JP2008086399A - 検出装置固定用バンド及び生体情報検出装置 - Google Patents

検出装置固定用バンド及び生体情報検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 検出部位やユーザの体格等にかかわらず、正確な生体情報の検出を行うことができるように検出装置を固定する検出装置固定用バンド及びそのようなバンドを備える生体情報検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 身体に接触した状態で電位差を検出する一対の検出電極12,12を備えている検出装置本体としての筋電検出装置10を固定する装置固定部21と、身体に接触した状態で検出電極12,12により検出される電位差に対する基準電位を検出する基準電極を兼ねるバンド部22と、を備える装置固定用バンド20によって筋電検出装置10を身体に固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、検出装置固定用バンド及び生体情報検出装置に係り、特に生体各部の電位差を検出する装置を固定する検出装置固定用バンド及び生体情報検出装置に関する。
従来から、例えば筋電位、脈拍、血圧、体温等の生体情報の変化を測定する生体情報検出装置が知られている。この生体情報検出装置は、医療機器としてだけではなく、健康維持や、運動状態を把握するため等の目的で広く利用されている。
このような生体情報検出するものとしては、例えば、生体の筋肉に与えられた電気刺激に対する反応として筋電位を計測する計測手段を設け、生体各所の電位差を検出して、当該計測手段により得られた筋電位を基にして生体情報を取得する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載されているような生体各部の電位差を検出することにより生体情報を得る装置においては、電位差を検出する一対の検出電極及び基準電位を検出する基準電極が人体の皮膚に接触するように設けられており、各検出電極の電位差によって筋電位等を検出するようになっている。
特開2000−232号公報
しかしながら、生体情報の検出は、その用途により腕や足等、身体の各部位で行われる可能性がある。また、検出対象であるユーザの体格も様々である。このため、検出部位やユーザの体格等により装置を装着する装着部位の太さが異なり、装着部位の太さによっては基準電極が十分に身体表面に接触しない場合がある。基準電極の接触が十分でないと、適切に基準電位を検出することができず、正確な生体情報の検出を行うことができない。
そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、検出部位やユーザの体格等にかかわらず、正確な生体情報の検出を行うことができるように検出装置を固定する検出装置固定用バンド及びそのようなバンドを備える生体情報検出装置を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明における検出装置固定用バンド(例えば図1、図2、図3及び図4の検出装置固定用バンド20)は、
身体に接触した状態で電位差を検出する一対の検出電極(例えば図2及び図5の検出電極12)を備えている検出装置本体(例えば図2及び図5の筋電検出装置10)を固定する装置固定部(例えば図1、図2及び図3の装置固定部21)と、
身体に接触した状態で前記一対の検出電極により検出される電位差に対する基準電位を検出する基準電極を兼ねるバンド部(例えば図1、図2、図3及び図4のバンド部22)と、
を備えることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の検出装置固定用バンドにおいて、
前記バンド部は、伸縮性を有する材料で形成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の装置固定用バンドにおいて、
前記バンド部は、当該バンド部の長さを調整する長さ調整手段(例えば図2及び図4の面ファスナー24a,24b)を備えていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検出装置固定用バンドにおいて、
前記バンド部のうち、身体と接触する面に、導電性を有する微少突起(例えば図2の微小突起23)を設けたことを特徴としている。
請求項5記載の発明における生体情報検出装置(例えば図2及び図5の筋電検出装置10)は、
身体に接触した状態で電位差を検出する一対の検出電極(例えば図2及び図5の検出電極12)を備えている検出装置本体(例えば図2及び図5の筐体11)と、
この検出装置本体を身体の検出対象部位に固定する装置固定用バンド(例えば図1、図2、図3及び図4の装置固定用バンド20)とを備え、
前記装置固定用バンドは、
前記検出装置本体を固定する装置固定部(例えば図1、図2及び図3の装置固定部21)と、
身体に接触した状態で前記一対の検出電極により検出される電位差に対する基準電位を検出する基準電位検出機能を備えているバンド部(例えば図1、図2、図3及び図4のバンド部22)と、
を備えることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の生体情報検出装置において、
前記検出装置本体のうち、一方の面に前記一対の検出電極を備えており、他方の面に前記バンド部と電気的に接触する電極部(例えば図2及び図5の基準電位電極部13)を設けたことを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の生体情報検出装置において、
前記バンド部は、前記検出装置本体における前記電極部と電気的に接続される電極接続部(例えば図7の電極接続部25)を備えていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、装置固定部によって身体に接触した状態で電位差を検出する一対の検出電極を備えている検出装置本体を固定するとともに、バンド部によって基準電位を検出することができる。
請求項2記載の発明によれば、バンド部は、伸縮性を有する材料で形成されているので、装着時に身体表面に密着させることができる。
請求項3記載の発明によれば、バンド部は、長さを調整する長さ調整手段を備えているので、様々な太さ、形状の装着部位に対応可能である。
請求項4記載の発明によれば、バンド部のうち、身体と接触する面には、導電性を有する微少突起が設けられているので、装着時の通気性を確保できるとともに、基準電位を検出する機能を十分果たすことが可能である。
請求項5記載の発明によれば、装置固定用バンドの装置固定部によって一対の検出電極を備えている検出装置本体を固定するとともに、検出装置本体によって身体に接触した状態で電位差を検出し、装置固定用バンドのバンド部によって基準電位を検出することができる。
請求項6記載の発明によれば、検出装置本体は、一対の検出電極を備えている面とは反対の面に設けられた電極部によってバンド部と電気的に接触し、確実に基準電位をとることができる。
請求項7記載の発明によれば、検出装置本体に設けられた電極部とバンド部に設けられた電極接続部とが電気的に接続されることにより、確実に基準電位をとることができる。
以下、本発明の生体情報検出装置の好適な実施形態について説明するために、生体情報として腕の筋電位を検出して筋肉活動状態を測定する場合を例にとって説明する。
図1は、ユーザが本発明に係る生体情報検出装置としての筋電検出装置(検出装置本体)10を本発明に係る検出装置固定用バンドである装置固定用バンド20によって装着した様子を示す図であり、図2は、図1に示す装置固定用バンド20及び筋電検出装置10の装着状態を示す断面図である。
筋電検出装置10で運動時の腕Aの筋肉の筋電位を測定する場合には、例えば、図1に示すように、いずれか一方の腕Aの上腕二頭筋に筋電検出装置10が装着される。また、例えば手首等には、筋電検出装置10との間でデータ通信が可能な腕時計型の制御装置(図示せず)が装着される。
尚、本実施形態では、筋電検出装置10を1つ備え腕Aの筋肉の筋電位を測定する場合を例として説明するが、身体に装着する筋電検出装置10の数や装着する部位はこれに限定されない。例えば両腕の上腕二頭筋にそれぞれ筋電検出装置10を装着する構成としてもよいし、足の大腿四頭筋の外側広筋等、他の身体部位に筋電検出装置10を装着する構成としてもよい。
この装着にあたって、ユーザは、図1及び図2に示すように、筋電検出装置10を腕Aの上腕二頭筋の筋電位を測定可能な腕Aの表面に貼付して装置固定用バンド20により固定する。
この筋電検出装置10の装着により、当該筋電検出装置10に備わる一対の検出電極12(後述)が、その延在方向を筋繊維Mの長さ方向に対して略直交するように配置されることになる(図5参照)。そして、ユーザは、制御装置を操作して筋電位の測定を開始させてから運動を開始する。或いは、ユーザは、運動途中から筋電位の測定を開始させることも可能である。
このような運動を行う場合、腕の筋肉は活動と休止を繰り返すので、その筋肉の活動状態と休止状態とを筋電位により検出すれば、筋肉の活動周期を得ることができる。
ここで、まず、装置固定用バンド(検出装置固定用バンド)20の構成について説明する。
装置固定用バンド20は、筋電検出装置10を固定する装置固定部21と、装着部位にかけ回されるバンド部22とを備えている。
図1及び図3に示すように、装置固定部21は、身体表面(皮膚S)と接触しない側に向かって窪む凹部である。装置固定部21の長さ寸法及び窪みの深さは、筋電検出装置10の外形寸法よりもわずかに大きく形成されており、筋電検出装置10が装置固定部21に嵌め込まれたときに装置固定部21の内壁が筋電検出装置10の外形を保持することにより筋電検出装置10を固定するようになっている。また、装置固定部21の内壁のうち、筋電検出装置10が装置固定部21に嵌め込まれたときに筋電検出装置10の検出電極12が設けられている面とは反対の面に接触する部分は、導電性の材料により形成されており、後述のように身体の基準電位がバンド部22で検出されたときは、これを筋電検出装置10に導通させることができるようになっている。
バンド部22は、樹脂等、導電性と伸縮性とを有する材料によって形成されており、様々な体格のユーザの各種装着部位に広く対応可能なように長尺に形成されている。バンド部22は、身体装着時に装着部位の外周面(例えば腕の外周面等)にかけ回すことにより、身体に接触して前記一対の検出電極12により検出される電位差に対する身体の基準電位を検出する基準電位検出機能を備えており、基準電極を兼ねるようになっている。
バンド部22の幅は特に限定されないが、運動時に身体の動きを阻害しない程度の幅に形成されている。尚、図1、図3及び図4では、バンド部22が、その全体にわたって装置固定部21よりもわずかに広い幅寸法に形成されている例について図示しているが、バンド部22の幅や形状はここに例示したものに限定されない。例えば、バンド部22が、装置固定部21の設けられている位置において最も幅広くなり、両端部に向かう従って徐々に幅が狭くなる形状となっていてもよい。
尚、装置固定用バンド20を形成する材料は、身体表面(皮膚S)への密着性、装着感の観点から、スポンジ状の柔らかく軽量のものが好ましい。また、装置固定用バンド20を形成する材料は導電性と伸縮性とを兼ね備えたものであればよく、樹脂等に限定されない。
図2に示すように、バンド部22の身体表面(皮膚S)に接触する面には、導電性を有する微小突起23が設けられている。導電性を有する微小突起23を設けることにより、バンド部22を身体表面(皮膚S)に接触させたときに、基準電位の検出性を維持しつつ、通気性を確保することができ、運動により発汗した場合でも汗を発散させて良好な装着感を維持することができる。
図4に示すように、装置固定用バンド20の外面(身体表面(皮膚S)と接触しない側の面)の一端と、内面(身体表面(皮膚S)と接触する側の面)の一端には、それぞれバンド部の長さを調整する長さ調整手段として雄雌の起毛群よりなる面ファスナー(例えば、マジックテープ(登録商標)、ベロクロファスナー)24a,24bが縫着されている。ユーザは、筋電検出装置10の装着部位である自分の腕の太さに応じて、この面ファスナー24a,24bを固定する位置を調整し、バンド部22の長さを装着部位に適した長さに調整するようになっている。
次に、装置固定用バンド20によって固定される筋電検出装置10の構成について説明する。
図5は筋電検出装置10の平面図である。
図2及び図5に示すように、筋電検出装置10には、筐体11と、一対の筋電位検出用の検出電極12と、一対の検出電極12により検出された電位に対する基準電位を前記装置固定用バンド20のバンド部22から筋電検出装置10に導通させるための基準電位電極部13と、を備えている。
尚、筋電検出装置10の身体表面(皮膚S)への密着性をよくするため、筐体11は、樹脂等の可撓性を有する材料で形成されていることが好ましい。
検出電極12は、生体の2点間の電位差を検出する電位差検出用の電極であり、互いに平行に配置されて筐体11の一方の面から外部に露出するようになっている。検出電極12は、前述のようにその延在方向が筋繊維Mの長さ方向に対して略直交するように配置されている。尚、一対の検出電極は導電性樹脂により形成された樹脂電極であることが好ましい。
基準電位電極部13は、バンド部22を身体に装着したときにバンド部22と電気的に接続されバンド部22によって検出された基準電位を筋電検出装置10に導通させるものであり、筐体11の前記一対の検出電極の設けられている面の反対面に設けられている。
尚、基準電位電極部13の形状、配置等は図示例に限定されない。例えば、筐体11の前記一対の検出電極の設けられている面の反対面の全部又は一部に平面的に基準電位電極部13を設けてバンド部22と基準電位電極部13とを面接触させることにより、バンド部22によって検出された基準電位を筋電検出装置10に導通させる構成としてもよい。
図6は、筋電検出装置10の制御構成の一例を示す全体回路ブロック図である。図6に示すように筋電検出装置10は、測定部110と、CPU120と、送受信部130と、記憶部140とを備えて構成されている。
このうち測定部110は、生体情報としての筋電位を測定する機能部であり、一対の検出電極12と、基準電極13と、前記一対の検出電極12及び基準電極13により検出された電位差を低インピーダンス変換して出力するインピーダンス変換器112と、このインピーダンス変換器112から入力される信号を所定の信号レベルまで増幅して出力する増幅器113と、この増幅器113から入力される信号のうち所定の周波数範囲の信号を通過させて範囲外の周波数成分を除去するフィルタ114と、このフィルタ114から入力される信号をA/D変換して出力するA/D変換器115とで構成されている。
一対の検出電極12で検出される2点間の電位変化は数10μV〜数mVで筋電位の周波数帯は2〜10KHzである。一般に、生体のインピーダンスは非常に高いので、インピーダンス変換器(例えば電圧フォロー型の回路)112でインピーダンス変換を行う。次に、増幅器(例えば作動増幅器)113により、電圧を100倍程度に増幅し、筋電波形を処理できるようにする。この増幅器113により増幅された波形には、様々な雑音(ノイズ)が重畳されている。そこで、次段のフィルタ114によって、筋電波形として処理する範囲外の周波数成分を除去する。次に、フィルタ114から入力される信号(アナログ信号)をA/D変換器(例えば12bitのA/D変換器)115でデジタル信号化する。
なお、ここではフィルタ114としてアナログフィルタを使用したが、アナログフィルタの代わりに、デジタルフィルタを用いてもよい。この場合には、デジタルフィルタは、A/D変換器115の後段に設けられる。
CPU120は、記憶部140に記憶されるプログラムやデータ、制御装置から送信されたデータ等に基づいて筋電検出装置10内の各機能部への指示やデータの転送等を行い、筋電検出装置10を制御する。また本実施形態を実現するため、CPU120は、測定部110の検出電極12及び基準電極13により連続的に測定される筋電位(検出結果)に基づいて筋肉の活動状態(生体活動に関する指標データ)を算出し、算出結果を制御装置に送信する筋肉活動検出処理を実行する。
尚、CPU120によって算出される生体活動に関する指標データとしては、例えば、整流化平均値(ARV:Averaged Rectified Value)、RMS(Root Mean Square Value)、積分値、平均周波数(MPF:Mean Power Frequency)、メジアン周波数(Median Frequency)等が挙げられるが、算出される生体活動に関する指標データはここに例示したものに限定されない。
送受信部130は、外部の装置である制御装置との間で無線通信を行うための機能部であり、例えば図示しないアンテナを介して制御装置から送信された信号を復調してCPU120に出力する一方、CPU120から入力される制御信号を変調し、アンテナを介して制御装置に送信する。本実施形態において、送受信部130は、例えば、制御装置から送信される測定開始信号を受信するとともに、制御装置に対して測定結果を送信する。
記憶部140は、ROMやRAM等のICメモリ、ハードディスク等の情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現されるものであり、CPU120に筋電検出装置10を制御させるためのプログラム等が記憶されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、筋電検出装置10を装着する際には、筋繊維Mが一対の検出電極12の延在方向に対して略直交となるようにユーザは筋電検出装置10を配置し、その上から装置固定用バンド20を腕Aの外周面にかけ回す。そして、装置固定部21に筋電検出装置10を嵌め込むことにより筋電検出装置10を身体表面(皮膚S)に固定する。ユーザは検出部位に適した長さとなるようバンド部22の長さを調整し、バンド部22の両端を面ファスナー24a,24bで留める。これにより、筋電検出装置10の装着が完了する。ここで、「略直交となるように配置」とは、筋繊維Mに対して完全に直交するように配置することが好ましいが、箇所によっては筋繊維M自身も湾曲しているために、少なくとも筋電位を検出するうえで精度上問題がない範囲で直交方向から傾けて配置する場合も含むこととする。
この際、一対の検出電極12が筐体11の一面から露出しているので、これらの電極12が肌に対して密着することになる(図2参照)。また、装置固定部21に筋電検出装置10を嵌め込むことにより筋電検出装置10の基準電位電極部13が装置固定用バンド20の装置固定部21の内面に接触し、バンド部22により検出された身体の基準電位を筋電検出装置10に導通させる。
その後、制御装置から送受信部130を介して開始指示が入力されると、CPU120は、筋電検出装置10内の各機能部への指示やデータの転送等を行い、筋電検出装置10を制御する。また本実施形態を実現するため、CPU120は、測定部110により連続的に測定される筋電位(検出結果)に基づいて筋肉の活動状態(生体活動に関する指標データ)を算出し、算出結果を制御装置に送信する筋肉活動検出処理を実行する。
制御装置では、筋電検出装置10から送られた算出結果を図示しない表示部に表示させる等によりユーザに報知する。
以上のように、本実施形態によれば、筋電検出装置10が装置固定部21に嵌め込まれたときに装置固定部21の内壁が筋電検出装置10の外形を保持することにより筋電検出装置10を身体表面(皮膚S)に固定するとともに、バンド部22が身体の基準電位を検出する基準電極を兼ねている。このため、装置固定用バンド20の装置固定部21に嵌め込むだけで容易に筋電検出装置10を身体の電位差を検出可能な状態で検出対象部位に固定することができる。また、バンド部21を装着部位にかけ回すだけで、ユーザの体格や装着部位の形状、運動によるずれ等を気にすることなく、容易に身体の基準電位を検出することができる。
また、バンド部22は、伸縮性を有する材料で形成されているので、装着時に身体表面に密着させることができるとともに、運動時に身体の動きを阻害することなく筋電検出装置10を固定することができる。
さらに、バンド部22には、長さを調整する長さ調整手段として面ファスナー24a,24bが設けられている。面ファスナー24a,24bは固定面積が広いため、ユーザの任意の位置で固定することができる。このため、様々な太さ、形状の装着部位に対応してバンド部22の長さを調節可能であり、装着部位や装着するユーザの体格等にかかわらず、筋電検出装置10をユーザの身体表面(皮膚S)に固定することができる。
また、バンド部22のうち、身体と接触する面には、導電性を有する微少突起23が設けられているので、バンド部22を身体表面(皮膚S)に接触させたときに、基準電位の検出性を維持しつつ、通気性を確保することができる。このため、運動により発汗した場合でも汗を発散させて良好な装着感を維持することができる。
また、筋電検出装置10の筐体11には、一対の検出電極12を備えている面と反対の面にバンド部22と電気的に接触する基準電位電極部13が設けられているので、確実に基準電位を筋電検出装置10に導通させることができる。
また、バンド部22に電極接続部25が設けられているので、筋電検出装置10に設けられた基準電位電極部13とバンド部22に設けられた電極接続部25とが電気的に接続されることにより、確実に基準電位を筋電検出装置10に導通させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、バンド部22の長さを調整する長さ調整手段としてバンド部22の外面一端及び内面一端に面ファスナー(例えば、マジックテープ(登録商標)、ベロクロファスナー)24a,24bを設けるものとしたが、長さ調整手段はこれに限定されない。例えば、バンド部22の各端部にそれぞれ、フックとフック係止部や、雄雌のスナップボタンや、ボタンとボタン孔等を複数設けて、複数段階でバンド部22の長さを調節できるようにしてもよい。
また、本実施形態では、装置固定部21として、筋電検出装置10が装置固定部21に嵌め込まれたときに装置固定部21の内壁が筋電検出装置10の外形を保持することにより筋電検出装置10を固定する構成のものを例として説明したが、装置固定部21は、装置固定用バンド20を装着部位に装着した場合に、筋電検出装置10を位置ずれしないように固定可能なものであれば足り、ここに例示した形状に限定されない。
また、本実施形態では、筋電検出装置10の基準電位電極部13が装置固定用バンド20の装置固定部21の内面に接触することにより、バンド部22により検出された身体の基準電位を筋電検出装置10に導通させるように構成したが、基準電位を筋電検出装置10に導通させる構成はここに例示したものに限定されない。
例えば、図7に示すように、装置固定部21の内壁の、筋電検出装置10が装置固定部21に嵌め込まれたときに筋電検出装置10の基準電位電極部13に対応する位置に、導電性の材料により形成された電極接続部25を設けて、バンド部22で検出された身体の基準電位を電極接続部25を介して筋電検出装置10に導通させるようにしてもよい。
この場合には、この電極接続部25が導電性の材料で形成されていてバンド部22で検出された基準電位を筋電検出装置10に導通させることができれば足り、装置固定部21の内壁自体が導電性の材料により形成されている必要はない。
また、本実施形態では、筋電検出装置10と装置固定用バンド20とは別体として設けられていたが、装置固定用バンドが、筋電検出装置と一体となった構成としてもよい。この場合、筋電検出装置10には、身体に接触した状態で電位差を検出する一対の検出電極と、筐体(検出装置本体)と、この筐体を身体の検出対象部位に固定する装置固定部及び基準電位検出機能を備えているバンド部を有する装置固定用バンドと、が設けられる。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
本発明の実施形態の生体情報検出装置としての筋電検出装置を装置固定用バンドにより装着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態の筋電検出装置を装置固定用バンドにより装着した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態の装置固定用バンドを示す斜視図である。 本発明の実施形態の装置固定用バンドの長さ調整手段を示す斜視図である。 本実実施形態の生体情報検出装置としての筋電検出装置の平面図である。 図2の筋電検出装置の制御構成の一例を示す全体回路ブロック図である。 図2の装置固定用バンドの変形例を表す正面図である。
符号の説明
10 筋電検出装置(生体情報検出装置)
11 筐体
12 検出電極
13 基準電位電極部
20 装置固定用バンド(検出装置固定用バンド)
21 装置固定部
22 バンド部
23 微小突起
24 面ファスナー
25 電極接続部
110 測定部
112 インピーダンス変換器
113 増幅器
114 フィルタ
115 A/D変換器
120 CPU
130 送受信部
A 腕
M 筋繊維
S 皮膚(身体表面)

Claims (7)

  1. 身体に接触した状態で電位差を検出する一対の検出電極を備えている検出装置本体を固定する装置固定部と、
    身体に接触した状態で前記一対の検出電極により検出される電位差に対する基準電位を検出する基準電極を兼ねるバンド部と、
    を備えることを特徴とする検出装置固定用バンド。
  2. 前記バンド部は、伸縮性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の検出装置固定用バンド。
  3. 前記バンド部は、当該バンド部の長さを調整する長さ調整手段を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検出装置固定用バンド。
  4. 前記バンド部のうち、身体と接触する面に、導電性を有する微少突起を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検出装置固定用バンド。
  5. 身体に接触した状態で電位差を検出する一対の検出電極を備えている検出装置本体と、
    この検出装置本体を身体の検出対象部位に固定する装置固定用バンドとを備え、
    前記装置固定用バンドは、
    前記検出装置本体を固定する装置固定部と、
    身体に接触した状態で前記一対の検出電極により検出される電位差に対する基準電位を検出する基準電位検出機能を備えているバンド部と、
    を備えることを特徴とする生体情報検出装置。
  6. 前記検出装置本体のうち、一方の面に前記一対の検出電極を備えており、他方の面に前記バンド部と電気的に接触する電極部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の生体情報検出装置。
  7. 前記バンド部は、前記検出装置本体における前記電極部と電気的に接続される電極接続部を備えていることを特徴とする請求項6に記載の生体情報検出装置。
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