まれているため、その端子台IDと端子台5上のEEPROM3に書き込まれている端子台IDを比較し、一致していれば制御装置本体1上のEEPROM6の情報をすべて端子台5上のEEPROM3に書き込む。一方、端子台IDが不一致であれば端子台5上に書き込まれている機種が違っているのでパラメータ設定器17にエラーを表示して端子台5の変更を促す。なお、この状態で初期化操作をすると、先ず、端子台5上のEEPROM3に書き込まれている端子台IDに見合ったパラメータを制御装置本体1上のFLASHメモリ16より読み出して端子台5上のEEPROM3に書き込み、次に、EEPROM3のデータをすべて制御装置本体1上のEEPROM6に書き込む。
次に、制御装置本体1、端子台5が共に既存品の場合について、パラメータの処理方法を説明する。
この場合、双方のEEPROM3、6に書き込まれている端子台IDを比較し、端子台IDが不一致であれば端子台5上のEEPROM3の情報をすべて制御装置本体1上のEEPROM6に書き込む。一方、端子台IDが一致していればパラメータ同士を比較し、パラメータが一致していれば何もしない(完了)。パラメータが不一致であればどちらのEEPROMのパラメータおよびトレースデータを上書きするのかをパラメータ設定器17によりユーザに選択させ、それに従ってEEPROMに書き込む。
この場合、双方のEEPROM3、6に書き込まれている端子台IDを比較し、端子台IDが不一致であれば端子台5上のEEPROM3の情報をすべて制御装置本体1上のEEPROM6に書き込む。一方、端子台IDが一致していればパラメータ同士を比較し、パラメータが一致していれば何もしない(完了)。パラメータが不一致であればどちらのEEPROMのパラメータおよびトレースデータを上書きするのかをパラメータ設定器17によりユーザに選択させ、それに従ってEEPROMに書き込む。
以上述べたように、本実施例に係わるインバータ装置、サーボ装置などの制御装置およびそのパラメータの処理方法は、端子台5が交換可能なように制御装置本体1から取り外せる構成にした上、EEPROMを端子台5と制御装置本体1それぞれに搭載し、端子台5上のEEPROM3および制御装置本体1上のEEPROM6に保持している端子台IDに基づいてパラメータなどのデータを復元する方法を判別するようにしているので、制御装置本体1、端子台5のどちらの交換を行った場合でもパラメータの設定が不要である。
さらに、パラメータだけでなく運転中の様々な時系列データであるトレースデータも、端子台5上のEEPROM3および制御装置本体1上のEEPROM6に記憶するようにしているので、不具合発生時に製造元へ返却されたものが端子台5であっても制御装置本体1であっても、製造元で異常解析を行うことが出来るのである。
さらに、パラメータだけでなく運転中の様々な時系列データであるトレースデータも、端子台5上のEEPROM3および制御装置本体1上のEEPROM6に記憶するようにしているので、不具合発生時に製造元へ返却されたものが端子台5であっても制御装置本体1であっても、製造元で異常解析を行うことが出来るのである。
本発明はインバータ装置、サーボ装置に好適であるが、端子台を備えパラメータ設定を必要とするあらゆる制御装置に適用が可能である。
1、102 制御装置本体
2、122 CPU
3、6、110 EEPROM
4、15 シリアル接続
5、104 端子台
7〜13、106 接続端子
14 I/Oエクスパンダ
16 FLASHメモリ
17 パラメータ設定器
103 ケース
108、118 インタフェース(I/O)
112 メモリ部
114 キースイッチ
116 LED
120 バッテリ
124 ROM
126 SRAM
2、122 CPU
3、6、110 EEPROM
4、15 シリアル接続
5、104 端子台
7〜13、106 接続端子
14 I/Oエクスパンダ
16 FLASHメモリ
17 パラメータ設定器
103 ケース
108、118 インタフェース(I/O)
112 メモリ部
114 キースイッチ
116 LED
120 バッテリ
124 ROM
126 SRAM
Claims (10)
- 外部機器に接続するための端子台(5)を制御装置本体(1)から取り外し可能に備え、CPU(2)とパラメータの設定、表示、エラーの表示を行うパラメータ設定器(17)を有する制御装置において、
前記端子台(5)は、
予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータを記憶する第1のEEPROM(3)を有し、
前記制御装置本体(1)は、
前記パラメータ、および前記端子台IDを記憶する第2のEEPROM(6)と、
予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリ(16)と、を有することを特徴とする制御装置。 - 前記CPU(2)は、前記第1および前記第2のEEPROM(3、6)に記憶している前記端子台IDに基づいて、前記第1または前記第2のEEPROM(3、6)の前記パラメータを書き換えることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記CPU(2)は、
前記第1のEEPROM(3)と前記第2のEEPROM(6)の書き込まれている内容を比較し、前記第1のEEPROM(3)には前記パラメータが記憶されておらず前記端子台IDのみ書き込まれており、前記第2のEEPROM(6)にはなにも書き込まれていないと判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)に書き込まれた前記端子台IDに見合ったパラメータを前記FLASHメモリ(16)より読み出して前記第1のEEPROM(3)に書き込み、次に、前記第1のEEPROM(3)のデータをすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込み、前記第2のEEPROM(6)にはなにも書き込まれておらず、前記第1のEEPROM(3)に前記パラメータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)に記憶されている情報をすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込み、前記第2のEEPROM(6)に前記パラメータおよび前記端子台IDが記憶されており、前記第1のEEPROM(3)には前記端子台IDのみ書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)の前記端子台IDと前記第2のEEPROM(6)に書き込まれている前記端子台IDを比較し、一致していれば前記第2のEEPROM(6)の情報をすべて前記第1のEEPROM(3)に書き込み、一方、不一致であれば前記パラメータ設定器(17)にエラーを表示し、前記第1、2のEEPROM(3、6)に前記パラメータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1、2のEEPROM(3、6)の前記端子台IDを比較し、前記端子台IDが不一致であれば前記第1のEEPROM(3)に書き込まれている情報をすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込み、前記端子台IDが一致していれば、次に前記パラメータ同士を比較し、前記パラメータが不一致であれば、どちらのEEPROMに書き込まれている前記パラメータを上書きするのかを前記パラメータ設定器(17)による設定に従って選択し、前記パラメータを書き込むことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 外部機器に接続するための端子台(5)を制御装置本体(1)から取り外し可能に備え、CPU(2)とパラメータの設定、表示、エラーの表示を行うパラメータ設定器(17)を有する制御装置において、
前記端子台(5)は、
予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータおよび運転中の様々な時系列データであるトレースデータを記憶する第1のEEPROM(3)を有し、
前記制御装置本体(1)は、
前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDを記憶する第2のEEPROM(6)と、
予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリ(16)と、を有することを特徴とする制御装置。 - 前記CPU(2)は、前記第1および前記第2のEEPROM(3、6)に記憶している前記端子台IDに基づいて、前記第1または前記第2のEEPROM(3、6)の前記パラメータおよび前記トレースデータを書き換えることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
- 前記CPU(2)は、
前記第1のEEPROM(3)と前記第2のEEPROM(6)の書き込まれている内容を比較し、前記第1のEEPROM(3)には前記パラメータおよび前記トレースデータは記憶されておらず前記端子台IDのみ書き込まれており、前記第2のEEPROM(6)にはなにも書き込まれていないと判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)に書き込まれた前記端子台IDに見合ったパラメータを前記FLASHメモリ(16)より読み出して前記第1のEEPROM(3)に書き込み、次に、前記第1のEEPROM(3)のデータをすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込み、前記第2のEEPROM(6)にはなにも書き込まれておらず、前記第1のEEPROM(3)に前記パラメータ、前記トレースデータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)に記憶されている情報をすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込み、前記第2のEEPROM(6)に前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDが記憶されており、前記第1のEEPROM(3)には前記端子台IDのみ書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)の前記端子台IDと前記第2のEEPROM(6)に書き込まれている前記端子台IDを比較し、一致していれば前記第2のEEPROM(6)の情報をすべて前記第1のEEPROM(3)に書き込み、一方、不一致であれば前記パラメータ設定器(17)にエラーを表示し、前記第1、2のEEPROM(3、6)に前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1、2のEEPROM(3、6)の前記端子台IDを比較し、前記端子台IDが不一致であれば前記第1のEEPROM(3)に書き込まれている情報をすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込み、前記端子台IDが一致していれば、次に前記パラメータ同士を比較し、前記パラメータが不一致であれば、どちらのEEPROMに書き込まれている前記パラメータおよび前記トレースデータを上書きするのかを前記パラメータ設定器(17)による設定に従って選択し、前記パラメータと前記トレースデータを書き込むことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。 - 前記制御装置は、モータを駆動制御するインバータ装置であることを特徴とする請求項1乃至6に記載の制御装置。
- 前記制御装置は、サーボモータを駆動制御するサーボ装置であることを特徴とする請求項1乃至6記載の制御装置。
- 外部機器に接続するための端子台(5)を制御装置本体(1)から取り外し可能に備えた制御装置のパラメータの処理方法において、
前記端子台(5)を、予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータを記憶する第1のEEPROM(3)を有する構成とし、
前記制御装置本体(1)を、前記パラメータおよび前記端子台IDを記憶する第2のEEPROM(6)と、予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリ(16)と、を有する構成とし、
前記第1のEEPROM(3)と前記第2のEEPROM(6)の書き込まれている内容を比較するステップと、
前記第1のEEPROM(3)には前記パラメータは記憶されておらず前記端子台IDのみ書き込まれており、前記第2のEEPROM(6)にはなにも書き込まれていないと判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)に書き込まれた前記端子台IDに見合ったパラメータを前記FLASHメモリ(16)より読み出して前記第1のEEPROM(3)に書き込み、次に、前記第1のEEPROM(3)のデータをすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込むステップと、
前記第2のEEPROM(6)にはなにも書き込まれておらず、前記第1のEEPROM(3)に前記パラメータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)に記憶されている情報をすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込むステップと、
前記第2のEEPROM(6)に前記パラメータおよび前記端子台IDが記憶されており、前記第1のEEPROM(3)には前記端子台IDのみ書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)の前記端子台IDと前記第2のEEPROM(6)に書き込まれている前記端子台IDを比較し、一致していれば前記第2のEEPROM(6)の情報をすべて前記第1のEEPROM(3)に書き込み、一方、不一致であればエラーを表示して前記端子台(5)の変更を促すステップと、
前記第1、2のEEPROM(3、6)に前記パラメータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1、2のEEPROM(3、6)の前記端子台IDを比較し、前記端子台IDが不一致であれば前記第1のEEPROM(3)に書き込まれている情報をすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込み、前記端子台IDが一致していれば、次に前記パラメータ同士を比較し、前記パラメータが不一致であればどちらのEEPROMに書き込まれている前記パラメータを上書きするのかを選択して前記パラメータを書き込むステップと、を有することを特徴とする制御装置のパラメータの処理方法。 - 外部機器に接続するための端子台(5)を制御装置本体(1)から取り外し可能に備えた制御装置のパラメータの処理方法において、
前記端子台(5)を、予め機種判別用の端子台IDが書き込まれており、パラメータおよび運転中の様々な時系列データであるトレースデータを記憶する第1のEEPROM(3)を有する構成とし、
前記制御装置本体(1)を、前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDを記憶する第2のEEPROM(6)と、予め制御プログラムおよび初期化に必要なデータを記憶しているFLASHメモリ(16)と、を有する構成とし、
前記第1のEEPROM(3)と前記第2のEEPROM(6)の書き込まれている内容を比較するステップと、
前記第1のEEPROM(3)には前記パラメータおよび前記トレースデータは記憶されておらず前記端子台IDのみ書き込まれており、前記第2のEEPROM(6)にはなにも書き込まれていないと判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)に書き込まれた前記端子台IDに見合ったパラメータを前記FLASHメモリ(16)より読み出して前記第1のEEPROM(3)に書き込み、次に、前記第1のEEPROM(3)のデータをすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込むステップと、
前記第2のEEPROM(6)にはなにも書き込まれておらず、前記第1のEEPROM(3)に前記パラメータ、前記トレースデータおよび前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)に記憶されている情報をすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込むステップと、
前記第2のEEPROM(6)に前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDが記憶されており、前記第1のEEPROM(3)には前記端子台IDのみ書き込まれていると判断した場合には、前記第1のEEPROM(3)の前記端子台IDと前記第2のEEPROM(6)に書き込まれている前記端子台IDを比較し、一致していれば前記第2のEEPROM(6)の情報をすべて前記第1のEEPROM(3)に書き込み、一方、不一致であればエラーを表示して前記端子台(5)の変更を促すステップと、
前記第1、2のEEPROM(3、6)に前記パラメータ、前記トレースデータ、および前記端子台IDが書き込まれていると判断した場合には、前記第1、2のEEPROM(3、6)の前記端子台IDを比較し、前記端子台IDが不一致であれば前記第1のEEPROM(3)に書き込まれている情報をすべて前記第2のEEPROM(6)に書き込み、前記端子台IDが一致していれば、次に前記パラメータ同士を比較し、前記パラメータが不一致であればどちらのEEPROMに書き込まれている前記パラメータおよび前記トレースデータを上書きするのかを選択して前記パラメータと前記トレースデータを書き込むステップと、を有することを特徴とする制御装置のパラメータの処理方法。
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JP2006290783A JP2008109789A (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | 制御装置およびそのパラメータの処理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014026755A (ja) * | 2012-07-25 | 2014-02-06 | Azbil Corp | 制御装置 |
JP2015004312A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | 尼寺空圧工業株式会社 | エアーコンプレッサ、エアーコンプレッサの機器情報保全方法 |
WO2015068210A1 (ja) | 2013-11-05 | 2015-05-14 | 株式会社安川電機 | トレースデータ記録システム、トレースデータ記録サーバ、トレースデータ記録方法、プログラム、及び情報記憶媒体 |
KR101653761B1 (ko) * | 2015-04-22 | 2016-09-05 | 한라아이엠에스 주식회사 | 가스 감시 분석 시스템의 모듈 파라미터 설정 방법 및 이를 이용하는 장치들 |
JP2021076104A (ja) * | 2019-11-13 | 2021-05-20 | 株式会社荏原製作所 | 制御システムおよびポンプ装置 |
-
2006
- 2006-10-26 JP JP2006290783A patent/JP2008109789A/ja active Pending
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