JP2008089274A - 貯湯式温水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】混合弁より下流の湯水の流量によって、混合弁を制御することにより、混合弁における湯温のオーバーシュートおよびアンダーシュートを抑制することができる貯湯式温水器を提供すること。
【解決手段】湯水を貯える貯湯タンク1と、湯水をミスト状に噴出するミスト発生装置9と、貯湯タンク1の湯水を供給する給湯端末8と、貯湯タンク1の天部より高温水を出湯する出湯管3と、給水源から水を供給する給水管70と、出湯管1と給水管70とを接続し湯水を混合する湯水混合弁5と、給湯端末8と湯水混合弁5とを接続する給湯管71と、給湯管71を流通する湯水の流量を検知する流量検知手段44と、湯水混合弁5を制御する制御手段とを備え、給湯管71から分岐させてミスト発生装置9に湯を供給すると共に、流量検知手段44で検知する値に基づいて、湯水混合弁5の駆動速度を制御するモードを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミスト発生装置を有した貯湯式温水器に関する。
従来のミスト発生装置は、水と湯とを適温に混合し、ミスト状に湯水を噴出するものであった(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来のミスト発生装置の構成を示すものである。図5において、給水源101から給湯装置102に水が供給され、給湯装置102から湯が供給される。給湯装置102から出湯された湯は、混合弁103にて水と混合される。適温に混合された湯は、ミスト発生装置104からミスト状に噴出される。
特開2005−342087号公報
しかしながら、従来の構成では、混合弁より下流側の流量によって、混合弁の開度を制御するものではない。そのため、使用状況によって混合弁より下流側における湯水の流量が変化することにより、貯湯タンクから出湯する湯の圧力と、給水源から給水される水の圧力との混合弁におけるバランスが崩れ、その結果、混合弁から出湯する湯の温度が、設定温度から上下に変動することに起因して、給湯端末もしくはミスト発生装置へと給湯する湯の温度がオーバーシュートもしくはアンダーシュートしてしまう現象が発生してしまう。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、混合弁より下流の湯水の流量によって、混合弁を制御することにより、混合弁における湯温のオーバーシュートおよびアンダーシュートを抑制することができる貯湯式温水器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の貯湯式温水器は、湯水を貯える貯湯タンクと、湯水をミスト状に噴出するミスト発生装置と、前記貯湯タンクの湯水を供給する給湯端末と、前記貯湯タンクの天部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から水を供給する給水管と、前記出湯管と前記給水管とを接続し湯水を混合する湯水混合弁と、前記給湯端末と前記湯水混合弁とを接続する給湯管と、前記給湯管を流通する湯水の流量を検知する流量検知手段と、前記湯水混合弁を制御する制御手段とを備え、前記給湯管から分岐させて前記ミスト発生装置に湯を供給すると共に、前記流量検知手段で検知する値に基づいて、前記湯水混合弁の駆動速度を制御するモードを変更することにより、混合弁より下流の流量に基づいた混合弁の駆動速度を選択するので、その状況に合わせて最適な駆動速度で制御でき、長時間オーバーシュート現象およびアンダーシュート現象が継続することを防止することができる。
また、本発明の貯湯式温水器は、湯水を貯える貯湯タンクと、湯水をミスト状に噴出するミスト発生装置と、前記貯湯タンクの湯水を供給する給湯端末と、前記貯湯タンクの天部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から水を供給する給水管と、前記出湯管と前記給水管とを接続し湯水を混合する湯水混合弁と、前記給湯端末と前記湯水混合弁とを接続する給湯管と、前記給湯管を流通する湯水の流量を検知する流量検知手段と、前記湯水混合弁を制御する制御手段とを備え、前記給湯管から分岐させて前記ミスト発生装置に湯を供給すると共に、前記流量検知手段で検知する値に基づいて、前記湯水混合弁を予め定め
られた開度に変更することにより、その状況に合わせて駆動しやすい最適な開度を選択するので、長時間オーバーシュート現象およびアンダーシュート現象が継続することを防止することができる。
本発明は、混合弁より下流の湯水の流量によって、混合弁を制御することにより、混合弁における湯温のオーバーシュートおよびアンダーシュートを抑制することができる貯湯式温水器を提供することができる。
第1の発明の貯湯式温水器は、湯水を貯える貯湯タンクと、湯水をミスト状に噴出するミスト発生装置と、前記貯湯タンクの湯水を供給する給湯端末と、前記貯湯タンクの天部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から水を供給する給水管と、前記出湯管と前記給水管とを接続し湯水を混合する湯水混合弁と、前記給湯端末と前記湯水混合弁とを接続する給湯管と、前記給湯管を流通する湯水の流量を検知する流量検知手段と、前記湯水混合弁を制御する制御手段とを備え、前記給湯管から分岐させて前記ミスト発生装置に湯を供給すると共に、前記流量検知手段で検知する値に基づいて、前記湯水混合弁の駆動速度を制御するモードを変更することにより、使用状況に合わせた混合弁の駆動速度を有するモードを選択することができるので、長時間オーバーシュート現象およびアンダーシュート現象が継続することを抑制することができる。
第2の発明の貯湯式温水器は、特に第1の発明において、湯水混合弁の下流に湯温検出手段と、給湯端末から出湯する湯の温度を設定する湯温設定手段とを備え、前記湯水混合弁を制御するモードは、前記湯温検出手段で検出される値と、前記湯温設定手段で設定した値に基づいた複数の段階を有することにより、さらに細かく駆動速度を制御することができ、よりオーバーシュート現象およびアンダーシュート現象が継続することを抑制することができる。
第3の発明の貯湯式温水器は、湯水を貯える貯湯タンクと、湯水をミスト状に噴出するミスト発生装置と、前記貯湯タンクの湯水を供給する給湯端末と、前記貯湯タンクの天部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から水を供給する給水管と、前記出湯管と前記給水管とを接続し湯水を混合する湯水混合弁と、前記給湯端末と前記湯水混合弁とを接続する給湯管と、前記給湯管を流通する湯水の流量を検知する流量検知手段と、前記湯水混合弁を制御する制御手段とを備え、前記給湯管から分岐させて前記ミスト発生装置に湯を供給すると共に、前記流量検知手段で検知する値に基づいて、前記湯水混合弁を予め定められた開度に変更することにより、使用状況にあわせた混合弁の開度を選択し、その開度になるように制御することができるので、長時間オーバーシュート現象およびアンダーシュート現象が継続することを抑制することができる。
第4の発明の貯湯式温水器は、特に第1〜第3の発明において、流量検出手段で検出する値が所定の値以下の場合は、ミスト発生装置へと湯水を供給してると制御手段が判断し、前記流量検出手段で検出する流量が所定の値以下である状態が所定時間継続すると、前記制御手段が異常であると判断することにより、ミスト発生装置もしくは給湯端末での湯水の止め忘れても、異常を報知するので、貯湯タンク内の湯水を無駄に消費することを防止することができ、無駄な水やエネルギーの消費を抑えることができる。
第5の発明の貯湯式温水器は、特に第4の発明において、制御手段が異常であると判断するとともに、湯水混合弁を水側に全開になるように制御することにより、ミスト発生装置または給湯端末には水しか供給されず、異常時において貯湯タンクからの高温水の流出を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における貯湯式温水器の構成図である。実線矢印は湯水の流通方向を示し、点線矢印は通信を示している。図1において、貯湯タンク1には、ヒートポンプや電気ヒーターなどで加熱された湯が貯えられる。本実施の形態では、ヒートポンプ2によって加熱を行い、貯湯タンク1に湯を貯えているが、本実施の形態に限定されることがなく、電気ヒーターなどで貯湯タンク1内の湯を加熱してもよい。
本実施の形態において、ヒートポンプ2は、水冷媒熱交換器21、圧縮機22、蒸発器24、膨張弁23を冷媒配管により順次環状に接続して構成されており、冷媒には二酸化炭素を使用しているため、高圧側が臨界圧力を超えるので、水冷媒熱交換器21を流通する水に熱を奪われて温度が低下しても凝縮することがなく、水冷媒熱交換器で冷媒と水との間で温度差を形成しやすくなり、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高くすることができる。また、比較的安価でかつ安定な二酸化炭素を冷媒に使用しているので、製品コストを抑えるとともに、信頼性を向上させることができる。また、二酸化炭素はオゾン破壊係数がゼロであり、地球温暖化係数も代替冷媒HFC−407Cの約1700分の1と非常に小さいため、地球環境に優しい製品を提供できる。
また、ヒートポンプ2において、圧縮機22で冷媒が圧縮され、圧縮機22から吐出された冷媒が水冷媒熱交換器21で放熱し、膨張弁23で減圧されたあと、蒸発器24で空気から熱を吸収し、ガス状態で再び圧縮機22に吸入される。なお、圧縮機の能力制御および膨張弁23の開度制御は、圧縮機22の吐出側に設けたサーミスタ(図示せず)で検出される吐出冷媒の温度が予め設定された温度を維持するように制御される。また、貯湯タンク1内の湯水は、水ポンプ25が作動することで、水冷媒熱交換器21に流入し、冷媒と熱交換を行い、再び貯湯タンク1に戻り、積層状態で貯湯タンク1の上部に高温の湯が貯えられる。
一方、給湯端末や浴槽、ミスト発生装置への出湯に伴い、貯湯タンク1の下部に給水管70が接続され、給水されると共に、貯湯タンク1の上方部に配設された出湯管3から高温の湯が出湯され、電動式混合弁4(風呂湯温制御手段)、電動式混合弁5(給湯端末湯温制御手段)にて水と適温に混合される。本実施の形態1においては、電動式混合弁4で混合された湯水は浴槽7へ、電動式混合弁5で混合された湯水は給湯端末(蛇口)8およびミスト発生装置9へ供給される。本実施の形態においては、電動式混合弁を用いたが、ワックスサーモ混合弁を用いて出力温度を一定にした構成にしてもよい。
また、水冷媒熱交換器21から貯湯タンク1に高温の湯として戻される戻り口51は、出湯管3とは別に設けてあり、このように構成することでミスト発生装置もしくはミスト発生装置以外の部位へ湯水を供給しながら、貯湯タンク1内の湯を沸き上げることができる。1つの熱源からミスト発生装置以外の部位に加えて、ミスト発生装置へ湯水を供給することで湯切れが発生しやすくなるが、このように構成することで、ミスト発生装置へ湯水を供給してもなお、湯切れの心配がない。以下、それぞれの装置への出湯回路の構成について説明する。
浴槽7と電動式混合弁4の間には、貯湯タンク1から供給される湯水の停止を行う二方向の電磁弁41(風呂回路遮断手段)と、浴槽7へ供給される湯水の流量を検出する流量検出装置42(風呂流量検出手段)と、浴槽7へ供給される湯水の温度を検出するサーミスタ43(風呂湯温検出手段)を設けており、サーミスタ43の検出値に基づいて電動式
混合弁4の制御を行う。
また、給湯端末(蛇口)8およびミスト発生装置9と電動式混合弁5の間には、貯湯タンク1から供給される湯水の流量を検出する流量検出装置44(給湯端末流量検出手段)と、給湯端末(蛇口)8へ供給される湯水の温度を検出するサーミスタ45(給湯端末湯温検出手段)を設けており、サーミスタ45の検出値に基づいて電動式混合弁5の制御を行う。またミスト発生装置9へは、給湯端末(蛇口)8へ湯水を供給する給湯管71から分岐した配管72を通って湯が供給される。
また、本実施の形態において、ミスト発生装置9を制御する制御手段31とリモコン10とを通信するミスト通信手段11と、浴槽7を制御する制御手段30とリモコン10とを通信する浴槽通信手段12と、給湯端末(蛇口)8を制御する制御手段30とリモコン10とを通信する給湯端末通信手段13を有している。また、本実施の形態では、リモコン10内に配設されているマイクロコンピュータ(図示せず)が、ミスト通信手段11、浴槽通信手段12、給湯端末通信手段13の各通信手段をモジュールとして有している。
以下、浴槽7、給湯端末(蛇口)8、ミスト発生装置9への出湯について説明する。
ユーザーは、浴室内に設置されたリモコン10で、所望の浴槽への湯張り量、湯張り温度を設定し、それぞれの設定値をリモコン10から浴槽への湯張りを制御する制御手段30へと浴槽通信手段12を通じて送信することで、浴槽への自動湯張りができる。
また、給湯端末(蛇口)8から出湯させたい時には、リモコン10で所望の給湯温度を設定し、リモコン10から給湯端末(蛇口)8の出湯温度を制御する制御手段30へと給湯端末通信手段13を通じて送信することにより、給湯端末(蛇口)8から出湯することができる。
ミスト発生装置9は、貯湯タンク1から供給される湯水を、浴室内にミスト状に噴出させる装置であり、浴室内でのサウナ浴を実現することができる。リモコン10には、ミスト発生装置9の起動/停止のみならず、ミスト発生動作の詳細な設定(例えば、風量や温度など)も設定できる構成となっており、リモコン10からミスト発生装置9を制御する制御手段31へとミスト通信手段11を通じて送信することにより、ミスト発生装置を操作することができる。このようにサウナ浴の設定は、年齢、性別などにより個人差が大きく、リモコン10で各人が所望の設定に切り替えられるのは非常に利便性がよい。
本実施の形態では、制御手段30、制御手段31にはマイクロコンピュータを用いており、浴槽および給湯端末を制御する制御手段30と、ミスト発生装置を制御する制御手段31とに分けているが、これに限定されることはなく、例えば、図2に示すように、1つのマイクロコンピュータ32でそれぞれの給湯機器を制御しても問題はない。また、リモコン10には、制御手段30および制御手段31からの指令で情報を表示したり、音声を発生する構成としているので、ユーザーが理解しやすいリモコンとなっている。
次に、ミスト発生装置9および給湯端末(蛇口)8の使用時の流量制御について説明する。
まず、ユーザーはミストを開始する時には、リモコン10に配設されているミストボタンを押すことでミスト運転を開始する。ミストボタンが押されることで、制御手段31はミスト発生装置9に湯水をミスト状に噴出することを命令する。ミスト発生装置9が運転を始めると、サーミスタ45(給湯端末湯温検出手段)の検出値に基づいて電動式混合弁5(給湯端末湯温制御手段)が制御され、電動式混合弁5(給湯端末湯温制御手段)の開
度を調節している。
一方、給湯端末(蛇口)8の使用に伴い、給湯端末(蛇口)8から出湯されると、サーミスタ45(給湯端末湯温検出手段の検出値に基づいて電動式混合弁5(給湯端末湯温制御手段)が制御され、電動式混合弁5(給湯端末湯温制御手段)の開度を調節している。
また、給湯端末(蛇口)8およびミスト発生装置9の両方から出湯されると、本実施の形態では、ミスト発生装置9の設定温度に合わせて、サーミスタ45(給湯端末湯温検出手段)の検出値に基づいて電動式混合弁5(給湯端末湯温制御手段)が制御され、電動式混合弁5(給湯端末湯温制御手段)の開度を調節している。給湯端末(蛇口)8には、ミスト発生装置9の設定温度の湯が供給されるが、給湯端末(蛇口)8において混合栓で給水源からの水と混合できる構成とすることで、所望の温度にした後、給湯端末8から出湯される。
上記のように構成された貯湯式温水器で、給湯端末8およびミスト発生装置9へと供給される湯水の流量が変化したときには、電動式混合弁5にて混合される湯の圧力と、水の圧力のバランスが崩れ、サーミスタ45で検出される温度と、リモコン10で設定した温度に差が生じる。設定温度以上になってしまう現象をオーバーシュート現象といい、設定温度以下になってしまう現象をアンダーシュート現象という。この現象は、そもそも電動式混合弁5に供給される湯の圧力と、給水源からの水の圧力とが同じでないため、流量変化が起きると、電動式混合弁5における湯と水の圧力のバランスが崩れてしまうためにおきるものである。
次に、電動式混合弁5の開度の制御について説明する。本実施の形態では、流量検出装置44(給湯端末流量検出手段)である流量センサで検出された流量の合計が、1L/min未満を検出した場合には、ミスト発生装置9のみへ湯を送っていると判断し、ミスト制御となる。一方、流量検出装置44(給湯端末流量検出手段)の合計が、1L/min以上を検出した場合には、給湯端末(蛇口)8に湯を供給していると判断し、給湯制御となる。
図3は、流量検出装置44で検出された流量に基づいた混合弁の駆動速度を示した図である。図3における温度偏差とは、リモコン10にて設定した給湯端末の設定温度と、サーミスタ45(給湯端末湯温検出手段)で実際に検出された温度との絶対値であり、例えば、設定温度が40℃で、サーミスタ45で検出された温度が35℃の時には、温度偏差は5℃となる。また、図3に示すPPSとは、Pulse/Secondを表しており、1秒当たりの駆動速度を示している。
図3に示すように、流量検出装置44が検出する流量が1L/min未満の場合には、低流量であるので、ミスト発生装置9のみへ湯を供給していると判断し、低流量モードを選択し、さらに現在の温度偏差を算出することにより、複数ある段階から1つの段階を選択し、該当する駆動速度で電動式混合弁5を制御する。
また、流量検出装置44が検出する流量が1L/min以上、4L/min未満の場合には、比較的流量があるので、給湯端末8に湯を供給していると判断し、中流量モードを選択し、さらに現在の温度偏差を算出することにより、複数ある段階から1つの段階を選択し、該当する駆動速度で電動式混合弁5を制御する。
また、流量検出装置44が検出する流量が4L/min以上の場合にも給湯端末8に湯を供給していると判断し、高流量モードを選択し、さらに現在の温度偏差を算出することにより、複数ある段階から1つの段階を選択し、該当する駆動速度で電動式混合弁5を制
御する。
つまり、図3に示すように、流量が高ければ高いほど、ユーザーに貯湯タンク1から供給される時間は短いので、流量が低い時に比べてより速い駆動速度で混合弁を動作させる必要があり、また、温度偏差が大きければ大きいほど、より速く設定温度とサーミスタ45で検出される値との差を縮めなければならないので、温度偏差が小さいときに比べてより速い駆動速度で混合弁を動作させる必要がある。なお、図2に示す駆動速度は予め定められた実験値であり、状況に応じて変更することができる。
また、流量検出装置44が検出する流量が1L/min以下で、かつ60分間連続して検出した場合には、異常と判断し、リモコン10の表示画面に、例えば、「水漏れ発生異常」や「蛇口の閉め忘れです」などの表示を行うことにより、ユーザーに注意を促すことができ、さらにブザーなどの報知音を同時に発生させることによって効果的にユーザーに知らせることができる。また、このような時には、電動式混合弁5の開度を水側に全開にするように制御することにより、貯湯タンク1から高温水の出湯を防止することができるので、ひいては湯切れの発生を防止することができる。
以上のように、流量に応じた駆動速度で混合弁を制御することにより、オーバーシュート現象またはアンダーシュート現象の継続時間を最小にすることができ、より快適な温度制御を行うことができる。
(実施の形態2)
図1は、本実施の形態における貯湯式温水器の構成図である。なお、実施の形態1と同じ部分については同じ符号を付して、その説明を省略する。また貯湯式温水器の構成についても、実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。本実施の形態は、電動式混合弁5の制御方法が、実施の形態1と相違するので、以下、電動式混合弁5の制御方法について説明する。
図4は、流量検出装置44で検出された流量に基づいた混合弁の駆動比率を示した図である。図4において、流量検出装置44で検出される流量に基づいて、高流量・中流量・低流量となっており、流量の合計が1L/min未満の場合には高流量、流量の合計が1L/min以上10L/min未満の場合には中流量、流量の合計が10L/min以上の場合には低流量としている。なお、これに限定されることはなく、貯湯式温水器の仕様に合わせて流量を適宜設定してもよい。
図4に示すように、流量検出装置44が検出する流量が1L/min未満の場合には、低流量であるので、ミスト発生装置9のみへ湯を供給していると判断し、低流量モードを選択し、電動式混合弁5の開度を湯の混合比率が90%となるように制御する。
また、流量検出装置44が検出する流量が1L/min以上、10L/min未満の場合には、比較的流量があるので、給湯端末8に湯を供給していると判断し、中流量モードを選択し、電動式混合弁5の開度を湯の混合比率が67%となるように制御する。
また、流量検出装置44が検出する流量が10L/min以上の場合にも給湯端末8に湯を供給していると判断し、高流量モードを選択し、電動式混合弁5の開度を湯の混合比率が54%になるように制御する。
以上のように流量に基づいて電動式混合弁5の開度を予め設定された開度に駆動したあとは、サーミスタ45の検出値に基づいて電動式混合弁5の開度を調節する。
つまり、予め設定された開度に駆動しないで、サーミスタ45の検出値に基づいて電動式混合弁5の開度を調節するのに比べて、予め設定された開度に駆動してから、サーミスタ45の検出値に基づいて電動式混合弁5の開度を調節した方が、サーミスタ45の検出値に基づいて電動式混合弁5を調節する調節量が少なくなるので、より早く設定温度になるように、電動式混合弁5の開度を調節することができる。
このように、流量に基づいて予め設定された開度に電動式混合弁5を駆動することで、駆動した後の温度調節を迅速に行うことができ、ひいては、オーバーシュート現象およびアンダーシュート現象を抑制することができる。なお、図4に示す予め設定している開度は、実験値であり、状況に応じて変更することができる。
また、流量検出装置44が検出する流量が1L/min以下で、かつ60分間連続して検出した場合には、異常と判断し、リモコン10の表示画面に、例えば、「水漏れ発生異常」や「蛇口の閉め忘れです」などの表示を行うことにより、ユーザーに注意を促すことができ、さらにブザーなどの報知音を同時に発生させることによって効果的にユーザーに知らせることができる。また、このような時には、電動式混合弁5の開度を水側に全開にするように制御することにより、貯湯タンク1から高温水の出湯を防止することができるので、ひいては湯切れの発生を防止することができる。
以上のように、流量に応じた開度で混合弁を制御することにより、オーバーシュート現象またはアンダーシュート現象の継続時間を最小にすることができ、より快適な温度制御を行うことができる。
以上のように、本発明はヒートポンプ式の貯湯式温水器に限らず、電気、ガス、石油、燃料電池などいずれの方式においても、一つの貯湯タンクから複数の給湯機器に湯水を供給する貯湯式温水器に利用することができる。
実施の形態1における貯湯式温水器の構成図 実施の形態1における貯湯式温水器の構成図 実施の形態1における各モードの駆動速度を示した図 実施の形態2における各モードの駆動比率を示した図 従来の実施の形態におけるミスト発生装置の構成図
符号の説明
1 貯湯タンク
2 ヒートポンプ
3 出湯管
4 電動式混合弁
5 電動式混合弁
7 浴槽
8 給湯端末(蛇口)
9 ミスト発生装置
10 リモコン
11 ミスト通信手段
12 浴槽通信手段
13 給湯端末通信手段
21 水冷媒熱交換器
22 圧縮機
23 膨張弁
24 蒸発器
25 水ポンプ
30 マイクロコンピュータ(制御手段)
31 マイクロコンピュータ(制御手段)
41 電磁弁(風呂回路遮断手段)
42 流量検出装置(風呂流量検出手段)
43 サーミスタ(風呂湯温検出手段)
44 流量検出装置(給湯端末流量検出手段)
45 サーミスタ(給湯端末湯温検出手段)
51 戻り口

Claims (5)

  1. 湯水を貯える貯湯タンクと、湯水をミスト状に噴出するミスト発生装置と、前記貯湯タンクの湯水を供給する給湯端末と、前記貯湯タンクの天部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から水を供給する給水管と、前記出湯管と前記給水管とを接続し湯水を混合する湯水混合弁と、前記給湯端末と前記湯水混合弁とを接続する給湯管と、前記給湯管を流通する湯水の流量を検知する流量検知手段と、前記湯水混合弁を制御する制御手段とを備え、前記給湯管から分岐させて前記ミスト発生装置に湯を供給すると共に、前記流量検知手段で検知する値に基づいて、前記湯水混合弁の駆動速度を制御するモードを変更することを特徴とする貯湯式温水器。
  2. 湯水混合弁の下流に湯温検出手段と、給湯端末から出湯する湯の温度を設定する湯温設定手段とを備え、前記湯水混合弁を制御するモードは、前記湯温検出手段で検出される値と、前記湯温設定手段で設定した値に基づいた複数の段階を有することを特徴とする請求項1に記載の貯湯式温水器。
  3. 湯水を貯える貯湯タンクと、湯水をミスト状に噴出するミスト発生装置と、前記貯湯タンクの湯水を供給する給湯端末と、前記貯湯タンクの天部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から水を供給する給水管と、前記出湯管と前記給水管とを接続し湯水を混合する湯水混合弁と、前記給湯端末と前記湯水混合弁とを接続する給湯管と、前記給湯管を流通する湯水の流量を検知する流量検知手段と、前記湯水混合弁を制御する制御手段とを備え、前記給湯管から分岐させて前記ミスト発生装置に湯を供給すると共に、前記流量検知手段で検知する値に基づいて、前記湯水混合弁を予め定められた開度に変更することを特徴とする貯湯式温水器。
  4. 流量検出手段で検出する値が所定の値以下の場合は、ミスト発生装置へと湯水を供給してると制御手段が判断し、前記流量検出手段で検出する流量が所定の値以下である状態が所定時間継続すると、前記制御手段が異常であると判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の貯湯式温水器。
  5. 制御手段が異常であると判断するとともに、湯水混合弁を水側に全開になるように制御することを特徴とする請求項4に記載の貯湯式温水器。
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