JP2008078714A - 二周波共用アンテナ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い電気的特性など安定した品質を確保することができる二周波共用アンテナを提供する。
【解決手段】細長の絶縁基板1の一方の面11に、波長λで共振する第1、第2のλ/4アンテナパターン31、32、及び波長λで共振する第1、第2のλ/4アンテナパターン41、42を、それぞれ絶縁間隙2で離間して略同一直線状に長手方向へ延設し、第1のλ/4アンテナパターン31と第1のλ/4アンテナパターン41、及び第2のλ/4アンテナパターン32と第2のλ/4アンテナパターン42を、それぞれ横辺部51、52以外の領域で離間し、前記離間箇所に貫通穴71、72を設ける非接地型の二周波共用アンテナ。
【選択図】図1

Description

本発明は、2つの周波数帯の電波に共用できる二周波共用アンテナ及びその二周波共用アンテナを備える電子機器に関する。
近年、2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯が割り当てられた無線LANなど、同一の無線通信システムで2つの周波数帯が割り当てられたものが出現し、これに応じて、使用される電子機器に設置するアンテナを2つの周波数帯に共用できる二周波共用アンテナとすることが求められるようになった。斯様な二周波共用アンテナとしては、細長の基板の長手方向の片方にλ/4線条アンテナエレメントを直線状導通パターンで形成し、その他方にλ/4短冊形アンテナエレメントを長方形導通パターンで形成すると共に、λ/4円筒状アンテナエレメントを前記λ/4線条アンテナエレメントの外周に配置されるようにして前記基板に嵌合設置し、前記λ/4短冊形アンテナエレメントの入力端にL字状のλ/4短冊形アンテナエレメントを半田付けするものが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−338708号公報
ところで、上記特許文献1の二周波共用アンテナは、λ/4アンテナエレメントが形成された絶縁基板に、別体の円筒状アンテナエレメントを位置決めして取り付け、更に、別体のλ/4短冊形アンテナエレメントを位置決めして半田付けで取り付けるものであるため、取付作業のバラツキにより、電気的特性など製品の品質が左右されやすいという不具合がある。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、高い電気的特性など安定した品質を確保することができる二周波共用アンテナ及びその二周波共用アンテナを備える電子機器を提供することを目的とする。
本発明の二周波共用アンテナは、細長の絶縁基板に波長λで共振するアンテナパターンと、波長λと異なる波長λで共振するアンテナパターンとを一体的に設ける、非接地型の二周波共用アンテナであって、前記絶縁基板の一方の面に、第1、第2のλ/4アンテナパターン、及び第1、第2のλ/4アンテナパターンを、それぞれ絶縁間隙で離間して略同一直線状に長手方向へ延設し、第1のλ/4アンテナパターンと第1のλ/4アンテナパターン、及び第2のλ/4アンテナパターンと第2のλ/4アンテナパターンを、それぞれ少なくとも前記絶縁間隙近傍以外の領域で離間することを特徴とする。
また、本発明の二周波共用アンテナは、前記絶縁基板の前記第1のλ/4アンテナパターンと第1のλ/4アンテナパターンの離間箇所と前記第2のλ/4アンテナパターンと第2のλ/4アンテナパターンの離間箇所とに貫通穴を設けることを特徴とする。
また、本発明の二周波共用アンテナは、前記絶縁基板の他方の面に、第3のλ/4アンテナパターンを第1のλ/4アンテナパターンと略対応する位置に配設して前記絶縁基板のスルーホールに設ける導体を介して接続し、第3、第4のλ/4アンテナパターンをそれぞれ第1、第2のλ/4アンテナパターンと略対応する位置に配設して前記絶縁基板のスルーホールに設ける導体を介して接続することを特徴とする。
また、本発明の二周波共用アンテナは、第1、第2のλ/4アンテナパターンに前記絶縁間隙に向かって拡幅する領域を設け、前記拡幅領域と対向するようにして、第3、第4のλ/4アンテナパターンに前記絶縁間隙に向かって拡幅する領域を設けることを特徴とする。前記拡幅領域は、漸次拡幅する領域や段差的に拡幅する領域等とすることが可能である。更に、λ/4アンテナパターンにも同様の構成とすることも可能である。
また、本発明の二周波共用アンテナは、第1、第2のλ/4アンテナパターン、及び第1、第2のλ/4アンテナパターンに前記絶縁間隙近傍で接続される同軸線路を前記絶縁基板の略長手方向に沿って前記他方の面側に離間して配設し、前記第1若しくは第2のλ/4アンテナパターンの少なくとも先端に前記同軸線路より幅広で前記同軸線路と重なって配置される突出部を設けることを特徴とする。
また、本発明の電子機器は、上記二周波共用アンテナを備えることを特徴とする。
尚、本願の発明には、各発明の部分的な構成を他の構成に変更し、或いは各発明の構成に他の構成を付加し、或いは各発明の部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化したものも含まれる。
本発明の二周波共用アンテナ及び二周波共用アンテナを備える電子機器は、第1、第2のλ/4アンテナパターン及び第1、第2のλ/4アンテナパターンを単一の絶縁基板に適切な配置で一体的に設けるので、絶縁基板に別体のアンテナエレメントを取り付ける作業を無くすことができる。従って、製造工程で製品の品質にバラツキが生ずることを防止でき、安定した電気的特性の二周波共用アンテナや前記二周波共用アンテナを備える電子機器を確実に得ることができる。
また、並設されるλ/4アンテナパターンとλ/4アンテナパターンとの離間箇所で絶縁基板に貫通穴を設けることにより、介在する空気で前記両アンテナパターン間のインピーダンスを高め、共振周波数が異なる両アンテナパターンのアイソレーションを高めることができる。
また、絶縁基板の他方の面に、λ/4アンテナパターンを一方の面のλ/4アンテナパターンと略対応する位置に配設して両パターンをスルーホールに設ける導体で接続し、λ/4アンテナパターンを一方の面のλ/4アンテナパターンと略対応する位置に配設して両パターンをスルーホールに設ける導体で接続することにより、前記一方の面と他方の面に電流分布が等しいアンテナパターンを構成することができ、略全方向に均一な利得を得ることができる。
また、第1、第2のλ/4アンテナパターンに前記絶縁間隙に向かって拡幅する領域を設け、絶縁基板を挟んで前記拡幅領域と対向するようにして、第3、第4のλ/4アンテナパターンに前記絶縁間隙に向かって拡幅する領域を設けることにより、波長λの周波数に関し、クオリティファクターQを低め、広帯域特性を得ることができる。
また、同軸線路を絶縁基板の他方の面側に離間して配設し、前記一方の面のλ/4アンテナパターンの先端に同軸線路より幅広で同軸線路と重なって配置される突出部を設けることにより、同軸線路の突出部幅内の移動に対応しつつ、漏れ電流を阻止することができる。
本発明の二周波共用アンテナの実施形態を図に沿って説明する。
本実施形態の非接地型の二周波共用アンテナは、図1〜図3に示すように、細長の長方形である絶縁基板1と、絶縁基板1の一方の面11に密着して設けられる、波長λで共振する第1、第2のλ/4アンテナパターン31、32、及び波長λより短い波長λで共振する第1、第2のλ/4アンテナパターン41、42と、絶縁基板1の他方の面12に密着して設けられる、波長λで共振する第3のλ/4アンテナパターン33、及び波長λで共振する第3、第4のλ/4アンテナパターン43、44とを備える。
絶縁基板1は、例えば比誘電率ε=4.7前後のガラスエポキシ系素材で形成したものとするが、適宜の絶縁性素材で形成することが可能である。各アンテナパターン31〜33、41〜44は、絶縁基板1の一方の面11と他方の面12にエッチングで一体的に形成され積層されると共に、絶縁基板1の長手方向略中央には、アンテナパターンが形成されず、インピーダンス調整や給電構造を担う絶縁間隙2が設けられる。尚、絶縁間隙2の幅(絶縁基板1の長手方向の長さ)を調整することにより、2つの周波数帯ともにアンテナインピーダンスを調整することが可能であり、例えば2.4GHz帯と5GHz帯では、絶縁間隙2を約2.5mm前後の幅すると良好である。
λ/4アンテナパターン31、32、33は、絶縁基板1の長手方向へ延設される略長方形の板状に形成され、第2のλ/4アンテナパターン32だけ先端にL字形に屈曲して延設された突出部321が形成されている。λ/4アンテナパターン41、42、43、44は、絶縁基板1の長手方向へ延設される板状に形成され、その基端側に絶縁間隙2に向かって漸次拡幅する拡幅領域411、421、431、441がそれぞれ形成されている。
第1のλ/4アンテナパターン31と第1のλ/4アンテナパターン41は、前記一方の面11に於ける絶縁基板1の絶縁間隙2の上側に、その基端側を横辺部51で連結して形成されている。第1のλ/4アンテナパターン31は、前記一方の面11に於ける幅方向の一方の端部近傍に配設され、第1のλ/4アンテナパターン41は、前記一方の面11の幅方向の他方の端部近傍に配設され、両アンテナパターン31、41は横辺部51以外の領域で離間して並設され、絶縁基板1の前記離間箇所に貫通穴71が長手方向へ延びるように形成されている。貫通穴71により、第1のλ/4アンテナパターン31と第1のλ/4アンテナパターン41との間、後述の第3のλ/4アンテナパターン33と第3のλ/4アンテナパターン43との間に絶縁基板1よりも誘電率が小さい空気層(誘電率ε=1.0)を介在させてインピーダンスを高め、波長λと共振するアンテナパターン31、33と波長λで共振するアンテナパターン41、43のアイソレーション特性を高めることができる。
第2のλ/4アンテナパターン32と第2のλ/4アンテナパターン42は、前記一方の面11に於ける絶縁間隙2の下側に、その基端側を横辺部52で連結して形成されている。第2のλ/4アンテナパターン32は、前記一方の面11に於ける幅方向の一方の端部近傍に、絶縁間隙2で離間する第1のλ/4アンテナパターン31と略同一直線状になるように配設され、第2のλ/4アンテナパターン42は、前記一方の面11の幅方向の他方の端部近傍に、絶縁間隙2で離間する第1のλ/4アンテナパターン41と略同一直線状になるように配設され、両アンテナパターン32、42は横辺部52以外の領域で離間して並設され、絶縁基板1の前記離間箇所に貫通穴72が長手方向へ延びるように形成されている。貫通穴72により、上記貫通穴71の場合と同様に、第2のλ/4アンテナパターン32と第2のλ/4アンテナパターン42との間に空気層を介在させ、アイソレーション特性を高めることができる。
第3のλ/4アンテナパターン33と第3のλ/4アンテナパターン43は、前記他方の面12に於ける絶縁間隙2の上側に、その基端側を横辺部53で連結して形成されている。第3のλ/4アンテナパターン33は、前記他方の面12に於ける幅方向の一方の端部近傍に配設され、第3のλ/4アンテナパターン43は、前記他方の面12の幅方向の他方の端部近傍に配設され、両アンテナパターン33、43は横辺部53以外の領域で離間して並設され、絶縁基板1の前記離間箇所に貫通穴71が配置されている。前記他方の面12の横辺部53で連結される第3のアンテナパターン33、43は、前記一方の面11の横辺部51で連結される第1のアンテナパターン31、41と略同形、同サイズで、絶縁基板1を挟んで形状が対応するように対向配置され、第1のλ/4アンテナパターン31の背面側に第3のλ/4アンテナパターン33が、第1のλ/4アンテナパターン41、拡幅領域411の背面側に第3のλ/4アンテナパターン43、拡幅領域431が、横辺部51の背面側に横辺部53が配置される。
第4のλ/4アンテナパターン44は、前記他方の面12に於ける絶縁間隙2の下側に、横辺部54を絶縁間隙2に沿わせるようにして形成される。第4のλ/4アンテナパターン44は、前記他方の面12の幅方向の他方の端部近傍に配設され、その略先端部近傍に貫通穴72が配置されている。前記他方の面12に於ける第4のλ/4アンテナパターン44及び横辺部54は、前記一方の面11に於ける第2のλ/4アンテナパターン42及び横辺部52と略同形、同サイズで、絶縁基板1を挟んで形状が対応するように対向配置され、第2のλ/4アンテナパターン42、拡幅領域421、横辺部52の背面側に第4のλ/4アンテナパターン44、拡幅領域441、横辺部54が配置される。尚、前記他方の面12に於ける絶縁間隙2の下側には、λ/4アンテナパターンは配設されない。
各アンテナパターン31、33、41〜44と絶縁基板1の各対応する所定箇所には、厚さ方向に貫通するスルーホール6が複数形成され、各スルーホール6の周壁にはアンテナパターン31、33、41〜44と導通する導体がメッキ処理されている。絶縁基板1を挟んで対向するλ/4アンテナパターン31と33、λ/4アンテナパターン41と43、λ/4アンテナパターン42と44は、それぞれスルーホール6のメッキ処理された導体を介して導通し、前記一方の面11と他方の面12のアンテナパターンの電流分布が等しくなるようになっている。
各アンテナパターン31〜33、41〜44が形成された絶縁基板1は、電子機器に設置されたホルダー8の嵌合凹部81にアンテナパターンが形成されていない基端部13を嵌合して、電子機器に取り付けられる。
絶縁基板1の他方の面12側には、絶縁間隙2の略下側に長手方向に沿って同軸線路9が配設されている。同軸線路9の先端側では、内部導体91が上側のアンテナパターン31、33、41、43に導通する横辺部53に半田付け等で接続され、第1周波数帯のアンテナパターン31、33と第2周波数帯のアンテナパターン41、43に直流的に接続されている。更に、外部導体92が下側のアンテナパターン32、42、44に導通する横辺部54に半田付け等で接続され、第1周波数帯のアンテナパターン32と第2周波数帯のアンテナパターン42、44に直流的に接続されている。また、同軸線路9の基端側はホルダー8の挿通孔82に挿通されて電子機器内の高周波回路に接続される。同軸線路9は、ホルダー8の嵌合凹部81と挿通孔82との間のスペーサ部83の厚さで、前記他方の面12から離間して空気層21が設けられるように所定位置に配設され、その先端近傍部分は前記半田部分で離間状態を保持するように支持されている。そして、同軸線路9は、前記離間部分の空気層21及び絶縁基板1を挟んで、同軸線路9より幅広である第2のλ/4アンテナパターン32の突出部321と重なるように配置される。前記同軸線路9と他方の面12との間の離間距離は、横辺部53と内部導体91とのインピーダンス等を考慮し、ホルダー8側への漏れ電流を阻止できるように適宜設定することが可能である。また、突出部321は、外部導体92とアンテナパターン32等と導通する横辺部54との接続点からホルダー側へλ/4の距離の近傍箇所、即ち電圧が最大となる箇所の近傍に設けるとよく、好適には前記λ/4の箇所から前後のλ/4±10%程度の領域に設けると好適である。
上記実施形態の二周波共用アンテナは、絶縁基板1に各アンテナパターン31〜33、41〜44を一体的に形成するものであるから、製造作業のバラツキによる影響を極力排除して品質を安定させることが可能であり、安定した電気的特性の二周波共用アンテナを量産することができる。また、並行して設けられる第1周波数帯のλ/4アンテナパターン31等と、第2周波数帯のλ/4アンテナパターン41等との間に貫通穴71等を設けることにより、貫通穴71等に介在する空気層で異なる周波数帯のアンテナパターン31と41等のアイソレーション特性を高めることができる。また、絶縁基板1の一方の面11にアンテナパターン31、41や32、42を形成し、他方の面12にアンテナパターン33、43や44を形成し、これらをスルーホール6に設ける導体メッキを介して接続するので、一方の面11と他方の面12に電流分布が等しいアンテナパターンを設けることが可能であり、アンテナ利得を略全方向に均一化することができる。また、λ/4アンテナパターン41〜44に拡幅領域411〜441を設けることにより、波長λの共振のインダクタンスLを低め、更に、絶縁基板1を挟んで対向する拡幅領域411と431、421と441で容量Cを高めて、クオリティファクターQを低めることが可能であり、周波数特性を広帯域化することができる。
また、同軸線路9を絶縁基板1の他方の面12側に離間して配設し、一方の面11のアンテナパターン31、41のホルダー8側の端部と同軸線路9の外部導体92との間のインピーダンスを高め、更に、一方の面11のアンテナパターン32に形成された先端の突出部321と同軸線路9とを、絶縁基板1と、スペーサ部83で保持される絶縁基板1と同軸線路9の離間部分の空気層21を挟むように重ねて配置し、アンテナパターン32及び突出部321と同軸線路9との間の誘電率を絶縁基板の誘電率と空気の誘電率の合成誘電率にして低め、よりインピーダンスを高めることができ、ホルダー8側、即ち、ホルダー8が設置される電子機器側への漏れ電流防止効果を高めることができる。
尚、上記実施形態の非接地型の二周波共用アンテナは、ホルダー8を筐体に取り付けて各種の電子機器に設置することが可能であり、例えば携帯電話、携帯情報端末、ノートブックパソコンなどパーソナルコンピュータ、電子ブック、車載端末等の電子機器に設置することができる。
[実施例]
上記実施形態の非接地型の二周波共用アンテナを、λ/4アンテナパターン31〜33の対象周波数帯を第1周波数帯2.4GHz〜2.5GHz、λ/4アンテナパターン41〜42の対象周波数帯を第2周波数帯4.9GHz〜5.9GHzとして構成し、垂直偏波に対する水平面内放射指向特性を測定した結果を図4、図5に示す。図4は第1周波数帯2.4〜2.5GHzの垂直偏波に対する水平面内放射指向特性、図5は第2周波数帯4.9〜5.9GHzの垂直偏波に対する水平面内放射指向特性である。第1周波数帯、第2周波数帯供に、全方向に略均一な放射指向特性が得られ、無指向性で、何れの方向でもアンテナ利得は約2.14dBi前後であった。また、図6に示すように、第1周波数帯の全域と、第2周波数帯の全域では、VSWRが2.0より小さくなっており、良好なVSWR特性を示した。更に、第2周波数帯の使用周波数の中心5.36GHzに対するVSWR2.0の比帯域(%)は、((0.47GHz*4目盛り)/5.36GHz)×100は約35%となり、第2周波数帯では非常に広帯域特性を示した。
本発明の二周波共用アンテナは、例えば無線LANに使用される電子機器のアンテナとして利用することができる。
実施形態の二周波共用アンテナの平面図。 実施形態の二周波共用アンテナの側面図。 実施形態の二周波共用アンテナの裏面図。 実施形態の二周波共用アンテナに於ける2.4GHz帯の垂直偏波に対する水平面内放射指向特性を示す図。 実施形態の二周波共用アンテナに於ける5GHz帯の垂直偏波に対する水平面内放射指向特性を示す図。 実施形態の二周波共用アンテナに於けるVSWR特性を示す図。
符号の説明
1 絶縁基板
11 一方の面
12 他方の面
13 基端部
2 絶縁間隙
21 空気層
31、32、33 λ/4アンテナパターン
321 突出部
41、42、43、44 λ/4アンテナパターン
411、421、431、441 拡幅領域
51、52、53、54 横辺部
6 スルーホール
71、72 貫通穴
8 ホルダー
81 嵌合凹部
82 挿通孔
83 スペーサ部
9 同軸線路
91 内部導体
92 外部導体

Claims (6)

  1. 細長の絶縁基板に波長λで共振するアンテナパターンと、波長λと異なる波長λで共振するアンテナパターンとを一体的に設ける、非接地型の二周波共用アンテナであって、前記絶縁基板の一方の面に、第1、第2のλ/4アンテナパターン、及び第1、第2のλ/4アンテナパターンを、それぞれ絶縁間隙で離間して略同一直線状に長手方向へ延設し、第1のλ/4アンテナパターンと第1のλ/4アンテナパターン、及び第2のλ/4アンテナパターンと第2のλ/4アンテナパターンを、それぞれ少なくとも前記絶縁間隙近傍以外の領域で離間することを特徴とする二周波共用アンテナ。
  2. 前記絶縁基板の前記第1のλ/4アンテナパターンと第1のλ/4アンテナパターンの離間箇所と前記第2のλ/4アンテナパターンと第2のλ/4アンテナパターンの離間箇所とに貫通穴を設けることを特徴とする請求項1記載の二周波共用アンテナ。
  3. 前記絶縁基板の他方の面に、第3のλ/4アンテナパターンを第1のλ/4アンテナパターンと略対応する位置に配設して前記絶縁基板のスルーホールに設ける導体を介して接続し、第3、第4のλ/4アンテナパターンをそれぞれ第1、第2のλ/4アンテナパターンと略対応する位置に配設して前記絶縁基板のスルーホールに設ける導体を介して接続することを特徴とする請求項1又は2記載の二周波共用アンテナ。
  4. 第1、第2のλ/4アンテナパターンに前記絶縁間隙に向かって拡幅する領域を設け、前記拡幅領域と対向するようにして、第3、第4のλ/4アンテナパターンに前記絶縁間隙に向かって拡幅する領域を設けることを特徴とする請求項3記載の二周波共用アンテナ。
  5. 第1、第2のλ/4アンテナパターン、及び第1、第2のλ/4アンテナパターンに前記絶縁間隙近傍で接続される同軸線路を前記絶縁基板の略長手方向に沿って前記他方の面側に離間して配設し、前記第1若しくは第2のλ/4アンテナパターンの少なくとも先端に前記同軸線路より幅広で前記同軸線路と重なって配置される突出部を設けることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の二周波共用アンテナ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の二周波共用アンテナを備えることを特徴とする電子機器。
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