JP2008104147A - 撮像装置、撮像システム、画像データ処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない記憶容量で、撮影した画像を多く記憶することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置300は、画像データを記憶する記憶部330と、外部機器と通信する通信部340とを備える。撮像装置300は、通信部340により画像データを送信して外部機器に記憶させ、外部機器からその画像データへのアクセス情報を受信し、記憶部330にそのアクセス情報を記憶し、記憶部330に記憶された画像データを消去する。撮像装置300は、画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、アクセス情報と関連付けて記憶部330に記憶することができる。
【選択図】図3
【解決手段】撮像装置300は、画像データを記憶する記憶部330と、外部機器と通信する通信部340とを備える。撮像装置300は、通信部340により画像データを送信して外部機器に記憶させ、外部機器からその画像データへのアクセス情報を受信し、記憶部330にそのアクセス情報を記憶し、記憶部330に記憶された画像データを消去する。撮像装置300は、画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、アクセス情報と関連付けて記憶部330に記憶することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、外部機器との通信を可能にした撮像装置、該撮像装置を含む撮像システム、撮像して出力された画像データを処理する方法、該方法を実行するプログラムに関する。
近年、デジタルカメラは、撮像装置として広く普及しており、同時にデジタルカメラ本体の性能も向上し続けている。撮影画素数は、年々増加傾向にあり、ユーザは手軽に高解像度の画像を撮影できる状況にあり利便性が向上している。この反面、撮影画素数が増加することで、一枚あたりの画像データサイズが増加し、メモリ容量不足の問題が生じている。
一般に、デジタルカメラは、撮像して出力された画像データを記憶するための着脱可能なメモリデバイスを備えている。メモリデバイスは、そのメモリ容量や解像度などによって異なるが、撮影可能な枚数に制限がある。したがって、その枚数を超えて撮影を行わなければならない場合、既に撮影し、記憶した画像データの中から不要な画像データを消去したり、メモリデバイスをパーソナルコンピュータなどの外部機器に接続して画像データを転送し、メモリデバイスの利用可能なメモリ容量を増加させる必要があった。
この問題に鑑み、画像メモリが不足しそうになったときでも、その記憶した画像を確保しながら画像メモリをさらに使用可能にすることができる携帯電子機器、画像処理方法、撮像装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提案されている(特許文献1参照)。この携帯電子機器、画像処理方法、撮像装置では、予め決定された画像メモリの残量より少なくなった場合、この画像メモリの記憶管理情報、例えば記録年月日、最終アクセス年月日、アクセス頻度などを用いて自動的に画像データを選択し、この画像データを他の画像サーバなどへ通信することによって移動させ、新たな撮影に必要な画像メモリを確保している。このため、大容量のフラッシュメモリカード、スマートメモリ、その他のメモリを使用することなく、撮影可能な枚数を充分に多くすることができる。
また、画像データを外部送信可能なデジタルカメラについては、例えば特許文献2に記載されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、デジタルカメラ内のメモリに記憶されている画像データしか見ることができず、送信済み画像データについてはデジタルカメラ上で内容を確認することができないという問題があった。また、画像データを送信した後は、デジタルカメラ内のメモリから画像データを削除するため、再生したいときに通信不能の場合は、再生できないといった問題があった。
また、特許文献2は、デジタルカメラから画像データを送信する場合に、送信の終了を効率的に行うことを開示するものであり、特許文献1に記載された不都合は依然として残されていた。
したがって、送信済み画像データについても内容を確認することができ、また、再生したいときに通信不能であっても再生することができる撮像装置および画像データの処理方法の提供が望まれていた。
上記課題を解決するために、外部機器と通信し、撮像して出力された画像データを記憶するとともに、外部機器へ送信してその外部機器に記憶させ、また、外部機器からその画像データへのアクセス情報を受信してそのアクセス情報を記憶するとともに、先に記憶した画像データを消去する機能を備えるものである。この機能により、送信済み画像データについてもアクセス情報を使用して内容を確認することができる。また、撮像装置は、画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、この縮小画像データを記憶する機能を備える。これにより、再生したいときに通信不能であっても縮小画像を表示させることができる。
すなわち、本発明によれば、画像データを記憶する記憶部と、 外部機器と通信する通信部と、 前記画像データを送信して前記外部機器に記憶させ、前記外部機器から該画像データへのアクセス情報を受信して前記記憶部に前記アクセス情報を、記画像データの代わりとして記憶させ、該記憶部に記憶された前記画像データを消去する画像データ置換手段とを含む、撮像装置が提供される。
なお、上記外部機器に記憶された画像データへのアクセス情報は、URL(Uniform Resource Locator)とすることができる。
撮像装置は、画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、アクセス情報と関連付けて記憶部に記憶することができる。
上記撮像装置は、さらに、画像を表示する表示部を含むことができる。この場合、外部機器と通信部との通信が可能であるか否かを判定し、通信が可能である場合にはアクセス情報に基づいて外部機器から画像データをダウンロードし、通信が不可能である場合には記憶部に記憶された縮小画像データを読み出し、表示部に表示することができる。
また、撮像装置は、外部機器と通信部との通信が可能であるか否かを所定時間ごとに判定することもでき、通信が可能であると判定されるまで、記憶部に画像データを記憶し、通信が可能であると判定したことに応答して、画像データを送信することができる。
撮像装置は、被写体を撮像して得られた画像データを処理する画像データ処理方法も提供することができる。この方法は、通信部により外部機器との通信を開始するステップと、前記画像データを記憶部に記憶するステップと、前記通信部により前記画像データを送信して前記外部機器に記憶させ、前記外部機器から該画像データへのアクセス情報を受信するステップと、前記記憶部に前記アクセス情報を前記画像データの代わりとして記憶させ、該記憶部に記憶された前記画像データを消去するステップとを含む。
上記方法では、画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、アクセス情報と関連付けて記憶部に記憶するステップをさらに含むことができる。
また、外部機器と通信部との通信が可能であるか否かを判定するステップと、通信が可能である場合にはアクセス情報に基づいて外部機器から画像データをダウンロードし、表示部に表示するステップと、通信が不可能である場合には記憶部に記憶された縮小画像データを読み出し、表示部に表示するステップとを含むことができる。
さらに、外部機器と通信部との通信が可能であるか否かを所定時間ごとに判定するステップと、通信が可能であると判定されるまで、記憶部に画像データを記憶するステップと、通信が可能であると判定したことに応答して、画像データを送信するステップとを含むこともできる。
本発明によれば、さらに、上記撮像装置と当該撮像装置から送信された画像データを記憶する外部機器とを含む撮像システムおよび上記画像処理方法を撮像装置に実行させる装置実行可能なプログラムを提供することもできる。
本発明によれば、メモリ容量が制限されるにもかかわらず、ユーザは撮像装置で撮影した画像をより多く記憶することができ、より多く再生することができる。したがって、メモリ容量不足でシャッターチャンス時に撮影することができない、不要な画像データを消去しなければならないなどの問題を減少させることができる。
また、画像データから縮小画像データを生成し、アクセス情報と関連付けて記憶することで、外部機器との通信が不可能な場合であっても、撮影した画像を確認することができる。さらに、通信が可能である場合には外部機器から画像データをダウンロードし、通信が不可能である場合には縮小画像データを読み出して表示させることができるため、ユーザは、通信状態を常に確認しなくてもよく、利便性が向上する。
図1を参照して、本実施形態の撮像装置を使用する場合のシステムの実施形態を説明する。図1に示すシステムは、撮像装置100と、撮像装置100と直接通信するパーソナルコンピュータ110と、インターネットやイントラネットなどのネットワーク120に接続される図示しない中継機と、ネットワーク120に接続されるサーバ130とを含んで構成されている。これらパーソナルコンピュータ110およびサーバ130は、撮像装置100に対して外部機器とされる。
撮像装置100の詳細については後述するが、撮像装置100は、パーソナルコンピュータ110および中継機を介してサーバ130とワイヤレス通信することができる。したがって、撮像装置100は、撮像して生成された画像データを、パーソナルコンピュータ110およびサーバ130に記憶させることができる。また、撮像装置100は、パーソナルコンピュータ110およびサーバ130から、それらに記憶された画像データへのアクセス情報を受信することができる。
ここでは、通信手段を備え、画像データを記憶することができる外部機器としてパーソナルコンピュータ110およびサーバ130を例示したが、通信手段および記憶手段を備えるプリンタ、ファックス装置、スキャナ装置、これらの機能を有するデジタル複合機などとすることもできる。パーソナルコンピュータ110の通信手段としては、PCカードタイプのインターフェイスカードおよびそのカードを通信バスに接続するための変換アダプタとすることができる。中継機としては、ネットワーク120に中継するルータ、媒体やプロトコルが異なるデータを相互に変換して通信する場合にはゲートウェイ、ケーブルなどで接続して有線通信する場合にはブリッジを用いることができる。ブリッジは、例えば、転送先のMACアドレスを参照して適切なポートにのみデータを中継することができる。
パーソナルコンピュータ110およびサーバ130は、撮像装置100から画像データを受信して、ハードディスクドライブなどの記憶手段に記憶し、画像データへのアクセス情報を返信する。パーソナルコンピュータ110は、撮像装置100と直接通信を行うため、例えば、HドライブやIドライブのようにドライブが割り当てられ、「H:\0001.jpg」や「I:\0005.jpg」などをアクセス情報として返信することができる。また、ネットワーク120を介して通信を行うサーバ130においては、インターネット上のサービスの所在地を表記するURLをアクセス情報として返信することができる。
URLは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を使用してサーバ130からHTML(Hyper Text Markup Language)ファイルを受信するもので、「http://www.gazou.com/gazou」file/0001.html」といったように、HTTPを使用してアクセスするというアクセス方法、「www.gazou.com」というサーバ名、「gazoufile」というパス名、「0001.html」というファイル名を含んで構成することができる。撮像装置100とサーバ130との間の通信は、WebサーバとWebブラウザとの間でデータ送受信するのに使用される上記HTTPのほか、インターネットやイントラネットなどのTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ネットワークでファイルを転送する際に使用されるFTP(File Transfer Protocol)などを使用して行うことができる。
図2および図3を参照して、本実施形態の撮像装置を詳細に説明する。まず、図2を参照して撮像装置の具体的な物理的構成を説明する。撮像装置200は、撮像装置200の機能を管理し、ユーザの指令に応答して要求された処理を実行するプロセッサ210と、被写体を撮影するためのレンズ駆動系、シャッター駆動系、CCDなどを含む撮像部220と、プロセッサ210に処理を実行させるプログラムを格納したROM230と、データの書き換えが可能で
、画像データを一時的に記憶することができるRAM240およびSRAM250と、図1に示すパーソナルコンピュータ110およびサーバ130と通信を行う通信インターフェース260と、液晶ディスプレイ、キーボタン、シャッターボタン、モードダイヤルなどの機能を実現するユーザインターフェース270とを含んで構成される。
、画像データを一時的に記憶することができるRAM240およびSRAM250と、図1に示すパーソナルコンピュータ110およびサーバ130と通信を行う通信インターフェース260と、液晶ディスプレイ、キーボタン、シャッターボタン、モードダイヤルなどの機能を実現するユーザインターフェース270とを含んで構成される。
撮像装置200は、携行可能なサイズとして構成され、充電可能なバッテリや電池により駆動される。プロセッサ210は、撮像装置200の電源の投入に応答して、読み出し専用メモリであるROM230からプログラムを読み出し、撮像装置200の処理を実行する。具体的な処理については後述する。RAM240およびSRAM250は、読み書き可能なメモリで、データを一時的に記憶することができる。図2に示す実施形態では、これら2つのRAMが使用されているが、1つのRAMのみであってもよい。
通信インターフェース260は、外部機器との通信距離によっても異なるが、通信距離が比較的短い、例えば約10m以内の場合には、2.4GHz帯を使用して通信を行うBluetooth(登録商標)規格、またはIrDAなど赤外線通信回路とすることができる。この回路は、短距離通信に使用され、低消費電力でデータの送受信を行うことができる。
上記距離を超える通信を行う場合、通信インターフェース260は、ワイヤレスLANの標準規格(WiFi)で機能するワイヤレスLAN回路とすることができる。このワイヤレスLAN回路は、例えば、IEEE802.11a〜11nなどに規定される通信プロトコルを使用し、セルサイズが大きく、大容量のデータを高速に伝送することができる。このワイヤレスLAN回路は、上記の短距離通信用の回路に比較して、大容量のデータを高速に伝送することができるものの、消費電力が大きく、撮像装置200がバッテリなどで駆動されることを考慮すると、通信インターフェース260は上記の短距離通信用の回路が好ましい。したがって、外部機器および中継機を通信距離が短くなる場所に設置するか、それらからの距離が短い場所で撮影することが好ましい。
液晶ディスプレイは、画像のほか、解像度、画像サイズ、日付、時間などの各種設定情報を表示することができる。キーボタンは、ユーザが設定入力を行うために使用される。シャッターボタンは、ユーザが撮影する際に押下される。モードダイヤルは、後述する撮影モードまたは再生モードを選択するために使用される。
本実施形態の撮像装置を、図3を参照して詳細に説明する。図3は、本実施形態の撮像装置の機能ブロック図である。撮像装置300は、撮影した画像を表示する表示部310と、上述したレンズ駆動系、シャッター駆動系、CCDなどのハードウェアを使用して被写体を撮像し、画像データを生成し、出力する撮像部320と、出力された画像データを記憶する記憶部330と、外部機器と通信する通信部340と、通信部340に、出力された画像データを送信させて外部機器に記憶させ、外部機器からその画像データへのアクセス情報を受信させ、記憶部330に、アクセス情報を記憶させ、その記憶部330に記憶された画像データを消去させる制御部350とを含む。図3では、外部機器としてサーバ360が示されている。
表示部310は、上記の液晶ディスプレイに相当し、撮像部320は、図2に示す撮像部220に相当する。記憶部330は、図2に示すRAM240およびSRAM250に相当し、図示しないSD(Secure Digital)メモリカードなどを含むこともできる。通信部340は、図2に示す通信インターフェース260に相当する。図2に示すプロセッサ210がROM230からプログラムを読み出し、実行することで制御部350として機能させることができる。
撮像装置300は、ユーザによる電源の投入に応答して、制御部350を機能させ、通信部340とサーバ360との間で通信を開始する。この間の通信は、例えば、サーバ360のIPアドレスを使用してアクセスし、ユーザIDおよびパスワードを送信し、サーバ360がこれらを認証することで、通信を開始することができる。この場合、撮像装置300の記憶部330は、サーバ360のIPアドレスを、サーバ360は、撮像装置300のユーザIDおよびパスワードを記憶し、登録しておくことができる。通信が開始されると、データの送受信が可能となる。
図2に示すユーザインターフェース270がユーザのシャッターボタン押下を検出すると、撮像部320が機能し、画像データを生成して出力する。なお、ユーザは、ユーザインターフェース270にデータを入力することにより、解像度や画像サイズなどを予め設定することができる。これらデータは、液晶ディスプレイを見ながらキーボタンを押下することにより入力することができる。また、ユーザはモードダイヤルを回転することにより、画像を表示する再生モード、被写体を撮影する撮影モードを選択することができる。
撮像部320により出力された画像データは、記憶部330に一時的に記憶される。また、その画像データは、制御部350により、通信部340からサーバ360に送信される。サーバ360は、その画像データを受信し、データベースなどとして構成される記憶手段上の所定アドレスに記憶し、そのアドレスからその画像データへのアクセス情報を生成して通信部340へ送信する。サーバ360は、例えば、アドレスフィールドと、それに対応するアクセス情報フィールドとを備えるテーブルを保持し、アドレスおよびアクセス情報を対応付けて記憶することにより、アクセス情報に対応する画像データを読み出すことができる。なお、アクセス情報は、上記のURLなどとすることができる。
制御部350は、出力された画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、アクセス情報と関連付けて記憶部に記憶させることができる。すなわち、制御部350は、撮像部320により出力された画像データから、サムネイルなどとして参照される縮小画像のデータを生成する。なお、この縮小画像は、撮像装置の記憶空間を不要に圧迫しないように、原画像データを、低解像度化、減色、または低解像度化および減色の両方を適用し、JPEG、JPEG2000、GIF、PNG、TIFFなどの画像圧縮として、原画像データとは独立したデータとして作成される。
このため、原画像データが削除された後であっても、原画像データから縮小画像がオンザフライ式に作成されないので、ユーザは、その希望に応じて縮小画像を見ることができる。また、生成した縮小画像データには、サーバ360から返信されたアクセス情報、例えばURLまたはURI(Uniform Resource Identifier)を関連付けて記憶させる。アクセス情報の関連付けは、例えば、液晶ディスプレイに表示される画像にURLを埋め込むことにより行うことができる。
HTMLファイルにおいて、例えば、<a href="A" >〜</a>といったリンクタグ、<imgsrc="B">といった画像を貼るタグを使用し、AにURL、Bに縮小画像データが格納されているメモリ上のアドレス、またはネットワーク上で画像データを固有に指定する絶対パス値で指定されるアドレスなどをそれぞれ挿入することにより、URLを埋め込むことができる。これにより、通信リンクが確立されている場合、ユーザのキーボタンによる縮小画像の選択に応答して、URLで示されるリンク先の画像データをダウンロードし、それを表示させることができる。
制御部350は、通信部340とサーバ360との通信が可能であるか否かを判定する。これは、ワイヤレス通信の場合、中継機までの距離や障害の有無などの通信環境によって、それらの間の接続が通信途中で切断されたり、接続できない場合があるためである。通信が可能である場合には、アクセス情報に基づいてサーバ360から画像データをダウンロードすることができる。通信が不可能である場合には、画像データをダウンロードすることができないため、記憶部330に記憶された縮小画像データを読み出し、表示部310に表示させる。いずれにしろ、画像を表示させることができるため、画像データの内容を容易に確認することができる。
本実施形態では、制御部350は、通信部340とサーバ360との通信が可能であるか否かを所定時間ごとに判定することができる。この場合、通信が可能であると判定されるまで、記憶部330に画像データを記憶しておき、通信が可能であると判定したことに応答して、通信部340に、画像データを送信させることができる。通信部340が送信した画像データは、サーバ360の記憶手段上の所定のアドレスに格納される。サーバ360は、画像データを格納後、その画像データへのアクセス情報を通信部340に送信することができる。
次に、本実施形態の撮像装置で実行される処理を詳細に説明する。撮像装置300は、上述したように、モードダイヤルを備えており、ユーザが選択することにより、処理モードを選択することができる。図4を参照して、撮像装置300による処理の概略を説明する。
ユーザが撮像装置300に電源を投入することにより、撮像装置300は処理を開始する(S400)。撮像装置300は、ユーザが上記モードダイヤルによってどの処理モードが選択されたか判定する。ここではまず、処理モードとして撮影モードが選択されたか否かを判定する(S410)。撮影モードは、撮像装置300による撮影を可能にするモードで、ユーザがシャッターボタンを押下することに応答して、画像データを生成して出力し、記憶する処理を行うことができる。S410で、撮影モードが選択されたと判定した場合、撮影モードにおける上記処理を実行する(S420)。これに対し、撮影モードは選択されていないと判定した場合には、再生モードが選択されたか否かを判定する(S430)。再生モードは、撮像装置300によって撮影され、画像データを再生し、表示部310に表示するモードである。S430で、再生モードが選択されたと判定した場合、再生モードにおける上記処理を実行する(S440)。再生モードが選択されていないと判定した場合、S420での処理が終了した場合、S440での処理が終了した場合は、撮像装置300による処理を終了する(S450)。
図5を参照して、撮影モードにおける処理の1つの実施形態について説明する。図4のS410で撮影モードが選択されたと判定した場合、撮影モードによる処理を開始する(S500)。撮像装置300の撮像部320において、ユーザが予め設定した解像度、画像サイズ、日付を入れるなどの設定情報を基に画像データを生成し、出力する。撮像装置300の記憶部330は、出力された画像データを記憶する(S510)。なお、この記憶は一時的な記憶である。したがって、一時的に記憶可能な、図2に示すRAM240やSRAM250に記憶される。
また、制御部350は、出力された画像データから縮小画像データを生成する(S520)。縮小画像サイズおよび解像度はデフォルトで設定したサイズおよび解像度とすることができる。縮小画像データは、撮像装置がもともと取得した画像データを、表示または参照のために置換するために利用される。縮小画像データは、表示部310に表示された縮小画像から画像内容を確認することができるサイズおよび解像度であって、画像データのデータ容量に比較して小さいものであれば、いかなるサイズおよび解像度であってもよい。
通信部340と外部機器との間の通信は、撮像装置300に電源が投入されたことに応答して開始することができるが、通信環境によっては通信不能である場合があり、また、通信を開始しても途中で切断される場合がある。このため、制御部350は、通信部340と外部機器との通信が可能であるか否かを判定する(S530)。通信が可能であると判定した
場合、制御部350は、送信命令を送るなどして通信部340に指示し、外部機器に向けて画像データを送信させる(S540)。外部機器は、送信された画像データを受信し、記憶手段上の所定アドレスに記憶し、その画像データへのアクセス情報を生成して撮像装置300へと送信する。このため、通信部340から送信される画像データには、撮像装置300を識別するための撮像装置識別子などを含ませて送信することができる。なお、撮像装置識別子は、IPアドレスやMACアドレスなどとすることができる。
場合、制御部350は、送信命令を送るなどして通信部340に指示し、外部機器に向けて画像データを送信させる(S540)。外部機器は、送信された画像データを受信し、記憶手段上の所定アドレスに記憶し、その画像データへのアクセス情報を生成して撮像装置300へと送信する。このため、通信部340から送信される画像データには、撮像装置300を識別するための撮像装置識別子などを含ませて送信することができる。なお、撮像装置識別子は、IPアドレスやMACアドレスなどとすることができる。
S530で通信不能と判定した場合、設定されている通信モードが自動モードか否かを判定する(S550)。この通信モードは、上記の処理モードとは異なり、上記キーボタンによりユーザが予め設定することができる。通信部340と外部機器との間の通信は、何らかの要因により切断される場合がある。しかしながら、一度切断されても、その要因が取り除かれれば再び接続され、通信可能とされる。したがって、通信モードが自動モードである場合、S530に戻り、所定時間経過後に再び通信が可能であるか否かを判定し、この判定は通信可能になるまで繰り返される。これに対し、自動モードでない場合には、通信が可能であるか否かを判定することなく、処理を終了する(S580)。
制御部350は、通信部340が外部機器からアクセス情報を受信したことに応答して、そのアクセス情報を縮小画像データと関連付ける(S560)。具体的には、アクセス情報としてURLを受信し、そのURLを縮小画像に埋め込み、URLが関連付けられた縮小画像データを生成する。制御部350は、この縮小画像データを記憶部330に記憶させ、一時的に記憶した画像データを消去する(S570)。縮小画像データは、画像データに比較し、低解像度で、画像サイズも小さいため、データ容量が小さい。このため、撮像装置300の記憶部330により多くのデータを記憶することが可能となる。このようにして、一時的に記憶された画像データを消去したところで処理を終了する(S580)。
図6を参照して、再生モードにおける処理の1つの実施形態について説明する。図4のS430で再生モードが選択されたと判定した場合、再生モードによる処理を開始する(S600)。再生モードの選択に応答して、記憶部330に記憶された縮小画像データの一覧を表示部310に表示させることができる。撮像装置300は、静止画の撮像に加え、動画の撮像や音声の録音などを行う機能を備える場合、画像表示モード、動画表示モード、音声再生モードを含む機能モードを選択することにより、選択されたモードでデータを再生することができる。図6に示す実施形態では、ユーザが、機能モードとして画像表示モードを選択することにより、記憶部330に記憶されている縮小画像データの一覧を表示させることができる(S610)。ユーザが縮小画像データの一覧から1つの縮小画像データを選択することで、表示部310に縮小画像を表示させる(S620)。
次に、制御部350は、通信部340と外部機器との間の通信が可能であるか否かを判定する(S630)。通信が可能である場合、縮小画像データに埋め込まれたURLにアクセスし、外部機器からそのURLに存在する画像データをダウンロードする(S640)。ダウンロードした画像データは、表示部310に画像として表示される(S650)。これに対し、通信が不能である場合には、URLにアクセスすることはできず、外部機器から画像データをダウンロードすることもできないため、処理を終了する(S660)。この場合、画像を表示することはできないものの、縮小画像であるサムネイルを表示することができるため、データ内容の確認をすることはできる。
上記URLへのアクセスは、例えば、縮小画像を表示させ、決定などのキーボタンを押下することにより行うことができる。詳細には、制御部350は、キーボタンの押下に応答して、URLを読み出し、このURLを画像データ要求とともに通信部340に送信させる。外部機器は、画像データ要求を受けて、URLを基に、記憶手段に記憶されている画像データを検索し、該当する画像データを通信部340に送信する。
図4〜図6を参照して撮像装置300で実行される処理について説明してきたが、これらの処理はプログラムを実行することにより実現することができる。この場合、図2に示すROM230にプログラムを記憶させておき、このプログラムをプロセッサ210に実行させることにより実現することができる。なお、このプログラムは、ROM230に限られるものではなく、その他いかなる記録媒体に記憶されていてもよい。
以上、本実施形態によれば、外部機器にデータ容量の大きい画像データを記憶させ、撮像装置にはデータ容量の小さい、祝意症画像データ、URLデータなどのアクセス情報のみを記憶することで、少ないメモリ量で多くの画像データを保存することができる。撮像装置は、標準のプロトコルを使用して通信することができるため、外部機器として一般的なパーソナルコンピュータを使用することができる。また、画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、アクセス情報と関連付けて記憶部に記憶させておくことで、外部機器との通信が不可能な場合であっても、撮影した画像を確認することができる。さらに、外部機器と通信部との通信が可能であるか否かを判定し、通信が可能である場合には外部機器から画像データをダウンロードし、通信が不可能である場合には縮小画像データを読み出し、表示させることができるため、ユーザは、通信状態を常に確認しなくてもよく、利便性が向上する。
これまで本発明につき、実施形態をもって説明してきたが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100、200、300…撮像装置、110…パーソナルコンピュータ、120…ネットワーク、130、360…サーバ、210…プロセッサ、220、320…撮像部、230…ROM、240…RAM、250…SRAM、260…通信インターフェース、270…ユーザインターフェース、310…表示部、330…記憶部、340…通信部、350…制御部
Claims (10)
- 画像データを記憶する記憶部と、 外部機器と通信する通信部と、 前記画像データを送信して前記外部機器に記憶させ、前記外部機器から該画像データへのアクセス情報を受信して前記記憶部に前記アクセス情報を前記画像データの代わりとして記憶させ、前記記憶部に記憶された前記画像データを消去する画像データ置換手段と を含む、撮像装置。
- 前記撮像装置は、前記画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、前記アクセス情報と関連付けて前記記憶部に記憶する、請求項1に記載の撮像装置。
- さらに、画像を表示する表示部を含み、前記撮像装置は、前記外部機器と前記通信部との通信が可能であるか否かを判定し、前記通信が可能である場合には前記アクセス情報に基づいて前記外部機器から前記画像データをダウンロードし、前記通信が不可能である場合には前記記憶部に記憶された前記縮小画像データを読み出し、前記表示部に表示する、請求項2に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置は、前記外部機器と前記通信部との通信が可能であるか否かを所定時間ごとに判定し、前記通信が可能であると判定されるまで、前記記憶部に前記画像データを記憶し、前記通信が可能であると判定したことに応答して、前記画像データを送信する、請求項1または2に記載の撮像装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置と、前記撮像装置から送信された前記画像データを記憶する外部機器とを含む、撮像システム。
- 被写体を撮像して得られた画像データを処理する画像データ処理方法であって、 通信部により外部機器との通信を開始するステップと、 前記画像データを記憶部に記憶するステップと、 前記通信部により前記画像データを送信して前記外部機器に記憶させ、前記外部機器から該画像データへのアクセス情報を受信するステップと、 前記記憶部に前記アクセス情報を前記画像データの代わりとして記憶させ、該記憶部に記憶された前記画像データを消去するステップとを含む、画像データ処理方法。
- 前記画像データから画像サイズを縮小した縮小画像データを生成し、前記アクセス情報と関連付けて前記記憶部に記憶するステップをさらに含む、請求項6に記載の画像データ処理方法。
- 前記外部機器と前記通信部との通信が可能であるか否かを判定するステップと、前記通信が可能である場合には前記アクセス情報に基づいて前記外部機器から前記画像データをダウンロードし、表示部に表示するステップと、前記通信が不可能である場合には前記記憶部に記憶された前記縮小画像データを読み出し、前記表示部に表示するステップとを含む、請求項7に記載の画像データ処理方法。
- 前記外部機器と前記通信部との通信が可能であるか否かを所定時間ごとに判定するステップと、前記通信が可能であると判定されるまで、前記記憶部に前記画像データを記憶するステップと、前記通信が可能であると判定したことに応答して、前記画像データを送信するステップとを含む、請求項6または7に記載の画像データ処理方法。
- 請求項6〜9に記載の画像データ処理方法を撮像装置が実行するための装置実行可能なプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2007171526A JP2008104147A (ja) | 2006-09-19 | 2007-06-29 | 撮像装置、撮像システム、画像データ処理方法およびプログラム |
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Cited By (1)
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2007
- 2007-06-29 JP JP2007171526A patent/JP2008104147A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2708558B1 (en) | 2008-04-11 | 2018-03-21 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Antigen-binding molecule capable of binding to two or more antigen molecules repeatedly |
EP2708559B1 (en) | 2008-04-11 | 2018-03-28 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Antigen-binding molecule capable of binding to two or more antigen molecules repeatedly |
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