JP2008080885A - 自動車用内装部品 - Google Patents

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正彦 原
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Abstract

【課題】積層構造体を少なくとも一部に含む自動車用内装部品であって、製品の軽量化を図るとともに、剛性を強化でき、しかも、外観性能を良好に維持する。
【解決手段】ドアトリム10は、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材21の裏面に樹脂リブ22が積層一体化された積層構造体(ドアトリムアッパー)20と、樹脂単体品(ドアトリムロア)30とから構成され、発泡樹脂基材21の表面、あるいは裏面の少なくとも一方面に繊維強化シート24を一体化することで、製品に要求される剛性を確保するとともに、樹脂リブ22成形時における熱的ダメージが発泡樹脂基材21や加飾材23に及ぶことを遮断するとともに、樹脂リブ22の負担を軽減することで、樹脂リブ22の造形自由度を高め、かつ型構造を簡素化する。
【選択図】図2

Description

この発明は、ドアトリム、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム、ピラーガーニッシュ、ルーフトリム等の自動車用内装部品に係り、特に、軽量で、かつ外観意匠性、成形性に優れた自動車用内装部品に関する。
例えば、自動車用内装部品の構成について、ドアトリムを例示して図12,図13を基に説明する。ドアトリム1は、保形性及び車体パネルへの取付剛性を備え、製品面のほぼ全体にいきわたっている樹脂芯材2の表面に、表面外観に優れた表皮3を積層一体化して構成されている。上記樹脂芯材2としては、タルクを混入したポリプロピレン系樹脂を素材としており、また、表皮3は、それ自体保形性を備えておらず、塩ビシート、サーモプラスチックオレフィン(以下TPOという)シート等の合成樹脂シートが通常使用されている。
次に、上記ドアトリム1の成形方法における従来例について図14を基に説明する。まず、ドアトリム1を成形する成形金型4は、所定ストローク上下動可能な成形上型5と、成形上型5と対をなす固定側の成形下型6と、成形下型6と接続される射出機7とから大略構成されている。そして、成形上下型5,6を型締めした際、ドアトリム1の製品形状を形造るために成形上型5にはキャビティ部5aが形成され、成形下型6にはコア部6aが設けられている。上記成形上型5を所定ストローク上下動作させるために、昇降シリンダ5bが連結され、成形下型6には射出機7からの溶融樹脂の通路となるマニホールド6b、ゲート6cが設けられている。また、上下動作する成形上型5は、適正姿勢を維持させるために、成形下型6の4隅部にガイドポスト6dが設けられ、このガイドポスト6dに対応して成形上型5にはガイドブッシュ5cが設けられている。
従って、成形上下型5,6が型開き状態にある時、表皮3を金型内にセットし、その後、成形上下型5,6を型締めした後、両金型間の製品キャビティ内に射出機7からマニホールド6b、ゲート6cを通じて溶融樹脂Mを射出充填することにより、樹脂芯材2を所要の曲面形状に成形するとともに、樹脂芯材2の表面に表皮3を一体成形している(例えば、特許文献1参照。)。尚、図14では、説明の便宜上、コア部6aの型面にオープン状態で溶融樹脂Mが供給されているが、溶融樹脂Mは成形上下型5,6の型締め後にキャビティ内に射出充填されても良い。
特開平10−138268号公報 (第2頁、図3、図4)
しかしながら、従来のドアトリム1においては、樹脂芯材2の投影面積が大きいため、材料コストが高く、かつ製品が重量化するという問題点が指摘されている。また、樹脂芯材2の投影面積が大きいことから、成形時における射出圧を高く設定せざるを得ず、高い射出圧に耐え得る金型構造が必要となり、金型の製作費用も嵩み、しかも、大量の溶融樹脂を冷却固化させるため、成形サイクルが長期化することから、生産性を低下させる大きな要因となっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、軽量化を促進でき、かつコストダウンに寄与する自動車用内装部品を製造でき、特に、製品表面の外観見栄え及び手触り感を高めることができる自動車用内装部品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意研究の結果、従来から表皮として使用していた発泡樹脂シートに圧縮加工を施し、保形性を付与することで、芯材としての機能をもたせ、より以上に剛性が必要な箇所、すなわち製品の周縁部分やパネル、あるいは部品取付箇所並びに荷重が加わる部位には、剛性に優れた樹脂リブを配置して、その他の部分は肉抜き形状としたことで、従来の投影面積の広い樹脂芯材に比べ、樹脂リブの投影面積を低減でき、軽量でかつコストが廉価な内装トリム部品を提供するとともに、特に、簡単な構成で発泡樹脂基材の剛性を高めることにより、変形や表面ヒケを解消でき、かつ樹脂リブの造形パターンについても選択の幅を広げることができる等の種々の効果が期待できることに着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、所要形状に成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材と、この発泡樹脂基材の裏面に積層一体化される所定パターン形状の樹脂リブとからなる積層構造体を全体、あるいは一部に採用してなる自動車用内装部品において、前記積層構造体における発泡樹脂基材の少なくとも一方面側に繊維強化シートが一体化していることを特徴とする。
ここで、自動車用内装部品としては、積層構造体を少なくとも一部に含む構成であれば、その用途は問わず、例えば、ドアトリム、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム、ピラーガーニッシュ、ルーフトリム等に適用できる。
更に、積層構造体は、所望の曲面形状に成形され、軽量で、かつ保形性を有する発泡樹脂基材と、この発泡樹脂基材の裏面に積層一体化される所定パターン形状の樹脂リブと、発泡樹脂基材の表面に貼着される加飾材とから構成されているが、上記発泡樹脂基材は、発泡樹脂シートを加熱軟化処理した後、成形金型内で所要の曲面形状に成形することで、その形状を保持する。尚、ここでいう「保形性」とは、リブ等の補強材がなくても、成形後脱型した時、最低限その形状を保持する程度の剛性を備えていることである。
上記発泡樹脂シートとしては、熱可塑性樹脂に発泡剤を添加した素材を使用する。尚、熱可塑性樹脂は、1種類の熱可塑性樹脂でも2種類以上の熱可塑性樹脂からなっても良い。好ましくは、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用できる。また、発泡剤としては、アゾジカルボンアミド等のアゾ化合物、スルホヒドラジド化合物、ニトロソ化合物、アジド化合物等の有機発泡剤、あるいは重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤の使用が可能である。上記発泡樹脂シートを加熱軟化処理後、所要形状に成形して得た発泡樹脂基材は、製品の重量と強度とのバランスを考慮した場合、2〜10倍の発泡倍率が好ましい。その時の発泡樹脂基材のセル径は、0.1μm〜2.0mmの範囲であることが好ましく、厚みは0.5〜30mm、好ましくは1〜10mmのものが良い。
一方、樹脂リブとして使用する熱可塑性樹脂材料は、広範な熱可塑性樹脂から適宜選択することができる。通常好ましく使用できるものとして、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用できる。また、これら熱可塑性樹脂中に各種充填剤を混入しても良い。使用できる充填剤としては、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維、タルク、クレイ、シリカ、炭酸カルシウム等の無機粒子等がある。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、難燃剤、低収縮剤等の各種の添加剤が配合されても良い。
更に、発泡樹脂基材の表裏面の少なくとも一方面側に積層される繊維強化シートは、竹、バサルト、ケナフ等の天然繊維や、ガラス繊維、カーボン繊維等の繊維を素材とした不織布シートが使用される。この不織布シートの目付量は10〜200g/m2 、厚みは0.1〜1.0mmに設定されるのが良い。そして、この不織布シートとしては、第1に剛性を強化できる性質を備えていれば良いが、リサイクル性、断熱性を考慮して選択される。また、この繊維強化シートは、発泡樹脂基材の表面裏面の少なくとも一方側の全面にラミネートされても良いが、剛性を強化したい箇所に部分的にラミネートしても良い。
そして、外観意匠性を高めるために、発泡樹脂基材の表面に加飾材を積層一体化しても良い。使用する加飾材としては、TPO、サーモプラスチックウレタン(以下TPUという)、PVC等の熱可塑性樹脂シート、あるいは織布、不織布、編布等の布地シートが使用できる。尚、これら熱可塑性樹脂シート、布地シートの裏面にポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム等の発泡シートをクッション層として一体化した積層シート材料を使用することもできる。
また、積層構造体を成形する成形金型としては、一対の分割金型と、一方側の金型に付設される射出機とから構成されている。例えば、上下動可能な成形上型と、成形上型の下方側に位置する固定側である成形下型と、成形下型に連結される射出機とから構成されている。そして、成形上下型を使用した場合、射出機から供給される溶融樹脂は、成形下型に設けられたマニホールド、ゲート等の樹脂通路を通じて、成形下型の型面上、すなわち成形下型の型面に形成された溝部(樹脂リブ形状に対応する)に溶融樹脂が射出充填されて樹脂リブが所定パターン形状に成形される。そして、成形金型に供給される材料は、発泡樹脂基材の素材である発泡樹脂シートと、加飾材が予めラミネート処理されていても良く、また、加飾材と発泡樹脂シートを成形金型内で重ね合わせてセットして、成形時に一体化しても良い。更に、発泡樹脂シートの少なくとも表裏面側にラミネートされる繊維強化シートは、発泡樹脂シートの押し出し時に同時にラミネート処理することができるが、ホットメルトフィルムにより、成形後に発泡樹脂シートと繊維強化シートとをラミネート処理しても良い。
従って、本発明に係る自動車用内装部品によれば、積層構造体の構成として、軽量な発泡樹脂基材とその裏面側に配設される肉抜き形状の樹脂リブとから構成されているため、従来の重量の嵩む樹脂芯材を廃止することで、軽量化を達成できる。
更に、発泡樹脂基材の表裏面の少なくとも一方面には、繊維強化シートが一体化されているため、剛性が強化できるとともに、特に、発泡樹脂基材と樹脂リブとの間に繊維強化シートを配置すれば、樹脂リブ成形時の熱の悪影響や成形時における収縮歪みに伴なう過度の応力に対して繊維強化シートにより緩和することができるため、製品の表面外観を良好に維持できるとともに、剛性が強化できるため、樹脂リブの量が少なくて済み、かつ設計自由度も増大するとともに、ゲート点数も低減できる。
以上説明した通り、本発明に係る自動車用内装部品によれば、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材と、この発泡樹脂基材の裏面に積層一体化される所定パターン形状の樹脂リブとから積層構造体が構成され、更に、発泡樹脂基材の表面、あるいは裏面の少なくとも一面に繊維強化シートがラミネートされるという構成であるため、従来の重量の嵩む樹脂芯材を廃止でき、軽量で低コストな自動車用内装部品を提供できるという効果を有する。
更に、本発明に係る自動車用内装部品は、発泡樹脂基材の表面、あるいは裏面の少なくとも一面に、剛性を強化する繊維強化シートが一体化されているため、外部応力が加わっても、変形、破損等の不具合がなく、溶融樹脂を射出充填して成形される樹脂リブの成形時において、熱や収縮歪み等の悪影響を繊維強化シートにより排除でき、ヒケ等の表面不良を解消し、外観品質性能を高めることができるとともに、剛性を強化できることから、樹脂リブの厚みやパターン形状を簡素化でき、設計自由度を高め、かつゲート点数も低減でき、金型構造についても簡素化できるという効果を有する。
以下、本発明に係る自動車用内装部品の好適な実施例について、自動車用ドアトリムを例示して説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図11は本発明の一実施例を示し、図1はツートンタイプの自動車用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドアトリムの構成を示す断面図、図3は同自動車用ドアトリムにおけるドアトリムアッパーの樹脂リブとドアトリムロアを示す正面図、図4は同自動車用ドアトリムに使用する成形金型を示す全体図、図5は同自動車用ドアトリムにおけるドアトリムアッパーに使用する発泡樹脂シート、加飾材、繊維強化シートのラミネート形態を示す説明図、図6乃至図9は同自動車用ドアトリムの製造方法の各工程を示す説明図、図10,図11はドアトリムの変形例を示す各説明図である。
図1,図2において、ツートンタイプの自動車用ドアトリム10は、積層構造体からなるドアトリムアッパー20と樹脂単体品からなるドアトリムロア30との上下二分割体から構成されている。上記ドアトリム10に装着される機能部品としては、ドアトリムアッパー20にインサイドハンドルエスカッション11、パワーウインドウスイッチエスカッション12が取り付けられている。一方、ドアトリムロア30には、ドアポケット用開口13が開設され、その背面側には、図2に示すように、ポケットバックカバー(樹脂成形体からなる)14が取り付けられており、ドアトリムロア30のフロント側にスピーカグリル15がドアトリムロア30と一体あるいは別体に形成されている。
ところで、本発明に係る自動車用ドアトリム10は、積層構造体であるドアトリムアッパー20の軽量化を図るとともに、ドアトリムアッパー20の外観性能及び手触り感触を向上させることが特徴である。すなわち、ドアトリムアッパー20は、図2に示すように、所望の曲面形状に成形され、保形性を有する発泡樹脂基材21と、この発泡樹脂基材21の裏面側に積層一体化される補強機能をもつ樹脂リブ22と、発泡樹脂基材21の表面側に積層一体化される加飾機能をもつ加飾材23とから大略構成されている。更に、本実施例では、発泡樹脂基材21の裏面に剛性を強化するための繊維強化シート24がラミネートされている。尚、図中符合16は車体パネルを示す。また、上記発泡樹脂基材21は、保形性を備えるように発泡樹脂シートを加熱軟化処理後、所要形状に熱成形、例えば、所望の型面を有する成形金型でコールドプレス成形されるが、更に高展開率部分については、真空成形により発泡樹脂基材21を賦形しても良い。
上記発泡樹脂シートは、汎用の熱可塑性樹脂に発泡剤を添加した構成であり、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用でき、発泡剤としては、アゾジカルボンアミド等のアゾ化合物、スルホヒドラジド化合物、ニトロソ化合物、アジド化合物等の有機発泡剤や重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤が使用できる。この実施例では、ポリプロピレン系樹脂に発泡剤として重炭酸ナトリウムを適宜添加した発泡樹脂シートを使用している。また、上記発泡樹脂基材21の発泡倍率は、2〜10倍に設定され、厚みは0.5〜30mm、特に1〜10mmの範囲に設定されている。
次いで、樹脂リブ22は、発泡樹脂基材21の裏面側に配設され、特に、図3に示すように、交差状に延びる所定パターンに設定されており、荷重が加わる部位(例えば、クリップ座、アームレスト上面、ウエスト部上面等)を除いた部分は、肉抜き形状となっている。尚、このパターンは、縦横方向、斜め方向、あるいはその組み合わせ等、交差状であれば任意のパターンが選択されて良い。この樹脂リブ22は、汎用の合成樹脂成形体からなり、通常好ましく使用できる合成樹脂として、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等から適宜選択されて良く、本実施例では、環境面、リサイクル面を考慮してポリプロピレン系樹脂が使用されている。また、この樹脂リブ22には、上記熱可塑性樹脂中に適宜フィラー、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維や、タルク、クレイ、シリカ、炭酸カルシウム等の無機粒子等の充填剤が混入されていても良い。
このように、図1乃至図3に示すドアトリム10は、積層構造体からなるドアトリムアッパー20と、樹脂単体品のドアトリムロア30とから構成され、外観上のアクセント効果により、優れた外観意匠性を備えている。更にドアトリムアッパー20は、保形性を有する発泡樹脂基材21と、発泡樹脂基材21の裏面に積層一体化される樹脂リブ22と、加飾性を有する加飾材23、及び剛性を強化する繊維強化シート24とから構成されているため、従来のように製品の全周に亘り占有していた樹脂芯材を廃止でき、かつ軽量な発泡樹脂基材21を使用する関係で、製品の重量について、従来例に比し軽量化を図ることができるとともに、樹脂材料も節約でき、コストダウンにも貢献できる。更に、発泡樹脂基材21が多孔質構造であるため、ドアトリムアッパー20は吸音性能に優れ、車室内の騒音を低減することができる。
また、発泡樹脂基材21の表面に貼付される加飾材23は、本実施例ではトップ層23aとその裏面に積層一体化されるクッション層23bとの二層積層構造体から構成されており、具体的には、トップ層23aとしてはTPOシート、クッション層23bとしてはポリエチレンフォームが使用されているが、トップ層23aとしてはTPUシート、織布、不織布、編布等を使用することができ、クッション層23bとしてはポリウレタンフォーム、ポリプロピレンフォーム等の発泡シートを使用することができる。更に、発泡樹脂基材21及び樹脂リブ22の素材にオレフィン系樹脂を使用するとともに、これと併せて加飾材23のトップ層23aをTPOシート、クッション層23bをポリエチレンフォーム等のようにオレフィン系樹脂で全て統一した場合、リサイクル面で有利である。
更に、本発明の構成上の特徴は、ドアトリムアッパー20における発泡樹脂基材21の裏面に繊維強化シート24がラミネートされていることが特徴であるが、この繊維強化シート24の素材としては、竹、バサルト、ケナフ等の天然繊維、又はガラス繊維、カーボン繊維等の強化繊維が使用できるが、リサイクル性、断熱性に優れることから、天然繊維が好ましい。また、繊維強化シート24の目付量は10〜200g/m2 、厚みは0.1〜1.0mmの範囲に設定されるのが良い。そして、繊維強化シート24により発泡樹脂基材21が補強されているため、特に、アームレストやウエスト部等、荷重が加わり易い部分の撓み変形を防止でき、また、樹脂リブ22の射出充填時、発泡樹脂基材21や加飾材23に熱によるダメージがこの繊維強化シート24のバリヤ機能により遮られるため、製品表面にヒケ等が生じることがなく、また、逆に樹脂リブ22のパターン形状についても自由に設定することで、造形自由度に優れるという利点がある。
次いで、ドアトリム10の製造方法の概要について、図4を基に説明する。ドアトリム10の成形に使用する成形金型40は、所定ストローク上下動可能な成形上型41と、成形上型41と対をなす固定側の成形下型42と、成形下型42に接続される2基の射出機43a,43bとから大略構成されている。更に詳しくは、成形上型41は、製品形状に合致したキャビティ部411が形成されており、成形上型41の上面に連結された昇降シリンダ412により所定ストローク上下駆動される。また、成形上型41の4隅部には、ガイド機構となるガイドブッシュ413が設けられている。
一方、成形下型42には、成形上型41のキャビティ部411に対応するコア部421が設けられている。また、このコア部421の型面に溶融樹脂を供給するために、成形下型42にマニホールド422a,422b、ゲート423a,423bが設けられており、このマニホールド422a,422b、ゲート423a,423bの樹脂通路を経て射出機43a,43bから供給される溶融樹脂M1,M2がコア部421の上面に形成された溝部424内、及びドアトリムロア30を形成するためのキャビティ425内に供給される。また、成形下型42の4隅部には、ガイド機構となるガイドポスト426が突設され、このガイドポスト426は、成形上下型41,42が型締めされる際、ガイドブッシュ413内に案内されることで成形上型41のプレス姿勢を適正に維持できる。
そして、この成形上型41と成形下型42が型開き状態にある時、発泡樹脂シートSと加飾材23とを型内に投入するが、本実施例では発泡樹脂シートS、加飾材23、繊維強化シート24を予めラミネートした原反素材Aが使用されている。この原反素材Aは、ヒーター装置50により、160〜220℃に加熱軟化処理され、その後、成形金型40内に投入される。
上記原反素材Aの製造工程について、図5を基に簡単に説明すると、押出機60から発泡樹脂シートSを押し出す際、その表面側に原反ロール62から加飾材23を供給し、同様に、発泡樹脂シートSの裏面側には、原反ロール62から繊維強化シート24を供給して、一対の圧着ロール63により発泡樹脂シートSの余熱を利用して、その表面側に加飾材23、裏面側に繊維強化シート24を一体化して原反素材Aが形成される。
次いで、図6乃至図9に基づいて、本発明方法をツートンタイプの自動車用ドアトリム10の製造方法に適用した各工程について説明する。まず、図6に示すように、赤外線ヒーター等のヒーター装置50により原反素材Aを加熱軟化した後、図7に示すように、型開き状態にある成形金型40内に投入する。上述したように、この原反素材Aは、発泡樹脂シートSの一方面に加飾材23がラミネートされ、他方面に繊維強化シート24がラミネートされている。この発泡樹脂シートSとしては、ポリプロピレン製発泡シート(住化プラステック製、商品名:スミセラー発泡PPシート、発泡倍率=3倍、厚み3mm)が使用されている。また、この原反素材Aのセット位置は、ドアトリムアッパー20対応箇所における成形上型41のキャビティ部411と成形下型42のコア部421で画成されるキャビティの上半部分にセットする。
そして、原反素材Aをセットした後、成形上型41の昇降シリンダ412が動作して、成形上型41が所定ストローク下降して、図8に示すように、成形上下型41,42が型締めされて、発泡樹脂シートSが所望の型面形状に沿って賦形され、発泡樹脂基材21が所要形状に成形されるとともに、発泡樹脂基材21の上面に加飾材23が一体化される。この時、成形上下型41,42のプレス圧は、0〜40kgf/cm2 の低圧のプレスで成形が行なわれ、従来のモールドプレス成形のプレス圧80±20kgf/cm2 に比べプレス圧を半減させることができ、成形にかかる負荷を軽減することができる。
更に、プレス成形時、低圧であるため、加飾材23のトップ層23aとして絞付樹脂シートを使用した場合、製品表面の絞流れ等の熱変形を可及的に防止できる。また、織布、不織布、編布等の布地シートをトップ層23aとして使用した場合においても、過度の加熱、高圧のプレスにより毛倒れ等が生じるという不具合を有効に解決でき、手触り感及び見栄え上、良好なドアトリムアッパー20の成形が可能となる。
そして、図9に示すように、成形上下型41,42の型締めにより、発泡樹脂基材21と加飾材23を一体プレス成形した後、第1の射出機43aからマニホールド422a、ゲート423aを通じてドアトリムアッパー20における樹脂リブ22を形成するために、溶融樹脂M1が溝部424内に射出充填される。この時、従来の投影面積の大きい樹脂芯材に比べ、肉抜き形状の樹脂リブ22を形成するだけの樹脂を射出するので、樹脂の射出圧を低くすることができ、射出圧に打ち勝つために成形上型41に高いプレス圧をかける必要がなく、発泡樹脂基材21と加飾材23が成形できる程度のプレス圧がかかっていれば良いことからも、加飾材23の熱変形や毛倒れ等が生じるという不具合を有効に解決できる。
更に、高温状態にある溶融樹脂M1からの伝熱は、繊維強化シート24により遮断され、加飾材23は熱によるダメージを受けないことも製品の外観性能を良好に保つ上で大きな要因となっている。また、繊維強化シート24の断熱作用により、樹脂リブ22のパターン形状を任意に設定することができ、成形金型40の金型自由度を向上させ、かつゲート点数も低減でき、金型費用を低減化できるという利点も備えている。尚、溶融樹脂M1の射出のタイミングは、成形上下型41,42の型締め前に設定することもできる。また、この溶融樹脂M1としては、住友ノーブレンBUE81E6(住友化学工業製ポリプロピレン、メルトインデックス=65g/10分)でタルクが適宜割り合いで混入されているものを使用する。そして、上述したように、発泡樹脂基材21と加飾材23の一体プレス成形後、発泡樹脂基材21の裏面側に樹脂リブ22を一体成形することでドアトリムアッパー20の成形が完了する。
上記ドアトリムアッパー20の成形と同時に、ドアトリムロア30を成形するために、第2の射出機43bからマニホールド422b、ゲート423bを通じてドアトリムロア30成形用のキャビティ425内に溶融樹脂M2が射出充填され、ドアトリムロア30が所要形状に成形される。尚、ドアトリムロア30の素材としての溶融樹脂M2は、本実施例では、住友ノーブレンBUE81E6(住友化学工業製ポリプロピレン、メルトインデックス=65g/10分)を使用しているが、樹脂リブ22の素材に比べドアトリムロア30は製品表面に現出するため、顔料等を混入して所望の彩色を施すか、あるいは表面に絞模様を刻設することで外観性能を高めるようにしても良い。
また、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30とに分岐して供給される溶融樹脂M1,M2を同一素材として、1基の射出機43から供給することもできる。この場合は、射出機43と連通するメインのマニホールドからドアトリムアッパー20側に供給する溶融樹脂M1の通路となる分岐マニホールドと、ドアトリムロア30側に溶融樹脂M2を供給する樹脂通路の分岐マニホールドとを別個に設定し、時間差を設けてそれぞれ溶融樹脂M1,M2を供給すれば良い。
このように、本発明においては、発泡樹脂基材21の裏面に繊維強化シート24がラミネートされているため、ドアトリムアッパー20の剛性を強化することができ、長期使用によっても変形不良が生じる恐れがなく、品質性能を高めることができるとともに、断熱作用も備えているため、溶融樹脂M1からの熱の悪影響を排除することができ、製品表面にヒケが生じることがなく、また、繊維強化シート24により剛性が補強されているため、樹脂リブ22の配置も最低限で済み、ゲート点数を低減することができる等の利点がある。
上述した実施例は、発泡樹脂基材21の裏面に繊維強化シート24を一体化した構成を採用したが、図10に示すように、発泡樹脂基材21と加飾材23の間に介挿するようにしても良く、また、図示はしないが、所望ならば発泡樹脂基材21の表裏面の双方に繊維強化シート24をラミネートすることもできる。また、図11に示すように、発泡樹脂基材21の表面、あるいは裏面の少なくともいずれか一面にラミネートされる繊維強化シート24は、アームレストやウエスト部等、剛性を強化したい箇所にのみ部分的に設けても良い。そして、剛性強化部位のみ繊維強化シート24Aを一体化する構成を採用すれば、材料費の削減によるコスト低減を図ることができる。
以上説明した実施例は、上下二分割構造のドアトリム10におけるドアトリムアッパー20に本発明に係る積層構造体の構成を適用したが、ドアトリム10全体を積層構造体で構成しても良い。また、発泡樹脂基材21、樹脂リブ22、加飾材23からなる積層構造体であれば、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム、ピラーガーニッシュ、ルーフトリム等、内装部品全般に適用することができる。
更に、実施例では、発泡樹脂シートSの押出時にこの発泡樹脂シートSの余熱により加飾材23と繊維強化シート24とを圧着ロールにより一体化したが、発泡樹脂シートSを押し出した後、フレームラミネート工法等により加飾材23や繊維強化シート24と一体化させても良い。
本発明をツートンタイプの自動車用ドアトリムに適用した実施例を示す正面図である。 図1中II−II線断面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムにおけるドアトリムアッパーの樹脂リブとドアトリムロアとを示す正面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムの製造方法に使用する成形金型の構成を示す全体図である。 図1に示す自動車用ドアトリムにおけるドアトリムアッパーの素材である原反素材の製造工程を示す説明図である。 図1に示す自動車用ドアトリムの製造方法における発泡樹脂シートの予熱工程を示す説明図である。 図1に示す自動車用ドアトリムの製造方法における加飾材、発泡樹脂シートのセット工程を示す説明図である。 図1に示す自動車用ドアトリムの製造方法におけるドアトリムアッパーの成形工程を示す説明図である。 図1に示す自動車用ドアトリムの製造方法におけるドアトリムアッパーの樹脂リブとドアトリムロアの成形工程を示す説明図である。 本発明を適用した自動車用ドアトリムの変形例の構成を示す断面図である。 本発明を適用した自動車用ドアトリムの更に変形例を示す正面図である。 従来のドアトリムを示す正面図である。 図12中XIII−XIII線断面図である。 従来のドアトリムの成形方法を示す説明図である。
符号の説明
10 自動車用ドアトリム
20 ドアトリムアッパー(積層構造体)
21 発泡樹脂基材
22 樹脂リブ
23 加飾材
23a トップ層
23b クッション層
24,24A 繊維強化シート
30 ドアトリムロア(樹脂単体品)
40 成形金型
41 成形上型
42 成形下型
424 溝部(樹脂リブ成形用)
425 キャビティ(ドアトリムロア成形用)
43a,43b 射出機
50 ヒーター装置
60 押出機
61,62 原反ロール
63 圧着ロール
A 原反素材
S 発泡樹脂シート
M1,M2 溶融樹脂

Claims (3)

  1. 所要形状に成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材(21)と、この発泡樹脂基材(21)の裏面に積層一体化される所定パターン形状の樹脂リブ(22)とからなる積層構造体(20)を全体、あるいは一部に採用してなる自動車用内装部品(10)において、
    前記積層構造体(20)における発泡樹脂基材(21)の少なくとも一方面側に繊維強化シート(24)が一体化していることを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 上記繊維強化シート(24)は、断熱性に優れ、リサイクル可能な竹、バサルト、ケナフから選択される天然繊維を素材とした不織布シートで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。
  3. 前記積層構造体(20)における発泡樹脂基材(21)の剛性強化部位の表裏面の少なくとも一方側に繊維強化シート(24A)が一体化されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用内装部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2995865A1 (fr) * 2012-09-25 2014-03-28 Renault Sa Habillage interieur structurel en bambou pour porte laterale de vehicule et porte laterale ainsi equipee
KR101811727B1 (ko) * 2015-12-04 2017-12-26 한화첨단소재 주식회사 자동차용 트렁크 플로어
CN113993750A (zh) * 2019-12-02 2022-01-28 K.L.复合和层压有限公司 机动车门的内板

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