JP2008070832A - 画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カートリッジが画像書き込みを行っているときに紙ジャムがあったときには、紙ジャムに係る紙自体の損失だけではなく、紙ジャムに係る紙に消費したトナーの損失量も算出できる画像形成装置と、その損失量に基づいて、返金額を算出できる料金算出装置を提供する。
【解決手段】ジャム検出手段が画像書き込み中に紙ジャムを検出したときに、エンジン制御部は、該ジャムに係る紙の枚数を前記枚数カウンタによりカウントするとともに、該ジャムに係る紙に消費されたトナー損失ドット数を前記画素カウンタによりカウントし、カウントした前記紙ジャムに係る紙の枚数及び前記トナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、カートリッジを用いて用紙に画像の書き込み印刷を行うレーザプリンタ等の画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置に関し、特に、カートリッジの交換時に、紙ジャムにより正常印刷できなかった紙に消費されたトナー料金の返金を可能とする画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置に関する。
従来から、カートリッジを用いた画像形成装置の使用に当たり、ユーザーに適切な使用分に対する消費量にのみ課金したり、正常に印刷出来なかった場合にはその紙の金額を返金したりして、ユーザーに不合理な損失を発生させない観点から、種々の提案がなされている。
例えば、画像形成装置の消耗品の料金を算出するシステムとして、現像材を含むカートリッジに、読み書き可能なカートリッジメモリを一体的に取り付け、そのカートリッジメモリは、画像形成装置がそのカートリッジを用いて印刷した画像情報の画素数を記録することが可能であり、そのカートリッジメモリに記録した印刷画素数と、カートリッジの種類によって定められた画素当たりの消耗量とから、画像形成プロセスにおいて使用した現像材の量を、販売者コンピュータによって算出し、算出された現像材の使用量と単位使用当たりの単価とから、消耗品の料金を算出するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、カートリッジを用いて印刷処理を実行した場合に、メカ的要因により発生する紙ジャム、紙等のメディアの重送等による正常に印刷できなかったメディアの枚数分に対して、そのカートリッジの買い替え時に、そのメディアの枚数分に見合った金額を割り引いて購入することが出来る割引方式として、カートリッジ上に、当該カートリッジの使用状況を示す情報を記憶するための記憶手段を設け、カートリッジがプリンタ本体に装着されて印刷指示がなされる毎に、印刷指示された(メディア枚数)回数、実際に印刷された枚数、紙ジャム等のエラーの発生した回数、及びメディアの残存枚数を記憶し、これらの記憶情報を考慮して、重送枚数と紙ジャム発生枚数とから正常印刷できなかった可能性のあるメディアの枚数情報を求め、その情報を基に新しくカートリッジを購入する場合に、その価格を割り引いて購入できるような割引方式が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2002−149020号公報 特開2005−193567号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、ユーザーが消費した現像材の使用量に基づいて金額を決定することはできるが、ユーザーが紙ジャム等により正常に印刷できなかった場合に対する配慮は何らなされていない。
また、上述の特許文献2に記載の構成では、ユーザーが紙ジャムや重送により正常に印刷できなかったときには、紙等のメディアに対する損失分の割引は考慮されているが、その時に消費したトナーについての考慮はなされていない。
そこで、本発明は、印刷中で、カートリッジが画像書き込みを行っているときに紙ジャムがあったときには、紙ジャムに係る紙自体の損失だけではなく、紙ジャムに係る紙に消費したトナーの損失量も算出できる画像形成装置と、その損失量に基づいて、返金額を算出できる料金算出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、トナーを有し画像書き込みを行うカートリッジと、該カートリッジを制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部に印刷指令を出すコントローラーと、紙ジャムを検出するジャム検出手段、とを含む画像形成装置であって、
前記カートリッジは、書き換え可能な不揮発性記憶手段を有し、
前記エンジン制御部は、印刷に係る紙の枚数をカウントする枚数カウンタと、画像書き込みを行った際のトナー損失ドット数をカウントする画素カウンタを備えており、
前記ジャム検出手段が画像書き込み中に紙ジャムを検出したときに、
前記エンジン制御部は、該ジャムに係る紙の枚数を前記枚数カウンタによりカウントするとともに、該ジャムに係る紙に消費されたトナー損失ドット数を前記画素カウンタによりカウントし、カウントした前記紙ジャムに係る紙の枚数及び前記トナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させることを特徴とする。これにより、例えばカートリッジ交換の際に、紙ジャムに係る紙に消費したトナー損失ドット数を累積記憶することができ、紙ジャムの枚数だけではなく、紙ジャムに費やしたトナー消費量についてもユーザーに返金するためのデータを蓄積することができる。
第2の発明は、トナーを有し画像書き込みを行うカートリッジと、該カートリッジを制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部に印刷指令を出すコントローラーと、用紙ジャムを検出するジャム検出手段と、正常に印刷されなかった紙の料金とトナー料金を算出する料金算出手段、とを含む画像形成装置に係る料金算出装置であって、
前記カートリッジは、書き換え可能な不揮発性記憶手段を有し、
前記エンジン制御部は、印刷に係る紙の枚数をカウントする枚数カウンタと、画像書き込みを行った際のトナー損失ドット数をカウントする画素カウンタを備えており、前記ジャム検出手段が画像書き込み中に紙ジャムを検出したときには、該ジャムに係る紙の枚数を前記枚数カウンタによりカウントするとともに、該ジャムに係る紙に消費されたトナー損失ドット数を前記画素カウンタによりカウントし、カウントした前記ジャムに係る紙の枚数及び前記トナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させ、
前記料金算出手段は、所定期間における、前記不揮発性記憶手段に記憶された前記ジャムに係る紙の総枚数及び前記ジャムに係る紙に消費されたトナー損失総ドット数と、標準画像1枚のドット数及び基準1枚当たりの紙とトナー金額との関係に基づいて、正常に印刷できなかった紙の料金とトナー料金を算出することを特徴とする料金算出装置。これにより、例えばカートリッジ交換の際に、紙ジャムにより無駄にした紙だけでなく、それらに消費した無駄なトナー損失量に関する返金額を算出することができ、ユーザーへの返金が迅速に行える。
第3の発明は、第1の発明に係る画像形成装置において、
前記不揮発性記憶手段は、初期トナードット数、前記カートリッジの回転寿命時間、及び/又は前記カートリッジの回転総時間を記憶し、
前記エンジン制御部は、前記枚数カウンタにより正常印刷された紙の枚数をカウントするとともに、前記画素カウンタにより正常印刷された紙に消費したトナー損失ドット数をカウントし、該カウントされた正常印刷された紙の枚数及び正常印刷された紙に消費したトナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させるとともに、
前記不揮発性記憶手段に記憶された、ジャムに係る紙の総枚数及びトナー損失総ドット数、正常印刷された紙の総枚数及びトナー損失総ドット数、初期トナードット数、前記カートリッジの回転寿命時間、又は前記カートリッジの回転総時間に基づいて、トナー残量及び/又は前記カートリッジの残寿命時間を算出することを特徴とする。これにより、例えば画像形成装置の機種交換の際に、使用中のトナー残量又はカートリッジの残寿命時間を算出でき、ユーザーへの返金額計算の基礎となる数値を算出できる。
第4の発明は、第2の発明に係る料金算出装置において、
前記不揮発性記憶手段は、初期トナードット数、前記カートリッジの回転寿命時間、及び/又は前記カートリッジの回転総時間を記憶し、
前記エンジン制御部は、前記枚数カウンタにより正常印刷された紙の枚数をカウントするとともに、前記画素カウンタにより正常印刷された紙に消費したトナー損失ドット数をカウントし、該カウントされた正常印刷された紙の枚数及び正常印刷された紙に消費したトナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させ、
前記料金算出手段は、前記不揮発性記憶手段に記憶された、ジャムに係る紙の総枚数及びトナー損失総ドット数、正常印刷された紙の総枚数及びトナー損失総ドット数、初期トナードット数、前記カートリッジの回転寿命時間、又は前記カートリッジの回転総時間に基づいて、トナー残量及び/又はカートリッジの残寿命時間を算出し、該トナー残量及び/又は該カートリッジの残寿命時間と、残トナーの基準額及び/又はカートリッジ使用の基準時間額の金額テーブルとの対比に基づいて、使用途中のカートリッジの残存評価額を算出するものであることを特徴とする。これにより、例えば画像形成装置の機種交換の際に、旧機種で使用途中のカートリッジの残存評価額をユーザーに返金することができる。
第5の発明は、第1又は第3の発明に係る画像形成装置において、
前記画像形成装置は、点検や給紙のための開閉部と、ユーザーからの操作が入力されるとともにユーザーへの通知表示を行なう操作部とを備え、
前記ジャム検出手段による画像書き込み中の用紙ジャム検出が、前記開閉部が開放中になされたときには、前記枚数カウンタによる前記ジャムに係る紙の枚数のカウント、及び前記画素カウンタによる前記ジャムに係る紙に消費したトナー損失ドット数のカウントを行わずに、前記操作部に開閉部が開いている旨の通知表示を行なうことを特徴とする。これにより、カバーや用紙トレーを開けたことを原因とする紙ジャムは、ユーザーの不注意であるので、返金対象から除外することができる。
第6の発明は、第2又は第4の発明に係る料金算出装置において、
前記料金算出装置は、点検や給紙のための開閉部と、ユーザーからの操作が入力されるとともにユーザーへの通知表示を行なう操作部とを備え、
前記ジャム検出手段による画像書き込み中の用紙ジャム検出が、前記開閉部の開放中になされたときには、前記枚数カウンタによる前記ジャムに係る紙の枚数のカウント、及び前記画素カウンタによる前記ジャムに係る紙に消費したトナー損失ドット数のカウントを行わずに、前記操作部に開閉部が開いている旨の通知表示を行なうことを特徴とする。これにより、カバーや用紙トレーを開けたことを原因とする紙ジャムは、ユーザーの不注意であるので、返金金額から除外することができる。
第7の発明は、第1、第3又は第5の発明に係る画像形成装置において、
前記エンジン制御部は、前記ジャム検出手段が、画像書き込み以前に紙ジャムを検出したときには、前記枚数カウンタにより該ジャムに係る紙をカウントし、前記不揮発性記憶手段に記憶された前記ジャムに係る紙の総枚数に加算して累積記憶させるとともに、前記画素カウンタには、画素カウントを実行させないことを特徴とする。これにより、給紙ジャム等の、紙は無駄にするがトナーは消費しない紙ジャムについて、紙の枚数だけを返金額の基礎とすることができる。
第8の発明は、第2、第4又は第6の発明に係る料金算出装置において、
前記エンジン制御部は、前記ジャム検出手段が、画像書き込み以前に紙ジャムを検出したときには、前記枚数カウンタにより該ジャムに係る紙をカウントし、前記不揮発性記憶手段に記憶された前記ジャムに係る紙の総枚数に加算して累積記憶させるとともに、前記画素カウンタには、画素カウントを実行させないことを特徴とする。これにより、給紙ジャム等の、紙は無駄にするがトナーは消費しない紙ジャムについて、紙の枚数だけを返金額として算出することができる。
本発明によれば、紙ジャムがあったときに、紙ジャムに係る用紙に消費したトナーの損失分も記憶することができ、トナー交換の際には、紙ジャムに係る用紙に消費したドナー損失分を考慮して返金することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明を適用した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の全体構成を示した図である。図1において、本発明を適用した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の主要構成要素は、コントローラー10と、エンジン制御部20と、カートリッジ30と、操作部50と、紙ジャム検出手段68とを含む。
コントローラー10は、エンジン制御部20に印刷指令を出すとともに、操作部50を制御する。例えば、コントローラー10からエンジン制御部20に出される印刷指令は、ユーザーの操作部50への操作入力に基づいて出力されてよい。また、コントローラー10は、エンジン制御部20の印刷制御情報を、操作部50に表示してユーザーに通知してもよい。
エンジン制御部20は、印刷エンジンを制御する役割を果たし、例えば大きく分けて光学系の書き込み系24、紙搬送系25、定着系26、プロセス系27の制御を行う。エンジン制御部20は、計算機等の演算手段として構成されてよく、プログラムによって動作してもよいし、回路により構成されてもよい。
エンジン制御部20は、画像書き込み制御部22を備え、コントローラー10からの印刷データを光学系24の動作に同期して、レーザーを点灯させて画像書き込み制御を行う。画像書き込み制御部22は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路を用いてもよい。計算機をプログラムにより動作させるよりも、迅速に処理ができる。
画像書き込み制御部22は、画素カウンタ23を有する。画素カウンタ23は、画像書き込み制御部22が、レーザーを点灯させて画像を紙に書き込んだ画素数をカウントする。画素カウンタ23は、種々の形式で構成されてよく、画素書き込み制御ASIC22で行われる光学系24の制御用パルス等から、書き込みの画素をカウントするように構成してよい。
エンジン制御部20は、印刷に係る紙の枚数をカウントする枚数カウンタ21を備えていてよい。枚数カウンタ21は、正常に印刷された紙の枚数だけでなく、画像書き込み中の紙ジャムに係る画像形成装置内に残留した紙の枚数や、給紙ジャム等の紙の枚数をカウントしてよい。また、正常印刷した紙の枚数のカウントと、紙ジャムに係る紙の枚数のカウントを別個のカウンタで構成してもよい。枚数カウンタ21は、特に高速の演算は要求されていないので、例えばソフトウェアにより実行されてもよい。
また、エンジン制御部20は、必要に応じて回転時間カウンタ28を備えてもよい。回転時間カウンタ28は、カートリッジ30内に備えられた、後述する感光体31の回転時間をカウントするためのカウンタである。回転時間カウンタ28も、例えば、ソフトウェアにより実行されてよい。
カートリッジ30は、感光体と現像装置等を一体に構成し、画像形成装置から着脱自在なプロセスカートリッジとして構成されていてよい。例えば、感光体や帯電器、現像器等を含むいわゆるAIO(All In One)カートリッジとして、一体的に構成されてよい。
カートリッジ30は、不揮発性記憶手段である不揮発性メモリ40を備える。不揮発性メモリ40は、種々の情報を記憶する書き換え可能な記憶手段であって、例えばEEPROM(IDチップ)等が用いられてよい。また、不揮発性メモリ40は、項目毎に所定の記憶領域を有するメモリとして構成されてよい。例えば、所定の記憶領域に、紙ジャムに係る紙の枚数、正常に印刷された紙の枚数、紙ジャムに係る紙に消費されたトナー損失ドット数、正常に印刷された紙に消費されたトナー損失ドット数、又は感光体回転総時間等が記憶されてよい。不揮発性メモリ40は、書き換え可能なので、これらの数値は常に更新されてよく、例えば所定期間の合計値を記憶するように構成してよい。
また、不揮発性メモリ40は、これらのデータの他に、ID、カートリッジバージョン、トナー充填量(初期トナードット数)、又はカートリッジの回転寿命時間等の初期値を記憶してよい。これらの情報は、特に更新されることなく、永続的に記憶されてよい。
エンジン制御部20は、カートリッジ30の不揮発性記憶手段である不揮発性メモリ40を読み書きする制御を行ってよい。特に、正常に印刷された紙の枚数、紙ジャムに係る紙の枚数、正常に印刷された紙に消費されたトナー損失ドット数、紙ジャムに係る紙に消費されたトナー損失ドット数等の、エンジン制御部20によりカウントされたり算出されたりして更新される事項は、エンジン制御部20が更新の度に不揮発性メモリ40に書き込み制御するように構成してよい。また、必要に応じてエンジン制御部20は、不揮発性メモリ40に記憶されたデータを読み出し、そのデータを用いて種々の演算を実行してもよい。
操作部50は、ユーザーにより印刷の操作入力を受けたり、またユーザーに対して必要な情報を表示したりするユーザーとのインターフェースの役割を果たす。ユーザーからの入力は、通常は操作部50を通じて行われ、コントローラー10を介してエンジン制御部20で具体的な処理を実行する制御が行われる。一方、エンジン制御部20からの情報は、コントローラー10を介して、操作部50に表示して通知される。
紙ジャム検出手段68は、画像形成装置の紙ジャムを検出する手段であり、エンジン制御部20と電気的に接続されており、紙ジャムを検出したときには、エンジン制御部20に検出信号が出力されるように構成されている。紙ジャム検出手段68は、各種の紙ジャムを検出するセンサが用いられてよく、それらは例えば搬送部の給紙トレイ、カートリッジ付近、排紙ローラの近くに設けられ、各位置での紙ジャムを検出してよい。
図2は、不揮発性記憶手段である不揮発性メモリ40の内部の記憶領域についてのメモリマップの一例を示す図である。不揮発性メモリ40は、項目毎にアドレスが割り当てられている。項目毎のアドレスの割り当ては、データ量に比例して記憶領域も多く割り当てるようにしてよい。
図2において、不揮発性メモリ40のメモリマップの項目は、「ID」、「カートリッジバージョン」、「ブランドID」,「保守ID」、「新品情報」、「リサイクルカウンタ」、「ジャムによる損失枚数カウンタ」41、「ジャムによるトナー損失総ドット数」42、「感光体(カートリッジ)総回転時間」43、「トナー充填量」44、「カートリッジの標準印刷可能枚数」45、「正常印刷終了による使用トナー層ドット数」46及び「正常印刷枚数カウンタ」47が例として挙げられている。これらの領域のうち、「ID」、「カートリッジバージョン」、「ブランドID」、「保守ID」、「新品情報」、「リサイクルカウンタ」、「トナー充填量」44及び「カートリッジの標準印刷可能枚数」45は、原則的には長期に渡って書き換えを要しない項目である。
一方、「ジャムによる損失枚数カウンタ」41、「ジャムによるトナー損失総ドット数」42、「感光体(カートリッジ)総回転時間」43、「正常印刷終了による使用トナー総ドット数」46及び「正常印刷枚数カウンタ」47は、印刷動作により順次変更がある度に書き換えて変更してゆく項目である。変更のある項目については、変更がある度に、記憶されていた数値に加算記憶してゆくようにし、常に最新の総数が記憶されるようにしてよい。
従来のカートリッジに設けられていた不揮発性メモリでは、「ジャムによる損失枚数カウンタ」41を設けて、正常に印刷できなかった紙の代金を保障するところまでしか考慮されていなかったが、本実施例においては、「ジャムによるトナー損失総ドット数」42の記憶領域を設けて、紙ジャムがあったときには、その紙に消費したトナー損失総ドット数をも記憶し、それらの代金を算出して返金できるような構成としている。また、「感光体(カートリッジ)総回転時間」43の記憶領域を設けて、カートリッジの残寿命が算出できるように構成している。不揮発性メモリ40の内部にこれらの項目の記憶領域を設けることにより、従来よりもきめ細かくユーザーフレンドリーなカートリッジ30の管理を可能としている。
次に、図3を用いて、本発明を適用した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の機械構成の概要の一例について説明する。
図3は、本発明を適用した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の本体60に、AIOカートリッジ30を装着したときの概略断面図である。本実施例に係る画像形成装置は、好適にはレーザプリンタ装置に適用されてよく、この実施例では、レーザプリンタ装置を例に挙げて説明する。
図3において、AIOカートリッジ30は、感光体31と、帯電部32と、現像部33とを備える。必要に応じて、更に、除電部34やクリーニング部35を備えてもよい。
また、画像形成装置の本体60は、給紙ローラ61、レジストローラ対62、レーザーダイオード63、転写部64、定着部65、排紙ローラ66、給紙トレー67、紙ジャム検出手段68a、68b、68c、68d、を含む。また、図示しないが、画像形成装置の本体60は、カートリッジ30を駆動させるためのモータも備えている。
以下に印刷の概要を説明する。操作部50から印刷の操作入力がされたときには、コントローラー10から印刷指令がエンジン制御部20に出される。エンジン制御部20は、搬送系25の制御を行い、給紙ローラ61を駆動制御し、給紙トレー67に載置された紙を給紙する。
一方、エンジン制御部20は、AIOカートリッジ30において、感光体31を回転させ、帯電部32を帯電させて感光体31を帯電し、レーザーダイオード63により、レーザーを点灯させて感光体31への画像書き込みを行い、表面に静電潜像を形成する。感光体31の表面に形成された静電潜像は、現像部33において、トナーにより現像される。感光体31に現像されたトナー像は、転写部35により紙に転写されるが、このとき、レジストローラ62により、タイミングよく紙が搬送され、紙にトナー像を転写しつつ定着部65に画像書き込みがされた紙が送られる。定着部65でトナー像が定着した正常に印刷された紙は、排紙ローラ66により排紙される。
このとき、例えばエンジン制御部20は、正常印刷された紙の枚数を枚数カウンタ21によりカウントするとともに、正常印刷に消費したトナーの画素数を画素カウンタ23によりカウントし、カートリッジ30が備えている不揮発性メモリ40の記憶領域47、46に書き込んで累積記憶させてよい。他の印刷に関する記憶事項についても、同様に不揮発性メモリ40に書き込み累積加算記憶させるようにしてよい。
また、紙ジャムがあったときは、紙ジャム検出手段68a、68b、68c、68dにより、各位置の紙ジャムが検出され、エンジン制御部20に検出信号が送られる。紙ジャム検出手段68a及び68bは、給紙ジャムを検出するためのものであり、給紙トレー67の近くに配置される。紙ジャム検出手段68cは、画像書き込み中の紙ジャムを検出するためのものであり、カートリッジ30付近に設けられる。また、紙ジャム検出手段68dは、排出がきちんとなされたかを検出するためのものであり、排出ローラの近くに設けられる。
紙ジャムがあったときも、エンジン制御部20では、枚数カウンタ21による紙ジャムに係る紙の枚数のカウント、画素カウンタ23による紙ジャムに係る紙に消費したトナー損失ドット数のカウント等が行われ、カートリッジ30の不揮発性メモリ40に書き込み累積加算記憶させるようにしてよい。
以上のような機械動作により、印刷動作は行われるが、次に、図1、図2及び図3で説明した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の動作フローについて説明する。
図4は、本発明を適用した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の印刷中の概略フローを示した図である。なお、図1、図2及び図3で説明したのと同様の構成要素については、同一の参照符号を用いてその説明を省略する。
ステップ100では、画像印刷中の処理がなされる。給紙トレー67から給紙がなされ、カートリッジ30の方に送られる。カートリッジ30は、エンジン制御部20により制御され、感光体31の帯電、レーザー63による露光、トナーを用いた現像等の一連の画像印刷処理がなされる。
ステップ110では、紙ジャムが発生したか否かが判定される。ジャム検出手段68により、紙ジャムの発生が検出されたときは、ステップ120に進む。紙ジャムが検出されないときは、ステップ150に進む。
ステップ120では、画像形成装置本体60のカバー(図示せず)やトレー67等の、点検や紙の補給のための開閉部が開放された状態にあるか否かの判断を行う。カバーオープンやトレー67引き抜き等がなく、開閉部が閉となっていれば、ステップ130に進む。一方、開閉部が開となっていれば、ステップ140に進む。
ステップ130では、紙ジャムの発生に伴い、画像の書き込み処理を停止する。具体的には、カートリッジ30内の感光体31の回転を停止させ、その他の帯電部32、現像部33等の動作を総て停止させるとともに、レーザー63や転写64等の画像形成装置本体60の印刷に関係する動作も停止させ、枚数カウンタ21による正常枚数のカウントアップ動作も停止する。
そして、エンジン制御部20は、画像形成装置本体60内に残った紙について、画素カウンタ23により、画像書き込みがなされた位置までの画素をカウントする。画像形成装置本体60内に残った、画像書き込みは総て終了したが、まだ排紙が終了していない紙についても、その紙は正常印刷としては扱えないので、書き込んだ画素数をカウントする。つまり、排紙が完了していない紙については、印刷が総て終了していようとなかろうと、総て画像書き込みに用いた画素数をカウントする。このように画素をカウントすることにより、ユーザーが正常印刷として扱えない紙については総てトナー損失ドット数がカウントされることになる。
次に、エンジン制御部20は、このカウントした画素数を、カートリッジ30内の不揮発性メモリ40の記憶領域42に書き込みを行う。その際、既にジャムによる損失総ドット数42にデータが入っている場合には、その値に新しい紙ジャム時にカウントした画素ドット数を加えた値を記憶する。
また、ジャムにより画像形成装置本体60内に残った印刷途中の紙、又は印刷が済んだ紙については、排紙がなされていないものは総てその枚数が枚数カウンタ21によりカウントされる。そして、この場合も、エンジン制御部20が、不揮発性メモリ40内に既に記憶されているジャムによる総損失枚数カウンタ41に加算して、その総損失枚数を書き込み記憶させる。ステップ130が終了したら、ステップ150に進む。
一方、ステップ140では、ユーザーに、紙ジャムがユーザーの操作を原因とするものであることを通知する。この場合には、ユーザーの不注意に起因した紙ジャムであるから、ユーザーに対する紙ジャムに係る紙及びそれに消費したトナーの損失については、補償する必要はないと考えられる。よって、このような場合には、紙ジャム及び画素のカウントは行わずに、操作部50にその旨を通知する。具体的には、例えば、エンジン制御部20から、コントローラー10にその旨を通知する信号が送られるので、コントローラー10が操作部50に表示制御を行うようにしてよい。なお、開閉部の開放は、画像形成装置本体60が通常備えているセンサ等(図示せず)で検出してよい。
ステップ150では、ページ書き込みが終了したか否かが判断される。即ち、画像印刷プロセス中において、まだページ書き込み途中か、又は既に終了したか否かが検出されている。ページ書き込みが終了したらステップ160に進み、その用紙が排紙されるまで、1ページ分の画素カウントを、画像形成装置本体60内で搬送中としてカウント保持する。
ステップ160の後はステップ170に進み、排紙が終了したか否かが判断される。排紙が終了したらステップ180に進み、排紙完了毎に正常印刷終了として、枚数カウンタ21により正常印刷枚数がカウントされ、画素カウンタ23により正常印刷によるトナー損失ドット数がカウントされる。更に、エンジン制御部20は、これらのカウンタによりカウントした値を、紙ジャム時と同様に、カートリッジ30内の不揮発性メモリ40内の正常印刷枚数カウンタ47及び正常印刷終了による使用トナー総ドット数46に累積加算記憶させて、その処理を終了する。
一方、ステップ150において、ページ書き込みが終了していないときには、ステップ170に進み、排紙が終了しているか否かが確認のために判断され、排紙も終了していなければ、最初に戻ってステップ100からの処理フローを繰り返す。そしてステップ150において、ページ書き込みが終了したと判断された段階で、ステップ160に進んで1ページ分の画素カウントが保持され、ステップ170で排紙が終了したことが検出された段階で、不揮発性メモリ30への書き込みが行われて同様に処理を終了する。
次に、図5を用いて、紙ジャムがあったときのトナーの損失計算のフローについて説明する。図5は、カートリッジ30の交換時における、損失計算のフローを示した図である。例えば、カートリッジ30の交換において、契約によりカートリッジ30を回収して、新品のカートリッジ30を納入する場合の計算の一例を示す。
ステップ200では、トナーの損失計算及び紙の損失計算がなされる。損失計算は、種々の料金算出手段により実行されてよく、例えば、エンジン制御部20により実行されてもよい。
トナーの損失計算は、例えば、トナー使用開始からトナー交換までの期間において、交換対象のカートリッジ30内の不揮発性メモリ40に記憶された「ジャムによるトナーの損失総ドット数」42を、標準画像のドット数で除することにより、標準画像に換算して何枚分のトナーの損失があったかを計算する。この、標準画像に換算したトナーの損失枚数に、契約時に定めた標準ページ当たりのトナー返金金額を乗ずれば、総トナー損失返金金額が算出されることになる。
同様に、ジャムによる紙の損失枚数も、交換対象のカートリッジ30内の不揮発性メモリ40の記憶領域である「ジャムによる損失枚数カウンタ」41に記憶された数値に、契約で定められた1ページ当たりの用紙返金金額を乗ずることにより、カートリッジ30交換時の用紙損失による返金金額を算出することができる。
そして、トナー損失による返金金額と、紙の損失による返金金額を合計すれば、カートリッジ30交換時における、ユーザーへの返金額、即ちユーザーへの割引額を算出することができる。
ステップ210では、算出された割引金額のデータを、エンジン制御部20からコントローラー10に送信する。コントローラー10は、取得したデータを、例えば操作部50に表示するようにしてもよい。このようにして、損失計算の処理を終了する。
なお、損失計算は、必ずしもエンジン制御部20で行う必要はなく、別の端末等で行うようにしてもよい。例えば、ユーザーが所持する端末に、カートリッジ30内の不揮発性メモリ40の情報を読み込ませ、料金算出を実行させるようにしてもよい。また、画像形成装置本体60内に、損失計算用の料金算出用の手段を備えてもよい。更に、ネットワーク等に接続され、契約されたユーザーにおいては、ネットワーク経由で損失額が画像形成装置の消耗品の管理センターに送られるようにしておき、ユーザーに訪問前に予め算出しておき、ユーザー訪問時に計算の手間を省くようにしてもよい。ネットワークを利用する場合は、例えば、ユーザー名、機種、シリアルNo.等の情報とともにトナー損失総ドット数や損失枚数のデータ、又は返金額そのもののデータを送信し、ユーザー毎に料金が算出できるようにシステムを構築してもよい。
このように、不揮発性記憶手段である不揮発性メモリ40に記憶されたジャムに係る紙の総枚数及び前記ジャムに係る紙に消費されたトナー損失総ドット数と、標準画像1枚のドット数及び基準1枚当たりの紙とトナー金額との関係に基づいて、正常に印刷できなかった紙の料金とトナー料金を算出することができる。
本実施例により、ユーザーが紙ジャムにより正常に印刷できなかった場合には、紙の損失のみならずトナー損失分までも補償することができ、ユーザーのサービス利用の便宜に資することができる。
図6は、画像形成装置本体60の機種を交換する場合において、カートリッジ30の残補償額を計算するためのフロー図である。図5において説明した、カートリッジ30の交換時には、交換対象となるカートリッジ30のトナー自体は使い切った状態であるが、機種交換時には、まだ使えるトナー残の金額を評価して、評価額を返金するような契約を結んでいる場合も考えられるので、そのような使用途中のトナー残量やカートリッジの残寿命を計算するフローを示したものである。
ステップ300では、残トナーの計算及びカートリッジ30の残寿命の計算を行う。これらの計算は、例えばエンジン制御部20で実行してよい。
カートリッジに残るトナーの量は、カートリッジ30内の不揮発性メモリ40の記憶領域の「トナー充填量」44から「正常印刷終了による使用トナー総ドット数」46及び「ジャムによる損失枚数カウンタ」41を控除した値になる。ここで、「トナー充填量」44は、初期充填時のトナー充填量で書き込み可能なドット数(初期トナードット数)を表しているから、これから正常印刷及び紙ジャムに消費したドナーの総損失ドット数を控除すれば、予想されるトナー残量をドット数で算出することができる。
一方、カートリッジの残寿命の計算は、例えば、不揮発メモリ40の記憶領域の「カートリッジの標準印刷可能枚数(感光体の回転寿命時間)」45から、「正常印刷枚数カウンタ」47及び「ジャムによる損失枚数カウンタ」41に記憶された枚数を控除して算出してよい。この場合、カートリッジの部品の処理可能枚数から実際に処理した枚数を差し引くことになるので、残寿命が枚数ベースで算出されることになる。
ステップ310では、ステップ300で算出した残トナー量及びカートリッジ30の残寿命を、エンジン制御部20からコントローラー10にデータ送信する。コントローラー10に送られたこれらのデータは、例えば画像形成装置本体60の操作部50に表示してもよい。
このようにして、使用途中のカートリッジ30の残トナー量及び残寿命を算出することができる。
なお、ユーザーに返金する料金の算出は、これらの残トナー量及び残寿命に基づいて残存評価額を算出することにより、行うことができる。例えば、残トナー量ドット数を、基準画像ドット数で除すれば、残トナーで何枚分の印刷が可能であるかが算出できるので、契約による金額テーブルに基づいて、これに1枚当たりの基準返金額を乗ずることにより、その金額が算出できる。同様に、トナー以外の部品の残寿命についても、契約による金額テーブルで定められた1枚当たりの基準返金額を乗ずることにより、その金額が算出できるので、これらの返金額を合計すれば、機種交換時におけるユーザーへの割引額を算出することができる。
また、これらの返金額の算出は、種々の料金算出手段により実行されてよく、例えば、画像形成装置本体60内に設けられた演算手段により実行されてもよい。また、ユーザーが備えている端末に、不揮発性メモリ40の記憶情報を読み込ませ、これにより実行してもよい。更に、例えば、契約によりネットワーク経由で管理センターに接続されているユーザーに対する機種交換の場合には、事前の機種交換の見積もりに、残トナー及びカートリッジ30の残寿命の残存評価額による割引を反映させれば、ユーザーの機種買い替え時にもスムーズな対応が可能となる。
図7は、図6のステップ300において説明したカートリッジ30の残寿命の算出について、図6とは異なるカウント及び算出の方法のフローを示した図である。図6においては、印刷処理枚数ベースでカートリッジ30の残寿命時間を算出したが、図7においては、カートリッジ30の感光体31の印刷中の回転時間を記憶しておき、これをベースに残寿命時間を算出する点において異なっている。
図7において、ステップ400では、コントローラー10からエンジン制御部20に印刷指令が出され、印刷処理が開始したら、回転時間カウンタ28(図1参照)をクリアする。印刷処理毎に感光体31の回転時間をカウントするためである。
ステップ410では、カートリッジ30を駆動するためのカートリッジ駆動モータ(図示せず)を駆動する。ステップ400において回転時間カウンタ28がクリアされた後に、モータを駆動するようにする。モータが駆動した後は、所定のタイミングで、帯電部32による帯電、レーザーダイオード63による露光、現像部33によるトナー現像がなされる。
ステップ420では、印刷処理が開始される。転写部64による紙へのトナー画像の転写がなされ、用紙に画像が書き込まれる。定着部65では、印刷された画像の定着が図られる。
ステップ430では、印刷終了及び排紙終了したか否かが判断される。印刷終了したときには、回転時間カウンタ28に、カウントされたカートリッジ30の感光体31の回転時間が保持される。排紙が終了したら、ステップ440に進む。印刷及び排紙が終了していないときは、ステップ400に戻り、回転時間カウントをクリアしてフローを繰り返す。
ステップ440では、エンジン制御部20により、回転時間カウンタ28によりカウントされた回転時間が、カートリッジ30内の不揮発性メモリ31の記憶小域である「感光体(カートリッジ)総回転時間」43に書き込まれる。その際、既に「感光体(カートリッジ)の総回転時間」43に保持されたトータル回転時間に、新たにカウントされた回転時間を加算した値を書き込んで変更する。
このようにして、カートリッジ30内の感光体31の回転時間を不揮発性メモリ40に累積加算記憶してゆくが、カートリッジの残寿命算出の際には、不揮発性メモリ40内の記憶領域の「感光体の回転寿命時間」45から、「感光体(カートリッジ)の総回転時間」43を控除するようにすれば、カートリッジ30の回転時間ベースでの残寿命時間が算出できる。よって、図6のステップ300におけるカートリッジ30の残寿命の算出は、図7において説明した方法によっても算出可能であるので、この方法によってもよい。
また、料金の算出については、算出したカートリッジの残寿命時間に、契約により定められた金額テーブルに基づき、基準時間の返金額を乗ずることにより、返金額を算出することができる。料金算出は、種々の手段を用いて可能なことは図6において説明したのと同様に適用することができる。
このように、本実施例によれば、カートリッジ30の回転時間をベースとして、カートリッジ30の回転寿命時間からカートリッジ30の総回転時間を控除することにより、カートリッジ30の残寿命時間を算出し、残寿命時間に基づいて返金額を算出することができる。
次に、図8を用いて、給紙ジャムがあった場合の、本実施例に係る、画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の動作例について説明する。図8は、給紙動作に対応させた画素カウントのタイミングを示す図である。
図8において、1枚目の給紙動作が開始する時点をa、1枚目の給紙動作が終了する時点をb、2枚目の給紙動作が開始する時点をc、2枚目の給紙動作が終了する時点をdとする。また、1枚目の画像書き込みが開始する時点をk、1枚目の画像書き込みが終了する時点をl、2枚目の画像書き込みが開始する時点をm、2枚目の画像書き込みが終了する時点をnとする。更に、1枚目の排紙動作が開始する時点をpとする。また、給紙ジャムがあった時点をq、画像書き込み中に紙ジャムがあった時点をrとする。
コントローラー10からエンジン制御部20に印刷指令があったときは、エンジン制御部20において給紙動作を行う。図8のタイミングチャートにおいて、aにおいて1枚目の給紙動作が開始され、bにおいて1枚目の給紙動作が終了している。もしこの段階で、例えばqの時点で紙ジャムがあり、紙ジャム検出手段68a、68b、又は68cにより紙ジャムが検出されたときは、紙ジャムに係る紙の損失枚数のカウントが枚数カウンタ21により行われる。しかし、紙にはまだ画像書き込みはなされていないので、画素のカウントは行われない。なお、この段階で先に印刷がなされている紙がある場合には、その紙については、通常通りの正常印刷の処理を行ってよい。
給紙ジャムがなく、正常に給紙がなされた場合には、所定の位置に用紙が到達したときに画像の書き込みが開始する。図3に示す転写部64において、紙への画像書き込みがなされる。図8においては、kの時点で1枚目の用紙への画像書き込みがなされる。このとき、画素カウンタ23による書き込み画素のカウントが開始される。1枚目の画像書き込みがなされている途中で、2枚目の用紙の給紙が、cの時点で開始される。このとき、枚数カウンタ21により2枚目の紙の枚数のカウントが開始される。また、画像書き込みは、所定時間継続して実行され、lの時点で終了する。このとき書き込み画素カウンタ23による書き込み画素カウントは停止する。
画像書き込みされた1枚目の紙はそのまま搬送され、図3に示す定着部65において紙への画像の定着動作が行われる。この動作を行っている間、2枚目の給紙はd時点で終了する。そして、2枚目についてmの時点から画像書き込みが行われる。画像書き込みが継続している間、pの時点で1枚目の紙は排紙動作に入る。ここで、まだ1枚目の排紙が完了していない段階で、かつ2枚目の画像書き込み中の、例えばr時点で紙ジャムが発生したときには、ジャム発生により、2枚目の画像書き込みは停止する。そして1枚目の排紙も完了していないので、1枚目と2枚目の双方が紙ジャムとして処理され、ジャムに係る損失枚数としてカウントされるとともに、双方の書き込みに消費された画素数がトナー損失ドット数としてカウントされる。
すなわち、画像書き込み中に定着部65、又は排出部で紙ジャムを検出した場合には、画像書き込みを即座に停止するとともに、正常印刷としての枚数のカウントアップは停止することになる。
このように、給紙ジャムがあったときには、ジャムに係る紙の枚数のみカウントし、消費していないトナーについては画素カウントを行わないようにすることにより、給紙ジャム時のユーザーの損失分(紙のみ)を適切にカウントできる。また、逆に、画像書き込み中に紙ジャムがあり、その段階で既に書き込み自体は終了した紙があっても、正常に排紙されなかったものについてはトナー消費画素数をカウントすることにより、正常印刷とは言えないものは総てカウントされ、ユーザーの立場に立った適切なサービスを提供できる。
次に、図9から図13を用いて、本発明が適用され得る、レーザープリンタ等の画像形成装置の全体的な印刷プロセスの動作について説明する。なお、図1から図3において説明した構成要素については、同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図9は、画像形成装置のインチングの動作を示すタイミングチャートである。例えば、本実施例に係る画像形成装置においては、初期状態では、輸送時のトナー漏れを防止するため、現像剤とトナーがそれぞれ別の部屋にセットされており、ユーザーがヒートシールを引き抜くこととしてよい。引き抜いた状態では、現像剤は現像ローラ33の上方、トナーは下方にある状態であり、現像ローラ33上には均一には無い状態である。ここで、例えば、AIOカートリッジ30を画像形成装置本体60に取り付け、前カバー(図示せず)を閉めるとメインモータ(図示せず)が回転し、同時にAIOカートリッジ30内の現像ローラ33、感光体31等が駆動される。これにより、現像剤が現像ローラ33上に一定量塗布されるとともに、平衡トナー濃度になるように、トナーが自動的に補給される。これは、TACT(Toner Auto Control Technology)現像方式と呼ばれる、現像器内において画像として消費されてトナー濃度が薄くなった部分を自己修復して、濃度を一定に保つトナー濃度自己制御機能を有する現像方式である。このような機能を搭載した画像形成装置にも、本発明は好適に適用され得る。
このようなTACT現像方式を採用した画像形成装置において、例えば、通常は、初期トナー濃度が5%程度とすると、トナー濃度の制御点はそれよりも高い、例えば中心値8%程度に設定されている。よって、初期状態においてトナーが補給されるが、このトナー補給により平衡トナー濃度(安定点)よりも高くなり、オーバーシュートが発生してしまう。このオーバーシュートにより、トナー濃度が高くなって、地汚れが発生するため、トナー消費をする必要がある。このため、新品を画像形成装置が検知した場合のみ、ハーフトーン画像を現像して、トナーの消費、補給をすることで、平衡トナー濃度になるように調整している。
このことが、図9において、書き込みの項目のインチングパターンが、黒1.5sec、白0.75secの15setを繰り返すことにより実行されることが示されている。
図10は、ウォームアップ時のタイムチャートを示している。ウォームアップ時においては、電源が入ってから、紙が無い状態で印刷プロセスに係る部分を駆動させるが、図10のメインモータの項目に示すように、電源投入時に温度が低いときには、3000msec(3秒)待ってからメインモータ等を駆動させる。その後は、同様に図10のメインモータの項目に示すように、例えば電源投入時には3767msec、ドアクローズ時には6017msec程度のウォームアップ時間を設けてもよい。
図11は、通常印刷プロセスにおけるタイミングチャートを示した図である。
まず、作業前処理について説明する。図3において示したように、帯電ローラで構成される帯電部32は、実際にトナーを付着させる現像ローラ33よりも感光体31の回転方向上流側にある。もし、帯電印加電圧と現像バイアスが同時にONすると、帯電ローラ32により帯電した感光体31の部分が現像ローラ33位置に来るまでには、現像バイアスVBしか印加されていない部分が生じる。帯電電圧印加前の感光体31の電位Vsはほぼ0Vであり、帯電ローラ32により帯電した感光体31の部分が現像ローラ33の位置に来るまでは、感光体31の電位はずっと0Vであるため、現像ローラ33の位置において現像ポテンシャル(VB−Vs)<0となり、トナーが付着して現像する。このとき、通常時の最大Vs(黒印刷部分電位)は、例えば−140V程度、150mm/sec以上の装置では現像バイアスVbは−750V程度であるため、黒印刷部分電位は−750−(−140)=−610V程度の現像ポテンシャルとなっている。
しかしながら、このような画像形成装置において、帯電ローラ32と現像ローラ33に同時に電圧を印加した場合には、感光体31の電位は−750−0=−750Vとなり、上述の黒印刷部分よりも大きい現像ポテンシャルでトナーが現像することになる。即ち、余分なトナーを作業前処理で消費してしまうことになる。それだけでなく、転写ローラ64は常時感光体31等と接触しており、しかも上述のインチングにおいては転写紙がないため、かなり転写ローラ64は汚れるが、この転写ローラ64汚れによる用紙の裏汚れ、分離爪による掻き取りで搬送部にトナーを落とす等の問題を発生してしまう。このような不都合を防止するため、帯電印加により帯電した感光体31の部分が現像ローラ33部分に来た時に、現像バイアスVBをONさせるようにタイミングをとっている。
この点、図11の前処理のタイミングにおいては、帯電の項目と現像の項目の電圧印加のタイミングを比較すると、確かに帯電電圧が印加されてから、165msec遅れて現像バイアスVBは印加されていることが示されている。
ところで、現像バイアスVBをONとするタイミングが遅いと、今度は感光体31の帯電電位Vsは−950V程度であるので、現像ポテンシャル(VB−Vs)は0−(−950)V=950Vとなり、このポテンシャルでキャリアが付着する。つまり、現像ポテンシャルが正のときはキャリア付着、負のときはトナー付着が起こるが、キャリア付着の方が、トナー付着よりも問題が多い。また、現像バイアスVBの印加は、高圧用のパワーパックと呼ばれる電源ユニットにより行われているが、この電源ユニットは、ON信号ですぐに立ち上がらないで、ある程度の立ち上がり時間を要する。そこで、現像バイアスVBの印加タイミングは、帯電、現像の立ち上がりの差、電源ユニットの個体差があるため、現像ポテンシャルが正とならないように、すこし余裕を持ったタイミングに設定している。従って、実際の作業前処理では、少し黒帯が現像されることになる。
この点、図11においては、帯電電圧の印加よりも現像バイアスVBの印加165msec遅れて設定されているが、タイミングが遅れないように、考慮された設定となっている。
次に、図11を用いて作業処理の説明を行う。作業処理は、トナー像に紙を密着させて、トナーとは逆の逆極性の電荷を紙裏面から付与することで、トナーを静電気的に吸引して転写することにより行う。
この点、図11においては、画像の露光を行ったLD(レーザーダイオード)の電圧印加のタイミングを基準として、転写電圧の印加が行われていることが示されている。
次に図11を用いて、通常印刷の作業後処理について説明する。作業後処理は、逆に印加された電圧を下げればよいが、立下りの方が立ち上がりよりばらつきが多いため、帯電を2段階で落としている。この点も、図11の後処理の帯電の電圧印加に示されている。
次に、図12を用いて、転写ローラークリーニング処理について説明する。図12は、転写ローラ64のクリーニング時のタイミングチャートを示した図である。
転写ローラ64は、常時接触しているため、作業前処理、作業後処理、紙間地汚れで汚れる。よって、例えば、通常印字時は10枚印字後のジョブ終了前に実施させるようにしてもよい。また、例えば、インチング時には、黒帯を何回も印字するので、かなり長くクリーニング動作をさせるようにしてよい。クリーニングは、転写のときは通常は正の電流を流すが、負の電流を流すことにより、感光体31側へトナーを付着させることにより行ってよい。更に、最終的にはクリーニングブレード35により感光体31クリーニングしてよい。
以上説明したことが、図12の後処理のタイミングの転写の項目に示されている。即ち、作業処理のタイミングでは正の電流が流れているが、クリーニング時には負の電流が流されていることが示されている。
次に、図13を用いてジャム時の後処理について説明する。図13は、ジャム時の後処理の動作を示すタイミングチャートである。
図13において、2枚目に紙ジャムがあったときには、転写をそこで停止している。この後の処理としては、メインモータ、レーザーダイオード63、帯電ローラ32、現像ローラ33、転写部ローラ64、及び除電部34について、総て印加電圧又は電流を所定時間経過後にゼロとしている。本発明を適用すれば、この後に、紙ジャムに係る紙の枚数及び消費したトナー損失ドット数がカウントされ、カートリッジ30内の不揮発性メモリ40に記憶されることになる。
本発明に係る画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置は、図9から図13を用いて説明したようなタイミングにおいて印刷プロセスを実行する画像形成装置に好適に適用可能である。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明を適用した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の全体構成を示した図である。 不揮発性メモリ40の内部の記憶領域のメモリマップの一例を示す図である。 本発明を適用した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の本体60に、AIOカートリッジ30を装着したときの概略断面図である。 本発明を適用した画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置の印刷中の概略フローを示した図である。 カートリッジ30の交換時の損失計算のフローを示した図である。 機種交換時のカートリッジ30の残補償額計算のフロー図である。 カートリッジ30の残寿命の算出につき、図6とは異なるカウント及び算出のフローを示した図である。 給紙動作に対応させた画素カウントのタイミングを示す図である。 画像形成装置のインチングの動作を示すタイミングチャートである。 画像形成装置のウォームアップ時のタイミングチャートである。 画像形成装置による通常印刷プロセスのタイミングチャートである。 転写ローラ64のクリーニング時のタイミングチャートである。 ジャム時の後処理の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 コントローラー
20 制御エンジン部
21 枚数カウンタ
22 画像書き込み制御ASIC
23 画素カウンタ
24 光学系の書き込み系
25 紙搬送系
26 定着系
27 プロセス系
30 カートリッジ
31 感光体
32 帯電部(帯電ローラ)
33 現像部(現像ローラ)
34 除電部
40 不揮発性メモリ
41 ジャムによる損失枚数カウンタ記憶領域
42 ジャムによるトナー損失総ドット数記憶領域
43 感光体(カートリッジ)総回転時間記憶領域
44 トナー充填量記憶領域
45 カートリッジの標準印刷可能枚数(感光体の回転寿命時間)記憶領域
46 正常印刷終了による使用トナー総ドット数記憶領域
47 正常印刷枚数カウンタ記憶領域
50 操作部
60 画像形成装置本体
61 給紙ローラ
62 レジストローラ対
63 レーザーダイオード
64 転写部(転写ローラ)
65 定着部
66 排紙ローラ
67 給紙トレー
68、68a、68b、68c、68d ジャム検出手段

Claims (8)

  1. トナーを有し画像書き込みを行うカートリッジと、該カートリッジを制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部に印刷指令を出すコントローラーと、紙ジャムを検出するジャム検出手段、とを含む画像形成装置であって、
    前記カートリッジは、書き換え可能な不揮発性記憶手段を有し、
    前記エンジン制御部は、印刷に係る紙の枚数をカウントする枚数カウンタと、画像書き込みを行った際のトナー損失ドット数をカウントする画素カウンタを備えており、
    前記ジャム検出手段が画像書き込み中に紙ジャムを検出したときに、
    前記エンジン制御部は、該ジャムに係る紙の枚数を前記枚数カウンタによりカウントするとともに、該ジャムに係る紙に消費されたトナー損失ドット数を前記画素カウンタによりカウントし、カウントした前記紙ジャムに係る紙の枚数及び前記トナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナーを有し画像書き込みを行うカートリッジと、該カートリッジを制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部に印刷指令を出すコントローラーと、用紙ジャムを検出するジャム検出手段と、正常に印刷されなかった紙の料金とトナー料金を算出する料金算出手段、とを含む画像形成装置に係る料金算出装置であって、
    前記カートリッジは、書き換え可能な不揮発性記憶手段を有し、
    前記エンジン制御部は、印刷に係る紙の枚数をカウントする枚数カウンタと、画像書き込みを行った際のトナー損失ドット数をカウントする画素カウンタを備えており、前記ジャム検出手段が画像書き込み中に紙ジャムを検出したときには、該ジャムに係る紙の枚数を前記枚数カウンタによりカウントするとともに、該ジャムに係る紙に消費されたトナー損失ドット数を前記画素カウンタによりカウントし、カウントした前記ジャムに係る紙の枚数及び前記トナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させ、
    前記料金算出手段は、所定期間における、前記不揮発性記憶手段に記憶された前記ジャムに係る紙の総枚数及び前記ジャムに係る紙に消費されたトナー損失総ドット数と、標準画像1枚のドット数及び基準1枚当たりの紙とトナー金額との関係に基づいて、正常に印刷できなかった紙の料金とトナー料金を算出することを特徴とする料金算出装置。
  3. 前記不揮発性記憶手段は、初期トナードット数、前記カートリッジの回転寿命時間、及び/又は前記カートリッジの回転総時間を記憶し、
    前記エンジン制御部は、前記枚数カウンタにより正常印刷された紙の枚数をカウントするとともに、前記画素カウンタにより正常印刷された紙に消費したトナー損失ドット数をカウントし、該カウントされた正常印刷された紙の枚数及び正常印刷された紙に消費したトナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させるとともに、
    前記不揮発性記憶手段に記憶された、ジャムに係る紙の総枚数及びトナー損失総ドット数、正常印刷された紙の総枚数及びトナー損失総ドット数、初期トナードット数、前記カートリッジの回転寿命時間、又は前記カートリッジの回転総時間に基づいて、トナー残量及び/又は前記カートリッジの残寿命時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記不揮発性記憶手段は、初期トナードット数、前記カートリッジの回転寿命時間、及び/又は前記カートリッジの回転総時間を記憶し、
    前記エンジン制御部は、前記枚数カウンタにより正常印刷された紙の枚数をカウントするとともに、前記画素カウンタにより正常印刷された紙に消費したトナー損失ドット数をカウントし、該カウントされた正常印刷された紙の枚数及び正常印刷された紙に消費したトナー損失ドット数を、前記カートリッジの前記不揮発性記憶手段に累積加算記憶させ、
    前記料金算出手段は、前記不揮発性記憶手段に記憶された、ジャムに係る紙の総枚数及びトナー損失総ドット数、正常印刷された紙の総枚数及びトナー損失総ドット数、初期トナードット数、前記カートリッジの回転寿命時間、又は前記カートリッジの回転総時間に基づいて、トナー残量及び/又はカートリッジの残寿命時間を算出し、該トナー残量及び/又は該カートリッジの残寿命時間と、残トナーの基準額及び/又はカートリッジ使用の基準時間額の金額テーブルとの対比に基づいて、使用途中のカートリッジの残存評価額を算出するものであることを特徴とする、請求項2に記載の料金算出装置。
  5. 前記画像形成装置は、点検や給紙のための開閉部と、ユーザーからの操作が入力されるとともにユーザーへの通知表示を行なう操作部とを備え、
    前記ジャム検出手段による画像書き込み中の用紙ジャム検出が、前記開閉部が開放中になされたときには、前記枚数カウンタによる前記ジャムに係る紙の枚数のカウント、及び前記画素カウンタによる前記ジャムに係る紙に消費したトナー損失ドット数のカウントを行わずに、前記操作部に開閉部が開いている旨の通知表示を行なうことを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記料金算出装置は、点検や給紙のための開閉部と、ユーザーからの操作が入力されるとともにユーザーへの通知表示を行なう操作部とを備え、
    前記ジャム検出手段による画像書き込み中の用紙ジャム検出が、前記開閉部の開放中になされたときには、前記枚数カウンタによる前記ジャムに係る紙の枚数のカウント、及び前記画素カウンタによる前記ジャムに係る紙に消費したトナー損失ドット数のカウントを行わずに、前記操作部に開閉部が開いている旨の通知表示を行なうことを特徴とする請求項2又は4に記載の料金算出装置。
  7. 前記エンジン制御部は、前記ジャム検出手段が、画像書き込み以前に紙ジャムを検出したときには、前記枚数カウンタにより該ジャムに係る紙をカウントし、前記不揮発性記憶手段に記憶された前記ジャムに係る紙の総枚数に加算して累積記憶させるとともに、前記画素カウンタには、画素カウントを実行させないことを特徴とする請求項1、3又は5に記載の画像形成装置。
  8. 前記エンジン制御部は、前記ジャム検出手段が、画像書き込み以前に紙ジャムを検出したときには、前記枚数カウンタにより該ジャムに係る紙をカウントし、前記不揮発性記憶手段に記憶された前記ジャムに係る紙の総枚数に加算して累積記憶させるとともに、前記画素カウンタには、画素カウントを実行させないことを特徴とする請求項2、4又は6に記載の料金算出装置。
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