JP2008072518A - 自動検針システム用無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信の状態を確認するとともに、無線機器の状態も確認して、無線機器の設置およびメンテナンスに役立つ無線装置を提供する。
【解決手段】無線機器の設置場所において、実際に使用するチャンネルでの電界強度を検出し、電界強度レベル表示部42に、電界強度の信号レベルおよびノイズレベルを表示する。数字表示部38に、通信中のチャンネルを表示する。電圧電流検知端子36に無線機器を接続して、無線機器の消費電流をモニターする。消費電流が正常か否かを電界強度レベル表示部42に表示する。電圧電流検知端子36に無線機器の電池のコネクタを接続して、電池電圧を検出する。電池電圧が正常か否かを電界強度レベル表示部42に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末網制御装置とセンター側装置とが通信回線を介して接続され、LPガス、都市ガス、水道、電気等のメータやセキュリティ機器からのデータを伝送する無線機器が端末網制御装置に接続され、端末網制御装置とセンター側装置との間でノーリンギング通信を行う自動検針システムにおいて、無線機器の設置工事やメンテナンスのために使用する無線装置に関する。
従来のノーリンギング通信による自動検針システムでは、電話回線を通じて接続されたセンター側装置と端末側装置との間でノーリンギング通信によるデータ伝送が行われる。センター側装置のホスト装置からのLPガス等のメータの自動検針や、端末発呼によるセキュリティ機器からの異常、例えばガス漏れ等の通知が行われる。
ノーリンギング通信中においては、ノーリンギングトランクによって電話機のオフフック検知を行うことにより、端末網制御装置は電話回線から電話機を切り離すことなく通信を行う。一方、端末発呼の場合は、通常、電話機を電話回線から切り離し、電話機のベルの共鳴りを防止している。
端末側装置は、需要家、例えば一般家庭に設置されるものであるので、各家庭毎に端末側装置の設置工事を行う必要がある。例えば設置場所がマンション、集合住宅等である場合、端末網制御装置とメータ間に配線を行うとき、壁に穴をあける等の必要性が生じる。
そこで、端末網制御装置とメータを有線接続する代わりに、無線電波でデータを送受信すれば、端末網制御装置とメータ間の配線工事が不要となる。端末網制御装置とメータ間のデータ伝送に無線機器を使用した自動検針システムを図8に示す。
センター側装置は、ホスト装置1とセンター側網制御装置2とから構成され、需要家に設置された端末側装置と通信回線を介して通信可能に接続されている。通信回線を介してセンター側交換局3とノーリンギングトランク5を備えた端末側交換局4とが接続される。端末側装置では、端末網制御装置6に無線機器が接続され、無線機器にLPガスメータ7、都市ガスメータ8、水道メータ9、電力メータ10、セキュリティ機器11、接点機器12といった端末機器が接続される。通信回線として、電話回線13が使用され、端末網制御装置6に宅内電話機14が接続される。
無線機器は、端末網制御装置6に有線接続された無線親機15と、メータ等の端末機器が接続された無線子機16とから構成される。1台の無線親機15に対して、1台あるいは複数の無線子機16が設けられる。無線親機15および無線子機16は、工場出荷後、初期設定動作において、お互いの識別番号を確認することにより、無線通信が可能になる。
図9に無線親機15、図10に無線子機16をそれぞれ示す。図中、20は無線送受信部、21は電池からなる電源部、22は電界強度表示部、23は縁組スイッチ、24はリセットスイッチ、25は機能スイッチ、26はIDスイッチ、27は選択スイッチ、28は8ビット端子、29は5/M端子、30、31は接点端子、32は縁組表示部、33は取り付けねじ、34はアンテナ、35はリード線である。
無線通信では、無線周波数帯における妨害波などによって、無線通信不良となる場合がある。また、周囲の環境、例えば自動車、トタン板などの電波遮蔽物の有無により、無線信号の品質低下があり、通信不良が発生することがしばしばある。さらに、ノイズレベルが大きすぎて、無線信号の電波が検出できなくなる、あるいは無線信号の電波が弱すぎて、検出できないという問題がある。
無線機器を現場に設置するとき、最適な無線通信の環境が得られる場所を探すために、無線親機15と無線子機16を使って、無線の伝搬状況を確認する必要がある。無線親機15の機能スイッチ25を連続送信モードに設定し、リセットスイッチ24を押す。次に縁組スイッチ23を押す。無線送受信部20からアンテナ34を経由して電波が一定時間、連続的に発射され、同時に縁組表示部32が点滅する。なお、無線親機15のモニターランプからなる電界強度表示部22は設置工事においては関係しない。
設置場所にある無線子機16において、機能スイッチ25を受信モードに設定する。リセットスイッチ24を押す。次に縁組スイッチ23を押す。無線親機15からの無線信号は、アンテナ34を経由して、無線送受信部20に到達し、復調されて、マイクロコンピュータ(図示せず)に入力される。マイクロコンピュータは、受信した電文を解析して、電界強度を測定する。このとき、マイクロコンピュータは、縁組表示部32を点滅させ、無線親機15から電波の状況に応じて、電界強度表示部22のLEDを点滅する。
電界強度表示部22を構成するLEDが1個点滅する場合は、電界強度が弱い。LEDが2個点滅する場合は、電界強度が中ぐらいである。LEDが3個点滅する場合は、電界強度が強い。
設置場所が確定すると、無線親機15は、取り付けねじ33を利用して、壁に固定される。8ビット機器、例えば都市ガスメータ8、水道メータ9、セキュリティ機器11などがあれば、リード線35を介して無線親機14の8ビット端子28に接続される。
無線子機15は、取り付けねじ33を利用して、壁に固定される。8ビット機器は8ビット端子28に、5ビット機器は5/M端子29に、接点機器は接点端子30に、他の接点機器は接点端子31に、それぞれリード線35を介して接続される。
設置工事の現場において、無線機器の動作確認をしなければならない。そのとき、電界強度や設定内容の確認を容易に行えるように、表示部等の入出力部品を備えた無線機器が特許文献1に記載されている。
特開2005−339226号公報
ところで、設置場所において、無線機器を用いて、無線通信することにより、電界強度が測定される。実際に使用する1チャンネルから6チャンネルの周波数の無線信号に外部からのノイズがあれば、RSSI(Received Signal Strength Indicator)に変化が表れ、正規の無線信号以外でRSSIが変化することがある。これはノイズであり、無線通信の環境がよくないことになる。そのため、設置場所を再検討することが必要になる。
しかしながら、設置工事時に、1チャンネルから6チャンネルの通信用のチャンネルを用いずに、10チャンネルを確認用に用いていれば、ノイズのことはわからない。その結果、実際のシステムの運用を開始したときに、通信エラーを引き起こすことになる。
このように、電界強度の測定を実際のチャンネルを用いて行うことは、表示部を備えた無線機器を使用したとしても、手間がかかり、効率的でない。また、運用形態から考えて、ほとんど無人で検針を行うため、無線通信状況を把握するための表示部を無線機器に設けることは、不必要であり、不経済となる。
本発明は、上記に鑑み、実際に無線通信に用いるチャンネルでの無線通信の状態を簡単に確認でき、無線機器の設置工事を効率よく行える自動検針システム用無線装置の提供を目的とする。
本発明は、センター側装置と通信回線を介して接続された端末網制御装置と、端末網制御装置に接続された無線機器とから構成され、無線機器は、端末網制御装置に接続された無線親機と端末機器を接続した無線子機とからなり、端末機器からのデータをセンター側装置に送信する自動検針システムにおいて、無線機器に対して使用される無線装置であって、無線機器の設置場所における無線通信の状態をチャンネル毎に検出する通信状態検出手段と、検出した無線通信の状態を表示する表示手段とを備えたものである。
無線機器の設置場所において、無線装置は、設置される無線機器と同様に、使用するチャンネル毎に無線通信を行い、通信状態検出手段は、電界強度等の通信状態を検出する。表示手段は、検出した結果を表示する。
このとき、表示手段は、無線通信に使用するチャンネルと、チャンネル毎の受信信号の電界強度情報を表示する。また、表示手段は、無線通信に使用する全チャンネルを表示可能である。電界強度情報として、電界強度の信号レベルおよびノイズレベルを表示する。このように、各チャンネルで実際に無線通信したときの通信状態を現場で目視により確認することができ、設置場所の選定を効率よく行える。
表示手段は、マトリックス状に配置された複数のLEDを有し、列方向に無線通信に使用する複数のチャンネルが割り当てられる。そして、電界強度の信号レベルを表示するとき、行方向に連続する2個のLEDを点灯し、ノイズレベルを表示するとき、1個のLEDを表示する。LEDを用いることにより、低消費電力となり、無線装置の電源が電池である場合に役立つ。そして、全てのチャンネルが表示され、隣接するチャンネルの状況も表示される。したがって、ノイズがどのように発生しているのかも確認できる。
無線通信の状態の検出を開始したとき、一定時間後に待機状態に戻る。これにより、電源である電池の消耗を防げる。
無線機器に接続可能とされ、無線機器の消費電流を検出する電流検出手段を備え、無線機器が待機状態にあるとき、消費電流をモニターする。消費電流の異常を検出したとき、表示手段は、この異常を表示する。また、電池を電源とする無線機器の電池電圧を検出する電圧検出手段を備え、無線機器の電池の残容量を確認する。電池の残容量が低下したことを検出したとき、表示手段は、電池電圧の低下を表示する。
このように、無線装置を無線機器に接続するだけで、無線機器に異常がないか、あるいは電池の寿命に達していないかを常にチェックすることができ、メンテナンスを容易に行える。
通信状態検出手段は、連続して検出動作を行い、検出結果を蓄積していく。無線通信に問題が発生したとき、長期間にわたって蓄積した通信状態のデータを解析できるので、問題の解決を容易に図れる。
電源として、内蔵された電池および外部電源が用いられ、通信状態検出手段が連続した検出動作を行うとき、外部電源が使用される。電池から外部電源に切り替えることにより、長期間の検出動作が可能となる。
本発明によると、無線機器を設置するとき、無線機器の代わりに無線装置を使用することにより、無線通信の通信状態を検出でき、通信エラーがあれば、すぐに対応でき、適切な設置場所を選定できる。また、無線機器では不必要な表示部を用いて、通信状態を一目瞭然にでき、通信不良となる原因を究明するための一助とすることができる。したがって、設置場所が決まってから、無線機器を設置することができ、設置工事の効率化を図れる。
また、無線機器の使用中には、無線装置を用いて、無線機器の異常や電源である電池の寿命を調べることができ、無線機器のメンテナンスが容易となる。
本実施形態の自動検針システムは、従来の図8〜10に示したものと同じである。本発明の無線装置は、無線親機15および無線子機16からなる無線機器の設置工事やメンテナンスのために使用するものであり、無線親機15あるいは無線子機16の近傍に設置され、無線通信の環境を確認する。本システムの無線通信は、特定小電力無線により行う。
無線装置は、図1に示すように、無線子機16と基本的な構造は同じである。そのため、無線子機16を改造して製造することができる。図中、36は電圧電流検知端子、37はPCインターフェース部、38は数字表示部、39は外部電源部、40は動作モード表示部、41はカーソル表示部、42は電界強度レベル表示部、43は無線受信部、44は起動スイッチである。その他の構成は、無線子機16と同じである。
図2に示すように、無線装置は、温度測定部50、電流検知部51、電圧検知部52、記憶部53および制御部54を備える。無線受信部43は、高周波増幅回路、ミキサ、中間周波数増幅回路、位相同期ループ回路、電圧制御発振器等を有する公知の受信回路であり、マイクロコンピュータからなる制御部54からの指令にしたがって受信動作を行う。
そして、制御部54は、無線受信部43を利用して無線通信の状態を検出する通信状態検出機能を有する。通信状態検出機能は、無線機器の設置時に無線信号の受信レベルを確認する電界強度確認モードを実行する。さらに、通信状態検出機能は、長期間にわたり受信動作して、電波の状況、温度測定部による外気温および時間を定期的に検出して、受信データを蓄積するロギングモードを実行する。また、制御部54は、電流検知部51を通じて無線機器の消費電流を検出したり、電圧検知部52を通じて無線機器の電池の消耗を検出する。
無線装置は、通常は電池からなる電源部21の電源供給により動作し、待機状態となる。外部電源部39にACアダプタを接続すれば、商用電源といった外部電源から供給される電源により動作する。選択スイッチ27は、無線装置が実行する処理モードを選択する。処理モードとしては、電界強度確認モード、電流測定モード、電圧検知モードである。起動スイッチ44の操作により、制御部54は、選択された処理モードを開始する。リセットスイッチ24が操作されると、制御部54は、実行中の処理モードを途中で停止して、待機状態にする。
無線装置が無線信号を受信したとき、アンテナ部34から電波が無線受信部43に入力される。無線受信部43は、電波の増幅、復調、キャリアセンス等を行い、電波法に準拠した電波の受信を制御する。
無線信号を受信する無線受信モードでは、無線受信部43は、電界強度に応じたキャリアセンス信号を制御部54に出力する。電界強度が一定以上のレベルを越えると、無線受信部54は、Highのキャリアセンス信号を出力する。制御部43では、この信号を検知すると、無線受信モードを停止し、待機状態になる。Lowのキャリアセンス信号が出力されていれば、制御部54は、無線受信モードを継続する。なお、RXデータ信号は、通信電文である。
無線信号の電界強度を測定するとき、無線受信部43は、復調出力されたSメータ出力信号(RSSI値)を制御部のA/D変換ポートに出力する。制御部54は、Sメータ出力信号の一定時間のサンプリングを行い、電界強度の平均値を算出する。そして、制御部54は、電界強度確認モードでは、このデータに基づいて、電界強度レベル表示部42を駆動して、検出した電界強度レベルを一定時間表示する。
無線装置の表示部として、数字表示部38、電界強度レベル表示部42、動作モード表示部40およびカーソル表示部41がある。数字表示部38は、無線周波数のチャンネル表示として用いる。電界強度レベル表示部およびカーソル表示部は、マトリックス状に配置された複数のLEDからなる。カーソル表示部は、最下段の1行とされる。これより上段の行が電界強度レベル表示部42とされる。カーソル表示部41は、数字表示部38に表示されるチャンネルに対応して、該当する列のLEDを点灯することによりチャンネルを表示する。
ここで、無線通信の無線周波数は6チャンネルと9チャンネルを使用する。無線装置は、6チャンネルの動作モードと9チャンネルの動作モードを有している。これは、無線機器の無線親機15と無線子機16が異なった使われ方をするため、2種類のチャンネルを選択できるようになっている。
無線親機15において、機能スイッチ25を設定することにより、6チャンネルを選択できる。1chから6chまでの無線周波数を使用するシステムとなる。無線装置では、選択スイッチ27の「1」を選択した場合、6チャンネルでの電界強度確認モードになる。動作モード表示部40は、選択スイッチ27と1対1に対応して、一番左のLEDを点灯する。電界強度確認モードでは、1秒ごとに6チャンネル分のRSSI値を更新する。図3に示すように、電界強度レベル表示部42は、6チャンネル分の電界強度レベルを表示する。各チャンネルの電界強度レベル表示部42は、更新されるまで以前の状態を保つ。電界強度の測定は15分間継続され、その後待機状態に戻る。
測定開始後、起動スイッチ44を押すたびに、チャンネルが変わり、数字表示部38に表示される数字が増加していく。最大のチャンネルまでいくと、最初のチャンネルに戻る。この数字表示と連動して、カーソル表示部41も順次変更してゆく。
図3(a)では、6chの場合を示している。図中、カーソル表示部41の各列の下に示した数字は対応するチャンネルを示している。なお、1chのすぐ左の列は、1chから1チャンネル分低い周波数帯域(1ch−1)、その左の列はさらに、1チャンネル分低い周波数帯域(1ch−2)である。数字表示部では、図3(b)に示すように、数字の右側にドットを付けて表示する。このドットが点灯していると、“マイナス”の周波数を意味する。
電界強度レベル表示部42において、使用するチャンネルに隣接するチャンネルに対する電界強度レベルを表示している。このチャンネルは無線通信には採用されていないが、何らかの妨害無線が存在する場合、通信に影響を及ぼす可能性がある。また、6chから1チャンネル分上の周波数は7chであり、このチャンネルにおける電界強度も表示する。7チャンネルは隣接チャンネルで通信用チャンネルではない。しかし、ここの妨害波レベルを確認することは、6チャンネルの通信状況を確認することの手助けとなる。このように、隣接するチャンネルの電界強度を表示することにより、設置場所の無線環境を知る上で有効になる。
数字表示部38でチャンネルを表示するとともに、カーソル表示部41でそのポイントを表示することにより、そのチャンネルの電界強度レベルがどうなっているかを目視することができ、極めて簡単に状況判断をすることができる。
図3に示すように、電界強度レベル表示部において表示される電界強度レベルは1から5までの5段階とされる。レベル1はノイズレベル、レベル2は弱い信号レベル、レベル3は通信できるがマージンが少ない信号レベル、レベル4は通信可能でマージンがある信号レベル、レベル5は十分マージンがある信号レベルである。レベル5より高いレベルはレベル5として表示される。
無線装置の電源は電池である。このため、表示部のLEDの点灯数が多いほど消費電力が増え、電池寿命が短くなる。しかしながら、1個のLEDの点灯だけでは、明るい屋外では、目視しにくいことが懸念される。そこで、信号レベルを確認しやすいように、LEDを2個で表示する。また、最も信号レベルの低いレベル1では、ノイズのみの可能性が大きい。この場合は、1個のLEDのみの点灯としても、通信上害が少ない。
図3に示すように、1ch−2および7chは、ノイズレベル相当なので、LEDは1個のみ点灯である。1ch―1から3chまで、および5,6chは、レベル2相当なので、LEDは2個点灯している。4chは、レベル5であるので、レベル5およびレベル4の2個のLEDが点灯する。
ノイズレベルを表示することによって、無線機器が設置される環境のノイズ状況が信号レベルに対してマージンを有するか否かといったことが目視でわかる。したがって、最適な設置場所の選定に役立つ。従来の無線機器では、信号レベルのみが表示されていたので、マージンがよくわからず、設置場所を選定するのが困難であった。
無線親機の機能スイッチ25を切り替えることにより、9チャンネルを選択できる。図4に示すように、1、6、9、12、15、37、40、43、46の各chを使用するシステムに置き換わる。無線装置の選択スイッチ27をオールオフにすると、9チャンネル受信モードになる。図4に示すように、カーソル表示部41の各列の下に示す数字が実際の周波数チャンネルであり、その下段に示しているものが数字表示部で表示されるチャンネルになる。37chは“A”、40chは“b”、43chは“C”、46chは“d”でそれぞれ表示される。
また、選択スイッチ27の「7」「8」「9」の選択により、センターモードを選択することができる。各センターモードにおける中心チャンネルは12ch、37ch、43chとなり、このチャンネルとその周辺のチャンネルが表示される。12chの場合、8ch〜16chが表示される。37chの場合、33ch〜41chが表示される。43chの場合、39ch〜47chが表示される。無線通信に使用するチャンネル以外は、数字表示はしない。
すなわち、全ての通信用のチャンネルの受信状況を表示するとともに、隣接チャンネルの受信状況も表示できることになる。これによって、妨害波つまりノイズがどのように発生しているかを簡単に確認することができる。
無線装置は、待機状態から選択スイッチ27による設定後、起動スイッチ44のオンにより決められた一定の動作を行う。例えば無線受信部が連続して動作すると、電池の消耗が早くなる。また、動作モードによっては多数のLEDを点灯することになり、これも消費電流が多くなって、電池の消耗が早くなる。
そこで、制御部54は、動作を開始してから一定時間経過したとき、その動作を停止して待機状態に戻るように制御する。すなわち、一度起動スイッチ44がオンされると、制御部54は、時間計測を開始する。起動スイッチ44が押されてから一定時間後には、強制的に待機状態に戻る。例えば15分間継続動作して、待機状態になる。なお、動作途中で、動作を中止する場合は、リセットスイッチ24をオンすると、待機状態に戻る。
これによって、勘違いして、電源を切り忘れても、電池が消耗することを確実に防止できる。なお、無線装置の電源が電池であるので、コネクタを引き抜いて電源の供給を止めることによっても、電池の消耗を抑えることが可能である。
ロギングモードでは、制御部54は、無線信号の電界強度を時間とともに分析する。すなわち、キャリアセンス信号をサンプリングし、一定時間内に何回キャリアセンス信号があるかをカウントする。温度検知部50により、周囲の温度を検出する。このカウント値と、開始時間および開始時の雰囲気温度とをEEPROM等の記憶部53に蓄積していく。制御部54は、蓄えたデータをPCインターフェイス部37から専用線(図示せず)を通じてパソコンにデータ転送する。パソコンにおいて、データが解析され、無線機器の設置場所での通信環境の変化が調査される。
ロギングモードが実行されると、無線装置は、連続して無線受信動作を継続する。ロギングモードでは、一定時間で待機状態に戻る電界強度確認モードとは異なり、連続してデータ取得を行う。そのため、長期間の受信動作に耐えられる電源でなければならない。電池を電源とする場合、常に新規の電池であれば問題ないが、使用期間が不明の電池であれば、途中で容量不足になり、無線受信の継続動作ができなくなるおそれがある。
そこで、外部電源部39にACアダプタを接続して、商用電源等の外部電源から電源を供給する。これにより、安定した電源を供給でき、長期間にわたって無線通信の測定を行える。一方、内蔵の電池は、停電時のバックアップ電源として利用できる。
次に、電流測定モードおよび電圧検知モードについて説明する。電流測定モードでは、無線機器の消費電流をモニターし、消費電流が正常か異常かを判断する。無線装置は、電圧電流検知端子36を備えている。図5に示す電流測定ハーネス55を用いて、無線装置と無線機器とを接続する。電流測定ハーネス55のコネクタCON3を無線装置の電圧電流検知端子36に接続し、コネクタCON2を無線親機15あるいは無線子機16の電源コネクタに接続する。そして、選択スイッチ27の「2」を選択することにより、制御部54は、電流測定モードを実行する。
起動スイッチがオンされると、制御部54は、図6に示す電流検知部51を動作させる。電流検知部51では、制御部54の出力ポートからの駆動信号により、トランジスタQ2がオンする。これにより、トランジスタQ1がオンする。安定化された供給電源が、無線機器に電圧電流検知端子36から電流測定ハーネス55を通じて供給される。無線機器に流れる電流に応じて、電流検出用抵抗Rgの両端に電圧降下が起きる。この電圧降下をRe、Rf、Rh、Riの抵抗で分割して得られた電圧信号が制御部54のA/D入力ポートに出力される。
制御部54では、アナログ電圧値がデジタル値に変換され、電圧降下値が計算される。この電圧降下値は無線機器に流れる電流に比例する。電圧降下値の最大値と最小値とから許容範囲を予め決めておき、無線機器の消費電流が許容範囲内にあるかを判断する。また、一定時間後の無線機器の消費電流を測定することにより、待機時の消費電流を確認できる。
消費電流が許容範囲外であれば、図7(a)に示すように、電界強度レベル表示部42に「NG」を表示する。消費電流が許容範囲内であれば、図7(b)に示すように、電界強度レベル表示部42に「OK」を表示する。これによって、無線親機15あるいは無線子機16が適切な消費電流か否かを確認することができる。適切でない消費電流であれば、無線機器に何らかの異常があることがわかり、メンテナンスを施せる。
起動スイッチ44を押すことにより、電流測定モードに入るが、電圧電流検知端子36に無線機器が接続されていない場合、検出される電圧降下値は最低電流値以下である。電界強度レベル表示部42に、「NG」が表示される。
電圧検知モードでは、無線機器の電池電圧を検出して、電池の残容量を確認する。無線装置の電圧電流検知端子36に、無線機器のコネクタ付き電池のコネクタを接続する。そして、選択スイッチ27の「3」を選択することにより、制御部54は、電圧検知モードを実行する。
起動スイッチ44がオンされると、制御部54は、図6に示す電圧検知部52を動作させる。電圧検知部52では、制御部54の出力ポートからの駆動信号により、トランジスタQ4がオンする。これにより、トランジスタQ3がオンする。無線機器に無線通信時と同等の負荷がかかった状態となる。この状態において、電池からの電流が抵抗Rm、Rnに流れる。両抵抗の分圧比のアナログ電圧が制御部54のA/D入力ポートに出力される。
制御部54では、アナログ電圧値がデジタル値に変換され、電池電圧が検出される。これにより、電池の残容量を確認でき、その結果が電界強度レベル表示部42に表示される。電池の残容量が十分にあるとき、「OK」と表示され、残容量が少ないとき、「NG」と表示される。このようにして、電池の寿命が来る前に、電池の交換を促すことができ、安定した無線機器の動作の維持が可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。無線機器による無線通信として、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)を採用してもよい。この場合でも、無線装置は、上記実施形態と同様に機能する。複数の表示部を別々に設ける代わりに、液晶ディスプレイ等の表示装置を用い、1つの表示画面に各種の情報を表示してもよい。
本発明の無線装置の蓋を外したときの正面図 無線装置のブロック図 (a)は6チャンネル動作モード時の電界強度レベルの表示例を示す図、(b)はチャンネルの表示例を示す図 (a)は9チャンネル動作モード時の電界強度レベルの表示例を示す図、(b)はチャンネルの表示例を示す図 電流測定ハーネスを示す図 電流検知部および電圧検知部の回路図 確認結果の表示例を示す図 無線機器を用いた自動検針システムの全体構成図 無線親機の蓋を外したときの正面図 無線子機の蓋を外したときの正面図
符号の説明
6 端末網制御装置
15 無線親機
16 無線子機
21 電源部
27 選択スイッチ
37 電圧電流検知端子
38 数字表示部
39 外部電源部
41 カーソル表示部
42 電界強度レベル表示部
43 無線受信部
50 温度測定部
51 電流検知部
52 電圧検知部
53 記憶部
54 制御部

Claims (11)

  1. センター側装置と通信回線を介して接続された端末網制御装置と、端末網制御装置に接続された無線機器とから構成され、無線機器は、端末網制御装置に接続された無線親機と端末機器を接続した無線子機とからなり、端末機器からのデータをセンター側装置に送信する自動検針システムにおいて、無線機器に対して使用される無線装置であって、無線機器の設置場所における無線通信の状態をチャンネル毎に検出する通信状態検出手段と、検出した無線通信の状態を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする自動検針システム用無線装置。
  2. 表示手段は、無線通信に使用するチャンネルと、チャンネル毎の受信信号の電界強度情報を表示することを特徴とする請求項1記載の自動検針システム用無線装置。
  3. 表示手段は、無線通信に使用する全チャンネルを表示可能であることを特徴とする請求項1記載の自動検針システム用無線装置。
  4. 表示手段は、電界強度の信号レベルおよびノイズレベルを表示することを特徴とする請求項2記載の自動検針システム用無線装置。
  5. 表示手段は、マトリックス状に配置された複数のLEDを有し、列方向に無線通信に使用する複数のチャンネルが割り当てられたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の自動検針システム用無線装置。
  6. 表示手段は、電界強度の信号レベルを表示するとき、行方向に連続する2個のLEDを点灯し、ノイズレベルを表示するとき、1個のLEDを表示することを特徴とする請求項5記載の自動検針システム用無線装置。
  7. 無線通信の状態の検出を開始したとき、一定時間後に待機状態に戻ることを特徴とする請求項1記載の自動検針システム用無線装置。
  8. 無線機器に接続可能とされ、無線機器の消費電流を検出する電流検出手段を備え、無線機器が待機状態にあるとき、消費電流をモニターし、消費電流の異常を検出したとき、表示手段は、この異常を表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の自動検針システム用無線装置。
  9. 電池を電源とする無線機器に接続可能とされ、無線機器の電池電圧を検出する電圧検出手段を備え、無線機器の電池の残容量を確認して、電池の残容量が低下したことを検出したとき、表示手段は、電池電圧の低下を表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の自動検針システム用無線装置。
  10. 通信状態検出手段は、連続して検出動作を行い、検出結果を蓄積していくことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動検針システム用無線装置。
  11. 電源として、内蔵された電池および外部電源が用いられ、通信状態検出手段が連続した検出動作を行うとき、外部電源が使用されることを特徴とする請求項10記載の自動検針システム用無線装置。
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