JP2008109500A - 導波管型90度ハイブリットカプラー - Google Patents
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Abstract
【課題】電波の伝送損失を抑制する上で有利な導波管型90度ハイブリットカプラーを提供する。
【解決手段】本体32の周面は、互いに90度の角度を持って順次交差する第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48とで構成されている。第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48にそれぞれ導波管接続用のフランジ40が突出形成され、第1側面42のフランジ40の中央には第1ポート50が形成され、第2側面44のフランジ40の中央には第2ポート52が形成され、第3側面46のフランジ40の中央には第4ポート56が形成され、第4側面48のフランジ40の中央には第3ポート58が形成されている。第1の導波路34は第1ポート50と第2ポート52を接続し、第2の導波路36は第3ポート54と第4ポート56を接続している。
【選択図】図2
【解決手段】本体32の周面は、互いに90度の角度を持って順次交差する第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48とで構成されている。第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48にそれぞれ導波管接続用のフランジ40が突出形成され、第1側面42のフランジ40の中央には第1ポート50が形成され、第2側面44のフランジ40の中央には第2ポート52が形成され、第3側面46のフランジ40の中央には第4ポート56が形成され、第4側面48のフランジ40の中央には第3ポート58が形成されている。第1の導波路34は第1ポート50と第2ポート52を接続し、第2の導波路36は第3ポート54と第4ポート56を接続している。
【選択図】図2
Description
本発明は導波管型90度ハイブリットカプラーに関する。
2つの入力電波を結合するとともに互いに位相が90度異なる2つの出力電波として分岐して出力する90度ハイブリットカプラーがある(特許文献1参照)。
90度ハイブリットカプラーは、第1の導波路と、第2の導波路と、第1の導波路と第2の導波路とを結合する結合部とを有している。
第1の導波路は、第1の入力電波が入力される第1ポートと、第1の出力電波が出力される第2ポートを有し、第2の導波路は、第2の入力電波が入力される第3ポートと、第2の出力電波が出力される第4ポートを有している。
そして、第1ポートに第1の入力電波を入力し、第3ポートに第2の入力電波を入力すると、第1、第2の入力電波が結合部によって結合され、互いに位相が90度異なる第1の出力電波と第2の電波が生成され第2、第4ポートからそれぞれ出力されるものである。
90度ハイブリットカプラーは、第1の導波路と、第2の導波路と、第1の導波路と第2の導波路とを結合する結合部とを有している。
第1の導波路は、第1の入力電波が入力される第1ポートと、第1の出力電波が出力される第2ポートを有し、第2の導波路は、第2の入力電波が入力される第3ポートと、第2の出力電波が出力される第4ポートを有している。
そして、第1ポートに第1の入力電波を入力し、第3ポートに第2の入力電波を入力すると、第1、第2の入力電波が結合部によって結合され、互いに位相が90度異なる第1の出力電波と第2の電波が生成され第2、第4ポートからそれぞれ出力されるものである。
図4は従来の90度ハイブリッドカプラーの斜視図、図5は図4の断面図である。
図4に示すように、90度ハイブリッドカプラー10は、導電材料から形成された直方体状の本体12を有している。
本体12の互いに対向する長方形状の2つの側面のうち、一方の側面1202に2つの導波管接続用のフランジ13が長辺方向に間隔をおいて2つ突出形成され、他方の側面1204に2つの導波管接続用のフランジ13が長辺方向に間隔をおいて2つ突出形成されている。
一方の側面1202の2つのフランジ13に第1ポート14と第2ポート16がそれぞれ形成されている。
他方の側面1204の2つのフランジ13に第3ポート18と第4ポート20がそれぞれ形成されている。
図5に示すように、第1ポート14と第2ポート16は第1の導波路22によって接続され、第3ポート18と第4ポート20は第2の導波路24によって接続されている。
第1の導波路22の中間部22Aと、第2の導波路24の中間部24Aは互いに間隔をおいて平行をなして延在し、これら中間部22A、24Aの間が複数の開口26を介して接続されることで結合部28が構成されている。
特開平11−4122号公報
図4に示すように、90度ハイブリッドカプラー10は、導電材料から形成された直方体状の本体12を有している。
本体12の互いに対向する長方形状の2つの側面のうち、一方の側面1202に2つの導波管接続用のフランジ13が長辺方向に間隔をおいて2つ突出形成され、他方の側面1204に2つの導波管接続用のフランジ13が長辺方向に間隔をおいて2つ突出形成されている。
一方の側面1202の2つのフランジ13に第1ポート14と第2ポート16がそれぞれ形成されている。
他方の側面1204の2つのフランジ13に第3ポート18と第4ポート20がそれぞれ形成されている。
図5に示すように、第1ポート14と第2ポート16は第1の導波路22によって接続され、第3ポート18と第4ポート20は第2の導波路24によって接続されている。
第1の導波路22の中間部22Aと、第2の導波路24の中間部24Aは互いに間隔をおいて平行をなして延在し、これら中間部22A、24Aの間が複数の開口26を介して接続されることで結合部28が構成されている。
このような90度ハイブリッドカプラー10では、第1、第2ポート14、16の双方が同一の側面1202に配置されているため、隣接するフランジ13同士が干渉しないように、第1、第2ポート14、16の間隔を確保しなくてはならない。
また、同様に、第3、第4ポート18、20の双方が同一の側面1204に配置されているため、隣接するフランジ13同士が干渉しないように、第1、第2ポート14、16の間隔を確保しなくてはならない。
したがって、従来の90度ハイブリッドカプラー10では、第1の導波路22と第2の導波路24の双方の長さが大きくなってしまうため、電波の伝送損失を抑制する上で不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、電波の伝送損失を抑制する上で有利な導波管型90度ハイブリットカプラーを提供することにある。
また、同様に、第3、第4ポート18、20の双方が同一の側面1204に配置されているため、隣接するフランジ13同士が干渉しないように、第1、第2ポート14、16の間隔を確保しなくてはならない。
したがって、従来の90度ハイブリッドカプラー10では、第1の導波路22と第2の導波路24の双方の長さが大きくなってしまうため、電波の伝送損失を抑制する上で不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、電波の伝送損失を抑制する上で有利な導波管型90度ハイブリットカプラーを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の導波管型90度ハイブリットカプラーは、互いに90度の角度を持って順次交差する第1側面、第2側面、第3側面、第4側面を有する導電材料から形成された本体と、前記本体に設けられた第1の導波路と、前記本体に設けられた第2の導波路と、前記第1側面、第2側面、第3側面、第4側面にそれぞれ突出形成された導波管接続用のフランジとを備え、前記第1の導波路は、第1の入力電波が入力される第1ポートと、第1の出力電波が出力される第2ポートを有し、前記第2の導波路は、第2の入力電波が入力される第3ポートと、第2の出力電波が出力される第4ポートを有し、前記第1ポートは前記第1側面の前記フランジに設けられ、前記第2ポートは前記第2側面の前記フランジに設けられ、前記第3ポートは前記第4側面の前記フランジに設けられ、前記第4ポートは前記第3側面の前記フランジに設けられ、前記第1の導波路の延在方向の中間部と前記第2の導波路の延在方向の中間部とを結合する結合部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、従来のような隣接するフランジ同士の干渉を防止できることは無論のこと、第1の導波路および第2の導波路の双方の長さを短縮することができる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態の90度ハイブリッドカプラー30の斜視図、図2は図1のAA線断面図、図3は90度ハイブリッドカプラー30の結合部38の拡大平面図である。
図1、図2に示すように、90度ハイブリッドカプラー30(導波管型90度ハイブリットカプラー)は、本体32と、第1の導波路34と、第2の導波路36と、結合部38などを含んで構成されている。
図1に示すように、本体32は導電材料から形成され、本実施の形態では立方体状を呈している。
本体32の周面は、互いに90度の角度を持って順次交差する第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48とで構成されている。
第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48にそれぞれ導波管接続用のフランジ40が突出形成され、本実施の形態では、フランジ40は円形を呈している。
フランジ40にはその周方向に間隔をおいて複数の導波管取り付け用のねじ孔41が形成されている。
図1は本実施の形態の90度ハイブリッドカプラー30の斜視図、図2は図1のAA線断面図、図3は90度ハイブリッドカプラー30の結合部38の拡大平面図である。
図1、図2に示すように、90度ハイブリッドカプラー30(導波管型90度ハイブリットカプラー)は、本体32と、第1の導波路34と、第2の導波路36と、結合部38などを含んで構成されている。
図1に示すように、本体32は導電材料から形成され、本実施の形態では立方体状を呈している。
本体32の周面は、互いに90度の角度を持って順次交差する第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48とで構成されている。
第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48にそれぞれ導波管接続用のフランジ40が突出形成され、本実施の形態では、フランジ40は円形を呈している。
フランジ40にはその周方向に間隔をおいて複数の導波管取り付け用のねじ孔41が形成されている。
図1、図2に示すように、第1側面42のフランジ40の中央には第1ポート50が形成され、第2側面44のフランジ40の中央には第2ポート52が形成され、第3側面46のフランジ40の中央には第4ポート56が形成され、第4側面48のフランジ40の中央には第3ポート58が形成されている。
第1の導波路34は第1ポート50と第2ポート52を接続している。
第1の導波路34は断面が矩形状を呈し、第1ポート50に開口する第1直線部34Aと、第2ポート52に開口する第2直線部34Bと、それら直線部34A,34Bの端部を接続する中間部34Cとで構成されている。
第1直線部34Aは、第1側面42と直交する方向に直線状に延在し、第2直線部34Bは、第2側面44と直交する方向に直線状に延在している。
第1の導波路34は断面が矩形状を呈し、第1ポート50に開口する第1直線部34Aと、第2ポート52に開口する第2直線部34Bと、それら直線部34A,34Bの端部を接続する中間部34Cとで構成されている。
第1直線部34Aは、第1側面42と直交する方向に直線状に延在し、第2直線部34Bは、第2側面44と直交する方向に直線状に延在している。
第2の導波路36は第3ポート54と第4ポート56を接続している。
第2の導波路36は断面が矩形状を呈し、第3ポート54に開口する第3直線部36Aと、第4ポート56に開口する第4直線部36Bと、それら直線部36A,36Bの端部を接続する中間部36Cとで構成されている。
第3直線部36Aは、第4側面48と直交する方向に直線状に延在し、第4直線部36Bは、第3側面46と直交する方向に直線状に延在している。
第2の導波路36は断面が矩形状を呈し、第3ポート54に開口する第3直線部36Aと、第4ポート56に開口する第4直線部36Bと、それら直線部36A,36Bの端部を接続する中間部36Cとで構成されている。
第3直線部36Aは、第4側面48と直交する方向に直線状に延在し、第4直線部36Bは、第3側面46と直交する方向に直線状に延在している。
結合部38は、第1の導波路34の中間部34Cと第2の導波路36の中間部36Cとを結合するものである。
本実施の形態では、図3に示すように、第1の導波路34の中間部34Cと第2の導波路36の中間部36Cは互いに間隔をおいて平行をなして直線状に延在し、これら第1の導波路34の中間部34Cと第2の導波路36の中間部36Cの間が複数の開口60を介して接続されることで結合部38が構成されている。
本実施の形態では、中間部34C、36Cは、第1側面42と第4側面48とが交わる角部と、第2の側面44と第3側面46とが交わる角部とを結んだ対角線に沿って延在している。
本実施の形態では、図3に示すように、第1の導波路34の中間部34Cと第2の導波路36の中間部36Cは互いに間隔をおいて平行をなして直線状に延在し、これら第1の導波路34の中間部34Cと第2の導波路36の中間部36Cの間が複数の開口60を介して接続されることで結合部38が構成されている。
本実施の形態では、中間部34C、36Cは、第1側面42と第4側面48とが交わる角部と、第2の側面44と第3側面46とが交わる角部とを結んだ対角線に沿って延在している。
次に、本実施の形態の90度ハイブリッドカプラー30の作用について説明する。
第1ポート50に第1の入力電波が入力されると同時に、第3ポート54に第2の入力電波が入力されると、第1、第2の入力電波が結合部38によって結合され、互いに位相が90度異なり振幅が同じ第1の出力電波と第2の電波が生成され、第1の出力電波が第2ポート52から、第2の出力電波が第4ポート56からそれぞれ出力される。
第1ポート50に第1の入力電波が入力されると同時に、第3ポート54に第2の入力電波が入力されると、第1、第2の入力電波が結合部38によって結合され、互いに位相が90度異なり振幅が同じ第1の出力電波と第2の電波が生成され、第1の出力電波が第2ポート52から、第2の出力電波が第4ポート56からそれぞれ出力される。
本実施の形態によれば、互いに90度の角度を持って順次交差する本体32の第1側面42、第2側面44、第3側面46、第4側面48にそれぞれフランジ40を形成するとともに、各フランジ40に第1乃至第4ポート42、44、46、48を形成した。
そのため、従来のような隣接するフランジ40同士の干渉を防止できることは無論のこと、第1の導波路34および第2の導波路36の双方の長さを短縮することができ、したがって、第1の導波路34および第2の導波路36で生じる電波の伝送損失を抑制する上で有利となる。
そのため、従来のような隣接するフランジ40同士の干渉を防止できることは無論のこと、第1の導波路34および第2の導波路36の双方の長さを短縮することができ、したがって、第1の導波路34および第2の導波路36で生じる電波の伝送損失を抑制する上で有利となる。
次に、本実施の形態の90度ハイブリッドカプラー30の応用例について説明する。
図6は本実施の形態の90度ハイブリッドカプラー30を用いたバランスドミクサの一例を示すブロック図である。
図6に示すバランスドミクサ70では、90度ハイブリッドカプラー30には、ミリ波、サブミリ波、テラヘルツ波などの受信信号が第1の信号として供給され、局部発振信号LOが第2の信号として供給され、90度ハイブリッドカプラー30の出力には、2つのシングルエンドミクサ60、62が接続され、各シングルエンドミクサ60、62の出力はIF180度ハイブリッドカプラー64に接続されている。
前記の受信信号と局部発振信号LOが90度ハイブリッドカプラー30を介して2つのシングルエンドミクサ60、62にそれぞれ供給されることによって、シングルエンドミクサ60、62によって信号が混合され、混合された信号がIF180度ハイブリッドカプラー64にそれぞれ供給される。
これにより、IF180度ハイブリッドカプラー64から周波数変換された信号出力と、局部発振信号LOのサイドバンド雑音とが得られる。
このようなバランスドミクサ70では、LOサイドバンドノイズを抑制できるので、LOパワーの弱いサブミリ波やテラヘルツ波を扱う場合に特に有利である。
また、90度ハイブリッドカプラー30、シングルエンドミクサ60,62、IF180度ハイブリッドカプラー64を個別に試験できるようにバランスドミクサ70をモジュラー方式で構成することによって、性能のよいバランスドミクサ70を製作することが可能となる。
また、90度ハイブリッドカプラー30とシングルエンドミクサを組み合わせてイメージ分離型ミクサを構成した場合には、ミリ波、サブミリ波、テラヘルツ波を高精度に検出する上で有利となる。
この場合も、90度ハイブリッドカプラー30、増幅器を個別に試験できるようにイメージ分離型ミクサをモジュラー方式で構成することによって、性能のよいイメージ分離型ミクサを製作することが可能となる。
また、ミリ波、サブミリ波、テラヘルツ波などの周波数帯域の信号を扱う90度ハイブリッドとしては図3のような導波管型ブランチラインカプラーが適している。
また、従来の90度ハイブリッドカプラーを用いて上述のバランスドミクサ70やイメージ分離型ミクサを構成した場合には、前記ハイブリッドカプラーの伝送損失が大きいため、バランスドミクサ70やイメージ分離型ミクサの特性の向上を図る上で不利がある。
これに対して、本実施の形態の90度ハイブリッドカプラー30は上述したように伝送損失を低減することができるため、上述のバランスドミクサ70やイメージ分離型ミクサの特性を確保する上で極めて有利となる。
図6は本実施の形態の90度ハイブリッドカプラー30を用いたバランスドミクサの一例を示すブロック図である。
図6に示すバランスドミクサ70では、90度ハイブリッドカプラー30には、ミリ波、サブミリ波、テラヘルツ波などの受信信号が第1の信号として供給され、局部発振信号LOが第2の信号として供給され、90度ハイブリッドカプラー30の出力には、2つのシングルエンドミクサ60、62が接続され、各シングルエンドミクサ60、62の出力はIF180度ハイブリッドカプラー64に接続されている。
前記の受信信号と局部発振信号LOが90度ハイブリッドカプラー30を介して2つのシングルエンドミクサ60、62にそれぞれ供給されることによって、シングルエンドミクサ60、62によって信号が混合され、混合された信号がIF180度ハイブリッドカプラー64にそれぞれ供給される。
これにより、IF180度ハイブリッドカプラー64から周波数変換された信号出力と、局部発振信号LOのサイドバンド雑音とが得られる。
このようなバランスドミクサ70では、LOサイドバンドノイズを抑制できるので、LOパワーの弱いサブミリ波やテラヘルツ波を扱う場合に特に有利である。
また、90度ハイブリッドカプラー30、シングルエンドミクサ60,62、IF180度ハイブリッドカプラー64を個別に試験できるようにバランスドミクサ70をモジュラー方式で構成することによって、性能のよいバランスドミクサ70を製作することが可能となる。
また、90度ハイブリッドカプラー30とシングルエンドミクサを組み合わせてイメージ分離型ミクサを構成した場合には、ミリ波、サブミリ波、テラヘルツ波を高精度に検出する上で有利となる。
この場合も、90度ハイブリッドカプラー30、増幅器を個別に試験できるようにイメージ分離型ミクサをモジュラー方式で構成することによって、性能のよいイメージ分離型ミクサを製作することが可能となる。
また、ミリ波、サブミリ波、テラヘルツ波などの周波数帯域の信号を扱う90度ハイブリッドとしては図3のような導波管型ブランチラインカプラーが適している。
また、従来の90度ハイブリッドカプラーを用いて上述のバランスドミクサ70やイメージ分離型ミクサを構成した場合には、前記ハイブリッドカプラーの伝送損失が大きいため、バランスドミクサ70やイメージ分離型ミクサの特性の向上を図る上で不利がある。
これに対して、本実施の形態の90度ハイブリッドカプラー30は上述したように伝送損失を低減することができるため、上述のバランスドミクサ70やイメージ分離型ミクサの特性を確保する上で極めて有利となる。
30……90度ハイブリッドカプラー、32……本体、34……第1の導波路、36……第2の導波路、38……結合部、40……フランジ、42……第1側面、44……第2側面、46……第3側面、48……第4側面、50……第1ポート、52……第2ポート、54……第3側面、56……第4ポート。
Claims (5)
- 互いに90度の角度を持って順次交差する第1側面、第2側面、第3側面、第4側面を有する導電材料から形成された本体と、
前記本体に設けられた第1の導波路と、
前記本体に設けられた第2の導波路と、
前記第1側面、第2側面、第3側面、第4側面にそれぞれ突出形成された導波管接続用のフランジとを備え、
前記第1の導波路は、第1の入力電波が入力される第1ポートと、第1の出力電波が出力される第2ポートを有し、
前記第2の導波路は、第2の入力電波が入力される第3ポートと、第2の出力電波が出力される第4ポートを有し、
前記第1ポートは前記第1側面の前記フランジに設けられ、
前記第2ポートは前記第2側面の前記フランジに設けられ、
前記第3ポートは前記第4側面の前記フランジに設けられ、
前記第4ポートは前記第3側面の前記フランジに設けられ、
前記第1の導波路の延在方向の中間部と前記第2の導波路の延在方向の中間部とを結合する結合部が設けられている、
ことを特徴とする導波管型90度ハイブリットカプラー。 - 前記本体は立方体を呈していることを特徴とする請求項1記載の導波管型90度ハイブリットカプラー。
- 前記第1ポートに接続する第1の導波路の部分は前記第1側面に直交する方向に延在し、前記第2ポートに接続する第1の導波路の部分は前記第2側面に直交する方向に延在し、前記第3ポートに接続する第2の導波路の部分は前記第4側面に直交する方向に延在し、前記第4ポートに接続する第2の導波路の部分は前記第3側面に直交する方向に延在していることを特徴とする請求項1記載の導波管型90度ハイブリットカプラー。
- 前記結合部により結合される前記第1の導波路の延在方向の中間部と前記第2の導波路の延在方向の中間部は、前記第1側面と前記第4側面とが交わる角部と、前記第2の側面と前記第3側面とが交わる角部とを結んだ対角線に沿って延在していることを特徴とする請求項3記載の導波管型90度ハイブリットカプラー。
- ミリ波、サブミリ波、テラヘルツ波を含む高周波帯域の信号結合用であることを特徴とする請求項1記載の導波管型90度ハイブリットカプラー。
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JP (1) | JP2008109500A (ja) |
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- 2006-10-26 JP JP2006291693A patent/JP2008109500A/ja active Pending
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