JP2008092383A - 無線特性測定システム及びその測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の受信系を有する受信ダイバシティ機能の無線通信装置において無線特性測定をなす場合に、測定時間を短縮する。
【解決手段】 1系受信部5を測定対象として選択して無線特性を測定し、その後に、この1系受信部5と次の測定対象の2系受信部12とを同時に選択し、しかる後に、この2系受信部12のみを選択してその無線特性の測定をなすように、制御部15によって制御する。無線特性がBERである場合には、制御部15にBERカウンタ16を接続して、各系の受信部のBERを測定する。こうすることにより、1系より後の受信部の測定の際には、周波数サーチ、同期確立、チャネルオープンなどの処理が不要となり、BER測定時間が短縮される。
【選択図】 図1
【解決手段】 1系受信部5を測定対象として選択して無線特性を測定し、その後に、この1系受信部5と次の測定対象の2系受信部12とを同時に選択し、しかる後に、この2系受信部12のみを選択してその無線特性の測定をなすように、制御部15によって制御する。無線特性がBERである場合には、制御部15にBERカウンタ16を接続して、各系の受信部のBERを測定する。こうすることにより、1系より後の受信部の測定の際には、周波数サーチ、同期確立、チャネルオープンなどの処理が不要となり、BER測定時間が短縮される。
【選択図】 図1
Description
本発明は無線特性測定システム及びその測定方法に関し、特に複数の受信系を有する受信ダイバシティ機能の無線通信装置における無線特性測定方式に関するものである。
携帯電話機などの無線通信装置においては、無線特性の評価、検査のためにBER(Bit Error Rate)の測定が行われる。例えば、携帯電話機におけるBER測定の際には、図6に示す様な動作フローに従って行われる。図6を参照すると、受信信号の周波数サーチ処理(ステップS1)、同期確立処理(ステップS2)、チャネルオープン処理(ステップS3)の各処理を行った後、受信部によりデータ受信を行って(ステップS4)、BERの測定を開始し(ステップS5)、BER測定終了となる(ステップS6)。
この様に、BERの測定には、周波数サーチや、同期確立や、チャネルオープンなどの処理が必要であり、実際にBERを測定するまでには時間がかかる。特に、複数系統の受信部を有する受信ダイバシティ機能を持つ携帯電話機などの無線通信装置では、各系統の受信部の評価、検査のために、それぞれの受信部のBER測定が要求されるので、それぞれの受信部毎に、図6に示した如く、周波数サーチ、同期確立、チャネルオープンなどの処理が必要になっている。
なお、特許文献1〜3には、受信ダイバシティ機能を有する受信機において、受信中に、複数系統の受信部のうち1つを選択するに際して、無線特性を判定条件とした技術が開示されている。
上述したように、N系統の受信部を有する受信ダイバシティ機能を持つ無線通信装置において、BERを測定する場合には、N個の受信部の各々について、周波数サーチ、同期確立、チャネルオープンなどの処理が必要となるために、トータルの測定時間は、単一の受信部のBER測定時間をTとすると、T・Nの時間を要するという欠点がある。
なお、特許文献1〜3の技術は、受信ダイバシティ機能の受信装置において、受信中に無線特性の良い受信部を選択する際の判定条件に関するものである。特に、特許文献1では、受信部の切替えに際して、復調部の同期はずれが生じないように、ダイバシティ用の受信系統とは別の受信部を設けておき、この別に設けた受信部からは常時受信信号を入力することにより、アンテナ切替え時の同期はずれを防止する技術が開示されており、本発明が対象とする複数系統の受信部の各々の無線特性の評価や検査のためのBER測定技術とは相違している。
本発明の目的は、無線特性の評価や検査を行う場合のBERなどの無線特性の測定時間を短縮可能な受信ダイバシティ無線通信装置の無線特性測定システム及びその測定方法を提供することである。
本発明による無線特性測定システムは、複数の受信系を有する受信ダイバシティ機能の無線通信装置における無線特性測定システムであって、1つの受信系を測定対象として選択して無線特性を測定し、その後に、前記1つの受信系と次の測定対象の受信系とを同時に選択し、しかる後に、前記次の測定対象の受信系を選択してその無線特性の測定をなすよう制御する制御手段を含むことを特徴とする。
本発明による無線特性測定方法は、複数の受信系を有する受信ダイバシティ機能の無線通信装置における無線特性測定方法であって、1つの受信系を測定対象として選択して無線特性を測定するステップと、その後に、前記1つの受信系と次の測定対象の受信系とを同時に選択するステップと、しかる後に、前記次の測定対象の受信系を選択してその無線特性の測定をなすステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、最初の系統の受信部の無線特性測定時を除く、それ以降の各系統の受信部の測定に際しては、周波数サーチ、同期確立、チャネルオープンなどの処理をなくして、トータルの無線特性測定時間を短縮できるという効果がある。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施の形態は、送信部6、1系受信部5、2系受信部12、アンテナ共用器4、第1アンテナ1、第2アンテナ9、1系アンテナスイッチ3、1系試験用コネクタ2、2系アンテナスイッチ11、2系試験用コネクタ10、信号合成部13、制御部15、BERカウンタ16を含んでいる。
送信部6は、無線部及びベースバンド処理部から構成されており、変調処理を行うものである。1系受信部5及び2系受信部12は、無線部及びベースバンド処理部から構成されており、復調処理を行うものである。アンテナ共用器4は、送信部6と1系受信部5とで使用する第1アンテナ1を共用するためのものである。この共用器4は、1系アンテナスイッチ3に接続されており、1系アンテナスイッチ3は、第1アンテナ1及び1系試験用コネクタ2のいずれかに接続するための選択スイッチである。1系試験用コネクタ2は、BER測定時に、試験用信号発生器(図2のシステムシミュレータ17)が接続されることになる。
2系受信部12は、2系アンテナスイッチ11に接続されており、この2系アンテナスイッチ11は、第2アンテナ9及び2系試験用コネクタ10のいずれかに接続するための選択スイッチである。2系試験用コネクタ10は、BER測定時に、試験用信号発生器が接続される(図2参照)。信号合成部13は、1系受信部5と2系受信部12の受信信号を合成して制御部15へ出力するものである。
制御部15は、送信、受信のベースバンド信号処理を行い、また1系受信部5からの受信信号の選択/非選択を制御する制御信号7と、2系受信部12からの受信信号の選択/非選択を制御する制御信号14とを、それぞれの受信部5と12へ出力するものである。また、制御部15は、復調された受信信号をBER測定用のBERクロックやBERデータとしてBERカウンタ16へ出力するものである。BERカウンタ16はBERを算出してその結果を出力する機能を有するものである。
図1に示した無線通信装置の無線特性であるBERを測定するには、図2に示すシステム構成とされる。例えば、図に示している如く、受信部を2系統有する携帯電話機の無線特性を測定、検査する場合には、BER測定を行うことが一般的である。いま、WCDMA方式の携帯電話機の場合を考えると、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のTS25.101において、“Reference Sensitivity Level”として、BERによる受信感度が規定されている。
このWCDMA端末のBER測定を行うには、図2に示すように、システムシミュレータ17を用いて、ダウンリンク信号20を発生させて、信号分配器18により、このダウンリンク信号20を1系ダウンリンク信号22と2系ダウンリンク信号23とに分配する。そして、1系ダウンリンク信号22はサーキュレータ19を介して1系試験用コネクタ2へ供給し、2系ダウンリンク信号23は2系試験用コネクタ10へ供給する。
サーキュレータ19について説明すると、このサーキュレータ19の第1ポートには1系ダウンリンク信号22を供給して、第2ポートからこの1系ダウンリンク信号を1系試験用コネクタ2へ供給する。そして、1系試験用コネクタ2からの送信信号を、この第2ポートを介して第3ポートから出力するようにして、システムシミュレータ17へアップリンク信号21として供給するのである。なお、このアップリンク信号21は同期確立処理のなかで、端末側とシミュレータ17との間の通信に使用される。そして、選択スイッチ3,11を、コネクタ2,10をそれぞれ選択するように切替える。この状態において、図3のフローチャートに従って、BERの測定が行われることになる。
先ず、1系の受信周波数サーチを行い(ステップS11)、同期確立処理(ステップS12)の後、チャネルオープン処理を行う(ステップS13)。そして、データ受信の系を1系に選択(ステップS14)し、1系受信部5のBER測定を開始する(ステップS15)。この1系のBER測定が終了すると(ステップS16)、データ受信の系を1系の他2系をも選択する(ステップS17)。その後、データ受信の系を2系に選択し(ステップS18)、2系受信部12のBER測定を開始して(ステップS19)、2系のBER測定が終了すると(ステップS20)、全ての測定が終了となる。
図4はこの場合の動作タイミングチャートを示しており、1系から2系への受信データを切替える際に、1系受信部5と2系受信部12との両受信データが合成される期間を設けており、この期間を設けることにより、同期確立を維持しつつ連続して2系統の受信部のBER測定を行うことが可能になる。3系統以上の受信部がある場合にも、同様に、前後の系の両受信データが合成される期間を設けることにより、同期確立を維持しつつ連続して複数系統の受信部のBER測定を行うことができることは明らかである。
なお、上記実施の形態では、無線特性の測定対象としてBERを用いたが、それに代えてBLER(Block Error Rate)を用いても良く、この場合には、BERカウンタ16は不要であり、制御部15内で、BLERの計算を行うようにすれば良い。
本発明の他の実施の形態について、図5を参照して説明する。図5は本発明の他の実施の形態を示すシステムブロック図であり、図1及び図2と同等部分は同一符号をもって示している。本例においては、BER測定を、BERカウンタを用いる代りに、受信部5や12が出力する受信データを制御部15において送信部6へ折り返してシステムシミュレータ17側で行うようにしたものである。
そのために、信号分配器18と1系試験用コネクタ2との間のサーキュレータ19の第3ポートから出力されるアップリンク信号21を用いて、システムシミュレータ17の内部のBERカウンタ(図示せず)、またはシステムシミュレータ17に接続したBERカウンタ(図示せず)により、各系の受信データのBERを測定することになる。
本例においても、BERの代りに、BLERを測定することができることは勿論である。また、無線特性としては、BERやBLERに限定されるものではないことは明らかである。更には、携帯電話機について説明しているが、これに限らず、受信ダイバシティ機能を有する無線通信装置について適用できるものである。
1 第1アンテナ
2 1系試験用コネクタ
3 1系アンテナスイッチ
4 アンテナ共用器
5 1系受信部
6 送信部
9 第2アンテナ
10 2系試験用コネクタ
11 2系アンテナスイッチ
12 2系受信部
13 信号合成部
15 制御部
16 BERカウンタ
17 システムシミュレータ
18 信号分配器
19 サーキュレータ
2 1系試験用コネクタ
3 1系アンテナスイッチ
4 アンテナ共用器
5 1系受信部
6 送信部
9 第2アンテナ
10 2系試験用コネクタ
11 2系アンテナスイッチ
12 2系受信部
13 信号合成部
15 制御部
16 BERカウンタ
17 システムシミュレータ
18 信号分配器
19 サーキュレータ
Claims (6)
- 複数の受信系を有する受信ダイバシティ機能の無線通信装置における無線特性測定システムであって、
1つの受信系を測定対象として選択して無線特性を測定し、その後に、前記1つの受信系と次の測定対象の受信系とを同時に選択し、しかる後に、前記次の測定対象の受信系を選択してその無線特性の測定をなすよう制御する制御手段を含むことを特徴とする無線特性測定システム。 - 前記無線特性は受信信号のBER(ビット誤り率)またはBLER(ブロック誤り率)であることを特徴とする請求項1記載の無線特性測定システム。
- 前記無線特性がBERである場合、BERを測定するBERカウンタを、更に含むことを特徴とする請求項2記載の無線特性測定システム。
- 複数の受信系を有する受信ダイバシティ機能の無線通信装置における無線特性測定方法であって、
1つの受信系を測定対象として選択して無線特性を測定するステップと、
その後に、前記1つの受信系と次の測定対象の受信系とを同時に選択するステップと、
しかる後に、前記次の測定対象の受信系を選択してその無線特性の測定をなすステップとを含むことを特徴とする無線特性測定方法。 - 前記無線特性は受信信号のBER(ビット誤り率)またはBLER(ブロック誤り率)であることを特徴とする請求項4記載の無線特性測定方法。
- 前記無線特性がBERである場合、BERをBERカウンタにより測定するステップを、更に含むことを特徴とする請求項5記載の無線特性測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006272370A JP2008092383A (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 無線特性測定システム及びその測定方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530210A (ja) * | 2008-08-08 | 2011-12-15 | モトローラ モビリティ インコーポレイテッド | 無線リンクにおける障害および回復の検出のための方法 |
US8442021B2 (en) | 2008-11-07 | 2013-05-14 | Motorola Mobility Llc | Radio link performance prediction in wireless communication terminal |
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2006
- 2006-10-04 JP JP2006272370A patent/JP2008092383A/ja active Pending
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JP2011530210A (ja) * | 2008-08-08 | 2011-12-15 | モトローラ モビリティ インコーポレイテッド | 無線リンクにおける障害および回復の検出のための方法 |
US8565350B2 (en) | 2008-08-08 | 2013-10-22 | Motorola Mobility Llc | Methods for detection of failure and recovery in a radio link |
US9451567B2 (en) | 2008-08-08 | 2016-09-20 | Google Technology Holdings LLC | Methods for detection of failure and recovery in a radio link |
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US8457112B2 (en) | 2008-11-07 | 2013-06-04 | Motorola Mobility Llc | Radio link performance prediction in wireless communication terminal |
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US9654985B2 (en) | 2008-11-07 | 2017-05-16 | Google Technology Holdings LLC | Radio link synchronization in a wireless communication device |
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