JP2008093648A - 水没電子機器の異物除去 - Google Patents
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Abstract
【課題】水没した精密電子機器を分解することなく、電子回路素子に悪影響を及ぼすことを抑え、内部に入り込んだ水分、水分に含まれる異物を除去する。
【解決手段】水没した精密電子機器Aを気密容器8に配置し、超純水タンク11から超純水を入れて電気抵抗センサー14からの信号で流入、排出バルブ12,13の制御をおこない、複数の超音波振動子Bを切り替えながら超音波発信機16で洗浄し、超純水を排出した後、気密容器8内部を気圧センサー4で検出することにより、排気ポンプ1と外気導入コントロール電磁バルブ3及び排出コントロール電磁バルブ2を制御して、外気流入制御をおこない、気密容器内を最適気圧に保つ。
【選択図】図1
【解決手段】水没した精密電子機器Aを気密容器8に配置し、超純水タンク11から超純水を入れて電気抵抗センサー14からの信号で流入、排出バルブ12,13の制御をおこない、複数の超音波振動子Bを切り替えながら超音波発信機16で洗浄し、超純水を排出した後、気密容器8内部を気圧センサー4で検出することにより、排気ポンプ1と外気導入コントロール電磁バルブ3及び排出コントロール電磁バルブ2を制御して、外気流入制御をおこない、気密容器内を最適気圧に保つ。
【選択図】図1
Description
本発明は、水没した精密電子機器から水分、異物を取り出し電子回路の復旧を計る。
従来の事故による精密電子機器の水没事故において、水没した電子機器から内部に残されたデータを回収するために電子機器を修復する必要があり、そのために内部に残っている水分や異物を除去する必要があり、そのため分解して掃除と乾燥清浄をする必要があった、また分解には限度があり分解不可能な部位からの除去が困難であった。
従来の水没した電子機器から内部のデータを安全に回収するには早く異物及び水分の除去をかけるほど機器と内部データの復旧率が向上する、内部に残存する液体、異物は導電性の物質が殆どであり電子回路への不安定要素で完全に除去しなければならない、しかし近年の精密電子機器は分解清掃がきわめて困難で作業も時間を要する、またその作業中に不純物を含んだ異物により電子回路素子に悪影響を及ぼすことを抑える。
本発明では上記目的を達成するために異物と水分除去を短時間にかつ電子回路への悪影響がでないようにするためのものである、
精密電子機器は内部にマイクロプロセッサを持ち、省電力化を計る為に微弱な電力で動作している、また電子コントロールチップの信号線の間隔は非常に狭くその間に水分、異物が入ると導電性を持つ場合が多いので誤動作を起こし破損してしまう。
このために内部の水分、異物を取り除く必要がある。水分を除くにあたり機器の密閉度が高いために機器の温度を上げて蒸発させる方法もあるが密閉度が高いために結露が生じ目的を短時間に達成できない、このために電子機器を機密性がある容器にいれて内部の気圧を下げて水分を除去する方法を取る、このときに近年多量に使用されている液晶表示装置はガラス板に挟まれた間に有機液晶があり、これを保護するためにシーリング材とスペーサで保護されている、よって単純に気圧をさげるだけではその素子を破壊してしまう。以上の弊害を除くために気密容器の圧力を気密容器内の気圧センサーで感知して気圧をさげるポンプの制御をおこなう。また気圧の制御のためにバルブを設けて外気の導入も計るその外気は空調機で水分を除去した乾燥空気をいれるようにする。
精密電子機器は内部にマイクロプロセッサを持ち、省電力化を計る為に微弱な電力で動作している、また電子コントロールチップの信号線の間隔は非常に狭くその間に水分、異物が入ると導電性を持つ場合が多いので誤動作を起こし破損してしまう。
このために内部の水分、異物を取り除く必要がある。水分を除くにあたり機器の密閉度が高いために機器の温度を上げて蒸発させる方法もあるが密閉度が高いために結露が生じ目的を短時間に達成できない、このために電子機器を機密性がある容器にいれて内部の気圧を下げて水分を除去する方法を取る、このときに近年多量に使用されている液晶表示装置はガラス板に挟まれた間に有機液晶があり、これを保護するためにシーリング材とスペーサで保護されている、よって単純に気圧をさげるだけではその素子を破壊してしまう。以上の弊害を除くために気密容器の圧力を気密容器内の気圧センサーで感知して気圧をさげるポンプの制御をおこなう。また気圧の制御のためにバルブを設けて外気の導入も計るその外気は空調機で水分を除去した乾燥空気をいれるようにする。
水没した電子機器は水分以外の異物も混入している場合が多い、また液体と混ざった異物は導電性を持つ場合が多く、これを取り除くために超音波素子による洗浄をおこなう、現在あるような単一の発振周期の振動子では精密電子機器の微細な部位に入り込んだ粒子を取り除くのが難しい、これを解消するために複数の周波数振動子を切り替えながら洗浄する、洗浄にあたりエネルギィー伝達媒体は電子回路の保護のために超純水を使用する、洗浄中に異物の導電性により電子回路に悪影響をださないように常に新しい超純水を電気抵抗センサーで検知して、制御しながら流し込み洗浄をはかる。
上述したように本発明の水没した電子機器内の異物水分除去で短時間に異物と水分を機器分解なしに電子回路への悪影響を除去して電子機器と内部にある電子データの回収をスムーズに行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図1に基ずいて説明する。
図においては、8は気密容器でこの中に水没した精密電子機器Aを配置する、水以外の異物が混入している場合は容器内に超純水タンク11から超純水を入れて複数の超音波振動子Bを切り替えながら超音波発信機16で洗浄する、洗浄課程で異物が超純水と混ざり導電性が出てくる、この状態を容器内の電気抵抗センサー14で検知してコントローラ15で流入させる量を電磁バルブ12と排出電磁バルブ13でコントロールして最適化を計る、次に超純水を排出して電子機器内に残る水分を除去する課程に入る、気密容器の気圧を下げるために排気ポンプ1を配置して内部気圧を検出させる気圧センサー4から気圧をコントロールする制御装置5により外気導入コントロール電磁バルブ3と排出コントロール電磁バルブ2を制御して気密容器内の最適気圧を保つ、外気は外気フィルター7から湿度、温度を制御された空調機6より流入させる。
1 排気電動ポンプ
2 排気制御電磁バルブ
3 外気導入制御電磁バルブ
4 気密容器内圧力センサー
5 気密容器内部気圧コントローラ
6 空調機
7 外気導入フィルター
8 気密容器
11 超純水タンク
12 流入コントロール電磁バルブ
13 排出コントロール電磁バルブ
14 電気抵抗センサー
15 超音波発信機コントローラ
16 超純水流量コントローラ
A 処理対象精密電子機器
B 超音波振動子
2 排気制御電磁バルブ
3 外気導入制御電磁バルブ
4 気密容器内圧力センサー
5 気密容器内部気圧コントローラ
6 空調機
7 外気導入フィルター
8 気密容器
11 超純水タンク
12 流入コントロール電磁バルブ
13 排出コントロール電磁バルブ
14 電気抵抗センサー
15 超音波発信機コントローラ
16 超純水流量コントローラ
A 処理対象精密電子機器
B 超音波振動子
Claims (1)
- 水没した電子機器の内部に入った異物を取り除くにあたり複数の異なる周波数の超音波振動子を配置してマルチスキャンをかけることで電子機器内部の微細なコネクター部でも異物の洗浄をおこなうようにする、洗浄液は導電性がない超純水などを使用するが洗浄で異物が混ざり導電性がでてくるが導電性をセンサーで電気的導電率を監視しながら常に適切な絶縁性をはかるために洗浄液の流量状態を制御する。
洗浄が終了して残留洗浄液を取り除くために排気ポンプで負圧をかけて気化させるが負圧がかかりすぎることで電子部品の破損がでるのでセンサーで負圧を感知してコンピュータ制御によりコントロールすることで電子機器に破損が発生しないようにする。
排気ボンプが接続された電子機器を入れる容器には外部から湿度を落とした外気を流入させるために空調装置をおき適度な温度、湿度にした外気導入を排気制御と合わせて行う、また水没した電子機器を処理する容器内において気化をうながすために気圧を下げるので熱エネルギィーを遠赤外線領域の電磁波でも加熱する方法をとる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006305961A JP2008093648A (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 水没電子機器の異物除去 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006305961A JP2008093648A (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 水没電子機器の異物除去 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008093648A true JP2008093648A (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=39377061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006305961A Pending JP2008093648A (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 水没電子機器の異物除去 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008093648A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK201670507A1 (en) * | 2016-07-06 | 2018-01-15 | Techsave As | Method for restoring damaged electronic devices by cleaning and apparatus |
CN109848132A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-06-07 | 泉州市友腾光电科技有限公司 | 一种稳定性好的微透镜超声波清洗机 |
JP2020180774A (ja) * | 2012-02-01 | 2020-11-05 | リバイブ エレクトロニクス, エルエルシーRevive Electronics, Llc | 電子デバイスを乾燥させるための方法及び装置 |
CN113500043A (zh) * | 2021-06-09 | 2021-10-15 | 深圳市壹帆自动化有限公司 | 一种超声波清洗机 |
US11713924B2 (en) | 2012-02-01 | 2023-08-01 | Revive Electronics, LLC | Methods and apparatuses for drying electronic devices |
-
2006
- 2006-10-13 JP JP2006305961A patent/JP2008093648A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7229549B2 (ja) | 2012-02-01 | 2023-02-28 | リバイブ エレクトロニクス,エルエルシー | 電子デバイスを乾燥させるための方法及び装置 |
US11713924B2 (en) | 2012-02-01 | 2023-08-01 | Revive Electronics, LLC | Methods and apparatuses for drying electronic devices |
DK201670507A1 (en) * | 2016-07-06 | 2018-01-15 | Techsave As | Method for restoring damaged electronic devices by cleaning and apparatus |
DK179189B1 (en) * | 2016-07-06 | 2018-01-22 | Techsave As | Method for restoring damaged electronic devices by cleaning and apparatus |
US20190314868A1 (en) * | 2016-07-06 | 2019-10-17 | Techsave A/S | Method for Restoring Damaged Electronic Devices by Cleaning and Apparatus Therefor |
CN109848132A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-06-07 | 泉州市友腾光电科技有限公司 | 一种稳定性好的微透镜超声波清洗机 |
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