JP2008085775A - 高周波回路及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SWとデュプレクサとの間の配線長についての設計上の制約を受けず、回路規模の大きな減衰回路を備えることなく、信号受信感度の低下を抑制したマルチバンドアンテナスイッチ回路を提供する。
【解決手段】複数の通信方式に対応したそれぞれの信号伝達経路とアンテナとの接続を切替えるスイッチと、同時に送受信を行う通信方式の信号伝達経路上に設けられ、同時に送受信を行う通信方式の信号を通過させる周波数フィルタと、スイッチと周波数フィルタとの間の信号伝達経路に接続され、不要な信号を減衰させる減衰回路とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の周波数を用いるマルチバンド通信を行う半導体装置に関し、より特定的には、マルチバンド通信を行う半導体装置が備える高周波アンテナスイッチ回路に関する。
近年、移動体通信の普及に伴い、グローバルなローミングを可能とするために、移動体通信機器のマルチバンド化が加速している。例えば、GSM方式の携帯電話機は、従来はシングルバンド仕様が主流であったが、近年ではデュアルバンドからトリプルバンド仕様、更には、クアッドバンド仕様へと急速に進展している。加えて、第3世代通信方式と呼ばれるWCDMA方式の普及に伴い、通信システムが益々複雑化すると共に、高周波デバイスの更なる高性能化が要求されている。
ここで、上記したマルチバンド化に対応するために、移動体通信機器が備えるアンテナスイッチに、従来使用していたPINダイオードの代りにGaAs(ガリウムヒ素)デバイスを使用する方式がある。このGaAsデバイスを使用する方式は、挿入損失が少ないので、現在普及しつつある。
しかし、GaAsデバイスを使用するアンテナスイッチ(以下、GaAsスイッチという)は、高調波歪み特性が劣るという短所を有している。この課題を解決するために、アンテナスイッチ回路の出力端子に、高調波を除去する高調波トラップ回路を挿入する技術がある(特許文献1)。以下に、特許文献1に記載された、高調波トラップ回路を備えるマルチバンドアンテナスイッチ回路について簡単に説明する。
図10は、高調波トラップ回路を備える従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路100を示す図である。図10に示す通り、マルチバンドアンテナスイッチ回路100は、ローパスフィルタ(以下、LPFという)101及び102と、ダイプレクサ103及び104と、アンテナスイッチ(以下、SWという)105と、可変ノッチフィルタ106と、EGSM_TX端子107と、DCS_RX端子108と、EGSM_RX端子109と、DCS_TX端子110と、アンテナ端子111とを備える。DCS_RX端子108は、ダイプレクサ103に接続され、EGSM_TX端子107は、LPF101を介してダイプレクサ103に接続される。EGSM_RX端子109は、ダイプレクサ104に接続され、DCS_TX端子110は、LPF102を介してダイプレクサ104に接続される。ダイプレクサ103及び104は、SW105に接続される。SW105は、可変ノッチフィルタ106を介してアンテナ(図示せず)に接続されるアンテナ端子111に接続される。また、図10に示す通り、可変ノッチフィルタ106は、コンデンサ120、121、125と、チョークコイル122と、インダクタ123と、ダイオードスイッチ124と、抵抗126とを備え、制御電源127に接続される。
以下に、マルチバンドアンテナスイッチ回路100の動作について簡単に説明する。なお、マルチバンドアンテナスイッチ回路100は、携帯電話機に備えられ、EGSM方式及びDCS方式の両通信方式に対応する高周波マルチバンドアンテナスイッチ回路である。
まず、EGSM方式で通信を行う場合について説明する。信号送信を行うときは、SW105は、ダイプレクサ103とアンテナ端子111とが可変ノッチフィルタ106を介して接続されるように信号伝達経路を切替える。次に、EGSM_TX端子107に送信信号が入力される。送信信号は、LPF101によって高調波成分が除去された後に、ダイプレクサ103、SW105、可変ノッチフィルタ106を経由してアンテナ端子111に出力される。このとき、制御電源127の電圧を調整することによって可変ノッチフィルタ106が備えるダイオードスイッチ124の容量値を変えて、可変ノッチフィルタ106の共振周波数をEGSM方式の送信周波数の2倍の周波数にすることができる。このことによって、SW105で発生した2次高調波を減衰させることができる。一方、受信を行うときは、SW105は、ダイプレクサ104とアンテナ端子111とが可変ノッチフィルタ106を介して接続されるように信号伝達経路を切替える。このことによって、アンテナ端子111に入力した受信信号は、可変ノッチフィルタ106、SW105、ダイプレクサ104を経由してEGSM_RX端子109に出力される。
次に、DCS帯で通信を行う場合について説明する。信号送信を行うときは、SW105は、ダイプレクサ104とアンテナ端子111とが可変ノッチフィルタ106を介して接続されるように信号伝達経路を切替える。次に、DCS_TX端子110に送信信号が入力される。送信信号は、LPF102によって高調波成分が除去された後に、ダイプレクサ104、SW105、可変ノッチフィルタ106を経由してアンテナ端子111に出力される。このとき、制御電源127の電圧を調整することによって可変ノッチフィルタ106が備えるダイオードスイッチ124の容量値を変えて、可変ノッチフィルタ106の共振周波数をDCS方式の送信周波数の2倍の周波数にすることができる。このことによって、SW105で発生する2次高調波を減衰させることができる。一方、受信を行うときは、SW105は、ダイプレクサ103とアンテナ端子111とが可変ノッチフィルタ106を介して接続されるように信号伝達経路を切替える。このことによって、アンテナ端子111に入力した受信信号は、可変ノッチフィルタ106、SW105、ダイプレクサ103を経由してDCS_RX端子108に出力される。
以上に説明した通り、従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路100は、アンテナ端子111とSW105との間に可変ノッチフィルタ106を備えることによって、信号送信時にSW105で発生する高調波を減衰できるので、高調波成分をアンテナから送信することを防止できる。
特開2003−152588号公報
ここで、従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路100において、信号送信時にSW105で発生する高調波は、SW105からアンテナ端子111の方向だけではなく、SW105からダイプレクサ103又はダイプレクサ104の方向へも伝わる。具体的には、DCS方式の通信において信号送信を行う場合には、既に説明した通り、SW105は、ダイプレクサ104とアンテナ端子111とが可変ノッチフィルタ106を介して接続されるように信号伝達経路を切替える。次に、DCS_TX端子110に入力された送信信号は、LPF102及びダイプレクサ104を経由してSW105に入力される。そして、SW105で高調波が発生し、アンテナ端子111及びダイプレクサ104の方向へ伝わる。ダイプレクサ104の方向へ伝わる高調波は、ダイプレクサ104で反射することによって、SW105とダイプレクサ104との間で定在波を生じる。なお、この定在波の周波数は、高調波の周波数と同じとなる。そして、この定在波と送信信号とによって、相互変調歪みが発生する。
ここで、SW105で発生する高調波の内、2次高調波について考える。SW105で発生した2次高調波は、ダイプレクサ104の方向へ伝わり、ダイプレクサ104で反射することによって、SW105とダイプレクサ104との間で定在波を生じる。この定在波の周波数は2次高調波の周波数と同じとなるので、この定在波と送信信号とによって、3次相互変調歪みが発生する。
マルチバンドアンテナスイッチ回路100は、EGSM方式及びDCS方式で送受信を行うアンテナスイッチ回路なので、既に説明した通り、送信動作時と受信動作時とで、SW105が、信号伝達経路を切替える(図10を参照)。このことによって、信号送信時に、上記した通り、3次相互変調歪みがSW105とダイプレクサ104との間で生じても、受信動作を行っていないので、3次相互変調歪みによって受信感度が低下することはない。
図11は、GSM方式及びWCDMA方式で通信を行う従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路200を示す図である。近年、普及しつつあるWCDMA方式は、送信と受信とを同一の信号伝達経路を用いて同時に行うので、マルチバンドアンテナスイッチ回路200では、以下に説明する通り、上記したマルチバンドアンテナスイッチ回路100とは異なり、3次相互変調歪みによって受信感度の低下が生じる。
図11に示す通り、従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路200は、GSM_TX端子201と、GSM_RX端子202と、WCDMA_RX端子203と、WCDMA_TX端子204と、LPF205と、デュプレクサ206と、パワーアンプ(以下、PAという)207と、SW208と、アンテナ端子209とを備える。GSM_TX端子201は、LPF205を介してSW208の送信端子210に接続される。GSM_RX端子202は、SW208の受信端子211に接続される。WCDMA_RX端子203は、デュプレクサ206のRX端子213に接続される。WCDMA_TX端子204は、PA207を介してデュプレクサ206のTX端子214に接続される。デュプレクサ206の共通端子215は、SW208の送受信端子212に接続される。SW208のアンテナ端子209は、アンテナ(図示せず)に接続される。
以下に、マルチバンドアンテナスイッチ回路200の動作について説明する。GSM方式で通信を行う場合、信号送信動作時には、SW208は、アンテナ端子209と送信端子210とを接続することによって、アンテナ端子209とGSM_TX端子201とがLPF205を介して接続されるように信号伝達経路を切替える。また、信号受信動作時には、SW208は、アンテナ端子209と受信端子211とを接続することによって、アンテナ端子209とGSM_RX端子202とが接続されるように信号伝達経路を切替える。
一方、WCDMA方式で通信を行う場合には、SW208は、アンテナ端子209と送受信端子212とを接続することによって、アンテナ端子209とWCDMA_RX端子203及びWCDMA_TX端子204とがデュプレクサ206を介して接続されるように信号伝達経路を切替える。そして、マルチバンドアンテナスイッチ回路200は、同一の信号伝達経路を用いて同時に信号の送信及び受信を行う。WCDMA_TX端子204に入力された送信信号は、PA207によって増幅された後にデュプレクサ206を介してSW208に入力されて、SW208で2次高調波を発生させる。そして、SW208で発生した2次高調波は、アンテナ(図示せず)及びデュプレクサ206の方向に伝わる。そして、デュプレクサ206の方向に伝わる2次高調波は、デュプレクサ206で反射して、SW208とデュプレクサ206との間に定在波を生じさせる。そして、この定在波と送信信号とによって、3次相互変調歪みが発生する。ここで、送信信号の2次高調波によって生じた定在波の周波数帯域は、送信信号の2次高調波の周波数帯域と同じなので、定在波と送信信号とによって発生した3次相互変調歪みの周波数帯域は、受信信号の周波数帯域と重なる。そして、上記した通り、WCDMA方式は同一の信号伝達経路を用いて同時に送受信を行うので、3次相互変調歪みが受信信号に重畳して受信感度の低下が生じる。
この問題を解決するために、マルチバンドアンテナスイッチ回路100が備える可変ノッチフィルタ106(図10を参照)を、マルチバンドアンテナスイッチ回路200のSW208とデュプレクサ206との間に挿入して送信信号の2次高調波を減衰することによって、受信感度の低下を抑制する方法が考えられる。しかし、この方法では、複雑な可変ノッチフィルタ回路を挿入するので、回路規模が増大し、また、新たに、可変ノッチフィルタの減衰周波数帯域を制御する電圧制御機能(図10の制御電源127)が必要となるとう問題が生じる。また、可変ノッチフィルタの挿入損失は、大きいという問題もある。
ここで、可変ノッチフィルタを挿入しないで、SW208とデュプレクサ206との間の電気長L(図11を参照)を、SW208とデュプレクサ206との間で定在波が生じない長さに設定することによって、3次相互変調歪みの発生を抑制して受信感度の低下を防止する方法もある。この方法は、SW208からデュプレクサ206の方向へ伝わる2次高調波を、デュプレクサ206で反射した2次高調波が打ち消すように、電気長Lを設定するものである。しかし、この方法では、SW208とデュプレクサ206との間の配線の長さが制約されるので、設計の自由度が低下するという問題がある。
以上では、SW208で発生した2次高調波によって生じる3次相互変調歪みに関する課題について説明したが、図11に示すマルチバンドアンテナスイッチ回路200においてWCDMA方式で通信を行う場合の、アンテナ(図示せず)から入力される低周波帯域の妨害波によって生じる2次相互変調歪みに関する課題について、以下に説明する。アンテナ端子111から入力される低周波帯域の妨害波は、デュプレクサ206で反射されて低周波帯域の定在波を生じさせる。そして、この定在波と送信信号とによって、2次相互変調歪みが発生する。そして、この定在波は低周波帯域信号なので、発生した2次相互変調歪みの帯域は、送信信号帯域と隣接する受信信号帯域と重なる場合がある。この場合には、2次相互変調歪みによって受信感度が低下する。この問題は、既に説明した3次相互変調歪みを抑制する方法と同様に、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lを適切に設定し、又は、SW208とデュプレクサ206との間に可変ノッチフィルタ106(図10を参照)を挿入することによって解決できる。しかし、既に説明した、SW208で発生した2次高調波によって生じる3次相互変調歪みに関する課題と同様の課題が生じる。
それ故に、本発明の目的は、SWとデュプレクサとの間の配線長についての設計上の制約を受けず、SWとデュプレクサとの間に複雑な回路を挿入することなく、また、新たな電圧制御機能を必要とせず、更に、挿入損失の増加を抑えたうえで、信号受信感度の低下を抑制したマルチバンドアンテナスイッチ回路を提供することである。
本発明は、同一の信号伝達経路を用いて同時に送受信を行う通信方式を含む複数の通信方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路に向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明のマルチバンドアンテナスイッチ回路は、複数の通信方式に対応したそれぞれの信号伝達経路とアンテナとの接続を切替えるスイッチと、同時に送受信を行う通信方式の信号伝達経路上に設けられ、同時に送受信を行う通信方式の信号を通過させる周波数フィルタと、スイッチと周波数フィルタとの間の信号伝達経路に接続され、不要な信号を減衰させる減衰回路とを備える。
また、周波数フィルタは、デュプレクサ又はダイプレクサであってもよい。
また、減衰回路は、同時に送受信を行う通信方式で用いる送信周波数帯域のn倍(nは、2以上の整数)の周波数帯域の信号を減衰させることが好ましい。
また、減衰回路は、アンテナから入力され、同時に送受信を行う通信方式で用いる受信周波数帯域に、同時に送受信を行う通信方式の送信信号とによって2次相互変調歪みを発生させる妨害信号を減衰させることが好ましい。
また、同時に送受信を行う通信方式は、WCDMA方式であってもよい。また、スイッチは、ガリウムヒ素スイッチであってもよい。
また、減衰回路は、インダクタとコンデンサとで構成される直列共振回路であってもよいし、ボンディングワイヤ又は伝送線路と、コンデンサとで構成される直列共振回路であってもよいし、伝送線路のみで構成されてもよい。
また、伝送線路は、同時に送受信を行う通信方式の送信信号の波長のm/2+1/8(mは、0又は正の整数)の長さであることが好ましい。
上記のように、本発明のマルチバンドアンテナスイッチ回路によれば、簡易な回路を挿入するだけでSWとデュプレクサとの間の2次高調波又は妨害波を減衰できるので、SWとデュプレクサとの間の配線長さについての設計上の制約を受けず、SWとデュプレクサとの間に複雑な回路を挿入することなく、また、新たな電圧制御機能を必要とせず、更に、挿入損失の増加を抑えたうえで、信号受信感度の低下を抑制できる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るGSM方式及びWCDMA方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路10を示す図である。マルチバンドアンテナスイッチ回路10は、既に説明したマルチバンドアンテナスイッチ回路200(図11を参照)の構成に、インダクタ11とコンデンサ12とから成り、減衰回路として機能する直列共振回路を加えた構成である。マルチバンドアンテナスイッチ回路10の構成において、マルチバンドアンテナスイッチ回路200と同じ構成要素については、同じ参照符号を用いて、その説明は省略する。インダクタ11とコンデンサ12とからなる直列共振回路は、SW208の送受信端子212とデュプレクサ206との接続配線に、一端が接地されて並列に接続される。
以下に、マルチバンドアンテナスイッチ回路10の動作について説明する。WCDMA方式で通信を行う場合には、SW208は、アンテナ端子209と送受信端子212とを接続することによって、アンテナ端子209とWCDMA_RX端子203及びWCDMA_TX端子204とがデュプレクサ206を介して接続されるように信号伝達経路を切替える。そして、マルチバンドアンテナスイッチ回路10は、同一の信号伝達経路を用いて同時に信号の送信及び受信を行う。WCDMA_TX端子204に入力された送信信号は、PA207によって増幅された後にデュプレクサ206を介してSW208に入力されて、SW208で2次高調波を発生させる。そして、SW208で発生した2次高調波は、アンテナ(図示せず)及びデュプレクサ206の方向に伝わる。ここで、本願発明の特徴である、インダクタ11とコンデンサ12とからなる直列共振回路の共振周波数を、送信信号の周波数帯域の中心周波数の2倍に設定することによって、送信信号の2倍の周波数の波である2次高調波を減衰させることができる。このことによって、デュプレクサ206の方向に伝わる2次高調波を減衰させて、デュプレクサ206で反射することを低減でき、また、デュプレクサ206で反射した波も減衰できるので、SW208とデュプレクサ206との間に発生する定在波を低減することができる。従って、定在波と送信信号とによって発生する3次相互変調歪みを低減することができる。この結果として、マルチバンドアンテナスイッチ回路10は、WCDMA方式で通信を行う場合に、3次相互変調歪みによる受信感度の低下を抑制することができる。
図2は、従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路200(図11を参照)における、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lと、SW208とデュプレクサ206との間に発生する3次相互変調歪みとの関係を表す図である。図2に示す通り、SW208とデュプレクサ206との間に発生する3次相互変調歪みは、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lに依存している。そして、電気長がL1及びL2又はその近傍である場合に、3次相互変調歪み特性が劣化している。ここで、既に説明した通り、送信信号の2次高調波がデュプレクサ206で反射することで生じた定在波(送信信号周波数の2倍の周波数の波)と送信信号とによって、SW208とデュプレクサ206との間に3次相互変調歪みが発生する。そして、電気長Lが2次高調波の波長の整数倍である場合に、SW208からデュプレクサ206へ伝わる2次高調波と、この2次高調波がデュプレクサ206で反射した反射波とが干渉して生じる定在波の振幅が最大となり、3次相互変調歪み特性が最も劣化する。このことから、電気長L1及びL2は、送信信号の2次高調波の波長の整数倍であることが解る。
図3は、マルチバンドアンテナスイッチ回路10における、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lと、SW208とデュプレクサ206との間に発生する3次相互変調歪みとの関係を表す図である。図3に示す通り、SW208とデュプレクサ206との間に発生する3次相互変調歪みは、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lに殆ど依存していない。これは、既に説明した通り、SW208とデュプレクサ206との間に、インダクタ11とコンデンサ12とで構成される送信信号の2次高調波を減衰する直列共振回路が接続されているからである。
以上に説明した通り、第1の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路10によれば、インダクタとコンデンサとから成る直列共振回路をSWとデュプレクサとの間に接続することによって、SWとデュプレクサとの間の配線長についての設計上の制約を受けず、SWとデュプレクサとの間に複雑な回路を挿入することなく、また、新たな電圧制御機能を必要とせず、更に、挿入損失の増加を抑えたうえで、信号受信感度の低下を抑制することができる。
なお、以上の説明では、SWとデュプレクサとの間に接続する直列共振回路の共振周波数を送信信号周波数の中心周波数の2倍に設定することによって、2次高調波を減衰して受信感度の低下を防止したが、3次高調波が受信感度の低下に大きく影響している場合には、この直列共振回路の共振周波数を送信信号周波数の中心周波数の3倍に設定することによって、受信感度の低下を防止できる。つまり、この直列共振回路の共振周波数を送信信号周波数の中心周波数のn倍(nは2以上の整数)に設定することによって、n次の高調波を減衰させて受信感度の低下を防止できる。また、直列共振回路を構成するインダクタ11の代りに伝送線路を用いてもよい。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係るGSM方式及びWCDMA方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路20を示す図である。マルチバンドアンテナスイッチ回路20は、第1の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路10(図1を参照)に対して、インダクタ11とコンデンサ12とからなる直列共振回路を、インダクタ21とコンデンサ22とからなり、減衰回路として機能する直列共振回路に替えた構成である。ここで、マルチバンドアンテナスイッチ回路20の構成において、マルチバンドアンテナスイッチ回路10と同じ構成要素については、同じ参照符号を用いて、その説明は省略する。そして、マルチバンドアンテナスイッチ回路20の特徴は、インダクタ21とコンデンサ22とからなる直列共振回路の共振周波数が、アンテナ(図示せず)から入力される妨害波の周波数となるように設定されていることである。
以下に、マルチバンドアンテナスイッチ回路20の動作について説明する。図4に示す通り、WCDMA方式で通信を行う場合には、アンテナ端子209と送受信端子212とが接続される。そして、WCDMA_TX端子204から入力された送信信号は、PA207、デュプレクサ206、SW208を介してアンテナ端子209へ出力される。ここで、マルチバンドアンテナスイッチ回路20の外部から低周波数の妨害波がアンテナを介してアンテナ端子209に入力された場合、この妨害波の周波数が共振周波数に設定されたインダクタ21とコンデンサ22とからなる直列共振回路が、SW208とデュプレクサ206との間に接続されているので、この妨害波は減衰する。
このことによって、SW208とデュプレクサ206との間で定在波(低周波数の定在波)の発生が抑制される。従って、この低周波数の定在波と送信信号とで生じる2次相互変調歪みが抑制される。この結果として、第2の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路20によれば、妨害波を原因とする2次相互変調歪みによって受信信号の受信感度が低下することを防止できる。
図5は、従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路200(図11を参照)における、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lと、SW208とデュプレクサ206との間に発生する2次相互変調歪みとの関係を表す図である。図5に示す通り、従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路200において、SW208とデュプレクサ206との間に発生する2次相互変調歪みは、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lに依存している。図6は、マルチバンドアンテナスイッチ回路20における、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lと、SW208とデュプレクサ206との間に発生する2次相互変調歪みとの関係を表す図である。図6に示す通り、マルチバンドアンテナスイッチ回路20において、SW208とデュプレクサ206との間に発生する2次相互変調歪みは、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lに殆ど依存していない。
以上に説明した通り、第2の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路20によれば、インダクタとコンデンサとから成る直列共振回路をSWとデュプレクサとの間に接続して2次相互変調歪みを抑制することによって、SWとデュプレクサとの間の配線長についての設計上の制約を受けず、SWとデュプレクサとの間に複雑な回路を挿入することなく、また、新たな電圧制御機能を必要とせず、更に、挿入損失の増加を抑えたうえで、低周波数の妨害波による信号受信感度の低下を抑制することができる。なお、直列共振回路を構成するインダクタ21の代りに伝送線路を用いてもよい。
(第3の実施形態)
図7は、第1の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路10(図1を参照)のSW208、インダクタ11及びコンデンサ12、又は、第2の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路20(図4を参照)のSW208、インダクタ21及びコンデンサ22を半導体基板上に集積した半導体パッケージ30の一例を示す図である。図7に示す通り、半導体パッケージ30は、電界効果トランジスタ(以下、FETという)31〜33と、ゲートバイアス抵抗34〜36と、コンデンサ37と、ボンディングワイヤ38〜45と、アンテナ端子46と、送信端子47と、受信端子48と、送受信端子49と、制御端子50〜52と、接地端子53とを備える。そして、上記した、FET31〜33と、ゲートバイアス抵抗34〜36と、アンテナ端子46と、送信端子47と、受信端子48と、送受信端子49と、制御端子50〜52とでSW208(図1及び図4を参照)は構成される。また、コンデンサ37と、ボンディングワイヤ38と、接地端子53とで、第1の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路10のインダクタ11及びコンデンサ12から成る直列共振回路(図1を参照)、又は、第2の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路20のインダクタ21及びコンデンサ22から成る直列共振回路(図4を参照)が構成される。
そして、ボンディングワイヤは、インダクタ成分を有しているためにインダクタとして用いることができるので、半導体パッケージ30では、ボンディングワイヤ38をインダクタ11又はインダクタ21として用いている。
なお、半導体パッケージ30が、第1の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路10(図1を参照)のSW208、インダクタ11及びコンデンサ12を半導体基板上に集積したものである場合には、直列共振回路の共振周波数は、WCDMA方式の送信信号周波数の中心周波数(例えば、835MHz)の2倍の周波数1670MHzに設定され、例えば、ボンディングワイヤ38のインダクタンスは1.5nH、コンデンサ37の容量値は6pFに設定される。
以上に説明した通り、第3の実施形態の半導体パッケージ30によれば、ボンディングワイヤを、第1の実施形態又は第2の実施形態の直列共振回路が備えるインダクタ11又はインダクタ21として用いることによって、半導体パッケージ内に簡易に直列共振回路を設けることができる。このことによって、第1の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路10、及び、第2の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路20を構成する外付け部品点数を削減できる。この結果として、低コストかつ小型の通信装置を実現することができる。
(第4の実施形態)
図8は、第4の実施形態に係るGSM方式及びWCDMA方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路40を示す図である。マルチバンドアンテナスイッチ回路40は、第1の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路10(図1を参照)に対して、インダクタ11とコンデンサ12とからなる直列共振回路を、減衰回路として機能する伝送線路54に変えた構成である。ここで、マルチバンドアンテナスイッチ回路40の構成において、マルチバンドアンテナスイッチ回路10と同じ構成要素については、同じ参照符号を用いて、その説明は省略する。
そして、伝送線路54の長さは、WCDMA方式の送信信号の中心波長の1/8に設定されている。つまり、伝送線路54の長さは、WCDMA方式の送信信号によってSW208で生じる2次高調波、及び、この2次高調波がデュプレクサ206で反射することで生じる定在波の中心波長の1/4に設定されている。また、伝送線路54の端部は、自由端である。このことによって、伝送線路54の自由端で反射した2次高調波は、SW208からデュプレクサ206へ伝わる2次高調波を打ち消すこととなる。この結果として、伝送線路54は、第1の実施形態のインダクタ11とコンデンサ12とからなる直列共振回路と同様の効果を奏することができる。
図9は、マルチバンドアンテナスイッチ回路40をモジュール化した一例を示す図である。図9に示す通り、多層セラミック基板60上に、デュプレクサ206とSW208と伝送線路54とが実装されている。
以上に説明した通り、第4の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路40によれば、比較的短い電気長の伝送線路を備えることによって、インダクタとコンデンサとから成る直列共振回路を備える必要がなくなる。更に、コンデンサを備えないので、多層セラミック基板内にコンデンサを形成する際に問題となるコンデンサ容量のバラツキの問題が生じない。この結果として、第4の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路40は、WCDMA方式で通信を行う際の受信感度の低下を、製造ロット間のバラツキなく抑制することができる。
なお、以上では、伝送線路54の電気長を送信信号の中心波長の1/8としているが、m/2+1/8(mは0又は正の整数)の電気長としても同様の効果が得られる。また、以上では、伝送線路54の電気長を3次相互変調歪みを低減させる値に設定したが、伝送線路54の電気長を、更に高次の相互変調歪みを低減させる値に設定してもよいし、第2の実施形態で説明した2次相互変調歪みを低減させる値に設定してもよい。
以上に説明した第1〜第4の実施形態において、WCDMA方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路について説明したが、通信方式はこれに限られず、同一の信号伝達経路を用いて同時に送受信を行う通信方式であればよい。また、マルチバンドアンテナスイッチ回路がデュプレクサを備える場合について説明したが、同一の信号伝達経路を用いて同時に送受信を行う通信方式の信号を通過させる周波数フィルタであればよく、例えば、ダイプレクサを備えてもよい。また、スイッチとしては、一般に、GaAsスイッチが用いられるが、これには限られない。
本発明は、複数の周波数を用いるマルチバンド通信装置等に利用可能であり、特に、マルチバンド通信装置等が備えるマルチバンドアンテナスイッチ回路において受信感度の低下を抑制したい場合等に有用である。
第1の実施形態に係るGSM方式及びWCDMA方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路10を示す図 従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路200(図11を参照)における、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lと、SW208とデュプレクサ206との間に発生する3次相互変調歪みとの関係を表す図 マルチバンドアンテナスイッチ回路10における、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lと、SW208とデュプレクサ206との間に発生する3次相互変調歪みとの関係を表す図 第2の実施形態に係るGSM方式及びWCDMA方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路20を示す図 従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路200における、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lと、SW208とデュプレクサ206との間に発生する2次相互変調歪みとの関係を表す図 マルチバンドアンテナスイッチ回路20における、SW208とデュプレクサ206との間の電気長Lと、SW208とデュプレクサ206との間に発生する2次相互変調歪みとの関係を表す図 第1の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路10(図1を参照)のSW208、インダクタ11及びコンデンサ12、又は、第2の実施形態のマルチバンドアンテナスイッチ回路20(図4を参照)のSW208、インダクタ21及びコンデンサ22を半導体基板上に集積した半導体パッケージ30の一例を示す図 第4の実施形態に係るGSM方式及びWCDMA方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路40を示す図 マルチバンドアンテナスイッチ回路40をモジュール化した一例を示す図 高調波トラップ回路を備える従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路100を示す図 GSM方式及びWCDMA方式で通信を行う従来のマルチバンドアンテナスイッチ回路200を示す図
符号の説明
10、20、100、200 マルチバンドアンテナスイッチ回路
11、21、123 インダクタ
12、22、37、120、121、125 コンデンサ
30 半導体パッケージ
31〜33 FET
34〜36 ゲートバイアス抵抗
38〜45 ボンディングワイヤ
46、111、209 アンテナ端子
47、210 送信端子
48、211 受信端子
49、212 送受信端子
50〜52 制御端子
53 接地端子
54 伝送線路
101、102、205 LPF
103、104 ダイプレクサ
105、208 SW
106 可変ノッチフィルタ
107 EGSM_TX端子
108 DCS_RX端子
109 EGSM_RX端子
110 DCS_TX端子
122 チョークコイル
124 ダイオードスイッチ
126 抵抗
127 制御電源
201 GSM_TX端子
202 GSM_RX端子
203 WCDMA_RX端子
204 WCDMA_TX端子
206 デュプレクサ
207 PA
213 RX端子
214 TX端子
215 共通端子

Claims (11)

  1. 同一の信号伝達経路を用いて同時に送受信を行う通信方式を含む複数の通信方式で通信を行うマルチバンドアンテナスイッチ回路であって、
    前記複数の通信方式に対応したそれぞれの信号伝達経路とアンテナとの接続を切替えるスイッチと、
    前記同時に送受信を行う通信方式の信号伝達経路上に設けられ、前記同時に送受信を行う通信方式の信号を通過させる周波数フィルタと、
    前記スイッチと前記周波数フィルタとの間の信号伝達経路に接続され、不要な信号を減衰させる減衰回路とを備える、マルチバンドアンテナスイッチ回路。
  2. 前記周波数フィルタは、デュプレクサ又はダイプレクサであることを特徴とする、請求項1に記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  3. 前記減衰回路は、前記同時に送受信を行う通信方式で用いる送信周波数帯域のn倍(nは、2以上の整数)の周波数帯域の信号を減衰させることを特徴とする、請求項2に記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  4. 前記減衰回路は、前記アンテナから入力され、前記同時に送受信を行う通信方式で用いる受信周波数帯域に、前記同時に送受信を行う通信方式の送信信号とによって2次相互変調歪みを発生させる妨害信号を減衰させることを特徴とする、請求項2に記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  5. 前記同時に送受信を行う通信方式は、WCDMA方式であることを特徴とする、請求項3又は4に記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  6. 前記スイッチは、ガリウムヒ素スイッチであることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  7. 前記減衰回路は、インダクタとコンデンサとで構成される直列共振回路であることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  8. 前記減衰回路は、ボンディングワイヤ又は伝送線路と、コンデンサとで構成される直列共振回路であることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  9. 前記減衰回路は、伝送線路のみで構成されることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  10. 前記伝送線路は、前記同時に送受信を行う通信方式の送信信号の波長のm/2+1/8(mは、0又は正の整数)の長さであることを特徴とする、請求項9に記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路。
  11. 請求項1〜10に記載のマルチバンドアンテナスイッチ回路を半導体基板上に集積化した、半導体装置。
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