JP2008108900A - 熱電変換モジュールおよび熱電変換装置 - Google Patents

熱電変換モジュールおよび熱電変換装置 Download PDF

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治 常岡
Naruhito Kondo
成仁 近藤
Akihiro Hara
昭浩 原
Kazuki Tateyama
和樹 舘山
Takahiro Sogo
敬寛 十河
Yasuto Saito
康人 斎藤
Masayuki Arakawa
雅之 荒川
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Abstract

【課題】低コストで、省スペース性に優れ、設置面積当たりの発電量が大きい熱電変換モジュールおよび熱電変換装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る熱電変換モジュール1は、高温側電極22と低温側電極24と高温側電極22および低温側電極24の間に介装されるn型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23とが熱電変換部構成要素20を構成し、この熱電変換部構成要素20が1個または電気的に接続された複数個からなる熱電変換部10と、所定のときに熱電変換部10から電流を取り出す第1の外部電極41と、所定のときに熱電変換部10に電流を供給する第2の外部電極42と、を備え、第1の外部電極41および第2の外部電極42は、熱電変換部10を挟んで反対側に設けられるとともに、第1の外部電極41および第2の外部電極42の中心線同士が略一致するように設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱エネルギーと電気エネルギーとを相互に変換することが可能な熱電変換モジュールおよびこの熱電変換モジュールを複数個連結した熱電変換装置に関する。
近年、エネルギー消費量の急増に伴い、CO等の温室効果ガス量が増大し、地球温暖化の問題が生じている。このため、CO発生を抑制したエネルギー源が求められている。
CO発生が抑制されたエネルギー源としては、火力発電所等から発生する大規模廃熱の場合には蒸気タービンの発電装置等として効率のよい熱電変換システムが実用化されている。しかし、中小工場等から発生する中小規模廃熱の場合には効率のよい熱電変換システムは実用化されていない。
中小規模廃熱に対して蒸気タービンの発電装置等を設けると、廃熱量に対して大掛かりな装置になり、発電効率が極めて低く、既存設備の改造や保守、補修コストに見合う電気量が得られないという問題がある。
そこで、中小規模廃熱であっても簡易かつ小さな装置で電気エネルギーに変換する熱電変換装置として、熱電変換モジュールが注目されている。
熱電変換モジュールは、熱電変換部と、熱電変換部から電流を取り出す第1の外部電極と、熱電変換部に電流を供給する第2の外部電極とを備え、熱エネルギーと電気エネルギーとを相互に熱電変換する。
熱電変換部は、熱電変換部構成要素が1個または複数個電気的に接続されて形成される。熱電変換部構成要素は、高温側電極、低温側電極、ならびに高温側電極と低温側電極との間に介装されるn型熱電変換半導体層およびp型熱電変換半導体層からなる。
熱電変換部構成要素は、高温側電極、低温側電極、n型熱電変換半導体層およびp型熱電変換半導体層が、第1の低温側電極、n型熱電変換半導体層、高温側電極、p型熱電変換半導体層および第2の低温側電極の順番に電気的に直列接続されてなる。熱電変換部構成要素は、ゼーベック効果やペルチェ効果により、熱エネルギーと電気エネルギーとを相互に変換するようになっている。
従来、熱電変換モジュールとしては、たとえば、特許文献1(特開2004−119833号公報)に開示されたものが知られている。
特許文献1に開示された熱電変換モジュールは、対向配置される第1及び第2の絶縁基板に設けられた第1及び第2の電極と、第1及び第2の絶縁基板間に設けられ、両端部が第1及び第2の電極に接合されて電気的に接続されるP型及びN型の熱電素子とを備える。
また、特許文献1に開示された熱電変換モジュールは、第1及び第2の絶縁基板の少なくとも一方、及びこの絶縁基板の電極にそれぞれ設けられて互いに連通する穴部を備え、前記熱電素子はその端部を前記絶縁基板並びに前記電極の穴部内に挿入させて電極に接合する。
また、特許文献1には、所定時に熱電変換モジュールから電気を取り出す手段(第1の外部電極)および所定時に熱電変換モジュールに電気を供給する手段(第2の外部電極)として、矩形の熱電変換モジュールの一辺から横方向に平行に、2本のリード線が突設されている。
特許文献1に開示された熱電変換モジュールによれば、絶縁基板の反りや、熱電素子の高さ寸法にばらつきがあっても、熱電素子と電極の接合歩留まりを向上させることができる。
特開2004−119833号公報 「熱電変換工学―基礎と応用―」リアライズ社、p.349−363(2001)
近年、熱電変換モジュールから大きな電気エネルギーを得るために、複数個の熱電変換モジュールの第1の外部電極と第2の外部電極とを直列に接続することが考えられている。
特許文献1に開示された熱電変換モジュールは、熱電変換モジュールを複数個直線的に並べて連結する場合、第1の外部電極と第2の外部電極とを直接接続することができない。
すなわち、特許文献1に開示された熱電変換モジュール90を、図15に示すように、複数個、直線的に並べて直列接続する場合には、第1の外部電極91および第2の外部電極92を接続する外部電極接続部材47が別途必要になる。
また、複数個の熱電変換モジュール90を直列接続した熱電変換装置80は、熱電変換モジュール90の列の横方向に、第1の外部電極91、第2の外部電極92ならびに外部電極接続部材47を収容するスペースも必要になる。
このように、特許文献1に開示された熱電変換モジュールは、複数個連結して用いる場合に、第1の外部電極および第2の外部電極を接続する部材(外部電極接続部材)が必要になる。また、特許文献1に開示された熱電変換モジュールは、第1の外部電極、第2の外部電極および外部電極接続部材を接続する部材を設置するスペースも必要になる。このため、特許文献1に開示された熱電変換モジュールは、コストが高く、省スペース性に劣り、設置面積当たりの発電量が小さいという問題がある。
本発明は、複数個連結して用いる場合に、低コストで、省スペース性に優れ、設置面積当たりの発電量が大きい熱電変換モジュールおよび熱電変換装置を提供することを目的とする。
本発明に係る熱電変換モジュールは、上記課題を解決するものであり、高温側電極と、この高温側電極に対し水平方向にずらして対向配置される低温側電極と、前記高温側電極および前記低温側電極の間に介装されるn型熱電変換半導体層およびp型熱電変換半導体層とが、第1の低温側電極、前記n型熱電変換半導体層、前記高温側電極、前記p型熱電変換半導体層および第2の低温側電極の順番に電気的に直列接続されて熱電変換部構成要素を構成し、この熱電変換部構成要素が1個または電気的に接続された複数個からなる熱電変換部と、前記高温側電極が前記低温側電極よりも高温であるときに前記熱電変換部から電流を取り出す第1の外部電極と、前記高温側電極が前記低温側電極よりも高温であるときに前記熱電変換部に電流を供給する第2の外部電極と、を備え、前記第1の外部電極および前記第2の外部電極は、前記熱電変換部を挟んで反対側に設けられるとともに、前記第1の外部電極および前記第2の外部電極の中心線同士が略一致するように設けられることを特徴とすることを特徴とする。
また、本発明に係る熱電変換装置は、上記課題を解決するものであり、前記熱電変換モジュールを複数個用い、隣接する熱電変換モジュールを、前記第1の外部電極と第2の外部電極とで電気的に直列に接続したことを特徴とすることを特徴とする。
本発明に係る熱電変換モジュールおよび熱電変換装置によれば、熱電変換モジュールを複数個連結して用いても、低コストで、省スペース性に優れ、設置面積当たりの発電量が大きい。
本発明に係る熱電変換モジュールおよび熱電変換装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る第1の実施形態に示された熱電変換モジュール1の斜視図である。図2は、図1を裏側からみた熱電変換モジュール1の斜視図である。図3は、図1のA−A線に沿う熱電変換モジュール1の断面図である。
熱電変換モジュール1は、低温側絶縁層32と、低温側絶縁層32と協働して密閉された収容空間58を形成する筐体56と、第1の外部電極41と、第2の外部電極42とを備える。低温側絶縁層32と筐体56とが協働して形成される収容空間58内には、熱電変換部10が収容される。
熱電変換部10は、低温側電極24が、この低温側電極24の表面のうち、n型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23が設けられる一方の表面と反対側の他方の表面が低温側絶縁層32に貼設されるように収容される。低温側絶縁層32としては、たとえば、セラミックス板が用いられる。
筐体56は、低温側絶縁層32に封止用金属層57で接合されることにより、低温側絶縁層32と協働して密閉された収容空間58を形成する。
筐体56としては、通常、ニッケル、ニッケル基合金、鉄基合金、クロム含有鉄基合金、シリコン含有鉄基合金、コバルト含有鉄基合金および銅合金のいずれかからなる。筐体56が、これらの金属製であると、収容空間58内に不活性なガスを充填した場合に、不活性なガスに腐食されにくいため好ましい。
熱電変換部10は、熱電変換部構成要素20が1個または電気的に複数個接続されてなるものである。複数個の熱電変換部構成要素20は、通常直列に接続される。なお、熱電変換部10は、熱電変換部構成要素20が複数個電気的に並列に接続されたものであってもよいし、1つの熱電変換部構成要素20からなるものであってもよい。
熱電変換部構成要素20は、高温側電極22と、この高温側電極22に対し水平方向にずらして対向配置される低温側電極24と、高温側電極22および低温側電極24の間に介装されるn型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23とからなる。
n型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23は、それぞれの一方端が同一の高温側電極22の表面の同じ側に並べて接続される。n型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23は、それぞれの他方端が互いに絶縁された第1の低温側電極24a(24)および第2の低温側電極b(24)の表面に別々に接続される。
これにより、熱電変換部構成要素20は、第1の低温側電極24a(24)、n型熱電変換半導体層21、高温側電極22、p型熱電変換半導体層23および第2の低温側電極b(24)の順番に電気的に直列接続された構造になっている。
高温側電極22とは、熱電変換部構成要素20の電極のうち、高温側に配置される電極を意味する。高温側電極22としては、銅箔、銅板等の公知の電極材料が用いられる。
低温側電極24とは、熱電変換部構成要素20の電極のうち、低温側に配置される電極24を意味する。低温側電極24としては、銅箔、銅板等の公知の電極材料が用いられる。
第1の低温側電極24aとは、低温側電極24のうち、n型熱電変換半導体層21に接続される部分を意味する。第2の低温側電極24bとは、低温側電極24のうち、p型熱電変換半導体層23に接続される部分を意味する。
低温側電極24は、たとえば、低温側絶縁層32の表面の全体に、低温側電極24の形成材料を接合し、エッチングして形成することができる。
熱電変換部10は、高温側電極22が、この高温側電極22の表面のうち、n型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23が設けられる表面と反対側の表面が高温側絶縁層31に貼設されるように収容される。高温側絶縁層31としては、たとえば、セラミックス板が用いられる。
p型熱電変換半導体層23のp型熱電変換半導体およびn型熱電変換半導体層21のn型熱電変換半導体は、公知の性能指数の大きい熱電材料で作製される。
性能指数の大きい熱電材料としては、たとえば、ビスマス・テルル含有化合物を主相とする物質、ビスマス・セレン含有化合物を主相とする物質、ビスマス・アンチモン含有化合物を主相とする物質、スクッテルダイト型構造のCoSb基化合物結晶中の空隙に原子を充填したフィルドスクッテルダイト型構造化合物を主相とする物質、MgAgAs型構造のハーフホイスラー化合物を主相とする物質、バリウム・ガリウムをゲスト原子とするクラスレート化合物、前記物質間または物質と化合物との混合物、および、前記物質間または物質と化合物との接合体が用いられる。p型熱電変換半導体およびn型熱電変換半導体が、上記熱電材料で作製されると、熱電変換効率が高いため好ましい。
p型熱電変換半導体層23およびn型熱電変換半導体層21は、通常、円柱状、直方体状、多角柱状に形成され、底面および頂面が高温側電極22および低温側電極24に接合される。
熱電変換部10は、高温側絶縁層31と筐体56との間に高温側金属板51が介装される。高温側金属板51としては、通常、ニッケル、ニッケル基合金、鉄基合金、クロム含有鉄基合金、シリコン含有鉄基合金、コバルト含有鉄基合金および銅合金のいずれかからなる。高温側金属板51が、これらの金属製であると、収容空間58内に不活性なガスを充填した場合に、不活性なガスに腐食されにくいため好ましい。
低温側絶縁層32と筐体56とが協働して形成される密閉された収容空間58内は、通常、真空状態または不活性なガス雰囲気にされる。収容空間58内を、真空状態または不活性なガス雰囲気を充填した状態にすることにより、収容空間58内に配置される熱電変換部10を構成するn型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23や、高温側電極22、低温側電極24等の電極の高温下での酸化等が抑制される。
収容空間58内の真空状態は、完全な真空状態でなくてもよく、公知の真空ポンプ等で実現される程度の真空状態であればよい。
収容空間58内に封入される不活性なガスは、通常、窒素、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトンおよびキセノンからなる群より選択される少なくとも1種である。
不活性なガスは、収容空間58内に、25℃で外気圧よりも低圧になるように封入される。封入される不活性なガスの圧力が25℃で外気圧よりも低圧であると、熱電変換モジュール1の動作時に、収容空間58内が数百℃、たとえば800℃程度の高温になり、不活性なガスの圧力が高くなって熱電変換部10が破損したり、不活性なガスが漏れて収容空間58内の気密性が低下したりすることを抑制することができる。
低温側絶縁層32の外側、すなわち、熱電変換モジュール1が収容されない側には低温側金属板52が貼設される。低温側金属板52としては、通常、ニッケル、ニッケル基合金、鉄基合金、クロム含有鉄基合金、シリコン含有鉄基合金、コバルト含有鉄基合金および銅合金のいずれかからなる。
熱電変換モジュール1は、高温側電極22が低温側電極24よりも高温であるときに熱電変換部10から電流を取り出す第1の外部電極41と、高温側電極22が低温側電極24よりも高温であるときに熱電変換部10に電流を供給する第2の外部電極42とを備える。第1の外部電極41および第2の外部電極42は、たとえば、銅板、銅ニッケル合金板等の公知の導電性金属板が用いられる。
熱電変換モジュール1を、高温側電極22が低温側電極24よりも高温になる通常の条件で熱を電気に変換する手段として用いる場合、第1の外部電極41は正極であり、第2の外部電極42は負極である。
一方、熱電変換モジュール1を、高温側電極22が低温側電極24よりも低温になる特殊な条件で熱を電気に変換する手段として用いる場合、第1の外部電極41は負極になり、第2の外部電極42は正極になる。
第1の外部電極41および第2の外部電極42は、筐体56内の熱電変換部10を挟んで反対側に設けられるとともに、矩形の低温側絶縁層32の対向する2辺のそれぞれの中央部付近から反対方向に突設される。また、第1の外部電極41および第2の外部電極42は、第1の外部電極41の中心線(図1中、L)および第2の外部電極42の中心線(図1中、M)が略一致するように設けられる。ここで、中心線とは、第1の外部電極41および第2の外部電極42それぞれの幅方向の中心を示す線を意味する。
第1の外部電極41および第2の外部電極42は、低温側絶縁層32の外側表面上、すなわち、低温側絶縁層32の表面のうち、低温側電極24が設けられない側の表面に設けられる。
第1の外部電極41および第2の外部電極42は、それぞれ、低温側絶縁層32を貫通する電流取出部46で低温側電極24に電気的に接続される。電流取出部46は、低温側絶縁層32に設けられた貫通穴の内部に銀粉、銅粉等の導電性物質が充填されたフィルドビアになっている。
第1の外部電極41および前記第2の外部電極42は、熱電変換部10の低温側絶縁層32の外側表面上から突設された矩形状の導電性金属板になっている。
第1の外部電極41および前記第2の外部電極42は、アルミナ、窒化珪素、窒化アルミニウム、ジルコニア、イットリア、シリカおよびベリリアからなる群より選択される少なくとも一種のセラミック、またはこのセラミックを含むセラミック化合物からなる無機耐熱材で被覆されると、熱電変換モジュール1がたとえば800℃程度の高温で使用されても第1の外部電極41および前記第2の外部電極42の耐熱性が確保されやすいため好ましい。
また、上記無機耐熱材のアルミナおよびシリカは、無機耐熱材中で粉末または繊維の状態にあると無機耐熱材の耐熱性が向上するためより好ましい。
次に、熱電変換モジュール1の作用について図面を参照して説明する。図4は、熱電変換部構成要素10の作用を説明する図である。
熱電変換モジュール1は、図4に示すように、高温側電極22側が低温側電極24側よりも高温になり、矢印Gの向きの熱流が発生すると、n型熱電変換半導体層21中の電子61が高温側電極22側から第1の低温側電極24a側に(矢印H)に移動する。
また、熱電変換モジュール1は、図4に示すように、高温側電極22側が低温側電極24側よりも高温になり、矢印Gの向きの熱流が発生すると、p型熱電変換半導体層23中の正孔62が高温側電極22側から第2の低温側電極24b側に(矢印I)に移動する。
第1の低温側電極24aおよび第2の低温側電極24bの間に、電気的付加67を含む外部回路65を接続すると、熱電変換部10を構成する熱電変換部構成要素20には、図4の矢印Iおよび矢印Jの向きに電流が流れる。
熱電変換モジュール1は、第1の低温側電極24aと電気的付加67との間に図示しない第1の外部電極41が設けられるとともに、第2の低温側電極24bと電気的付加67との間に図示しない第2の外部電極42が設けられる。このため、熱電変換モジュール1は、第1の外部電極41から電流が取り出され、第2の外部電極42に電流が供給される。これにより、熱電変換モジュール1は、熱エネルギーを電気エネルギーに変換することができる。
なお、熱電変換モジュール1は、高温側電極22側が低温側電極24側よりも低温になるようにすると、図4の矢印Jの逆の向きに電流を流れる。この場合、熱電変換モジュール1は、第1の外部電極41に電流が供給され、第2の外部電極42から電流が取り出される。
さらに、熱電変換モジュール1は、外部回路65を接続し、熱電変換部構成要素20中で第1の低温側電極24aから高温側電極22を介して第2の低温側電極24bに向かって電流を流すと、高温側電極22が吸熱して周囲を冷却し、第1の低温側電極24aおよび第2の低温側電極24bが放熱して周囲を加熱することができる。これにより、熱電変換モジュール1は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する。
また、熱電変換モジュール1は、外部回路65を接続し、熱電変換部構成要素20中で第2の低温側電極24bから高温側電極22を介して第1の低温側電極24aに向かって電流を流すと、第1の低温側電極24aおよび第2の低温側電極24bが吸熱して周囲を冷却し、高温側電極22が放熱して周囲を加熱することができる。
熱電変換モジュール1によれば、熱電変換モジュール1を複数個連結して用いる場合に、低コストで、省スペース性に優れ、設置面積当たりの発電量が大きくなる。
また、熱電変換モジュール1によれば、熱電変換部10を構成するn型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23や、高温側電極22、低温側電極24等の電極の高温下での酸化等を抑制することが可能になる。
熱電変換モジュール1は、図5に示すように、複数個用い、隣接する熱電変換モジュール1を、第1の外部電極41と第2の外部電極42とで直列に接続すると、熱電変換装置70を構成することができる。熱電変換装置70は、熱電変換モジュール1を電気的に直列、かつ直線状に接続したものである。
隣接する熱電変換モジュール1の、第1の外部電極41と第2の外部電極42との接続方法としては、たとえば、はんだで接続したり、第1の外部電極41および第2の外部電極42に穴を設け図示しないボルトおよびナットで固定したりする方法が用いられる。
熱電変換装置70によれば、熱電変換モジュール1よりも大きな電気エネルギー、特に大きな電圧を取り出すことが可能になる。
また、熱電変換装置70によれば、隣接する熱電変換モジュール1同士を、中心線が略一致するように設けられた第1の外部電極41および第2の外部電極42で直接に接続するため、隣接する熱電変換モジュール1の第1の外部電極41と第2の外部電極42との間に、別途、外部電極接続部材47を設ける必要がなく、低コストで、省スペース性に優れ、設置面積当たりの発電量が大きい熱電変換装置が得られる。
熱電変換モジュール1は、図6に示すように、複数個接続して熱電変換装置70Aを構成してもよい。熱電変換装置70Aは、熱電変換モジュール1を電気的に直列、かつ直線状に接続した部分と、熱電変換モジュール1を電気的に直列、かつ屈曲状に接続した部分と、を含むものである。
熱電変換モジュール1を電気的に直列、かつ屈曲状に接続した部分は、隣接する熱電変換モジュール1の、第1の外部電極41と第2の外部電極42とが、外部電極接続部材47を介して接続される。
外部電極接続部材47は、第1の外部電極41および第2の外部電極42と同様に、たとえば、銅板、銅ニッケル合金板等の公知の導電性金属板が用いられる。
外部電極接続部材47は、第1の外部電極41および第2の外部電極42と同様に、アルミナ、窒化珪素、窒化アルミニウム、ジルコニア、イットリア、シリカおよびベリリアからなる群より選択される少なくとも一種のセラミック、またはこのセラミックを含むセラミック化合物からなる無機耐熱材で被覆されると、熱電変換モジュール1がたとえば800℃程度の高温で使用されても外部電極接続部材47の耐熱性が確保されやすいため好ましい。
また、上記無機耐熱材のアルミナおよびシリカは、無機耐熱材中で粉末または繊維の状態にあると無機耐熱材の耐熱性が向上するためより好ましい。
熱電変換装置70Aによれば、熱電変換モジュール1よりも大きな電気エネルギー、特に大きな電圧を取り出すことが可能になる。
また、熱電変換装置70Aによれば、熱電変換装置70の効果に加え、電気的に直列に接続した熱電変換モジュール1を平面内に効率よく収容することができるため、低コストで、省スペース性に優れ、設置面積当たりの発電量が大きい熱電変換装置が得られる。
熱電変換モジュール1は、図7に示すように、複数個接続して熱電変換装置70Bを構成してもよい。熱電変換装置70Bは、熱電変換モジュール1を電気的に直列、かつ直線状に接続した部分が複数個並列に接続されたものである。
熱電変換装置70Bに用いられる外部電極接続部材47は、熱電変換装置70Aに用いられる外部電極接続部材47と同じ材質で作製される。
熱電変換装置70Bによれば、熱電変換モジュール1よりも大きな電気エネルギー、特に大きな電圧を長時間取り出すことが可能になる。
また、熱電変換装置70Bによれば、熱電変換装置70の効果に加え、電気的に直列に接続した熱電変換モジュール1を平面内に効率よく収容するとともに、長時間電気エネルギーを取り出すことができるため、低コストで、省スペース性に優れ、設置面積当たりの発電量が大きい熱電変換装置が得られる。
[第2の実施形態]
次に本発明に係る熱電変換モジュールの第2の実施形態について添付図面(図8および図9)を参照して説明する。
第2の実施形態に示された熱電変換モジュール1Aは、第1の実施形態として示された熱電変換モジュール1に対し、第1の外部電極41および第2の外部電極42に代えて、第1の外部電極41Aおよび第2の外部電極42Aを用いる点で異なり、この点以外は同じである。このため、同一の構成に同一符号を用い、構成および作用の説明を省略または簡略化する。
図8は、本発明に係る第2の実施形態に示された熱電変換モジュール1Aを示す平面図であり、図9は、熱電変換モジュール1Aを示す底面図である。
熱電変換モジュール1Aの第1の外部電極41Aおよび第2の外部電極42Aは、筐体56内の熱電変換部10を挟んで反対側に設けられるとともに、矩形の低温側絶縁層32の対向する2辺のそれぞれの中央部よりこの2辺の端部側に寄った位置から反対方向に突設される。
また、第1の外部電極41Aおよび第2の外部電極42Aは、第1の外部電極41の中心線(図8中、N)および第2の外部電極42の中心線(図8中、O)が略一致するように設けられる。
第1の外部電極41Aおよび第2の外部電極42Aは、筐体56への取り付け位置以外は第1の実施形態に示された熱電変換モジュール1の第1の外部電極41および第2の外部電極42と同じであるため、この他の説明を省略する。
熱電変換モジュール1Aは、熱電変換モジュール1と同様の効果を有する。
熱電変換モジュール1Aは、複数個用い、隣接する熱電変換モジュール1Aを、第1の外部電極41Aと第2の外部電極42Aとで直列に接続すると、熱電変換装置(図示せず)を構成することができる。
熱電変換モジュール1Aを用いた熱電変換装置は、熱電変換モジュール1を用いた熱電変換装置70、70A、70Bにおいて、熱電変換モジュール1を熱電変換モジュール1Aに代えた点以外は同じであるため、構成および作用の説明を省略する。
[第3の実施形態]
次に本発明に係る熱電変換モジュールの第3の実施形態について添付図面(図10)を参照して説明する。
第3の実施形態に示された熱電変換モジュール1Bは、第1の実施形態として示された熱電変換モジュール1に対し、第1の外部電極41および第2の外部電極42に代えて、第1の外部電極41Bおよび第2の外部電極42Bを用いる点で異なり、この点以外は同じである。このため、同一の構成に同一符号を用い、構成および作用の説明を省略または簡略化する。
図10は、本発明に係る第3の実施形態に示された熱電変換モジュール1Bを示す斜視図である。
熱電変換モジュール1Bの第1の外部電極41Bおよび第2の外部電極42Bは、熱電変換モジュール1の第1の外部電極41および第2の外部電極42と同様の導電性金属板であることに加え、さらに第1の外部電極41Bと第2の外部電極42Bとが表面を面一にして接合可能な接合部として、第1の外部電極41Bの先端部に接合部43、第2の外部電極42Bの先端部に接合部44を設けた構成になっている。
接合部43および44は、それぞれ、第1の外部電極41Bおよび第2の外部電極42Bの先端部の一部から同じ大きさ、形状の直方体を切り欠いたものになっており、接合部43および44は、いわゆる、あいじゃくり構造になっている。
接合部43および44は、直方体を切り欠いたあいじゃくり構造に限られず、第1の外部電極41Bと第2の外部電極42Bとが表面を面一にして接合可能な形態であればよい。
第1の外部電極41Bおよび第2の外部電極42Bは、接合部43および44をさらに設けた以外は第1の実施形態に示された熱電変換モジュール1の第1の外部電極41および第2の外部電極42と同じであるため、この他の説明を省略する。
熱電変換モジュール1Bによれば、熱電変換モジュール1と同様の効果を有する上、熱電変換モジュール1Bを複数個連結する場合に、第1の外部電極41Bと第2の外部電極42Bに接合部が形成されるため、連結が容易かつ確実になるとともに、第1の外部電極41Bおよび第2の外部電極42Bの連結部分の省スペース性が向上する。
熱電変換モジュール1Bは、複数個用い、隣接する熱電変換モジュール1Bを、第1の外部電極41Bと第2の外部電極42Bとで直列に接続すると、熱電変換装置(図示せず)を構成することができる。
熱電変換モジュール1Bを用いた熱電変換装置は、熱電変換モジュール1を用いた熱電変換装置70、70A、70Bにおいて、熱電変換モジュール1を熱電変換モジュール1Bに代えた点以外は同じであるため、構成および作用の説明を省略する。
[第4の実施形態]
次に本発明に係る熱電変換モジュールの第4の実施形態について添付図面(図11)を参照して説明する。
第4の実施形態に示された熱電変換モジュール1Cは、第1の実施形態として示された熱電変換モジュール1に対し、第2の外部電極42に代えて、第2の外部電極42Cを用いる点で異なり、この点以外は同じである。このため、同一の構成に同一符号を用い、構成および作用の説明を省略または簡略化する。
第2の外部電極42Cは、低温側絶縁層32の外側表面に設けられた金属層になっており、第1の外部電極41の先端部の表面と第2の外部電極42Cの表面とが面で接触可能になっている。
熱電変換モジュール1Cによれば、熱電変換モジュール1と同様の効果を有する上、熱電変換モジュール1Cを複数個連結する場合に、第1の外部電極41と第2の外部電極42Cの形状が異なるため、連結が容易かつ確実になるとともに、第1の外部電極41および第2の外部電極42Cの連結部分の省スペース性が向上する。
熱電変換モジュール1Cは、複数個用い、隣接する熱電変換モジュール1Cを、第1の外部電極41と第2の外部電極42Cとで直列に接続すると、熱電変換装置(図示せず)を構成することができる。
熱電変換モジュール1Cを用いた熱電変換装置は、熱電変換モジュール1を用いた熱電変換装置70、70A、70Bにおいて、熱電変換モジュール1を熱電変換モジュール1Cに代えた点以外は同じであるため、構成および作用の説明を省略する。
[第5の実施形態]
次に本発明に係る熱電変換モジュールの第5の実施形態について添付図面(図12)を参照して説明する。
第5の実施形態に示された熱電変換モジュール1Dは、第1の実施形態として示された熱電変換モジュール1に対し、第1の外部電極41および第2の外部電極42に代えて、第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dを用いる点で異なり、この点以外は同じである。このため、同一の構成に同一符号を用い、構成および作用の説明を省略または簡略化する。
図12は、本発明に係る第5の実施形態に示された熱電変換モジュール1Dを示す斜視図である。
熱電変換モジュール1Dの第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dは、それぞれ、矩形状の基部48、49、および矩形状の先端部51、52からなるL字状の導電性金属板になっている。ここで、先端部とはL字状の金属板電極のうち、突設方向の全長さを一方の辺とするとともに突設部分の幅を他方の辺とする矩形部分をいい、基部とは、L字状の金属板電極から矩形状の先端部を除いた部分をいう。
また、第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dは、第1の外部電極41であるL字状の導電性金属板の先端部51の中心線(図12中、P)、および第2の外部電極42であるL字状の導電性金属板の先端部52の中心線(図12中、Q)が略一致するように設けられる。
また、低温側絶縁層32を貫通し低温側電極24に電気的に接続される電流取出部は、第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dの直線状の基部48、49に接続される。
このため、熱電変換モジュール1Dの、先端部51、52の中心線P、Q同士を結ぶ線で切断した断面には、熱電変換モジュール1の断面図である図3のように電流取出部46は表されない。熱電変換モジュール1Dの断面の図示は省略する。
第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dは、形状がL字状になる以外は第1の実施形態に示された熱電変換モジュール1の第1の外部電極41および第2の外部電極42と同じであるため、この他の説明を省略する。
熱電変換モジュール1Dによれば、熱電変換モジュール1と同様の効果を有する上、第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dと、低温側電極24との電気的接続が、基部48、49に接続される電流取出部を介して行われるため、熱電変換部10を構成する熱電変換部構成要素20の配列の仕方の自由度が飛躍的に高まる。
すなわち、熱電変換モジュール1Dは、電流取出部を介して第1の外部電極41Dに接続される低温側電極24と、電流取出部を介して第2の外部電極42Dに接続される低温側電極24とを、矩形の低温側絶縁層32の対向する辺の中央部付近でなく、たとえば低温側絶縁層32の対角方向の角部や一辺の両端に位置する隣合う角部に配置することができる。
熱電変換モジュール1Dは、複数個用い、隣接する熱電変換モジュール1Dを、第1の外部電極41Dと第2の外部電極42Dとで直列に接続すると、熱電変換装置(図示せず)を構成することができる。
熱電変換モジュール1Dを用いた熱電変換装置は、熱電変換モジュール1を用いた熱電変換装置70、70A、70Bにおいて、熱電変換モジュール1を熱電変換モジュール1Dに代えた点以外は同じであるため、構成および作用の説明を省略する。
なお、図示しないが、熱電変換モジュール1Dにおいて、第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dを、それぞれの先端部51、52が、第2の実施形態に示された熱電変換モジュール1Aの第1の外部電極41Aおよび第2の外部電極42Aの位置になるように形成してもよい。この場合、第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dは、基部48、49の長さを適当な長さにする。
また、図示しないが、熱電変換モジュール1Dにおいて、第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dの先端部51、52に、第3の実施形態に示された熱電変換モジュール1Bの第1の外部電極41Bの接合部43、および第2の外部電極42Bの接合部44のような接合部を形成してもよい。
さらに、図示しないが、熱電変換モジュール1Dにおいて、また、第1の外部電極41Dおよび第2の外部電極42Dのいずれかを、第4の実施形態に示された熱電変換モジュール1Cの第2の外部電極42Cのような金属層に形成してもよい。
[第6の実施形態]
次に本発明に係る熱電変換モジュールの第6の実施形態について添付図面を参照して説明する。
第6の実施形態に示された熱電変換モジュール1Eは、第1の実施形態として示された熱電変換モジュール1に対し、筐体56を取り付けないものである。
熱電変換モジュール1Eによれば、熱電変換モジュール1と同じ効果を有する上、筐体56を取り付けないため、熱電変換モジュール1に比べて安価かつ軽量にすることができる。
なお、熱電変換モジュール1Eは筐体56を取り付けないため、熱電変換モジュール1E単体では、熱電変換部10を真空状態または不活性なガスの雰囲気下に置くことができないが、別途設けた図示しない筐体中に熱電変換モジュール1Eを配置し、この筐体中を真空状態または不活性なガスの雰囲気下に置くことにより、熱電変換モジュール1と同様に、熱電変換部10を構成するn型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23や、高温側電極22、低温側電極24等の電極の高温下での酸化等を抑制することが可能になる。
[第7の実施形態]
次に本発明に係る熱電変換モジュールの第7の実施形態について添付図面を参照して説明する。
第7の実施形態に示された熱電変換モジュール1Fは、第1の実施形態として示された熱電変換モジュール1に対し、筐体56を取り付けない上、第1の外部電極41を端部のp型熱電変換半導体層23と低温側絶縁層32との間に設けるとともに、第2の外部電極42を端部のn型熱電変換半導体層21と低温側絶縁層32との間に設け、さらに、電流取出部46を設けないものである。
熱電変換モジュール1Fによれば、熱電変換モジュール1と同じ効果を有する上、筐体56を取り付けず、電流取出部46を設けないため、熱電変換モジュール1に比べて安価かつ軽量にすることができる。
また、熱電変換モジュール1Fは第1の外部電極41および第2の外部電極42を、低温側絶縁層32の外側表面に設けるのでなく、低温側絶縁層32と高温側絶縁層31との間から側面に設けるため、熱電変換モジュール1Fを複数個連結する場合に、第1の外部電極41および第2の外部電極42の接続スペースを確保しやすい。
なお、熱電変換モジュール1Fは筐体56を取り付けないため、熱電変換モジュール1F単体では、熱電変換部10を真空状態または不活性なガスの雰囲気下に置くことができないが、別途設けた図示しない筐体中に熱電変換モジュール1Fを配置し、この筐体中を真空状態または不活性なガスの雰囲気下に置くことにより、熱電変換モジュール1と同様に、熱電変換部10を構成するn型熱電変換半導体層21およびp型熱電変換半導体層23や、高温側電極22、低温側電極24等の電極の高温下での酸化等を抑制することが可能になる。
本発明に係る第1の実施形態に示された熱電変換モジュールの斜視図。 図1を裏側からみた熱電変換モジュールの斜視図。 図1のA−A線に沿う熱電変換モジュールの断面図。 熱電変換部構成要素の作用を説明する図。 本発明に係る第1の実施形態に示された熱電変換モジュールの使用態様を説明する平面図。 本発明に係る第1の実施形態に示された熱電変換モジュールの他の使用態様を説明する平面図。 本発明に係る第1の実施形態に示された熱電変換モジュールのさらに他の使用態様を説明する平面図。 本発明に係る第2の実施形態に示された熱電変換モジュールを示す平面図。 本発明に係る第2の実施形態に示された熱電変換モジュールを示す底面図。 本発明に係る第3の実施形態に示された熱電変換モジュールの斜視図。 本発明に係る第4の実施形態に示された熱電変換モジュールの斜視図。 本発明に係る第5の実施形態に示された熱電変換モジュールの斜視図。 本発明に係る第6の実施形態に示された熱電変換モジュールの断面図。 本発明に係る第7の実施形態に示された熱電変換モジュールの断面図。 従来の熱電変換モジュールの使用態様を説明する平面図。
符号の説明
1A、1B、1C、1D、1E、1F 熱電変換モジュール
10 熱電変換部
20 熱電変換部構成要素
21 n型熱電変換半導体層
22 高温側電極
23 p型熱電変換半導体層
24 低温側電極
24a 第1の低温側電極(低温側電極)
24b 第2の低温側電極(低温側電極)
31 高温側絶縁層
32 低温側絶縁層
41、41A、41B、41D 外部電極(第1の外部電極)
42、42A、42B、42C、42D 外部電極(第2の外部電極)
43、44 接合部
46 電流取出部
47 外部電極接続部材
48 L字状の第1の外部電極の基部
49 L字状の第2の外部電極の基部
51 高温側金属板
52 低温側金属板
53 L字状の第1の外部電極の先端部
54 L字状の第2の外部電極の先端部
56 ケーシング(筐体)
57 封止用金属層
58 内部空間
61 電子
62 正孔
65 外部回路
67 電気的負荷
70 熱電変換装置
80 従来の熱電変換モジュール
90 従来の熱電変換装置

Claims (14)

  1. 高温側電極と、この高温側電極に対し水平方向にずらして対向配置される低温側電極と、前記高温側電極および前記低温側電極の間に介装されるn型熱電変換半導体層およびp型熱電変換半導体層とが、第1の低温側電極、前記n型熱電変換半導体層、前記高温側電極、前記p型熱電変換半導体層および第2の低温側電極の順番に電気的に直列接続されて熱電変換部構成要素を構成し、この熱電変換部構成要素が1個または電気的に接続された複数個からなる熱電変換部と、
    前記高温側電極が前記低温側電極よりも高温であるときに前記熱電変換部から電流を取り出す第1の外部電極と、
    前記高温側電極が前記低温側電極よりも高温であるときに前記熱電変換部に電流を供給する第2の外部電極と、
    を備え、
    前記第1の外部電極および第2の外部電極は、前記熱電変換部を挟んで反対側に設けられるとともに、前記第1の外部電極および第2の外部電極の中心線同士が略一致するように設けられることを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記熱電変換部の低温側電極の表面のうち、前記n型熱電変換半導体層および前記p型熱電変換半導体層が設けられる一方の面と反対側の他方の面に貼設される低温側絶縁層をさらに備え、
    前記第1の外部電極および第2の外部電極は、前記低温側絶縁層の外側表面上に設けられることを特徴とする請求項1記載の熱電変換モジュール。
  3. 前記低温側絶縁層と協働して密閉された収容空間を形成する筐体をさらに備え、
    前記熱電変換部は、前記密閉された収容空間内に収容され、
    前記収容空間内は、真空または不活性なガスが封入された状態になっていることを特徴とする請求項2記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記第1の外部電極および第2の外部電極は、前記熱電変換部の低温側絶縁層の外側表面上から突設された導電性金属板であることを特徴とする請求項2記載の熱電変換モジュール。
  5. 前記第1の外部電極および第2の外部電極は、前記熱電変換部から突設された矩形状の導電性金属板であることを特徴とする請求項1記載の熱電変換モジュール。
  6. 前記導電性金属板は、L字状の導電性金属板であり、
    前記第1の外部電極および第2の外部電極は、L字状の導電性金属板の先端部の中心線同士が略一致するように設けられることを特徴とする請求項4記載の熱電変換モジュール。
  7. 前記第1の外部電極および第2の外部電極は、いずれか一方が前記熱電変換部の低温側絶縁層の外側表面上から突設された導電性金属板であり、他方が前記熱電変換部の低温側絶縁層の外側表面に設けられた金属層であり、
    前記導電性金属板および前記金属層は、前記導電性金属板の表面と前記金属層の表面とが接触可能になっていることを特徴とする請求項2記載の熱電変換モジュール。
  8. 前記導電性金属板は、矩形状の導電性金属板であることを特徴とする請求項7記載の熱電変換モジュール。
  9. 前記導電性金属板は、L字状の導電性金属板であり、
    このL字状の導電性金属板の先端部の中心線と、前記金属層の中心線とが略一致するように設けられることを特徴とする請求項7記載の熱電変換モジュール。
  10. 前記第1の外部電極および第2の外部電極は、一方の熱電変換モジュールの前記第1の外部電極と、他方の熱電変換モジュールの前記第2の外部電極と、が表面を面一にして接合可能になっていることを特徴とする請求項4記載の熱電変換モジュール。
  11. 前記第1の外部電極および第2の外部電極は、アルミナ、窒化珪素、窒化アルミニウム、ジルコニア、イットリア、シリカおよびベリリアからなる群より選択される少なくとも一種のセラミック、またはこのセラミックを含むセラミック化合物からなる無機耐熱材で被覆されることを特徴とする請求項1記載の熱電変換モジュール。
  12. 前記アルミナおよび前記シリカは、粉末であることを特徴とする請求項11記載の熱電変換モジュール。
  13. 前記アルミナおよび前記シリカは、繊維であることを特徴とする請求項11記載の熱電変換モジュール。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか1項記載の熱電変換モジュールを複数個用い、隣接する熱電変換モジュールを、前記第1の外部電極と第2の外部電極とで電気的に直列に接続したことを特徴とする熱電変換装置。
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