JP2008084512A - 情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の例に関わる情報記録再生装置は、記録層と、記録層に電圧を印加して記録層に抵抗変化を発生させてデータを記録する手段とを含む。記録層は、少なくとも2種類の陽イオン元素を有する複合化合物から構成され、陽イオン元素の少なくとも1種類は、電子が不完全に満たされたd軌道を有する遷移元素であり、隣接する陽イオン元素間の最短距離は、0.32nm以下である。
【選択図】図1
Description
(1) 本発明の第1例に係る情報記録再生装置は、記録層が、少なくとも2種類の陽イオン元素を有する複合化合物から構成される。また、陽イオン元素の少なくとも1種類は、電子が不完全に満たされたd軌道を有する遷移元素とし、かつ、隣接する陽イオン元素間の最短距離は、0.32nm以下とする。
Aは、Na, K, Rb, Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Al, Ga, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Si, P, S, Se, Ge, Ag, Au, Cd, Sn, Sb, Pt, Pd, Hg, Tl, Pb, Bi のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
Aは、Na, K, Rb, Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Al, Ga, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Si, P, S, Se, Ge, Ag, Au, Cd, Sn, Sb, Pt, Pd, Hg, Tl, Pb, Bi のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
Aは、Na, K, Rb, Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Al, Ga, Ti, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Si, P, S, Se, Ge, Ag, Au, Cd, Sn, Sb, Pt, Pd, Hg, Tl, Pb, Bi のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
・ クリプトメレン構造
・ イルメナイト構造
・ マロカイト構造
・ ホランダイト構造
・ ヘテロライト構造
・ ラムスデライト構造
・ デラフォサイト構造
・ オリビン構造
・ α-NaFeO2構造
・ LiMoN2構造
これらの結晶構造を採用することにより、隣接する陽イオン元素間の最短距離は0.32nm以下となり、記録層の電子伝導度を向上させることができる。
化学式4:□xM2X22
但し、□は、陽イオン元素が収容される空隙サイト、M2は、Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Re, Ru, Rhから選ばれる少なくとも1種類の元素、X2は、O, S, Se, N, Cl, Br, Iから選ばれる少なくとも1種類の元素、0.3≦x≦1である。
但し、□は、陽イオン元素が収容される空隙サイト、M2は、Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Re, Ru, Rhから選ばれる少なくとも1種類の元素、X2は、O, S, Se, N, Cl, Br, Iから選ばれる少なくとも1種類の元素、1≦x≦2である。
但し、□は、陽イオン元素が収容される空隙サイト、M2は、Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Re, Ru, Rhから選ばれる少なくとも1種類の元素、X3は、O, S, Se, N, Cl, Br, Iから選ばれる少なくとも1種類の元素、1≦x≦2である。
但し、□は、陽イオン元素が収容される空隙サイト、M2は、Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Re, Ru, Rhから選ばれる少なくとも1種類の元素、Pは、リン元素、Oは、酸素元素、0.3≦x≦3、4≦z≦6である。
・ ラムスデライト構造
・ アナターゼ構造
・ ブルッカイト構造
・ パイロルース構造
・ ReO3構造
・ MoO1.5PO4構造
・ TiO0.5PO4構造
・ FePO4構造
・ βMnO2構造
・ γMnO2構造
・ λMnO2構造。
(1) 本発明の第1例に係る情報記録再生装置におけるデータの記録/消去/再生の基本原理について説明する。
11は、電極層、12は、記録層、13Aは、電極層(又は保護層)である。
Mは、Ti, Zr, Hf, V, Nb, Ta のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。Nは、窒素である。
Mは、Ti, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zr, Nb, Mo, Ru, Rh, Pd, Ag, Hf, Ta, W, Re, Ir, Os, Pt のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。モル比xは、1≦x≦4を満たすものとする。
Aは、La, K, Ca, Sr, Ba, Ln(Lanthanide) のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
Aは、K, Ca, Sr, Ba, Ln(Lanthanide) のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
11は、電極層、12は、記録層、13Aは、電極層(又は保護層)である。
次に、最良と思われるいくつかの実施の形態について説明する。
以下では、本発明の例を、プローブメモリに適用した場合と半導体メモリに適用した場合の2つについて説明する。
A. 構造
図4及び図5は、本発明の例に係るプローブメモリを示している。
図4及び図5のプローブメモリの記録/再生動作について説明する。
記録媒体は、基板(例えば、半導体チップ)20上の電極層21と、電極層21上の記録層22と、記録層22上の保護層13Bとから構成されるものとする。保護層13Bは、例えば、薄い絶縁体から構成される。
第1例は、記録層に図1の材料を用いた場合である。
再生に関しては、電流パルスを記録層22の記録ビット27に流し、記録ビット27の抵抗値を検出することにより行う。但し、電流パルスは、記録層22の記録ビット27を構成する材料が抵抗変化を起こさない程度の微小な値とする。
第2例は、記録層に図2の材料を用いた場合である。
再生動作は、電流パルスを記録ビット27に流し、記録ビット27の抵抗値を検出することにより行う。但し、電流パルスは、記録ビット27を構成する材料が抵抗変化を起こさない程度の微小な値とする。
このようなプローブメモリによれば、現在のハードディスクやフラッシュメモリよりも高記録密度及び低消費電力を実現できる。
A. 構造
図11は、本発明の例に係るクロスポイント型半導体メモリを示している。
図11乃至図13を用いて記録/再生動作を説明する。
ここでは、点線Aで囲んだメモリセル33を選択し、これについて記録/再生動作を実行するものとする。
第1例は、記録層に図1の材料を用いた場合である。
第2例は、記録層に図2の材料を用いた場合である。
このような半導体メモリによれば、現在のハードディスクやフラッシュメモリよりも高記録密度及び低消費電力を実現できる。
本実施の形態では、プローブメモリと半導体メモリの2つについて説明したが、本発明の例で提案する材料及び原理を、現在のハードディスクなどの記録媒体に適用することも可能である。
本発明の例に係る記録媒体の製造方法を説明する。
基板20は、ガラスから構成される直径約60mm、厚さ約1mmのディスクとする。このような基板20上に、Pt(プラチナ)を約500nmの厚さで蒸着して電極層21を形成する。
いくつかのサンプルを作成し、リセット(消去)状態とセット(書き込み)状態との抵抗差について評価した実験例を説明する。
第1実験例のサンプルは、以下の通りである。
第2実験例では、記録層をZnCr2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第3実験例では、記録層をZnMn2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第4実験例では、記録層をZnCo2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第5実験例では、記録層をMgCr2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第6実験例では、記録層をMgMn2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第7実験例では、記録層をMgCo2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第8実験例では、記録層をCoMn2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第9実験例では、記録層をCaCr2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第10実験例では、記録層をCaMn2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第11実験例では、記録層をSrMn2O4とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第12実験例では、記録層を、Ba0.25Mn2O4とBaとの積層にした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。Ba0.25Mn2O4は、スパッタ法により形成し、Baは、約10nmの厚さで形成する。
第13実験例では、記録層を、Zn0.25Mn2O4とZnとの積層にした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。Zn0.25Mn2O4は、スパッタ法により形成し、Znは、約10nmの厚さで形成する。
第14実験例では、記録層を、CuAlO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第15実験例では、記録層を、MgCrO3とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第16実験例では、記録層をNiWN2とし、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。NiWN2は、Ar 95%, NH 35% の雰囲気中でスパッタ法により形成する。
第17実験例では、記録層をZn1.2V1.8O4とし、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第18実験例では、記録層をZn1.2Cr1.8O4とし、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第19実験例では、記録層をZnAl1.8Cr0.2O4とし、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第20実験例では、記録層をZnAl1.8Mn0.2O4とし、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第21実験例では、記録層をSiNi2O4とし、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第22実験例では、記録層をSeNi2O4とし、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第23実験例では、記録層をNiTiO3とし、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第24実験例のサンプルの仕様は、以下の通りである。
記録層22は、厚さ約10nmのZnMn2O4と厚さ約3nmのTiO2の積層構造から構成する。
第25実験例のサンプルの仕様は、以下の通りである。
記録層22は、厚さ約10nmのZnMn2O4と厚さ約3nmのZrO2の積層構造から構成する。
第26実験例のサンプルの仕様は、以下の通りである。
記録層22は、厚さ約10nmのMgMn2O4と厚さ約3nmのTiO2の積層構造から構成する。
第27実験例のサンプルの仕様は、以下の通りである。
記録層22は、厚さ約10nmのMgMn2O4と厚さ約3nmのZrO2の積層構造から構成する。
第28実験例のサンプルの仕様は、以下の通りである。
記録層22は、厚さ約10nmのSrMoO3と厚さ約3nmのReO3の積層構造から構成する。
第29実験例で用いるサンプルは図6に示す構造を有する記録媒体を使用する。本実験例では、記録層をZnMn2O4、保護層をSnO2とした点を除き、第1実験例のサンプルと同じものを使用する。
第30実験例では、記録層をZnCr1.7Al0.3O4とした点を除き、第29実験例のサンプルと同じものを使用する。
第31実験例では、記録層をZnMn1.8Al0.2O4とした点を除き、第29実験例のサンプルと同じものを使用する。
第32実験例では、記録層をZnMn1.6Ni0.4O4とした点を除き、第29実験例のサンプルと同じものを使用する。
第33実験例では、記録層をZn1.1Mn1.9O4とした点を除き、第29実験例のサンプルと同じものを使用する。
第34実験例では、下部電極としてRuO2を用い、記録層をZnMn2O4とした点を除き、第29実験例のサンプルと同じものを使用する。RuO2の製膜はRuO2が堆積されるように組成が調整されたターゲットを用いて、温度600℃、アルゴン80%、酸素20%の雰囲気中で、RFマグネトロンスパッタにより行い、その膜厚を200nmとする。下部電極としてPtの代わりにRuO2を用いると、格子定数の整合性のために、 (011)方向に配向したZnMn2O4膜を得ることができる。
第35実験例で用いるサンプルは図6に示す構造を有する記録媒体を使用する。本実験例では、記録層22は第1化合物として厚さ10nmのZnMn2O4とを用い、第2化合物として厚さ3nmのTiO2の積層構造を用いる。保護層はSnO2とする。
第36実験例では、第1化合物をZnCr1.7Al0.3O4とした点を除き、第35実験例のサンプルと同じものを使用する。
第37実験例では、第1化合物をZnMn1.8Al0.2O4とした点を除き、第35実験例のサンプルと同じものを使用する。
第38実験例では、第1化合物をZnMn1.6Ni0.4O4とした点を除き、第35実験例のサンプルと同じものを使用する。
第39実験例では、第1化合物をZn1.1Mn1.9O4とした点を除き、第35実験例のサンプルと同じものを使用する。
第40実験例では、下部電極としてRuO2を用い、第1化合物をZnMn2O4とした点を除き、第35実験例のサンプルと同じものを使用する。
比較例では、記録層をMgOとした点を除き、第29実験例のサンプルと同じものを使用する。
以上、説明したように、第1〜第40実験例のいずれのサンプルにおいても、書き込み、消去及び読み出しの基本動作が可能である。
(1) 構造
本発明の例は、フラッシュメモリに適用することも可能である。
図16を用いて基本動作について説明する。
セット(書き込み)動作は、コントロールゲート電極45に電位V1を与え、半導体基板41に電位V2を与えることにより実行する。
図17は、NANDセルユニットの回路図を示している。図18は、本発明の例に係るNANDセルユニットの構造を示している。
図21は、NORセルユニットの回路図を示している。図22は、本発明の例に係るNORセルユニットの構造を示している。
図23は、2トラセルユニットの回路図を示している。図24は、本発明の例に係る2トラセルユニットの構造を示している。
本発明の例によれば、記録(書き込み)は、遷移元素イオンの価数変化による導電性の変化を利用して、電場が印加された部位(記録単位)のみで行われるため、極めて微細な領域に、極めて小さな消費電力でデータを記録できる。
Claims (18)
- 記録層と、前記記録層に電圧を印加して前記記録層に相変化を発生させて情報を記録する手段とを具備し、前記記録層は、少なくとも2種類の陽イオン元素を有する複合化合物から構成され、前記陽イオン元素の少なくとも1種類は、電子が不完全に満たされたd軌道を有する遷移元素であり、隣接する陽イオン元素間の最短距離は、0.32nm以下であることを特徴とする情報記録再生装置。
- 前記記録層は、化学式1:AxMyX4 (0.1≦x≦2.2、1.5≦y≦2)、化学式2:AxMyX3 (0.5≦x≦1.1、0.9≦y≦1)及び化学式3:AxMyX4 (0.5≦x≦1.1、0.9≦y≦1)のうちから選択される材料
i. 但し、化学式1及び化学式2に関し、Aは、Na, K, Rb, Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Al, Ga, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Si, P, S, Se, Ge, Ag, Au, Cd, Sn, Sb, Pt, Pd, Hg, Tl, Pb, Bi のグループから選択される少なくとも1種類の元素、Mは、Al, Ga, Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Tc, Re, Ru, Rh のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
ii. また、化学式3に関し、Aは、Na, K, Rb, Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Al, Ga, Ti, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Si, P, S, Se, Ge, Ag, Au, Cd, Sn, Sb, Pt, Pd, Hg, Tl, Pb, Bi のグループから選択される少なくとも1種類の元素、Mは、Al, Ga, Ti, Ge, Sn, V, Nb, Ta, Cr, Mn, Mo, W, Ir, Os のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
iii. また、化学式1、化学式2及び化学式3に関し、AとMは、互いに異なる元素であり、Xは、O, Nのグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
により構成されることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。 - 前記記録層は、スピネル構造、クリプトメレン構造、イルメナイト構造、マロカイト構造、ホランダイト構造、ヘテロライト構造、ラムスデライト構造、デラフォサイト構造、α-NaFeO2構造及びLiMoN2構造のうちから選択される結晶構造を持つ材料により構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録再生装置。
- 前記記録層は、前記化学式1で表されるスピネル構造を有し、
前記化学式1において、
Aは、Zn, Cd, Hgのグループから選択される少なくとも1種類の元素であり、
Mは、Cr, Mo, W, Mn, Tc, Reのグループから選択される少なくとも1種類の遷移元素であり、
Xは、Oである
ことを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。 - 前記化学式1において、
Mは、前記遷移元素に加えて、Fe, Co, Ni, Al, Gaのグループから選択される少なくとも1種類の元素を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報記録再生装置。 - 前記記録層は、(011)配向していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報記録再生装置。
- 記録層と、前記記録層に電圧を印加して前記記録層に抵抗変化を発生させて情報を記録する手段とを具備し、前記記録層は、
i. AxM1yX1zで表記される第1化合物
但し、A, M1は、陽イオン元素、X1は、O, S, Se, N, Cl, Br, Iから選ばれる少なくとも1種類の元素、0.1≦x≦2.2, 0.5≦y≦2.5, 1.5≦z≦4.5である。
ii. 少なくとも1種類の遷移元素を有し、かつ、前記陽イオン元素を収容できる空隙サイトを有する第2化合物
から構成されることを特徴とする情報記録再生装置。 - 前記第2化合物は、
化学式4:□xM2X22
但し、□は、前記陽イオン元素が収容される空隙サイト、M2は、Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Re, Ru, Rhから選ばれる少なくとも1種類の元素、X2は、O, S, Se, N, Cl, Br, Iから選ばれる少なくとも1種類の元素、0.3≦x≦1である。
化学式5:□xM2X23
但し、□は、前記陽イオン元素が収容される空隙サイト、M2は、Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Re, Ru, Rhから選ばれる少なくとも1種類の元素、X2は、O, S, Se, N, Cl, Br, Iから選ばれる少なくとも1種類の元素、1≦x≦2である。
化学式6:□xM2X24
但し、□は、前記陽イオン元素が収容される空隙サイト、M2は、Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Re, Ru, Rhから選ばれる少なくとも1種類の元素、X2は、O, S, Se, N, Cl, Br, Iから選ばれる少なくとも1種類の元素、1≦x≦2である。
化学式7:□xM2POz
但し、□は、前記陽イオン元素が収容される空隙サイト、M2は、Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Re, Ru, Rhから選ばれる少なくとも1種類の元素、Pは、リン元素、Oは、酸素元素、0.3≦x≦3、4≦z≦6である。
のうちの1つであることを特徴とする請求項7に記載の情報記録再生装置。 - 前記第2化合物は、ホランダイト構造、ラムスデライト構造、アナターゼ構造、ブルッカイト構造、パイロルース構造、ReO3構造、MoO1.5PO4構造、TiO0.5PO4構造及びFePO4構造、βMnO2構造、γMnO2構造、λMnO2構造のうちの1つを有していることを特徴とする請求項7又は8に記載の情報記録再生装置。
- 前記第1化合物の電子のフェルミ準位は、前記第2化合物の電子のフェルミ準位よりも低いことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の情報記録再生装置。
- 前記第1化合物は、化学式1:AxM1yX14 (0.1≦x≦2.2、1.5≦y≦2)、化学式2:AxM1yX13 (0.5≦x≦1.1、0.9≦y≦1)及び化学式3:AxM1yX14 (0.5≦x≦1.1、0.9≦y≦1)のうちから選択される材料であり、
i. 但し、化学式1及び化学式2に関し、Aは、Na, K, Rb, Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Al, Ga, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Si, P, S, Se, Ge, Ag, Au, Cd, Sn, Sb, Pt, Pd, Hg, Tl, Pb, Bi のグループから選択される少なくとも1種類の元素、M1は、Al, Ga, Ti, Ge, Sn, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Nb, Ta, Mo, W, Tc, Re, Ru, Rh のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
ii. また、化学式3に関し、Aは、Na, K, Rb, Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Al, Ga, Ti, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Si, P, S, Se, Ge, Ag, Au, Cd, Sn, Sb, Pt, Pd, Hg, Tl, Pb, Bi のグループから選択される少なくとも1種類の元素、M1は、Al, Ga, Ti, Ge, Sn, V, Nb, Ta, Cr, Mn, Mo, W, Ir, Os のグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
iii. また、化学式1、化学式2及び化学式3に関し、AとM1は、互いに異なる元素であり、X1は、O, Nのグループから選択される少なくとも1種類の元素である。
かつ、前記第1化合物は、スピネル構造、クリプトメレン構造、イルメナイト構造、マロカイト構造、ホランダイト構造、ヘテロライト構造、ラムスデライト構造、デラフォサイト構造、α-NaFeO2構造及びLiMoN2構造のうちから選択される結晶構造を持つ
ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の情報記録再生装置。 - 前記第1化合物は、前記化学式1で表されるスピネル構造を有し、
前記化学式1において、
Aは、Zn, Cd, Hgのグループから選択される少なくとも1種類の元素であり、
M1は、Cr, Mo, W, Mn, Tc, Reのグループから選択される少なくとも1種類の遷移元素であり、
X1は、Oである
ことを特徴とする請求項11に記載の情報記録再生装置。 - 前記化学式1において、
M1は、前記遷移元素に加えて、Fe, Co, Ni, Al, Gaのグループから選択される少なくとも1種類の元素を含むことを特徴とする請求項12に記載の情報記録再生装置。 - 前記第1化合物は、(011)配向していることを特徴とする請求項7乃至13のいずれか1項に記載の情報記録再生装置。
- 前記手段は、前記記録層に対して前記電圧を局所的に印加するヘッドを含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかの1項に記載の情報記録再生装置。
- 前記手段は、前記記録層を挟み込むワード線及びビット線を含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかの1項に記載の情報記録再生装置。
- 前記手段は、MISトランジスタを含み、前記記録層は、前記MISトランジスタのゲート電極とゲート絶縁層との間に配置されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかの1項に記載の情報記録再生装置。
- 前記手段は、第1導電型半導体基板内の2つの第2導電型拡散層と、前記2つの第2導電型拡散層の間の前記第1導電型半導体基板上の第1導電型半導体層と、前記2つの第2導電型拡散層間における導通/非導通を制御するゲート電極とを含み、前記記録層は、前記ゲート電極と前記第1導電型半導体層との間に配置されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかの1項に記載の情報記録再生装置。
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