JP2008071149A - 電池駆動機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行う電池駆動機器を提供する。
【解決手段】ファームウエアのアップデート時に電池を電源にする電池駆動機器において、電池の電圧値が第1の閾値以下と判断された場合には、電池電圧低下を抑制するために、電池駆動機器を省電力動作させてファームウエアのアップデートを行い、電池の電圧値が第1の閾値よりも低い第2の閾値以下と判断された場合には、ファームウエアのアップデートを禁止し、警告メッセージを表示する。電池駆動機器を省電力動作させることでファームウエアをアップデート可能な電池電圧下限領域を広げることができる。また、ファームウエアのアップデートが安全に行えない場合にはファームウエアのアップデートを禁止するため、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行うことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は電池駆動機器に係り、特にファームウエアをアップデートする電池駆動機器に関する。
電池駆動機器のファームウエアをアップデートする場合には、電源として、電池もしくはACアダプタを介した外部電源を使用している。アップデートに時間がかかる場合は、停電や電池容量の不足等により機器への電源供給が遮断され、アップデートが正常に行えない場合があった。アップデートが正常に行えない場合には、ファームウエアのプログラムが破損し、電池駆動機器が起動できなくなる恐れがある。
これに対応するために、特許文献1には、外部電源が接続されている場合にはファームウエアの書き換えを許容し、電池のみの場合にはファームウエアの書き換えを禁止する電池駆動機器が提案されている。また、特許文献2には、外部電源を使用し、かつ電池電圧が正常動作範囲の電圧にある場合にのみ不揮発性メモリの内容(ファームウエア)の書き換えを行う電池駆動機器が提案されている。
特開2005―174233号公報 特開2000―163167号公報
しかしながら、上記特許文献に記載された電池駆動機器では以下のような欠点があった。すなわち、特許文献1、2に記載された電池駆動機器では、ファームウエアのアップデートの中断等によるプログラム破損は防止できるが、ファームウエアのアップデートには外部電源から電源を供給する必要があり、電池だけではファームウエアのアップデートができないという欠点がある。そのため、コストダウン等で電池駆動機器に外部電源を接続する為のACアダプタを使用しない仕様の電池駆動機器の場合には、特許文献1、2に記載された電池駆動機器ではファームウエアのアップデートができないという問題がある。また、メモリーカード等を用いた場合には、配線が必要でないため、外部電源の無い場所でファームウエアのアップデートをすることが可能であるが、特許文献1、2に記載された電池駆動機器ではファームウエアのアップデートができないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行う電池駆動機器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、ファームウエアのアップデート時に電池を電源にする電池駆動機器において、前記電池の電圧値を検出する電池電圧検出手段と、前記電池電圧検出手段によって検出された電圧値が第1の閾値以下かどうかを判断する第1の判断手段と、前記ファームウエアのアップデート時に前記第1の判断手段によって前記検出された電圧値が第1の閾値以下と判断されると、ファームウエアのアップデート中の電池電圧低下を抑制するために前記電池駆動機器を省電力動作させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。請求項1に記載の電池駆動機器によれば、電池の電圧値が第1の閾値以下と判断された場合には、ファームウエアのアップデート中の電池電圧低下を抑制するために、電池駆動機器を省電力動作させてファームウエアのアップデートを行う。これにより、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行うことができる。また、電池駆動機器を省電力動作させることによって動作時の電池電圧低下を抑えることができるため、第1の閾値を下げる、すなわち、ファームウエアをアップデート可能な電池電圧下限領域を広げることができる。
請求項2に記載の発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載の電池駆動機器において、システムクロックを変更する手段を備え、前記制御手段は、前記電池駆動機器を省電力動作させる際に前記システムクロックのクロック周波数を低下させることを特徴とする。請求項2に記載の電池駆動機器によれば、システムクロックのクロック周波数を低下させることにより電池駆動機器を省電力動作する。
請求項3に記載の発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載の電池駆動機器において、液晶表示手段を備え、前記制御手段は、前記電池駆動機器を省電力動作させる際に前記液晶表示手段のバックライトを消す、又は前記液晶表示手段の表示を消すことを特徴とする。請求項3に記載の電池駆動機器によれば、液晶表示手段のバックライトを消す、または液晶表示手段の表示を消すことにより電池駆動機器を省電力動作する。
請求項4に記載の発明は、前記目的を達成するために、請求項1乃至3のいずれかに記載の電池駆動機器において、前記電池電圧検出手段によって検出された電圧値が前記第1の閾値よりも低い第2の閾値以下かどうかを判断する第2の判断手段を備え、前記制御手段は、前記第2の判断手段によって前記検出された電圧値が第2の閾値以下と判断されると、前記ファームウエアのアップデートを禁止することを特徴とする。請求項4に記載の電池駆動機器によれば、電池の電圧値が、電池駆動機器を省電力動作させてファームウエアのアップデートを行う第1の閾値よりも低い第2の閾値以下と判断された場合には、ファームウエアのアップデートを禁止する。これにより、ファームウエアのアップデートが安全に行えない場合にはファームウエアのアップデートを禁止するため、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、前記目的を達成するために、ファームウエアのアップデート時に電池を電源にする電池駆動機器において、前記電池の電圧値を検出する電池電圧検出手段と、前記電池電圧検出手段によって検出された電圧値がファームウエアのアップデートを安全に行うことができる所定の閾値以下かどうかを判断する判断手段と、情報出力手段と、前記ファームウエアのアップデート時に前記判断手段によって前記検出された電圧値が所定の閾値以下と判断されると、前記ファームウエアのアップデートを禁止するとともに、前記情報出力手段に警告メッセージを出力させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。請求項5に記載の電池駆動機器によれば、電池の電圧値がファームウエアのアップデートを安全に行うことができる所定の閾値以下と判断された場合には、ファームウエアのアップデートを禁止し、情報出力手段に警告メッセージを出力させる。これにより、ファームウエアのアップデートが安全に行えない場合にはファームウエアのアップデートを禁止するため、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行うことができる。また、情報出力手段に警告メッセージを出力させることで、ユーザーにファームウエアのアップデートが行えないことを通知することができる。
請求項6に記載の発明は、前記目的を達成するために、請求項5に記載の電池駆動機器において、前記警告メッセージは、前記電池の電圧が低いためにデータ書き換えが中止されたことを示すメッセージ又は電池の入れ換えを促すメッセージであることを特徴とする。請求項6に記載の電池駆動機器によれば、電池の電圧値がファームウエアのアップデートを安全に行うことができる所定の閾値以下と判断された場合には、ファームウエアのアップデートを禁止し、情報出力手段に電池の電圧が低いためにデータ書き換えが中止されたことを示すメッセージ又は電池の入れ換えを促すメッセージを出力させる。電池の電圧が低いためにデータ書き換えが中止されたことを示すメッセージを出力することにより、ユーザーにファームウエアのアップデートが行えないことを通知することができる。また、電池の入れ換えを促すメッセージを出力することにより、ユーザーにファームウエアのアップデートを行うためには何をすればいいのかを指示することができる。また、ユーザーがその指示に従うことにより、取扱説明書等の他の資料を参照することなく、電池駆動機器をファームウエアのアップデートが可能な状態にすることができる。
請求項7に記載の発明は、前記目的を達成するために、ファームウエアのアップデート時に電池を電源にする電池駆動機器において、前記電池又は電池周囲の温度を検出する温度手段と、前記温度検出手段によって検出された温度がファームウエアのアップデートを安全に行うことができる所定の閾値以下かどうかを判断する判断手段と、情報出力手段と、前記ファームウエアのアップデート時に前記判断手段によって前記検出された温度が所定の閾値以下と判断されると、前記ファームウエアのアップデートを禁止するとともに、前記情報出力手段に警告メッセージを出力させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。請求項7に記載の電池駆動機器によれば、電池又は電池周囲の温度がファームウエアのアップデートを安全に行うことができる所定の閾値以下と判断された場合には、ファームウエアのアップデートを禁止し、情報出力手段に警告メッセージを出力させる。これにより、ファームウエアのアップデートが安全に行えない場合にはファームウエアのアップデートを禁止するため、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行うことができる。また、情報出力手段に警告メッセージを出力させることで、ユーザーにファームウエアのアップデートが行えないことを通知することができる。
請求項8に記載の発明は、前記目的を達成するために、請求項7に記載の電池駆動機器において、前記警告メッセージは、気温の高い環境への移動を促すメッセージであることを特徴とする。請求項8に記載の電池駆動機器によれば、電池又は電池周囲の温度がファームウエアのアップデートを安全に行うことができる所定の閾値以下と判断された場合には、ファームウエアのアップデートを禁止し、情報出力手段に気温の高い環境への移動を促すメッセージを出力させる。これにより、ユーザーにファームウエアのアップデートを行うためには何をすればいいのかを指示することができる。また、ユーザーがその指示に従うことにより、取扱説明書等の他の資料を参照することなく、電池駆動機器をファームウエアのアップデートが可能な状態にすることができる。
本発明によれば、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行う電池駆動機器を提供することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るカメラを実施するための最良の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明に係る第1の実施の形態の電池駆動機器を示すブロック図である。この電池駆動機器は、フラッシュROM等の不揮発性メモリを搭載可能な機器であり、デジタルカメラ等に適用できる。
同図に示すように、電池駆動機器1aは、マイコン10、フラッシュROM12、RAM14、液晶表示部18、電圧検出部20、電圧レギュレータ22、操作部24等で構成されている。
マイコン10は、操作部24から入力される操作信号に基づき所定の制御プログラムに従って電池駆動機器1aの全体を統括制御する。
バス26を介してマイコン10と接続されたフラッシュROM12には、このマイコン10が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。また、フラッシュROM12にはファームウエア専用の記憶領域があり、その中にはあらかじめファームウエアが記憶されている。アップデート用のファームウエアがメモリーカード等のアップデート用ファームウエア記録部32から入力された場合には、あらかじめ記憶されていたファームウエアがアップデート用のファームウエアに書き換えられる。
RAM14は、マイコン10の演算作業用領域として利用される。
液晶表示部18は、マイコン10からの指令に応じて、所定の文字、図形情報等を表示する。
電圧検出部20は、電池駆動機器1aに接続されている電池30の電圧を、分圧等の手段を利用して検出し、マイコン10へ出力する。
電圧レギュレータ22は、電池駆動機器1aに入力された電池30の電圧を、所定の電圧に変換し、電池駆動機器1aの各部へ供給する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の電池駆動機器1aの作用について説明する。本実施の形態の電池駆動機器1aでは、通常の動作モードの他に、ファームウエアをアップデートするためのファームウエアアップデートモードを有している。以下、このファームウエアアップデートモードにおける処理手順について説明する。
図2は、上記電池駆動機器1aのファームウエアアップデートモードでの処理の流れを示すフローチャートである。
動作モードが、ファームウエアアップデートモードであるかどうかを判断する(ステップS10)。ファームウエアアップデートモードの設定は、操作部24での操作、又はアップデート用ファームウエア記録部32を接続することによって行われる。マイコン10は、ファームウエアアップデートモードに設定されたか否かを判断する。そして、ファームウエアアップデートモードに設定されたと判断されると、ステップS12へ進み、ファームウエアアップデートモードに設定されていないと判断されると、処理を終了する。
ステップS12では、電圧検出部20において電池電圧の検出を行う。そして、マイコン10は、電圧検出部20で検出された電池電圧が、第2閾値より低いかどうかを判断する(ステップS14)。ステップS14で、電池電圧が第2閾値より低いと判断されるとステップS16へ進み、電池電圧が第2閾値以上と判断されると、ステップS20へ進む。
ステップS16では、マイコン10は、ファームウエアのアップデートを中止する。そして、マイコン10は、液晶表示部18にファームウエアのアップデート中止を知らせるメッセージ、例えば「ファームウエアのアップデートが中止されました」等の文章を表示させる(ステップS18)。
ステップS20では、電圧検出部20で検出された電池電圧が、第2閾値より高い値である第1閾値より小さいかどうかを判断する。ステップS20で、電池電圧が第1閾値より小さいと判断されるとステップS24へ進み、電池電圧が第1閾値以上と判断されると、ステップS22へ進む。
ステップS22では、マイコン10は、ファームウエアのアップデートを行う。マイコン10は、フラッシュROM12に記憶されていたファームウエアをアップデート用ファームウエア記録部32から読み込んだファームウエアに書き換える。
ステップS24では、マイコン10は、省電力モードにてファームウエアのアップデートを行う。ここで、省電力モードとは、システムクロックのクロック周波数を低下させて駆動させる場合、液晶表示部18のバックライトを消す場合、液晶表示部18の表示を消す場合、あるいは、上記を組み合わせて行う場合などがある。このように省電力動作させる場合には、省電力動作させない場合に比べて消費電力を抑えることができるため、動作時の電池電圧低下を抑えることができる。これにより、ファームウエアをアップデート可能な最低電圧である第1閾値を下げることができるため、ファームウエアをアップデート可能な電池電圧下限領域を広げることができる。
ステップS26では、マイコン10は、液晶表示部18にファームウエアのアップデート終了を知らせるメッセージ、例えば「ファームウエアのアップデートが正常に終了しました」等の文章を表示させる。
本実施の形態によれば、電池駆動機器を省電力動作させることによって動作時の電池電圧低下を抑えることができるため、第1の閾値を下げる、すなわち、ファームウエアをアップデート可能な電池電圧下限領域を広げることができる。また、ファームウエアのアップデートが安全に行えない場合、すなわち電池電圧が第2閾値より低い場合にはファームウエアのアップロードを中止するため、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行うことができる。また、情報出力手段に警告メッセージ、すなわち、ファームウエアのアップデート中止を知らせるメッセージを出力させることで、ユーザーにファームウエアのアップデートが行えないことを通知することができる。
なお、本実施の形態では、液晶表示部にメッセージとして「ファームウエアのアップデートが中止されました」、「ファームウエアのアップデートが正常に終了しました」等の文章を表示させていたが、メッセージの内容はファームウエアのアップロード中止またはファームウエアのアップデート終了を示すものであればどのようなものでもよいし、文章に限らずアイコン等の絵でもよい。
<第2の実施の形態>
上記第1の実施の形態の電池駆動機器では、ファームウエアのアップデートが不可能な領域ではファームウエアのアップロードを中止して、液晶表示部にファームウエアのアップデート中止を知らせるメッセージを表示するが、ファームウエアのアップデートが不可能な領域での処理方法は、これに限定されるものではない。たとえば、ファームウエアのアップデートが可能な状態に設定するようにユーザーに指示するようにしてもよい。
本実施の形態の電池駆動機器は、電池電圧が低く、ファームウエアのアップデートが不可能な場合において、ユーザーに電池の入れ替えを促すものである。図3は、本実施の形態の電池駆動機器1bのファームウエアアップデートモードでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図中、第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
マイコン10は、電圧検出部20で検出された電池電圧が、ファームウエアのアップデートを安全に行うことができる閾値より低いかどうかを判断する(ステップS28)。ステップS28で、電池電圧が閾値より低いと判断されるとステップS16へ進み、電池電圧が閾値以上と判断されると、ステップS22へ進む。
ステップS16では、マイコン10は、ファームウエアのアップデートを中止する。そして、マイコン10は、液晶表示部18に電池の入れ替えを促すメッセージ、例えば「新しい電池に交換してください」等の文章を表示させる(ステップS30)。
本実施の形態によれば、ファームウエアのアップデートが不可能な領域、すなわち電池電圧が閾値より低い場合にはファームウエアのアップデートを中止するため、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行うことができる。また、情報出力手段に電池の入れ換えを促すメッセージを出力することにより、ユーザーにファームウエアのアップデートを行うためには何をすればいいのかを指示することができる。また、ユーザーがその指示に従うことにより、取扱説明書等の他の資料を参照することなく、電池駆動機器をファームウエアのアップデートが可能な状態にすることができる。
なお、本実施の形態では、1次電池を使用し、電池の入れ替えを促すメッセージとして、「新しい電池に交換してください」等という文章を表示させているが、2次電池を使用し、「充電済みの電池に交換してください」等という文章を表示させてもよい。また、文章に限らず、電池に×印がついているアイコン等の絵で表示してもよい。
また、本実施の形態では、情報出力手段として液晶表示部を備えているが、液晶表示部に限らず、LED等を備えてもよいし、音声で知らせてもよい。LEDを備えた場合には、LEDの高速点滅、点灯させるLEDの色の変更、例えば電池電圧が閾値より高い場合は緑色、閾値より低い場合は赤色で点灯等を行なってもよい。また、音声で通知する場合には、「新しい電池に交換してください」等という文章を流してもよいし、ブザーを鳴らしてもよい。
また、本実施の形態の警告メッセージ、すなわち、電池の入れ替えを促すことを、前記第1の実施の形態と組み合わせて行なってもよい。すなわち、本実施の形態の閾値を第1の実施の形態の第2閾値に相当させ、ファームウエアのアップデートが不可能な領域、すなわち電池電圧が閾値(第2閾値)より低い場合にはファームウエアのアップロードを中止し、液晶表示部にファームウエアのアップデート中止を知らせるメッセージおよび電池の入れ替えを促すメッセージを出力させてもよい。
<第3の実施の形態>
上記第1の実施の形態の電池駆動機器では、電池電圧を検出し、電池電圧がファームウエアのアップデートが不可能な領域にある場合はファームウエアのアップロードを中止するが、ファームウエアのアップデートが不可能な領域の検出方法は、これに限定されるものではない。たとえば、温度が低い場合には電池内部の化学反応が鈍くなり充分な電力が得られなくなるため、電池又は電池周囲の温度を測定し、ファームウエアのアップデートが不可能な領域、すなわち電池又は電池周囲がある一定温度以下の場合には、ファームウエアのアップロードを中止するようにしてもよい。
本実施の形態の電池駆動機器は、電池又は電池周囲の温度が低く、ファームウエアのアップデートが不可能な場合において、ユーザーに気温の高い環境への移動を促すものである。図4は、本実施の形態の電池駆動機器1cの一実施形態を示すブロック図であり、図5は、上記電池駆動機器1cのファームウエアアップデートモードでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図中、第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図4に示すように、電池駆動機器1cは、マイコン10、フラッシュROM12、RAM14、液晶表示部18、電圧レギュレータ22、操作部24、温度検出部28等で構成されている。
温度検出部28は、電池駆動機器1cにおいて電池の近くに配設されており、電池又は電池周囲の温度を検出してマイコン10へ出力する。温度の検出は、接触又は非接触の温度センサ等の公知の技術を用いることができる。
次に、以上のように構成された本実施の形態の電池駆動機器1cの作用について説明する。
図5に示すように、ステップS10において電池駆動機器1cはファームウエアアップデートモードに設定されていると判断された場合には、温度検出部28において電池又は電池周囲の温度の検出を行う(ステップS32)。そして、マイコン10は、温度検出部28で検出された電池又は電池周囲の温度が閾値より低いかどうかを判断する(ステップS34)。ステップS34で、電池又は電池周囲の温度が閾値より低いと判断されるとステップS16へ進み、電池又は電池周囲の温度が閾値以上と判断されると、ステップS22へ進む。
電池又は電池周囲の温度が閾値より低く、ファームウエアのアップデートが中止(ステップS16)された場合には、マイコン10は、液晶表示部18に暖かい環境への移動を促すメッセージ、例えば「暖かい場所で実行してください」、「温度が低いためアップデートできません」等の文章を表示させる(ステップS36)。
本実施の形態によれば、電池又は電池周囲の温度が低く、ファームウエアのアップデートが安全に行えない場合にはファームウエアのアップデートを禁止するため、電池駆動時にファームウエアのアップデートを安全に行うことができる。また、情報出力手段に警告メッセージを出力させることで、ユーザーにファームウエアのアップデートが行えないことを通知することができる。また、情報出力手段に気温が高い環境への移動を促すメッセージを出力することにより、ユーザーにファームウエアのアップデートを行うためには何をすればいいのかを指示することができる。また、ユーザーがその指示に従うことにより、取扱説明書等の他の資料を参照することなく、電池駆動機器をファームウエアのアップデートが可能な状態にすることができる。
なお、本実施の形態では、情報出力手段として液晶表示部を備えているが、液晶表示部に限らず、音声で知らせてもよい。音声で通知する場合には、「暖かい場所で実行してください」、「温度が低いためアップデートできません」等という文章を音声で流してもよい。
また、本実施の形態では、「暖かい場所で実行してください」等という文章を液晶表示部に表示しているが、文章に限らず、低温を表すアイコン等の絵で表示してもよい。
また、本実施の形態と前記第1の実施の形態または前期第2の実施の形態と組み合わせて行なってもよい。すなわち、電圧検出部および温度検出部を備えた電池駆動機器であって、まず電池又は電池周囲の温度を検出し、温度が閾値以上の場合には電圧の検出を行なうことでファームウエアのアップロードを行なうかどうか決定するようにしてもよい。
本発明が適用された電池駆動機器の第1の実施の形態のブロック図である。 上記電池駆動機器の第1の実施の形態のフローチャートである。 本発明が適用された電池駆動機器の第2の実施の形態のフローチャートである。 本発明が適用された電池駆動機器の第3の実施の形態のブロック図である。 上記電池駆動機器の第3の実施の形態のフローチャートである。
符号の説明
1a、1b、1c…電池駆動機器、10…マイコン、12…フラッシュROM、14…RAM、18…液晶表示部、20…電圧検出部、22…電圧レギュレータ、24…操作部、28…温度検出部、30…電池

Claims (8)

  1. ファームウエアのアップデート時に電池を電源にする電池駆動機器において、
    前記電池の電圧値を検出する電池電圧検出手段と、
    前記電池電圧検出手段によって検出された電圧値が第1の閾値以下かどうかを判断する第1の判断手段と、
    前記ファームウエアのアップデート時に前記第1の判断手段によって前記検出された電圧値が第1の閾値以下と判断されると、ファームウエアのアップデート中の電池電圧低下を抑制するために前記電池駆動機器を省電力動作させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電池駆動機器。
  2. システムクロックを変更する手段を備え、
    前記制御手段は、前記電池駆動機器を省電力動作させる際に前記システムクロックのクロック周波数を低下させることを特徴とする請求項1に記載の電池駆動機器。
  3. 液晶表示手段を備え、
    前記制御手段は、前記電池駆動機器を省電力動作させる際に前記液晶表示手段のバックライトを消す、又は前記液晶表示手段の表示を消すことを特徴とする請求項1に記載の電池駆動機器。
  4. 前記電池電圧検出手段によって検出された電圧値が前記第1の閾値よりも低い第2の閾値以下かどうかを判断する第2の判断手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の判断手段によって前記検出された電圧値が第2の閾値以下と判断されると、前記ファームウエアのアップデートを禁止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電池駆動機器。
  5. ファームウエアのアップデート時に電池を電源にする電池駆動機器において、
    前記電池の電圧値を検出する電池電圧検出手段と、
    前記電池電圧検出手段によって検出された電圧値がファームウエアのアップデートを安全に行うことができる所定の閾値以下かどうかを判断する判断手段と、
    情報出力手段と、
    前記ファームウエアのアップデート時に前記判断手段によって前記検出された電圧値が所定の閾値以下と判断されると、前記ファームウエアのアップデートを禁止するとともに、前記情報出力手段に警告メッセージを出力させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電池駆動機器。
  6. 前記警告メッセージは、前記電池の電圧が低いためにデータ書き換えが中止されたことを示すメッセージ又は電池の入れ換えを促すメッセージであることを特徴とする請求項5に記載の電池駆動機器。
  7. ファームウエアのアップデート時に電池を電源にする電池駆動機器において、
    前記電池又は電池周囲の温度を検出する温度手段と、
    前記温度検出手段によって検出された温度がファームウエアのアップデートを安全に行うことができる所定の閾値以下かどうかを判断する判断手段と、
    情報出力手段と、
    前記ファームウエアのアップデート時に前記判断手段によって前記検出された温度が所定の閾値以下と判断されると、前記ファームウエアのアップデートを禁止するとともに、前記情報出力手段に警告メッセージを出力させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電池駆動機器。
  8. 前記警告メッセージは、気温の高い環境への移動を促すメッセージであることを特徴とする請求項7に記載の電池駆動機器。
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