JP2008073344A - 歯列矯正用ブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】歯列矯正の治療段階に応じて、最も好ましいアーチワイヤーに対する結紮圧を、歯の前面における上下、中央、左右および対角線上のそれぞれの所望の位置において、簡単かつ容易に微調整することができるようにし、高精度かつ確実な矯正治療が可能となるようにする。
【解決手段】ブラケット本体2の前面2aに左右方向のスロット部3を形成するとともに、このスロット部3を上下に跨ぐように、上下1対のウイング部4,5からなるウイングブロック4を形成し、このウイングブロック4を、左右方向に複数に分割するとともに、これら分割された複数のウイングブロック4のうちの、少なくとも1個のウイングブロック4おける上下のウイング部4,5の左右端面の少なくとも一方に、結紮ワイヤー14,15を掛け止め可能な補助ウイング部9,10を形成して、歯列矯正用ブラケットとする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、歯列矯正治療における患者の歯面に、アーチワイヤーを装着するために使用される歯列矯正用ブラケットに関する。
一般に、歯列矯正用ブラケットは、アーチワイヤーの曲げや引っ張りにより生じる荷重を、矯正したい歯に伝達するために、患者の個々の歯面に固定して使用されている。
従来の歯列矯正用ブラケットにおいては、ブラケット本体の前面における上下方向の中央部に、アーチワイヤーが装着されるスロット部を、左右方向に向けて形成するとともに、このスロット部を跨ぐように、上下1対のウイング部からなるウイングブロックを、左右に離間してツイン型として形成し、この左右のウイングブロックにおけるウイング部に、結紮線や結紮ゴムリング等の結紮手段を掛け止めして、アーチワイヤーを、ブラケット本体におけるスロット部の基底部に圧接させて結紮しうるようにしたものが公知である(特許文献1〜3参照)。
歯列矯正の治療は、アーチワイヤーの荷重を、個々の歯にブラケット本体を介して伝達させるようにしてあるため、アーチワイヤーをブラケット本体のスロット部に結紮する際には、治療段階に応じて、アーチワイヤーの荷重に応じて、個々の歯が、それぞれの矯正変位や方向に応じて、スムーズに移動しうるように、アーチワイヤーがブラケット本体に対して相対移動するときの摩擦抵抗、特に、アーチワイヤーに対する結紮圧を調整しなければならない。
しかし、上記各特許文献に記載のものでは、アーチワイヤーを、個々の歯毎に固定されるブラケット本体のスロット部に、それぞれの矯正変位や方向に応じて結紮する際、結紮手段の掛け止めによるアーチワイヤーに対する結紮圧を、歯の前面における上下、中央、左右および対角線上のそれぞれの所望の位置において、充分な微調整が容易にできるとは言えず、精度が高く、かつ確実な矯正治療が必ずしも期待できないという問題があった。
特開平6−233781号公報 特開平9−98988号公報
本発明は、上記した従来の技術が有する問題点に鑑み、歯列矯正の治療段階に応じて、最も好ましいアーチワイヤーに対する結紮圧を、歯の前面における上下、中央、左右および対角線上のそれぞれの所望の位置において、簡単かつ容易に微調整することができるようにし、高精度かつ確実な矯正治療を可能とした歯列矯正用ブラケットを提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) ブラケット本体の前面における上下方向の中央部に、アーチワイヤーが装着されるスロット部を、左右方向に形成するとともに、このスロット部を上下に跨ぐように、上下1対のウイング部からなるウイングブロックを形成し、かつこのウイングブロックにおける上下の両ウイング部に、結紮手段を掛け止めして、アーチワイヤーを、前方から後方に向けて圧接しうるようにした歯列矯正用ブラケットにおいて、ウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面の少なくとも一方に、結紮手段が掛止め可能な補助ウイング部を形成する。
(2) 上記(1)項において、ウイングブロックを、左右方向に複数に分割するとともに、これら分割された複数のウイングブロックのうちの、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下のウイング部の左右端面の少なくとも一方に、補助ウイング部を形成する。
(3) 上記(1)項または(2)項において、補助ウイング部を、左右端のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうち、少なくとも外側に位置する端面に形成する。
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右両端面に形成する。
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうちの、少なくとも一端面において、前後に離間させて複数個設ける。
(6) 上記(5)項において、補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうちの、少なくとも一端面において、前後に離間させて設けた1対の補助ウイング部のうち、前方の補助ウイング部における前面を、スロット部に装着されるアーチワイヤーの前面よりも前方に位置させ、後方の補助ウイング部における後面を、アーチワイヤーの前面よりも後方に位置させる。
(7) 上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、結紮手段との接触面を粗面に形成したアーチワイヤーを、ブラケット本体のスロット部に装着し、結紮手段により結紮する。
請求項1記載の発明によると、ウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面の少なくとも一方に、結紮手段が掛止め可能な補助ウイング部を形成してあるために、補助ウイング部を、結紮手段による結紮時に、ウイング部と共に選択的に使用することにより、歯列矯正の治療段階に応じて、最も好ましいアーチワイヤーに対する結紮圧を、歯の前面における上下、中央、左右および対角線上のそれぞれの所望の位置において、アーチワイヤーがブラケット本体に対して相対移動するときの摩擦抵抗を、簡単かつ容易に微調整することができ、高精度かつ確実な矯正治療を行うことができる。
請求項2記載の発明によると、ウイングブロックを、左右方向に複数に分割するとともに、これら分割された複数のウイングブロックのうちの、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下のウイング部の左右端面の少なくとも一方に、補助ウイング部を形成してあるため、これらの補助ウイング部を、結紮手段による結紮時に、ウイング部と共に選択的に使用することにより、歯列矯正の治療段階に応じて、最も好ましいアーチワイヤーに対する結紮圧を、歯の前面における上下、中央、左右および対角線上のそれぞれの所望の位置において、アーチワイヤーがブラケット本体に対して相対移動するときの摩擦抵抗を、簡単かつ容易に微調整することができ、高精度かつ確実な矯正治療を行うことができる。
請求項3記載の発明によると、補助ウイング部を、左右端のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうち、少なくとも外側に位置する端面に形成してあるため、結紮手段の補助ウイング部への掛け止めが容易であるばかりでなく、結紮手段を、補助ウイング部に掛け止めすることにより、この掛け止めした補助ウイング部に対応する歯面の左右両面には、アーチワイヤーに対する結紮圧が作用することがなく、アーチワイヤーがブラケット本体に対して相対移動するときの摩擦抵抗を小さくすることができ、歯の移動をスムーズにすることができる。
また、摩擦抵抗を大きくしたい場合は、補助ウイング部へ掛け止めすることなく、通常のアーチワイヤーの結紮をもって行うことができる。
さらに、結紮手段を、ウイングブロックにおける上下の各ウイング部に形成した上下の補助ウイングのうちの、いずれか一方を選択して掛け止めすることにより、歯面の左右両面における上下あるいは対角線上の摩擦抵抗を微調整することができる。
請求項4記載の発明によると、補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右両端面に形成してあるため、結紮手段を、所望の補助ウイング部に多様な形態で選択的に掛け止めすることができ、これにより、治療段階に応じて、歯面の上下、中央、左右および対角線上における、アーチワイヤーに対する結紮圧を所望の大きさに、容易かつ簡単に微調整することができる。
請求項5記載の発明によると、補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうちの、少なくとも一端面において、前後に離間させて複数個設けてあるため、結紮手段を、前方の補助ウイング部に掛け止めすることにより、アーチワイヤーがブラケット本体に対して相対移動するときの摩擦抵抗を、小さくすることができ、歯の移動をスムーズにすることができるとともに、一方、結紮手段を、後方の補助ウイング部に掛け止めすることにより、アーチワイヤーに対する結紮圧が大きくなり、アーチワイヤーがブラケット本体に対して相対移動するときの摩擦抵抗を補助ウイング部に掛け止めしない通常のアーチワイヤーの結紮の場合に比較して、さらに大きくすることができる。
したがって、摩擦抵抗を多様に調節することができることにより、従来よりも、良好な矯正治療を短期間で行うことができる。
請求項6記載の発明によると、補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうちの、少なくとも一端面において、前後に離間させて設けた1対の補助ウイング部のうち、前方の補助ウイング部における前面を、スロット部に装着されるアーチワイヤーの前面よりも前方に位置させ、後方の補助ウイング部における後面を、アーチワイヤーの前面よりも後方に位置させているため、結紮手段を、前方の補助ウイング部に掛け止めすることにより、この補助ウイング部の掛止め部位に対応する歯面には、アーチワイヤーに対する結紮圧が作用することがなく、アーチワイヤーがブラケット本体に対して相対移動するときの摩擦抵抗を、より小さくすることができ、歯の移動が、よりスムーズになる。
また、結紮手段を、後方の補助ウイング部に掛け止めすることにより、この掛け止めした補助ウイング部に対応する歯面には、アーチワイヤーに対する結紮圧が、より大きく作用し、アーチワイヤーがブラケット本体に対して相対移動するときの摩擦抵抗を、より大きくすることができる。
このため、摩擦抵抗を多様に調節して、より良好な歯列矯正治療を行うことができる。
請求項7記載の発明によると、結紮手段との接触面を粗面に形成したアーチワイヤーを、ブラケット本体のスロット部に装着し、結紮手段により結紮しているため、アーチワイヤーが結紮手段に対して相対移動するときの摩擦抵抗を、より大きくすることができ、大きい摩擦抵抗を必要とする治療段階に好適に用いることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における歯列矯正用ブラケットの斜視図、図2は、第1結紮手段によるアーチワイヤーとブラケットとの通常の結紮形態を示す斜視図、図3は、同じく側面図、図4は、第1結紮手段によるアーチワイヤーとブラケットとの結紮圧を調整した形態を示す斜視図、図5は、同じく側面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態における歯列矯正用ブラケット1は、ブラケット本体2と、その前面2aにおける上下方向の中央部に形成され、かつ前面が開口された左右方向のスロット部3と、このスロット部3を上下に跨ぐように、上下1対のウイング部5,6からなるウイングブロック4とにより構成されている。
ブラケット本体2は、単結晶サファイヤまたは多結晶アルミナ等のセラミック、ポリカーボネート等のプラスチックス、ステンレスまたは純チタン等の金属などの素材からなっており、患者の歯面(図示せず)に接着剤を介して固着される。
ウイングブロック4は、左右方向に所望の間隔をもって2分割されている。各ウイングブロック4における上部ウイング部5の上端部と下部ウイング部6の下端部との各後面には、左右方向に延びる断面半円弧状の引掛部7,8がそれぞれ形成されている。各ウイング部5,6における左右端面のうちの外側に位置する端面(外側端面)5a,6aには、補助ウイング部9,10がスロット部3の開口端側に近接させて形成されている。各補助ウイング部9,10の前面には、上下方向に延びる引掛溝部11,12が形成されている。
ブラケット本体2のスロット部3には、図2〜図5に示すように、ステンレススチールやニッケル−チタン等の超弾性を有する断面矩形状のアーチワイヤー13が装着されるようになっている。このアーチワイヤー13は、第1結紮手段を構成する第1結紮ワイヤー14と第2結紮ワイヤー15とによる掛け止めにより、左右のウイングブロック4,4毎に、ブラケット本体2におけるスロット部3の基底面3aに向けて、前方から後方に向け圧接されるようにして、ブラケット本体2に結紮しうるようになっている。この場合、ウイングブロック4の上下の各ウイング部5,6に形成された補助ウイング部9,10の前面は、スロット部3に装着されるアーチワイヤー13の前面13aよりも前方に位置させてある。
図2および図3は、ブラケット本体2とアーチワイヤー13との通常の結紮状態を示す。図2において、左側のウイングブロック4には、第1結紮ワイヤー14がループ状に掛け止めされ、右側のウイングブロック4には、第2結紮ワイヤー15がループ状に掛け止めされる。第1結紮ワイヤー14および第2結紮ワイヤー15は、上下のウイング部5,6の引掛部7,8に引っ掛けて、図3に示すように、補助ウイング部9,10の後面側を通るように、左右の各ウイングブロック4,4の周囲に巻回されるようにしてある。
これにより、アーチワイヤー13は、各ウイングブロック4,4間の中央部を通る2本の結紮ワイヤー14,15と、各ウイングブロック4,4の左右端面における外側端面を通る2本の結紮ワイヤー14,15との4本の結紮ワイヤーにより、ブラケット本体2におけるスロット部3の基底面3aに向けて圧接しうるように結紮され、ブラケット本体2の上下、中央、左右のすべての部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が高められるように調整して、アーチワイヤー13とブラケット本体2との相対的な移動を阻止している。
図4および図5は、ブラケット本体2とアーチワイヤー13との結紮圧を調整した形態を示す図である。図4に示すように、左右のウイングブロック4,4の周囲にループ状に掛け止めされた第1および第2結紮ワイヤー14,15のそれぞれは、図5に示すように、補助ウイング部9,10の前面側の引掛溝部11,12を通るように引っ掛けて巻回させている。
これにより、アーチワイヤー13は、各ウイングブロック4,4間の中央部を通る2本の結紮ワイヤー14,15のみで結紮されるようにし、各ウイングブロック4,4の左右端面における外側端面を通る2本の結紮ワイヤー14,15によって、ブラケット本体2におけるスロット部3の基底面3aに圧接されないように開放して、ブラケット本体2の左右の部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を回避しうるように調整し、アーチワイヤー13とブラケット本体2との相対的な移動を容易にしている。
図6(A)〜(E)は、上記した第1結紮手段によるアーチワイヤー13とブラケット本体2との結紮圧を調整した形態の各種パターンを概略的に示す図である。
図6(A)に示すように、左側のウイングブロック4に掛け止めされる第1結紮ワイヤー14は、上下の各ウイング部5,6における左外側端面5a,6aに形成された補助ウイング部9,10の前面側を通るようにして、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。右側のウイングブロック4に掛け止めされる第2結紮ワイヤー15は、補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を容易にし、右側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるように調整してある。
図6(B)に示すように、図6(A)とは逆の構成とすることにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止し、右側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図6(C)に示すように、左側のウイングブロック4に掛け止めされる第1結紮ワイヤー14は、上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。右側のウイングブロック4に掛け止めされる第2結紮ワイヤー15は、補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左上側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を容易にし、右側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるように調整してある。
図6(D)に示すように、左側のウイングブロック4に掛け止めされる第1結紮ワイヤー14は、補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにしてある。右側のウイングブロック4に掛け止めされる第2結紮ワイヤー15は、上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、右上側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図6(E)に示すように、左側のウイングブロック4に掛け止めされる第1結紮ワイヤー14は、上部の補助ウイング部9の後面側を通り、下部の補助ウイング部10の前面側を通るようにして、ブラケット本体2の左上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高め、左下側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。右側のウイングブロック4に掛け止めされる第2結紮ワイヤー15は、上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右下側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高め、右上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左上側部位と右下側部位における対角線上の部位でのアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、左下側部位と右上側部位における対角線上の部位での相対的な移動が容易となるように調整してある。
図7(A)〜(E)は、第2結紮手段によるアーチワイヤー13とブラケット本体2との結紮圧の調整状態の各種パターンを概略的に示す図である。第2結紮手段としては、1本の結紮ワイヤー16により、アーチワイヤー13に対して、左右のウイングブロッ4,4間にループ状に連続して跨るように掛け止めしうるような構成となっている。
図7(A)に示すように、結紮ワイヤー16は、左右のウイングブロッ4,4における上下の各ウイング部5,6の外側端面5a,6aに形成された補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるように調整してある。
図7(B)に示すように、結紮ワイヤー16は、左側のウイングブロック4の上下のウイング部5,6における補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにし、右側のウイングブロック4の上下のウイング部5,6における補助ウイング部9,10の前面側を通るようにして、アーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、右側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図7(C)に示すように、結紮ワイヤー16は、左右のウイングブロッ4,4における上下の各ウイング部5,6の外側端面5a,6aに形成された補助ウイング部9,10の前面側を通るようにして、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図7(D)に示すように、結紮ワイヤー16は、左側のウイングブロック4の上下のウイング部5,6における補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにし、右側のウイングブロック4の上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、右上側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図7(E)に示すように、結紮ワイヤー16は、左側のウイングブロック4の上部の補助ウイング部9の後面側を通り、下部の補助ウイング部10の前面側を通るようにして、ブラケット本体2の左上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高め、左下側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにするとともに、右側のウイングブロック4の上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右下側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高め、右上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左上側部位と右下側部位における対角線上の部位でのアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、左下側部位と右上側部位における対角線上の部位での相対的な移動が容易となるように調整してある。
図8(A)〜(E)は、第3結紮手段によるアーチワイヤー13とブラケット本体2との結紮圧の調整状態の各種パターンを概略的に示す。第3結紮手段としては、1本の結紮ワイヤー17により、アーチワイヤー13に対して、左右のウイングブロッ4,4間にループ状にたすき掛け状態で連続して跨るように掛け止めしうるような構成となっている。
図8(A)に示すように、結紮ワイヤー17は、左右のウイングブロッ4,4における上下の各ウイング部5,6の外側端面5a,6aに形成された補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるように調整してある。
図8(B)に示すように、結紮ワイヤー17は、左側のウイングブロック4の上下のウイング部5,6における補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにし、右側のウイングブロック4の上下のウイング部5,6における補助ウイング部9,10の前面側を通るようにして、アーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、右側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図8(C)に示すように、結紮ワイヤー16は、左右のウイングブロッ4,4における上下の各ウイング部5,6の外側端面5a,6aに形成された補助ウイング部9,10の前面側を通るようにして、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図8(D)に示すように、結紮ワイヤー17は、左側のウイングブロック4の上下のウイング部5,6における補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにし、右側のウイングブロック4の上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、右上側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図8(E)に示すように、結紮ワイヤー17は、左側のウイングブロック4の上部の補助ウイング部9の後面側を通り、下部の補助ウイング部10の前面側を通るようにして、ブラケット本体2の左上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高め、左下側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにするとともに、右側のウイングブロック4の上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右下側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高め、右上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左上側部位と右下側部位における対角線上の部位でのアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、左下側部位と右上側部位における対角線上の部位での相対的な移動が容易となるように調整してある。
図9(A)〜(E)は、本発明の第2実施形態を示し、第1実施形態における歯列矯正用ブラケット1のブラケット本体2に形成されるウイングブロック4を単一にして、アーチワイヤー13とブラケット本体2との結紮圧の調整状態の各種パターンを概略的に示す図である。第2結紮手段としては、図7と同様に、1本の結紮ワイヤー16により、アーチワイヤー13に対して、ウイングブロッ4における上下のウイング部5,6間にループ状に連続して跨るように掛け止めしうるような構成となっている。
図9(A)に示すように、結紮ワイヤー16は、ウイングブロッ4における上下各ウイング部5,6の左右外側端面に形成された補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるように調整してある。
図9(B)に示すように、結紮ワイヤー16は、ウイングブロック4の上下ウイング部5,6における左側の補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにし、ウイングブロック4の上下ウイング部5,6における右側の補助ウイング部9,10の前面側を通るようにして、アーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、右側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図9(C)に示すように、結紮ワイヤー16は、ウイングブロッ4の上下ウイング部5,6における左右両側の各補助ウイング部9,10の前面側を通るようにして、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左右両側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図9(D)に示すように、結紮ワイヤー16は、ウイングブロック4の上下ウイング部5,6における左側の補助ウイング部9,10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高めるようにし、ウイングブロック4の右側上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、右側下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、右上側部位におけるアーチワイヤー13との相対的な移動が容易となるように調整してある。
図9(E)に示すように、結紮ワイヤー16は、ウイングブロック4の左側上部の補助ウイング部9の後面側を通り、左側下部の補助ウイング部10の前面側を通るようにして、ブラケット本体2の左上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高め、左下側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにするとともに、ウイングブロック4の右側上部のウイング部5における補助ウイング部9の前面側を通り、右側下部のウイング部6における補助ウイング部10の後面側を通るようにして、ブラケット本体2の右下側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧を高め、右上側部位におけるアーチワイヤー13に対する結紮圧が回避されるようにしてある。
これにより、ブラケット本体2の左上側部位と右下側部位における対角線上の部位でのアーチワイヤー13との相対的な移動を阻止しうるようにし、左下側部位と右上側部位における対角線上の部位での相対的な移動が容易となるように調整してある。
図10および図11は、本発明の歯列矯正用ブラケットの第3実施形態を示す、それぞれ斜視図と側面図である。図10に示すように、本実施形態の歯列矯正用ブラケット18は、第1実施形態と同様に、ブラケット本体19の前面に、スロット部20を上下に跨ぐように形成されたウイングブロック21の上下の各ウイング部22,23における左右端面のうちの外側端面に、前後に離間させて1対の補助ウイング部24,25および26,27が設けられている。
図11に示すように、前方の補助ウイング部24、26における前面は、スロット部20に装着されるアーチワイヤー28の前面よりも前方に位置させてあり、後方の補助ウイング部25、27における後面は、アーチワイヤー28の前面よりも後方に位置させてある。
これにより、ウイングブロック21における上下の各ウイング部22,23に掛け止めされた結紮ワイヤー29を、上部のウイング部22における後方の補助ウイング部25の後面側からアーチワイヤー28の前面を通して、下部のウイング部23における後方の補助ウイング部27の後面側に向けて結紮しうるようにしたとき、アーチワイヤー28に対する結紮圧を、より一層高めることが可能となる。
図12は、本発明の歯列矯正用ブラケットの第4実施形態を示す斜視図である。図12に示すように、本実施形態の歯列矯正用ブラケット30は、第1実施形態の同様に、ブラケット本体31の前面に、スロット部32を上下に跨ぐように形成されたウイングブロック33の上下の各ウイング部34,35における左右端面において、内外両側端面に、補助ウイング部36、37を設けてなる構成を有する。
図13は、本発明の歯列矯正用ブラケットの第4実施形態を示す斜視図である。図13に示すように、本実施形態の歯列矯正用ブラケット38は、ブラケット本体39の前面に、スロット部40とウイングブロック41が形成されている。このウイングブロック41は、スロット部40を上下に跨ぐように、上下1対のウイング部42,43が形成されているとともに、左右方向に所望の間隔をもって3分割されている。
3分割された各ウイングブロック41のうちの、左右両側部におけるウイングブロック41,41には、上下の各ウイング部42,43における左右端面のうちの外側端面に、前後に離間させて1対の第1補助ウイング部44,45が、それぞれ設けられている。中央のウイングブロック41には、上下の各ウイング部42,43における左右両端面に、前後に離間させて1対の第2補助ウイング部46,47が、それぞれ設けられている。左右のウイングブロック41,41における第1補助ウイング部44,45の前後の間隔aは、中央のウイングブロック41における第2補助ウイング部46,47の前後の間隔bよりも広く(a>b)してあるとともに、中央のウイングブロック41を中心にして、左右対称に配置されている。
これにより、左右の各ウイングブロック41,41における後方の第1補助ウイング部45の後面側に掛け止めされる結紮ワイヤーによる結紮圧が、中央のウイングブロック41における後方の第2補助ウイング部47の後面側に掛け止めされた結紮ワイヤーによる結紮圧よりも高くなるようにしてある。
上記した各実施形態において、ブラケット本体1におけるウイングブロック4の上下各ウイング部5,6に形成される補助ウイング部9,10を、各ウイング部5,6の左右端面におけるスロット部3側に近接位置させてあるが、スロット部3から離間した位置に形成してもよい。
また、アーチワイヤー13の周面を粗面に形成して、結紮ワイヤー13の外周面やブラケット本体2におけるスロット部3の内周面に接触させうるように装着して結紮すれば、アーチワイヤー13が結紮ワイヤー13に対して相対移動するときの摩擦抵抗を、より大きくすることができ、大きい摩擦抵抗を必要とする治療段階に好適に用いることができる。
さらに、結紮手段として、結紮ワイヤー13に代えて、ゴムリングを用いることも可能であることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態における歯列矯正用ブラケットの斜視図である。 第1結紮手段によるアーチワイヤーとブラケットとの通常の結紮形態を示す斜視図である。 同じく側面図である。 第1結紮手段によるアーチワイヤーとブラケットとの結紮を調整した結紮形態を示す斜視図である。 同じく側面図である。 (A)〜(E)は、第1結紮手段によるアーチワイヤーとブラケットとの結紮圧を調整した形態の各種パターンを概略的に示す正面図である。 (A)〜(E)は、第2結紮手段によるアーチワイヤーとブラケットとの結紮圧を調整した形態の各種パターンを概略的に示す正面図である。 (A)〜(E)は、第3結紮手段によるアーチワイヤーとブラケットとの結紮圧を調整した形態の各種パターンを概略的に示す正面図である。 (A)〜(E)は、本発明の第2実施形態における歯列矯正用ブラケットの第2結紮手段によるアーチワイヤーとブラケットとの結紮圧を調整した形態の各種パターンを概略的に示す正面図である。 本発明の第3実施形態における歯列矯正用ブラケットの斜視図である。 アーチワイヤーとブラケットとの結紮圧を調整した形態を示す側面図である。 本発明の第4実施形態における歯列矯正用ブラケットの斜視図である。 本発明の第5実施形態における歯列矯正用ブラケットの視図である。
符号の説明
1 歯列矯正用ブラケット
2 ブラケット本体
2a 前面
3 スロット部
3a 基底面
4 ウイングブロック
5 ウイング部
5a 外側端面
6 ウイング部
6a 外側端面
7 引掛部
8 引掛部
9 補助ウイング部
10 補助ウイング部
11 引掛溝部
12 引掛溝部
13 アーチワイヤー
13a 前面
14 第1結紮ワイヤー(結紮手段)
15 第2結紮ワイヤー(結紮手段)
16 結紮ワイヤー
17 結紮ワイヤー
18 歯列矯正用ブラケット
19 ブラケット本体
20 スロット部
21 ウイングブロック
22 ウイング部
23 ウイング部
24,25 補助ウイング部
26,27 補助ウイング部
28 アーチワイヤー
29 結紮ワイヤー
30 歯列矯正用ブラケット
31 ブラケット本体
32 スロット部
33 ウイングブラケット
34 ウイング部
35 ウイング部
36 補助ウイング部
37 補助ウイング部
38 歯列矯正用ブラケット
39 ブラケット本体
40 スロット部
41 ウイングブロック
42 ウイング部
43 ウイング部
44,45 第1補助ウイング部
46,47
a 1対の第1補助ウイング部の間隔
b 1対の第2補助ウイング部の間隔

Claims (7)

  1. ブラケット本体の前面における上下方向の中央部に、アーチワイヤーが装着されるスロット部を、左右方向に形成するとともに、このスロット部を上下に跨ぐように、上下1対のウイング部からなるウイングブロックを形成し、かつこのウイングブロックにおける上下の両ウイング部に、結紮手段を掛け止めして、アーチワイヤーを、前方から後方に向けて圧接しうるようにした歯列矯正用ブラケットにおいて、
    ウイングブロックにおける上下のウイング部の左右端面の少なくとも一方に、結紮手段が掛止め可能な補助ウイング部を形成したことを特徴とする歯列矯正用ブラケット。
  2. ウイングブロックを、左右方向に複数に分割するとともに、これら分割された複数のウイングブロックのうちの、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下のウイング部の左右端面の少なくとも一方に、補助ウイング部を形成したことを特徴とする請求項1記載の歯列矯正用ブラケット。
  3. 補助ウイング部を、左右端のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうち、少なくとも外側に位置する端面に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の歯列矯正用ブラケット。
  4. 補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右両端面に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の歯列矯正用ブラケット。
  5. 補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうちの、少なくとも一端面において、前後に離間させて複数個設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の歯列矯正用ブラケット。
  6. 補助ウイング部を、少なくとも1個のウイングブロックにおける上下の各ウイング部の左右端面のうちの、少なくとも一端面において、前後に離間させて設けた1対の補助ウイング部のうち、前方の補助ウイング部における前面を、スロット部に装着されるアーチワイヤーの前面よりも前方に位置させ、後方の補助ウイング部における後面を、アーチワイヤーの前面よりも後方に位置させたことを特徴とする請求項5記載の歯列矯正用ブラケット。
  7. 結紮手段との接触面を粗面に形成したアーチワイヤーを、ブラケット本体のスロット部に装着し、結紮手段により結紮したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の歯列矯正用ブラケット。
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