JP2008091204A - リレー - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの低減、製造時間の短縮及び小型化などを実現することができるリレーを提供する。
【解決手段】第1及び第2の固定接点F1,F2と、固定接点F1,F2同士の間を電気的に断続する可動接点Mと、電圧の印加により変形する弾性高分子材料の両面に柔軟な電極を設けて成る電歪アクチュエータAを備え、固定接点F1,F2側の固定部位であるケース底部1aと可動接点Mの間に電歪アクチュエータAを介装し、電歪アクチュエータAが、各固定接点F1,F2に対して可動接点Mを接触離間動作させる駆動源であるリレーR1とすることで、製造コストの低減、製造時間の短縮及び小型化などを実現した。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号に応じて電気回路を電気的に断続するのに用いられるリレーに関するものである。
従来におけるリレーの代表的なものとしては、機械式リレーが挙げられる。機械式リレーは、機械的な接点機構とリレーコイルを備え、リレーコイルにより生じた電磁力によって接点機構の可動部を動作させて、電気回路を電気的に断続するようにしたいわゆる電磁継電器である。
ところが、上記したような従来の機械式リレーは、リレーコイルを用いていたため、その製造に人手を要する工程があり、これにより製造コストや製造時間が余計にかかると共に、小型化が困難であるといった問題点があり、このような問題点を解決することが課題であった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、リレーコイルに代えて電歪アクチュエータを採用することにより、製造コストの低減、製造時間の短縮及び小型化などを実現することができるリレーを提供することを目的としている。
本発明のリレーは、請求項1として、複数の固定接点と、固定接点同士の間を電気的に断続する可動接点と、電圧の印加により変形する弾性高分子材料の両面に柔軟な電極を設けて成る電歪アクチュエータを備え、固定接点側の固定部位と可動接点の間に電歪アクチュエータを介装し、電歪アクチュエータが、各固定接点に対して可動接点を接触離間動作させる駆動源である構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
また、本発明のリレーは、請求項2として、各固定接点から可動接点が離間している状態において、可動接点と接触する接地端子を備えていることを特徴とし、請求項3として、絶縁部材により一体化された複数の可動接点と、可動接点同士の間を電気的に断続する固定接点と、電圧の印加により変形する弾性高分子材料の両面に柔軟な電極を設けて成る電歪アクチュエータを備え、固定接点と可動接点の絶縁部材の間に電歪アクチュエータを介装し、電歪アクチュエータが、固定接点に対して各可動接点を接触離間動作させる駆動源であることを特徴とし、請求項4として、電歪アクチュエータが、弾性高分子材料として誘電性エラストマーを用いたものであることを特徴としている。
電歪アクチュエータは、いわゆる人工筋肉(EPAM:Electroactive Polymer Artificial Muscle)と呼ばれるもので、誘電性エラストマー、高分子ゲル、イオン導電性高分子及び導電性高分子などの種類が知られているが、とくに上記請求項4で採用した誘電性エラストマーは、それ以外のもののように水分を必要とせず、動作環境に制約が無いうえに、応答速度、伸縮率、材料コスト、耐久性及び駆動力などの面で優れている。
この電歪アクチュエータは、スピンコーティング法、ディップコーティング法、キャスト法及びスプレー法などの従来既知の方法に基いて弾性高分子材料の膜を形成し、その高分子膜の両面に、フォトリソグラフィなどにより膜状や線状等の適宜形状の柔軟な電極を形成したものである。そして、両電極に電圧を印加すると、厚さを減少させ且つ面積を拡大する状態に変形し、電圧の印加を停止すれば元の形状に戻り、この反復動作により機械的な駆動力を生じる。さらに、電圧の増減により変形量が変わるので、簡単な電圧制御によって駆動量や駆動力を容易に調整することが可能である。
本発明の請求項1のリレーによれば、従来の機械式リレーで用いていたリレーコイルに代えて電歪アクチュエータを採用したことから、製造コストの低減、製造時間の短縮及び小型化などを実現することができ、このほが、リレーコイルの廃止により、応答時間の短縮や消費電流の節減を実現し、しかも、高磁場の影響を受け難いので高磁場環境下での使用も可能であるなどの利点がある。
本発明の請求項2のリレーによれば、オフ状態において可動接点と接触する接地端子を採用したことから、反復動作に伴って可動接点に蓄電された静電気を放電させることができ、動作の信頼性の向上や高周波特性の向上を図ることができる。
本発明の請求項3のリレーによれば、従来の機械式リレーで用いていたリレーコイルに代えて電歪アクチュエータを採用したことから、製造コストの低減、製造時間の短縮及び小型化などを実現することができ、このほが、リレーコイルの廃止により、応答時間の短縮や消費電流の節減を実現し、しかも、高磁場の影響を受け難いので高磁場環境下での使用も可能であるなどの利点がある。
本発明の請求項4のリレーによれば、弾性高分子材料として誘電性エラストマーを用いたことから、動作環境に制約を受けることなく様々な電気回路に適用することができ、汎用性に優れたリレーを提供することができる。
図1及び図2は、本発明に係わるリレーの一実施例を説明する図である。
図1に示すリレーR1は、ケース1の底部1aに、複数の固定接点すなわち第1及び第2の固定接点F1,F2を備えると共に、同ケース1内に、第1及び第2の固定接点F1,F2同士の間を電気的に断続する可動接点Mと、電圧の印加により変形する弾性高分子材料の両面に柔軟な電極を設けて成る電歪アクチュエータAを備えている。
第1及び第2の固定接点F1,F2は、ケース1の外部となる部分に接続端子2,2を夫々備え、図示しない電気回路に接続される。可動接点Mは、第1及び第2の固定接点F1,F2間に掛け渡す状態に配置され、その両端部下面が第1及び第2の固定接点F1,F2の上面に対向している。
電歪アクチュエータAは、第1及び第2の固定接点F1,F2に対して可動接点Mを同時に接触離間動作させる駆動源であって、弾性高分子材料として誘電性エラストマーを用いると共に、その高分子膜の両面(上下面)に適宜形状の電極を形成したものであり、固定接点側の固定部位であるケース1の底部1aと可動接点Mの中央部下面との間に介装してある。ここで、ケース1の底部1a及び可動接点Mと電歪アクチュエータAとの接合においては、電歪アクチュエータAの変形を妨げないように、弾性に富む接着剤などを用いるのが望ましい。
また、図示のリレーR1は、上記構成に加えて、ケース1内に、電歪アクチュエータAに電圧を印加するための電源供給部3と、可動接点Kの両端部上面に対向する接地端子4を備えている。
電源供給部3は、電歪アクチュエータAに接続する配線5を有し、この際、電歪アクチュエータAには高い駆動電圧が要求されるので、昇圧用の電圧変換チップを備えたものとすることができる。さらに、接地端子4は、第1及び第2の固定接点F1,F2から可動接点Mが離間している状態において、可動接点Mと接触するように配置してある。
上記構成を備えたリレーR1は、電歪アクチュエータAに電圧を印加していないオフ状態では、図1に示すように、第1及び第2の固定接点F1,F2と可動接点Mが離間し、可動接点Mが接地端子4に接触している。この状態では、第1及び第2の固定接点F1,F2に接続した図外の電気回路を電気的に遮断する。
そして、上記リレーR1は、電歪アクチュエータAに電圧を印加すると、図2に示すように、同電歪アクチュエータAが厚さを減少させ且つ面積を広げる状態に変形し、この変形とともに可動接点Mが下降して第1及び第2の固定接点F1,F2に接触する。これにより、当該リレーR1はオン状態となり、第1及び第2の固定接点F1,F2に接続した図外の電気回路を電気的に接続する。
このように、上記のリレーR1は、リレーコイルを用いた従来の機械式リレーと比較すると、リレーコイルの廃止及び電歪アクチュエータAの採用により、製造コストの低減、製造時間の短縮及び小型化などを実現し得るものとなる。また、リレーコイルの廃止により、応答時間の短縮を実現し得ると共に、消費電流を例えば10分の1以下に節減することが可能であり、さらには、高磁場の影響を受け難いので高磁場環境下での使用も充分に可能である。
さらに、上記のリレーR1は、オフ状態において可動接点Mと接触する接地端子4を備えているので、オン・オフの反復動作に伴って可動接点Mに蓄電された静電気を放電させることができる。また、上記のリレーR1は、電歪アクチュエータAにおいて弾性高分子材料として誘電性エラストマーを用いているので、応答速度、伸縮率、材料コスト、耐久性、駆動力及び汎用性などの面で非常に優れたものとなる。
なお、上記の実施例のリレーのように、電気回路に接続する複数の接点を固定接点とすれば、接続部分の構造を簡単化にし得ると共に、接続作業などにも容易に対処し得るものとなる。
図3及び図4は、本発明に係わるリレーの他の実施例を説明する図である。なお、先の実施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1に示すリレーR2は、ケース1内に、絶縁部材6により一体化された複数の可動接点すなわち第1及び第2の可動接点M1,M2と、第1及び第2の可動接点M1,M2同士の間を電気的に断続する固定接点Fと、電圧の印加により変形する弾性高分子材料の両面に柔軟な電極を設けて成る電歪アクチュエータAと、電歪アクチュエータAに電圧を印加するための電源供給部3を備えている。
そして、上記リレーR2は、固定接点Fと第1及び第2の可動接点M1,M2の絶縁部材6の間に電歪アクチュエータAを介装しており、電歪アクチュエータAが、固定接点Fに対して第1及び第2の可動接点M1,M2を同時に接触離間動作させる駆動源となっている。
上記のリレーR2は、先の実施例(図1及び図2参照)のリレーでは、複数の固定接点と可動接点を備えていたのに対して、固定接点と可動接点が逆の関係になり、固定接点と複数の可動接点を備えたものとなっている。
すなわち、上記のリレーR2は、電歪アクチュエータAに電圧を印加していないオフ状態では、図3に示すように、第1及び第2の可動接点M1,M2と固定接点Fが離間している。この状態では、第1及び第2の可動接点M1,M2に接続した図外の電気回路を電気的に遮断する。
そして、上記リレーR1は、電歪アクチュエータAに電圧を印加すると、図4に示すように、同電歪アクチュエータAが厚さを減少させ且つ面積を広げる状態に変形し、この変形とともに第1及び第2の固定接点Mが絶縁部材6とともに下降して固定接点Fの両端部に同時に接触する。これにより、当該リレーR2はオン状態となり、第1及び第2の可動接点M1,M2に接続した図外の電気回路を電気的に接続する。
上記のリレーR2は、従来の機械式リレーと比較すると、先の実施例と同様に、製造コストの低減、製造時間の短縮及び小型化などを実現し、さらに、応答時間の短縮や消費電流の節減を実現すると共に、高磁場環境下での使用も充分に可能である。
なお、本発明のリレーは、その構成の細部が上記各実施例に限定されるものではなく、各構成部位の形状や材料を変更したり、電気回路に接続する複数の固定接点又は可動接点の数や配置を変更したりすることができる。
また、電歪アクチュエータAの向きによっては、電圧の印加の有無に対して可動接点の接触離間動作を上記各実施例とは逆にすることも可能であることから、これに応じて電歪アクチュエータAの取り付け位置なども適宜選択することができる。
本発明に係わるリレーの一実施例を説明するオフ状態の正面説明図(a)及び側面説明図(b)である。 図1に示すリレーのオン状態の正面説明図(a)及び側面説明図(b)である。 本発明に係わるリレーの他の実施例を説明するオフ状態の正面説明図(a)及び側面説明図(b)である。 図3に示すリレーのオン状態の正面説明図(a)及び側面説明図(b)である。
符号の説明
A 電歪アクチュエータ
F 固定接点
F1 F2 固定接点
M 可動接点
M1 M2 可動接点
4 接地端子
6 絶縁部材

Claims (4)

  1. 複数の固定接点と、固定接点同士の間を電気的に断続する可動接点と、電圧の印加により変形する弾性高分子材料の両面に柔軟な電極を設けて成る電歪アクチュエータを備え、固定接点側の固定部位と可動接点の間に電歪アクチュエータを介装し、電歪アクチュエータが、各固定接点に対して可動接点を接触離間動作させる駆動源であることを特徴とするリレー。
  2. 各固定接点から可動接点が離間している状態において、可動接点と接触する接地端子を備えていることを特徴とする請求項1に記載のリレー。
  3. 絶縁部材により一体化された複数の可動接点と、可動接点同士の間を電気的に断続する固定接点と、電圧の印加により変形する弾性高分子材料の両面に柔軟な電極を設けて成る電歪アクチュエータを備え、固定接点と可動接点の絶縁部材の間に電歪アクチュエータを介装し、電歪アクチュエータが、固定接点に対して各可動接点を接触離間動作させる駆動源であることを特徴とするリレー。
  4. 電歪アクチュエータが、弾性高分子材料として誘電性エラストマーを用いたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリレー。
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