JP2008071263A - 睡眠状況評価システム及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】心拍・体動情報という客観的な情報を合わせて用いることにより、睡眠状況を正確に評価する睡眠状況評価システム及びそのプログラムを提供することにある。
【解決手段】被評価者の睡眠に関する主観質問に対する回答や、心身状態、昨晩の行動に対する回答、個人データ等のデータを入力するデータ入力装置1と、被評価者の睡眠状況を反映する心拍振動間隔のデータや体動回数のデータを取得するためのセンサ2及び計測データ処理装置3と、入力された回答や個人データからの評価と及び計測データ処理装置3での計測データに基づいた評価とを所定の割合で足し合わせることにより被評価者の睡眠状況を評価する睡眠状況評価装置2とで構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、睡眠状況の評価や睡眠状況の改善のアドバイスを行う睡眠状況評価システム及びそのプログラムに関するものである。
自身の睡眠状況の良し悪しは各個人である程度判定することができるものの、客観的評価でどの程度のものであるかを各個人で判定することはできない。また、良く眠れない人にとっては、何が原因で良く眠れないのか、どのようにすれば良く眠れるようになるのかは大きな関心事である。このために、睡眠状況に対する的確な評価を出すことができる上に適切な改善策のアドバイスを行うことができる睡眠状況評価システムが提供されている(例えば特許文献1)
特開2003−216734公報(段落0012、0013,図1)
ところで、特許文献1に開示されている装置は、眠りについてのアンケートによる申告に基づいて睡眠状況を評価していたため、主観的な申告に対して実際の状況が異なっている時に、本人の申告による誤った情報も含めて判断してしまう場合があった。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、生体情報という客観的な情報を合わせて用いることにより、睡眠状況を正確に評価する睡眠状況評価システム及びそのプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の睡眠状況評価システムの発明では、被評価者の睡眠に関する申告により申告情報を取得する申告情報取得部と、被評価者の睡眠状況を反映する生体情報を取得する客観情報取得部と、前記申告情報に基づいた睡眠状況の評価と、前記生体情報に基づいた評価とを所定の割合で足し合わせることにより被評価者の睡眠状況を評価する評価部とを備えていることを特徴とする。
請求項1の睡眠状況評価システムの発明によれば、被評価者の睡眠状況を反映する生体情報という客観的な情報に基づいた評価と被評価者の申告情報とを合わせて用いることにより、両情報が相互に補間しあった形で、睡眠状況を正確に評価する睡眠状況評価システムを提供することができる。
請求項2の睡眠状況評価システムの発明では、請求項1の発明において、前記生体情報は、体動情報と心拍情報の何れか一方又は両情報からなることを特徴とする。
請求項2の睡眠状況評価システムの発明によれば、生体情報として用いる情報によってで評価対象やその数に対応することができ、例えば光電脈波センサのように体動情報や心拍情報の何れも取得できるセンサを使用することで、簡単に評価対象やその数を変更することができる。
請求項3の睡眠状況評価システムの発明では、請求項1又は2の発明において、前記評価部は、睡眠状況について複数ジャンルの評価を行うものであり、該複数ジャンルのうち前記申告情報と前記生体情報とに関連のあるジャンルについては、前記所定の割合を前記生体情報の割合が大きくなるように設定して睡眠状況を評価することを特徴とする。
請求項3の睡眠状況評価システムの発明によれば、被評価者の睡眠状況を反映する生体情報が取れるものがある場合には、その割合を多くすることで客観的で正確な評価を行うことができる。
請求項4の睡眠状況評価システムの発明では、請求項3の発明において、前記評価部は、該複数ジャンルのうち前記申告情報と前記生体情報とに関連のあるジャンルとして、熟眠度、眠りの深さ、寝起きの良さ、寝付きの良さ、体動の多さ、睡眠時間の長さのうちの少なくとも1つを備えていることを特徴とする。
請求項4の睡眠状況評価システムの発明によれば、生体情報に基づいて熟眠度、眠りの深さ、寝付き及び寝起きの良さ、体動の多さ、睡眠時間の長さのうちの少なくとも1つを客観的に評価することができる。
請求項5の睡眠状況評価システムの発明では、請求項4の発明において、前記生体情報として心拍情報を用い、前記評価部は、前記寝起きの良さ及び寝付きの良さを、前記心拍情報と予め記憶した基準心拍情報とでパターン分析を行うことにより評価することを特徴とする。
請求項5の睡眠状況評価システムの発明によれば、心拍情報に基づいて寝付き及び寝起きの良さを客観的に評価することができる。
請求項6の睡眠状況評価システムの発明では、請求項5の発明において、前記評価部は、前記熟眠度を前記心拍情報の平均値に基づいて評価することを特徴とする。
請求項6の睡眠状況評価システムの発明によれば、睡眠中の緊張度を客観的に評価することができる。
請求項7の睡眠状況評価プログラムの発明では、コンピュータ装置上で実行されることで、該コンピュータ装置を被評価者の睡眠に関する申告により申告情報を取得する申告情報取得部及び、前記申告情報に基づいた睡眠状況の評価と、被評価者の睡眠状況を反映する生体情報を取得する客観情報取得部からの前記生体情報に基づいた評価とを所定の割合で足し合わせることにより被評価者の睡眠状況を評価する評価部として機能させることを特徴とする。
請求項7の睡眠状況評価プログラムの発明によれば、評価者の睡眠状況を反映する生体情報という客観的な情報に基づいた評価と被評価者の申告情報とを合わせて用いることにより、両情報が相互に補間しあった形で、睡眠状況を正確に評価する睡眠状況評価システムをコンピュータ装置で実現することができる。
睡眠状況評価システムに係る発明は、評価者の睡眠状況を反映する生体情報という客観的な情報に基づいた評価と被評価者の申告情報とを合わせて用いることにより、両情報が相互に補間しあった形で、睡眠状況を正確に評価する睡眠状況評価システムを提供することができるという効果がある。
また、睡眠状況評価プログラムに係る発明は、評価者の睡眠状況を反映する生体情報という客観的な情報に基づいた評価と被評価者の申告情報とを合わせて用いることにより、両情報が相互に補間しあった形で、睡眠状況を正確に評価する睡眠状況評価システムをコンピュータ装置で実現することができるという効果がある。
以下本発明を一実施形態の睡眠状況評価システムにより説明する。
本実施形態の睡眠状況評価システムは、図1(a)に示すように、被評価者に対する主観質問に対する被評価者の回答、被評価者の昨晩の行動と心身状態に対する問診に応じた回答、更に被評価者の個人データを被評価者の申告情報として取得する申告情報取得部たるデータ入力装置1と、就寝中の被評価者の睡眠状況を反映する生体情報として被評価者の体動及び心拍振動間隔を計測するために例えば被評価者の手首に装着する光電脈波センサのようなセンサ2と、該センサ2で計測される脈波の波形パターンから心拍振動間隔を検出するとともに被評価者の寝返り等で腕が動いた時に生じる前記波形パターンの乱れ(振幅増大)から体動を検出してその回数をカウントする客観情報取得部たる機能等を備えた計測データ処理装置3と、データ入力装置1から入力された各申告情報たるデータと計測データ処理装置3での後述する情報とに基づいて、或いはデータ格納部41に記憶保存している当該被評価者の過去の評価時に用いた過去データに基づいて当該被評価者の睡眠状況評価を行い、その評価結果や計測結果等を被評価者に提示する睡眠状況評価装置4とから構成される。
データ入力装置1は、GUIを利用したポインティングデバイスやキーボード等の入力手段からなり、性別、年齢、住居や寝室等の就寝環境の状態を少なくとも含む個人情報や、被評価者の日頃の眠り実態に対する主観質問に対応する回答、被評価者に対して昨晩の行動や、心身状態等問診事項に対応した回答などの入力に用いられ、入力されたデータは、睡眠状況評価装置4へ取り込まれる。
計測データ処理装置3は、センサ2からの計測データ(波形パターン)及び内蔵時計部(図示せず)の計時データを読み込み、センサ2の計測データから心拍振動間隔の検出及び体動回数のカウントを行い、計時データから時間カウントを行う計測データ読込部30と、計測データ読込部30から読み込んだ心拍振動間隔データ、体動回数データ及び時間カウントデータを解析して寝返りの多さ、寝付き時間、入眠時刻、睡眠時間、起床時刻、寝付きの状態、寝起きの状態、熟眠の状態等の解析を後述のように行う計測データ解析部31と、該計測データ解析部31で解析結果に基づいて諸データを睡眠状況評価装置4へ出力するデータ出力部32と、後述する統計データを予め格納しているデータベース(図示せず)を備えている。
睡眠状況評価装置4は、上述のデータ入力装置1及び計測データ処理装置3から出力される各データを入力するデータ入力部40と、データ格納部41と、健康度判定部42と、原因分析部43と、表示器45と、表示データを生成する表示データ生成部44とを備えている。
健康度判定部42は、データ入力装置1で取り込んだ被評価者の昨晩の行動や心身状態を示す回答データや主観質問に対応する回答データ及び個人データからなる申告情報と、計測データ処理装置3からの解析結果に基づいたデータ(客観的なデータ)とを統合して、眠りの健康度判定を行う。
原因分析部43は、健康度判定部42での健康度判定結果(或いはデータ格納部41で保存されている過去データ)に基づいて原因分析を行い、被評価者に提示するアドバイス内容を生成する。
表示データ生成部44は、データ入力装置1を用いて上述の回答や個人情報を入力するためのGUIを利用したデータ入力画面を表示させるための表示データ、健康度判定部42での健康度判定結果、原因分析部43の分析結果やアドバイス内容を表示器45で表示させるための表示データを生成する。
尚図1は各装置1,3、4を独立的に設けた構成として示しているが、実際的には1台のコンピュータ装置で構成し、例えば計測データ解析部31,健康度判定部42,原因分析部43,表示データ生成部44は、コンピュータ装置の中央演算装置で実行されるプログラムにより実現される機能であり、計測データ解析部31の機能と、健康度判定部42の機能と、原因分析部43の機能とで評価部を構成することになる。
1台のコンピュータ装置で構成される場合、計測データ読込部30,データ入力装置1に対応するデータ入力部40はコンピュータ装置に備えられるI/O装置で構成され、解析データ出力部32及びこれに対応するデータ入力部40は中央演算装置で実現される計測データ解析部31の機能として備えても良い。この場合システムスタート時において表示器45に被評価者に対する操作や、回答入力等のガイダンスメニューなどを表示されるプログラムも中央演算装置に搭載されているものとし、計測データ処理装置3のデータベース及びデータ格納部41はハードディスク装置等の外部記憶装置により構成する。
またデータ入力装置1及び計測データ処理装置3を被評価者が所有するユーザー用コンピュータ装置や単機能の装置で構成し、睡眠状況評価装置4をサービス提供者側に設けたサーバー用コンピュータ装置で構成し、両装置をインタネット等のネットワークを通じてデータの授受を行ったり、通信ケーブルを用いて直接的に接続できるようにしても良く、この場合には夫々にデータ通信用の通信手段を備えているものとする。
また、ネットワークを通じて接続する場合には、サーバー用コンピュータ装置は計測データの処理結果や回答データや個人データをユーザー用コンピュータ装置から取得するとともに、健康度判定結果、原因、アドバイス内容等をサーバー用コンピュータ装置からユーザー用コンピュータ装置に送って、当該ユーザー用コンピュータ装置の表示器で表示させることができるものとする。
次の本実施形態の動作を図2、図3のフローチャートによって説明する。
まず、被評価者が睡眠状況評価装置4を図2に示すようにスタート(S100)させると、睡眠状況評価装置4は、被評価者にデータ格納部41に保存されている健康度判定結果の過去データによる評価を求めるのか、新規な心拍・体動の計測データを用いた評価を求めるかを選択する画面を表示器45に表示させ、被評価者に選択を促す(S101)。
ここで被評価者がデータ入力装置1により新規な計測データによる評価を選択すると、昨晩計測データ処理装置3で計測した結果のデータの取り込み処理(S102)を行う。
ここで計測データ処理装置3を用いて被評価者の昨晩の就寝に関するデータを得る動作について説明する。
被評価者は、計測データ処理装置3に接続されるセンサ2を装着した後、計測スタートを指示して寝床に入る。ここで計測データ処理装置3と睡眠状況評価装置4とが1台のコンピュータ装置で構成される場合には、コンピュータ装置で計測用のアプリケーションを起動させる。尚睡眠状況評価装置4に対して独立して計測データ処理装置3を構成している場合には計測データ処理装置3単独で動作を行えば良い。
センサ2は有線或いは無線で計測データ処理装置3に接続されるものとする。但し、予めセンサ2と計測データ処理装置3は接続されていなくても良く、例えば、睡眠中はセンサ2内に計測データを逐次蓄積しておき、起床後センサ2を計測データ処理装置3に接続し、計測データのダウンロードを開始するようにしても良い。
さて計測スタートの指示があると、計測データ処理装置3は図3に示すように計測動作をスタート(S1)させる。
計測データ処理装置3は動作をスタートすると、計測データのダウンロードを開始する(S2)。この場合、計測データ処理装置3内の計測データ読込部30が、内蔵時計部の計時データに基づいて計測スタートからの時間カウント(S3a)と、センサ2の計測データから体動回数カウント(S3b)と、心拍振動間隔の検出(S3c)とを夫々行う。
そして計測データ解析部31は上述の体動回数や心拍振動間隔から以下の解析処理を行う。
つまり、体動回数のカウント値及び心拍振動間隔の値から、単位時間当たりの体動回数の算出(S4)及び心拍振動間隔の変化算出(S5)を行い、体動回数の算出値(A)から得られる体動回数データ(S6)に基づいて寝返りの多さ(体動の多さ)と求め(S7)、予め記憶してある寝返りの多さの統計データを参照し(S8)、先に求めた寝返り多さ(体動の多さ)と、統計データ(基準となる体動回数)から被評価者の寝返り回数に対応付けた得点を付与する(S9)。この得点は寝返りの多さ判定結果(C)のとなる。
また体動回数の算出値(A)から体動消失のチェックを行う(S10)とともに、体動継続のチェックを行う(S11)。
一方心拍振動間隔の変化算出から数値解析を行い(S12)、この数値解析から時系列的な自律神経活動状態(B)を求め(S13)、この自律神経活動状態(B)から副交感神経優位か否かのチェックを行う(S14)。もし優位で且つ上述の体動消失のチェックで体動消失と判断された場合に「入眠」とし、この入眠時刻判断を時間カウント値(M)に基づいて行い(S15)、入眠時刻判断結果(J)を出力する。
ここで、上述の入眠は、体動消失から所定の時間(例えば15分間)以上経過後も体動が出現しなかった場合に判定する。
更に自律神経活動状態(B)から交感神経優位か否かのチェックを行う(S16)。もし優位で且つ上述の体動継続のチェックで体動継続と判断された場合に起床としてその起床時刻判断を時間カウント値(M)に基づいて行い(S17)、この起床時刻判断結果(K)を出力する。
そして入眠時刻と、起床時刻とから被評価者の睡眠時間の算出を行い(S18)、予め記憶してある睡眠時間の統計データを参照し(S19)、先に求めた睡眠時間と、統計データから被評価者の睡眠時間に対応付けた得点を付与する(S20)。この得点を睡眠時間判定結果(D)として出力し、また算出された睡眠時間を睡眠時間算出値(L)として出力する。
また更に、心拍情報に基づく自律神経活動状態(B)から就寝前後の副交感神経優位の持続性を求め(S21)、予め記憶してある就寝前後の副交感神経優位の持続性(心拍情報に基づいた持続性)の統計データを参照し(S22)、先に求めた就寝前後の副交感神経優位の持続性と、被評価者の就寝前後の副交感神経優位の持続性とのパターン分析により得点を付与する(S23)。この得点を寝付きの状態(寝付きの良さ)の判定結果(F)と出力する。
更にまた、心拍情報に基づく自律神経活動状態(B)から起床前後の交感神経優位の持続性を求め(S24)、予め記憶してある起床前後の交感神経優位の持続性の統計データを参照し(S25)、先に求めた起床前後の交感神経優位の持続性(心拍情報に基づいた持続性)と、被評価者の起床前後の交感神経優位の持続性とのパターン分析により得点を付与する(S26)。この得点を寝起きの状態(寝起きの良さ)の判定結果(E)として出力する。
また、自律神経活動状態(B)から就寝中の交感神経優位の持続性を求め(S27)、上述の寝返りの多さの判定結果(C)と予め記憶してある就寝中の交感神経優位の持続性の統計データを参照し(S28)、この参照データと先に求めた就寝中の交感神経優位の持続性とから被評価者の就寝中の交感神経優位の持続性に対応付けた得点を付与する(S29)。この得点を熟眠の状態判定結果(G)として出力する。
また、心拍振動間隔の数値解析から求めた時系列的な自律神経活動の平均値を算出し(S30)、その算出値と予め記憶してある統計データを参照して(S31)、熟眠度を示す得点を付与し(S32)、熟眠度の判定結果(H)を出力する。
解析データ出力部32は、計測データ解析部31からの寝返り多さ(体動の多さ)の判定結果(C)、熟眠状態の判定結果(G)及び時間カウント値(M)から得る寝付き時間算出値(N)、入眠時刻判断の結果(J)、睡眠時間判定の結果(D)、睡眠時間の算出値(L)、起床時刻判断の結果(K)、寝付きの状態判定の結果(F)、寝起きの状態の判定結果(E)、熟眠度の判定結果(H)を睡眠状況評価装置4に出力する。
ここで1台のコンピュータ装置で睡眠状況評価装置4と計測データ処理装置3とが構成される場合には、睡眠状況評価装置4は、計測データ処理装置3で得る被評価者の睡眠に関する判定結果、判断結果、算出値などのデータを健康度判定部42にデータ入力部40を介して取り込み、データ格納部41に格納保存する処理を自動的に行うことになる。また計測データ処理装置3が別体の場合には、睡眠状況評価装置4は、ネットワーク或いは通信ケーブルを用いて直接接続することによってデータ入力部40に計測データ処理装置3から判定結果や判断結果、更に算出値の各データを取得するデータを転送させる処理を行う。
さて、睡眠状況評価装置4は、データ取り込みが終了すると、健康度判定部42の制御の下で、被評価者に対して心身状態・昨晩の行動についての質問を行い、当該質問に対応する回答入力を促す処理を行う。この場合、計測データ処理装置3と睡眠状況評価装置4とが1台のコンピュータ装置で構成される場合、或いは計測データ処理装置3を睡眠状況評価装置4に直接的に接続する場合には、睡眠状況評価装置4の表示器45で質問事項を表示し、データ入力装置1から回答入力を得る(S103)。ネットワーク接続の場合には、計測データ処理装置3側の表示器で質問事項を表示させ、計測データ処理装置3に備えられているデータ入力装置で回答入力を行わせる。
さて健康度判定部42はデータ入力部40を介して心身状態・昨晩の行動についての回答データを得ると、健康度判定部42は次に日頃の眠りの実態についての主観的な質問を行い、その回答を得る処理を行う。この場合被評価者に新規の回答入力を行うか、過去に入力した回答を使用するかを選択させる。ここで新規の回答が選択された場合には、新規の回答入力を行わせる(S104a)。また過去データを使用する場合にはデータ格納部41から当該被評価者が過去に回答した日頃の眠りの実態データから入力する処理を行う(S104b)。
ところで、上述の主観的な質問としては、特許文献1と同様に、次のような質問が用いられる。
つまり、入眠のしやすさ、入眠の円滑性、冷え性や火照り性による入眠の阻害といった「寝付き」に関する複数の設問と、例えば眠りの深さ、睡眠の維持安定性、熟眠感といった「睡眠の質」に関する複数の設問と、例えば起床時の眠気、起床時の疲労回復感、起床時の精神的回復感といった「目覚め」に関する設問と、例えば午前中の眠気、午前中の気分、午前中の体調、午後の眠気、夕食後の眠気といった「日中のすっきり感」に関する設問と、例えばストレスや生体リズム異常により起こりやすい睡眠中の問題、肥満や鼻炎や枕の不具合により起こりやすい睡眠中の問題、運動過多或いは運動不足により起こりやすい睡眠中の問題、睡眠時無呼吸の可能性、むずむず脚症候群或いは周期性四肢運動障害の可能性といった「睡眠の正常性」に関する設問と、例えば就床時刻とその規則性、起床時刻とその規則性、睡眠時間と充足感、睡眠負債、生体リズムの同調性低下、生体リズムの不規則性、時差ボケといった「睡眠習慣」に関する設問を採用し、「寝付き」の場合には “寝床に入ってから眠りに付くまで20分以上かかることある、或いはなかなか寝付けないことがある”、 “寝床に入っても、うとうとしている状態が多いことがある、或いはいったん眠りについてもすぐに目が覚めることがある”、 “寒い時期に手足の先や肩などが冷えて寝付けないことがある、或いは暑い時期に身体が火照って寝付けないことがある” 等を用いる。
また「睡眠の質」 の場合には、“眠りがだいたい浅いことがある、或いはぐっすり眠れないことがある” 、“夜中に2回以上目が覚めてしまう、或いは寝付いた後に目が覚めてトイレに2回以上行くことがある、或いは朝早く目が覚めて困ってしまうことがある”、”十分な時間眠っているはずなのに、眠った気がしないことがある”等を用いる。
更に、「目覚め」の場合には、 “朝、目覚めて寝床から起き出すのに20分以上かかることがある、或いは、朝、目覚めた時、眠気がかなり強いことがある、或いは、朝、目覚めた時、頭がボーっとして気が散りやすいことがある”、 “朝、目覚めた時、身体がかなりだるかったり、痛かったりすることがある、或いは、朝、目覚めた時、疲労感がかなり強いことがある、或いは、朝、目覚めた時、なかなか行動に移れないことがある”、 “朝、目覚めた時、ストレスをかなり感じることがある、或いは、朝、目覚めた時、かなりイライラした気分のことがある、或いは、朝、目覚めた時、かなり不快な気分のことがある”等を用いる。
また「日中のすっきり感」の場合には、 “朝食後もかなり眠いことがある、或いは午前中ボーっとしていることがある”、 “午前中、かなり気分が悪かったり機嫌が悪いことがある、或いは、午前中、かなりイライラすることがある”、”午前中、ものごとに集中できないことがある、或いは午前中、身体がだるいことがある”、”お昼過ぎや夕方にうたた寝や居眠りをしてしまうことがある、或いはお昼過ぎや夕方に強い眠気におそわれることがある”、”夕食後にうたた寝や居眠りをしてしまうことがある、或いは夕食後に強い眠気におそわれることがある、或いは夕食後は何もする気が起きてこないことがある” 等を用いる。
「睡眠の正常性」の場合には、 “夜中にねぼけることがある、或いは寝入りばなや起き抜けなどに「金縛り」にあうことがある、或いは、夜、寝入りばなにありありとした怖い夢を見ることがある”、”夜中に寝言を言うことがある、或いは夜中に歯ぎしりすることがある”、”いびきをかくことがある、或いは、朝起きた時に、口がかなり乾燥していることがある”、”夜、眠っている時などにこむら返り(足がつる)を起こすことがある、或いは、夜、寝入りばなに足がビクッとしておどろくことがある”、”夜中に足をぴくぴくさせたり蹴っていると人から言われたことがある、或いは、夜、眠くなると足がむずむずして不快になることがある”等を用いる。
更に「睡眠習慣」の場合には、 “寝床に入って眠ろうとする時刻はだいたいいつごろ?”、”寝床に入って眠ろうとする時刻は日によって不規則?”、”朝、目覚める時刻はだいたいいつごろ?”、”朝、目覚める時刻は日によって不規則?”、”ふだんの睡眠時間はおよそどのくらい?”、”ふだんの睡眠時間はあなたにとって十分?”、”睡眠時間は日によって不規則?”、”平日にとっている睡眠時間と休日の睡眠時間の差はどのくらい?”、”休日の起床時刻はだいたい午前10時以降のことがある”、”週に1日以上、午前0時以降に勤務することがある”、”不規則に30分以上の昼寝をすることがある、或いは、休日はだいたいゴロゴロしている” 等を用いる。
尚、これらの設問のうち、睡眠時無呼吸の可能性とむずむず脚症候群或いは周期性四肢運動障害の可能性とに関する設問については、「しょっちゅう」、「ときどき」、「たまにあるかほとんどない」の3択で回答を得て、「しょっちゅう」又は「ときどき」の回答がなされた場合に後述の睡眠評価結果の提示に際して、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群の説明と睡眠障害の専門医を受診することが望ましい旨を表示し、これらの回答を睡眠状況の評価対象とはしない。
そして、就床時刻とその規則性、起床時刻とその規則性、睡眠時間と充足感、そして睡眠負債に関する設問(上記の6の「睡眠習慣」のジャンルにおける始めの7つの設問)に関しては、いくつかの例を挙げて、そのうちのどれかを選択させることで健康度判定部42は被評価者からの回答を得る。
他の設問に関しては、いずれも「しょっちゅう」、「ときどき」、「たまにあるかほとんどない」の3択で回答を得るとともに、得られた回答に対しては、上記3択について、それぞれ0,1,2の点数を付ける。
S101で新規の回答入力が選択された場合には、回答入力後、被評価者の個人データの入力を行わせる(S105)。この場合、データ入力のガイドを上述の質問時と同様に表示して被評価者に個人データの入力を促す。ここで入力される個人データは、例えば性別、年齢、職業、住居・寝室の状態等の文字通り被評価者個人のデータである。これら新規に入力された主観質問(日頃の眠りの実態)の回答及び点数のデータ及び個人データは健康度判定部42の制御の下で、データ格納部41に保存されることになる。一方、過去に入力した日頃の眠りの実態を使用する場合には、個人データの入力処理は行わない。
これら回答入力や個人データの入力が終了すると、健康度判定部42は、当該被評価者の眠りの健康度判定を行う(S106)。
そしてこの健康度判定では、上述の回答入力や個人データと、計測データ処理装置3から受け取った判定結果、判断結果、算出結果を総合して眠りの健康度の判定を行う。
この眠りについての健康度の判定は、主観質問に対する各回答に付けた点数を加算した点数に加えて、計測データ処理装置3から受け取った判定結果、判断結果、算出結果を用いて行い、眠り(入眠)までの状態として「日中のスッキリ性」、「睡眠習慣」というジャンルを、更に、睡眠中の状態として、「寝付き」、「睡眠の質」、「寝起き」というジャンルを設定し、上述の日中のスッキリ性としては、「日中の覚醒度」、「睡眠習慣」としては「日中の生活習慣」という項目を設定し、「睡眠の質」としては、「眠りの深さ」、「睡眠中の身体の動き」、「睡眠時間」、「熟眠度」という項目を設定し、これら6つの項目に「寝付き」、「寝起き」の2つの項目を加えて夫々の項目毎に主観質問の回答に付けた点数或いは該回答と計測データの分析による得点とを加算して100点満点で点数付けを行うとともに、各項目毎の加算も行って総合得点を100点満点で算出する。ここで、計測データとに関連ある項目については回答による得点に対して計測データの分析による得点を加算する場合、計測データの分析による得点の割合が回答による得点の割合に対して大きくなるように重み付けを行う。
尚「熟眠度」の評価は、計測データ解析部31において心拍数の平均値で評価した得点を示す判定結果Hを用いる。
さて個別及び総合の得点算出に基づいて表示データ生成部44において、図4に示すような画面構成となる画像データを生成させ、表示器45(ネットワーク接続の場合には計測データ処理装置3の表示器)で表示する。
ここで個別得点表示(107b)は、8項目に対応した8軸のレーダーチャート(I)で行い、総合得点(S107a)は表示欄(II)で行い、同時に判定結果に基づいて被評価者への注意内容表示を表示欄(III)で行う。尚レーダーチャート(I)で表示する際に、得点が1番目に悪い項目の表示を例えば赤色で点滅させ、2番目に悪い項目を、橙色で点滅させるなどして注意喚起を行う。
更に、計測データ処理装置3から得た入眠時刻の判定結果(J)、寝付き時間(N)、起床時刻(K)及び睡眠時間(L)、つまり睡眠時間関連表示(S107c)は「実際に眠りに付いた時刻」、「寝付くまでにかかった時間」、「実際に起きた時刻」、「実際の睡眠時間」として表示欄(IV)で行う。
更に、レーダーチャート(I)で表示している項目をクリックすると眠りに対するアドバイスを行う旨を提示している吹き出し欄(V)も表示する。この表示に対応して当該被評価者がポインティングデバイスからなるデータ入力装置1で、レーダーチャート(I)で表示されている項目を選択クリックすると、GUIを介してクリックされた項目データを取り込んだ原因分析部43は健康度判定部42での健康度判定結果に基づき、当該項目における得点結果の原因分析を行う(S108)。この原因分析結果から、当該評価者に対するアドバイス内容を生成し、このアドバイス内容に基づいてメッセージに対応する画像データを表示データ生成部44により生成させ、別に用意されるアドバイス表示画面で表示させる処理を行い、当該評価者に選択した項目について、改善するためのアドバイスを表示させる処理を行う(S109)。
このアドバイス表示を行う場合は、各項目の点数が低い場合の原因を探るための補足用の質問を提示し、得られた回答とそのジャンルの点数に応じて、睡眠におけるそのジャンルの改善策の一般例やその個人に応じた改善策を科学的な根拠の説明と専門用語の説明なども加えて提示する。この提示は特許文献1と同じような形式を採用する。
例えば、「寝付き」のジャンルが選択された場合、原因分析部43は、
(a)“寝る前に心配事や考え事があったり、頭をかなり使ったりした時には、自分は眠れなくなることが多いと思う”
(b)“寝るために寝酒を飲むことが多い”
(c)“寒い時期には、手足や肩が冷えて寝付きにくいことが多い”
(d)“夕食後にうつらうつらしたり、居眠りしてしまうことが結構ある”
(e)“就寝直前まで明るい白色光の下で過ごしていることが結構ある”
(f)“就寝時に、外部から寝室に騒音が入ることが結構ある”
といった補足質問を「はい」「いいえ」の2択で求める表示を表示器45(ネットワーク接続の場合には情報データ処理装置3の表示器)で行い、GUIを介して「はい」の回答がなされた場合は、その場合の改善策とその科学的根拠の提示を行う。
つまり,(a)の補足質問に対する回答が「はい」であった場合、「短期のリラクゼーションで脳の興奮を抑える」改善策が有効であることを提示するとともに、その科学的根拠の説明、例えば「睡眠に入るためには、脳をお休みモードにしておく必要があり、このモードになりにくい状況、例えば不安や心配事がある場合には、脳の感情の中枢(大脳辺縁系)が興奮して脳を覚醒させる方向に引っ張って…」といった説明を提示する。
(b)の補足質問に対する回答が「はい」であった場合、「短期のリラクゼーションで心身の緊張をほぐす」改善策が有効であることを提示するとともに、「少量のアルコールには脳の興奮作用があり入眠を妨げることが…」といった科学的根拠の説明を提示する。
(c)の補足質問に対する回答が「はい」であった場合、「就寝前に体温を0.1℃上げて血行促進する」改善策が有効であることを提示するとともに、「睡眠に入るためには、身体の深部の体温がスムーズに下がっていかなくてはならず、人間の場合、身体の深部の体温を低下させる体温調節の働きは、手足からの熱の放散が主なメカニズムになっている…」といった科学的根拠の説明を提示する。
また、このような睡眠状況が好ましくない原因を示すことになる改善策とその科学的根拠の説明の提示のページから次のページに進めば、その改善策はどのようなことをすれば良いのかのワンポイントアドバイスを提示する。これは、「就寝前に体温を0.1℃上げて血行促進する」には睡眠1時間前のストレッチや入浴が有効であるといったアドバイスであり、併せて睡眠直前行動の指針、例えばカフェインの摂取や直前の多量の食事は好ましくないこと、コップ一杯の水の摂取が好ましいことなどのアドバイスである。
尚、ここでは「寝付き」のジャンルについてのみ、いくつかの例を示したが、他の項目についても夫々原因の推定のための補足質問とその回答に応じた改善策等を用意してこれらを提示するようにしているのは勿論である。
ところで、上述の、S101のステップで、過去データ参照が選択された場合には、使用する過去データに対応した測定日を被評価者が入力することを表示画面で促し、測定日が入力されると健康度判定部42は当日のデータをデータ格納部41から読み出し(S110)、この読み出したデータを用いて、新規データの場合と同様に健康度判定を行い(S111)、この健康度判定に基づいて新規データの場合と同様に総合得点表示112a、個別得点表示112b、睡眠時間関連表示112cを行う。当該被評価者が上述と同様にポインティングデバイスからなるデータ入力装置1で、レーダーチャート(I)の項目を選択クリックすると、上述の同様に原因分析部43は健康度判定部42での健康度判定結果に基づき、当該項目における得点結果の原因分析を行う(S108)とともに、原因分析結果から、当該評価者に対するアドバイス内容を生成し、このアドバイス内容に基づいたメッセージを表示させる処理を行う(S109)。
複数の被評価者でシステムを共用して使用する場合、過去データとしてデータ格納部41にデータ保存する際に被評価者のIDを付すようにし、過去データの使用する際に、上述の測定日に加えてIDを入力することで、当該被評価者の過去データを読み出せるようにする。尚使用するIDは個人データとして入力するものとする。
このように本実施形態の睡眠状況評価システムでは、被評価者の主観的なデータに、心拍や体動を測定して分析した客観的なデータを加味して健康度判定を行うことで、睡眠状況を正確に評価することができ、この正確な評価に基づいたアドバイスを被評価者に提示することができ、その結果被評価者は、自己の睡眠状況の知ることで、その改善を図れることが容易となる。
尚センサ2としては、光電脈波センサ以外に、圧電センサ、空気圧センサ、静電容量型センサ等を用い、例えば寝具に内蔵(マットレス上に乗せる、マットレス下に敷く)、或いは枕に内蔵して被評価者の身体に装着することなく、心臓の拍動から自律神経活動状態を求めたり、出力波形の乱れから体動を検出するようにしても良い。
また1つのセンサ2ではなく、例えば心拍情報の取得のための光電脈拍センサと体動情報取得のための加速度センサとを同時に被評価者の手首に装着する、或いは光電脈拍センサと加速度センサとを一体化したセンサ装置を手首に装着するようにしても良い。
更に、心拍情報、体動情報のうちの一方のみを被評価者の睡眠状況を反映した生体情報として用いても良い。
例えば、心拍情報のみを用いる場合には、例えば光電脈拍センサからなるセンサ2を身体の一部(手首、腰部、脚部など)に装着することで四肢や体幹の動きの加速度変化を検出して、計測データ処理装置3では心拍振動間隔のみを検出し、その心拍振動間隔の検出データのみを睡眠状況評価装置4へ渡し、睡眠状況評価装置4では、この心拍振動間隔の検出データのみを生体情報として用いて睡眠状況評価を行うのである。この場合、体動回数を用いる寝返りの多さの判定や、体動消失を用いた入眠時刻判断、或いは体動継続を用いた起床時間判断は図5に示すようになくなる。また熟眠の判定評価は、就寝中の交感神経優位の持続性のみに基づいて行う。
また、体動情報のみを用いる場合には、例えば3軸加速度センサからなるセンサ2から出力される波形パターンを用いて計測データ処理装置3では体動回数をカウントし、その体動回数データを睡眠状況評価装置4へ渡し、睡眠状況評価装置4では、この体動回数データのみを生体情報として用いて睡眠状況評価を行うのである。この場合、心拍情報を用いる寝付きの状態、寝起きの状態、熟眠度の判定評価や、副交感神経優位からの入眠時刻判断、或いは交感神経優位からの起床時間判断は図6に示すようになくなる。また熟眠の判定評価は、寝返りの多さの評価のみに基づいて行う。但し、この場合、心拍振動間隔の検出や、自律神経活動状態の算出といった周波数解析などの複雑な演算処理をすることなく、簡易な構成でもある程度の睡眠状況を把握することができる。
一実施形態のシステム構成図である。 一実施形態の動作説明用フローチャートである。 一実施形態に用いる計測データ処理装置の動作説明用フローチャートである。 一実施形態の健康度判定時の表示画面例図である。 心拍情報のみを用いた場合の計測データ処理装置の動作説明用フローチャートである。 体動情報のみを用いた場合の計測データ処理装置の動作説明用フローチャートである。
符号の説明
1 データ入力装置
2 心拍・体動センサ
3 計測データ処理装置
30 計測データ読込部
31 計測データ解析部
32 解析データ出力部
4 睡眠状況評価装置
40 データ入力部
41 データ格納部
42 健康度判定部
43 原因分析部
44 表示データ生成部
45 表示器

Claims (7)

  1. 被評価者の睡眠に関する申告により申告情報を取得する申告情報取得部と、被評価者の睡眠状況を反映する生体情報を取得する客観情報取得部と、前記申告情報に基づいた睡眠状況の評価と、前記生体情報に基づいた評価とを所定の割合で足し合わせることにより被評価者の睡眠状況を評価する評価部とを備えていることを特徴とする睡眠状況評価システム。
  2. 前記生体情報は、体動情報と心拍情報の何れか一方又は両情報からなることを特徴とする請求項1項に記載の睡眠状況評価システム。
  3. 前記評価部は、睡眠状況について複数ジャンルの評価を行うものであり、該複数ジャンルのうち前記申告情報と前記生体情報とに関連のあるジャンルについては、前記所定の割合を前記生体情報の割合が大きくなるように設定して睡眠状況を評価することを特徴とする請求項1又は2記載の睡眠状況評価システム。
  4. 前記評価部は、該複数ジャンルのうち前記申告情報と前記生体情報とに関連のあるジャンルとして、熟眠度、眠りの深さ、寝起きの良さ、寝付きの良さ、体動の多さ、睡眠時間の長さのうちの少なくとも1つを備えていることを特徴とする請求項3記載の睡眠状況評価システム。
  5. 前記生体情報として心拍情報を含み、前記評価部は、前記寝起きの良さ及び寝付きの良さを、前記心拍情報と予め記憶した基準心拍情報とでパターン分析を行うことにより評価することを特徴とする請求項4記載の睡眠状況評価システム。
  6. 前記評価部は、前記熟眠度を前記心拍情報の平均値に基づいて評価することを特徴とする請求項5記載の睡眠状況評価システム。
  7. コンピュータ装置上で実行されることで、該コンピュータ装置を被評価者の睡眠に関する申告により申告情報を取得する申告情報取得部及び、前記申告情報に基づいた睡眠状況の評価と、被評価者の睡眠状況が反映する生体情報を取得する客観情報取得部からの前記生体情報に基づいた評価とを所定の割合で足し合わせることにより被評価者の睡眠状況を評価する評価部として機能させることを特徴とするプログラム。
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