JP2008089455A - 比重計 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定試料の液中での重量測定に伴う液面レベルの上昇分による浮力増加分を補正した比重計を提供する。
【解決手段】
試料1を空気中及び既知比重の液体L中に載置してその重量を測定する上位計量皿2と下位計量皿3を2本の連結部材4で連結するとともに、上位計量皿2に吊上部材5を固着した試料受け6と、液体Lを浸した水槽7と、前記吊上部材5を連結し、空気中及び液体L中の試料1の重量W1、W2を測定し、前記連結部材4の総断面積S1と水槽7の内面積S、液体比重DLを変数とする演算式(式3)により試料比重DTを算出する電子天びん8と、水槽7を上下する上下駆動部10で構成する。
T=KW1L/(W1−W2)---(式3)
ただし、Kは試料1の浸漬に伴う液面上昇による浮力の影響を補正する浮力補正係数であり式4の関係を有する。
K=1+S1/(S2−S1)---(式4)
【選択図】 図1

Description

本発明は液浸法に基づいて試料の比重を電子天びん/はかりを用いて測定する比重計に関する。
従来、固体試料の比重測定には、試料の空気中重量と液中での重量を測定し、これらの値から試料の体積を算出し、空気中重量とこの体積から比重を測定する液浸法による比重測定が一般に用いられている。これは、測定しようとする試料の空気中の重量MT、既知比重DLの液中での重量MLが分かれば、試料の比重DTが式9により算出されることを利用したものである。
T=MTL/(MT−ML)---(式9)
図6に液浸法により固体試料(以後、試料と略称する)の比重を測定する比重計の構成例を示す。この比重計は測定する試料101を吊るしてその重量を測定して比重を算出表示する電子天びん102、既知比重の液体103を溜めた水槽104、この水槽104を支持する支持台105を上下させるための上下駆動部106およびこの上下駆動部106を制御する制御部107から構成されている。
この比重計で試料101の比重を測定するには、試料101を吊るした状態で空気中重量MTを電子天びん102で測定する。次に制御部107からの制御信号により上下駆動部106を駆動させ、支持台105を上昇させて試料101を水槽104内の液体103に浸漬させ、このときの液中重量MLを測定している。(例えば、特許文献1参照)
特開平10−73525号公報
従来の比重計は上記のように構成されているが、この比重計で試料101の液中での重量MLを測定する場合、試料101の浸漬に伴う液面の上昇で吊上部材108の浸漬部分に浮力が生じ正確な重量MLが測定できないという問題がある。このため吊上部材108に断面積の小さなワイヤを用いて浮力の発生を小さくする方法もあるが、重量の大きい測定試料101の扱いには強度不足となること、また内面積の大きな水槽104を用いて液面上昇を抑える方法もあるが、用意できる水槽の大きさにも限度があるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、液面の上昇による浮力の影響が補正でき正確な比重測定ができる比重計を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の比重計は、電子天びんと、計量皿を浸漬する液を収容した水槽と、試料の空気中での重量と既知比重の液中での重量を測定し、その重量差を基にして試料の比重を算出する比重算出手段を備えた比重計において、試料の空気中の重量を測定する上位計量皿と試料の水槽内の既知比重の液中での重量を測定する下位計量皿をそれぞれ空気中および液中に存在させる間隔で連結部材を介して一体的に結合された試料受けを備え、前記比重算出手段は、前記水槽内面積と連結部材の総断面積とに基づいて、試料を浸漬したことに基づく水位上昇による浮力の増加を補正するよう構成されるものである。
また電子天びんは水槽の内面積及び/または連結部材の総面積を入力する入力手段もしくは、あらかじめ用意した複数の水槽の内面積及び連結部材の総断面積を記憶し、使用する水槽および連結部材に対応してその内面積及び総断面積を読み出す読出し手段を備えているものである。
さらに電子天びんは水槽の内面積、連結部材の総断面積、水槽内液体の比重あるいは浮力補正係数の数値確認を選択する確認選択手段とその数値を算出し表示する算出表示手段を備えているものである。
本発明により、試料浸漬による液面上昇分によって生じる浮力は演算処理により補正されるので正確な比重測定が行える。また、水槽の内面積および連結部材の総断面積は入力することができるので、試料に対応して自由に設計した試料受けを使用することができる。また、計量皿の強度を上げることができ、大きな重量の試料の比重測定も容易にできる。
本発明の第1実施例による比重計を図面を参照しながら説明する。図1は比重計の概略構成図、図2は比重計に用いる電子天びんの構成図である。
本比重計は、試料1を空気中または比重DLの液体L中に載置して重量を測定するための上位計量皿2と下位計量皿3を2本の連結部材4で連結するとともに、上位計量皿2に吊上部材5を固着した試料受け6と、この試料受け6を浸漬させる前記液体Lを浸した水槽7と、前記吊上部材5を荷重検出部に連結し、空気中及び液中での試料1の重量を測定しこれを比重値に変換して表示する電子天びん8と、前記水槽7を支持する支持台9を上下させる上下駆動部10及びこれらを配設する架台11から構成されている。
前記電子天びん8は、図2に示すように薄肉部が形成された上下の梁部材81aと可動柱81bからなる荷重検出機構81を有し、前記吊上部材5を可動柱81bに連結して試料受け6の重量に比例した荷重を検知すると共に、その荷重は支点82aにおいて支持された平衡ビーム82を介して、永久磁石83の磁界強度に比例する磁束密度とコイル84に流れるコイル電流Iの積に比例して発生する電磁力と比較され、平衡ビーム82の傾斜が位置センサ85によって検出され、バランス状態になるよう制御部86によってコイル電流Iが制御される。このコイル電流IはA/D変換器87及び演算処理部88で演算処理され試料1の比重が表示部89で表示される。
前記演算処理部88はCPU88a、RAM88b、ROM88c及び入出力ポート88dから構成され、試料1を上位計量皿2に載置した状態と、下位計量皿3に載置した状態での試料1の重量測定を行う指令、測定された重量に基づいて試料1の比重を算出する指令キーを備えた入力部90と、比重値を表示する表示部89が入出力ポート88dを介して接続されている。
図1において試料受け6は電磁力平衡方式の電子天びん8に連結されているため試料受け6の高さは測定中一定に制御されている。したがって下位計量皿3に体積VTの試料1を載置すると液面は実線から点線へ式1に示すΔhだけ上昇する。
Δh=VT/(S2−S1)---(式1)
ここで、S1は連結部材4の総断面積、S2は水槽7の内面積を表す。
また上位計量皿2に載置された試料1の重量をW1、液体Lの比重をDLとすると、下位計量皿3に載置された試料1の重量W2は式2で示される。
2=W1−VTL−S1Δh・DL---(式2)
これより、試料1の比重DT(=W1/VT)は式3の関係を有している。
T=KW1L/(W1−W2)---(式3)
ただし、Kは試料1の浸漬に伴う液面上昇による浮力の影響を補正する浮力補正係数であり式4の関係を有する。
K=1+S1/(S2−S1)---(式4)
本比重計では、演算処理部88のROM88cに記憶する演算処理プログラムに式3の演算式、液体比重DL、連結部材4の総断面積S1、水槽7の内面積S2の各パラメータを書き込んでおき、比重測定にあたって、試料1の重量W1、W2を測定し、上記パラメータによる演算式で比重を算出する。
次に上記比重計により試料1の比重を測定する手順を図1、2及び図3のフローチャート図を参照しながら説明する。電子天びん8に電源を投入し測定状態にする。この状態で重量測定値を0にリセットする(S1)。上位計量皿2に試料1を載置して入力部90より重量の測定を指令する(S2)。重量W1が測定されRAM88bに記憶される(S3)。次に下位計量皿3に試料1を載置して入力部90より重量の測定を指令する(S4)。重量W2が測定されRAM88bに記憶される(S5)。そして入力部90より試料1の比重の算出を指令する(S6)。ROM88cに記憶されている演算式(式3)による演算が行われ比重DTが算出され表示部89に表示される(S7)。
図4は本発明の第2実施例に係わる入力部90Aの構成を示す図である。本発明の第2実施例による比重計は、前記入力部90に連結部材4の総断面積S1または水槽7の内面積S2を選択する選択キー91、選択されたパラメータの数値を入力する数値キー92、数値の桁送りキー93およびその入力を実行するための実行キー94を追加し、使用する試料受け6に該当する連結部材4の総断面積や水槽7に該当する内面積をRAM88bに書き込めるようにしたものである。これにより異なる大きさの試料受け6や水槽7を試料1の形状に合わせて使い分けることが可能となる。また、予め大きさの異なる複数の試料受け6の連結部材4の総面積や水槽7の内面積をROM88cに記憶させておくとともに、入力部90Aに読出しキー95を設け、使用する試料受け6に該当する総断面積や水槽7に該当する内面積の数値を読み出し、実行キー94により演算式(式3)に入力するものである。
図5は本発明の第3実施例に係わる入力部90Bの構成を示す図である。本比重計は、前記連結部材4の総断面積S1、水槽7の内面積S2、液体比重DLあるいは浮力補正係数Kのいずれかの数値が不明な場合にその数値を確認可能にする手段を備えるようにしたものである。前記入力部90Aに確認対象となる連結部材4の総断面積S1、水槽7の内面積S2、液体比重DLあるいは浮力補正係数Kのいずれかを確認するかを選択するための確認選択キー96を追加し、この確認選択キー96で表示部89に表示する確認対象を選択すると同時に下記式5〜8から該当する演算式をRAM88bに読み出す。そして体積が既知である参照物体を試料1として用い、その重量W1、W2を測定し、実行キー94により演算を実行して得られた数値を表示部89に表示する。これらの式5〜8は式3から導かれ、ROM88cに記憶されている。
K=(W1−W2)/VTL---(式5)
1=(1−VTL/(W1−W2))S2---(式6)
2=(W1−W2)S1/(W1−W2−VTL)---(式7)
L=(W1−W2)/VT(1+S1/(S2−S1))---(式8)
なお、上記実施例では、電子天びん8として電磁力平衡方式のものを用いているが、これに限定されるものではなく、荷重検出点の変位が液面変化に比し十分小さければ例えばロードセルなど他の方式の電子天びんまたははかりを使用することができる。また試料受け6も連結部材4の本数を変えたり、荷重引き出し点を側面にすることも可能である。
固体試料の比重を測定する比重計に利用できる。
本発明の第1実施例による比重計の概略構成図である。 実施例の比重計に用いられる電子天びんの構成図である。 比重を測定する手順を示すフローチャート図である。 本発明の第2実施例に係わる入力部90Aの構成を示す図である。 本発明の第3実施例に係わる入力部90Bの構成を示す図である。 従来の比重計の構成例を示す図である。
符号の説明
1、101 試料
2 上位計量皿
3 下位計量皿
4 連結部材
5、108 吊上部材
6 試料受け
7、104 水槽
8、102 電子天びん
9、105 支持台
10、106 上下駆動部
11 架台
81 荷重検出機構
81a 梁部材
81b 可動柱
82 平衡ビーム
82a 支点
83 永久磁石
84 コイル
85 位置センサ
86、107 制御部
87 A/D変換器
88 演算処理部
88a CPU
88b RAM
88c ROM
88d 入出力ポート
89 表示部
90、90A、90B 入力部
91 選択キー
92 数値キー
93 桁送りキー
94 実行キー
95 読出しキー
96 確認選択キー
L 液体

Claims (3)

  1. 電子天びんと、計量皿を浸漬する液を収容した水槽と、試料の空気中での重量と既知比重の液中での重量を測定し、その重量差を基にして試料の比重を算出する比重算出手段を備えた比重計において、試料の空気中の重量を測定する上位計量皿と試料の水槽内の既知比重の液中での重量を測定する下位計量皿をそれぞれ空気中および液中に存在させる間隔で連結部材を介して一体的に結合された試料受けを備え、前記比重算出手段は、前記水槽内面積と連結部材の総断面積とに基づいて、試料を浸漬したことに基づく水位上昇による浮力の増加を補正するよう構成されることを特徴とする比重計。
  2. 電子天びんは水槽の内面積及び/または連結部材の総面積を入力する入力手段もしくは、あらかじめ用意した複数の水槽の内面積及び連結部材の総断面積を記憶し、使用する水槽および連結部材に対応してその内面積及び総断面積を読み出す読出し手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の比重計。
  3. 電子天びんは水槽の内面積、連結部材の総断面積、水槽内液体の比重あるいは浮力補正係数の数値確認を選択する確認選択手段とその数値を算出し表示する算出表示手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の比重計。
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