JP2008079101A - 画像読取装置 - Google Patents

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博人 金橋
Naoshi Tomaru
尚士 都丸
Michiko Ogata
美智子 緒方
Kaoru Takahashi
薫 高橋
Nobuyuki Maruno
暢之 丸野
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Abstract

【課題】低コスト化及び省スペース化が可能であり、しかも原稿移動読取モード時に、光源の温度が上昇することに伴う光源の光量低下や光量のばらつき、及び読取位置近傍に配設された部材の温度が上昇することに伴う弊害を回避することが可能な画像読取装置を提供することを課題とする。
【解決手段】原稿の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿の画像を読取る走査光学系を所定の読取位置に停止させた状態で、前記読取位置を一定の速度で通過するように前記原稿を搬送しつつ、当該原稿の画像を読取る原稿移動読取モードを備えた画像読取装置において、前記読取装置筐体には、前記原稿移動読取モード時における読取位置に停止した前記光源を含む走査ユニットに接触し、当該光源を含む走査ユニットの熱を読取装置筐体へと伝達する熱伝導部材を設けるように構成して課題を解決した。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子写真方式等を採用した複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等の画像形成装置などに使用される画像読取装置に関し、特に原稿の画像を読み取る読取手段を所定の位置に停止させた状態で、原稿を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿の画像を読取手段によって読み取る原稿移動読取モードを備えた画像読取装置に関するものである。
特開2004−228706号公報
従来、この種の電子写真方式等を採用した複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に使用される画像読取装置としては、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で、当該原稿の画像を光源によって照明し、原稿の画像を1枚のフルレートミラーと2枚のハーフレートミラーによって光路を折り返した状態で、結像レンズを介してCCD等からなる読取素子上に結像させ、光源やフルレートミラー及びハーフレートミラーからなる走査光学系を移動させることにより、原稿の画像を読み取るように構成されている。
また、上記画像読取装置では、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で読み取る原稿固定読取モードの他に、光源やフルレートミラー及びハーフレートミラーからなる走査光学系を所定の読取位置に停止させた状態で、原稿を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿の画像を停止した走査光学系を介して読み取る原稿移動読取モードを備えるように構成されている場合が多い。
ところで、上記の如く構成される画像読取装置では、原稿移動読取モードで原稿の画像を読み取る際に、走査光学系が所定の読取位置に停止した状態で、当該原稿の画像を走査光学系を介して読み取ることになるため、所定の位置に停止した光源が原稿の読取位置を常時照明することになり、光源自体の温度が上昇し、当該光源の温度上昇に伴って発光量が低下したり不均一となるとともに、原稿の読取位置近傍の温度が上昇するという問題点を有していた。
そこで、かかる問題点を解決し得る技術としては、例えば、特開2004−228706号公報等に開示された技術が既に提案されている。
この特開2004−228706号公報に係る画像読取装置は、照明光源を含む読取光学系からの光束で原稿面上の画像情報を照明し、該画像情報を結像手段を用いて読取手段面上に結像させて読み取る画像読取装置において、
該画像情報を静止させた状態で、該読取光学系を副走査方向に走査させて読取る圧板原稿読みモードと、読取光学系を静止させた状態で、該画像情報を副走査方向に走査させるて読取る原稿流し読みモードとを有し、
該原稿流し読みモードのとき、該照明光源からの光束のうち該原稿面と反対側に放射される光束を、該原稿面側へ反射させる増反射部材と、照明光源の発する熱を外部へ放熱する放熱手段とを有し、該放熱手段を該増反射部材と一体的に設けるように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開2004−228706号公報に係る画像読取装置の場合には、原稿流し読みモード時にのみ使用する、当該原稿流し読みモード専用の増反射部材と、当該増反射部材と一体的に設けられた放熱手段を必要とするため、画像読取装置を構成する部品点数が増加し、低コスト化及び省スペース化の障害となるという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、低コスト化及び省スペース化が可能であり、しかも原稿移動読取モード時に、光源の温度が上昇することに伴う光源の光量低下や光量のばらつき、及び読取位置近傍に配設された部材の温度が上昇することに伴う弊害を回避することが可能な画像読取装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、原稿の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿の画像を読取る走査光学系を所定の読取位置に停止させた状態で、前記読取位置を一定の速度で通過するように前記原稿を搬送しつつ、当該原稿の画像を読取る原稿移動読取モードを備えた画像読取装置において、
前記読取装置筐体には、前記原稿移動読取モード時における読取位置に停止した前記光源を含む走査ユニットに接触し、当該光源を含む走査ユニットの熱を読取装置筐体へと伝達する熱伝導部材を設けたことを特徴とする画像読取装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記熱伝導部材は、前記原稿移動読取モード時における読取位置に停止した前記光源を含む走査ユニットを、当該読取位置に保持する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記熱伝導部材は、前記原稿移動読取モード時における読取位置に設けられ、かつ前記光源を含む走査ユニットを副走査方向に沿って移動自在に案内するガイドレールの近傍において、当該光源を含む走査ユニットを原稿側へ近接させるように突出したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置である。
この発明によれば、低コスト化及び省スペース化が可能であり、しかも原稿移動読取モード時に、光源の温度が上昇することに伴う光源の光量低下や光量のばらつき、及び読取位置近傍に配設された部材の温度が上昇することに伴う弊害を回避することが可能な画像読取装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置の全体を示す断面構成図である。
図2において、1は画像読取装置の筐体を示すものであり、この画像読取装置筐体1は、内面が金属製のフレーム2によって構成され、上端面が大きく開口した略直方体形状の箱体状に形成されている。上記画像読取装置筐体1の上端面には、原稿3を載置する面積の大きな第1のプラテンガラス4が配設されているとともに、当該画像読取装置筐体1の上部には、第1のプラテンガラス4上に原稿3を押圧するプラテンカバーを兼ねた自動原稿搬送装置5(ADF:auto document feeder)が開閉自在に配設されている。また、上記画像読取装置筐体1の上端面には、第1のプラテンガラス4の左側の端部に、原稿3を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿3の画像を読み取るための幅の狭い第2のプラテンガラス6が配設されている。さらに、上記第2のプラテンガラス6と第1のプラテンガラス4との間には、当該第1のプラテンガラス4上に載置される原稿3の一端を付き当てて位置決めするための付き当て部材7が取り付けられている。
上記自動原稿搬送装置5は、図2に示すように、プラテンカバー部8の左側の端部に、原稿3を自動的に搬送する原稿搬送部9を備えている。この原稿搬送部9は、原稿載置トレイ10上に載置された原稿3が、給紙ロール11によって給送されるとともに、ナジャーロール12とフィードロール13によって1枚ずつ分離した状態で給紙され、当該原稿3は、原稿搬送路14に沿って配設された複数組の搬送ロール15、16、17によって一定の速度で搬送されつつ、第2のプラテンガラス6上を通過する際に、後述するように走査光学系によって読み取られるようになっている。上記搬送ロール15、16、17によって搬送された原稿3は、排出ロール18によってプラテンカバー部8の上面にもうけられた排出トレイ19上に排出される。
また、上記原稿3の表裏両面の画像を読み取る場合には、片面の画像が読み取られた原稿3を排出ロール18によってそのまま排出トレイ19上に排出せずに、原稿3の後端を排出ロール18によって挟持している間に、当該排出ロール18を逆転させて表裏反転経路20へと導入し、この表裏反転経路20を介して原稿3の表裏を反転した状態で、搬送ロール15、16、17によって一定の速度で搬送されつつ、第2のプラテンガラス6上を通過する際に、原稿3の裏面の画像が後述するように走査光学系によって読み取られるようになっている。
さらに、上記画像読取装置筐体1の内部には、図2に示すように、自動原稿搬送装置5のプラテンカバー部8によって押圧された状態で、プラテンガラス4上に載置された原稿3を照明するキセノンランプ等からなる照明光源21と、原稿3からの反射光像を水平方向に反射するフルレートミラー22とが搭載された第1走査ユニット23が配設されているとともに、前記フルレートミラー22によって反射された原稿3の反射光像を折り返すように反射する2枚のハーフレートミラー24、25が取り付けられた第2走査ユニット26が配設されている。上記第1及び第2走査ユニット23、26は、図1に示すように、副走査方向に沿って配設されたガイドレール27によって、画像読取装置に対して水平方向に沿ってスライド自在に取り付けられている。また、上記第1及び第2走査ユニット23、26は、図示しない駆動モータによって回転駆動される駆動プーリと、当該駆動プーリによって移動する張架ワイヤーとによって、第1走査ユニット23がスキャン方向に沿って所定の移動速度Vで移動可能となっているとともに、第2走査ユニット26がスキャン方向に沿って所定の移動速度(1/2)Vで移動可能となっている。その結果、上記第1及び第2走査ユニット23、26は、第1のプラテンガラス4上に載置された原稿3の画像を、光路長を変化させずに走査露光するように構成されている。
また、上記画像読取装置は、図2に示すように、原稿3の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿3の画像を読取る走査光学系を所定の読取位置に停止させた状態で、前記読取位置を一定の速度で通過するように前記原稿3を搬送しつつ、当該原稿3の画像を読取る原稿移動読取モードを備えている。この原稿移動読取モード時においては、第1及び第2走査ユニット23、26は、図2に示すように、第1走査ユニット23が第2のプラテンガラス6の直下に位置する読取位置で停止し、当該第2のプラテンガラス6上を一定の速度で移動する原稿3の画像を読み取るようになっている。
さらに、上記画像読取装置筐体1の内部には、図2に示すように、第1及び第2走査ユニット23、26によって走査露光される原稿3の画像を結像する結像レンズ27が固定した状態で配設されているとともに、当該結像レンズ27によって結像される原稿3の画像を読み取る読取手段としてのCCDセンサー28が固定した状態で配設されている。そして、上記原稿3の画像は、走査光学系29を介してCCDセンサー28上に走査露光され、当該CCDセンサー28によって所定のドット密度(例えば、1200dpiや2400dpi)で読み取られるように構成されている。
上記CCDセンサー28は、CCDプリント基板30に取り付けられており、当該CCDプリント基板30に設けられた図示しない駆動回路によって駆動されるように構成されている。上記CCDセンサー28によって読み取られた原稿3の画像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の画像データとして画像処理/制御回路31に送られ、当該画像処理/制御回路31では、原稿3の画像データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施され、イメージデータが出力される。また、上記画像処理/制御回路31は、第1及び第2走査ユニット23、26を駆動させる図示しない駆動モータを制御することによって、原稿3の画像を所定の倍率で読み取ることが可能となっている。
そして、上記の如く画像処理/制御回路31で画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8bit)の4色の画像データに変換され、図示しない複写機やプリンターなどの画像出力装置に出力されるように構成されている。また、上記の如く画像処理/制御回路31で画像処理が施された画像データは、図示しないパーソナルコンピュータ等に出力され、当該パーソナルコンピュータで所望の処理が行われるように構成されても勿論良い。
ところで、この実施の形態では、原稿の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿の画像を読取る走査光学系を所定の読取位置に停止させた状態で、前記読取位置を一定の速度で通過するように前記原稿を搬送しつつ、当該原稿の画像を読取る原稿移動読取モードを備えた画像読取装置において、前記読取装置筐体には、前記原稿移動読取モード時における読取位置に停止した前記光源を含む走査ユニットに接触し、当該光源を含む走査ユニットの熱を読取装置筐体へと伝達する熱伝導部材を設けるように構成されている。
すなわち、この実施の形態に係る画像読取装置は、図2に実線で示すように、原稿移動読取モード時に、第1走査ユニット23が第2のプラテンガラス6下方の読取位置へと移動し、当該読取位置で停止した状態となっている。上記画像読取装置筐体1には、図1に示すように、第1走査ユニット23が読取位置へと移動して停止した際に、当該第1走査ユニット23の両側面にそれぞれ当接する熱伝導部材としての金属製の板バネ32、32が取り付けられている。
上記板バネ32、32は、金属のうちであっても、熱伝導率が高い銅やニッケル等の金属によって形成するのが望ましい。また、上記板バネ32、32は、第1走査ユニット23との接触面積を大きくするため、図1中、図面に垂直な方向の幅が広いものを使用するのが望ましい。
また、上記板バネ32、32の基端部は、画像読取装置筐体1の金属製フレーム2に、ネジ止め等の手段によって取り付けられている。さらに、上記板バネ32、32は、第1走査ユニット23に搭載された照明光源21からの熱を、効率良く画像読取装置筐体1の金属製フレーム2側へ伝達するように、第1走査ユニット23の両側面のうち、照明光源21の近傍に当接するように配置されている。
以上の構成において、この実施の形態1に係る画像読取装置では、次のようにして、低コスト化及び省スペース化が可能であり、しかも原稿移動読取モード時に、光源の温度が上昇することに伴う光源の光量低下や光量のばらつき、及び読取位置近傍に配設された部材の温度が上昇することに伴う弊害を回避することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態1に係る画像読取装置では、図2に示すように、原稿移動読取モード時に、第1及び第2走査ユニット23、26が画像読取装置筐体1の左端部へと移動し、当該第1走査ユニット23が第2のプラテンガラス6の下方に位置する読取位置へと移動して停止する。
この状態で、上記画像読取装置は、図2に示すように、自動原稿搬送装置5の自動原稿搬送部9によって原稿3を一定の速度で搬送し、当該原稿3を一定の速度で第2のプラテンガラス6上を通過させるようになっている。その際、上記第1走査ユニット23は、照明光源21を点灯させて、第2のプラテンガラス6上を一定の速度で移動する原稿3の画像を照明しつつ、当該原稿3からの反射光像を、当該第1走査ユニット23のフルレートミラー22、及び第2走査ユニット26の2枚のハーフレートミラー24、25によって反射し、結像レンズ27を介してCCDセンサー28上に走査露光することにより、原稿3の画像がCCDセンサー28によって読取られる。
このとき、上記第1走査ユニット23に搭載された照明光源21は、原稿移動読取モード時において、常時点灯した状態となるため、当該照明光源21の温度が上昇し、照明光源21の熱によって第1走査ユニット23自体が加熱され、第1走査ユニット23の温度も上昇することになる。
ところで、この実施の形態1では、原稿移動読取モード時における第1走査ユニット23の読取位置において、当該第1走査ユニット23の両側面に当接するように、板バネ32、32が画像読取装置筐体1の金属製フレーム2に設けられている。そのため、上記照明光源21によって加熱された第1走査ユニット23の熱は、2枚の板バネ32、32を介して画像読取装置筐体1の金属製フレーム2に伝達されて逃げるため、第1走査ユニット23及び照明光源21の温度が不本意に上昇するのを防止することができる。
そのため、この実施の形態1では、第1走査ユニット23及び照明光源21の温度が不本意に上昇することがないので、原稿移動読取モード時に、照明光源21の温度が上昇することに伴う光源の光量低下や光量のばらつき、及び読取位置近傍に配設された第2のプラテンガラス6等の部材の温度が上昇することに伴う弊害を回避することが可能となっている。
また、この実施の形態1では、画像読取装置筐体1の金属製フレーム2に板バネ32、32を設けるだけで良いため、照明光源21の全長にわたる増反射部材や、当該増反射部材と一体的に照明光源の発する熱を外部へ放熱する放熱手段を設ける必要がなく、低コスト化及び省スペース化が可能となっている。
なお、この実施の形態1では、熱伝導部材として金属製の板バネ32、32を用いた場合について説明したが、これに限定される訳ではなく、熱伝導部材としては、図3に示すように、金属製、又は充填剤を充填することにより熱伝導率をアップした合成樹脂製などの立体状の熱伝導部材33、33を用いても良い。この場合には、第1走査ユニット23との接触面積を大きく設定することができ、熱伝導効率を一層向上させることができる。
実施の形態2
図4及び図5はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記熱伝導部材は、前記原稿移動読取モード時における読取位置に停止した前記光源を含む走査ユニットを、当該読取位置に保持する機能を備えるように構成されている。
すなわち、この実施の形態2では、図4に示すように、熱伝導部材が金属製の板バネではなく、金属製の偏心コロ40、40によって形成されている。この偏心コロ40、40は、画像読取装置筐体1の金属製フレーム2に設けられた支持部材41に回転自在に取り付けられている。また、上記偏心コロ40、40は、その外径が一定の円柱形状ではなく、段差部42を介して、反時計回り方向に沿って徐々に外径が大きくなるように形成されている。
そして、この実施の形態2では、図5(a)(b)に示すように、第1走査ユニット23が読取位置に移動すると、当該第1走査ユニット23の側面23aが偏心コロ40、40の偏心した外周面40aに接触して、第1走査ユニット23の移動に伴って偏心コロ40、40が回転し、図5(c)に示すように、第1走査ユニット23が読取位置に停止すると、偏心コロ40、40の外径の大きな外周面40aが、第1走査ユニット23の両側面23aに当接して、第1走査ユニット23を挟んだ状態で保持するように構成されている。
そのため、従来の画像読取装置では、原稿移動読取モード時に、第1走査ユニット23を読取位置に停止させるために、当該第1走査ユニット23を駆動する図示しない駆動モータに通電して励磁した状態に維持する必要があったが、偏心コロ40、40によって第1走査ユニット23を読取位置に停止した状態で保持することにより、駆動モータへの通電を遮断することができ、その分だけ消費電力を低減することが可能となっている。
なお、上記熱伝導部材としては、金属製の偏心コロ40、40に限らず、図6及び図7に示すように、画像読取装置筐体1の金属製フレーム2に揺動自在に取り付けられた金属製のリンク45を用いても良い。このリンク45は、その一端部に第1走査ユニット23の先端面23bと当接する当接部45aが設けられており、第1走査ユニット23が読取位置に移動する際に、第1走査ユニット23の先端面23bが当接部45aに当接して、リンク45が反時計回り方向に揺動して、当該リンク45に一体的に設けられた把持用の腕部45bが第1走査ユニット23の両側面23aを把持するように、読取位置で保持するように構成されている。
この場合には、金属製のリンク45によって第1走査ユニット23を確実に保持できるとともに、当該第1走査ユニット23との接触面積を大きくとることが可能となっている。
また、上記第1走査ユニット23が読取位置から移動する際には、第1走査ユニット23によって腕部45bが押されて、リンク45が時計回り方向に揺動して、把持状態が解除されるようになっている。なお、上記リンク45は、図示しないコイルバネ等によって、時計回り方向に付勢することにより、第1走査ユニット23の把持及び解除を一層確実に行えるように構成しても良い。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3
図8乃至図10はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態3では、実施の形態2と同様に、前記熱伝導部材は、前記原稿移動読取モード時における読取位置に停止した前記光源を含む走査ユニットを、当該読取位置に保持する機能を備えるように構成されている。
また、この実施の形態3では、前記熱伝導部材は、前記原稿移動読取モード時における読取位置に設けられ、かつ前記光源を含む走査ユニットを副走査方向に沿って移動自在に案内するガイドレールの近傍において、当該光源を含む走査ユニットを原稿側へ近接させるように突出したものである。
すなわち、この実施の形態3では、図8に示すように、第1走査ユニット23を副走査方向に沿って移動自在に案内するガイドレール27の近傍において、当該第1走査ユニット23を原稿3側へ近接させるように、熱伝導部材としての凸部50、51が突出するように設けられている。なお、上記熱伝導部材としての金属製の凸部50、51は、第1走査ユニット23の長手方向に沿って両側にそれぞれ配設されている。
上記凸部50、51は、図9に示すように、第1走査ユニット23の移動方向に沿った先端側に位置する凸部50が、他方の凸部51よりも高く設定されている。また、第1走査ユニット23の下面には、画像読取装置筐体1側の凸部50、51と当接する金属製の脚部52、53が下向きに突設されており、第1走査ユニット23の移動方向に沿った先端側に位置する脚部52が、他方の脚部53よりも短く設定されている。
そして、この実施の形態3では、図9(a)(b)に示すように、第1走査ユニット23が読取位置に移動して停止する際に、当該第1走査ユニット23の下面に下向きに突設された金属製の脚部52、53が、画像読取装置筐体1に設けられた凸部50、51に乗り上げて、第1走査ユニット23が原稿3側(上方)へ移動し、当該第1走査ユニット23に搭載された照明光源21によって原稿3を効率良く照明することが可能となっているとともに、第1走査ユニット23の脚部52、53が、画像読取装置筐体1に設けられた凸部50、51と当接することによって、第1走査ユニット23の熱を画像読取装置筐体1側に伝達することが可能となっている。
そのため、この実施の形態3でも、第1走査ユニット23及び照明光源21の温度が不本意に上昇することがないので、原稿移動読取モード時に、照明光源21の温度が上昇することに伴う光源の光量低下や光量のばらつき、及び読取位置近傍に配設された第2のプラテンガラス6等の部材の温度が上昇することに伴う弊害を回避することが可能となっている。
また、この実施の形態3では、画像読取装置筐体1の金属製フレーム2に凸部50、51を設けとともに、第1走査ユニット23に脚部52、53を設けるだけで良いため、照明光源21の全長にわたる増反射部材や、当該増反射部材と一体的に照明光源の発する熱を外部へ放熱する放熱手段を設ける必要がなく、低コスト化及び省スペース化が可能となっている。
なお、上記画像読取装置筐体1側の凸部60としては、図10に示すように、その上端面が斜面状に形成されたものを用い、第1走査ユニット23側の脚部61としては、画像読取装置筐体1側の凸部60と対向する斜面を有するものを用いても良い。この場合には、第1走査ユニット23の原稿3側(上方)への移動を、より一層スムーズに行うことができる。
ところで、従来の画像読取装置では、第1のプラテンガラス4の表面に走査光学系の焦点位置が合っているため、当該第1のプラテンガラス4の表面に密着した状態で載置される原稿3の画像の読取画質は良好であるが、第2のプラテンガラス6上を移動する原稿3は、当該原稿3の画像の汚れ等を防止するために、第2のプラテンガラス6の表面から浮いた状態で走行するので、焦点が合わずにピントがボケた状態となり、原稿3の画像の読取画質が劣化していた。
これに対して、上記実施の形態3では、第1走査ユニット23が読取位置に移動して停止する際に、当該第1走査ユニット23が原稿3側(上方)へ移動することにより、これら第1走査ユニット23及び第2走査ユニット26等で構成される走査光学系の焦点位置(ピントが合う位置)も上方へ移動するので、第2のプラテンガラス6の表面から浮いた状態で走行する原稿3に対して、焦点を合わせることができ、原稿3の画像の読取画質が劣化するのを防止することができるという特有の効果を奏する。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置の要部を示す平面構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置を示す断面構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置の変形例の要部を示す平面構成図である。 図4はこの発明の実施の形態2に係る画像読取装置の要部を示す平面構成図である。 図5はこの発明の実施の形態2に係る画像読取装置の動作を示す要部説明図である。 図6はこの発明の実施の形態2に係る画像読取装置の変形例を示す要部構成図である。 図7はこの発明の実施の形態2に係る画像読取装置の変形例を示す要部構成図である。 図8はこの発明の実施の形態3に係る画像読取装置の要部を示す側面構成図である。 図9はこの発明の実施の形態3に係る画像読取装置の動作を示す説明図である。 図10はこの発明の実施の形態3に係る画像読取装置の変形例を示す構成図である。
符号の説明
1:画像読取装置筐体、21:照明光源、22:反射部材、23:第1操作ユニット、32:熱伝導部材。

Claims (3)

  1. 原稿の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿の画像を読取る走査光学系を所定の読取位置に停止させた状態で、前記読取位置を一定の速度で通過するように前記原稿を搬送しつつ、当該原稿の画像を読取る原稿移動読取モードを備えた画像読取装置において、
    前記読取装置筐体には、前記原稿移動読取モード時における読取位置に停止した前記光源を含む走査ユニットに接触し、当該光源を含む走査ユニットの熱を読取装置筐体へと伝達する熱伝導部材を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記熱伝導部材は、前記原稿移動読取モード時における読取位置に停止した前記光源を含む走査ユニットを、当該読取位置に保持する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記熱伝導部材は、前記原稿移動読取モード時における読取位置に設けられ、かつ前記光源を含む走査ユニットを副走査方向に沿って移動自在に案内するガイドレールの近傍において、当該光源を含む走査ユニットを原稿側へ近接させるように突出したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
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