JP2008094243A - 車輪用軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シールの耐久性の向上を図るとともに、部品点数の増加を抑え、コストの低減を図ることができる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】内周にアウタレースを有する外方部材1と、アウタレースと対向するインナレースを外周に有する内方部材2a、2bと、内方部材2a、2bと外方部材1のレース間に介装される転動体4a、4bと、円周方向に磁極を配列した磁気エンコーダ15とを備え、外方部材1と内方部材2a、2bとの間の開口部をシールで密封した車輪用軸受装置である。シールよりも軸受外部側に、磁気エンコーダ15と、内方部材2bに嵌合する車軸3とで形成されるラビリンスシール35を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】内周にアウタレースを有する外方部材1と、アウタレースと対向するインナレースを外周に有する内方部材2a、2bと、内方部材2a、2bと外方部材1のレース間に介装される転動体4a、4bと、円周方向に磁極を配列した磁気エンコーダ15とを備え、外方部材1と内方部材2a、2bとの間の開口部をシールで密封した車輪用軸受装置である。シールよりも軸受外部側に、磁気エンコーダ15と、内方部材2bに嵌合する車軸3とで形成されるラビリンスシール35を設けた。
【選択図】図1
Description
この発明は、車輪用軸受装置に関するものである。
車輪用軸受装置は、例えば図5に示すように、内方部材(内輪)102a、102bと、内輪102a、102bの周囲に配設される外方部材(外輪)101と、この外輪101と内輪102aとの間に介装されるアウトボード側(自動車に組み付けた状態で外側となる方)の転動体104aと、外輪101と内輪102bとの間に介装されるインボード側(自動車に組み付けた状態で内側となる方)の転動体104bと、転動体104a、104bを保持するポケットを有するアウトボード側及びインボード側の保持器110とを備える。外輪101のインボード側にはシール107が装着されている。なお、図5は、従動輪用の車輪用軸受装置を示している。
図示例の軸受装置は、外輪回転タイプの従動輪用で、外輪101は、軸部109と、この軸部109から突設される車輪取付け用のフランジ108とからなる。フランジ108には周方向に沿って装着孔113が設けられ、この装着孔113にハブボルト114が装着される。そして、このフランジ108に回転部材であるブレーキロータ118が前記ハブボルト114で取付けられる。
内輪102a、102bの内径面には、静止側となる車軸122が嵌合している。前記車軸122は、その外周に、車体123に固定される取付フランジ(車体取付フランジ)115が設けられており、取付フランジ115には周方向に沿ってボルト孔117が設けられ、このボルト孔117に固定用ボルト116が装着される。取付フランジ115の端面に車体123が重ね合わされて、前記固定用ボルト116にて固定される。
外輪101の第1外側軌道面105と内輪102aの第1内側軌道面111とが対向し、外輪101の第2外側軌道面106と、内輪102bの第2内側軌道面112とが対向し、これらの間に転動体104a、104bが介装される。この転動体104a、104bは保持器110にて保持される。
この種の車輪用軸受装置では、路面に曝される厳しい環境下にあるため、外部からシールへの塵埃や泥水の浸入防止が求められる。このため、車軸122のフランジ115と車体123との間に、スプラッシュガード(泥よけ)としてのバックプレート119の内周部が取付けられている。ブレーキロータ118は、その外周筒部124の端面に円周溝125が形成されている。バックプレート119には、ブレーキロータ118の円周溝125内に隙間を持って嵌まるリング状突部120を有し、これら円周溝125とリング状突部120との間で、ラビリンスシール121が構成される。そして、ラビリンスシール121にて外部からの泥水等の浸入を防止している(特許文献1)。
特開2005−188632号公報(図3)
しかし、バックプレートは、本来泥除けとして機能させるものであるから、これを高精度に加工することはコスト面から現実的ではない。そのため、ラビリンスシールの幅はあまり小さくすることができず、それ故、ラビリンスシール121を介して閉鎖空間Sに泥水及びダストが浸入し易い。閉鎖空間Sに侵入した泥水やダストは、シール107に直接降りかかり、シールリップと、シールリップが摺接するシール面との間に異物が噛み込むおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みて、シールの耐久性の向上を図るとともに、部品点数の増加を抑え、コストの低減を図ることができる車輪用軸受装置を提供する。
本発明の車輪用軸受装置は、内周にアウタレースを有する外方部材と、アウタレースと対向するインナレースを外周に有する内方部材と、内方部材と外方部材のレース間に介装される転動体と、円周方向に磁極を配列した磁気エンコーダとを備え、外方部材と内方部材との間の開口部をシールで密封した車輪用軸受装置であって、前記シールよりも軸受外部側に、磁気エンコーダと、前記内方部材に嵌合する車軸とで形成されるラビリンスシール を設けたものである。
磁気エンコーダおよび車軸は、それぞれの機能上、高精度に加工される。従って、磁気エンコーダと車軸で形成するラビリンスシールのシール隙間幅は小さくすることができる。そのため、泥水やダスト等がシールに直接降りかかる事態を確実に防止することができ、ダスト噛みこみ等に基づくシールの摩耗を抑制して、長期にわたり安定したシール性能を確保することが可能となる。
近年、車輪周辺構造のコンパクト化、軽量化、さらには設計自由度の向上等の観点から、ABS(アンチロックブレーキシステム)用の車輪回転速度検出手段を車輪用軸受装置に組み込む場合が多い。この検出手段は、磁気エンコーダとセンサとを備えており、外輪回転タイプの車輪軸受装置では、磁気エンコーダを、車輪に取付けるためのフランジを有する外方部材に固定する場合が多い。本発明のように、外方部材に取付けられた磁気エンコーダを活用して、車軸との間にラビリンスシールを構成すれば、部品点数を増すことなく、高いシール性を有するラビリンスシールを形成することができる。
前記磁気エンコーダは、芯金部材と、着磁部を有し、芯金部材の少なくとも外側面を覆う磁性ゴムとを備えるものとする。磁性ゴムで芯金材の外側面を被覆すれば、芯金部材に対する防錆機能を発揮することができる。なお、磁性ゴムとは、例えば、ゴム材料へ、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)、ボロン(B)、サマリウム(Sm)、及び窒素(N)等の希土類磁性粉を種々選択してこれを組み合わせて混合したものである。
シールにシールリップと摺接するスリンガを設け、ラビリンスシールの開口部をスリンガに対向させておけば、仮にラビリンスシールのシール隙間を異物が通過しても、この異物はスリンガに遮られてシールリップの摺接部には到達しない。従って、シールの耐久性をさらに向上させることができる
本発明の車輪用軸受装置は、ラビリンスシールにより、泥水及びダスト等がシールに浸入するのを防ぐことができる。このため、ダスト噛みこみ等に基づくシールの摩耗の低減が可能となり、シールの耐久性が向上する。また、シールをより簡易なものとすることも可能であり、コスト低減を図ることができる。しかも、回転速度検出手段を有する車輪用軸受装置では、既存の磁気エンコーダを使用してラビリンスシールを構成することができ、部品点数を増加させることがなく、組立性の向上を図ることができるとともに、コストの低減に一層寄与する。
本発明のように、磁気エンコーダにラビリンスシールとしての機能も付加すると、それだけ磁気エンコーダの形状が複雑化する。芯金部材を磁性ゴムで被覆した磁気エンコーダは、着磁後でもプレス加工により任意形状に成形することができるから、既製品の再プレス加工により、容易に必要形状に成形することができる。従って、磁気エンコーダの製作コストの高騰を抑制することができる。また、磁性ゴムにより芯金部材の外側面が被覆されるので、芯金部材の防錆を図ることができ、耐久性に優れる。
泥水やダスト等の浸入を防止するラビリンス構造を確実に構成することができるので、安定したシール効果を発揮することができる。しかも、この磁気エンコーダは、外方部材の外径側に突出せず、この装置のコンパクト化に寄与する。
以下本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
本発明の第1の実施形態の車輪用軸受装置は、図1に示すように、内方部材(内輪)2a、2bと、内輪2a、2bの周囲に配設される外方部材(外輪)1と、この外輪1と内輪2aとの間に介装されるアウトボード側(自動車に組み付けた状態で外側となる方)の転動体(ボール)4aと、外輪1と内輪2bとの間に介装されるインボード側(自動車に組み付けた状態で内側となる方)の転動体4bと、転動体4a、4bを保持するポケットを有するアウトボード側及びインボード側の保持器10とを備える。内輪2bの外端部側にはシール7が装着されており、外輪1の外周側には、磁気エンコーダ15とこの磁気エンコーダ15の回転で生じた磁束変化を検出するセンサ16とを有する回転速度検出手段33を備えている。なお、図1は、従動輪用の車輪用軸受装置を示している。
外輪1は、軸部9と、この軸部9から突設される車輪取付けフランジ8とからなる。フランジ8には周方向に沿って装着孔13が設けられ、この装着孔13にハブボルト14が装着される。すなわち、図示省略のブレーキロータがフランジ8の端面に重ね合わされて、前記ハブボルト14にて固定される。
内輪2a、2bの内径面には、車軸(相手スピンドル)3が嵌合している。本実施形態では、車軸3の肩部をインボード側のシール7の外側面と対向させている。
外輪1の第1外側軌道面5と内輪2aの第1内側軌道面11とが対向し、外輪1の第2外側軌道面6と、内輪2bの第2内側軌道面12とが対向し、これらの間に転動体(ボール)4a、4bが介装される。そして、この転動体4a、4bは保持器10にて保持される。
前記磁気エンコーダ15は、前記外輪1のインボード側に固着される芯金部材21と、周方向に沿ってN極・S極が交互に配置された着磁部を有する磁性ゴム20とを備える。
図2に示すように、前記磁気エンコーダ15の芯金部材21は、前記外輪1に外嵌される第1円筒部17と、この第1円筒部17から外輪1のインボード側端面22に沿って径方向内方に延びる径方向部18と、この径方向部18から軸方向外方に延びる第2円筒部19とからなる。
磁性ゴム20は、芯金部材21の外側面を被覆する。ここでいう外側面は、第1円筒部17および第2円筒部19の外周面27、29と、径方向部18の外面28である。図示例の磁性ゴム20は、第1円筒部17の外周面を覆う第1円筒部23と、芯金部材21の径方向部18の外面を覆う径方向部24と、芯金部材21の第2円筒部19の外周面を覆う第2円筒部25とを備える。第1円筒部23には、芯金部材21のアウトボード側の端縁を覆う端縁部26が連設され、第2円筒部25には、第2円筒部19の内周面30を覆う内筒部32が連設されている。これによって、磁性ゴム20は、芯金部材21のうち、外輪1との非接触部を全て覆うことになる。
この磁気エンコーダ15は、磁性粉を混合したゴム材料で芯金部材21を被覆し、これを加硫形成した後、所定箇所、例えば第1円筒部23の外周面に、周方向に沿ってN極・S極を交互に着磁することにより製作される。なお、ゴム材料としては、天然ゴム、二トリルゴム、水素添加ニトリルゴム、ブチルゴム、フッ素ゴムあるいはアクリルゴム等を用いることができる。また、磁性粉は、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)、ボロン(B)、サマリウム(Sm)、及び窒素(N)等の希土類磁性粉を種々選択したものを用いることができる。
このように形成された磁気エンコーダ15は、芯金部材21の第1円筒部17が外輪1のインボード側の端部の外周面に圧入固定される。磁気エンコーダ15を外輪1に固定することによって、このエンコーダ15の車軸側の突出部34の内周面と、車軸3の肩部外周面との間にラビリンスシール35が形成される。
回転速度検出手段33のセンサ16は車体側に取付けられて、磁気エンコーダ15の磁性ゴム20の第1円筒部23外周面に対向している。このセンサ16としては、例えば、ホール素子、磁気抵抗素子など、磁束の流れ方向に応じて出力を変化させる磁気検出素子と、この磁気検出素子の出力波形を整形する波形整形回路を組み込んだICとにより構成されるアクティブ型のセンサを使用することができる。このセンサ16は、磁気エンコーダ15の回転による磁束の変化をセンシングし、その検出信号に基づいて内輪の回転速度を 検出し、車輪の回転数情報としてABSの制御装置に伝送する。
図4に示すように、インボード側のシール7は、外方部材1の内周面に圧入固定したシール部材37と、インボート側の内輪2bの肩部外周面に圧入固定した断面L字型のスリンガ36とで構成される。シール部材37の内径端に設けられた複数のシールリップ38をスリンガ36の外周面に摺接させることで、外輪1と内輪2bの間の開口部が密封される。軸方向に延びるラビリンスシール35の軸受側開口部は、スリンガ36の外側面に対向している。
本発明の第1実施形態の車輪用軸受装置では、ラビリンスシール35により、泥水及びダスト等がインボード側のシール7に浸入するのを防ぐことができる。このため、ダスト噛みこみ等に基づくシールリップ38の摩耗の低減が可能となり、シール7の耐久性が向上する。また、シール7をより簡易な構成とすることも可能であり、コスト低減を図ることができる。
しかもラビリンスシール35の軸受側開口部をスリンガ36の外側面に対向させているので、仮に異物がラビリンスシール35を通過しても、この異物はスリンガ36で遮られ、シールリップ38の摺接部に到達することがない。従って、シール7のさらなる耐久性向上を図ることができる。
また、既存の磁気エンコーダ15を使用してラビリンス構造を構成することができ、部品点数を増加させることがなく、組立性の向上を図ることができるとともに、コストの低減に一層寄与する。また、芯金部材21は既製品(ラビリンスシールを考慮していない磁気エンコーダ15)を再プレス加工することにより、必要な形状に成形できるから、その製作コストも安価である。また、磁性ゴム20により、芯金部材21のうち、泥水等にさらされる外側面27、28、29、さらにはラビリンスシール35に面する部分30を被覆しているので、芯金部材21の防錆性能も確保することができ、耐久性に優れる。しかも、磁性ゴム20として、ゴム材料へ、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)、ボロン(B)、サマリウム(Sm)、及び窒素(N)等の希土類磁性粉を種々選択してこれを組み合わせて混合したものであれば、高い磁力によって磁気エンコーダ15の小型・軽量化を図ることができ、計測精度を高めることができる。しかも、この磁気エンコーダ15は、外輪1の外径側に突出せず、この軸受装置のコンパクト化に寄与する。
次に、図3は第2実施形態を示し、図1に示す実施形態よりも磁気エンコーダ15の径方向部18を内径側に延ばして径方向部18をシール7のスリンガ36の外側面39に対向させている。図1に示す実施形態と同様に、ラビリンスシール35のアウトボート側の開口部はスリンガ36の外側面に対向させている。この第2実施形態の車輪用軸受装置でも、前記第1実施形態の車輪用軸受装置と同様の作用効果を奏する。なお、図3に示す車輪用軸受装置において、図1に示す車輪用軸受装置と同様の構成については、図1と同一符号を付してその説明を省略する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、転動体4a、4bとして円すいころを使用するものであってもよい。さらに、磁性ゴム20は、芯金部材21の全体を覆うものであってもよい。芯金部材21の形状としては、径方向部18を外輪1のインボード側端面22を固着できるものであれば、第1円筒部17を有さないものであってもよい。さらには、回転速度検出手段33のセンサ16の固定位置としては、着磁面に近接対峙するものであれば、第2円筒部19や径方向部18と対向する位置にあってもよい。
1 外方部材
2a、2b 内方部材
3 車軸
4a、4b 転動体
7 シール
15 磁気エンコーダ
16 センサ
17 第1円筒部
18 径方向部
19 第2円筒部
20 磁性ゴム
21 芯金部材
33 回転速度検出手段
35 ラビリンスシール
36 スリンガ
37 シール部材
2a、2b 内方部材
3 車軸
4a、4b 転動体
7 シール
15 磁気エンコーダ
16 センサ
17 第1円筒部
18 径方向部
19 第2円筒部
20 磁性ゴム
21 芯金部材
33 回転速度検出手段
35 ラビリンスシール
36 スリンガ
37 シール部材
Claims (4)
- 内周にアウタレースを有する外方部材と、アウタレースと対向するインナレースを外周に有する内方部材と、内方部材と外方部材のレース間に介装される転動体と、円周方向に磁極を配列した磁気エンコーダとを備え、外方部材と内方部材との間の開口部をシールで密封した車輪用軸受装置であって、
前記シールよりも軸受外部側に、磁気エンコーダと、前記内方部材に嵌合する車軸とで形成されるラビリンスシールを設けたことを特徴とする車輪用軸受装置。 - 外方部材に車輪に取付けるためのフランジを設け、かつ磁気エンコーダを外方部材に固定したことを特徴とする請求項1の車輪用軸受装置。
- 前記磁気エンコーダは、芯金部材と、着磁部を有し、芯金部材の少なくとも外側面を覆う磁性ゴムとを備えたことを特徴とする請求項1又は2の車輪用軸受装置。
- シール部材にシールリップと摺接するスリンガを設け、ラビリンスシールの開口部を、スリンガに対向させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの車輪用軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006277855A JP2008094243A (ja) | 2006-10-11 | 2006-10-11 | 車輪用軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006277855A JP2008094243A (ja) | 2006-10-11 | 2006-10-11 | 車輪用軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008094243A true JP2008094243A (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=39377556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006277855A Withdrawn JP2008094243A (ja) | 2006-10-11 | 2006-10-11 | 車輪用軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008094243A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010090942A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Nsk Ltd | 軸受装置 |
JP2012036914A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-23 | Denso Corp | ロックセンサ |
KR101383269B1 (ko) * | 2012-11-16 | 2014-04-08 | 주식회사 일진글로벌 | 엔코더 씰 어셈블리와 이를 이용한 차량용 휠 베어링 |
-
2006
- 2006-10-11 JP JP2006277855A patent/JP2008094243A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010090942A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Nsk Ltd | 軸受装置 |
JP2012036914A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-23 | Denso Corp | ロックセンサ |
KR101383269B1 (ko) * | 2012-11-16 | 2014-04-08 | 주식회사 일진글로벌 | 엔코더 씰 어셈블리와 이를 이용한 차량용 휠 베어링 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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